JPS63100127A - 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法Info
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- JPS63100127A JPS63100127A JP61244053A JP24405386A JPS63100127A JP S63100127 A JPS63100127 A JP S63100127A JP 61244053 A JP61244053 A JP 61244053A JP 24405386 A JP24405386 A JP 24405386A JP S63100127 A JPS63100127 A JP S63100127A
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Landscapes
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、トランス等の鉄芯に用いられる鉄損特性の優
れた高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法に関するも
のである。
れた高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法に関するも
のである。
一方向性電磁鋼板は軟磁性材料として主にトランスその
他の電気機器の鉄芯材料に使用されているもので、励磁
特性と鉄損特性が良好でなくてはならない.励磁特性を
表わす数値として通常BIl(磁場の強さ800A/m
における磁束密度)を用い、鉄損特性を表わす数値とし
てW + ? / S。(50l1zで1、7Tまで磁
化させた時のlkg当りの鉄損)を用いている。
他の電気機器の鉄芯材料に使用されているもので、励磁
特性と鉄損特性が良好でなくてはならない.励磁特性を
表わす数値として通常BIl(磁場の強さ800A/m
における磁束密度)を用い、鉄損特性を表わす数値とし
てW + ? / S。(50l1zで1、7Tまで磁
化させた時のlkg当りの鉄損)を用いている。
この一方向性電磁鋼板は通常二次再結晶現象を利用して
鋼板面に{110)面、圧延方向に(001)軸をもっ
た組織を発達させることによって得られている.良好な
磁気特性を得るためには磁化容易軸である(001)軸
を圧延方向に高度に揃えることが重要である。又板厚、
固有抵抗、鋼板の純度等も磁気特性に大きな影響を及ぼ
ず。
鋼板面に{110)面、圧延方向に(001)軸をもっ
た組織を発達させることによって得られている.良好な
磁気特性を得るためには磁化容易軸である(001)軸
を圧延方向に高度に揃えることが重要である。又板厚、
固有抵抗、鋼板の純度等も磁気特性に大きな影響を及ぼ
ず。
一方近年のエネルギー価格の高騰を背景としてトランス
メーカーは低鉄損トランス用素材への指向を一段と強め
ている。低鉄損化の方策として近年レーザー等を用いた
磁区制御技術が開発され、それに依って鉄損特性が大幅
に向上した。また製品の板厚が薄いほど、磁束密度が高
いはど磁区制御技術の効果が大きい等の理由で、板厚が
薄く高磁束密度を有する製品を開発する必要性が高まっ
てきた。
メーカーは低鉄損トランス用素材への指向を一段と強め
ている。低鉄損化の方策として近年レーザー等を用いた
磁区制御技術が開発され、それに依って鉄損特性が大幅
に向上した。また製品の板厚が薄いほど、磁束密度が高
いはど磁区制御技術の効果が大きい等の理由で、板厚が
薄く高磁束密度を有する製品を開発する必要性が高まっ
てきた。
高磁束密度化を計る有効な手段として八INをインヒビ
ターとして用い、圧下率80%超の最終強圧下冷間圧延
を行なう方法があるが、この方法は、板厚を薄くすると
二次再結晶が不安定化するという問題がある。この問題
を解決する方法として、熱延板焼鈍を施し、次いで冷間
圧延と中間焼鈍を順次施した後80%超の最終強圧下冷
間圧延を施す方法が提案されている(米国特許第3,6
32,456号明細3)、1i1かにこの方法を行なう
と、板厚が薄くなった場合の二次再結晶の不安定化は緩
和されるが、磁束密度が低下するなどの原因で充分満足
できる鉄損特性は得られ難い。
ターとして用い、圧下率80%超の最終強圧下冷間圧延
を行なう方法があるが、この方法は、板厚を薄くすると
二次再結晶が不安定化するという問題がある。この問題
を解決する方法として、熱延板焼鈍を施し、次いで冷間
圧延と中間焼鈍を順次施した後80%超の最終強圧下冷
間圧延を施す方法が提案されている(米国特許第3,6
32,456号明細3)、1i1かにこの方法を行なう
と、板厚が薄くなった場合の二次再結晶の不安定化は緩
和されるが、磁束密度が低下するなどの原因で充分満足
できる鉄損特性は得られ難い。
鉄損特性の優れた高磁束密度を有する製品を板厚の薄い
ものまで製造するにはこのように解決すべき課題が残っ
ている。また八INをインヒビターとして利用する圧下
