JPS629756B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS629756B2
JPS629756B2 JP10081278A JP10081278A JPS629756B2 JP S629756 B2 JPS629756 B2 JP S629756B2 JP 10081278 A JP10081278 A JP 10081278A JP 10081278 A JP10081278 A JP 10081278A JP S629756 B2 JPS629756 B2 JP S629756B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
compression
housing
slide valve
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10081278A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5459609A (en
Inventor
Yansen Eriku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOOMASU TOMATSUSEN SABUROO ANDO CO AS
Original Assignee
TOOMASU TOMATSUSEN SABUROO ANDO CO AS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOOMASU TOMATSUSEN SABUROO ANDO CO AS filed Critical TOOMASU TOMATSUSEN SABUROO ANDO CO AS
Publication of JPS5459609A publication Critical patent/JPS5459609A/ja
Publication of JPS629756B2 publication Critical patent/JPS629756B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/12Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/12Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
    • F04C18/123Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with radially or approximately radially from the rotor body extending tooth-like elements, co-operating with recesses in the other rotor, e.g. one tooth

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary-Type Compressors (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、圧縮ロータ及び吸引ロータを有し、
各ロータは実質的に円筒形状の本体と、その周辺
からロータの縦方向において展延した少なくとも
一つのローブもしくは歯とを有し、各ローブもし
くは歯は他方のロータの円筒形状本体内の対応す
る切欠に係合するとともに、2つのロータに共通
のハウジングの内面に、その回転軌跡の一部にお
いて、シール可能に係合しうるように形成され2
つのロータはその円筒形状本体が母線に沿つて相
互に接触する上記ハウジング内に配置され、該ハ
ウジングは導入開口と排出開口を画成してなる、
協同したロータを備えたロータリコンプレツサに
関するものである。
この種のロータリコンプレツサにおいては、円
筒形状本体は、通常は両者の間に僅かなクリアラ
ンスが形成されているにも拘らず、互いにその上
を転動するとともに、それらのローブ若しくは歯
は、各ローブが僅かなクリアランスで他のロータ
内の対応する切欠にシール可能に係合しうるよう
に、一方のロータのローブが他方のロータのロー
ブより先にロータの係合ゾーンに到達するように
配列されている。かかる方式では、円筒壁面とコ
ンプレツサハウジングの端部壁面とロータとで画
成される空間は、吸引空間と圧縮空間とに分割さ
れ、ローブがロータの係合ゾーンに達するまで
は、ロータの回転中ピストンとして機能するロー
