JPS6296661A - バルブシ−ト用鉄系焼結合金 - Google Patents
バルブシ−ト用鉄系焼結合金Info
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- JPS6296661A JPS6296661A JP4563086A JP4563086A JPS6296661A JP S6296661 A JPS6296661 A JP S6296661A JP 4563086 A JP4563086 A JP 4563086A JP 4563086 A JP4563086 A JP 4563086A JP S6296661 A JPS6296661 A JP S6296661A
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- alloy
- chromium
- valve seat
- molybdenum
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は内燃機関のバルブシート用焼結合金に係わり、
より詳しくは合金自身の耐摩耗性を高めるとともに、相
手バルブに対する攻撃性を弱めた鉄系焼結合金に関する
。
より詳しくは合金自身の耐摩耗性を高めるとともに、相
手バルブに対する攻撃性を弱めた鉄系焼結合金に関する
。
最近、自動車用内燃機関は高出力ζ高回転化、低燃費化
が計られ、また排気ガス対策が施される傾向におる。こ
のため、バルブやバルブシート部品は従来以上に厳しい
条件にさらされるようになってきている。
が計られ、また排気ガス対策が施される傾向におる。こ
のため、バルブやバルブシート部品は従来以上に厳しい
条件にさらされるようになってきている。
このバルブシートには高温での耐摩耗性を高めるため、
Cr5Nr、C’O,MO等の合金元素を添加した鉄系
焼結合金が多用されつつある。
Cr5Nr、C’O,MO等の合金元素を添加した鉄系
焼結合金が多用されつつある。
ところで、バルブシートは、自身の耐摩耗性を向上させ
るとともに相手バルブへの攻撃性の低減が求め、られて
おり、バルブシートの材質の選択は、相手バルブとの相
関において決定されるべきもので、この選択+tSると
バルブ自身の耐摩耗性を弱めるはかりか、相手部材に対
する攻撃性を増して、バルブ機構全体に思わしくない影
響を与えることになる。そのため従来のような、例えば
ただ単に金属間化合物や複合炭化物を添加して極度に耐
摩耗性を局めたパルプシートラそのまま使用すると、エ
ンジンバルブの摩耗を増大させる結果となる。
るとともに相手バルブへの攻撃性の低減が求め、られて
おり、バルブシートの材質の選択は、相手バルブとの相
関において決定されるべきもので、この選択+tSると
バルブ自身の耐摩耗性を弱めるはかりか、相手部材に対
する攻撃性を増して、バルブ機構全体に思わしくない影
響を与えることになる。そのため従来のような、例えば
ただ単に金属間化合物や複合炭化物を添加して極度に耐
摩耗性を局めたパルプシートラそのまま使用すると、エ
ンジンバルブの摩耗を増大させる結果となる。
本発明は通常の、耐摩耗性が特に高められていない汎用
エンジンバルブ(例えばJIS NFC751製)tl
−相手にした場合にも相手材を摩耗することなく、又は
自身の摩耗を著しく増大させることのないようにしよう
とするものである。
エンジンバルブ(例えばJIS NFC751製)tl
−相手にした場合にも相手材を摩耗することなく、又は
自身の摩耗を著しく増大させることのないようにしよう
とするものである。
本発明のバルブシート用鉄系焼結合金は・重量比で、ク
ロム(Cr )、モリブデン(Mo)、バナジウ−/−
(V)、及びマンガン(Mo)からなる群から選ばれる
元素1種又は21a以上全1〜20%1炭素(C) 0
.5−2%、所望により(Ni)1〜20%及び不用北
不純物を含む鉄基合金を基地とし、りD ム(Cr)
10〜70%、タングステン(W)5〜20%、モリブ
