JPS63106137A - 四輪駆動装置の駆動トルク分配制御クラツチの油圧制御装置 - Google Patents

四輪駆動装置の駆動トルク分配制御クラツチの油圧制御装置

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JPS63106137A
JPS63106137A JP25222986A JP25222986A JPS63106137A JP S63106137 A JPS63106137 A JP S63106137A JP 25222986 A JP25222986 A JP 25222986A JP 25222986 A JP25222986 A JP 25222986A JP S63106137 A JPS63106137 A JP S63106137A
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JP
Japan
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hydraulic
pressure
signal
valve
chamber
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JP25222986A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Kato
信幸 加藤
Noriyuki Takahashi
徳行 高橋
Hiroshi Ito
寛 伊藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車等の車輌に用いられる四輪駆動装置に於
ける駆動トルク分配制御クラッチの油圧制御装置に係る
従来の技術 自動車等の車輌に用いられる四輪駆動装置としては、前
輪駆動部材と後輪駆動部材とを選択的に駆動連結して二
輪駆動と四輪駆動との切換えを行う切換クラッチを有し
ている型式のものと、センタディファレンシャル装置及
び該センタディファレンシャル装置の差動作用を禁止或
いは抑制すべく前輪と後輪とを選択的に直結成いはそれ
に近い状態にする差動制御クラッチを有している型式の
ものとが既によく知られている。
上述の如き切換クラッチ或いは差動制御クラッチはその
係合状態により前輪と後輪の少なくともいずれか一方に
対する駆動トルクの伝達量を制御する所謂トルク分配制
御クラッチであり、このクラッチの伝達トルク容量、即
ち係合状態を各種の制御条件に応じて定量的に制御する
ことが既に種々提案されており、これは例えば特開昭5
8−205215号、特開昭60−176827号の各
公報に示されており、また本願出願と同一の出願による
特願昭60−280662号に於て提案されている。
上述の如きトルク分配制御クラッチは、多くの場合、油
圧サーボ室に供給されるサーボ油圧に応じて伝達トルク
を可変設定される油圧制御式のものであり、この種のト
ルク分配制御クラッチの伝達トルク容量の制御は、サー
ボ油圧をデユーティ比制御或いはディザ制御により電磁
式に調圧することにより行うことが考えられており、こ
の方策が前記トルク分配制御クラッチの伝達トルク容量
をコンピュータ等を用いて電気式にきめ細かく行う上で
もっとも有利である。
発明が解決しようとする問題点 デユーティ比制御はドレンポート開閉式の電磁弁に与え
る一定周波数のパルス信号のデユーティ比を可変設定す
ることにより電磁弁のドレンポートの開閉時間割合を変
化させて調圧を行うものであり、ディザ制御は、比例作
動式の電磁弁に与える電流を定量的に制御してドレンポ
ートの開口度を変化させて調圧を行い、更に電磁弁のス
ティック防止と応答性の向上のために電磁弁に与える電
流を微少変化量をもってパルス波的に変化させて弁要素
に常に微震運動を与えておくものである。
デユーティ比制御とディザ制御の何れに於ても、原動機
の負荷の増大に応じて増大する自動変速機用のライン油
圧を前記電磁弁によりトルク分配制御クラッチ用のサー
ボ油圧に直接調圧する場合には、油圧回路は簡単なもの
となるが、しかし前記電磁弁により調圧しようとする元
油圧、即ちライン油圧が変化するものであるため、例え
ば、デユーティ比制御に於ては、一定デューティ比制御
下に於てもライン油圧の変化に伴ないサーボ油圧が変化
