JPS6310024B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6310024B2
JPS6310024B2 JP9317683A JP9317683A JPS6310024B2 JP S6310024 B2 JPS6310024 B2 JP S6310024B2 JP 9317683 A JP9317683 A JP 9317683A JP 9317683 A JP9317683 A JP 9317683A JP S6310024 B2 JPS6310024 B2 JP S6310024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake force
command signal
signal
braking force
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9317683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59216760A (ja
Inventor
Tatsuo Fujiwara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabco Ltd filed Critical Nabco Ltd
Priority to JP9317683A priority Critical patent/JPS59216760A/ja
Publication of JPS59216760A publication Critical patent/JPS59216760A/ja
Publication of JPS6310024B2 publication Critical patent/JPS6310024B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/66Electrical control in fluid-pressure brake systems
    • B60T13/665Electrical control in fluid-pressure brake systems the systems being specially adapted for transferring two or more command signals, e.g. railway systems

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、モータ車とトレーラ車とから成る編
成車両のブレーキ時に、指令された編成ブレーキ
力に対して電気ブレーキ力が不足するとその不足
分を流体ブレーキ力により補足する鉄道車両用ブ
レーキ制御方法に関する。
この種のブレーキ制御方法における一般の遅れ
込め制御は、特開昭56−110404号に従来技術とし
て開示されているように、編成ブレーキ力がモー
タ車の最大粘着ブレーキ力以下のときモータ車が
編成車両の全ブレーキ力を負担し、編成ブレーキ
力が前記最大粘着ブレーキ力より大きいときモー
タ車がが最大粘着ブレーキ力を保持すると共にト
レーラ車がその不足分を流体ブレーキ力で負担
し、モータ車の電気ブレーキ力を最大限に利用す
るものである。
ところが、上記一般のブレーキ制御方法におい
ては、架線過電圧あるいは回生無負荷等によつて
電気ブレーキが失効して編成ブレーキ力の全てを
流体ブレーキ力で負担するとき、モータ車が電気
ブレーキ力相当の流体ブレーキ力を負担し、トレ
ーラ車がその不足分の流体ブレーキ力を負担する
ことになるので、編成ブレーキ力が最大の付近を
除けばモータ車とトレーラ車との流体ブレーキ力
負担量が大巾に異なつており、モータ車のブレー
キシユーの摩耗がトレーラ車のそれに比べて著し
く、モータ車とトレーラ車とのブレーキシユーの
交換周期が一致せずメンテナンスに問題がある。
このため、特開昭56−110404号公報に発明とし
て開示される通り、電気ブレーキ有効時にはモー
タ車の電気ブレーキ力を最大限に利用し、電気ブ
レーキ失効時にはモータ車とトレーラ車とにそれ
ぞれ重量配分した流体ブレーキ力を負担させるよ
うにしたブレーキ制御方法が提案されており、こ
の従来方法を第1図〜第3図にもとづいて以下に
説明する。
第1図は従来方法を適用した装置を示し、モー
タ車(以下、M車という)とトレーラ車(以下、
T車という)とはそれぞれ流体ブレーキ装置(以
