JPS6310514Y2 - - Google Patents
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- JPS6310514Y2 JPS6310514Y2 JP3088280U JP3088280U JPS6310514Y2 JP S6310514 Y2 JPS6310514 Y2 JP S6310514Y2 JP 3088280 U JP3088280 U JP 3088280U JP 3088280 U JP3088280 U JP 3088280U JP S6310514 Y2 JPS6310514 Y2 JP S6310514Y2
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、分離配置した発光装置と受光装置と
の間に流入する煙による光の減光量から火災を検
出するようにした減光式の煙感知器に関する。
の間に流入する煙による光の減光量から火災を検
出するようにした減光式の煙感知器に関する。
従来、この種の減光式煙感知器では、分離して
設置している発光部及び受光部の光学系に付着す
るホコリや汚れ、或は発光及び受光素子の経年変
化等のため、長期間使用していると、減光量が増
え、誤報を生じ易くなるという問題があつた。
設置している発光部及び受光部の光学系に付着す
るホコリや汚れ、或は発光及び受光素子の経年変
化等のため、長期間使用していると、減光量が増
え、誤報を生じ易くなるという問題があつた。
このような問題を解決するため、本願考案者等
は、初期状態における受光信号をデジタル量に変
換して記憶回路に記憶保持すると共に、もう1つ
の記憶回路に所定周期毎に受光信号を更新記憶
し、記憶保持した初期値と更新記憶した記憶値と
の間でレベル差を生じたら、受光信号のレベルを
初期レベルに修正するようにして、光学系に付着
するホコリ、汚れ等により受光量の変化を補償す
るように構成した煙感知器を提案している(特願
昭54−107981号)。
は、初期状態における受光信号をデジタル量に変
換して記憶回路に記憶保持すると共に、もう1つ
の記憶回路に所定周期毎に受光信号を更新記憶
し、記憶保持した初期値と更新記憶した記憶値と
の間でレベル差を生じたら、受光信号のレベルを
初期レベルに修正するようにして、光学系に付着
するホコリ、汚れ等により受光量の変化を補償す
るように構成した煙感知器を提案している(特願
昭54−107981号)。
ところで、上記の感知器では、記憶回路を2つ
設け、それぞれに受光信号をデジタル量として記
憶することから、A/D変換器を必要とし、また
記憶値と受光信号との比較は、比較回路を簡単に
するため、記憶値を再びアナログ量に変換して行
なうので、それぞれにつきD/A変換回路が必要
となり、受光信号の補償は適確に行なえるもの
の、回路構成が複雑になり易く実用的でないとい
う問題があつた。
設け、それぞれに受光信号をデジタル量として記
憶することから、A/D変換器を必要とし、また
記憶値と受光信号との比較は、比較回路を簡単に
するため、記憶値を再びアナログ量に変換して行
なうので、それぞれにつきD/A変換回路が必要
となり、受光信号の補償は適確に行なえるもの
の、回路構成が複雑になり易く実用的でないとい
う問題があつた。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、初期状
態における受光信号をデジタル的に記憶保持し、
この初期値をアナログ量に変換して火災検出及び
受光信号のレベル修正を行なうためのデジタル変
換及びアナログ変換の回路構成を簡潔にしてコス
トの低減と信頼性の向上を図ることを目的とす
る。
態における受光信号をデジタル的に記憶保持し、
この初期値をアナログ量に変換して火災検出及び
受光信号のレベル修正を行なうためのデジタル変
換及びアナログ変換の回路構成を簡潔にしてコス
トの低減と信頼性の向上を図ることを目的とす
る。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示したブロツク
図である。まず構成を説明すると、1は所定周期
毎にパルス光を照射する発光ダイオード等の発光
素子を備えた発光装置、2は発光装置1に対向し
て所定距離、例えば最大100m程度を隔てて分離