デン(Mo)5〜20%、炭素(C)05〜3%、鉄(
Fe)20%以下及び残部コバルト(Co)からなる合
金粒子5〜25%とモリブデン(Mo)’i60〜70
%含有するフェロモリブデン(FeMo ) 1〜10
%全該基地中に均一に分散したことを特徴とする。
ロム(Cr )、モリブデン(Mo)、バナジウ−/−
(V)、及びマンガン(Mo)からなる群から選ばれる
元素1種又は21a以上全1〜20%1炭素(C) 0
.5−2%、所望により(Ni)1〜20%及び不用北
不純物を含む鉄基合金を基地とし、りD ム(Cr)
10〜70%、タングステン(W)5〜20%、モリブ
デン(Mo)5〜20%、炭素(C)05〜3%、鉄(
Fe)20%以下及び残部コバルト(Co)からなる合
金粒子5〜25%とモリブデン(Mo)’i60〜70
%含有するフェロモリブデン(FeMo ) 1〜10
%全該基地中に均一に分散したことを特徴とする。
また、本発明は前記焼結合金に鉛(pb) 1〜20%
を溶浸したことを特徴とする〇 なお、本発明において%は特記しないかぎり本m%を示
す。
を溶浸したことを特徴とする〇 なお、本発明において%は特記しないかぎり本m%を示
す。
本発明で用いる各成分元素の限定理由について説明する
。
。
筐す、硬質粒子として添加される合金粒子の各成分元素
について説明する。
について説明する。
合金粒子中のCr(クロム)はC(炭素)と化合して炭
化物全形成するとともに一部がC’Oと合金全形成し合
金粒子の硬さを向上させる効果を有しているが、Crが
10%未満では上記の効果が不十分であり、70%を超
えると周囲の基地へのCrの拡散が著しく進行し合金粒
子が脆化して割れ、脱落が発生してくる。そのためCr
は10〜70%と限定した。好ましいCrの割合は40
〜70%である。
化物全形成するとともに一部がC’Oと合金全形成し合
金粒子の硬さを向上させる効果を有しているが、Crが
10%未満では上記の効果が不十分であり、70%を超
えると周囲の基地へのCrの拡散が著しく進行し合金粒
子が脆化して割れ、脱落が発生してくる。そのためCr
は10〜70%と限定した。好ましいCrの割合は40
〜70%である。
W(タングステン)は、Cと化合してMC型のイθ、1
餉炭化物とCOとの装炭化物を形成し、合金粒子の硬さ
を向上させるが、Wが5%未満ではその効果が発揮畑れ
す、20%を超えると合金粒子が娩くなp過ぎ、相手材
であるバルブへの攻撃性が増大するため、Wは5〜20
%とした。
餉炭化物とCOとの装炭化物を形成し、合金粒子の硬さ
を向上させるが、Wが5%未満ではその効果が発揮畑れ
す、20%を超えると合金粒子が娩くなp過ぎ、相手材
であるバルブへの攻撃性が増大するため、Wは5〜20
%とした。
Mo (モリプデ/)はCと化合して硬質炭化物を形成
し、合金粒子の硬さを増すが、Moが5%未満ではその
効果が現れず、20%を超えると合金粒子が硬くなり過
ぎて相手部材を攻撃するので5〜2゛0%とした。
し、合金粒子の硬さを増すが、Moが5%未満ではその
効果が現れず、20%を超えると合金粒子が硬くなり過
ぎて相手部材を攻撃するので5〜2゛0%とした。
CU Cr、 Mo及びWと化合して炭化物を形成し、
合金粒子の硬さを向上させるが、Cが0.5%未満では
その効果が発揮されず、3%を超えると炭化物量が多す
ぎてもろくなる。そのため、Cは0.5〜3%とした。
合金粒子の硬さを向上させるが、Cが0.5%未満では
その効果が発揮されず、3%を超えると炭化物量が多す
ぎてもろくなる。そのため、Cは0.5〜3%とした。
Fe(鉄)は特に添加しなくてもよいが、バルブシート
に必要とする強度等に問題がなけれは、高価なCOの代
わりに20%以下の任意の範囲で用いることができる。
に必要とする強度等に問題がなけれは、高価なCOの代
わりに20%以下の任意の範囲で用いることができる。
また、Cr、 W、 Moを単体としてではなくフェロ
アロイとして合金の原料に用いる場合に添加されること
になる。
アロイとして合金の原料に用いる場合に添加されること
