JPS63105155A - 織機における筬の保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野） 本発明は綜絖枠に通されたワープビームの経糸を通され
た筬を掛止保持する保持装置に関するものである。

（従来の技術） ワープビームを織機に装着し、その経糸を織成装置側へ
通す作業（機仕掛は作業）では、織機の稼動効率向上に
繋がる前記作業の時間短縮を考慮して新しいワープビー
ムの装着前にその経糸を予め複数枚の綜絖枠及び筬に挿
通しておく作業手順が一般的に採用されている。

ワープビーム及びその経糸を挿通した綜絖枠及び筬を運
搬及び移載する装置の例が特公昭５７−５３８９９号公
報に開示されている。この装置では左右一対の昇降支柱
に水平方向へ伸縮可能なアームが装着されているととも
に、両アームの先端に掛止部材が連結されており、同掛
止部材により綜絖枠が一括して掛止吊下されるようにな
っているとともに、経糸を通された筬が襟付は布により
吊下支持されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、このような機仕掛は装置により綜絖枠及
び筬を運１殻する場合、筬の揺動による経糸損傷を回避
するために綜絖枠及び筬を紐で掛止部材に縛り付けてお
く必要があり、機仕掛は作業の円滑化が妨げられる上、
紐の縛り方次第では経糸同士の絡みあるいは経糸ｔｉ　
（ＪＧのおそれもある。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） そこで本発明では、綜絖枠に通されたワープビームの経
糸を通された筬を掛止保持する掛止部と、その基端側に
綜絖枠あるいは綜絖枠保持部材に取付保持可能に形成さ
れた取付部とから筬保持装置を構成した。

（作用） すなわち、織機に対するフルワープビームの装着及びＰ
ａ　ｔｊＭからの空ワープビーム取り外しを行なうワー
プビーム移載手段と、ワープビームの経糸を挿通ずる綜
絖枠及び筬を吊下可能な掛止部材を備えた綜絖枠移載手
段とからなる機仕掛は装置の移動時において、掛止部材
に掛止られる綜絖枠あるいは掛止部材の先端部に前記保
持装置をその取付部を介して取付け、保持装置の掛止部
に筬を掛止める。これにより筬及び綜絖枠の吊下間「吊
が安定保持され、機仕掛は装置による吊下状態において
も経糸同士の絡みあるいは経糸損傷が回避される。又、
ワープビーム、綜絖枠及び筬を一括して保管する場合に
も、綜絖枠を保持する部材あるいは綜絖枠自体に前記保
持装置を取付け、この保持具に筬を掛止めておけばワー
プビーム上の経糸層の乱れ、経糸同士の絡みが回避され
る。

（実施例） 以下、本発明を具体化した一実施例を第１．　２図に基
づいて説明する。

ワープビーム１は織機後部の左右一対の支持ブラケット
２　（一方のみ図示）間に回動可能に架設支持され、同
ビーム１の経糸Ｔはバックローラ３を経て織機の所定位
置に装着された経糸切断検出装置４、綜絖枠５及び筬６
に挿通案内される。ワープビーム１の経糸が消費され、
機仕掛は作業が必要となった場合、ワープビームの移載
、及び同ビームの経糸を通された経糸切断検出装置、綜
絖枠、筬という経通し部材の移載を行なう機仕掛は装置
が使われる。同装置の綜絖枠移載用掛止部材７．８は、
第２図に示すようにレベリング状態にある綜絖枠５の上
側フレーム５ａと綜絖張設用上側キャリアロッド５ｂと
の間に挿入された後に上動され、第１図に示すように複
数枚の綜絖枠５がその上下動を案内する左右両ガイド（
図示略）から一括して引き上げられる。

この綜絖枠５の引き上げ前あるいは引き上げ後に、複数
枚の綜絖枠５の最前の綜絖枠の上側フレーム５ａの左右
両端部に筬６掛止用の一対の保持具９を取付けておく。

保持具９はばね性を有する板材を略Ｓ字状に折曲形成し
た極めて簡単な構成のものであり、上方に開放する掛止
凹部９ａと下方に開放する取付凹部９ｂとからなる。筬
６を掛止める掛止凹部９ａの幅は筬６の厚みよりも若干
狭く設定されており、取付凹部９ｂの幅は綜絖枠５の上
側フレーム５ａの厚みよりも若干狭く設定されている。

