JPS629684Y2 - - Google Patents
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- JPS629684Y2 JPS629684Y2 JP7394284U JP7394284U JPS629684Y2 JP S629684 Y2 JPS629684 Y2 JP S629684Y2 JP 7394284 U JP7394284 U JP 7394284U JP 7394284 U JP7394284 U JP 7394284U JP S629684 Y2 JPS629684 Y2 JP S629684Y2
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- permanent magnet
- rotation
- reed switch
- magnetic
- rotating shaft
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Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は着磁装置に関するものである。
従来の渦電流式の回転計において、永久磁石を
被測定体の回転数に対応させて回転軸の周りに回
動させ、この永久磁石が作る磁束を切つてこの回
転軸の軸心の周りに回動可能な誘導盤を設け、こ
の誘導盤に永久磁石の回転に対応して生ずる渦電
流に基き、誘導盤に被測定体の回転数に応じた回
動を生じさせ誘導盤に取り付けた指針の回動角で
速度(又は回転数)を表示するようにしている。
被測定体の回転数に対応させて回転軸の周りに回
動させ、この永久磁石が作る磁束を切つてこの回
転軸の軸心の周りに回動可能な誘導盤を設け、こ
の誘導盤に永久磁石の回転に対応して生ずる渦電
流に基き、誘導盤に被測定体の回転数に応じた回
動を生じさせ誘導盤に取り付けた指針の回動角で
速度(又は回転数)を表示するようにしている。
この様な渦電流式回転計において、速度又は回
転数を指針のアナログ表示とは別にデイジタル的
に検出して取り出す為に、上記永久磁石の近傍に
リードスイツチを回転数センサーとして配設して
永久磁石の回転で生ずる各磁極ごとの磁界を検出
し回転軸の回転数をデイジタル的に検出する場合
がある。
転数を指針のアナログ表示とは別にデイジタル的
に検出して取り出す為に、上記永久磁石の近傍に
リードスイツチを回転数センサーとして配設して
永久磁石の回転で生ずる各磁極ごとの磁界を検出
し回転軸の回転数をデイジタル的に検出する場合
がある。
第1図は従来使用されている回転数センサーと
してのリードスイツチを備えた渦電流式回転計の
構成を示すもので、端面の一つが開放面とされた
計器の箱体1の閉塞面の中心に取り付けた孔2が
形成され、この取り付け孔2に回動自在に回転軸
3が軸支される。回転軸3の箱体1内に位置する
端面4上にその軸心を一致させて回転軸3の外径
よりも小さな外径の開放円筒体5が一体に延長し
て形成される。この円筒体5の外径よりも僅かに
大きな取り付け孔がその中心に形成され、一面が
開放面とされた浅い円筒状の非磁性材の保持体7
の取り付け孔に円筒体5が嵌通されて保持体7が
回転軸3の端面4上に固定して取り付けられる。
してのリードスイツチを備えた渦電流式回転計の
構成を示すもので、端面の一つが開放面とされた
計器の箱体1の閉塞面の中心に取り付けた孔2が
形成され、この取り付け孔2に回動自在に回転軸
3が軸支される。回転軸3の箱体1内に位置する
端面4上にその軸心を一致させて回転軸3の外径
よりも小さな外径の開放円筒体5が一体に延長し
て形成される。この円筒体5の外径よりも僅かに
大きな取り付け孔がその中心に形成され、一面が
開放面とされた浅い円筒状の非磁性材の保持体7
の取り付け孔に円筒体5が嵌通されて保持体7が
回転軸3の端面4上に固定して取り付けられる。
この保持体7の内周面の全面には磁性材の磁路
構成体8が取り付けられている。磁路構成体8が
取り付けられた保持体7の内径よりもやや小さな
外径の円板状の永久磁石10がこの保持体7に取
り付けられている。即ち、永久磁石10の中心に
おいて回転軸3の延長上に、円筒体5の外径より
も僅かに大きな直径の開孔6が形成され、この開
孔6に円筒体5が挿入されて永久磁石10が保持
体7に取り付けられる。円筒体5の永久磁石10