配置した受光装置である。
図である。まず構成を説明すると、1は所定周期
毎にパルス光を照射する発光ダイオード等の発光
素子を備えた発光装置、2は発光装置1に対向し
て所定距離、例えば最大100m程度を隔てて分離
配置した受光装置である。
受光装置2において、3は受光したパルス光を
電気信号に変換する受光素子、4は受光信号に含
まれる外乱光やノイズを除去し、且つ増幅して出
力するフイルタ増幅器、5は受光信号のピーク値
をサンプルして保持するピーク値ホールド回路、
6はピーク値ホールド回路5からの受光信号を設
定利得により増幅するレベル変換回路として作動
する可変利得増幅器、7は逐次比較型のA−D変
換回路で、受光信号の初期値をデジタル量に変換
して記憶保持すると共に、この記憶値をアナログ
量に変換して出力する回路機能を有する。
電気信号に変換する受光素子、4は受光信号に含
まれる外乱光やノイズを除去し、且つ増幅して出
力するフイルタ増幅器、5は受光信号のピーク値
をサンプルして保持するピーク値ホールド回路、
6はピーク値ホールド回路5からの受光信号を設
定利得により増幅するレベル変換回路として作動
する可変利得増幅器、7は逐次比較型のA−D変
換回路で、受光信号の初期値をデジタル量に変換
して記憶保持すると共に、この記憶値をアナログ
量に変換して出力する回路機能を有する。
この種の逐次比較型A−D変換回路7は、それ
自体公知であり、第2図に示すブロツク構成を有
する。
自体公知であり、第2図に示すブロツク構成を有
する。
すなわち、アナログ信号Viを入力する比較器
8、比較器8への帰還入力が入力Viに一致する
までクロツクパルスを計数するレジスタ9、レジ
スタ9のデジタル値を基準電圧Vrに基づいたア
ナログ量に変換して比較器8に負帰還するD−A
変換器10のそれぞれにて構成されており、本考
案では、受光信号を比較器8に入力することで、
レジスタ9に受光信号のデジタル値がセツトさ
れ、この状態でクロツク入力を断つてレジスタ9
の計数値を保持し、A/D変換器10の出力をレ
ジスタ9に保持している初期値のアナログ量とし
て取り出すようにするものである。
8、比較器8への帰還入力が入力Viに一致する
までクロツクパルスを計数するレジスタ9、レジ
スタ9のデジタル値を基準電圧Vrに基づいたア
ナログ量に変換して比較器8に負帰還するD−A
変換器10のそれぞれにて構成されており、本考
案では、受光信号を比較器8に入力することで、
レジスタ9に受光信号のデジタル値がセツトさ
れ、この状態でクロツク入力を断つてレジスタ9
の計数値を保持し、A/D変換器10の出力をレ
ジスタ9に保持している初期値のアナログ量とし
て取り出すようにするものである。
再び第1図を参照して構成を説明するに、11
は逐次比較型A−D変換回路7に記憶保持した受
光信号の初期値から火災を判別するための基準信
号レベルを設定する感度設定回路、12は感度設
定回路11で設定した基準信号と可変利得増幅器
6からの受光信号とを比較してレベル差を生じた
ときに出力する第1の比較回路、13は比較回路
12が出力したときに火災信号を出力する発報回
路である。
は逐次比較型A−D変換回路7に記憶保持した受
光信号の初期値から火災を判別するための基準信
号レベルを設定する感度設定回路、12は感度設
定回路11で設定した基準信号と可変利得増幅器
6からの受光信号とを比較してレベル差を生じた
ときに出力する第1の比較回路、13は比較回路
12が出力したときに火災信号を出力する発報回
路である。
このような火災検出系統に対し、ホコリ、汚れ
等の付着による受光信号の減衰を補償するための
系統として、14は逐次比較型A−D変換回路7
の初期値出力と可変利得増幅器6の出力とを比較
してレベル差を生じたときに出力する第2の比較
回路、15は発振回路、16は可変利得増幅器6
の利得修正タイミングを決めるパルス信号を一定
時間毎、例えば10時間毎に出力するように発振回
路15の出力を計数している計時回路、17は比
較回路14が出力しているときの計時回路16か
らのパルス信号の印加により可変利得増幅器6の
設定利得を減光量を補償するように修正するレベ
ル修正回路として作動する利得制御回路、18は
大容量のコンデンサを介して各回路部へ電源を供
給している電源回路、19は電源の印加を検出し
て出力する電圧監視回路、20は電圧監視回路1