になる。
合金粒子は耐摩耗性の向上に効果があることから用いら
れる。その粒径は30〜150μmが好ましく、合金中
のCOの一部が基地中に拡散して粒子の周回に拡散層を
形成することによって、粒子と基地との結合力が増し、
該粒子の脱落が防止される。該合金粒子は5%未満では
得られる焼結合金の耐摩耗効果が発揮されず、25%を
超えると成形性、圧縮性及び被削性が低下するとともに
相手材であるバルブへの攻撃性が増大するため、合金粒
子は5〜25%と限定した。
れる。その粒径は30〜150μmが好ましく、合金中
のCOの一部が基地中に拡散して粒子の周回に拡散層を
形成することによって、粒子と基地との結合力が増し、
該粒子の脱落が防止される。該合金粒子は5%未満では
得られる焼結合金の耐摩耗効果が発揮されず、25%を
超えると成形性、圧縮性及び被削性が低下するとともに
相手材であるバルブへの攻撃性が増大するため、合金粒
子は5〜25%と限定した。
硬質粒子として加える7エロモリブデン(FeMo)は
MO(i−60,〜7゛0%含むもので、粒径50〜1
50μmを有し、硬さHv800〜1300と硬く、耐
摩耗性の向上に効果があるが、FeMoが1%未満では
その効果がなく、10%を超えると成形性、被削性が態
化するため、1〜10%とした。
MO(i−60,〜7゛0%含むもので、粒径50〜1
50μmを有し、硬さHv800〜1300と硬く、耐
摩耗性の向上に効果があるが、FeMoが1%未満では
その効果がなく、10%を超えると成形性、被削性が態
化するため、1〜10%とした。
次に基地について説明する。
CrXMo5V (バナジウム) 、Mn (−rンガ
ン)の1拙文F12種以上金含む鉄基合金の1種又は2
種以上を使用することにより、鉄基地の耐熱性及び耐食
性を向上させることができる。特に、Cr1〜5%、M
O[L1〜1%及び7(10)1〜1%を含む鉄基合金
、Cr 0.s 〜2%、Mo0.1〜1%及びMn
0.1〜1%を含む鉄基合金又はCr1〜5%を含む鉄
基合金を使用することが好ましい。
ン)の1拙文F12種以上金含む鉄基合金の1種又は2
種以上を使用することにより、鉄基地の耐熱性及び耐食
性を向上させることができる。特に、Cr1〜5%、M
O[L1〜1%及び7(10)1〜1%を含む鉄基合金
、Cr 0.s 〜2%、Mo0.1〜1%及びMn
0.1〜1%を含む鉄基合金又はCr1〜5%を含む鉄
基合金を使用することが好ましい。
上記鉄基合金中に含まれるC r、 M0.V、Mnの
1種又は2種以上は1%未満では鉄基地の耐熱性・耐食
性の向上に対する効果がなく、20%超えてもそれ以上
の効果が得られないため、1〜20%とした。
1種又は2種以上は1%未満では鉄基地の耐熱性・耐食
性の向上に対する効果がなく、20%超えてもそれ以上
の効果が得られないため、1〜20%とした。
Cは上記鉄基合金中に拡散して焼結を促進させ、基地全
強化させる効果がめるとともに、未反応の遊離黒鉛が、
ある程度基地中に内在することにより、潤滑効果が発揮
されるが、Cが05%未満ではその効果がなく、2.0
%を超えるとセメンタイトが析出し、基地がもろくなっ
たり、遊離黒船が多すき゛て基地の強度が低下するため
、Cは0.5〜2%とした。
強化させる効果がめるとともに、未反応の遊離黒鉛が、
ある程度基地中に内在することにより、潤滑効果が発揮
されるが、Cが05%未満ではその効果がなく、2.0
%を超えるとセメンタイトが析出し、基地がもろくなっ
たり、遊離黒船が多すき゛て基地の強度が低下するため
、Cは0.5〜2%とした。
′1 Nlにッケル)はFe基地に固溶して基
地の□ 強度全向上させるのに役立つため、更に強度を1
必要とする場合に添加されるが、Niが1%未満:
ではその効果が発揮されず、10%を超えると基
地が軟化し、耐摩耗性が低下するため、Niは1〜10
%とした。
地の□ 強度全向上させるのに役立つため、更に強度を1
必要とする場合に添加されるが、Niが1%未満:
ではその効果が発揮されず、10%を超えると基