下、流制装置という)7m,7tを備えており、
これら流制装置7m,7tは電気―流体圧変換弁
EPと中継弁RVとブレーキシリンダBCとから成
る。
編成ブレーキ力指令器2(以下、編成制動力指
令器2という)からの編成ブレーキ力指令信号F
(以下、編成制動力指令信号Fという)は電気ブ
レーキ力指令器3(以下、電制力指令器3とい
う)および演算器30の正の入力側へ伝達され、
該電制力指令器3はリミツタ特性を有する。すな
わち、編成制動力指令信号FがM車の最大粘着ブ
レーキ力等価信号H(以下、最大粘着制動力等価
信号Hという)未満のとき、電制力指令器3の出
力である電気ブレーキ力指令信号E(以下、電制
力指令信号Eという)は、E=Fであり、編成制
動力指令信号Fが最大粘着制動力等価信号H以上
のとき、電制力指令信号Eは、E=Hである。
この電制力指令信号Eにもとづいて電気ブレー
キ装置4(以下、電制装置4という)が作動し、
その実際の電気ブレーキ力(以下、電制力とい
う)に相当する電気ブレーキ力等価信号G(以下、
電制力等価信号Gという)が演算器30の負の入
力側および演算器31の正の入力側へ伝達され
る。
演算器30は、編成制動力指令信号Fか電制力
等価信号Gを減算し、その結果(F―G)をM車
設定器5mおよびT車設定器5tへ伝達する。
T車設定器5tは、〔(F―G)×T/(M+
T)〕を出力し、このT車配分を演算器32の正
の入力側へ伝達する。一方、M車設定器5mは、
〔(F―G)×M/(M+T)〕を出力し、このM車
配分を演算器31,33の正の入力側へ伝達す
る。ただし、前記両設定器5t,5mの説明にお
いて、MはM車の重量、TはT車の重量とし、一
般に(M>T)である。
演算器31は、その負の入力側に等価信号発生
器34からの最大粘着制動力等価信号Hが伝達さ
れており、〔G+(F―G)×M/(M+T)−H〕
をダイオード35へ伝達する。
このダイオード35は、演算器31の出力が正
のときはこれをそのまま演算器32の正の入力側
および演算器33の負の入力側へ伝達し、演算器
31の出力が0以下のときはその出力を0として
演算器32,33へ0を伝達する。
演算器33は、M車設定器5mの出力であるM
車配分からダイオード35の出力を減算し、その
結果をM車増幅器6mを介してM車の流制装置7
mへ伝達する。
同様に、演算器32は、T車設定器5tの出力
であるT車配分にダイオード35の出力を加算
し、その結果をT車増幅器6tを介してT車の流
制装置7tへ伝達する。
すなわち、上記従来のブレーキ制御方法は、編
成制動力指令信号Fと電制力等価信号Gとの差を
M車とT車の重量比に分配し、そのM車配分に電
制力等価信号Gを加算したものがM車の最大粘着
制動力等価信号H以下の場合には、M車配分であ
る〔(F―G)×M/(M+T)〕をM車の流制力
指令信号とすると共に、T車配分である〔(F―
G)×T/(M+T)〕をT車の流制力指令信号と
し、また、前記M車配分に電制力等価信号Gを加
算たものがM車の最大粘着制動力等価信号Hを超
える場合には、この超過分をM車配分から減算し
た(H−G)をM車の流制力指令信号とすると共
に、前記超過分をT車配分に加算した(F−H)
をT車の流制力指令信号とするようになつてい
る。
ここで、編成制動力指令信号FがM車の最大粘
着制動力等価信号H未満、以上の2つの場合に分
けて考えると、 まず、(F<H)の場合、電制力指令器3の特
性により電制力指令信号E=編成制動力指令信号
Fであつて、電制力指令信号(E=F)に対する
電制力等価信号Gは(G≦F)であり、かつ、前
記の通り(F<H)であるから、常に〔G+(F
−G)×M/(M+T)〕<Hとなり、このため、
M車の流制力指令信号はM車配分〔(F−G)×
M/(M+T)〕であり、T車の流制力指令信号
はT車配分〔(F−G)×T/(M+T)〕である。
これに対し、(F≧H)の場合、電制力指令器
3のリミツタ特性により電制力指令信号E=最大
粘着制動力等価信号Hであり、且つ、前記の通り
(F≧H)であるため、電制力指令信号(E=H)
に対する電制力等価信号Gの割合(以下、電制率
という)が高ければ、〔〔G+(F−G)×M/(M
+T)〕>Hとなり、電制率が低ければ、〔G+(F
−G)×M/(M+T)〕≦Hとなる。
したがつて、(F≧H)の場合において電制率
が高いと、M車の流制力指令信号が(H−G)で
あつてT車の流制力指令信号が(F−H)であ
り、(F≧H)の場合において電制率が低いと、
M車の流制力指令信号が〔(F−G)×M/(M+