9の出力を受けてリセツト信号を逐次比較型A−
D変換回路7、利得制御回路17及び計時回路1
6のそれぞれに与えてイニシヤライズするリセツ
ト回路である。
等の付着による受光信号の減衰を補償するための
系統として、14は逐次比較型A−D変換回路7
の初期値出力と可変利得増幅器6の出力とを比較
してレベル差を生じたときに出力する第2の比較
回路、15は発振回路、16は可変利得増幅器6
の利得修正タイミングを決めるパルス信号を一定
時間毎、例えば10時間毎に出力するように発振回
路15の出力を計数している計時回路、17は比
較回路14が出力しているときの計時回路16か
らのパルス信号の印加により可変利得増幅器6の
設定利得を減光量を補償するように修正するレベ
ル修正回路として作動する利得制御回路、18は
大容量のコンデンサを介して各回路部へ電源を供
給している電源回路、19は電源の印加を検出し
て出力する電圧監視回路、20は電圧監視回路1
9の出力を受けてリセツト信号を逐次比較型A−
D変換回路7、利得制御回路17及び計時回路1
6のそれぞれに与えてイニシヤライズするリセツ
ト回路である。
また、電源切換回路21は逐次比較型A−D変
換回路7に対する供給電圧を制御する回路であ
り、逐次比較型A−D変換回路7に対するクロツ
ク信号入力があるとき、及び逐次比較型A−D変
換回路7からアナログ量を出力するときのみ、標
準電圧として、例えば12ボルトをパルス電圧とし
て印加し、それ以外の時間は供給電圧を、第2図
に示した逐次比較型A−D変換回路7のレジスタ
9の内容が消去あるいは変化しない程度の電圧、
例えば3ボルトに切り換えて逐次比較型A−D変
換回路7で消費される電流を低減させることがで
きると同時に、短時間の電源断では、電源回路1
8に設けられた大容量コンデンサから電源を受電
して記憶保持している初期値を消失しないように
している。
換回路7に対する供給電圧を制御する回路であ
り、逐次比較型A−D変換回路7に対するクロツ
ク信号入力があるとき、及び逐次比較型A−D変
換回路7からアナログ量を出力するときのみ、標
準電圧として、例えば12ボルトをパルス電圧とし
て印加し、それ以外の時間は供給電圧を、第2図
に示した逐次比較型A−D変換回路7のレジスタ
9の内容が消去あるいは変化しない程度の電圧、
例えば3ボルトに切り換えて逐次比較型A−D変
換回路7で消費される電流を低減させることがで
きると同時に、短時間の電源断では、電源回路1
8に設けられた大容量コンデンサから電源を受電
して記憶保持している初期値を消失しないように
している。
更に、第1図の実施例では、分離型の煙感知器
特有の問題である発光装置1と受光装置2との間
の光路が物理的に遮断されたときの異常状態を検
出して警報を発する手段として、逐次比較型A−
D変換回路7の出力を所定割合だけで減衰した信
号、例えば90%減衰した信号を出力する減衰回路
22、この減衰回路22の信号レベルを可変利得
増幅器6の出力が下回つたとき出力する比較回路
23、比較回路23の出力で光路遮断を知らせて
点検をうながす点検信号を出力する点検信号発生
回路24とを備えている。更に、点検信号発生回
路24は、可変利得制御回路17から、可変利得
増幅器6の利得制御が進んで、もはや利得調整が
できなくなつたとき出力する信号によつても点検
信号を出力する。
特有の問題である発光装置1と受光装置2との間
の光路が物理的に遮断されたときの異常状態を検
出して警報を発する手段として、逐次比較型A−
D変換回路7の出力を所定割合だけで減衰した信
号、例えば90%減衰した信号を出力する減衰回路
22、この減衰回路22の信号レベルを可変利得
増幅器6の出力が下回つたとき出力する比較回路
23、比較回路23の出力で光路遮断を知らせて
点検をうながす点検信号を出力する点検信号発生
回路24とを備えている。更に、点検信号発生回
路24は、可変利得制御回路17から、可変利得
増幅器6の利得制御が進んで、もはや利得調整が
できなくなつたとき出力する信号によつても点検
信号を出力する。
尚、上記の実施例では、受光信号のレベル変換
手段として、可変利得増幅器6を用いているが、
他の実施例として、抵抗分圧回路を用いた可変減
衰回路を用いても良く、この場合には利得制御回
路17の代わりに減衰率を制御する回路を用いる
ものとする。