上に突出した端縁部分が外側に折り曲げられて、
この折り曲げられた端縁部分で永久磁石10が保
持体7に固定される。
構成体8が取り付けられている。磁路構成体8が
取り付けられた保持体7の内径よりもやや小さな
外径の円板状の永久磁石10がこの保持体7に取
り付けられている。即ち、永久磁石10の中心に
おいて回転軸3の延長上に、円筒体5の外径より
も僅かに大きな直径の開孔6が形成され、この開
孔6に円筒体5が挿入されて永久磁石10が保持
体7に取り付けられる。円筒体5の永久磁石10
上に突出した端縁部分が外側に折り曲げられて、
この折り曲げられた端縁部分で永久磁石10が保
持体7に固定される。
回転軸3に連続して形成された円筒体5内に回
動軸11の一端が挿入配設される。この回動軸1
1の一端は円筒体5内に於いて円筒体5と無摩擦
接触状態で保持される。この回動軸11に導電体
からなる誘導盤12が永久磁石10に対向するよ
うに固定して取り付けられる。この誘導盤12は
円板の周辺が円板に直角に永久磁石10方向に折
り曲げられたカツプ状に形成され、この折り曲げ
られた周面部分が永久磁石10に対向する対向面
とされる。回動軸11の円筒体5と反対側に位置
する端部は箱体1外に突出して配設され、その端
部に指針13が固定して取り付けられる。箱体1
の開放面は蓋体14で被われ、この蓋体14と指
針13との間に計器の文字板15が蓋体14に固
定して配設される。箱体1において蓋体14にひ
げぜんまい16の一端が固定して取り付けられ、
ひげぜんまい16の他端は蓋体14と誘導盤12
間において回動軸11に取り付け固定される。
動軸11の一端が挿入配設される。この回動軸1
1の一端は円筒体5内に於いて円筒体5と無摩擦
接触状態で保持される。この回動軸11に導電体
からなる誘導盤12が永久磁石10に対向するよ
うに固定して取り付けられる。この誘導盤12は
円板の周辺が円板に直角に永久磁石10方向に折
り曲げられたカツプ状に形成され、この折り曲げ
られた周面部分が永久磁石10に対向する対向面
とされる。回動軸11の円筒体5と反対側に位置
する端部は箱体1外に突出して配設され、その端
部に指針13が固定して取り付けられる。箱体1
の開放面は蓋体14で被われ、この蓋体14と指
針13との間に計器の文字板15が蓋体14に固
定して配設される。箱体1において蓋体14にひ
げぜんまい16の一端が固定して取り付けられ、
ひげぜんまい16の他端は蓋体14と誘導盤12
間において回動軸11に取り付け固定される。
計器の被測定状態においてはひげぜんまい16
の偏倚力によつて回動軸11が一定方向に回動偏
倚された状態にあり、この状態で回動軸11に取
り付けられた指針13は文字板15の零表示を指
示するようにその位置が調整されて取り付けられ
る。
の偏倚力によつて回動軸11が一定方向に回動偏
倚された状態にあり、この状態で回動軸11に取
り付けられた指針13は文字板15の零表示を指
示するようにその位置が調整されて取り付けられ
る。
箱体1の閉塞面に保持片27−1,27−2が
固定され、この保持片27−1,27−2に支持
固定された配線板17P上にリードスイツチ18
が永久磁石10の中心の周りの一つの同心円の円
周にその長手方向に一致させて保持体7を介して
永久磁石10の磁極位置の近傍に配設される。図
示していない手段により回転軸3には回転数が測
定される被測定体の回転軸が連結される。
固定され、この保持片27−1,27−2に支持
固定された配線板17P上にリードスイツチ18
が永久磁石10の中心の周りの一つの同心円の円
周にその長手方向に一致させて保持体7を介して
永久磁石10の磁極位置の近傍に配設される。図
示していない手段により回転軸3には回転数が測
定される被測定体の回転軸が連結される。
従つて、測定状態においては被測定体の回転が
回転軸3に伝達されるので箱体1内でこの回転軸
3に取り付けられた保持体7が被測定体の回転数
に対応して例えば第2図に矢印ωで示す方向に回
転する。永久磁石10からはそのN極から発しS
極に達する磁力線が発生しているが、この磁力線
の大部分は磁性体である磁路構成体8を通つて閉
磁路が形成されている。この閉磁路により形成さ
れる磁界Hにより永久磁石10のN極から生じた
磁束は誘導盤12をその永久磁石10側から直角
に貫通して磁路構成体8内を通過し再び誘導盤1
2を磁路構成体8側から直角に貫通して永久磁石
10のS極に達する。