タのローブは圧縮空間を減少する一方、吸引空間
を増大する。その後、上記吸引空間に吸引された
エア又はガスの圧縮が開始される一方、さらに別
のガスが、形成された他の吸引空間内に吸引され
る。
上記の形式のロータリコンプレツサは、ヒート
ポンプとして使用するものであれ、より通常の目
的のために使用するものであれ、レシプロピスト
ンを備えた形式のコンプレツサに比べていくつか
の利点を有している。即ち、ロータリコンプレツ
サは、全体的にはバランスされた二、三の可動部
分だけを有する。さらに、ロータリコンプレツサ
においては、ロータ相互間の直接的な接触及びロ
ータとその周囲のハウジングとの間の直接的な接
触なしに、充分な緊密性が得られる。したがつ
て、ロータのベアリング部への給油が必要のほか
は、摩耗及び維持管理を最小限とすることができ
る。その内部においてハウジングの内部中空空間
がロータによつて分割された吸引空間と圧縮空間
は少なくともロータの或る角度姿勢において、コ
ンプレツサハウジングの導入及び排出開口に夫々
連通する。公知のロータリコンプレツサにおいて
は、コンプレツサハウジングの排出開口及び可能
であれば導入開口は、コンプレツサハウジングの
端部壁内において円弧として形成された細長の溝
である。ロータの円筒形状本体の端面は、ロータ
の回転の間において、上記細長の溝が各ロータの
切欠と同列となつたときにのみカバーされないよ
うに、これら彎曲した細長の溝と協同する。した
がつて、各ロータはピストンとして機能するのみ
ならず、夫々導入用及び排出用バルブとして機能
し、また、レシプロピストンを備えた形式のコン
プレツサでは必要な故障しやすいバルブの使用を
回避することができる。
コンプレツサの外形寸法に関して最大容量を有
するコンプレツサを得るためには、ロータの円筒
形状本体の半径に関して、最大限大きい半径方向
高さを有するローブ又は歯を形成することが望ま
しい。その結果、円筒形状本体は、比較的小径に
形成することができる。このことは、逆言すれ
ば、コンプレツサハウジングの端部壁内に形成さ
れる彎曲した導入及び排出用の細長溝が、径方向
の制限された幅を有するとともにロータ軸から半
径方向に比較的小さな距離をおいて位置すること
となり、その位置におけるロータの周速度及びし
たがつて、導入及び排出用の細長溝が開閉される
際の速度は、比較的小さくなつている。同一の時
間においてカバーされなくなる彎曲した細長溝の
最大周辺長は、各ロータの円筒形状本体内におけ
る切欠の周辺幅によつて決定される。この切欠の
周辺幅は、逆に、それに作用する求心力を最小と
するためには最小に保持することが好ましいロー
ブ又は歯の周辺幅又は厚さによつて決定される。
これらの理由から、上記公知のロータリコンプレ
ツサの流動抵抗は実際上高く、したがつて、その
効率は相対的に低く、しかも、高速回転、高容量
のコンプレツサほどその傾向が強い。これらの不
利な条件は、圧縮ロータの両端に排出用細長溝を
形成し、かつ可能であれば吸引ロータの両端に導
入用細長溝を形成することによつてある程度は解
消することができる。しかしながら、その場合に
は、とくに比較的低い圧縮圧で作動する大容量の
コンプレツサでは、嵩高い外部配管によつてこれ
ら一対の排出用細長溝及び導入用細長溝を内部的
に連結する必要がある。
英国特許明細書第665484号には、ロータが中空
であり、ハウジング内の導入及び排出開口が、
夫々ロータの中空空間を介して吸引ロータ及び圧
縮ロータの切欠に連通されたロータリコンプレツ
サが開示されている。ロータの内部中空空間を対
応する切欠に連通する開口は、該切欠の全長に亘
つて伸長され、また、各切欠の幅に実質上等しい
周辺幅を有している。コンプレツサの圧縮空間
が、該空間内の圧力が、実質上その対向圧力に等
しいかそれ以上に達する迄、排出開口と連通しな
いようにするためには、圧縮空間において所望の
圧力が得られるまで、圧縮ロータの内部中空空間
とその切欠との間、したがつて圧縮空間との連通
を遮断しうるように、公知の構造の圧縮ロータ内
に、静止したスライド弁本体を設ける必要があ
る。かくして、排出工程によつて後続される圧縮
工程が遂行される。上記英国特許明細書において
は、圧縮ロータを回転可能に軸受された軸に固定
的に装着するとともに、圧縮ロータのローブ及び
切欠を軸方向に越えてそこに接続することが提案
されている。そして静止したスライド弁本体はコ
ンプレツサハウジングに装着されている。上記英
国特許明細書に記述されているように、この種の
構造は、可能な容量を相当な程度にまで制限され
るような比較的短いロータにのみ適するに過ぎな
いといつた欠点がある。
本発明に係るロータリコンプレツサは、前述し
