JPS63105097A - 脱色されたアニオン性界面活性剤高濃度中和物の製造方法 - Google Patents
脱色されたアニオン性界面活性剤高濃度中和物の製造方法Info
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- JPS63105097A JPS63105097A JP25049886A JP25049886A JPS63105097A JP S63105097 A JPS63105097 A JP S63105097A JP 25049886 A JP25049886 A JP 25049886A JP 25049886 A JP25049886 A JP 25049886A JP S63105097 A JPS63105097 A JP S63105097A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、脱色されたアニオン性界面活性剤高濃度中和
物の製造方法に関するものである。
物の製造方法に関するものである。
アニオン性界面活性剤は、高C度の中和物になると色相
が低下し、これらを含有する製品の商品価値を低下せし
めるという問題を有している。
が低下し、これらを含有する製品の商品価値を低下せし
めるという問題を有している。
このものの脱色方法としては、酸化脱色が−般的である
。酸化脱色の例として次亜塩素酸水溶液を用いる方法が
あるが、このものが水溶液であるため、中和物の濃度が
希釈され、高濃度の中和物を得るには好ましくない。こ
れは、過酸化水素の水溶液を用いる場合も同様である。
。酸化脱色の例として次亜塩素酸水溶液を用いる方法が
あるが、このものが水溶液であるため、中和物の濃度が
希釈され、高濃度の中和物を得るには好ましくない。こ
れは、過酸化水素の水溶液を用いる場合も同様である。
脱色のための他の方法として、オゾンを用いる方法があ
るが、オゾンを生成処理する工程のコスト的デメリット
があり工業的な方法とは言えない。
るが、オゾンを生成処理する工程のコスト的デメリット
があり工業的な方法とは言えない。
又、物理的な脱色方法として、活性炭、活性白土等の吸
着剤を使用する脱色も有効であり、−iに広く行われて
いるが、吸着剤を使用する場合には、高粘度となった中
和物の処理工程を必要とし経済的に不利である。
着剤を使用する脱色も有効であり、−iに広く行われて
いるが、吸着剤を使用する場合には、高粘度となった中
和物の処理工程を必要とし経済的に不利である。
本発明者らは、脱色されたアニオン性界面活性剤の高濃
度中和物を得るべく鋭意研究を行った結果、水溶性でそ
の水溶液が中性である無機塩で少なくとも2回、アニオ
ン性界面活性剤を塩析することによって目的を達成し得
ることを見出し、本発明に到った。
度中和物を得るべく鋭意研究を行った結果、水溶性でそ
の水溶液が中性である無機塩で少なくとも2回、アニオ
ン性界面活性剤を塩析することによって目的を達成し得
ることを見出し、本発明に到った。
即ち、本発明は、アニオン性界面活性剤の未脱色物を、
水溶性でその水溶液が中性である無機塩で少なくとも2
回塩析することを特徴とする脱色されたアニオン性界面
活性剤高濃度中和物の製造方法を提供するものである。
水溶性でその水溶液が中性である無機塩で少なくとも2
回塩析することを特徴とする脱色されたアニオン性界面
活性剤高濃度中和物の製造方法を提供するものである。
本発明方法を以下に具体的に説明する。本発明では、先
ず、アニオン性界面活性剤の未脱色物を、水溶性でその
水溶液が中性である無機塩と混合攪拌して塩析させ、こ
れに機械力を加え(例えば遠心力を加え)で分離する。
ず、アニオン性界面活性剤の未脱色物を、水溶性でその
水溶液が中性である無機塩と混合攪拌して塩析させ、こ
れに機械力を加え(例えば遠心力を加え)で分離する。
こうして得られたアニオン性界面活性剤は高濃度の中和
物となっているが、若干色相に問題がある。このものを
再度、前記の無機塩の水溶液と混合して塩析させ、色相
の改善された高濃度中和物を得る。この操作を更に繰り
返せば、増々色相は改善される。この際の操作温度は4
5〜80℃が望ましい。前記の機械力としては、遠心分
離、濾過圧搾操作等が例示される。
物となっているが、若干色相に問題がある。このものを
再度、前記の無機塩の水溶液と混合して塩析させ、色相
の改善された高濃度中和物を得る。この操作を更に繰り
返せば、増々色相は改善される。この際の操作温度は4
5〜80℃が望ましい。前記の機械力としては、遠心分
離、濾過圧搾操作等が例示される。
本発明で用いる、水溶性でその水溶液が中性である無機
塩としては、アルカリ金属の塩化物が好ましく用いられ
、具体的には、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カ
リウムを例示することができ、これらのうち特に、塩化
ナトリウムが入手し易く、しかも塩析効果には有効に作
用するので好ましい。塩析を行う際の塩濃度は、水分に
対して15重世%以上であることが本発明の目的のため
には望ましい。
塩としては、アルカリ金属の塩化物が好ましく用いられ