地が軟化し、耐摩耗性が低下するため、Niは1〜10
%とした。
pb(鉛)の焼結合金への溶浸け、よりきひしい1
条件下で使用されるバルブシートの場合に行われる
。溶浸されたPbは、バルブとバルブシートの接触部に
介在してpb酸化物層全形成することにより潤滑剤とし
て作用してバルブ及びバルブシート相互の耐摩耗性全向
上させるが、Pbの溶浸が1%未満ではpb溶浸の効果
が発揮されず、20%を超えて溶浸すると焼結合金のス
ケルトンが弱化して摩耗が増大することから1〜20%
とした。
条件下で使用されるバルブシートの場合に行われる
。溶浸されたPbは、バルブとバルブシートの接触部に
介在してpb酸化物層全形成することにより潤滑剤とし
て作用してバルブ及びバルブシート相互の耐摩耗性全向
上させるが、Pbの溶浸が1%未満ではpb溶浸の効果
が発揮されず、20%を超えて溶浸すると焼結合金のス
ケルトンが弱化して摩耗が増大することから1〜20%
とした。
本発明全実施例により説明する。
実施例1
Cr 30%、W10%、MO10%、Felo%、C
1,5%及び残部COからなる合金アトマイズ粉末(−
100メツシユ) 12%、FeMo粉末(−1ooメ
ツシユ)4%、黒鉛粉末(−550メツシー)1.2%
、カルボニルNi粉末(10μm以下)3%及び粉末の
残部としてCr5%、Mo 0. 5%、■0.3%及
び残部Feからなる合金アトマイズ鉄粉B(−100メ
ツシー)である焼結用粉末組成に潤?P)削としてステ
アリン醗亜鉛粉末0.8%を混合した俵、この混合粉末
を金型内に充てんし、成形圧7 t/cm2で成形して
バルブシート粗形状の粉末成形体を得た。
1,5%及び残部COからなる合金アトマイズ粉末(−
100メツシユ) 12%、FeMo粉末(−1ooメ
ツシユ)4%、黒鉛粉末(−550メツシー)1.2%
、カルボニルNi粉末(10μm以下)3%及び粉末の
残部としてCr5%、Mo 0. 5%、■0.3%及
び残部Feからなる合金アトマイズ鉄粉B(−100メ
ツシー)である焼結用粉末組成に潤?P)削としてステ
アリン醗亜鉛粉末0.8%を混合した俵、この混合粉末
を金型内に充てんし、成形圧7 t/cm2で成形して
バルブシート粗形状の粉末成形体を得た。
この粉末成形体をアンモニア分解ガス雰囲気中で115
0℃のi2!度にて60分間焼結して焼結体を得た。焼
結体密艮は7. Ot/l−0得られた焼結体を排気弁
座の形状に加工して排気量2000cc 4気筒のディ
ーゼルエンジンに装着し、全員1afで200時曲台上
耐久試験全実施し、バルブシート当り面幅増加量及びバ
ルブ摩耗値全測定した。なお、相手パルプにはJISN
F’C751を用いた。
0℃のi2!度にて60分間焼結して焼結体を得た。焼
結体密艮は7. Ot/l−0得られた焼結体を排気弁
座の形状に加工して排気量2000cc 4気筒のディ
ーゼルエンジンに装着し、全員1afで200時曲台上
耐久試験全実施し、バルブシート当り面幅増加量及びバ
ルブ摩耗値全測定した。なお、相手パルプにはJISN
F’C751を用いた。
実施例2〜4
各材料を表1及び表2に示す各組成割合にそれぞれ配合
して実施例1と同様に行って、各焼結体を得た。なお、
実施例3及び4は得られた焼結体全Pb塊と接触させて
再度アンモニア分解ガス雰囲気中で1050℃の温度に
て50分間加熱して焼結体中にpbを溶浸したものであ
る。
して実施例1と同様に行って、各焼結体を得た。なお、
実施例3及び4は得られた焼結体全Pb塊と接触させて
再度アンモニア分解ガス雰囲気中で1050℃の温度に
て50分間加熱して焼結体中にpbを溶浸したものであ
る。
得られた各焼結体を弁座形状に加工し、バルブシート当
り面幅増加量及びバルブ摩耗量を実施例1と同様に試験
したのち測定した。
り面幅増加量及びバルブ摩耗量を実施例1と同様に試験
したのち測定した。
実施例5
Cr61%、W10%、Mo 7%、Fe 4%、C2
,1%及び残部Coからなる合金アトマイズ粉末(−1
00メツ’/ S)j 0%、FeMo粉末(−100