し、ライン油圧の変化に拘らず所定のサーボ油圧を得る
ためにはライン油圧に応じてデユーティ比を補償しなけ
ればならず、前記電磁弁のデユーティ比制御が非常に複
雑なものになり、しがも高精度のサーボ油圧制御を行う
ことがむずがしいものとなる。
また上述の如く、ライン油圧を前記電磁弁のデユーティ
比制御により直接サーボ油圧に調圧する場合にはライン
油圧の大きさに応じてデユーティ比に対するサーボ油圧
変化率が変化し、しがも前記電磁弁に供給される油圧が
常に変化するということによって調圧性能が安定せず、
これらのことによってもサーボ油圧制御精度が向上せず
、そのうえ前記電磁弁は最大ライン油圧にも耐え得る高
圧形の構造のものでなくてはならず、該電磁弁が複雑且
大型化する。
本発明は上述の如き問題点を解決した改良された駆動ト
ルク分配クラッチの油圧制御装置を提供することを目的
としている。
問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本発明によれば、油圧サーボ室に供
給されるサーボ油圧に応じて伝達トルク容量を可変設定
され該伝達トルク容量に応じて前輪と後輪の少なくとも
何れか一方に対する駆動トルクの伝達量を制御する四輪
駆動装置に於ける駆動トルク分配制御クラッチの油圧制
御装置に於て、信号油圧室に与えられる信号油圧に応じ
て前記油圧サーボ室に供給するサーボ油圧を調圧するサ
ーボ油圧制御弁と、油圧源より油圧を供給され該油圧を
一定油圧に調圧する定圧弁と、前記定圧弁より一定油圧
を供給され該一定油圧を前記信号油圧室に与える信号油
圧に調圧する信号油圧調圧用の電磁弁とを有しているこ
とを特徴とする油圧制御装置によって達成される。
本発明による油圧制御装置に於ては、前記サーボ油圧制
御弁は、第一の信号油圧室と第二の信号油圧室とを有し
前記第一の信号油圧室に与えられる信号油圧に応じて前
記油圧サーボ室に供給するサーボ油圧を調圧し且前記第
二の信号油圧室に油圧が供給されることにより前記油圧
サーボ室へライン油圧の如き元油圧を供給するよよう構
成され、更に前記電磁弁により調圧された信号油圧が所
定値以上である時には前記第二の信号油圧室へ油圧を与
える油圧切換弁が設けられていてよい。
発明の作用及び効果 上述の如き構成によれば、電磁弁により調圧された信号
油圧に応じて作動するサーボ油圧制御弁より駆動トルク
分配制御クラッチの油圧サーボ室に供給するサーボ油圧
が調圧され、前記電磁弁には定圧弁により調圧された一
定油圧が供給されるから、元油圧、例えばライン油圧が
変化しても一定デューティ比制御下に於ては、一定のサ
ーボ油圧が得られ、このサーボ油圧により高精度の伝達
トルク容量制御が行われるようになり、またライン油圧
の変化に拘らずデユーティ比に対するサーボ油圧変化率
が一定になり、前記電磁弁には常に一定の油圧が供給さ
れることと相俟って安定した高精度の伝達トルク容量制
御が行われるようになる。更に前記電磁弁にはライン油
圧より低い一定油圧が作用するだけであり、これには最
大ライン油圧が作用することがないから、該電磁弁をさ
ほど大きい油圧に耐え得るものに構成する必要がなくな
り、該電磁弁の簡素化と小型化が図られるようになる。
また、前記サーボ油圧制御弁が、第一の信号油圧室と第
二の信号油圧室とを宵していて前記第一の信号油圧室に
与えられる信号油圧に応じて前記サーボ油圧室に供給す
るサーボ油圧を調圧し且前記第二の信号油圧室に油圧が
供給されることにより前記油圧サーボ室へライン油圧の
如き元油圧を供給するよう構成され、更に前記電磁弁に
より調圧された信号油圧が所定値以上である時には前記
第二の信号油圧室へ油圧を与える油圧切換弁が設けられ
ている場合には、前記信号油圧が所定値以上になると前
記サーボ油圧制御弁は元油圧をサーボ油圧として油圧サ
ーボ室に供給するようになり、これにより最大サーボ油
圧を元油圧とすることができる上で、その元油圧の大き
さに拘らずデユーティ比変化レンジ、即ち0から1まで
の大部分の領域を常に有効に利用してサーボ油圧の制御
を行うことができ、このことによりデユーティ比の変化
に対するサーボ油圧の変化率を任意に小さくすることが
でき、この変化率が小さいほどサーボ油圧の調圧精度が
向上して伝達トルク容量制御が高精度に行われるように
なる。
実施例 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。