、具体的には、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カ
リウムを例示することができ、これらのうち特に、塩化
ナトリウムが入手し易く、しかも塩析効果には有効に作
用するので好ましい。塩析を行う際の塩濃度は、水分に
対して15重世%以上であることが本発明の目的のため
には望ましい。
本発明の方法は、アニオン性の界面活性剤であればいず
れのものにでも適用できるが、特に炭素数8〜20の脂
肪酸、アルキル硫酸エステル、α−オレフィンスルホン
酸、炭素数12〜30のアルキルエトキシ硫酸エステル
、又は炭素数6〜24のα−スルホ脂肪酸エステルのア
ルカリ金属塩からなる群から選ばれたものに好ましく適
用できる。
れのものにでも適用できるが、特に炭素数8〜20の脂
肪酸、アルキル硫酸エステル、α−オレフィンスルホン
酸、炭素数12〜30のアルキルエトキシ硫酸エステル
、又は炭素数6〜24のα−スルホ脂肪酸エステルのア
ルカリ金属塩からなる群から選ばれたものに好ましく適
用できる。
本発明で言う脱色とは、色相を示すHett値を20%
以上好ましくは40%以上低減させることを言う。
以上好ましくは40%以上低減させることを言う。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例によって限定されるものではない
。
発明はこれらの実施例によって限定されるものではない
。
実施例1
パーム油のメチルエステルの硬化品から得られたα−ス
ルホ脂肪酸エステル塩の未脱色品(炭素数12〜20、
平均炭素数17、界面活性剤濃度23.2%、色相21
10 (Klett)) 600gを1βビーカーに入
れ、75℃に保ち、塩化ナトリウム145gを加え、翼
径70mmのパドル翼(20Orpm)で5分間攪拌混
合し、これを加圧濾過(ガラス繊維濾紙)し、その濾紙
上のものをすくい取り、界面活性剤濃度を分析すると6
1.5%で色相1646(Klett)の中和物が得ら
れた。これを1!ビーカーに入れ、75℃に保ち、飽和
食塩水300gを加え、前記と同じ条件で攪拌混合、加
圧濾過し、その濾紙上のものをすくい取り、界面活性剤
濃度を分析すると、61.2%で色和1322 (Kl
ett)の中和物が得られた。同様の操作を更に繰り返
したところ、界面活性剤濃度61.1%で色相1056
(Klett)のものが得られた。更にもう一度同様の
操作を繰り返したところ、界面活性剤濃度61.1%、
色相850 (Klett)の中和物が得られた。
ルホ脂肪酸エステル塩の未脱色品(炭素数12〜20、
平均炭素数17、界面活性剤濃度23.2%、色相21
10 (Klett)) 600gを1βビーカーに入
れ、75℃に保ち、塩化ナトリウム145gを加え、翼
径70mmのパドル翼(20Orpm)で5分間攪拌混
合し、これを加圧濾過(ガラス繊維濾紙)し、その濾紙
上のものをすくい取り、界面活性剤濃度を分析すると6
1.5%で色相1646(Klett)の中和物が得ら
れた。これを1!ビーカーに入れ、75℃に保ち、飽和
食塩水300gを加え、前記と同じ条件で攪拌混合、加
圧濾過し、その濾紙上のものをすくい取り、界面活性剤
濃度を分析すると、61.2%で色和1322 (Kl
ett)の中和物が得られた。同様の操作を更に繰り返
したところ、界面活性剤濃度61.1%で色相1056
(Klett)のものが得られた。更にもう一度同様の
操作を繰り返したところ、界面活性剤濃度61.1%、
色相850 (Klett)の中和物が得られた。
実施例2
実施例1で用いたのと同じα−スルホ脂肪酸エステル塩
の未脱色品(界面活性剤濃度23.2%、色相1922
(Klett))400 gと、アルキル硫酸エステ
ル塩(炭素数10〜20、平均炭素数13、界面活性剤
濃度40.0%、色相106 (Klett))58g
を1!ビーカーに入れ、75℃で3分間攪拌する。この
ときのα−スルホ脂肪酸エステル塩とアルキル硫酸エス
テル塩の重量比は4/1である。次いでこの系に、塩化
ナトリウム(試薬1級、有効成分99.5%以上)90
gを加え、翼径701のパドル翼(20Orpm)で5
分間攪拌混合し、1分間静置させた。その上層だけをす
くい取り、界面活性剤濃度を分析すると、64.8%で
色相1518(Klett)の中和物が得られた。これ
を1!ビーカーに入れ、75℃に保ち、飽和食塩水30
0 gを加え、前記と同じ条件で攪拌混合し、静置し、
その上層だけをすくい取り、界面活性剤濃度を分析する
と、64.8%で色相1215 (Klett)の中和
物が得られた。前記と同じ操作を更に繰り返したところ
、界面活性剤濃度が64.5%で色相968(Klet
t)のものが得られた。更にもう一度同じ操作を繰り返
すと、界面活性剤濃度64.3%、色相770(Kle
tt)のものが得られた。
の未脱色品(界面活性剤濃度23.2%、色相1922
(Klett))400 gと、アルキル硫酸エステ
ル塩(炭素数10〜20、平均炭素数13、界面活性剤
濃度40.0%、色相106 (Klett))58g
を1!ビーカーに入れ、75℃で3分間攪拌する。この
ときのα−スルホ脂肪酸エステル塩とアルキル硫酸エス
テル塩の重量比は4/1である。次いでこの系に、塩化
ナトリウム(試薬1級、有効成分99.5%以上)90
