JPS629997Y2 - - Google Patents

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JPS629997Y2
JPS629997Y2 JP1980147508U JP14750880U JPS629997Y2 JP S629997 Y2 JPS629997 Y2 JP S629997Y2 JP 1980147508 U JP1980147508 U JP 1980147508U JP 14750880 U JP14750880 U JP 14750880U JP S629997 Y2 JPS629997 Y2 JP S629997Y2
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water
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water purification
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purification device
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【考案の詳細な説明】 本考案は、飲料用水を得るための移動式浄水装
置に関し、特に短時間で飲料用水が得られる様に
構成すると共に浄化を効率よく行ない得る様に構
成したものである。
災害その他非常時用或は辺地においては、飲料
水を確保するために、河川・湖沼水を浄化して飲
料水とする浄水装置が利用される。またこの様な
浄水装置は一般に緊急用であることが多く、トラ
ツクに搭載されたり或は牽引車に搭載された移動
式で構成されるものが多い。
ところでこの様な移動式浄水装置においては、
取水後短時間で飲料用水が得られること、また大
量の貯水沈殿槽が設けられないので効率よく浄水
できる様な装置であること等が要求される。第1
図は一例としてトラツク2の荷台に浄水装置を搭
載した移動式浄水装置1を示し、浄水装置はシエ
ルタ3内に収められている。4は取水ポンプであ
つて、不使用時はシエルタ3内若しくはトラツク
2の一部に搭載格納されており、図は該取水ポン
プ4を地上に設置して取水している状態を示し、
吸揚ホース4aを河川・湖沼水Aに浸漬して取水
し、シエルタ3内の浄水装置に送水する。5は浄
水取出バルブを示している。一方該シエルタ3内
に収納されている従来の浄水装置は、第2図のフ
ローシートに示す様に構成されている。即ち従来
の移動式浄水装置は、凝集沈殿槽6を備え前記取
水ポンプ4によつて原水7を該凝集沈殿槽6に注
入し、沈降分離した浄水8を濾過ポンプ9によつ
て濾過器10に圧送して飲料用浄水として取り出
しており、特に沈降分離操作に長時間を要してい
る。
ところで浄水システムは、沈降分離操作と濾過
操作の組み合わせであつて、特に沈降分離操作は
固液分離技術として最も一般的な技術手段である
が、沈降分離時間が長いという欠点が指摘されて
いる。即ち重力分離のため長い滞留時間が必要で
あり且つ大容量の貯水槽が必要である。また大容
量の貯水槽を車輌に搭載するに当つては容積は勿
論のこと満水時の重量を考慮する為おのずから限
度があり、浄水製造に当つてこれらの浄水装置を
車輌から降ろす必要が生じる場合もある。またこ
の積み降ろしには特別な装置やクレーン等が必要
である。更に組み立て式の水槽を利用する場合に
は、組み付け・解体に時間と人手を必要としてい
る。またこの様な沈降分離槽では沈殿汚泥の引抜
きが困難である。その為沈降分離に代り得る様な
小容積の濾過装置を採用して移動式浄水装置を構
成することができれば、短時間で飲料用浄水が得
られ、しかも車輌等に搭載したままで処理するこ
とができる。
本考案は、これらに着目してなされたもので沈
降分離操作に代り得る様な濾過装置を探索すると
共に該濾過装置を組み合わせて、短時間で飲料用
水を得ると共に連続的に効率よく浄水できる様な
移動式浄水装置を提供しようとするものである。
しかしてこの様な本考案とは、トラツクに直接搭
載され若しくは牽引車等に搭載される移動式飲料
用浄水装置であつて、搭載シエルタ内に、取水ポ
ンプから送水されてきた原水中へ凝集剤を添加さ
せる添加装置と、該凝集剤添加原水を配管中にお
いて混合させて混合原水とする様な配管内混合器
と、該混合原水を収容する貯留タンクと、該タン
ク内の前記原水中に浸漬され且つ繊維材を主材と
して形成した濾布を円周方向に配置して構成した
回転円筒型長毛濾過装置と、該回転円筒型長毛濾
過装置の濾布を通過して得られた濾過水を更に浄
化するための珪藻土濾過装置を配置して構成した
点に要旨を有するものである。
以下図面に基づいて本考案を詳細に説明するが
図は本考案の具体的な実施の一例を示すものであ
つて、本考案はこれらの図示例に限定されず、
前・後記の趣旨に沿つて構成部品の形状を変更し
たり、或は設計の一部を変更しても同様に実施す
ることができる。即ち第3図は本考案移動式浄水
装置のフローシートで、取水ポンプ4を除く他の
装置が、車輌等に搭載されるシエルタ3(一点鎖
線)内に収納される。尚取水ポンプ4は地上に配
置して原水吸い揚げ中を示しているが、移動中は
従来と同じ様にシエルタ3或はトラツクの一部に
収納される。尚取水ポンプ4をエンジン付ポンプ
で構成してもよいが、シエルタ3内に配設される
エンジン付発電機からの給電によつて駆動される
ものであつてもよく、以下に述べるポンプ装置並
びに駆動装置はすべて該発電機からの給電によつ
て駆動される。取水ポンプ4に接続された送水ホ
ース4bは、シエルタ3から突出して設けられた
取水パイプ4cに接続され、配管内混合器13、
調整弁14を介して長毛濾過装置の一部を構成す
る貯留タンク15に原水を送る。そして本考案に
おいては、該取水パイプ4cの一部で且つ混合器
13に接続される手前の原水中に、凝集剤が添加
され、その添加装置として凝集剤タンク11およ
び薬剤注入ポンプ12が配設され、該ポンプ12
の排出パイプ12aがこれに接続されている。従
つて前記混合器13としては、これらの凝集剤を
均一に原水中に分散させるものが好ましく、動力
撹拌型も利用できるが、シエルタ3内に収容する
様な移動浄水装置では、スタテイツクミキサー、
