JPS63104671A - 金属コ−テイング用ノズル - Google Patents

金属コ−テイング用ノズル

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JPS63104671A
JPS63104671A JP25074386A JP25074386A JPS63104671A JP S63104671 A JPS63104671 A JP S63104671A JP 25074386 A JP25074386 A JP 25074386A JP 25074386 A JP25074386 A JP 25074386A JP S63104671 A JPS63104671 A JP S63104671A
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JP
Japan
Prior art keywords
boron nitride
metal coating
nozzle
base material
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP25074386A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Segawa
優 瀬川
Ichiro Makino
一郎 牧野
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は表面に熱分解窒化硼素コーティングした金属コ
ーティングノズルに関するものである。
[従来の技術] 金属コーティング繊維、特にアルミニウムコーティング
ガラス繊維はその織布が電波遮蔽又は電波反射の特性を
有しているため電波通信分野でその利用が拡大されつつ
ある。
このような金属コーティングガラス繊維の製造装置とし
ては、特公昭36−2580、特公昭59−3417に
公知となっている。これらは、溶融ガラス容器の底部に
設けられたノズルからガラス繊維を引き出し、下方に設
置された巻取り機の回転ドラムに巻き取る途中で、溶′
融アルミニウム保有炉から溶融アルミを走行中のガラス
m維が通過することで、ガラス繊維にアルミニウムをコ
ーティングさせるものである。
ところで、紡糸ノズルから引き出されたガラス繊維は、
常に巻き取り用ドラムの機構的運動、あるいはドラムに
巻き付いたガラス繊維層表面の凹凸等により、揺動、揺
振しながら走行しているため走行するガラス繊維が金属
コーティングノズルと接触した際、ガラス繊維を切断す
る恐れがある。
そこでその切断を防止する方法として金属コーティング
ノズルに摺動性の優れた六方晶系の窒化硼素製ノズルを
使用することが、実開昭61−47041に公開されて
いる。
[発明の解決しようとする問題点] 摺動性の優れた六方晶系の窒化硼素製金属コーティング
ノズルを使用することで、ガラス繊維の切断が少なくな
ったが、緻密な窒化硼素焼結体は得られにくいため、加
工時の寸法精度が上げに<<、かつ摩耗に弱いためガラ
スFa雅の通過する穴径が拡がる。又、焼結助剤として
B2O3やCaOなどを用いているため、それらが溶融
アルミニウムと反応し、窒化硼素焼結体の組織が脆弱化
し、アルミニウムコーティングガラス繊維の長時間製造
の大きな弊害となっている。
[問題点を解決するための手段1 上記従来の問題点を解決するために、本発明の金属コー
ティング用ノズルは基本的には2重構造からなり、まず
母材はZrB2.TiB2.TiN、Tie。
グラファイトといった導電性かつ緻密な材料から成り、
それぞれが放電加工によりノズルを精度良く加工しうる
ちのが望ましい、その後、そのノズル上に化学的蒸着法
(cvn)を利用して熱分解窒化硼素膜を所定厚望まし
くは10〜10〜100μmコーティングし、耐熱性、
耐食性、耐酸化性及び摺動性を備え、高品質のアルミニ
ウムコーティングガラス繊維を容易に得られるべく改良
された金属コーティングノズルを要旨とするものである
本発明で、熱分解窒化硼素とは、気相反応により形成し
たもので、例えば硼素源としてBCh、BF3 などの
ハロゲン化物あるいは82 H6などの水素化物と、窒
素又はNH3などの窒素源を1〜30トール、1700
〜2200℃で気相反応させることによって形成するこ
とができる。
本発明ノズルを図面を参照して次に説明する。
第1図と第2図は溶融ガラスのポットからガラス繊維を
垂直方向に引っばり回転ドラムに巻き取る途中で溶融金
属保有炉に取付けられた金属コーティングノズル先端を
通過させることでガラス繊維に金属コーティングさせる
製造装置である。
第1図はガラス繊維の金属コーティング装置の正面図、