T)〕であつてT車の流制力指令信号が〔(F−
G)×T/(M+T)〕である。
これらM車、T車の流制力指令信号はそれぞれ
の流動力とみることができるから、上記従来のブ
レーキ制御方法によるM車とT車の流制力を整理
すると以下の通りとなる。
() 編成制動力指令信号F<M車の最大粘着
制動力等価信号Hのとき、 M車流制力=(F−G)×M/(M+T) T車流制力=(F−G)×T/(M+T) () 編成制動力指令信号F≧M車の最大粘着
制動力等価信号Hのとき、 (−a)、電制率(G/H)が高い場合、 M車流制力=(H−G) T車流制力=(F−H) (−b)、電制率(G/H)が低い場合、 M車流制力=(F−G)×M/(M+T) T車流制力=(F−G)×T/(M+T) また、車両の減速度は制動力を重量で除算し
たものであり、M車の合成制動力はM車の流制
力と電制力との和であるから、上記従来のブレ
ーキ制御方法におけるT車の流制減速度βt,M
車の流制減速度βm、M車の合成減速度βMは次
の通りとなる。
(イ) F<Hのとき、 βt=βm=(F−G)/(M+T) βM=(F−G)/(M+T)+G/M (ロ) F≧Hのとき、 (ロ−a)、電制率(G/H)が高い場合、 βt=(F−H)/T βm=(H−G)/M βM=(H−G)/M+G/M=H/M (ロ−b)、電制率(G/H)が低い場合、 βt=βm=(F−G)/(M+T) βM=(F−G)/(M+T)+G/M そして、上記(イ)の関係を第2図に示し、上記
(ロ)の関係を第3図に示す。
第2図からも明らかな通り、(F<H)すなわ
ち編成制動力指令信号Fが小さいとき、M車流制
減速度βmおよびT車流制減速度βtは電制率100%
から低下するにしたがつて0から〔F/(M+
T)〕まで上昇し、M車合成減速度βMは電制率
100%から低下するにともなつて(F/M)から
〔F/(M+T)〕まで低下する。
また、第3図からも明らかな通り、(F≧H)
すなわち編成制動力指令信号Fが最大粘着制動力
等価信号Hより大きいとき、T車流制減速度βtは
電制率が高いと一定値〔(F−H)/T〕を保持
し、M車流制減速度βmは電制率の低下にしたが
つて上昇し、ある電制率以下になると、両減速度
βt,βmは同じように上昇して〔F/(M+T)〕
に達し、M車合成減速度βMは電制率が高いと一
定値(H/M)を保持し電制率がある値以下にな
ると〔F/(M+T)〕まで低下する。
従来のブレーキ制御方法においては、各減速度
βt,βm,βMが以上の通りであつて、次に述べる
問題を有する。
従来の直流電動機のチヨツパ制御電車に対し
て、最近は誘導電動機のインバータ制御電車が開
発されており、このインバータ制御電車は、M車
制動中に車輪が滑走するとこれを検知して誘導電
動機が直ちにトルクを減じて電制力を低下させる
という特性を有する。
ところが、上述の通り、従来のブレーキ制御方
法においては、編成制動力指令信号FがM車の最
大粘着制動力等価信号Hを超えているとき、電制
力Gが低下しても即ち電制率(G/H)が低下し
ても、その低下量が少ないと、この電制力Gの低
下分をM車の流制力が補足するために、M車の合
成減速度βMとしては一定値(H/M)を保持
し、電制率の低下がある値になつてはじめてM車
合成減速度βMが低下するのである。
すなわち、従来のブレーキ制御方法を上記イン
バータ制御電車に適用すると、編成制動力指令信
号FがM車の最大粘着制動力等価信号Hを超えて
いるときに車輪が滑走すると、誘導電動機のトル
クが減少して電制力G(電制率)が低下するが、
その低下量が少ないとM車合成減速度βMすなわ
ちM車合成制動力が一定値を保持するため、車輪
が滑走を続け、車輪とレール間の早期再粘着が不
可能である。
そこで、本発明は、編成制動力指令信号の大小
にかわらずM車の電制率が100%から低下すると
直ちにM車の合成減速度すなわち合成制動力を減
じる(ただし、T車の流制減速度すなわち流制力
を増大させる)ことを目的とし、その特徴とする
ところは、鉄道車両用ブレーキ制御方法におい
て、編成制動力指令信号FのM車配分〔F×M/
(M+T)〕が電制力等価信号Gより小さいとき、
編成制動力指令信号Fと電制力Gとの差(F−
G)をT車の流制力指令信号とすると共に、M車
の流制力指令信号を0とし、編成制動力指令信号
FのM車配分〔F×M/(M+T)〕が電制力等
価信号G以上のとき、編成制動力指令信号FのT
車配分〔F×T/(M+T)〕をT車の流制力指
令信号とすると共に、編成制動力指令信号FのM
車配分と電制力等価信号Gとの差〔F×M/(M