た圧縮ロータの両端に排出用細長溝を形成し、か
つ可能であれば吸引ロータの両端に導入用細長溝
を形成したタイプ及び、排出開口が圧縮ロータの
円筒形状本体内に形成された内部中空空間を介し
て圧縮ロータの切欠に連通し、内部中空空間が、
圧縮工程を与えるよう予じめ定められた回転角度
範囲の間内部中空空間と圧縮ロータの連通を遮断
する一方、排出工程を与えるよう相続く回転角度
範囲の間両者を連通しうるような静止したスライ
ド弁本体を備えたタイプの両タイプに係るもので
ある。本発明に係るロータリコンプレツサは、上
記内部中空空間と圧縮ロータの切欠の連通部が、
対応するスライド弁本体と同様に、その一端又は
両端において切欠の軸長範囲の一部分にのみ伸長
し、圧縮ロータが圧縮ロータの軸長範囲の残部に
沿つて対応するロータ軸に装着もしくは軸着さ
れ、さらに付け加えられた排出開口が、コンプレ
ツサハウジングの端部壁内においてスライド弁本
体の外表面と圧縮ロータの円筒形状本体の外周と
の間に形成されたことを特徴としている。
本発明に係るロータリコンプレツサにおいて
は、大容量の比較的長いロータに対して良好な支
持を与えることができる。さらに、本発明によれ
ば、ロータの内部中空空間と切欠の間の接続開口
の減少は、コンプレツサの端部壁内に形成した付
加的な排出開口を通した軸方向の排出の可能性に
よつて埋合せることができる。半径方向及び軸方
向の排出の組合せは、この組合せが、コンプレツ
サの効率を特に良好なものとしうるような、コン
プレツサの実際の圧縮ダイヤグラムが理論ダイヤ
グラムに近似しうるような、比較的急速な開口及
び比較的急速な閉鎖を与えることができるため、
特に良好な排出流の条件が、全排出工程の間にお
いて得られることが見い出された。
上記スライド弁本体が二つの部分よりなり、各
部分は圧縮ロータの各端部から軸方向に伸長する
とともに、両方で圧縮ロータの軸長の1/2〜2/3の
範囲をカバーすることが望ましい。スライド弁本
体のこれらの部分は、吸引ロータのローブの頂部
が通過の際あるクリアランスをもつてスライド弁
本体に接触しうるような外直径を有することが好
ましい。
圧縮ロータの切欠の前面は、2つのロータ軸間
の中間位置から吸引ロータのローブの最外径部ま
での径方向距離を越える半径を有する彎曲筒面の
部分と実質的に同じ形状に形成され、上記彎曲筒
面はスライド弁本体の外表面に接触していること
が好ましい。圧縮ロータの切欠の協同する前面と
吸引ロータのローブとの形成によつて、とくに良
好な噛合い条件が、簡単かつ容易な機械加工の面
形状によつて得られる。圧縮ロータ及び吸引ロー
タの各円筒形状本体が同一の直径を有するときに
は、両者の径方向の距離は吸引ロータのローブの
径方向の高さに等しく、また、その場合には、彎
曲円筒面の半径は、上記ローブの高さより大きい
ことが好ましい。
吸引ロータのローブ又は歯の前面は、圧縮ロー
タの切欠の彎曲した前面とシール可能に接触する
ような彎曲形状を有することが好ましい。上述の
如く、圧縮ロータの切欠の彎曲面が円筒面である
場合には、吸引ロータのローブの彎曲面は吸引ロ
ータのローブの最外径部を接線方向に通過するよ
うな円筒面で近似しうる。もしも、圧縮ロータの
切欠の彎曲円筒面の半径が、上記径方向の距離に
等しいときには、吸引ロータのローブの彎曲円筒
面は同じ半径を有するべきである。しかしなが
ら、その場合、二つの円筒面は、吸引ロータのロ
ーブが圧縮ロータの切欠との係合位置からスター
トしたとき、圧縮ロータの切欠内に形成された膨
張空間内に流入するエア又はガスの自由な流れが
妨げられるような方法で協同する。圧縮ロータの
彎曲円筒面の半径をより大きく選んだ場合には、
上記膨張空間へのエア又はガスの流入はより自由
となるが、それと同時に、切欠及びローブのサイ
ズはより大きくしなければならず、ロータ間のバ
ランスが困難となり、また、圧縮ロータの切欠の
前面と吸引ロータのローブの間の緊密性又はシー
ルの効率は減少する。本発明によれば、圧縮ロー
タの切欠の円筒面は、上記径方向の距離の1.25倍
の半径を有することが好ましく、このことによつ
て、上記の事情を考慮した場合に、最も良好な結
果を得ることができることが検証される。
上記の如き排出開口の急速な開閉は圧縮ロータ
の周速度に依存している。この周速度したがつて
排出開口の開閉速度は、しかしながら、公知の方
法にしたがつて、ロータの軸間距離以上の外直径
を有する円筒形状本体を有するような圧縮ロータ
を用いることによつて増大することができる。圧
縮ロータの円筒形状本体の外直径がロータ軸間距
離を上廻るときには、吸引ロータの対応する直径
