JPS6296898A - 発電プラント - Google Patents
発電プラントInfo
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- JPS6296898A JPS6296898A JP61251759A JP25175986A JPS6296898A JP S6296898 A JPS6296898 A JP S6296898A JP 61251759 A JP61251759 A JP 61251759A JP 25175986 A JP25175986 A JP 25175986A JP S6296898 A JPS6296898 A JP S6296898A
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- water
- corrosion
- pure water
- dissolved oxygen
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は酸素を溶存する純水と金属材料とが接する系に
おける金属材料を防食する新規な発電プラントに関する
。
おける金属材料を防食する新規な発電プラントに関する
。
酸素を溶存する純水と金属材料とが接する発電プラント
においては金属材料が腐食され、純水が静止している場
合の腐食の程度は溶存酸素濃度が高くなるほど著しく、
特に、水が酸素を濃度約40ないし約30000ppb
溶存する場合に金属材料に腐食が起りその防食対策が要
望される。
においては金属材料が腐食され、純水が静止している場
合の腐食の程度は溶存酸素濃度が高くなるほど著しく、
特に、水が酸素を濃度約40ないし約30000ppb
溶存する場合に金属材料に腐食が起りその防食対策が要
望される。
特に、BWR(沸騰水型原子炉)発電プラントでは定期
検査等による運転停止時において復水。
検査等による運転停止時において復水。
給水系配管が大気開放状態で5ないし8 ppmもの高
い溶存酸素濃度の水にさらされ、配管の金属材料、とり
わけ、炭素鋼が著しく腐食される。そして、腐食に伴い
生じた腐食生成物(鉄酸化物を主体としたものでクラッ
ドと呼ばれる6)は、プラント起動時に原子炉内に持込
まれて燃料棒に付着し熱効率を低下し、又燃料棒を破損
するおそれがある。さらに、燃料棒に付着したクラッド
は放射化された後剥離して炉再循環系配管等に再付着し
て配管等の表面線量率を増大させ、定期検査等の従事者
の対し放射能被爆量の増大を招く危険もある。これらの
理由から、BWR発電プラントの運転停止時における復
水、給水系配管の防食対策は重要な課題となっている。
い溶存酸素濃度の水にさらされ、配管の金属材料、とり
わけ、炭素鋼が著しく腐食される。そして、腐食に伴い
生じた腐食生成物(鉄酸化物を主体としたものでクラッ
ドと呼ばれる6)は、プラント起動時に原子炉内に持込
まれて燃料棒に付着し熱効率を低下し、又燃料棒を破損
するおそれがある。さらに、燃料棒に付着したクラッド
は放射化された後剥離して炉再循環系配管等に再付着し
て配管等の表面線量率を増大させ、定期検査等の従事者
の対し放射能被爆量の増大を招く危険もある。これらの
理由から、BWR発電プラントの運転停止時における復
水、給水系配管の防食対策は重要な課題となっている。
従来、酸素を溶存する純水と金属材料とが接する系、特
に、BWR発電プラントの運転停止時における配管の防
食にはホットドレンオフと呼ばれる水抜き乾燥法が一部
のプラントについて採用されてきた。この方法は、プラ
ント運転停止後に給水が冷却しきらないうちに水抜きし
余熱で配管表面を乾燥するものであるが、プラントの構
造上の差異によりすべてのプラントに適用できるもので
はなく、又、水抜きに伴い生ずる多量の放射性廃液の処
理にも問題がある。さらに、この水抜き乾燥法は操作も
煩雑なので、運転停止が短期の場合には適当でない。
に、BWR発電プラントの運転停止時における配管の防
食にはホットドレンオフと呼ばれる水抜き乾燥法が一部
のプラントについて採用されてきた。この方法は、プラ
ント運転停止後に給水が冷却しきらないうちに水抜きし
余熱で配管表面を乾燥するものであるが、プラントの構
造上の差異によりすべてのプラントに適用できるもので
はなく、又、水抜きに伴い生ずる多量の放射性廃液の処
理にも問題がある。さらに、この水抜き乾燥法は操作も