率81〜95%の1回強圧下冷間圧延による高磁束密度
一方向性電磁鋼板の製造に於て上記強圧下冷間圧延のパ
ス間に時効処理を施すことにより磁気特性が向上するこ
とが報告されているが(特公昭54−13846号公9
り、この技術では鉄損特性が優れ高磁束密度を有する製
品、例えば0.20mm以下の板厚の薄いものまで製造
するには十分でない。
ものまで製造するにはこのように解決すべき課題が残っ
ている。また八INをインヒビターとして利用する圧下
率81〜95%の1回強圧下冷間圧延による高磁束密度
一方向性電磁鋼板の製造に於て上記強圧下冷間圧延のパ
ス間に時効処理を施すことにより磁気特性が向上するこ
とが報告されているが(特公昭54−13846号公9
り、この技術では鉄損特性が優れ高磁束密度を有する製
品、例えば0.20mm以下の板厚の薄いものまで製造
するには十分でない。
本発明はAINを主インヒビターとして一方向性電磁鋼
板を製造する場合、特に薄手製品において高い磁束密度
を得ることが出来ず従って良好な鉄損特性を得難いとい
う問題点を解決する方法を提供するものである。
板を製造する場合、特に薄手製品において高い磁束密度
を得ることが出来ず従って良好な鉄損特性を得難いとい
う問題点を解決する方法を提供するものである。
本発明は、AINを主インヒビターとし、珪素鋼熱延板
に熱延板焼鈍を施し、圧下率80%超〜95%の強圧下
最終冷間圧延を含む2回以上の冷間圧延とその間に行な
う中間焼鈍と最終冷間圧延後の脱炭焼鈍、最終仕上焼鈍
を施して一方向性電磁鋼板をf!A造する方法において
、上記熱延板焼鈍の急冷と1回目の冷間圧延の間に鋼板
を50〜300℃の温度範囲で1分以上の時間保持する
ことによって磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板を製造
する方法を提供するものである。さらに上記方法に加え
て1回目の冷間圧延における複数パスのパス間の少くと
も1回に鋼板を50〜400℃の温度範囲で1分以上の
時間保持することによって一層磁気特性の1優れた一方
向性電磁鋼板を製造する方法を提供するものである。
に熱延板焼鈍を施し、圧下率80%超〜95%の強圧下
最終冷間圧延を含む2回以上の冷間圧延とその間に行な
う中間焼鈍と最終冷間圧延後の脱炭焼鈍、最終仕上焼鈍
を施して一方向性電磁鋼板をf!A造する方法において
、上記熱延板焼鈍の急冷と1回目の冷間圧延の間に鋼板
を50〜300℃の温度範囲で1分以上の時間保持する
ことによって磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板を製造
する方法を提供するものである。さらに上記方法に加え
て1回目の冷間圧延における複数パスのパス間の少くと
も1回に鋼板を50〜400℃の温度範囲で1分以上の
時間保持することによって一層磁気特性の1優れた一方
向性電磁鋼板を製造する方法を提供するものである。
即ち、本発明者らは、八lNを主インヒビターとし、珪
素鋼熱延板に熱延板焼鈍、圧下率80%超〜95%の強
圧下最終冷間圧延を含む2回以上の冷間圧延とその間に
行なう中間焼鈍と最終冷間圧延後の脱炭焼鈍、最終仕上
焼鈍を順次施す製造法において、製品板厚が薄くなるに
従って高い磁束密度が得難くなるという問題点を解決す
る方法を検討した結果、熱延板焼鈍と1回目の冷間圧延
の間に鋼板を50〜300℃の温度範囲で1分以上の時
間保持することによって例えば0.170mmのように
板厚の薄いものでも高磁束密度が得られ、従って鉄損特
性が一段と向上することを見い出した。また、さらに上
記知見に加えて、1回目の冷間圧延における複数自パス
のパス間の少くとも1回に鋼板を50〜400℃の温度
範囲で1分以上の時間保持することによって一層磁気特
性が向上することを見い出した。この2つの知見は、従
来の方法の中に見いだすことができないまったく新規な
ものである。
素鋼熱延板に熱延板焼鈍、圧下率80%超〜95%の強
圧下最終冷間圧延を含む2回以上の冷間圧延とその間に
行なう中間焼鈍と最終冷間圧延後の脱炭焼鈍、最終仕上
焼鈍を順次施す製造法において、製品板厚が薄くなるに
従って高い磁束密度が得難くなるという問題点を解決す
る方法を検討した結果、熱延板焼鈍と1回目の冷間圧延
の間に鋼板を50〜300℃の温度範囲で1分以上の時
間保持することによって例えば0.170mmのように
板厚の薄いものでも高磁束密度が得られ、従って鉄損特
性が一段と向上することを見い出した。また、さらに上
記知見に加えて、1回目の冷間圧延における複数自パス
のパス間の少くとも1回に鋼板を50〜400℃の温度
範囲で1分以上の時間保持することによって一層磁気特
性が向上することを見い出した。この2つの知見は、従
来の方法の中に見いだすことができないまったく新規な
ものである。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明の出発素材である熱延板の成分については、Si
:2.5〜4.0%、C: 0.03〜0.10%、酸