或はラインミキサーなどと称されているもの、即
ち管路中に螺施状の羽根を設けたり、分岐路や分
割片を形成した配管内混合器の方が好都合であ
る。
一方長毛濾過装置としては、前記貯留タンク1
5に回転円筒型濾過器16を水没する様に配設
し、該濾過器16の周壁面を有孔板或は棧を形成
した窓孔開設板で形成すると共に、該周壁面に、
長繊維を主材として形成した濾布を添装し、必要
によつてその外周面を再び有孔板或は金網等で覆
い、円筒体の周壁面から内側に濾過水を透過させ
るものである。この様な濾過装置を採用すれば、
低水圧でも広い面積において効率よく濾過分離で
き、更には濾過した懸濁物質及び固形物を連続的
若しくは必要時に吸い取ることができる。また移
動式の浄水装置では、移動による振動や運転振動
によつて沈降分離を乱すことがあり、目的地に着
いてから分離層のセツトに時間がかかり分離開始
までに時間を要していたし、重力沈降分離処理の
ため時間も要していたが、この様な長毛濾過装置
では、半強制濾過のため短時間で処理が可能であ
る。回転円筒型濾過器16内に透過された一次浄
水は、取り出し管17によつて滅菌室18に導入
され滅菌器によつて消毒される。滅菌器18をオ
ーバフローした一次処理水は水槽19に貯留さ
れ、次いで濾過ポンプ20によつて珪藻土濾過器
10aに圧送される。ここに用いる濾過器とし
て、従来の砂濾過層タイプのものを使用したので
は、車輌の移動や搭載時の振動によつてこれらの
濾過層がこわれたり乱れたりするおそれがある
が、珪藻土濾過器10aの採用によつてこれらの
おそれを全くなくすることができる。こうして該
珪藻土濾過器10aに連結された排出パイプ10
bからは飲料用浄水を取り出すことができる。
他方該長毛濾過装置に用いられる、濾過懸濁物
質及び固形物の吸い取り装置としては、回転円筒
型濾過器16の周面の一部に逆洗ホツパ21を開
口して設け、該ホツパ21に逆洗ポンプ22の吸
込み側パイプを接続する。22aは逆洗流の排出
パイプである。尚回転円筒型濾過器16の濾過効
率が低下すると、貯留タンク15内の貯留原水1
5aの水位が上がるので、適当な水位検知スイツ
チ23を設け、該水位が上昇したときに前記逆洗
ポンプ22を起動させて、濾過布を再生する。第
4図は前記フローシートの如く構成した本考案移
動式浄水装置を略示したもので、トラツク2に搭
載したシエルタ3内に配設するに当つては、運転
席側にポンプ室25及びエンジン発電機室24を
区劃して形成し、これらの下部に原水貯留槽15
bを配設し、中央部に長毛濾過装置、後部側に珪
藻土濾過器10aを配置したものが好適である
が、これらの配設については自由に変更できる。
本考案移動式浄水装置はこの様に構成したから
搬送中の振動等によつて濾過層をこわしたり乱す
ことがなくなり、現地に至つてから短時間のうち
に飲料用水を給水することができる。特に、飲料
水貯留槽15bを設けておけば、現地到達時にお
いて、直ちに給水することができる。また長毛濾
過装置の採用によつて短時間でしかも効率よく浄
水処理を行なうことができる。更に浄水装置は搭
載したままで運転を継続することができ極めて利
用しやすいものにすることがきた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の移動式浄水装置の一例を示す側
面略図、第2図は第1図の浄水装置のフローシー
ト、第3図は本考案に係るフローシート、第4図
は本考案を適用した移動式浄水装置の側面略図で
一部を破断して示す。 1……移動式浄水装置、2……トラツク、3…
…シエルタ、4……取水ポンプ、5……浄水取出
バルブ、6……凝集沈殿槽、7……原水、8……
浄水、9……濾過ポンプ、10……濾過器、10
a……珪藻土濾過器、11……凝集剤タンク、1
2……薬剤注入ポンプ、13……配管内混合器、
14……調整弁、15……貯留タンク、16……
回転円筒型濾過器、17……浄水取出管、18…
…滅菌器、19……一次処理水槽、20……濾過
ポンプ、21……逆洗ホツパ、22……逆洗ポン
プ、23……水位検知スイツチ、24……発電機
室、25……ポンプ室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラツクに直接搭載され若しくは牽引車等に搭
    載される移動式飲料用浄水装置であつて、搭載シ
    エルタ内に、取水ポンプから送水されてきた原水
    中へ凝集剤を添加させる添加装置と、該凝集剤添
    加原水を配管中において混合させて混合原水とす
    る様な配管内混合器と、該混合原水を収容する貯
    留タンクと、該タンク内の前記原水中に浸漬され
    且つ繊維材を主材として形成した濾布を円周方向
    に配置して構成した回転円筒型長毛濾過装置と、
    該回転円筒型長毛濾過装置の濾布を通過して得ら
    れた濾過水を更に浄化するための珪藻土濾過装置
    を配置して構成したことを特徴とする飲料水製造
    用移動式浄水装置。
JP1980147508U 1980-10-15 1980-10-15 Expired JPS629997Y2 (ja)

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JP1980147508U JPS629997Y2 (ja) 1980-10-15 1980-10-15

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JPS5770493U JPS5770493U (ja) 1982-04-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5280572A (en) * 1975-12-26 1977-07-06 Nippon Enviro Kogyo Filtration method to be used in sedimentation separation*and filtration sedimentation separation system adopting said method
JPS5424185B2 (ja) * 1975-12-19 1979-08-18

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