すなわち、保持具９はその取付凹部９ｂを介して上側フ
レーム５ａに簡単に圧着保持されるとともに、筬６は掛
止凹部９ａに挟着保持され、筬６は綜絖枠５に対して安
定保持される。

従って、綜絖枠５及び筬６を通されている経糸Ｔは整列
保持され、この後に行われる経糸切断検出装置４及びワ
ープビーム１の移載動作時においても経糸同士の絡みが
抑制される。

保持具９に筬６を掛止めた後、経糸切断検出装置４及び
ワープビームＬ　Ａ＜織機から機仕掛は装置側に移載さ
れ、ワープビーム１、及びその経糸Ｔを通された経糸切
断検出装＝４、綜絖枠５、筬６という経通し部材が一括
して機仕掛は準備室へ運搬されてゆく。この運１般中に
おいて綜絖枠５が揺動する場合にも経糸Ｔが整列保持さ
れていることから、経糸同士の絡みは抑制される。

本発明はもちろん前記実施例にのみ限定され７乙もので
はなく、例えば第３図に示すように機仕掛は装置の掛止
部（オフ、８の先端部に取付可能な保持具１０を用いて
もよい。同保持具ｌＯは弾性変形可能な掛止凹部１０ａ
と取付挿入孔１０ｂとがらなり、取付挿入孔１０ｂと１
封止部材７，８の先端部とを嵌合することにより掛止部
材７．８に取付保持される。この保持具１０を用いれば
、筬６が掛止部材７，８に対して安定保持されるととも
に、綜絖枠５の掛止部材７，８からの脱落が防止される
。又、前記第１の実施例における保持具９の１封止凹部
９ａ及び取イ」凹部９ｂの内面あるいは前記第２の実施
例における保持具１０の掛止凹部ｌＯａ及び取付挿入孔
１０ｂの内面にゴム等の媛衝材を止着してもよい。さら
に、特願昭６０−２７５７７０号に開示されるワープビ
ーム及び経通し部材の一括保管形態においても本発明の
通用が可能であり、綜絖枠に前記第１実施例の保持具９
を取付けたり、綜絖枠収納ブラケットの先端に前記第２
実施例のような保持具を取付けて筬の保持を行なうこと
ができる。

発明の効果 以上詳述したように本発明では、踪ｒ＞’ｅ伜に通され
たワープビームの経糸を通された筬を掛止保持する↑（
）止部と、綜′１′）ｖ枠あるいは綜絖枠保持部材才に
取付保持可能に形成された取付部とからなる保持装置に
より、綜絖枠自体あるいは（宗１．）■枠保持部（オに
筬を取付けるようにしたので、筬の移載が弧めて容易、
かつ経糸が整列保持されて経糸同士の絡みが抑制される
という優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１，２図は本発明を具体化した一実施例を示し、第１
図は織ｔＪｌ上方に引き上げられた綜絖枠に筬を取り付
けた状態を示す側面図、第２図は斜視図、第３図は本発
明の別個を示す斜視図である。 ワープビーム１、綜絖枠５、筬６、綜絖枠保持部材とし
ての掛止部材７，８、保持具９、掛止凹部９ａ、取付は
凹部９ｂ、経糸Ｔ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　ワープビームから綜絖枠を経て引き出される経糸を
   通した筬を掛止保持する掛止部と、綜絖枠あるいは綜絖
   枠保持部材に取付保持可能に形成された取付部とからな
   る織機における筬の保持装置。 ２　前記掛止部及び取付部は弾性板材を折曲して形成さ
   れた上方に開放する掛止凹部及び下方に開放する取付凹
   部であり、同取付凹部は綜絖枠と挾着可能な関係にある
   特許請求の範囲第１項に記載の織機における筬の保持装
   置。 ３　前記掛止部及び取付部は弾性変形可能な掛止凹部及
   び取付挿入孔であり、取付挿入孔は綜絖枠保持部材と嵌
   合可能な関係にある特許請求の範囲第１項に記載の織機
   における筬の保持装置。