は、結果的に小さくなり、圧縮ロータと同軸の仮
想円筒面の径方向外側に位置し、かつロータ軸間
距離の半分に等しい半径を有する圧縮ロータの円
筒形状本体は、吸引ロータに関して歯として機能
する。圧縮ロータの切欠の前面部の径方向外側部
と、ロータ軸間距離の半分よりは吸引ロータ軸に
近い位置に位置した吸引ロータのローブの前面部
分との係合は、吸引ロータのローブの彎曲した前
面とこれに協同する圧縮ロータの切欠の彎曲円筒
前面とに関連して上述したと同様の原理を採用す
ることによつて与えられる。このことは、吸引ロ
ータの円筒形状本体の外表面と吸引ロータのロー
ブの前面との間の彎曲した遷移面は、好ましく
は、ロータ軸間距離の半分と吸引ロータの円筒形
状本体の外表面の半径との差を上廻る半径を有す
ることが好ましく、該円筒表面は吸引ロータの相
隣る表面に併呑される。
圧縮ロータのローブの背面は、常時、コンプレ
ツサハウジングの吸引空間又は室を区画している
から、吸引ロータのローブの切欠に係合する際に
該切欠内へのエア又はガス流に対して可能な限り
小さな抵抗を与えるような形状とすることが望ま
しい。したがつて、圧縮ロータのローブは、ロー
ブの周辺長の、例えば約1/4の前部分だけが、ハ
ウジングの内壁面に相隣るように設定することが
望ましい。このことは、ハウジングの内壁面に対
して所望のシール性を得るのに必要十分で、しか
も吸引ロータの切欠内へのガス流に対する撹乱を
減少することができる。さらに、ロータの円筒形
状本体に対するローブの有効な固定を保証するた
めに、必要十分なローブ又は歯の基部の周辺長を
確保することができる。
本発明に係るロータリコンプレツサにおいて
は、特に良好な導入及び排出の流れの条件が得ら
れ、したがつて、ロータの全直径に対するローブ
又は歯の径方向の高さの割合を増大させることが
でき、より大きい半径方向高さのローブを使用す
ることによつてコンプレツサの容量を増大したと
きには、ロータのローブの半径方向外表面と包囲
ケーシングの内壁面との間及び相互に協同するロ
ータ間の間に存在するクリアランスによる圧力損
失はほぼ無視しうるのでコンプレツサの効率をよ
り一層向上させることができる。
本明細書において、“係合”又は“接触”なる
語は、無接触の係合即ち協同する又は係合する部
分間にクリアランスを介在した状態を意味する。
以下、本発明を添付の図面を参照しながらより
詳細に説明する。
図示のコンプレツサは、実質上8の字形状の壁
11によつて画成され平行な軸を有する二つの円
筒面を含む内部空間を有するハウジング10を有
する。内部排出通路を有するロータ12(以下、
圧縮ロータという。)及び内部導入通路を有する
ロータ13(以下、吸引ロータという。)はハウ
ジング10内に装着され、その内面の円筒面と共
軸をなしている。各ロータ12,13は夫々実質
上円筒形状の本体14及び15を有し、これら円
筒形状本体14及び15はそれらの軸間距離に関
連して、第2図に示すように、これら本体が母線
に沿つて相互に接触しうるような半径を有してい
る。各円筒形状本体14,15には、以下に詳述
する如き形状を有するローブ又は歯16,17が
装着されている。これらロータ12及び13は、
ロータを軸20,21に取着けるための径方向の
腕又はスポーク18,19を有しており、ロータ
軸20,21はハウジング10内にベアリング2
2及び23により夫々回転可能に装着されてい
る。ロータ軸21は駆動軸24内に伸長し、また
両ロータ軸20,21は、第2図,第4図及び第
5図に矢印で示したように互いに反対の向きに同
じ回転数で両ロータ12及び13を回転させるこ
とができるように、同一のギヤ25及び26によ
つて連結されている。ロータの円筒形状本体14
及び15は中空で、圧縮ロータ12の円筒形状本
体14の内部中空空間は、第1図に示すように、
ハウジング10内のエンドカバー内において画成
された排出開口27に部分的に連通し、また8の
字形状の圧縮ロータ12内において形成されると
ともにハウジング10の内壁面11と円筒形状本
体14及び15との間に画成された縦方向の凹部
又は切欠29の底部における排出開口28に部分
的に連通している。吸引ロータ13の内部空間
は、同様に、ハウジングのエンドカバー内に画成
された導入開口30と部分的に連通するととも
に、実質上吸引ロータ13の軸方向全長に沿つて
伸長し、その内部に切欠32を形成する軸方向開
口又はスロツト(細長溝)31を介して、8の字
形状のハウジング内の空間に部分的に連通してい
る。各切欠29及び32は、ロータの相相の回転
の間、他方のロータのローブ又は歯16及び17
を受容しうるように形成されている。