手段として、可変利得増幅器6を用いているが、
他の実施例として、抵抗分圧回路を用いた可変減
衰回路を用いても良く、この場合には利得制御回
路17の代わりに減衰率を制御する回路を用いる
ものとする。
次に動作を説明する。
まず、電源を投入した直後における初期値の記
憶保持を第3図のタイムチヤートを参照して説明
する。
憶保持を第3図のタイムチヤートを参照して説明
する。
いま、時刻t1で電源を投入したとすると、電源
回路18より各回路部に電源電圧が印加される。
この電源電圧の印加は電圧監視回路19で検知さ
れ、まずリセツト回路20によりリセツト信号eR
を出力して、逐次比較型A−D変換回路7のレジ
スタ9(第2図参照)をクリヤし、また利得制御
回路17を初期利得の設定制御状態にセツトし、
更に計時回路16をリセツトする。
回路18より各回路部に電源電圧が印加される。
この電源電圧の印加は電圧監視回路19で検知さ
れ、まずリセツト回路20によりリセツト信号eR
を出力して、逐次比較型A−D変換回路7のレジ
スタ9(第2図参照)をクリヤし、また利得制御
回路17を初期利得の設定制御状態にセツトし、
更に計時回路16をリセツトする。
次いで、時刻t2で発振回路15が起動されて、
所定周期のパルス信号を発光装置1に加え、この
発振パルスの立下りに同期してパルス光が照射さ
れる。この発光パルスは受光素子3で受光されて
電気信号に変換され、フイルタ増幅器4で増幅し
た受光パルス信号のピーク値がピーク値ホールド
回路5で保持出力され、初期利得に設定している
可変利得増幅回路6でレベル変換されて逐次比較
型A−D変換回路7に入力する。
所定周期のパルス信号を発光装置1に加え、この
発振パルスの立下りに同期してパルス光が照射さ
れる。この発光パルスは受光素子3で受光されて
電気信号に変換され、フイルタ増幅器4で増幅し
た受光パルス信号のピーク値がピーク値ホールド
回路5で保持出力され、初期利得に設定している
可変利得増幅回路6でレベル変換されて逐次比較
型A−D変換回路7に入力する。
逐次比較型A−D変換回路7は、第2図に示す
とおり、所定のタイミングでレジスタ9にクロツ
ク信号を印加して計数を開始し、この計数出力を
D/A変換器10でアナログ信号で変換して、こ
のとき比較器8に加わつている受光信号と一致す
るまでレジスタ9を計数動作し、アナログ信号と
受光信号とが一致するとレジスタ9のクロツクゲ
ートが比較器8の出力で閉じられ、以後、クロツ
クの供給を禁止するようにすることで、受光信号
の初期値をデジタル量としてレジスタ9に記憶保
持し、且つ記憶保持した初期値をA/D変換器1
0でアナログ信号に変換して出力するようにな
る。
とおり、所定のタイミングでレジスタ9にクロツ
ク信号を印加して計数を開始し、この計数出力を
D/A変換器10でアナログ信号で変換して、こ
のとき比較器8に加わつている受光信号と一致す
るまでレジスタ9を計数動作し、アナログ信号と
受光信号とが一致するとレジスタ9のクロツクゲ
ートが比較器8の出力で閉じられ、以後、クロツ
クの供給を禁止するようにすることで、受光信号
の初期値をデジタル量としてレジスタ9に記憶保
持し、且つ記憶保持した初期値をA/D変換器1
0でアナログ信号に変換して出力するようにな
る。
次に、火災の発生により発光装置1と受光装置
2との間に煙の流入があると、受光信号は煙によ
る減光量に応じてレベルが低下し、感度設定回路
11で設定している基準レベルを下回つたときの
比較回路12の出力で発報回路13を作動して、
発報信号の出力により火災警報を発する。
2との間に煙の流入があると、受光信号は煙によ
る減光量に応じてレベルが低下し、感度設定回路
11で設定している基準レベルを下回つたときの
比較回路12の出力で発報回路13を作動して、
発報信号の出力により火災警報を発する。
一方、長期間使用している状態で光学系にホコ
リ、汚れ等が付着したときには、比較器14が初
期値とのレベル差を生じたときに出力し、一定周
期、例えば10時間毎に出力する計時回路15のパ
ルス信号に同期して利得制御回路17が可変利得
増幅回路6の利得を例えば、煙による減光率に換
算して1%の割合だけ10時間毎に設定変更するよ
うになり、このため、光学系にホコリ等が付着し
ても、可変利得増幅回路6を介して得られる受光
信号は、数10時間のあいだに初期状態におけると