第2図は第1図のI−I線に沿う断面図である。
lはガラス2を溶融するポットであり、その底部には溶
融ガラスを流出する紡糸ノズル3が多数設けられている
。このポット1とガラス繊維の巻取りドラム5との間に
ガラスm維4をコーティングするための溶融金属保有炉
6が置かれている。この溶融金属保有炉6の側面には開
ロアが設けられ、この開ロアの位置に熱分解窒化硼素膜
をコーティングした金属コーティング用ノズル8を取り
付ける。
この金属コーティング用ノズル8は2重構造から成り、
望ましい母材8aはZrB2.TiB2.TiN、Ti
e及びグラファイトなどの放電加工が容易にできる導電
性を有するもので、その表面にCVDを利用して緻密な
熱分解窒化硼素膜8bを望ましくは10〜10〜100
μmコーティングした構造となっている。
なお、放電精密加工が容易な望ましい母材の物性は、導
電率が10−2Ω・cm以下で、相対密度98%以上の
ものである。また望ましい窒化硼素層の密度は2 g/
c+m3以上のものである。これは密度がこれ以下だと
溶融金属に対する耐食性や耐酸化性が劣るためである。
また厚みについては10μm以下だと無孔の連続コーテ
ィングの保護作用が減少するなど、また100μm以上
だと母材との剥離減少や層状性の熱分解窒化硼素膜中に
剥離減少がみられるためである。
なお、この場合熱分解窒化硼素コーティングは、第4図
に示す如くノズルの全表面に施すのが望ましいが、溶融
金属と接触する内面及び繊維の通る孔内面には施してお
くことが必要である。この熱分解窒化硼素コーティング
した金属コーティング用ノズル8から膨出する溶融金属
の膨出部中をガラス繊!I4が通過しガラス繊維に金属
コーティングを行なっている。
図中9はヒーター、lOは溶融金属を示している。第3
図及び第4図は、金属コーティング用ノズル8の構成を
示すものであり、それぞれ第1図及び第2図の■と■の
拡大図である。
図4において、金属コーティング用ノズル8は、溶融金
属保有炉6の側面に装着されている。このコーティング
用ノズル8の先端にはスリン)11が繊維方向に沿って
多数設けられている。このように構成された金属コーテ
ィングガラス繊維の製造装置においては、ボッ)1中の
溶融ガラス2は、ノズル3から流下し回転ドラム4によ
って巻き取られる。そしてその途中で溶融金属がコーチ
イブされ、目的の金属コーティングガラス繊維ができる
。このように2重構造から成る金属コーティング用ノズ
ルはノズルの寸法精度が良く、強度も高いことから取扱
いやすい、しかも溶融金属や大気と接触しているノズル
表面の熱分解窒化硼素は、溶融アルミニウムと濡れない
、すなわち耐食性を持っていること、さらに耐酸化性、
摺動性を有しているので、アルミニウムコーティングガ
ラス繊維を長時間安定に製造できる。
上記実施例は、ガラスamの紡糸例に関するものである
が1本発明の金属コーティングノズルはガラス繊維以外
の繊維にも適用可能であり、又コーティング金属の種類
もアルミニウムに限らず亜鉛、鉛及び錫などの金属ある
゛いは錫−鉛、真ちゅうなどの合金も繊維にコーティン
グ可能である。
[作 用] 周知のようにZrB2.TiB2.Ti)l、Tie及
びグラファイトといった導電性材料から金属コーティン
グノズルを加工する場合、これらの材料は放電加工がで
きるため超精密加工が可能となっている。またグラファ
イトは機械加工性も良いので、これからも寸法精度の良
い金属コーティングノズルができる。加えて、このノズ
ル上にCVDにより熱分解窒化硼素膜を10〜100μ
形成させることで、熱分解窒化硼素の主成分である高純
度でほぼ理論密度上に近い膜が生成することから溶融ア
ルミニウムとの反応性がないこと、アルミニウムの溶融
点より高い温度で空気中に保持しても酸化しないこと、
及びガラス繊維が接触しても糸切れする恐れがほとんど
ないなどの長所がある。さらにノズル母材がZrB2や
TiB2といった高強度材料であるため、取扱いも容易
である。
しかし、これに対し摺動性のみを考えた窒化硼素焼結体
の金属コーティング用ノズルは、溶融アルミニウムと焼
結助剤であるB2O3あるいはCaOと反応し、組織の
脆弱化を起しやすい。
又、窒化硼素焼結体の密度(一般に相対密度80%以下
)は低いため、ガラス繊維との接触や酸化によりノズル
の損耗が起こりやすい、これらのことが高品質のアルミ
ニウムコーティングガラス繊維を安定に製造する際問題
となる。
[実施例] ノズルの形状 図3に準じた形状で全長180m/m、穴のピッチを4
±0.04m/m 、穴径をφ0.8±0.04m/m
として加工した。
母  材 材’75   ZrB293%(SiC7%)物性  