第1図は本発明による駆動トルク分配制御クラッチの油
圧制御装置を組込まれる四輪駆動装置の一例を示してい
る。第1図に於て、10は内燃機関を示しており、該内
燃機関の図には示されていない出力部材は変速装置20
0Å力部材22に駆動連結されている。変速装置20は
一般的な車輌用変速装置であってよく、後輸出力軸24
を有している。後輸出力軸24はその中間部にて前輪駆
動歯車26を回転自在に指示している。前輪駆動歯車2
6は無端チェーン28によって前輪駆動軸30に取付け
られた前輪被駆動歯車32と駆動連結されている。
後輸出力軸24と前輪駆動歯車26との間には二輪−四
輪駆動切換用の切換クラッチ40が設けられており、該
切換クラッチは係合することによって後輸出力軸24と
前輪駆動歯車26とをトルク伝達関係に接続するように
なっている。
切換クラッチ40は、油圧作動式のものであり、その油
圧サーボ室に油圧が供給されることによって係合し、そ
の油圧の上昇に伴ない係合力を増大するようになってい
る。
第2図は本発明による駆動トルク分配制御クラッチの油
圧制御装置を組込まれる四輪駆動装置の他の一例を示し
ている。変速装置20はその出力軸34に出力歯車36
を有し、出力歯車36はセンタディファレンシャル装置
42の入力歯車44と噛合している。センタディファレ
ンシャル装置42は、傘歯車式の一般的なディファレン
シャル装置であり、一方の側に後輪駆動軸46を他方の
側に前輪駆動軸48を各々有している。
入力歯車36と前輪駆動軸48との間には差動制御クラ
ッチ50が設けられている。
差動制御クラッチ80は、油圧差動式のものであり、そ
のサーボ室に油圧が供給されることによって係合し、そ
の油圧の増大に応じて係合力を増大するようになってい
る。
第3図は本発明による油圧制御装置の一つの実施例を示
している。第3図に於て、符号60は第1図に示された
切換クラッチ40或い第2図に示された差動制御クラッ
チ50を示しており、該クラッチは油圧サーボ式の湿式
多板クラッチとして構成されている。クラッチ60は、
油圧サーボ装置62の油圧サーボ室66に供給されるサ
ーボ油圧によってサーボピストン64が戻しばね68の
ばね力に抗して図にて右方へ移動することにより係合し
、油圧サーボ室66に供給されるサーボ油圧の増大に応
じて係合力、換言すれば伝達トルク容量を増大するよう
になっている。
油圧制御装置は図示されていない一般的構造のライン油
圧供給源より油路70をもってライン油圧pLを入口ポ
ート106に供給される定圧弁100を有している。定
圧弁100はスプール弁102を有し、スプール弁10
2は、圧縮コイルばね104のばね力による図にて上向
きの力と油室112に供給された油圧による図にて下向
きの力との平衡関係によって図にて上下方向に移動し、
出口ポート108の入口ボート106及びドレンポート
110に対する連通を制御するようになっている。油室
112は、途中に絞り114を冑する油路116によっ
て出口ボート108と連通し、出口ポート108の油圧
を及ぼされるようになっている。
これにより定圧弁100の出口ポート108には圧縮コ
イルばね104のばね力により決まるライン油圧より低
い一定のクラッチモジュレート油圧Paが生じる。
定圧弁100の出口ポート108は、油路84、絞り8
6、油路88及び絞り90を経てクラッチ油圧制御弁1
゛40の信号油圧室146に連通している。
油路88の途中にはドレンポート開閉式の電磁弁120
が設けられている。電磁弁120は油路92によって油
路88の途中に連通接続されたドレンポート80を開閉
する弁要素122を有しており、弁要素122は電磁コ
イル124に通電が行われている時には図にて左半分に
示されている如くドレンポート80より離れて該ドレン
ポートを開き、これに対し電磁コイル124に通電が行
われていない時には図にて右半分に示されている如くド
レンポート80を閉じるようになっている。
電磁弁120の電磁コイル124には所定のデユーティ
比を有する一定周波数のパルス信号が与えられ、これに
より弁要素122がそのデユーティ比に応じた開閉時間
割合をもってドレンポート80を開き、このドレンポー
ト80の開閉制御によって油路88にそのデユーティ比
に応じた油圧が発生する。この場合、第4図に示されて
い如く、デユーティ比が0である時には弁要素122が