回転軸3に伝達されるので箱体1内でこの回転軸
3に取り付けられた保持体7が被測定体の回転数
に対応して例えば第2図に矢印ωで示す方向に回
転する。永久磁石10からはそのN極から発しS
極に達する磁力線が発生しているが、この磁力線
の大部分は磁性体である磁路構成体8を通つて閉
磁路が形成されている。この閉磁路により形成さ
れる磁界Hにより永久磁石10のN極から生じた
磁束は誘導盤12をその永久磁石10側から直角
に貫通して磁路構成体8内を通過し再び誘導盤1
2を磁路構成体8側から直角に貫通して永久磁石
10のS極に達する。
第2図に示す例では永久磁石10の周辺に沿つ
て四つの磁極を有する磁石を形成した例である。
このようにして永久磁石10のN型、S極間に形
成される磁界Hにより磁束が誘導盤12を直角に
貫通するため、誘導盤12上にはこの貫通磁束に
変化が生じると、その変化を妨げる方向に貫通磁
束の廻りに渦電流が誘起される。回転軸3が回転
すると、例えば誘導盤12上の磁極に対向した位
置においてはその貫通磁束が減少するような方向
に変化するためこの貫通磁束の変化を妨げようと
する右ねじ方向に渦電流が生ずる。
て四つの磁極を有する磁石を形成した例である。
このようにして永久磁石10のN型、S極間に形
成される磁界Hにより磁束が誘導盤12を直角に
貫通するため、誘導盤12上にはこの貫通磁束に
変化が生じると、その変化を妨げる方向に貫通磁
束の廻りに渦電流が誘起される。回転軸3が回転
すると、例えば誘導盤12上の磁極に対向した位
置においてはその貫通磁束が減少するような方向
に変化するためこの貫通磁束の変化を妨げようと
する右ねじ方向に渦電流が生ずる。
この渦電流の回転軸3に平行な成分について考
えるとこの位置において誘導盤12に直角な磁界
Hが存在するので誘導盤12にはこの渦電流と磁
界Hのいずれにも直角な第2図に矢印Fで示す方
向に電磁力が働く。この電磁力Fは磁束の変化率
即ち単位時間当りの回転軸3の回転数に比例す
る。この電磁力Fによつて誘導盤12は、ひげぜ
んまい16の偏倚力に抗して回転軸の回転に追従
するように同一方向に回動する。このために被測
定体の回転数に対応して指針13が回動すること
になり、この回動角が文字板15に付された符号
により読み取られた回転軸の単位時間当りの回転
数が測定される。従つて、例えば回転軸3に車両
の車輪の回転を連結させ回転軸3によつてその単
位時間当りの回転数を検出すると車両の走行速度
が表示可能となる。
えるとこの位置において誘導盤12に直角な磁界
Hが存在するので誘導盤12にはこの渦電流と磁
界Hのいずれにも直角な第2図に矢印Fで示す方
向に電磁力が働く。この電磁力Fは磁束の変化率
即ち単位時間当りの回転軸3の回転数に比例す
る。この電磁力Fによつて誘導盤12は、ひげぜ
んまい16の偏倚力に抗して回転軸の回転に追従
するように同一方向に回動する。このために被測
定体の回転数に対応して指針13が回動すること
になり、この回動角が文字板15に付された符号
により読み取られた回転軸の単位時間当りの回転
数が測定される。従つて、例えば回転軸3に車両
の車輪の回転を連結させ回転軸3によつてその単
位時間当りの回転数を検出すると車両の走行速度
が表示可能となる。
回転数センサーとしてのリードスイツチ18は
永久磁石10に近接して永久磁石10の一つの同
心円の円周方向にその長手軸方向を沿わせて配設
されている。従つて永久磁石10の回転に伴つて
リードスイツチ18の両端間を永久磁石10によ
る磁界が通過するような永久磁石10の位置にお
いてリードスイツチ18がON状態となり、リー
ドスイツチ18の両端間を通過して磁界が形成さ
れない位置、即ち第3図に示すように永久磁石1
0の磁極がリードスイツチ18上に存在する位置
でリードスイツチ18はOFF状態となる。従つ
て第2図、第3図に示すような四極永久磁石10
を使用した場合には永久磁石10の一回転でリー
ドスイツチ18は四回ON−OFFを繰り返すので
リードスイツチ18のON−OFFを出力信号とし
て取り出すと永久磁石10の一回転により四パル
スの出力信号が発生する。
永久磁石10に近接して永久磁石10の一つの同
心円の円周方向にその長手軸方向を沿わせて配設
されている。従つて永久磁石10の回転に伴つて
リードスイツチ18の両端間を永久磁石10によ
る磁界が通過するような永久磁石10の位置にお
いてリードスイツチ18がON状態となり、リー