煩雑なので、運転停止が短期の場合には適当でない。
また、特開昭52−85696号公報には、yK子炉の
起動前に復水器の真空度を調節して溶存酸素濃度を50
〜200ppbに保つことにより給復水系配管の腐食を
防止する方法が開示されている。しかし、溶存酸素濃度
の制御だけでは前述の配管を十分に防食することはでき
ない。
起動前に復水器の真空度を調節して溶存酸素濃度を50
〜200ppbに保つことにより給復水系配管の腐食を
防止する方法が開示されている。しかし、溶存酸素濃度
の制御だけでは前述の配管を十分に防食することはでき
ない。
他の防食方法として火力発電プラントにおいて。
運転停止が短期間の場合にヒドラジン添加による満水保
管法が採用され、運転停止が長期間の場合には水抜き後
窒素ガスを封入する乾燥保管法が採用されているが、B
WR発電プラントにおいては添加したヒドラジンは後の
起動時までに除去しなければならず、窒素ガスも脱気し
なければならない等、後処理に問題があるので、これら
の方法をBWR発電プラントの防食に適用することはで
きない。
管法が採用され、運転停止が長期間の場合には水抜き後
窒素ガスを封入する乾燥保管法が採用されているが、B
WR発電プラントにおいては添加したヒドラジンは後の
起動時までに除去しなければならず、窒素ガスも脱気し
なければならない等、後処理に問題があるので、これら
の方法をBWR発電プラントの防食に適用することはで
きない。
本発明の目的は発電プラントのタービン停止時に酸素を
溶存する純水と復水器及び給水系の金属材料とが接する
系における金属材料を防食する発電プラントを提供する
ことである。
溶存する純水と復水器及び給水系の金属材料とが接する
系における金属材料を防食する発電プラントを提供する
ことである。
本発明のより具体的な目的はBWR発電プラントのター
ビン停止時における復水、給水系配管の腐食を防止する
発電プラントを提供することである。
ビン停止時における復水、給水系配管の腐食を防止する
発電プラントを提供することである。
本発明は、水蒸気によって回転する蒸気タービン、前記
水蒸気を純水に戻す復水器、前記純水の中の塩類を除去
する脱塩器、前記純水を加熱し再び水蒸気にする加熱源
に前記純水を供給する給水系を有する発電プラントにお
いて、前記給水系と復水器とを連結する再循環配管を設
けて該配管。
水蒸気を純水に戻す復水器、前記純水の中の塩類を除去
する脱塩器、前記純水を加熱し再び水蒸気にする加熱源
に前記純水を供給する給水系を有する発電プラントにお
いて、前記給水系と復水器とを連結する再循環配管を設
けて該配管。
復水器、脱塩器及び給水系の前記純水の閉じた循環経路
を構成し、該経路内で前記純水の比電導度を0.5μS
/am以下に保つ勾配脱塩器を有することを特徴とする
発電プラントにある。特に加熱源として原子炉、火力が
用いられる。
を構成し、該経路内で前記純水の比電導度を0.5μS
/am以下に保つ勾配脱塩器を有することを特徴とする
発電プラントにある。特に加熱源として原子炉、火力が
用いられる。
本発明における系では純水は酸素を溶存しているが、純
水の溶存酸素濃度は金属材料が酸素溶存の純水に接して
腐食を発生させ防食が問題となる範囲のものであり、金
属材料の種類によっても異なるが、具体的には約40な
いし約30000ppbである。前記のように、BWR
プラントの運転停止時における復水、給水系配管は大気
開放状態で5ないし8 ppmの溶存酸素濃度の水に接
することになるので、この配管の金属材料を防食するの
に本発明は特に好適である。
水の溶存酸素濃度は金属材料が酸素溶存の純水に接して
腐食を発生させ防食が問題となる範囲のものであり、金
属材料の種類によっても異なるが、具体的には約40な
いし約30000ppbである。前記のように、BWR
プラントの運転停止時における復水、給水系配管は大気
開放状態で5ないし8 ppmの溶存酸素濃度の水に接
することになるので、この配管の金属材料を防食するの
に本発明は特に好適である。
本発明において防食の対象となる金属材料としては、酸
素が溶存する水、特に、溶存酸素濃度約40ないし約3
0000ppbの水に接して防食が問題となる特に例え
ば、炭素鋼、低合金鋼、ステンレス鋼、銅及びその合金
が挙げられる。BWR発電プラントの復水、給水系配管
の材料である炭素鋼は本発明により有効に防食される。
素が溶存する水、特に、溶存酸素濃度約40ないし約3
0000ppbの水に接して防食が問題となる特に例え