可溶性Al : 0.010〜0.065%、N :
0.0010〜0.0150%、Mn : 0.02〜
0.30%、S:0.005〜0.040%を含有する
必要がある。
:2.5〜4.0%、C: 0.03〜0.10%、酸
可溶性Al : 0.010〜0.065%、N :
0.0010〜0.0150%、Mn : 0.02〜
0.30%、S:0.005〜0.040%を含有する
必要がある。
Siは4.0%を超すと脱化が激しくなるため冷間圧延
が困難となり好ましくない。一方2.5%未満では電気
抵抗が低く、良好な鉄損特性が得難い。
が困難となり好ましくない。一方2.5%未満では電気
抵抗が低く、良好な鉄損特性が得難い。
Cは0.03%未満では脱炭焼鈍以前でのγ量が極めて
少なくなってしまい脱炭焼鈍後の金民組織が不適切なも
のとなる。一方0.10%を超えると脱炭不良となり好
ましくない。
少なくなってしまい脱炭焼鈍後の金民組織が不適切なも
のとなる。一方0.10%を超えると脱炭不良となり好
ましくない。
酸可溶性AI、Nは本発明において高磁束密度を得るた
めに必須の主インヒビター^INを得るための基本成分
であり、上記範囲を外れると二次再結晶が不安定となる
ので酸可溶性AIは0.010〜0.0655”と、N
は0.0010〜0.0150%とする。
めに必須の主インヒビター^INを得るための基本成分
であり、上記範囲を外れると二次再結晶が不安定となる
ので酸可溶性AIは0.010〜0.0655”と、N
は0.0010〜0.0150%とする。
Mn、SはインヒビターMnSを形成するために必要な
元素であり、上記範囲を外れると二次再結晶が不安定と
なるのでMnは0.02〜0.30%、Sは0.005
〜0.040%と定める。
元素であり、上記範囲を外れると二次再結晶が不安定と
なるのでMnは0.02〜0.30%、Sは0.005
〜0.040%と定める。
また他のインヒビター構成元素として公知であるSn、
Sb、Cu、Cr、Sc、As、Bi等を含有してもよ
いことは勿論である。
Sb、Cu、Cr、Sc、As、Bi等を含有してもよ
いことは勿論である。
本発明は上記成分を含有する珪素鋼熱延板を出発材とし
て、これに熱延板焼鈍、圧下率80%超〜95%の強圧
下最終冷間圧延を含む2回以上の冷間圧延とその間に行
なう中間焼鈍と最終冷間圧延後の脱炭焼鈍、最終仕上焼
鈍を順次施す工程を前提としている。
て、これに熱延板焼鈍、圧下率80%超〜95%の強圧
下最終冷間圧延を含む2回以上の冷間圧延とその間に行
なう中間焼鈍と最終冷間圧延後の脱炭焼鈍、最終仕上焼
鈍を順次施す工程を前提としている。
以下、本発明の製造方法について説明する。まず上記成
分を有する熱延板に熱延板焼鈍を施す。
分を有する熱延板に熱延板焼鈍を施す。
この焼鈍で熱延板は700〜1200℃に30秒〜30
分間保定され、しかる?&300℃までは1℃/sec
以上で冷却される。
分間保定され、しかる?&300℃までは1℃/sec
以上で冷却される。
次に本発明の特徴である熱延板焼鈍と1回目の冷間圧延
の間の熱処理条件、及びその限定理由を述べる。
の間の熱処理条件、及びその限定理由を述べる。
熱延板焼鈍と1回目の冷間圧延の間に、鋼板を50〜3
00℃の温度範囲で1分以上の時間保持することが必要
である。
00℃の温度範囲で1分以上の時間保持することが必要
である。
1回目の冷間圧延時の変形組織を制御するととによって
製品の磁気特性を向上させる目的で種々の実験を行なっ
た結果、C,Nの状態を制御することが極めて重要であ
ることが推察された。そこで、この知見にもとすき熱延
板焼鈍と1回目の冷間圧延の間に種々の条件で熱処理を
行ない、製品の磁気特性に与える影響を調査した。その
結果を以下に示す。
製品の磁気特性を向上させる目的で種々の実験を行なっ
た結果、C,Nの状態を制御することが極めて重要であ
ることが推察された。そこで、この知見にもとすき熱延
板焼鈍と1回目の冷間圧延の間に種々の条件で熱処理を
行ない、製品の磁気特性に与える影響を調査した。その
結果を以下に示す。
第1図に熱延板焼鈍と1回目の冷間圧延の間に行なった
熱処理温度と磁気特性との関係を示す。
熱処理温度と磁気特性との関係を示す。
この場合、出発素材としてS i : 3.27%、C
:0.079%、酸可溶性Al : 0.025%、N
: 0.0078%、Mn : 0.073%、S
: 0.024%を含有する2、3m論厚の熱延板を用
い、かかる熱延板を1000℃に3分間保持した後急冷
した。しかる後酸洗し、各温度に2時間保持する熱処理
を行なった。しかる後圧下率約46%で1.25s+m
厚としひき続き公知の方法で中間焼鈍、0.170mm
に仕上げる最終冷間圧延、脱炭焼鈍、HgOを主成分と
する焼付分離剤の塗布、最終仕上焼鈍、張力コーティン
グを行なった。第1図から明らかなように、磁気特性を
向上させる熱処理温度の範囲は50〜300℃である。
:0.079%、酸可溶性Al : 0.025%、N
: 0.0078%、Mn : 0.073%、S