ドスイツチ18の両端間を通過して磁界が形成さ
れない位置、即ち第3図に示すように永久磁石1
0の磁極がリードスイツチ18上に存在する位置
でリードスイツチ18はOFF状態となる。従つ
て第2図、第3図に示すような四極永久磁石10
を使用した場合には永久磁石10の一回転でリー
ドスイツチ18は四回ON−OFFを繰り返すので
リードスイツチ18のON−OFFを出力信号とし
て取り出すと永久磁石10の一回転により四パル
スの出力信号が発生する。
このリードスイツチ18で検出し出力信号とし
て取り出されたパルス数は回転軸3の回転数に比
例するので回転軸3に車両の車輪の回転を連結
し、リードスイツチ18の出力信号としてのパル
スを単位時間ごとに検出すればこの出力信号は車
両の速度情報として取り出され利用されることが
可能となる。
て取り出されたパルス数は回転軸3の回転数に比
例するので回転軸3に車両の車輪の回転を連結
し、リードスイツチ18の出力信号としてのパル
スを単位時間ごとに検出すればこの出力信号は車
両の速度情報として取り出され利用されることが
可能となる。
この従来使用されている渦電流式回転計におい
てはこの回転数センサーとしてのリードスイツチ
18の出力信号パルスを例えば速度情報として利
用して各種の演算を行なうために分周する必要が
生じることがある。従来この回転数センサーの2
パルス/一回転出力信号が必要な場合には別個の
周波数分周回路を設けリードスイツチ18の4パ
ルス/一回転の出力信号をこの周波数分周回路に
導いて電子回路的にパルス数を分周していた。こ
の為に従来の渦電流式回転計の回転数センサーの
出力信号の分周に際しては複雑な回路を必要と
し、全体の装置が大がかりとなるという難点を有
していた。
てはこの回転数センサーとしてのリードスイツチ
18の出力信号パルスを例えば速度情報として利
用して各種の演算を行なうために分周する必要が
生じることがある。従来この回転数センサーの2
パルス/一回転出力信号が必要な場合には別個の
周波数分周回路を設けリードスイツチ18の4パ
ルス/一回転の出力信号をこの周波数分周回路に
導いて電子回路的にパルス数を分周していた。こ
の為に従来の渦電流式回転計の回転数センサーの
出力信号の分周に際しては複雑な回路を必要と
し、全体の装置が大がかりとなるという難点を有
していた。
又、機械式方法としては第4図の様に永久磁石
10に2極の磁化を与える事によつてリードスイ
ツチ10から2パルス/一回転出力信号を取り出
していた。第4図の様な円筒磁石を用いた方法は
誘導盤12に発生するトルクを不足させる。その
為に第5図の如く形状変更をしかつ材質向上をし
て、トルク不足を解消していた。この為コストア
ツプを招く他組立工程での異品混入発生及び機構
の標準化が不可能という難点を有した。これらの
難点を解決する為には永久磁石10をどうしても
従来のように円筒形にし4極磁化又は6極磁化を
する必要を生ずる。
10に2極の磁化を与える事によつてリードスイ
ツチ10から2パルス/一回転出力信号を取り出
していた。第4図の様な円筒磁石を用いた方法は
誘導盤12に発生するトルクを不足させる。その
為に第5図の如く形状変更をしかつ材質向上をし
て、トルク不足を解消していた。この為コストア
ツプを招く他組立工程での異品混入発生及び機構
の標準化が不可能という難点を有した。これらの
難点を解決する為には永久磁石10をどうしても
従来のように円筒形にし4極磁化又は6極磁化を
する必要を生ずる。
そこで本出願人は先に、上述の従来の渦電流式
回転計における難点を解決し、永久磁石の磁極配
置位置を変えることで回転数センサーによる検出
出力信号の高精度の分周操作が実現可能な渦電流
式回転計を提案としている。
回転計における難点を解決し、永久磁石の磁極配
置位置を変えることで回転数センサーによる検出
出力信号の高精度の分周操作が実現可能な渦電流
式回転計を提案としている。
第6図は、上記提案の回転計に使用された永久
磁石10の磁化状態を示す図である。同図の磁化
では永久磁石の回転中心を通る互に直交する線上
に二組のS−N極が形成される。従つて回転軸3
の回転に伴つて四極着磁された永久磁石10が回
転すると、リードスイツチ18は図示のようにS
−N組と二度対向した位置をとり回転軸3の一回
転ごとにリードスイツチは2度作動することにな
る。
磁石10の磁化状態を示す図である。同図の磁化