メツシユ)2%、黒鉛粉末(−350メツシユ)12%
、カルボニルN1粉末(10μm以下)3%及び粉末の
残部としてCr12%及び残部Feからなる合金アトマ
イズ鉄粉A (−100メツシエ)である焼結用粉末組
成に潤滑剤としてステアリンり亜鉛粉末α8%を混合し
た後、この混合粉末を金型内に充てんし、成形圧7 t
/ar+”で成形してバルブシート粗形状の粉末成形体
を得た。
,1%及び残部Coからなる合金アトマイズ粉末(−1
00メツ’/ S)j 0%、FeMo粉末(−100
メツシユ)2%、黒鉛粉末(−350メツシユ)12%
、カルボニルN1粉末(10μm以下)3%及び粉末の
残部としてCr12%及び残部Feからなる合金アトマ
イズ鉄粉A (−100メツシエ)である焼結用粉末組
成に潤滑剤としてステアリンり亜鉛粉末α8%を混合し
た後、この混合粉末を金型内に充てんし、成形圧7 t
/ar+”で成形してバルブシート粗形状の粉末成形体
を得た。
この粉末成形体をアンモニア分解ガス雰囲気中で115
0℃の温度にて60分間焼結して焼結体を得た。焼結体
密度は7.0t々が。
0℃の温度にて60分間焼結して焼結体を得た。焼結体
密度は7.0t々が。
得られた焼結体を排気弁座の形状に加工して排気量20
00cc4気筒のディーゼルエンジンに装着し、全負荷
で200時間台上耐久試験を実施し、バルブシート当り
面幅増加量及びバルブ摩耗量を測定した。なお、相手パ
ルプにはJI8NFC751を用いた。
00cc4気筒のディーゼルエンジンに装着し、全負荷
で200時間台上耐久試験を実施し、バルブシート当り
面幅増加量及びバルブ摩耗量を測定した。なお、相手パ
ルプにはJI8NFC751を用いた。
実施例6〜8
各材料を表1及び表2に示す各組成割合にそれぞれ配合
して実施例5と同様に行って、谷焼結体を得た。なお、
実施例7及び8は得られた焼結体t−Pb塊と接触させ
て再度アンモニア分解ガス雰囲気中で1050℃の温度
にて30分間加熱して焼結体中にpbを溶浸したもので
ある。
して実施例5と同様に行って、谷焼結体を得た。なお、
実施例7及び8は得られた焼結体t−Pb塊と接触させ
て再度アンモニア分解ガス雰囲気中で1050℃の温度
にて30分間加熱して焼結体中にpbを溶浸したもので
ある。
得られた各焼結体を弁座形状に加工し、バルブシート当
り面幅増加量及びバルブ摩耗量を実施例1と同様に試験
したのち辿1定した。
り面幅増加量及びバルブ摩耗量を実施例1と同様に試験
したのち辿1定した。
比較例1及び2
比較例1としてJI8FC30鋳鉄、比較例2としてJ
IS耐熱鋼材8UHaB2それぞれ用いて弁座形状に加
工し、これらを実施例1と同様に試験してバルブシート
当り面幅増加量及びバルブ摩耗量を測定した。
IS耐熱鋼材8UHaB2それぞれ用いて弁座形状に加
工し、これらを実施例1と同様に試験してバルブシート
当り面幅増加量及びバルブ摩耗量を測定した。
以上の測定結果金まとめて表を示す。
表2
表1かられかるように実施例1〜8のパルプl
y−h”hv工1.。、。1ケいL O,2ws T、
1 比較例1及び2の12及び1.4簡に比して
かなり小きな値全示し、実施例1〜8の焼結合金は過酷
な条件下で使用されるディーゼルエンジンの弁座材料と
しても耐摩耗性に優れている。ま: た、実施例
1〜8のパルプj3!耗h1は2ないし51 μ
mで、比較例1及び2の30及び40μmに比してかな
り小孕く、実施例1〜8の焼結合金は相手材であるパル
プに対する攻撃性が低い。
y−h”hv工1.。、。1ケいL O,2ws T、
1 比較例1及び2の12及び1.4簡に比して
かなり小きな値全示し、実施例1〜8の焼結合金は過酷
な条件下で使用されるディーゼルエンジンの弁座材料と
しても耐摩耗性に優れている。ま: た、実施例
1〜8のパルプj3!耗h1は2ないし51 μ
mで、比較例1及び2の30及び40μmに比してかな
り小孕く、実施例1〜8の焼結合金は相手材であるパル
プに対する攻撃性が低い。
本発明のバルブシート用鉄系焼結合金は上記L7’c!