ドレンポート80を閉じ続けることにより油路76の油
圧は前記クラッチモジュレート油圧Pmと同じ最大油圧
になり、デユーティ比の増大に伴ってドレンポート80
の開き時間割合が増大することに応じて油路76の油圧
が低下し、デユーティ比が1 (100%)に於て最低
、即ち0となる。
油路88の油圧は電磁弁120により上述の如くデユー
ティ比制御式に調圧され、この油圧、即ち信号油圧は信
号油圧室148に供給される。
油路88の途中にはアキュームレータ式の油圧ダンパ1
30が設けられている。油圧ダンパ130はシリンダボ
ア132内に設けられてその軸線方向に移動可能なダン
パピストン134を有し、ダンパピストン134は一方
の側に油圧ダンパ室136を、他方の側にドレン室13
8を各々郭定している。ダンパピストン134はドレン
室138に設けられた圧縮コイルばね139によって図
にて下方に、即ち油圧ダンパ室136の内容積を減少す
る方向へ向けて付勢されている。油圧ダンパ室136は
ポート137を経て油路94により油路88の途中に連
通接続されている。
油圧ダンパ130の油圧ダンパ室136には油路88の
信号油圧がポート142より供給され、これによりダン
パピストン134は油圧ダンパ室136に導入された信
号油圧に応じて圧縮コイルばね140のばね力に抗して
図にて上方へ変位し、前記信号油圧にデユーティ比制御
による調圧に起因して微少変動或いは脈動がある時には
その微少変動或いは脈動に応じて振動し、これによりそ
の油圧の微少変動或いは脈動が吸収され、信号油圧室1
46には微少変動或いは脈動がない安定した信号油圧が
供給されるようになる。
クラッチ油圧制御弁140は油路71よりライン油圧を
入口ボート150に供給されるようになっている。クラ
ッチ油圧制御弁140はスポール弁142を有し、スポ
ール弁142は圧縮コイルばね144による図にて下向
の力と信号油圧室146に与えられる信号油圧による図
にて上向の力と油室148に供給される油圧による図に
て上向の力との平衡関係に応じて図にて上下方向に移動
し、出口ボート152の入口ボート150及びドレンポ
ート154に対する連通を制御するようになっている。
油室148は、途中に絞り156を有する油路158に
よって出口ポート152に連通し、出口ポート152の
油圧を及されるようになっている。
これによりクラッチ圧制御弁140の出口ポート152
には信号油圧室146に供給される信号油圧Pmの増大
に応じて低減する油圧が生じる。
出口ポート152に生じる油圧がクラッチ油圧(サーボ
油圧)Pcである。このクラッチ油圧PCのデユーティ
比に対する特性は第5図に示されている。
出口ポート152は、油路96、一方向遅延弁160及
び油路98を経て油圧サーボ装置62の油圧サーボ室6
6に連通接続している。
一方向遅延弁160は、絞り162とチェックボール式
の一方向弁164とを互いに並列に存し、油路96より
油路98へ向う油圧の流れに対し、即ち油圧サーボ室6
6の油圧上昇に対し所定の遅延効果を与えるようになっ
ている。
第6図は本発明による油圧制御装置のもう一つの実施例
を示している。尚、第6図に於て第3図に対応する部分
は第3図に付した符号と同一の符号により示されている
第6図に示された実施例に於ては、クラッチ油圧制御弁
170は二つのスプール弁172と174とを有し、ス
プール弁172は圧縮コイルばね176による図にて上
向の力及び油室178に供給される油圧による図にて上
向の力とスプール弁174により与えられる図にて下向
の力との平衡関係に応じて図にて上下方向に移動し、出
口ボート184の入口ポート172とドレンポート18
6に対する接続を制御するようになっている。油室17
8は、途中に絞り188を有する油路190によって出
口ボート184と連通接続され、出口ボート184の油
圧を及されるようになっている。出口ボート184は、
上述のクラッチ油圧制御弁140の出口ポート152と
同様に、油路96、一方向遅延弁160及び油路98を
経て油圧サーボ装置62の油圧サーボ室66に連通接続
されている。
スプール弁174は、ランド部174aと174bとの
半径差から第一の信号油圧室180に供給される信号油
圧によって図にて下方へ駆動され、スプール172に図
にて下向の力を与えるようになっている。第一の信号油