ば、炭素鋼、低合金鋼、ステンレス鋼、銅及びその合金
が挙げられる。BWR発電プラントの復水、給水系配管
の材料である炭素鋼は本発明により有効に防食される。
本発明においては純水の比電導度を0.5μS/l以下
に保つことが要件の−っであり、そのように調整する手
段は例えば、粒状陽・陰画イオン交換樹脂を充填した脱
塩器に純水を通導されて比電導度を低下させることによ
り達成することができる0本発明において純水の比電導
度を0.5μS/1以下に保つと金属材料の腐食速度が
著しく減少し、有効な防食が達成でき、特に、0.1μ
S/am以下に保つと防食効果は一層顕著になる。しが
し、純水の比電導度が0.5μS/a++を越えると有
効な防食効果を期待することができない。
に保つことが要件の−っであり、そのように調整する手
段は例えば、粒状陽・陰画イオン交換樹脂を充填した脱
塩器に純水を通導されて比電導度を低下させることによ
り達成することができる0本発明において純水の比電導
度を0.5μS/1以下に保つと金属材料の腐食速度が
著しく減少し、有効な防食が達成でき、特に、0.1μ
S/am以下に保つと防食効果は一層顕著になる。しが
し、純水の比電導度が0.5μS/a++を越えると有
効な防食効果を期待することができない。
本発明における他の要件の一つは純水を流動させるポン
プを有することであり、純水を流動させるとは、純水が
金属材料の表面で静止状態にならないようにすることを
意味する。純水の流動の程度は、比電導度を特定値に保
つことと相まって本発明の目的が達成されるものであれ
ばよく、流速0.2 ないし1 cs / S程度又は
それ以上が普通である。純水を流動させるには1例えば
、低圧ポンプを用いて水を動かすだけでよい、純水を流
動させることは比電導度を0.5μS/am以下に保つ
のに役立つのみならず純水中の溶存酸素濃度の局部的相
異によって生ずる局部電池の発生(これが腐食の原因と
なる)を防止する。また、一般に純水と接する金属表面
には純水中の溶存酸素との反応によって極く薄い酸化皮
膜が発成され、この酸化皮膜は下am化作用によって腐
食の進行を防げる。
プを有することであり、純水を流動させるとは、純水が
金属材料の表面で静止状態にならないようにすることを
意味する。純水の流動の程度は、比電導度を特定値に保
つことと相まって本発明の目的が達成されるものであれ
ばよく、流速0.2 ないし1 cs / S程度又は
それ以上が普通である。純水を流動させるには1例えば
、低圧ポンプを用いて水を動かすだけでよい、純水を流
動させることは比電導度を0.5μS/am以下に保つ
のに役立つのみならず純水中の溶存酸素濃度の局部的相
異によって生ずる局部電池の発生(これが腐食の原因と
なる)を防止する。また、一般に純水と接する金属表面
には純水中の溶存酸素との反応によって極く薄い酸化皮
膜が発成され、この酸化皮膜は下am化作用によって腐
食の進行を防げる。
しかしこの酸化皮膜は極く微細なりラックを有しており
、このクラックを介して腐食が進行する危険があるが、
純水を流動させることはこのクラックを通して、溶存酸
素を金属に供給してその部分に酸化皮膜を生成させてク
ラック部分での腐食の進行を防止するものと考えられる
。
、このクラックを介して腐食が進行する危険があるが、
純水を流動させることはこのクラックを通して、溶存酸
素を金属に供給してその部分に酸化皮膜を生成させてク
ラック部分での腐食の進行を防止するものと考えられる
。
本発明を実施する温度は普通30ないし40℃であり、
時間は実施の態様に応じ適宜法めることができる。
時間は実施の態様に応じ適宜法めることができる。
実施例1
水の比電導度を脱塩器により低下させ、異なる比電導度
における防食効果を調べた。
における防食効果を調べた。
溶存酸素濃度8 ppmの水に第1表に示す炭素鋼を浸
漬し、流速0.2 c!l/S、温度30℃において腐
食速度を測定した。
漬し、流速0.2 c!l/S、温度30℃において腐
食速度を測定した。
第 1 表
第1図は炭素鋼の腐食速度と水の比電導度との関係を示
し、比電導度が0.5μs/lより小さい純水では腐食
速度が著しく減少する。比電導度0.1μS/lの純水
による腐食速度は約IH/dm” 7月であり、この場
合炭素鋼は外観上金属光沢を呈し、孔食の発生は全く認
められず、防食効果は顕著であった。
し、比電導度が0.5μs/lより小さい純水では腐食