: 0.024%を含有する2、3m論厚の熱延板を用
い、かかる熱延板を1000℃に3分間保持した後急冷
した。しかる後酸洗し、各温度に2時間保持する熱処理
を行なった。しかる後圧下率約46%で1.25s+m
厚としひき続き公知の方法で中間焼鈍、0.170mm
に仕上げる最終冷間圧延、脱炭焼鈍、HgOを主成分と
する焼付分離剤の塗布、最終仕上焼鈍、張力コーティン
グを行なった。第1図から明らかなように、磁気特性を
向上させる熱処理温度の範囲は50〜300℃である。
第2図に熱延板焼鈍と1回目の冷間圧延の間に行なった
熱処理の保定時間と磁気特性との関係を示す、ただし熱
処理温度は100℃であり、出発素材、熱延板焼鈍と1
回目の冷間圧延の間の熱処理以外の工程条件は第1図を
説明した実験と同じである。第2図から明らかなように
熱処理の時間は1分以上で磁気特性向上効果がある。
熱処理の保定時間と磁気特性との関係を示す、ただし熱
処理温度は100℃であり、出発素材、熱延板焼鈍と1
回目の冷間圧延の間の熱処理以外の工程条件は第1図を
説明した実験と同じである。第2図から明らかなように
熱処理の時間は1分以上で磁気特性向上効果がある。
第1図、第2図から熱延板焼鈍と1回目の冷間圧延の間
の熱処理条件を規定しな、つまり熱延板焼鈍と1回目の
冷間圧延の間に、鋼板を50〜300℃の温度範囲で1
分以上の時間保持する。熱処理時間の上限は特に規定し
ないが、生産性を考えると50時間以下で時効が終るよ
うに温度を選ぶことが望ましい、熱処理温度が低い場合
には熱処理時間を長めにすることが好ましく、50〜1
00℃の場合5分間以上の時間熱処理することが好まし
い。
の熱処理条件を規定しな、つまり熱延板焼鈍と1回目の
冷間圧延の間に、鋼板を50〜300℃の温度範囲で1
分以上の時間保持する。熱処理時間の上限は特に規定し
ないが、生産性を考えると50時間以下で時効が終るよ
うに温度を選ぶことが望ましい、熱処理温度が低い場合
には熱処理時間を長めにすることが好ましく、50〜1
00℃の場合5分間以上の時間熱処理することが好まし
い。
熱処理の方法については特に限定しない、熱延板焼鈍で
の急冷を50〜300℃まで行なってコイル状とし緩冷
却する方法、1回目の冷間圧延に先立ち焼鈍炉、油又は
湯槽で熱処理する方法、冷間圧延機のコイル巻戻しスタ
ンドにあるコイルを加熱する方法、等を利用してよい。
の急冷を50〜300℃まで行なってコイル状とし緩冷
却する方法、1回目の冷間圧延に先立ち焼鈍炉、油又は
湯槽で熱処理する方法、冷間圧延機のコイル巻戻しスタ
ンドにあるコイルを加熱する方法、等を利用してよい。
上記熱処理後に1回目の冷間圧延を行なう、この1回目
の冷間圧延の複数バスのパス間の少くとも1回に鋼板を
50〜400℃の温度範囲で1分以上の時間保持すると
一段と磁気特性が向上する。
の冷間圧延の複数バスのパス間の少くとも1回に鋼板を
50〜400℃の温度範囲で1分以上の時間保持すると
一段と磁気特性が向上する。
第3図に1回目の冷間圧延でのパス間時効温度と磁気特
性との関係を示す、この場合出発素材としてS i :
3.22%、C: 0.076%、酸可溶性Al二0
.025%、N : 0.0086%、Mn : 0.
075%、S:0.025%を含有する2、31厚の熱
延板を用い、かかる熱延板を1000℃に3分間保持し
た後急冷した。
性との関係を示す、この場合出発素材としてS i :
3.22%、C: 0.076%、酸可溶性Al二0
.025%、N : 0.0086%、Mn : 0.
075%、S:0.025%を含有する2、31厚の熱
延板を用い、かかる熱延板を1000℃に3分間保持し
た後急冷した。
しかる後酸洗し、ひき続き100℃に2時間保持し、圧
下率的46%で1.25mm厚とする1回目の冷間圧延
のパス間に2回各温度に5分間保持する時効処理を行な
った。しかる後公知の方法で中間焼鈍、0.170mm
に仕上げる最終強圧下冷間圧延、脱炭焼鈍、M2Oを主
成分とする焼付分離剤の塗布、最終仕上焼鈍、張力コー
ティングを行なった。第3図から明らかなように、磁気
特性を向上させる時効温度の範囲は50〜400℃であ
る。
下率的46%で1.25mm厚とする1回目の冷間圧延
のパス間に2回各温度に5分間保持する時効処理を行な
った。しかる後公知の方法で中間焼鈍、0.170mm
に仕上げる最終強圧下冷間圧延、脱炭焼鈍、M2Oを主
成分とする焼付分離剤の塗布、最終仕上焼鈍、張力コー
ティングを行なった。第3図から明らかなように、磁気
特性を向上させる時効温度の範囲は50〜400℃であ
る。
第4図に1回目の冷間圧延でのパス間時効の保持時間と
磁気特性との関係を示す。ただし、1回目の冷間圧延に
よって板厚を2.3111Mから1.25111a+と
じ途中板厚1.6論論の段階で鋼板を100℃に種々の
時間保持した。出発素材、1回目の冷間圧延以外の工程
条件は第3図を説明した実験と同じである。
磁気特性との関係を示す。ただし、1回目の冷間圧延に
よって板厚を2.3111Mから1.25111a+と
じ途中板厚1.6論論の段階で鋼板を100℃に種々の