同じ信号レベルとなり、しかも、この可変利得増
幅回路6の利得変化の割合は、火災時の煙の発生
による受光信号の低下割合に比べて極めて少ない
割合であるため、火災の検出にはほとんど影響を
与えることがなく、長期間の間にわたり点検、清
掃を行なうことを不要にし、安定した火災監視動
作を行なうことができる。
リ、汚れ等が付着したときには、比較器14が初
期値とのレベル差を生じたときに出力し、一定周
期、例えば10時間毎に出力する計時回路15のパ
ルス信号に同期して利得制御回路17が可変利得
増幅回路6の利得を例えば、煙による減光率に換
算して1%の割合だけ10時間毎に設定変更するよ
うになり、このため、光学系にホコリ等が付着し
ても、可変利得増幅回路6を介して得られる受光
信号は、数10時間のあいだに初期状態におけると
同じ信号レベルとなり、しかも、この可変利得増
幅回路6の利得変化の割合は、火災時の煙の発生
による受光信号の低下割合に比べて極めて少ない
割合であるため、火災の検出にはほとんど影響を
与えることがなく、長期間の間にわたり点検、清
掃を行なうことを不要にし、安定した火災監視動
作を行なうことができる。
勿論、発光装置1と受光装置2との間の光路を
さえぎるような位置に物を置いたりすると、この
ときの急激な減光を比較回路23が判別して点検
信号発生回路24を作動して、点検信号による警
報を発するようになるので、感知器が不適当な監
視状態に置かれることを確実に防止できるもので
ある。
さえぎるような位置に物を置いたりすると、この
ときの急激な減光を比較回路23が判別して点検
信号発生回路24を作動して、点検信号による警
報を発するようになるので、感知器が不適当な監
視状態に置かれることを確実に防止できるもので
ある。
以上説明してきたように、本考案によれば、火
災判別および火災以外の原因による減光量の修正
を行なうための基準信号となる作動初期に得られ
た受光信号をデジタル的に記憶保持すると共に、
この記憶値をアナログ量に変換して出力する手段
として、逐次比較型のA−D変換回路のデジタル
記憶部とそのD−A変換部とによつて構成するよ
うにしたため、アナログ量をデジタル変換して記
憶し、更にアナログ量に再変換して出力するとい
う回路部の構成を極めて簡単にすることができ、
信頼性の向上とコストの低減を図ることができる
という実用に適した感知器を実現できるという効
果が得られる。
災判別および火災以外の原因による減光量の修正
を行なうための基準信号となる作動初期に得られ
た受光信号をデジタル的に記憶保持すると共に、
この記憶値をアナログ量に変換して出力する手段
として、逐次比較型のA−D変換回路のデジタル
記憶部とそのD−A変換部とによつて構成するよ
うにしたため、アナログ量をデジタル変換して記
憶し、更にアナログ量に再変換して出力するとい
う回路部の構成を極めて簡単にすることができ、
信頼性の向上とコストの低減を図ることができる
という実用に適した感知器を実現できるという効
果が得られる。
また、ホコリ、汚れ等による減光を生じても、
この減光は回路的に補償されて長期間にわたり安
定した火災監視ができることは勿論のこと、電源
の瞬断等が起きても記憶している受光信号の初期
値が消去又は変化せず、更に、光路の物理的な遮
断に対し点検をうながす警報を発するようになる
ので、信頼性の向上がより一層図られるという他
の効果も得られる。
この減光は回路的に補償されて長期間にわたり安
定した火災監視ができることは勿論のこと、電源
の瞬断等が起きても記憶している受光信号の初期
値が消去又は変化せず、更に、光路の物理的な遮
断に対し点検をうながす警報を発するようになる
ので、信頼性の向上がより一層図られるという他
の効果も得られる。
第1図は本考案の一実施例を示したブロツク
図、第2図は第1図の実施例で用いる逐次比較型
のA−D変換回路の構成を示したブロツク図、第
3図は電源投入時の動作を示したタイムチヤート
図である。 1……発光装置、2……受光装置、3……受光
素子、4……フイルタ増幅器、5……ピーク値ホ
ールド回路、6……可変利得増幅回路、7……逐
次比較型A−D変換回路、8……比較器、9……
レジスタ、10……D−A変換器、11……感度
設定回路、12,14,23……比較回路、13
……発報回路、15……発振回路、16……計時