+T)−G〕をM車の流制力指令信号とするとこ
ろにある。
以下、本発明の鉄道車両用ブレーキ制御方法を
第4図〜第10図にもとづいて説明する。なお、
従来と同一部分についは第1図と同一符号を付し
て詳説はしない。
第4図は本発明方法を適用した装置の第1実施
例を示し、編成制動力指令器2、電制力指令器
3、電制装置4、T車増幅器6t、M車増幅器6
m、T車の流制装置7t、M車の流制装置7mは
それぞれ従来と同じである。
T車設定器5tは、編成制動力指令信号FをT
車重量配分したもの〔F×T/(M+T)〕を演
算器11の正の入力側へ伝達する。
M車設定器5mは、編成制動力指令信号FをM
車重量配分したもの〔F×M/(M+T)〕を演
算器12の負の入力側および演算器13の正の入
力側へ伝達する。
演算器12は、その正の入力側へ電制力等価信
号Gが伝達されているため、編成制動力指令信号
FのM車分との差〔G−F×M/(M+T)〕を
ダイオード14へ伝達する。
ダイオード14は、演算器12の出力が正のと
きこれをそのまま出力し、演算器12の出力が0
以下のとき0を出力し、この出力が演算器11の
負の入力側に伝達される。
したがつて、演算器11の出力すなわちT車の
流制力指令信号は、G>〔F×M/(M+T)〕の
とき(F−G)であり、G≦F×M/(M+T)〕
のとき〔F×T/(M+T)〕である。
また、演算器13は、その負の入力側に電制力
等価信号Gが入力されているため、、編成制動力
指令信号FのM車配分との差〔F×M/(M+
T)−G〕とダイオード15へ伝達する。
ダイオード15は、演算器13の出力が正のと
きこれをそのまま出力し、演算器13の出力が0
以下のとき0を出力する。
したがつて、ダイオード15の出力すなわちM
車の流制力指令信号は、G>〔F×M/(M+
T)〕のとき0であり、G≦〔F×M/(M+T)〕
のとき〔F×M/(M+T)−G〕である。
これらM車、T車の流制力指令信号にもとづい
てそれぞれの流制装置7m,7tが作動するわけ
であるから、流制力指令信号は流制力とみること
ができ、また、電制力等価信号Gを電制力とみる
ことができ、さらに、M車の合成制動力はM車の
流制力と電制力との和であるから、T車の流制力
およびM車の流制力、合成制動力を整理すると次
の通りとなる。
(i) G>〔F×M/(M+T)〕のとき、 T車流制力=(F−G) M車流制力=0 M車合成制動力=G (ii) G≦〔F×M/(M+T)〕のとき、 T車流制力=〔F×T/(M+T)〕 M車流制力=〔F×M/(M+T)−G〕 M車合成制動力=〔F×M/(M+T)〕 そして、減速度は制動力を重量で除算したも
のであるから、T車の流制減速度βt、M車の流
制減速度βm、M車の合成減速度βMは次の通り
である。
(x) G>F×M/(M+T)〕のとき、 βt=(F−G)/T βm=0 βM=G/M (y) G≦〔F×M/(M+T)〕のとき、 βt=F/(M+T) βm=F/(M+T)−G/M βM=F/(M+T) これら減速度βt,βm,βMと電制率(G/E)
との関係を第5図、第6図に示し、第5図は(編
成制動力指令信号F)<(M車の最大粘着制動力等
価信号H)の場合、第6図は(F≧H)の場合で
ある。
第5図からも明らかな通り、(F<H)の場合、
(電制力指令信号E)=(編成制動力指令信号F)
であるから電制率(G/E)=(G/F)であり、
電制率100%のとき(F=G)であるため、T車
の流制減速度βtは、電制率100%のとき0であつ
て電制率が低下するに従つて上昇し、G≦〔F×
M/(M+T)〕の範囲において一定値〔F/
(M+T)〕である。また、M車の流制減速度βm
は、電制率が100%からG=〔F×M/(M+T)〕
となるまで0であり、G≦〔F×M/(M+T)〕
の範囲において電制率が低下するにしたがつて上
昇し、電制率0%で〔F/(M+T)〕に達する。
さらに、M車の合成減速度βMは、電制率100%
のとき(F/M)であり、電制率が低下するにと
もなつて低下し、G≦〔F×M/(M+T)〕の範
囲において一定値〔F/(M+T)〕である。
同様に、第6図に示す通り、(F≧H)の場合、
(電制力指令信号E)=(M車の最大粘着制動力等
価信号H)であるから、電制率(G/E)=(G/
H)であるため、T車の流制減速度βtは、電制率
100%のとき〔(F−H)/T〕であつて電制率が
低下するにしたがつて上昇し、G≦〔F×M/
(M+T)〕の範囲において一定値〔F/(M+
T)〕である。また、M車の流制減速度βmは、電