相対密度   89.3% 導電率  lXl0−5Ω−01m 放電加工性  良 好 熱分解窒化硼素層 物性  密度: 2.05g/cm3 膜厚:40μ■ なお、熱分解窒化硼素層は、減圧CVD炉内に設置した
母材上にBCl3流量1003CG)I 、 NH3流
量500SCCM、H2流量500SCCN、反応温度
1800℃、反応圧力10TOrrという反応条件で反
応させることにより形成した。
このようなノズルを用い、ガラス繊維へのアルミニウム
コーティング実験を、溶融金属保有炉を700℃に保温
し、アルミニウムを溶融しガラスm維をノズル穴から通
過させる条件下で行なった。結果は次の通りであった。
本発明ノズルでは、糸切れもなく、溶融アルミニウムも
スムーズに流れ繊維へのアルミニウムコーティングが安
定に行なえた。なお、焼結窒化硼素ノズル(物性−焼結
体相対密度88%)を使用した場合には約1時間後、醸
化により穴径が広がったため溶融アルミニウムの流れが
不均一となり均一なコーティングができなかった。また
、熱分解窒化硼素コーティングのないZrB2質母材の
みのノズルでは、約1時間後、糸切れを生じた。短いも
のでは約15分で切れてしiっだ。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の金属コーティング用ノズル
は望ましくは2重構造から成る。そのノズルの構成は母
材がZrB2.TiB2.TiN、TiC、グラファイ
トといった高密度でしかも超精密加工できる導電性のも
ので、そしてその表面にCVDにより熱分解窒化硼素膜
を均一にコーティング望ましくはlO〜10〜100μ
mコーティングしたものとなっている。
このような金属コーティング用ノズルは機械的強度があ
ることから取扱いが容易で又熱分解窒化硼素の主成分で
ある耐熱性、耐食性、耐酸化性及び摺動性に優れている
。ゆえに金属コーティングの生産性が向上し製品のコス
トダウンが図れたと同時に、品質の優れた金属コーティ
ングが容易に可能となり、実用上その価値は多大である
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明する金属コーティングする
!a雄の製造装置の正面図、第2図は第1図のI−I線
に沿う断面図、第3図及び第4図はそれぞれ第1図、第
2図の■、■部分の拡大図である。 図において1はポット、2は溶融ガラス、3は紡糸ノズ
ル、4はガラスla雄、5は巻取ドラム、6は溶融金属
保有炉、8は金属コーティング用ノズル、8aは母材、
8bは熱分解窒化硼素層、9はヒーター、10は溶融金
属である。 ↓ 躬1図      第z図 43 図 集4図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に熱分解窒化硼素層を形成してなる金属コー
    ティング用ノズル。
  2. (2)熱分解窒化硼素層は密度が2g/cm^3以上の
    緻密層である特許請求の範囲第1項記載のノズル。
  3. (3)熱分解窒化硼素層の厚みが10〜100μmであ
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載のノズル。
  4. (4)熱分解窒化硼素層を有する母材が、導電性かつ緻
    密質のセラミック焼結体からなる特許請求の範囲第1項
    乃至第3項いずれか記載のノズル。
  5. (5)母材が導電率10^−^2Ω・cm以下で相対密
    度が98%以上のセラミック焼結体である特許請求の範
    囲第4項記載のノズル。
  6. (6)母材が、ZrB_2質、TiB_2質、TiN質
    、TiC質およびグラファイトのいずれか1種以上を主
    成分とする特許請求の範囲第5項記載のノズル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5373993A (en) * 1990-03-30 1994-12-20 General Electric Company Apparatus and process for depositing hard coating in a nozzle orifice
KR19990011828A (ko) * 1997-07-25 1999-02-18 이대원 스프레이건의 도료팁
US8739821B2 (en) 2009-07-16 2014-06-03 Honda Motor Co., Ltd. Fuel tank
JP2016204704A (ja) * 2015-04-22 2016-12-08 信越化学工業株式会社 耐熱基材及びその製造法

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