圧室180は、油路88と連通し、電磁弁120により
デユーティ比制御式に調圧された信号油圧を供給される
ようになっている。この実施例に於ては、電磁弁120
は、通電時にはドレンボート80を閉じ、非通電時には
ドレンポート80を開き、第7図に示されている如く、
デユーティ比の増大に応じて信号油圧PSを増大するよ
うに構成されている。
またクラッチ油圧制御弁170は第二の信号油圧室19
2を有しており、第二の信号油圧室192は油路194
によって油圧ダンパ130のボート196に連通接続さ
れている。ボート196はダンパピストン134が図に
て仮想線で示されている如き最上昇位置、即ちストロー
クエンド位置に位置した時に油圧ダンパ室136と連通
するようになっている。即ち油圧ダンパ130は油圧切
換弁を兼ねている。
上述の如き構造のクラッチ油圧制御弁170に於ては、
信号油圧室180に供給される信号油圧Psの増大に応
じて出口ポート184に生じるクラッチ制御油圧Pcが
増大し、前記信号油圧Psが所定値p 5setに達し
た時にはその信号油圧Psの油圧上昇に伴なってダンパ
ピストン134が圧縮コイルコイルばね139のばね力
に抗して図にて上方へ変位し、油圧ダンパ室136がボ
ート196に連通することにより、信号油圧Psが油路
194を経て第二の信号油圧室192に供給されるよう
になり、この時にはこの油室192に供給された信号油
圧Psによってスプール弁172が直接図にて下方へ駆
動されることにより出口ポート184が連続して入口ボ
ート182に連通ずるようになり、クラッチ制御油圧P
cがライン油圧PLと同じ油圧にまで上昇する。
第7図及び第8図に示されている如く、信号油圧Psが
所定値P 5setになるデユーティ比は1(100%
)に近い所定値D setに予め設定され、また信号油
圧Psが所定値P 5setである時、換言すればデユ
ーティ比が所定値D setである時に得られるクラッ
チ制御油圧Pcが最低ライン油圧PL sinより所定
量小さい値に設定されていることにより、デユーティ比
が0よりその所定値D setにまで増大するまでこの
時のライン油圧PLの大きさに拘らずクラッチ制御油圧
Pcがデユーティ比の増大に応じて比例的に増大するよ
うになる。
これによりデユーティ比変化レンジの大部分が常に有効
に利用されるようになり、デユーティ比の変化に対する
クラッチ制御の変化率が小さくなり、これに応じてクラ
ッチ制御油圧の調圧精度が向上するようになる。
また、デユーティ比が前記所定値D set以上になっ
た時には油圧サーボ室66にはライン油圧PLが供給さ
れるようになるから上述の如く、デユーティ比の変化に
対するクラッチ制御油圧の変化率が小さく設定されても
クラッチ60の完全係合に必要な油圧が確保され、クラ
ッチ60の係合力不足が生じることがない。
第9図及び第10図は各々本発明による油圧制御装置の
他の実施例を示している。尚、第9図及び第10図に於
て第6図に対応する部分は第6図に付した符号と同一の
符号により示されている。
第9図に示された実施例に於ては、クラッチ油圧制御弁
170の第二の信号油圧室192は油路198によって
油圧切換弁200のボート206に連通接続されている
。油圧切換弁200はスプール弁202を有し、スプー
ル弁202は、油室208に所定値より大きい油圧が供
給されていない時には圧縮コイルばね204のばね力に
より図示されている如き上昇位置に位置してボート21
0を閉じてボート206をドレンポート212に連通接
続し、これに対し油室208に所定値以上の油圧が供給
されている時にはボート206をドレンポート°212
より切離してボート210に連通接続するようになって
いる。油室208及びボート210は、油路214と2
16とによって油路88の途中に連通接続され、電磁弁
120により調圧された信号油圧を供給されるようにな
っている。この場合、切換弁200は、油室208に所
定値P 5setの信号油圧Psが供給された時に切換
作動して上述の如くボート206をドレンポート212
より切離してボート210に連通接続し、クラッチ油圧
制御弁170の第二の信号油圧室192に信号油圧Ps
を供給するようになっている。
従って、この実施例に於ても信号油圧Psが所定値p 
5setになるまではクラッチ油圧制御弁170の出力
ポート184にはその信号油圧Psの増大に応じて増大