制率100%からG=〔F×M/(M+T)〕となる
まで0であり、G≦〔F×M/(M+T)〕の範囲
において電制率が低下するにしたがつて上昇し、
電制率0%で〔F/(M+T)〕に達する。さら
に、M車の合成減速度βMは、電制率100%のと
き(H/M)であり、電制率が低下するにともな
つて低下し、G≦〔F×M/(M+T)〕の範囲に
おいて一定値〔F/(M+T)〕である。
以上の通り、本発明方法においては、編成制動
力指令信号Fが大きくても小さくても、電制率が
100%から低下すると、直ちにM車の合成減速度
βMを減じることができる。このとき、T車の流
制減速度βtが直ちに上昇するが、M車の流制減速
度は0のままである。
なお、上記第4図の第1実施例においては、ま
ず編成制動力指令信号Fを発生させ、これをT車
設定器5tとM車設定器5mとでM車,T車それ
ぞれの重量に応じて配分したが、これらを逆に行
なつても良い。すなわち、M車配分(F×M/
(M+T)〕,T車配分〔F×T/(M+T)〕を先
に発生させて、これらを加算して編成制動力指令
信号Fとしても本発明の実施が可能である。
また、第4図におけるM車に配置したT車設定
器5t,演算器11,T車増幅器6tをT車に配
置しても良く、この第2実施例を第7図に示す。
この第2実施例は第4図の第1実施例と実質的に
同一であるのでその説明を省略する。
第8図は本発明方法を適用した装置の第3実施
例を示し、この第3実施例は、M車増幅器6mへ
の信号伝達手段が第4図の第1実施例と同じであ
り、T車増幅器6tへの信号伝達手段を第1実施
例とは異ならせたものであるので、第1実施例と
その手段の異なる点について以下に説明する。
演算器16にて編成制動力指令信号Fと電制力
等価信号Gとの差(F−G)を求め、この演算器
16の出力とT車設定器5tの出力との差〔(F
−G)−F×T/(M+T)〕すなわち〔F×M/
(M+T)−G〕を演算器17で求める。そして、
G>〔F×M/(M+T)〕のとき、ダイオード1
8の出力が0であるから、演算器19は演算器1
6の出力(F−G)をそのまま出力し、G≦〔F
×M/(M+T)〕のとき、ダイオード18の出
力が〔F×M/(M+T)−G〕であり、演算器
19は演算器16の出力からダイオード18の出
力を減算した〔F×T/(M+T)〕を出力する。
すなわち、第8図の第3実施例は、T車の流制
力指令信号を得る構成が第4図の第1実施例と異
なるものの、そのT車の流制力指令信号が実質的
に第1実施例と同一であり、T車流制減速度,M
車流制減速度,M車合成減速度と電制率との関係
は第1実施例と同じく第5図,第6図の通りとな
る。
第9図は、第8図の第3実施例におけるM車に
配置したT車設定器5t,演算器17,19,ダ
イオード18,T車増幅器6tをT車に配置した
第4実施例を示し、この第4実施例は実質的に第
8図の第3実施例と同一であるのでその説明を省
略する。
第10図は本発明方法を適用した装置の第5実
施例を示し、M車増幅器6m,T車増幅器6tへ
の信号伝達手段すなわち、M車,T車それぞれの
流制力指令信号を得るための構成をさらに変更し
たものであり、以下に説明する。
演算器16にて編成制動力指令信号Fと電制力
等価信号Gとの差(F−G)を求め、この演算器
16の出力とT車設定器5tの出力との差〔(F
−G)−F×T/(M+T)〕すなわち〔F×M/
(M+T)−G〕を演算器17で求める。そして、
G>〔F×M/(M+T)〕のとき、ダイオード1
8の出力が0であるから、M車増幅器6mの入力
すなわちM車の流制力指令信号を0とすると共
に、演算器19は演算器16の出力(F−G)を
そのまま出力し、これをT車増幅器6tの入力す
なわちT車の流制力指令信号とする。また、G≦
〔F×M/(M+T)〕のとき、ダイオード18の
出力が〔F×M/(M+T)−G〕であるから、
このダイオード18の出力をM車の流制力指令信
号とし、演算器19が演算器16の出力からダイ
オード18の出力を減算した〔F×T/(M+
T)〕を出力し、これをT車の流制力指令信号と
する。
すなわち、第10図の第5実施例は、M車,T
車のそれぞれの流制力指令信号を得る構成が第
1,第2の実施例と異なるものの、これら流制力
指令信号が実質的に第1〜第4の実施例と同じで
あり、電制率に対する減速度特性が第5図,第6
図の通りとなる。
以上の説明の通り、本発明方法によれば、編成
制動力指令信号の大小にかかわらず、M車の電制
力すなわち電制率が100%から低下すると、直ち
にM車の合成減速度を低下させることができるた