回路、17……利得制御回路、18……電源回
路、19……電圧監視回路、20……リセツト回
路、21……電源切換回路、22……減衰回路、
24……点検信号発生回路。
図、第2図は第1図の実施例で用いる逐次比較型
のA−D変換回路の構成を示したブロツク図、第
3図は電源投入時の動作を示したタイムチヤート
図である。 1……発光装置、2……受光装置、3……受光
素子、4……フイルタ増幅器、5……ピーク値ホ
ールド回路、6……可変利得増幅回路、7……逐
次比較型A−D変換回路、8……比較器、9……
レジスタ、10……D−A変換器、11……感度
設定回路、12,14,23……比較回路、13
……発報回路、15……発振回路、16……計時
回路、17……利得制御回路、18……電源回
路、19……電圧監視回路、20……リセツト回
路、21……電源切換回路、22……減衰回路、
24……点検信号発生回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 発光装置と受光装置との間に流入する煙による
減光量が所定レベルを越えたとき火災信号を出力
する減光式煙感知器に於いて、 上記受光装置からの受光信号をレベル変換して
出力する信号レベル変換回路と、 該信号レベル変換回路からの受光信号の初期値
をデジタル量に変換して記憶保持する記憶回路
と、 該記憶回路の記憶量をアナログ量に変換して出
力するD−A変換回路と、 該D−A変換回路の出力と上記信号レベル変換
回路の出力を比較して両出力にレベル差を生じた
ときに火災信号を発する第1の比較回路と、 上記D−A変換器の出力と上記信号レベル変換
回路の出力を所定周期毎に比較して両出力にレベ
ル差を生じたときに出力する第2の比較回路と、 該第2の比較回路が出力したときに、上記信号
レベル変換回路の変換レベルを修正する変換レベ
ル修正回路とを備えたことを特徴とする減光式煙
感知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088280U JPS6310514Y2 (ja) | 1980-03-10 | 1980-03-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3088280U JPS6310514Y2 (ja) | 1980-03-10 | 1980-03-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56133548U JPS56133548U (ja) | 1981-10-09 |
JPS6310514Y2 true JPS6310514Y2 (ja) | 1988-03-29 |
Family
ID=29626769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3088280U Expired JPS6310514Y2 (ja) | 1980-03-10 | 1980-03-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6310514Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60140188U (ja) * | 1984-02-28 | 1985-09-17 | ホーチキ株式会社 | 減光式煙感知器 |
JPS6133595A (ja) * | 1984-07-25 | 1986-02-17 | 松下電工株式会社 | 減光式煙感知器の経時変化補償装置 |
JPS61228597A (ja) * | 1985-04-02 | 1986-10-11 | ホーチキ株式会社 | 光電式煙感知器 |
JP2507204Y2 (ja) * | 1988-03-25 | 1996-08-14 | 能美防災株式会社 | 火災警報装置 |
-
1980
- 1980-03-10 JP JP3088280U patent/JPS6310514Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56133548U (ja) | 1981-10-09 |
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