コンプレツサの作動において、ローブ又は歯1
6及び17の円筒頂面は、ロータ回転の大部分に
おいてコンプレツサハウジングの内壁面11にシ
ール状態で接触しながら回転し、また、各ロータ
の円筒形状本体14及び15は一つの母線に沿つ
て互いに密接しつつ回転する。その結果、8の字
形状のハウジングの空間は、導入開口30に連通
しその容積が増大する吸引室又は空間33と、第
2図に示すように減少する容積を有し、以下に説
明するように圧縮工程の一部において排出開口2
7と連通する圧縮室又は空間34とに分割され
る。したがつて、ローブ又は歯16及び17は、
8の字形状の上記空間内における可動のピストン
として機能する。
第1図に示すように、圧縮ロータ12のアーム
又はポーク18は、ロータ軸20の中心部に沿つ
てのみロータ軸20に連結されている。円筒の分
割部材として形成されたスライド弁本体35は、
第3図に示したような横断面を有している。各ス
ライド弁本体35,35は、それぞれハウジング
10の端部壁に固定的に装着されるとともに、こ
れら2個のスライド弁本体は、ハウジング10の
対向して配置された上記端部壁の内側表面からハ
ウジング10内に向つて伸長しており、その結
果、第1図から最も良くわかるように、スライド
弁本体35の軸線は、ロータ軸20の軸線と一致
する。また上記スライド弁本体35は、各圧縮期
間中、圧縮ロータ12の切欠29の底部に画成さ
れた排出開口28が、スライド弁本体35によつ
て閉じられるように、上記排出開口28と協同す
る。上述したスライド弁本体35と排出開口28
の協同の状態は、第3図において、最も良く説明
されている。これら排出開口28はロータの端部
においてのみ設けられており、スライド弁本体3
5の軸方向長さに対応した軸方向長さを有してい
る。これらのスライド弁本体35は各圧縮期間内
において排出開口28と密着し、したがつて、圧
縮室34内における圧縮が、コンプレツサが動作
するのに対向した圧力に等しいかそれ以上の圧力
に達するまで、実質上断熱的に行なわれる。この
断熱圧縮の後、排出工程が行なわれる。排出工程
の間における圧縮エア又はガスの排出流の条件を
改善し、また圧縮空間34の急速な開閉を得るた
めに、いま一つのガス排出開口36がハウジング
の各端壁内に形成されている。これらの排出開口
36は上記排出開口27に連通するとともに、常
時は円筒形状本体14の端部壁によつてカバーさ
れかつ閉塞されるような形状として形成されてお
り、圧縮ロータ12の切欠29が該排出開口36
と同列となるような角度位置をとつたときに、排
出開口36はカバーがはずされ開かれる。圧縮ガ
ス又はエアに対する排出流の条件は、排出開口3
6の径方向の幅の増大によつて改良することがで
きる。この径方向の幅の増大は、図面に示すよう
に吸引ロータ13の円筒形状本体15よりいくら
か大きい直径を有する円筒形状本体14を有する
圧縮ロータ12を用いることによつて得られる。
第4図及び第5図は、コンプレツサの効率にと
つて臨界的である排出工程の終えん位相を示して
いる。この状態では、圧縮空間34はハウジング
の端壁、ローブ16,17及び切欠29の面によ
つて画成されている。この圧縮空間は、スライド
弁本体35によつて段々多く閉じられていく排出
開口28及び圧縮ロータ12の円筒形状本体14
によつて段々多く閉じられていく排出開口36を
介して、ハウジング10の端部カバー内に形成さ
れた排出開口27に最後の瞬間に連通する。コン
プレツサの効率の向上のためには、排出開口28
及び36が全体的に閉じられたときには如何なる
有意の“デツドスペース”が存在しえないよう
に、圧縮空間34が実質上零となるように減少さ
せることが重要である。図示の装置においては、
このことは、ロータが回転されたときに排出開口
28及び36が、夫々スライド弁体35及び圧縮
ロータ12の円筒形状本体14によつて最も遅く
カバーされかつ閉じられた軸方向線において接触
ラインが合致しかつ互いに対向して変位するよう
に、吸引ロータ13のローブ17を圧縮ロータ1
2のローブ16及び切欠29の表面に係合させる
ことによつて得られる。
図示の実施例において、回転方向からみて後方
の、円形軌跡に沿つて動く吸引ロータのローブ1
7のエツジ37と、圧縮ロータ12のローブ16
の前面38との間に一つの接触ラインが得られ、
また圧縮ロータ12の切欠29によつて画成され
る後部表面はサイクロイド形状に形成されてい
る。この接触ラインは上記後部エツジ37ととも
に回転方向に移動する。他の接触ラインは吸引ロ
ータのローブ17の前面39と圧縮ロータの切欠
29の前面40との間に得られる。図示の実施例
で、上記前面40は、スライド弁本体35と連続