では永久磁石の回転中心を通る互に直交する線上
に二組のS−N極が形成される。従つて回転軸3
の回転に伴つて四極着磁された永久磁石10が回
転すると、リードスイツチ18は図示のようにS
−N組と二度対向した位置をとり回転軸3の一回
転ごとにリードスイツチは2度作動することにな
る。
すなわち、回転数センサーとしてのリードスイ
ツチの出力信号パルスは従来装置のリードスイツ
チの出力信号パルスの1/2となり、2パルス/1
回転が実現される。
ツチの出力信号パルスは従来装置のリードスイツ
チの出力信号パルスの1/2となり、2パルス/1
回転が実現される。
ところでこの4極着磁は第7図に示す4個のコ
イルを有する着磁機にて着磁すればよいが、同極
コイルが互に干渉し合い磁化分布は第8図の様に
なる。この分布は第4図の円筒磁石の分布とそれ
程変わりなく、誘導盤12に発生するトルクも十
分に大きなものが得られず実用上問題があつた。
イルを有する着磁機にて着磁すればよいが、同極
コイルが互に干渉し合い磁化分布は第8図の様に
なる。この分布は第4図の円筒磁石の分布とそれ
程変わりなく、誘導盤12に発生するトルクも十
分に大きなものが得られず実用上問題があつた。
本考案は上述した従来のものの問題点を除去す
るためになされたもので、その目的とするところ
は、回転トルクを損うことのない4極永久磁石を
作成するのに有効な着磁装置を提供することにあ
る。
るためになされたもので、その目的とするところ
は、回転トルクを損うことのない4極永久磁石を
作成するのに有効な着磁装置を提供することにあ
る。
以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
る。
第9図は永久磁石を得るための本考案による着
磁装置の一例を示し、枠体30に形成した4つの
コア32,33,34および35に夫々コイル3
2a,33a,34aおよび35aを巻装した構
成としてある。なお、コア32,33,34およ
び35は枠体30の中心Oを通り互に直交する線
上位置にあり、そして互に対向する位置の極性を
異極としてある。図の例ではコア32がS極でこ
れに対向するコア34がN極である。
磁装置の一例を示し、枠体30に形成した4つの
コア32,33,34および35に夫々コイル3
2a,33a,34aおよび35aを巻装した構
成としてある。なお、コア32,33,34およ
び35は枠体30の中心Oを通り互に直交する線
上位置にあり、そして互に対向する位置の極性を
異極としてある。図の例ではコア32がS極でこ
れに対向するコア34がN極である。
そして、同極となるコイル32aと35aとの
間およびコイル33aと34aとの間に、夫々補
助コア37,38を設け、両側のコイルと異極の
コイル37a,38aを夫々巻装した構成として
ある。即ち、コイル37aおよび38aによつて
N−N極間又はS−S極間の磁界分布を、例えば
N極側の磁界ならばS極側に、またS極側の磁界
ならばN極側に引きつけて零に極めて近づける様
にしてある。
間およびコイル33aと34aとの間に、夫々補
助コア37,38を設け、両側のコイルと異極の
コイル37a,38aを夫々巻装した構成として
ある。即ち、コイル37aおよび38aによつて
N−N極間又はS−S極間の磁界分布を、例えば
N極側の磁界ならばS極側に、またS極側の磁界
ならばN極側に引きつけて零に極めて近づける様
にしてある。
第10図は、本考案による着磁装置により得ら
れる永久磁石の磁化分布を示し、永久磁石はその
回転中心を通つて互に直交する線上の磁極が異極
となるように着磁されており、かつ互に隣接する
同極の磁極間の磁束分布が略零となるように着磁
されている。
れる永久磁石の磁化分布を示し、永久磁石はその
回転中心を通つて互に直交する線上の磁極が異極
となるように着磁されており、かつ互に隣接する
同極の磁極間の磁束分布が略零となるように着磁
されている。
このような磁束分布を有する永久磁石を用いた
場合、第6図について上述した場合と同様に永久
磁石の一回転によりリードスイツチを2回オン、
オフさせることにより永久磁石の1回転により2
つのパルスの発生を行うことができる。しかも、
同磁極間の磁束分布が略零となつているので、明
らかな4極磁化が行われていることになり、この
結果、第2図及び第3図について上述した永久磁
石、すなわち、回転中心を通る互に直交する線上
に同一磁極を配したものと同程度のトルクが得ら