速度が著しく減少する。比電導度0.1μS/lの純水
による腐食速度は約IH/dm” 7月であり、この場
合炭素鋼は外観上金属光沢を呈し、孔食の発生は全く認
められず、防食効果は顕著であった。
実施例2
水の流速と腐食速度との関係を種々の比電導度において
調べた。
調べた。
即ち、温度が30℃、溶存酸素濃度が8 pprmであ
り、比電導度が夫々2.12 μS/am、1.07μ
S/as、0.53 μs/】及び0.12μs/口
の水に炭素鋼(第1表)を浸漬し、種々の流速における
炭素鋼の腐食速度を求めた。
り、比電導度が夫々2.12 μS/am、1.07μ
S/as、0.53 μs/】及び0.12μs/口
の水に炭素鋼(第1表)を浸漬し、種々の流速における
炭素鋼の腐食速度を求めた。
結果は、第2図に示す通りであり、水の比電導度が約1
μS/am以上では水の流速が大きくなるのに伴って腐
食速度も増大するのが、水の比電導度が約0.5μs/
aa以下では水の流速が大きくなるのに伴なって腐食速
度は減少する傾向が認められる。
μS/am以上では水の流速が大きくなるのに伴って腐
食速度も増大するのが、水の比電導度が約0.5μs/
aa以下では水の流速が大きくなるのに伴なって腐食速
度は減少する傾向が認められる。
実施例3
溶存酸素濃度5 ppmの水に炭素鋼(第1表)を浸漬
し、水の比電導度0.1μS/cM、流速1(21/S
、温度35℃において腐食減量の経時変化を測定した。
し、水の比電導度0.1μS/cM、流速1(21/S
、温度35℃において腐食減量の経時変化を測定した。
結果は第3図(水の流動と腐食減量との関係を示す)に
示すとおりであり、流動水中では曲#!−Aの如く時間
経過にかかわりなく殆んど一定して腐食減量が小さく抑
えられていたが、流動を一旦停止して静止状態にすると
曲線Bの如く約70時間後に腐食減量は約50mg/d
m”に達し腐食が進行した。しかし、再び水を流動させ
ると腐食減量はそのまま一定を保ち、それ以上腐食は進
行しなかった。
示すとおりであり、流動水中では曲#!−Aの如く時間
経過にかかわりなく殆んど一定して腐食減量が小さく抑
えられていたが、流動を一旦停止して静止状態にすると
曲線Bの如く約70時間後に腐食減量は約50mg/d
m”に達し腐食が進行した。しかし、再び水を流動させ
ると腐食減量はそのまま一定を保ち、それ以上腐食は進
行しなかった。
参考のために、前記と同じ実験を静止水中で行なったと
ころ、曲線Cの如く時開経過とともに腐食減量は増加し
た。
ころ、曲線Cの如く時開経過とともに腐食減量は増加し
た。
以上、腐食減量の点からみて純水を流動させることが本
発明による防食に必須であるこがわかるが、このことは
腐食速度の点からしても明らかであり、腐食速度は流動
水中で約IB/dn+” 7月、静止水中で約3001
1g/d1127月であった。
発明による防食に必須であるこがわかるが、このことは
腐食速度の点からしても明らかであり、腐食速度は流動
水中で約IB/dn+” 7月、静止水中で約3001
1g/d1127月であった。
実施例4
異なる溶存酸素濃度における炭素鋼(第1表)の防食効
果を調べた。
果を調べた。
比電導度0.1μS/−を有する高純度の水中において
炭素鋼を浸漬し、流速1 am / S、温度35℃に
おいて腐食速度を測定した。結果は第4図(腐食速度と
溶存酸素濃度との関係を示す)に示すとおりであり、腐
食速度は、実線Aの如く溶存酸素濃度40pρb以上で
急に減少し、大気開放状態に相当する5ないし8 pp
mの溶存酸素濃度では腐食速度は約Lmg/dm2/月
であった。これによれば、溶存酸素濃度40ppb以上
において防食効果が発揮されることがわかる。
炭素鋼を浸漬し、流速1 am / S、温度35℃に
おいて腐食速度を測定した。結果は第4図(腐食速度と
溶存酸素濃度との関係を示す)に示すとおりであり、腐
食速度は、実線Aの如く溶存酸素濃度40pρb以上で
急に減少し、大気開放状態に相当する5ないし8 pp
mの溶存酸素濃度では腐食速度は約Lmg/dm2/月
であった。これによれば、溶存酸素濃度40ppb以上
において防食効果が発揮されることがわかる。
なお、静止水中では腐食速度は点線Bの如く溶存酸素濃
度が大きくなるにつれて増加し、5ないし8 ppmで
約300 mg/ dm2/月に達した。この結果を前
記の流動水中におけるそれと対比とすると、純水を流動
させることが防食に必須であることがわかる。