する仮想円筒面41に接線方向において接触する
彎曲円筒面の一部として形成されており、第3図
に示すように、該前面40は、上記仮想円筒面4
1と、ロータの軸に中心を有するとともにロータ
軸間距離の半分に等しい半径を有する円との半径
方向の間隔43より幾分大きい半径42を有する
ことが好ましい。この円はギヤ25のピツチ円で
あり、吸引ロータ軸のギヤ26の対応するピツチ
円は番号45によつて図示されている。上記前面
40と協同する吸引ロータのローブの前面39
は、上記円筒面40とシール可能に係合するよう
に形成されるとともに、ローブ又は歯の径方向外
側の円筒形状頂面内に併呑される円筒面に相似
し、かつ吸引ロータのピツチ円45から吸引ロータ
のローブの頂面に至る径方向の間隔を上廻るよう
な半径を有する対応した彎曲面として形成されて
いる。第4図及び第5図に示したように、面39
及び40のこの形状によつて、これら面間の接触
ラインは所望の通りロータの回転方向と反対の方
向に移動する結果が得られる。
圧縮ロータの円筒形状本体14が、上述した如
く、吸引ロータの円筒形状本体15の直径より大
きい直径を有するときには、円筒形状本体14の
外表面と圧縮ロータの切欠29の前面40との間
のエツジ46は、第4図に示すように、円筒形状
本体15と吸引ロータのローブ17との遷移部分
を形成するコーナ47と係合するローブ又は歯と
して機能する。このため、該コーナ47は、円筒
形状本体15の外表面と吸引ロータのピツチ円4
5との径方向の間隔より大きい半径を有するよう
な彎曲円筒面として形成することが好ましく、ま
たエツジ46は対応する彎曲曲線を有することが
望ましい。
図示の実施例に関する種々の変更及び修正が、
本発明の技術的思想の範囲もしくは権利範囲内で
可能であることは明らかである。例えば、ローブ
と切欠の協同面は、接触ラインが互いに相反する
方向に移動しデツドスペースを最小としうるよう
な条件が満足される限り、上記の如き形状をとる
ことを必らずしも必要としない。また、デツドス
ペースの減少、圧縮ロータからの排出流の条件の
改善、スライド弁本体の有利な装着構造等の諸特
徴は、これらが全体として特に効率の良いロータ
リコンプレツサを提供するために寄与するもので
あるが、これらの諸特徴は、他の特徴を採用せず
に個々に採用しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るロータリコンプレツサの
一実施例を示す水平断面説明図、第2図は第1図
の―線方向断面図、第3図は本発明に係る圧
縮ロータ及びその切欠を示す要部断面説明図、第
4図及び第5図は夫々ロータの異なる回転姿勢を
示す第2図に対応した断面図である。 10……ハウジング、11……ハウジングの内
壁面、12……圧縮ロータ、13……吸引ロー
タ、14,15……円筒形状本体、16,17…
…ローブ又は歯、20,21……ロータ軸、24
……駆動軸、27……排出開口、28……排出開
口、29……切欠、30……導入開口、31……
細長溝、32……切欠、33……吸引空間又は
室、34……圧縮空間又は室、35……スライド
弁本体、36……排出開口、37……ローブ17
のエツジ、38……ローブ16の前面、39……
ローブ17の前面、41……仮想円筒面、42…
…半径、43……半径方向の間隔、45……ピツ
チ円、46……エツジ、47……コーナ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧縮ロータ12及び吸引ロータ13を有し、
    各ロータは実質的に円筒形状の本体と、その周辺
    からロータの縦方向において展延した少なくとも
    一つのローブもしくは歯16,17とを有し、各
    ローブもしくは歯は他方のロータの円筒形状本体
    内の対応する切欠29,32に係合するととも
    に、2つのロータに共通のハウジング10の内面
    11に、その回転軌跡の一部において、シール可
    能に係合しうるように形成され、2つのロータは
    その円筒形状本体が母線に沿つて相互に接触する
    ように上記ハウジング内に配置され、該ハウジン
    グは導入開口30と排出開口27を画成し、該排
    出開口は圧縮ロータの円筒形状本体内において形
    成された内部中空空間を通して圧縮ロータの切欠
    29に連通し、該内部中空空間は、予じめ定めら
    れた回転角度範囲の間圧縮工程を与えるように内
    部中空空間と上記圧縮ロータの切欠29との間の
    連通部28を遮断するとともに、相続く回転角度
    範囲の間排出工程を与えるように上記連通部を再