れるようになる。
場合、第6図について上述した場合と同様に永久
磁石の一回転によりリードスイツチを2回オン、
オフさせることにより永久磁石の1回転により2
つのパルスの発生を行うことができる。しかも、
同磁極間の磁束分布が略零となつているので、明
らかな4極磁化が行われていることになり、この
結果、第2図及び第3図について上述した永久磁
石、すなわち、回転中心を通る互に直交する線上
に同一磁極を配したものと同程度のトルクが得ら
れるようになる。
以上詳細に説明したように、この考案の着磁装
置によると従来の装置に補助コアを追加するだけ
の簡単な構成により、希望する特性の永久磁石を
得ることができる。
置によると従来の装置に補助コアを追加するだけ
の簡単な構成により、希望する特性の永久磁石を
得ることができる。
第1図は永久磁石を使用する渦電流式回転計の
構成を示す図、第2図、第3図は渦電流式回転計
の動作原理を示す図、第4図、第5図は従来使用
されていた永久磁石の磁化状態とその形状を示す
図、第6図は他の渦電流式回転計に用いられる永
久磁石の磁化状態とリードスイツチの動作時不動
作時の状態を示す図、第7図は第6図に示す永久
磁石を得る着磁装置を示す図、第8図は第7図の
着磁装置により得られる永久磁石の磁束分布を示
すグラフ、第9図は本考案による着磁装置の実施
例を示す図、第10図は本考案による着磁装置に
よる得られる永久磁石の磁束分布を示すグラフで
ある。 32〜35……コア、32a〜35a……コイ
ル、37,38……補助コア。
構成を示す図、第2図、第3図は渦電流式回転計
の動作原理を示す図、第4図、第5図は従来使用
されていた永久磁石の磁化状態とその形状を示す
図、第6図は他の渦電流式回転計に用いられる永
久磁石の磁化状態とリードスイツチの動作時不動
作時の状態を示す図、第7図は第6図に示す永久
磁石を得る着磁装置を示す図、第8図は第7図の
着磁装置により得られる永久磁石の磁束分布を示
すグラフ、第9図は本考案による着磁装置の実施
例を示す図、第10図は本考案による着磁装置に
よる得られる永久磁石の磁束分布を示すグラフで
ある。 32〜35……コア、32a〜35a……コイ
ル、37,38……補助コア。
Claims (1)
- 互に直交する2組のコア間に被着磁材料を設置
するための空所を形成し、前記2組のコアの対向
するものが異極となるように前記コアに励磁コイ
ルを巻回し、前記2組のコアの隣接する同極とな
るコア間に該極性と異なる極性となるように励磁
される補助コアを設けてなることを特徴とする着
磁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7394284U JPS60187507U (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 着磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7394284U JPS60187507U (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 着磁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60187507U JPS60187507U (ja) | 1985-12-12 |
JPS629684Y2 true JPS629684Y2 (ja) | 1987-03-06 |
Family
ID=30613778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7394284U Granted JPS60187507U (ja) | 1984-05-22 | 1984-05-22 | 着磁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60187507U (ja) |
-
1984
- 1984-05-22 JP JP7394284U patent/JPS60187507U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60187507U (ja) | 1985-12-12 |
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