するクラッチ制御油圧Pcが生じ、信号油圧Psが所定
値P 5setに達した時には出力ポート184にはラ
イン油圧pLが現われるようになり、この油圧が油圧サ
ーボ室66に供給されるようになる。
第10図に示された実施例に於ては、油圧切換弁200
のポート210は、油路88に代えて油路218により
油路71に連通接続され、ライン油圧PLを供給される
ようになっている。
従ってこの実施例に於ては、信号油圧Psが所定値p 
5setに達した時にはクラッチ油圧制御弁170の第
二の信号油圧室192には油圧切換弁200よりライン
油圧PLが供給されるようになり、これによりこの場合
も信号油圧Psが所定値Pssetに達した時には第二
の信号油圧室192に供給されたライン油圧PLによっ
てスプール弁172が強く図にて下方へ駆動されるよう
になり、出口ボート184が連続して入口ボート182
に連通するようになり、クラッチ制御油圧Pcがライン
油圧PLとなる。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当
業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は各々本発明による駆動トルク分配制
御クラッチの油圧制御装置を組込まれる四輪駆動装置の
基本例を示す概略構成図、第3図は本発明による駆動ト
ルク分配制御クラッチの油圧制御装置の実施例を示す概
略構成図、第4図は第3図に示された実施例に於けるデ
ユーティ比に対する信号油圧の特性を示すグラフ、第5
図は第3図に示された実施例に於けるデユーティ比に対
するクラッチ制御油圧の特性を示すグラフ、第6図は本
発明による駆動トルク分配制御クラッチの油圧制御装置
の他の実施例を示す概略構成図、第7図は第6図に示さ
れた実施例に於けるデユーティ比に対する信号油圧の特
性を示すグラフ、第8図はデユーティ比に対するクラッ
チ制御油圧の特性を示すグラフ、第9図及び第10図は
各々本発明による他の実施例を示す概略構成図である。 10・・・内燃機関、20・・・変速装置、22・・・
入力軸、24・・・後輪駆動軸、26・・・前輪駆動歯
車、28・・・チェーン、30・・・前輪駆動軸、32
・・・前輪駆動歯車、34・・・出力軸、36・・・出
力歯車、40・・・切換クラッチ、42・・・センタデ
ィファレンシャル装置、44・・・入力歯車、46・・
・後輪駆動軸、48・・・前輪駆動軸、50・・・差動
制御クラッチ、60・・・クラッチ、62・・・油圧サ
ーボ装置、64・・・サーボピストン、66・・・油圧
サーボ室、68・・・戻しばね、70.71・・・油路
、80・・・ドレンポート、82.84・・・油路、8
6・・・絞り、88・・・油路、90・・・絞り、92
,94,96.98・・・油路、100・・・定圧弁、
102・・・スプール弁、104・・・圧縮コイルばね
、106・・・入口ポート、108・・・出口ポート、
110・・・ドレンポート、112・・・油室、114
・・・絞り、116・・・油路、120・・・電磁弁、
122・・・弁要素、124・・・電磁コイル、130
・・・油圧ダンパ、132・・・シリンダボア、134
・・・ダンパピストン、136・・・油圧ダンパ室、1
37・・・ポート、138・・・ドレン室、139・・
・圧縮コイルばね、140・・・クラッチ油圧制御弁、
142・・・スプール弁、144・・・圧縮コイルばね
、146・・・信号油圧室、148・・・油室、150
・・・人口ポート、152・・・出口ポート、154・
・・ドレンボート、156・・・絞り、158・・・油
路、160・・・一方向遅延弁。 162・・・絞り、164・・・一方向弁、170・・
・クラッチ油圧制御弁、172,174・・・スプール
弁。 176・・・圧縮コイルばね、17−8・・・油室、1
80・・・第一の信号油圧室、182・・・入口ポート
、184・・・出口ポート、186・・・ドレンポート
、188・・・絞り、190・・・油路、192・・・
第二の信号油圧室、194・・・油路、196・・・ポ
ート、200・・・油圧切換弁、202・・・スプール
弁、204・・・圧縮コイルばね、206・・・ポート
、208・・・油室、210・・・ポート、214.2
16.218・・・油路特 許 出 願 人   トヨ
タ自動車株式会社代   理   人   弁理士  