時間保持した。出発素材、1回目の冷間圧延以外の工程
条件は第3図を説明した実験と同じである。
第4図から明らかなように時効処理の時間は1分以上で
磁気特性向上効果がある。
磁気特性向上効果がある。
第3図、第4図から1回目の冷間圧延のバス間時効の条
件を規定した。つまり、1回目の冷間圧延における複数
パスのパス間の少くとも1回に鋼板を50〜400℃の
温度範囲で1分以上の時間保持する。時効時間の上限は
特に規定しないが、生産性を考慮すると5時間以下で時
効が終るように温度を選ぶことが望ましい0時効温度が
低いと時効時間を長くする必要がある0時効処理は1回
でも効果があるが、圧延と時効処理を交互に繰返すと磁
気特性が一層向上する0時効温度は冷間圧延での加工熱
を利用しても得られるが、温度が不十分な場合には加熱
設備、焼鈍設備を利用してもよい。
件を規定した。つまり、1回目の冷間圧延における複数
パスのパス間の少くとも1回に鋼板を50〜400℃の
温度範囲で1分以上の時間保持する。時効時間の上限は
特に規定しないが、生産性を考慮すると5時間以下で時
効が終るように温度を選ぶことが望ましい0時効温度が
低いと時効時間を長くする必要がある0時効処理は1回
でも効果があるが、圧延と時効処理を交互に繰返すと磁
気特性が一層向上する0時効温度は冷間圧延での加工熱
を利用しても得られるが、温度が不十分な場合には加熱
設備、焼鈍設備を利用してもよい。
1回目の冷間圧延の圧下率は限定しないが、10〜80
%の範囲が磁性の安定性の点では適当である。
%の範囲が磁性の安定性の点では適当である。
本発明の特徴である熱延板焼鈍と1回目の冷間圧延の間
の熱処理の効果のメカニズムについて必ずしも明らかで
はないが、本発明者らは以下のように考えている。第5
図に上記熱処理条件と1回目の冷間圧延後のピッカス硬
度(加重1kg板厚中心部板巾方向断面で測定)との関
係図を示す、この場合出発材は第3図を説明したものと
同一成分の2.3mmmm低熱延板る。n\かる熱延板
を1000℃に3分間保持した後急冷した。しかるf&
酸洗し、■処理なし、■鋼板を100℃に2時間保持、
■鋼板を400℃に1時間保持の熱処理を行なった。し
かる後1.25+nmまで冷間圧延した。第5図かられ
かるように本発明の条件である■の履歴の場合、冷間圧
延後の硬度が高くなっている0本発明の熱処理を行なう
ことによって固溶C,Nが転位に固着する又は微細炭化
物、微細窒化物が形成されて、冷間圧延時の転位運動の
防げとなることによって変形機構に影響を与えたものと
考えられる。その結果第5図に示すように1回目の冷間
圧延後の硬度が増加していると考えられる。このように
変形機構が変化した影響がひき続く中間焼鈍、80%超
の最終強圧下冷間圧延、最終的には、仕上焼鈍中の二次
再結晶現象にまで継承され、製品の磁気特性を向上させ
るものと考えられる。
の熱処理の効果のメカニズムについて必ずしも明らかで
はないが、本発明者らは以下のように考えている。第5
図に上記熱処理条件と1回目の冷間圧延後のピッカス硬
度(加重1kg板厚中心部板巾方向断面で測定)との関
係図を示す、この場合出発材は第3図を説明したものと
同一成分の2.3mmmm低熱延板る。n\かる熱延板
を1000℃に3分間保持した後急冷した。しかるf&
酸洗し、■処理なし、■鋼板を100℃に2時間保持、
■鋼板を400℃に1時間保持の熱処理を行なった。し
かる後1.25+nmまで冷間圧延した。第5図かられ
かるように本発明の条件である■の履歴の場合、冷間圧
延後の硬度が高くなっている0本発明の熱処理を行なう
ことによって固溶C,Nが転位に固着する又は微細炭化
物、微細窒化物が形成されて、冷間圧延時の転位運動の
防げとなることによって変形機構に影響を与えたものと
考えられる。その結果第5図に示すように1回目の冷間
圧延後の硬度が増加していると考えられる。このように
変形機構が変化した影響がひき続く中間焼鈍、80%超
の最終強圧下冷間圧延、最終的には、仕上焼鈍中の二次
再結晶現象にまで継承され、製品の磁気特性を向上させ
るものと考えられる。
本発明のもう1つの特徴である1回目の冷間圧延でのパ
ス間時効の効果のメカニズムについて必ずしも明らかで
はないが、本発明者らは以下のように考えている。第6
図に1回目の冷間圧延でのバス間時効条件と冷間圧延後
のとッカス硬度(加重1kg、板厚中心、板中方向断面
で測定)との関係図を示す、この場合出発材は第3図を
説明したものと同一成分の2.3mmmm低熱延板る。
ス間時効の効果のメカニズムについて必ずしも明らかで
はないが、本発明者らは以下のように考えている。第6
図に1回目の冷間圧延でのバス間時効条件と冷間圧延後
のとッカス硬度(加重1kg、板厚中心、板中方向断面
で測定)との関係図を示す、この場合出発材は第3図を
説明したものと同一成分の2.3mmmm低熱延板る。
かかる熱延板を1000℃に3分間保持した後急冷した
。しかる後酸洗し、100℃に2時間保持しな渣1.2
5mmまで冷間圧延した。かかる冷間圧延において1.