度が大きくなるにつれて増加し、5ないし8 ppmで
約300 mg/ dm2/月に達した。この結果を前
記の流動水中におけるそれと対比とすると、純水を流動
させることが防食に必須であることがわかる。
実施例5
異なる比電導度における炭素鋼(第1表)の腐食ないし
防食の効果を調べた。
防食の効果を調べた。
純水の比電導度を0.2ないし0.5 μs/amに
保ち、溶存酸素濃度40ppb、流速1■/S、温度3
5℃、浸漬時間3960時間の条件下において、浸漬後
の炭素鋼表面を走査電子類w1匁によりa察した。その
結果金属表面は結晶粒径1μm程度のマグネタイトを主
とする結晶によりμmオーダの厚さにおおわれているこ
とが確認された。
保ち、溶存酸素濃度40ppb、流速1■/S、温度3
5℃、浸漬時間3960時間の条件下において、浸漬後
の炭素鋼表面を走査電子類w1匁によりa察した。その
結果金属表面は結晶粒径1μm程度のマグネタイトを主
とする結晶によりμmオーダの厚さにおおわれているこ
とが確認された。
純水の比電導度を0.1μs/am以下に保ち、前記と
同じ条件下において、浸漬後の炭素鋼表面を同様にf7
R察した。その結果結晶粒径は0.2μm程度であり、
金属表面はきわめて密な人オーダの薄膜層でおおわれて
いることが確認された。
同じ条件下において、浸漬後の炭素鋼表面を同様にf7
R察した。その結果結晶粒径は0.2μm程度であり、
金属表面はきわめて密な人オーダの薄膜層でおおわれて
いることが確認された。
以上の結果からすると、純水の比電導度を0.2ないし
0.5μs/cm、特に0.1μs/cm以下ニ保った
場合にすぐれた腐食抑制効果、すなわち、防食効果の得
られることがわかる。なお、防食効果を腐食減量でみる
と、比電導度0.2ないし0.5μs/cxxの場合5
17mg/dm”であり、0.1μs/】の場合33
、2 mg/dI11”であり、これによれば。
0.5μs/cm、特に0.1μs/cm以下ニ保った
場合にすぐれた腐食抑制効果、すなわち、防食効果の得
られることがわかる。なお、防食効果を腐食減量でみる
と、比電導度0.2ないし0.5μs/cxxの場合5
17mg/dm”であり、0.1μs/】の場合33
、2 mg/dI11”であり、これによれば。
比電導度を低く保った方が一層顕著な防食効果を発揮す
ることがわかる。
ることがわかる。
実施例6
第5図はBWR発電プラントの系統概略図であり、1は
原子炉、2はタービン、3は復水器、4は復水脱塩器、
5は復水低圧ポンプ、6は給水再循環ラインである。
原子炉、2はタービン、3は復水器、4は復水脱塩器、
5は復水低圧ポンプ、6は給水再循環ラインである。
第5図に示すBWR発電プラントのタービン運転停止時
から起動までの間において本発明の防食方法を実施した
。BWR発電プラントの復水、給水系配管は主に炭素鋼
製であり、これと接する水は大気開放状態で溶存酸素濃
度5ないし8 ppm+を示した。給水再循環ライン6
による循環系を用いて復水脱塩器4に水を通導し、比電
導度測定器を用いて水の比電導度を測定するとともに0
.5μS/】以下に保つように流速1 ex / Sで
循環流動させた。750時間後において復水、給水系配
管には全く腐食は認められなかった。
から起動までの間において本発明の防食方法を実施した
。BWR発電プラントの復水、給水系配管は主に炭素鋼
製であり、これと接する水は大気開放状態で溶存酸素濃
度5ないし8 ppm+を示した。給水再循環ライン6
による循環系を用いて復水脱塩器4に水を通導し、比電
導度測定器を用いて水の比電導度を測定するとともに0
.5μS/】以下に保つように流速1 ex / Sで
循環流動させた。750時間後において復水、給水系配
管には全く腐食は認められなかった。
尚、本実施例において、復水器3の主な構成要素は調合
金製の冷却管及び炭素鋼製の復水器容器であり、その接
水面積は夫々約40,000rf及びg、ooo rr
rである。また、復水低圧ポンプ5から復水脱塩器4を
通り、給水再循環ライン6を経て復水器3に至る系統に
は給水加熱器及び配管があり、給水加熱器の加熱管はス
テンレス鋼製、給水加熱器の胴体は低合金鋼製、配管は
炭素鋼製であり、これらの接木面積は夫々約15,0O
Orrl’、約100rr?及び1500rfである。
金製の冷却管及び炭素鋼製の復水器容器であり、その接
水面積は夫々約40,000rf及びg、ooo rr