明石 呂毅第1図 第2図 第4図 (100%) 第5図 第7図 0         デユーティ比      Dse
t 1(100%) 第8図 0         デユーティ比      Dse
t 1(自 発) 手続補正書 昭和62年2月26日 1、事件の表示 昭和61年特許願第252229号2
、発明の名称 四輪駆動装置の駆動トルク分配制御クラ
ッチの油圧制御装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  愛知県豊田布トヨタ町1番地名 称  (3
20))ヨタ自動車株式会社4、代理人 居 所  曇104東京都中央区新川1丁目5番19号
6、補正により増加する発明の数   07、補正の対
象  明細書 8、補正の内容  別紙の通り (1)明細書第11頁第18行の「クラッチ80は、油
圧差動式のもの」を「クラッチ50は、油圧作動式」と
補正する。 (2)同第14頁第18行の「油路76」を「油路88
」と補正する。 (3)同第15頁第2行の「信号油圧室148」を「信
号油圧室146」と補正する。 (4)同第15頁第19行の「ばね140」を「ばね1
39」と補正する。 (5)同第16頁第8行〜第9行の「スポール弁」を「
スプール弁」と補正する。 (6)同第17頁第1行〜第2行の「信号油圧PI」を
「信号油圧PsJと補正する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)油圧サーボ室に供給されるサーボ油圧に応じて伝
    達トルク容量を可変設定され該伝達トルク容量に応じて
    前輪と後輪の少なくとも何れか一方に対する駆動トルク
    の伝達量を制御する四輪駆動装置に於ける駆動トルク分
    配制御クラッチの油圧制御装置に於て、信号油圧室に与
    えられる信号油圧に応じて前記油圧サーボ室に供給する
    サーボ油圧を調圧するサーボ油圧制御弁と、油圧源より
    油圧を供給され該油圧を一定油圧に調圧する定圧弁と、
    前記定圧弁より一定油圧を供給され該一定油圧を前記信
    号油圧室に与える信号油圧に調圧する信号油圧調圧用の
    電磁弁とを有していることを特徴とする油圧制御装置。
  2. (2)油圧サーボ室に供給されるサーボ油圧に応じて伝
    達トルク容量を可変設定され該伝達トルク容量に応じて
    前輪と後輪の少なくとも何れか一方に対する駆動トルク
    の伝達量を制御する四輪駆動装置に於ける駆動トルク分
    配制御クラッチの油圧制御装置に於て、第一の信号油圧
    室と第二の信号油圧室とを有し前記第一の信号油圧室に
    与えられる信号油圧に応じて前記油圧サーボ室に供給す
    るサーボ油圧を調圧し且前記第二の信号油圧室に油圧が
    供給されることにより前記油圧サーボ室に供給するサー
    ボ油圧を元油圧とするサーボ油圧制御弁と、油圧源より
    油圧を供給され該油圧を一定油圧に調圧する定圧弁と、
    前記定圧弁より一定油圧を供給され該一定油圧を前記信
    号油圧室に与える信号油圧に調圧する信号油圧調圧用の
    電磁弁と、前記信号油圧が所定値以上である時には前記
    第二の信号油圧室へ油圧を与える油圧切換弁とを有して
    いることを特徴とする油圧制御装置。
  3. (3)特許請求の範囲第2項の四輪駆動装置に於ける駆
    動トルク分配制御装置の油圧制御装置に於て、前記元油
    圧は原動機の負荷の増大に応じて増大するライン油圧で
    あることを特徴とする油圧制御装置。
JP25222986A 1986-10-06 1986-10-23 四輪駆動装置の駆動トルク分配制御クラツチの油圧制御装置 Pending JPS63106137A (ja)

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US07/095,883 US4840263A (en) 1986-10-06 1987-09-14 Hydraulic control device for 4WD torque distribution clutch providing stabilized pressure characteristics

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