    度連通させる静止したスライド弁本体35を備
    え、円筒殻の分割部材として形成された上記静止
    したスライド弁本体35は、それぞれハウジング
    10の端部壁に固定的に装着されるとともに、2
    個のスライド弁本体35が、ハウジング10の対
    向して配置された端部壁の内側表面からハウジン
    グ10内に向つて伸長しており、その結果スライ
    ド弁本体35の軸線がロータ軸20の軸線と一致
    する、協同するロータを有するロータリコンプレ
    ツサにおいて、 上記内部中空空間の圧縮ロータの切欠29の連
    通部28が、対応するスライド弁本体35と同様
    に、その一端又は両端において切欠の軸長範囲の
    一部分にのみ伸長し、圧縮ロータが圧縮ロータの
    軸長範囲の残部に沿つて対応するロータ軸20に
    装着もしくは軸着され、かつさらに付け加えられ
    た排出開口36が、コンプレツサハウジングの端
    部壁内においてスライド弁本体の外表面41と圧
    縮ロータの円筒形状本体14の外周との間に形成
    されたことを特徴とする、協同するロータを備え
    たロータリコンプレツサ。 2 上記スライド弁本体が二つの部分よりなり、
    各部分は圧縮ロータ12の各端部から軸方向に伸
    長するとともに、両方で圧縮ロータの軸長の1/2
    〜2/3の範囲をカバーすることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の、協同するロータを備え
    たロータリコンプレツサ。 3 圧縮ロータの切欠の前面40が、2つのロー
    タ軸間の中間位置から吸引ロータのローブ17の
    最外径部までの径方向距離43を越える半径42
    を有する彎曲筒面の部分と実質的に同じ形状に形
    成され、上記彎曲筒面はスライド弁本体35の外
    表面に接触していることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項又は第2項に記載の、協同するロータ
    を備えたロータリコンプレツサ。 4 圧縮ロータの切欠29の彎曲円筒面40が上
    記径方向距離43の約1.25倍の半径を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の、協同
    するロータを備えたロータリコンプレツサ。 5 上記吸引ロータ及び圧縮ロータが等角速度で
    回転するように同期され、圧縮ロータの円筒形状
    本体14が、ロータの軸間距離を越える外直径を
    備えた特許請求に範囲第1項から第4項のいずれ
    か一に記載の、協同するロータを備えたロータリ
    コンプレツサにおいて、 吸引ロータの円筒形状本体15の外表面と吸引
    ロータのローブ17の前面39との間の遷移部分
    47が、ロータ軸間距離の半分と吸引ロータの円
    筒形状本体の外表面の半径との差を越える半径を
    有する彎曲円筒面として形成されたことを特徴と
    するもの。 6 圧縮ロータのローブ16が、該ローブに外周
    の前面部においてのみハウジングの内表面11に
    相隣してシール可能に位置されていることを特徴
    する特許請求の範囲第1項から第5項のいずれか
    一に記載の、協同するロータを備えたロータリコ
    ンプレツサ。
JP10081278A 1977-08-17 1978-08-17 Rotary compressor provided with cooperating rotor Granted JPS5459609A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DK367177A DK367177A (da) 1977-08-17 1977-08-17 Rotationskompressor med samarbejdende rotorer

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5459609A JPS5459609A (en) 1979-05-14
JPS629756B2 true JPS629756B2 (ja) 1987-03-02

Family

ID=8125502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10081278A Granted JPS5459609A (en) 1977-08-17 1978-08-17 Rotary compressor provided with cooperating rotor