rである。また、復水低圧ポンプ5から復水脱塩器4を
通り、給水再循環ライン6を経て復水器3に至る系統に
は給水加熱器及び配管があり、給水加熱器の加熱管はス
テンレス鋼製、給水加熱器の胴体は低合金鋼製、配管は
炭素鋼製であり、これらの接木面積は夫々約15,0O
Orrl’、約100rr?及び1500rfである。
本実施例を実施した時、復水脱塩器4の入口及び出口で
水中の鉄、銅、クロム及びニッケル濃度を測定したとこ
ろ、面測定点においてこれらの金属濃度は常に1 pP
b以下であった。
水中の鉄、銅、クロム及びニッケル濃度を測定したとこ
ろ、面測定点においてこれらの金属濃度は常に1 pP
b以下であった。
以上の説明から明らかなように、本発明は簡便な手段に
よって純水と接する金属材料を防食するものであり、特
に、BWR9!電プラントのタービン運転停止時におけ
る復水、給水系配管の防食に好適であり、実用価値も高
く工業的にきわめて有意義なものである。
よって純水と接する金属材料を防食するものであり、特
に、BWR9!電プラントのタービン運転停止時におけ
る復水、給水系配管の防食に好適であり、実用価値も高
く工業的にきわめて有意義なものである。
第1図は比電導度と腐食速度との関係図、第2図は水の
流速と腐食速度との関係図、第3図は時間と腐食減量と
の関係図、第4図は溶存酸素濃度と腐食速度との関係図
、第5図はBWR1電プラント系統概略図である。 1・・・原子炉、2・・・タービン、3・・・復水器、
4・・復水脱塩器、5・・・復水低圧ポンプ、6・・・
給水再循環ライン。
流速と腐食速度との関係図、第3図は時間と腐食減量と
の関係図、第4図は溶存酸素濃度と腐食速度との関係図
、第5図はBWR1電プラント系統概略図である。 1・・・原子炉、2・・・タービン、3・・・復水器、
4・・復水脱塩器、5・・・復水低圧ポンプ、6・・・
給水再循環ライン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、蒸気タービン、復水器、脱塩器及び水蒸気を形成す
る加熱源に純水を供給する給水系を有する発電プラント
において、前記給水系と復水器とを連結する再循環配管
が設けられ、前記純水が前記給水系より前記配管、復水
器、脱塩器及び給水系を順次循環する閉じた経路を構成
し、該経路内で前記純水を循環させるポンプを有し、か
つ前記純水の比電導度を0.5μS/cm以下に保つ前
記脱塩器を有することを特徴とする発電プラント。 2、前記加熱源は原子炉である特許請求の範囲第1項記
載の発電プラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61251759A JPS6296898A (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 | 発電プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61251759A JPS6296898A (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 | 発電プラント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6296898A true JPS6296898A (ja) | 1987-05-06 |
JPH0335385B2 JPH0335385B2 (ja) | 1991-05-28 |
Family
ID=17227501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61251759A Granted JPS6296898A (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 | 発電プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6296898A (ja) |
-
1986
- 1986-10-24 JP JP61251759A patent/JPS6296898A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0335385B2 (ja) | 1991-05-28 |
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