84ms、 1.47m+*なる各途中板厚段階で■処
理なし、■鋼板を100℃に5分間保持、0gl板を5
00℃に5分間保持の時効処理を行なった。第6図から
れかるように本発明の条件である■の履歴の場合冷間圧
延後の硬度が高くなっている0本発明の時効処理を行な
うことによって固溶C,Nが冷間圧延によって形成され
た転位に固着する又は微細炭化物、微II[I窒化物が
形成され転位運動の防げとなることによって変形機構に
影響を与えたものと考えられる。その結果第6図に示す
ように1回目の冷間圧延後の硬度が増加したものと考え
られる。このように変形機構が変化した影響が最終的に
は仕上焼鈍中の二次再結晶現象にまで継承され製品の磁
気特性を向上させるものと考えられる。
。しかる後酸洗し、100℃に2時間保持しな渣1.2
5mmまで冷間圧延した。かかる冷間圧延において1.
84ms、 1.47m+*なる各途中板厚段階で■処
理なし、■鋼板を100℃に5分間保持、0gl板を5
00℃に5分間保持の時効処理を行なった。第6図から
れかるように本発明の条件である■の履歴の場合冷間圧
延後の硬度が高くなっている0本発明の時効処理を行な
うことによって固溶C,Nが冷間圧延によって形成され
た転位に固着する又は微細炭化物、微II[I窒化物が
形成され転位運動の防げとなることによって変形機構に
影響を与えたものと考えられる。その結果第6図に示す
ように1回目の冷間圧延後の硬度が増加したものと考え
られる。このように変形機構が変化した影響が最終的に
は仕上焼鈍中の二次再結晶現象にまで継承され製品の磁
気特性を向上させるものと考えられる。
中間焼鈍は公知の方法で行なわれる。昇温速度を高める
こと、冷却において急冷を行なうことによって磁気特性
は一層向上する。
こと、冷却において急冷を行なうことによって磁気特性
は一層向上する。
最終強圧下冷間圧延の圧下率は80%超〜95%にする
必要がある。80%以下では高磁束密度が得難く、95
%を超えると二次再結晶が不安定となるので好ましくな
い、この冷間圧延のバス間に時効処理を行なうと磁気特
性は一層向上する。
必要がある。80%以下では高磁束密度が得難く、95
%を超えると二次再結晶が不安定となるので好ましくな
い、この冷間圧延のバス間に時効処理を行なうと磁気特
性は一層向上する。
最終強圧下冷間圧延後公知の方法で脱炭焼鈍、MgOを
主成分とした焼鈍分離剤塗布、最終仕上焼鈍を行ない製
品とする。最終仕上焼鈍後に鋼板に張力を付与するコー
ティングを行なうと磁気特性が一層向上する。
主成分とした焼鈍分離剤塗布、最終仕上焼鈍を行ない製
品とする。最終仕上焼鈍後に鋼板に張力を付与するコー
ティングを行なうと磁気特性が一層向上する。
以下実施例について述べる。
実施例I
S i : 3.22%、C: 0.076%、酸可溶
性Aに0.026%、N : 0.0086%、Mn
: 0.073%、S : O,O25%、Sn :
0.12%、Cu:0.07%を含有する2、3esI
I厚の熱延板に1000℃×3分(均熱)後急冷する熱
延板焼鈍を施した後酸洗し、ひき続き■処理なし、■1
00℃×1時間(均熱)、■400℃×1時間(均熱)
の3通りの熱処理を施した。しかる後1.25aasま
で冷間圧延した。ひき続き公知の方法で中間焼鈍、圧下
率的86%の最終強圧下圧延を行なって0.170mm
5+とじた。得られた冷延板を公知の方法で脱炭焼鈍、
焼鈍分離剤塗布、最終仕上焼鈍、張力コーティングを施
して一方向性電磁鋼板を得た。材料の履歴と製品の磁気
特性との関係を第1表に示す。
性Aに0.026%、N : 0.0086%、Mn
: 0.073%、S : O,O25%、Sn :
0.12%、Cu:0.07%を含有する2、3esI
I厚の熱延板に1000℃×3分(均熱)後急冷する熱
延板焼鈍を施した後酸洗し、ひき続き■処理なし、■1
00℃×1時間(均熱)、■400℃×1時間(均熱)
の3通りの熱処理を施した。しかる後1.25aasま
で冷間圧延した。ひき続き公知の方法で中間焼鈍、圧下
率的86%の最終強圧下圧延を行なって0.170mm
5+とじた。得られた冷延板を公知の方法で脱炭焼鈍、
焼鈍分離剤塗布、最終仕上焼鈍、張力コーティングを施
して一方向性電磁鋼板を得た。材料の履歴と製品の磁気
特性との関係を第1表に示す。
第1表
実施例2
S i : 3.15%、C: 0.073%、酸可溶
性Al二0.025%、N : 0.0082%、Mn
: 0.075%、S二0.025%を含有する2、
3輪m厚の熱延板1100℃×3分(均熱)後急冷する
熱延板焼鈍を施した後酸洗し、ひき続き■処理なし■1
00℃×30分く均熱)の2通りの熱処理を施した。し
かる後1回目の冷間圧延を行ない、1.35nu*FJ
とした。ひき続き公知の方法で中間焼鈍、圧下率的86
%の最終強圧下圧延を行なって0.195+mi*とし
た。得られた冷延板を公知の方法で脱炭焼鈍、焼鈍分離
剤塗布、最終仕上焼鈍、張力コーティングを施して、一
方向性電磁鋼板を得た。材料のff歴と製品の磁気特性
との関係を第2表に示す。
性Al二0.025%、N : 0.0082%、Mn
: 0.075%、S二0.025%を含有する2、
3輪m厚の熱延板1100℃×3分(均熱)後急冷する
熱延板焼鈍を施した後酸洗し、ひき続き■処理なし■1
00℃×30分く均熱)の2通りの熱処理を施した。し
かる後1回目の冷間圧延を行ない、1.35nu*FJ
とした。ひき続き公知の方法で中間焼鈍、圧下率的86
%の最終強圧下圧延を行なって0.195+mi*とし
た。得られた冷延板を公知の方法で脱炭焼鈍、焼鈍分離
剤塗布、最終仕上焼鈍、張力コーティングを施して、一
方向性電磁鋼板を得た。材料のff歴と製品の磁気特性
との関係を第2表に示す。
第2表
実施例3
S i + 3.27%、C:O,079%、酸可溶性
A1:0.025%、 N : 0.0078%、
M n : 0.073%、 S 二0.024%
、Sn : 0.13%、Cu:0.06%を含有する