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JPS5459609A (ja)
DE (1) DE2835826A1 (ja)
DK (1) DK367177A (ja)
FR (1) FR2400626A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1983001491A1 (en) * 1981-10-16 1983-04-28 Roger Boyd Walker Rotary piston compressors and expanders
BR8107901A (pt) * 1981-12-04 1983-08-30 Roger Boyd Walker Bombas dosadoras e tubos distribuidores para alimentar os cilindros de motores de explosao
DE19537674C1 (de) * 1995-10-10 1997-02-20 Adolf Dr Ing Hupe Drehkolbenmaschine

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB665484A (en) * 1949-05-05 1952-01-23 British Internal Combust Eng Improvements in and relating to rotary pumps and motors
GB1284552A (en) * 1969-08-08 1972-08-09 Arthur E Brown Improvements in rotary-positive displacement fluid machines

Also Published As

Publication number Publication date
FR2400626A1 (fr) 1979-03-16
JPS5459609A (en) 1979-05-14
FR2400626B1 (ja) 1984-01-20
DK367177A (da) 1979-02-18
DE2835826A1 (de) 1979-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4714417A (en) Internal axis single-rotation machine with intermeshing internal and external rotors
KR0168867B1 (ko) 스크롤형 유체기계, 스크롤부재 및 그 가공방법
HU210369B (en) Machine with rotating blades
US4781549A (en) Modified wrap scroll-type machine
JPH09310688A (ja) 可変容量型スクロール圧縮機
JPH04234501A (ja) スクロール式機械
JP2003269346A (ja) スクロール型流体機械
JPS63170579A (ja) ベ−ン型圧縮機
EP3575603B1 (en) Scroll compressor having enhanced discharge structure
US5501584A (en) Scroll type compressor having a passage from the suction chamber to a compression pocket
JPS5950878B2 (ja) 回転圧縮機
US7520738B2 (en) Closed system rotary machine
JPH0448950B2 (ja)
JPH0581759B2 (ja)
JPS629756B2 (ja)
JP3014656B2 (ja) 回転圧縮機
JP3291844B2 (ja) スクロール形流体機械
KR20190000688A (ko) 토출 성능을 개선한 압축기
JPS63230979A (ja) ベ−ン型圧縮機
JP2567842B2 (ja) 可変容量型ベ−ンポンプ
JPH11236887A (ja) スクロール型流体機械およびその製造方法
JPH0231240B2 (ja)
JPS59108889A (ja) スクロ−ル流体機械
CN212508821U (zh) 无油涡旋压缩机
US3072316A (en) Rotary pump or expansion engine