め、インバータ制御電車に適用した場合、車輪が
滑走すると、直ちにM車の合成制動力が低下して
車輪とレール間の再粘着が可能となる。
また、本発明方法によれば、以下に述べる特有
の効果が得られる。
一般に、編成制動力指令信号が与えられたと
き、まず、流制力が立ち上がり、その後に電制力
が立ち上つてから流制力が低下していく。つま
り、電制力が立ち上がるまでの流制力減速度は第
2図,第3図,第5図,第6図の電制力0のとき
の値であり、電制力が立ち上がると、従来方法
(第2図,第3図)においてはM車の流制力減速
度βmが緩やかに低下し、本発明方法(第5図,
第6図)においてはM車の流制力減速度βmが速
やかに低下する。また、流制力はその指令信号が
変化しても若干遅れて変化する。したがつて、本
発明方法によれば、従来方法に比べて、電制率の
上昇に対するM車流制力減速度低下が速やかであ
るため、M車合成制動力がオーバーシユートしに
くく、車輪の滑走が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の鉄道車両用ブレーキ制御方法を
適用した装置のブロツク図、第2図,第3図は同
従来方法における電制率と減速度との関係を示す
特性図、第4図は本発明の鉄道車両用ブレーキ制
御方法を適用した第1実施例を示すブロツク図、
第5図,第6図は同第1実施例における電制率と
減速度との関係を示す特性図、第7図は同第2実
施例を示すブロツク図、第8図は同第3実施例を
示すブロツク図、第9図は同第4実施例を示すブ
ロツク図、第10図は同第5実施例を示すブロツ
ク図である。 F……編成ブレーキ力指令信号(編成制動力指
令信号)、E……電気ブレーキ力指令信号(電制
力指令信号)、G……電気ブレーキ力等価信号
(電制力等価信号)、H……モータ車の最大粘着ブ
レーキ力等価信号(M車の最大粘着制動力等価信
号)、2……編成ブレーキ力指令器(編成制動力
指令器)、3……電気ブレーキ力指令器(電制力
指令器)、4……電気ブレーキ装置(電制装置)、
5m……M車設定器、5t……T車設定器、6m
……M車増幅器、6t……T車増幅器、7m……
M車の流体ブレーキ装置(流制装置)、7t……
T車の流体ブレーキ装置(流制装置)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 編成ブレーキ力指令信号がモータ車の最大粘
    着ブレーキ力等価信号未満のとき該編成ブレーキ
    力指令信号を電気ブレーキ力指令信号とすると共
    に、編成ブレーキ力指令信号が前記最大粘着ブレ
    ーキ力等価信号以上のとき該最大粘着ブレーキ力
    等価信号を電気ブレーキ力指令信号とし、該電気
    ブレーキ力指令信号にもとづいて電気ブレーキ装
    置を作動させ、該電気ブレーキ装置の作動による
    実際の電気ブレーキ力に相当する電気ブレーキ力
    等価信号と前記編成ブレーキ力指令信号との差信
    号をモータ車の流体ブレーキ力指令信号とトレー
    ラ車の流体ブレーキ力指令信号とに分配し、これ
    ら流体ブレーキ力指令信号にもとづいてモータ車
    とトレーラ車のそれぞれの流体ブレーキ装置を作
    動させるようにした鉄道車両用ブレーキ制御方法
    において、 前記編成ブレーキ力指令信号に〔(モータ車重
    量)/(モータ車重量+トレーラ車重量)〕を乗
    じた信号が前記電気ブレーキ力等価信号より小さ
    いとき、前記編成ブレーキ力指令信号と電気ブレ
    ーキ力等価信号との差信号をトレーラ車の流体ブ
    レーキ力指令信号とすると共に、モータ車の流体
    ブレーキ力指令信号を零とし、 前記編成ブレーキ力指令信号に〔(モータ車重
    量)/(モータ車重量+トレーラ車重量)〕を乗
    じた信号が前記電気ブレーキ力等価信号以上のと
    き、前記編成ブレーキ力指令信号に〔(トレーラ
    車重量)/(モータ車重量+トレーラ車重量)〕
    を乗じた信号をトレーラ車の流体ブレーキ力指令
    信号とすると共に、前記編成ブレーキ力指令信号
    に〔(モータ車重量)/(モータ車重量+トレー
    ラ車重量)〕を乗じた信号と前記電気ブレーキ力
    等価信号との差信号をモータ車の流体ブレーキ力
    指令信号とするようにした鉄道車両用ブレーキ制
    御方法。