2、3+am厚の熱延板に1000℃×3分(均熱)後
急冷する熱延板焼鈍を施した後酸洗し、ひき続き100
℃×10分(均熱)の熱処理を施した。しかる後酸洗し
、1回目の冷間圧延を行ない1.25+*m厚とした、
かかる1回目の冷間圧延の途中板厚段階である1、84
、1.47輪論厚の時■処理なし、■100℃×5分
(均熱)、■200℃×5分(均熱)、■500℃×5
分(均熱)、■50℃×30秒(均熱)の5通りの処理
を行なった。ひき続き公知の方法で中間焼鈍、圧下率約
86%の最終強圧下圧延を行なって0.170+amと
した。得られた冷延板を公知の方法で脱炭焼鈍、焼鈍分
離剤塗布、最終仕上焼鈍、張力コーティングを施して一
方向性電磁鋼板を得た。
A1:0.025%、 N : 0.0078%、
M n : 0.073%、 S 二0.024%
、Sn : 0.13%、Cu:0.06%を含有する
2、3+am厚の熱延板に1000℃×3分(均熱)後
急冷する熱延板焼鈍を施した後酸洗し、ひき続き100
℃×10分(均熱)の熱処理を施した。しかる後酸洗し
、1回目の冷間圧延を行ない1.25+*m厚とした、
かかる1回目の冷間圧延の途中板厚段階である1、84
、1.47輪論厚の時■処理なし、■100℃×5分
(均熱)、■200℃×5分(均熱)、■500℃×5
分(均熱)、■50℃×30秒(均熱)の5通りの処理
を行なった。ひき続き公知の方法で中間焼鈍、圧下率約
86%の最終強圧下圧延を行なって0.170+amと
した。得られた冷延板を公知の方法で脱炭焼鈍、焼鈍分
離剤塗布、最終仕上焼鈍、張力コーティングを施して一
方向性電磁鋼板を得た。
材料の履歴と製品の磁気特性との間係を第3表に示す。
第3表
〔発明の効果〕
以上のとおり、本発明によれば熱延板焼鈍と1回目の冷
間圧延の間に熱処理を施すことによって磁気特性の良好
な一方向性電磁鋼板を安定して得ることができるので、
その工業的効果は大きい、上記熱処理に加えて、1回目
の冷間圧延におけるパス間時効を施すことによってさら
に磁気特性が向上するので、その工業的効果は一層大き
い。
間圧延の間に熱処理を施すことによって磁気特性の良好
な一方向性電磁鋼板を安定して得ることができるので、
その工業的効果は大きい、上記熱処理に加えて、1回目
の冷間圧延におけるパス間時効を施すことによってさら
に磁気特性が向上するので、その工業的効果は一層大き
い。
第1図は、熱延板焼鈍と1回目の冷間圧延の間に行なっ
た熱処理温度と磁気特性との関係図、第2図は上記熱処
理の保定時間と磁気特性との関係図、第3図は1回目の
冷間圧延でのパス間時効温度と磁気特性との関係図、第
4図は上記時効処理の保定時間と磁気特性との関係図、
第5図は上記熱処理条件と1回目の冷間圧延後のピッカ
ス硬度との関係図、第6図は上記時効処理条件と1回目
の冷間圧延後のピッカス硬度との関係図である。 第1図 第2図 処理なし 100℃×2時間 400℃×1時間熱処理
条件 履歴: @ ■ ■ 第5図 処□つし 10o 500 時効温度(℃)(x5分) 履歴:■ ■ ■ 第6図 手続補正@(自発) 昭和61年12月17日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第244053号 2、発明の名称 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 名称 (665)新日本製鐵株式会社 4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号5、
補正の対象 (1)明細書の「発明の詳細な説明」の欄(2)明細書
の「図面の簡単な説明」の欄6、補正の内容 (1)発明の詳細な説明 (イ) 明細書第4頁第13行の「製品」を「製品を
」に訂正する。 (0) 明細書第6頁第7行、第8頁第15行及び第
18行、第9頁第5行及び第9行、第10頁第3行、第
6行、第10行及び第11行から第12行、第13頁第
6行、第20頁第2行の「熱延板焼鈍」をそれぞれ「熱
延板焼鈍の急冷」に訂正する。 (2)明細書第20頁第10行の「熱延板焼鈍」をr熱
延板焼鈍の急冷jに訂正する。
た熱処理温度と磁気特性との関係図、第2図は上記熱処
理の保定時間と磁気特性との関係図、第3図は1回目の
冷間圧延でのパス間時効温度と磁気特性との関係図、第
4図は上記時効処理の保定時間と磁気特性との関係図、
第5図は上記熱処理条件と1回目の冷間圧延後のピッカ
ス硬度との関係図、第6図は上記時効処理条件と1回目
の冷間圧延後のピッカス硬度との関係図である。 第1図 第2図 処理なし 100℃×2時間 400℃×1時間熱処理
条件 履歴: @ ■ ■ 第5図 処□つし 10o 500 時効温度(℃)(x5分) 履歴:■ ■ ■ 第6図 手続補正@(自発) 昭和61年12月17日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第244053号 2、発明の名称 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 名称 (665)新日本製鐵株式会社 4、代理人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号5、
補正の対象 (1)明細書の「発明の詳細な説明」の欄(2)明細書
の「図面の簡単な説明」の欄6、補正の内容 (1)発明の詳細な説明 (イ) 明細書第4頁第13行の「製品」を「製品を
」に訂正する。 (0) 明細書第6頁第7行、第8頁第15行及び第
18行、第9頁第5行及び第9行、第10頁第3行、第
6行、第10行及び第11行から第12行、第13頁第
6行、第20頁第2行の「熱延板焼鈍」をそれぞれ「熱
延板焼鈍の急冷」に訂正する。 (2)明細書第20頁第10行の「熱延板焼鈍」をr熱
延板焼鈍の急冷jに訂正する。
Claims (2)
- 1.重量%でSi:2.5〜4.0%、C:0.03〜
0.10%、酸可溶性Al:0.010〜0.065%