gを加え、翼径701のパドル翼(20Orpm)で5
分間攪拌混合し、1分間静置させた。その上層だけをす
くい取り、界面活性剤濃度を分析すると、64.8%で
色相1518(Klett)の中和物が得られた。これ
を1!ビーカーに入れ、75℃に保ち、飽和食塩水30
0 gを加え、前記と同じ条件で攪拌混合し、静置し、
その上層だけをすくい取り、界面活性剤濃度を分析する
と、64.8%で色相1215 (Klett)の中和
物が得られた。前記と同じ操作を更に繰り返したところ
、界面活性剤濃度が64.5%で色相968(Klet
t)のものが得られた。更にもう一度同じ操作を繰り返
すと、界面活性剤濃度64.3%、色相770(Kle
tt)のものが得られた。
実施例1及び2の結果を第1表に示した。
第 1 表
〔発明の効果〕
実施例においても具体的に示したように、本発明方法に
よれば、アニオン性界面活性剤の高濃度中和物の脱色さ
れた高品質のものが比較的簡単な操作によって得られる
。このようにして得られたアニオン性界面活性剤は洗剤
等に有利に使用できる。
よれば、アニオン性界面活性剤の高濃度中和物の脱色さ
れた高品質のものが比較的簡単な操作によって得られる
。このようにして得られたアニオン性界面活性剤は洗剤
等に有利に使用できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アニオン性界面活性剤の未脱色物を、水溶性でその
水溶液が中性である無機塩で少なくとも2回塩析するこ
とを特徴とする脱色されたアニオン性界面活性剤高濃度
中和物の製造方法。 2 アニオン性界面活性剤の色相を示すKlett値が
20%以上低減される特許請求の範囲第1項記載の製造
方法。 3 アニオン性界面活性剤の色相を示すKlett値が
40%以上低減される特許請求の範囲第1項又は第2項
記載の製造方法。 4 塩析に用いる無機塩が、アルカリ金属の塩化物であ
る特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項記載
の製造方法。 5 塩析に用いる無機塩が、塩化ナトリウムである特許
請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか1項記載の製造
方法。 6 アニオン性界面活性剤が、炭素数8〜20の脂肪酸
、アルキル硫酸エステル、α−オレフィンスルホン酸、
炭素数12〜30のアルキルエトキシ硫酸エステル、又
は炭素数6〜24のα−スルホ脂肪酸エステルのアルカ
リ金属塩からなる群から選ばれたものである特許請求の
範囲第1項乃至第5項のいずれか1項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25049886A JPS63105097A (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | 脱色されたアニオン性界面活性剤高濃度中和物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25049886A JPS63105097A (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | 脱色されたアニオン性界面活性剤高濃度中和物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63105097A true JPS63105097A (ja) | 1988-05-10 |
Family
ID=17208769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25049886A Pending JPS63105097A (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | 脱色されたアニオン性界面活性剤高濃度中和物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63105097A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5429773A (en) * | 1993-02-05 | 1995-07-04 | The Procter & Gamble Company | Process to improve alkyl ester sulfonate surfactant compositions |
-
1986
- 1986-10-21 JP JP25049886A patent/JPS63105097A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5429773A (en) * | 1993-02-05 | 1995-07-04 | The Procter & Gamble Company | Process to improve alkyl ester sulfonate surfactant compositions |
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