JP9317683A 1983-05-25 1983-05-25 鉄道車両用ブレ−キ制御方法 Granted JPS59216760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9317683A JPS59216760A (ja) 1983-05-25 1983-05-25 鉄道車両用ブレ−キ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9317683A JPS59216760A (ja) 1983-05-25 1983-05-25 鉄道車両用ブレ−キ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59216760A JPS59216760A (ja) 1984-12-06
JPS6310024B2 true JPS6310024B2 (ja) 1988-03-03

Family

ID=14075260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9317683A Granted JPS59216760A (ja) 1983-05-25 1983-05-25 鉄道車両用ブレ−キ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59216760A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4659149A (en) * 1985-11-08 1987-04-21 American Standard Inc. Cross blending electro-dynamic/friction brake system for multi-car train consist having mixed power and non-power cars

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59216760A (ja) 1984-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4659149A (en) Cross blending electro-dynamic/friction brake system for multi-car train consist having mixed power and non-power cars
KR100942093B1 (ko) 전기차의 브레이크 제어 장치
US5564795A (en) Electropneumatic brake control system parking brake
CN105346556A (zh) 基于tcms分配制动力的城铁车辆制动力管理方法
EP0152300B1 (en) Brake control system
CN111959466B (zh) 一种轨道车辆电机械制动系统
CN107472292A (zh) 基于速度的分段制动力控制方法
CN110077385A (zh) 一种车辆制动控制方法
CN101596869A (zh) 混合动力客车气压与再生制动协调控制系统
CN111959468B (zh) 一种轨道车辆电机械制动力控制方法
JPS6310025B2 (ja)
CN110654420A (zh) 一种列车恒速控制方法及控制系统
WO2021130938A1 (ja) ブレーキ制御装置、駆動制御システム、およびブレーキ制御方法
CN107985082B (zh) 一种自卸车电液制动方法
EP2623361A1 (en) Brake control apparatus for vehicle, and brake control apparatus for multi-car train
CN109263621A (zh) 一种储能式有轨电车电液联合制动控制系统
JPS6310024B2 (ja)
JPH08301099A (ja) 鉄道車両用ブレーキ制御装置
WO2022037298A1 (zh) 一种轨道车辆电机械制动系统及电机械制动力控制方法
CN113696866B (zh) 一种长大下坡场景下重载机车自动驾驶空气制动运用方法
JPH0256002B2 (ja)
US2361099A (en) Vehicle brake and propulsion control
JPH05294237A (ja) 列車ブレーキ分散制御方法
JP3577246B2 (ja) 電気車のブレーキ装置
JPH118906A (ja) 鉄道車両用ブレーキ制御装置