、N:0.0010〜0.0150%、Mn:0.02
〜0.30%、S:0.005〜0.040%を含有す
る珪素鋼熱延板に熱延板焼鈍を施し、圧下率80%超〜
95%の強圧下最終冷間圧延を含む2回以上の冷間圧延
とその間に行なう中間焼鈍と最終冷間圧延後の脱炭焼鈍
、最終仕上焼鈍を施して一方向性電磁鋼板を製造する方
法において、上記熱延板焼鈍の急冷と1回目の冷間圧延
の間に、鋼板を50〜300℃の温度範囲に1分間以上
の時間保持することを特徴とする磁気特性の優れた一方
向性電磁鋼板の製造方法。 - 2.1回目の冷間圧延における複数パスのパス間で少く
とも1回、鋼板を50〜400℃の温度範囲に1分間以
上の時間保持する特許請求の範囲第1項記載の鋼板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61244053A JPS63100127A (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61244053A JPS63100127A (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63100127A true JPS63100127A (ja) | 1988-05-02 |
JPH0432127B2 JPH0432127B2 (ja) | 1992-05-28 |
Family
ID=17113026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61244053A Granted JPS63100127A (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63100127A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02274815A (ja) * | 1989-04-17 | 1990-11-09 | Nippon Steel Corp | 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法 |
WO1990014445A1 (fr) * | 1989-05-15 | 1990-11-29 | Kawasaki Steel Corporation | Procede de production de feuilles d'acier au silicium directionnel presentant d'excellentes proprietes magnetiques |
EP0475710A2 (en) * | 1990-09-10 | 1992-03-18 | Kawasaki Steel Corporation | Method of manufacturing an oriented silicon steel sheet having improved magnetic characteristics |
US5858126A (en) * | 1992-09-17 | 1999-01-12 | Nippon Steel Corporation | Grain-oriented electrical steel sheet and material having very high magnetic flux density and method of manufacturing same |
-
1986
- 1986-10-16 JP JP61244053A patent/JPS63100127A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02274815A (ja) * | 1989-04-17 | 1990-11-09 | Nippon Steel Corp | 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法 |
WO1990014445A1 (fr) * | 1989-05-15 | 1990-11-29 | Kawasaki Steel Corporation | Procede de production de feuilles d'acier au silicium directionnel presentant d'excellentes proprietes magnetiques |
US5181972A (en) * | 1989-05-15 | 1993-01-26 | Kawasaki Steel Corporation | Process for producing grain oriented silicon steel sheets having excellent magnetic properties |
EP0475710A2 (en) * | 1990-09-10 | 1992-03-18 | Kawasaki Steel Corporation | Method of manufacturing an oriented silicon steel sheet having improved magnetic characteristics |
US5858126A (en) * | 1992-09-17 | 1999-01-12 | Nippon Steel Corporation | Grain-oriented electrical steel sheet and material having very high magnetic flux density and method of manufacturing same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0432127B2 (ja) | 1992-05-28 |
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