うに合金粒子とFeMo1、Cr、M0.V、Mnの1
種又は21m以上を含む鉄基合金基地中に均一に分散さ
せたので、耐摩耗性に優れ、かつ相手材であるパルプに
対する攻撃性が低く、バルブシート用焼結合金として最
適なものである。
うに合金粒子とFeMo1、Cr、M0.V、Mnの1
種又は21m以上を含む鉄基合金基地中に均一に分散さ
せたので、耐摩耗性に優れ、かつ相手材であるパルプに
対する攻撃性が低く、バルブシート用焼結合金として最
適なものである。
Claims (20)
- (1)重量比で、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)
、バナジウム(V)、及びマンガン(Mn)からなる群
から選ばれる元素1種又は2種以上1〜 20%、炭素(C)0.5〜2%及び不可避不純物を含
む鉄基合金を基地とし、クロム(Cr)10〜70%、
タングステン(W)5〜20%、モリブデン(Mo)5
〜20%、炭素(C)0.5〜3%、鉄(Fe)20%
以下及び残部コバルト(Co)からなる合金粒子5〜2
5%とモリブデン(Mo)を60〜70%含有するフェ
ロモリブデン(FeMo)1〜10%を該基地中に均一
に分散させたことを特徴とするバルブシート用鉄系焼結
合金。 - (2)重量比で、クロム(Cr)1〜5%、モリブデン
(Mo)0.1〜1%及びバナジウム(V)0.1〜1
%を鉄基合金中に含むことを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (3)重量比で、クロム(Cr)0.5〜2%、モリブ
デン(Mo)0.1〜1%及びマンガン(Mn)0.1
〜1%を鉄基合金中に含むことを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (4)重量比で、クロム(Cr)6〜18%を鉄基合金
中に含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
バルブシート用鉄系焼結合金。 - (5)合金粒子中のクロム(Cr)の含有量が重量比で
40〜70%であることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (6)重量比で、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)
、バナジウム(V)、及びマンガン(Mn)からなる群
から選ばれる元素1種又は2種以上1〜 20%、炭素(C)0.5〜2%、ニッケル1〜10%
及び不可避不純物を含む鉄基合金を基地とし、クロム(
Cr)10〜70%、タングステン(W)5〜20%、
モリブデン(Mo)5〜20%、炭素(C)0.5〜3
%、鉄(Fe)20%以下及び残部コバルト(Co)か
らなる合金粒子5〜25%とモリブデン(Mo)を60
〜70%含有するフェロモリブデン(FeMo)1〜1
0%を該基地中に均一に分散させたことを特徴とするバ
ルブシート用鉄系焼結合金。 - (7)重量比で、クロム(Cr)1〜5%、モリブデン
(Mo)0.1〜1%及びバナジウム(V)0.1〜1
%を鉄基合金中に含むことを特徴とする特許請求の範囲
第6項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (8)重量比で、クロム(Cr)0.5〜2%、モリブ
デン(Mo)0.1〜1%及びマンガン(Mn)0.1
〜1%を鉄基合金中に含むことを特徴とする特許請求の
範囲第6項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (9)重量比で、クロム(Cr)6〜18%を鉄基合金
中に含むことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の
バルブシート用鉄系焼結合金。 - (10)合金粒子中のクロム(Cr)の含有量が重量比
で40〜70%であることを特徴とする特許請求の範囲
第6項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (11)重量比で、クロム(Cr)、モリブデン(Mo
)、バナジウム(V)、及びマンガン(Mn)からなる
群から選ばれる元素1種又は2種以上1〜 20%、炭素(C)0.5〜2%及び不可避不純物を含
む鉄基合金を基地とし、クロム(Cr)10〜70%、
タングステン(W)5〜20%、モリブデン(Mo)5
〜20%、炭素(C)0.5〜3%、鉄(Fe)20%
以下及び残部コバルト(Co)からなる合金粒子5〜2
5%とモリブデン(Mo)を60〜70%含有するフェ
ロモリブデン(FeMo)1〜10%を該基地中に均一
に分散してなる焼結合金に鉛(pb)1〜20%を溶浸
したことを特徴とするバルブシート用鉄系焼結合金。 - (12)重量比で、クロム(Cr)1〜5%、モリブデ
ン(Mo)0.1〜1%及びバナジウム(V)0.1〜
1%を鉄基合金中に含むことを特徴とする特許請求の範
囲第11項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (13)重量比で、クロム(Cr)0.5〜2%、モリ
ブデン(Mo)0.1〜1%及びマンガン(Mn)0.
1〜1%を鉄基合金中に含むことを特徴とする特許請求
の範囲第11項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (14)重量比で、クロム(Cr)6〜18%を鉄基合
金中に含むことを特徴とする特許請求の範囲第11項記
載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (15)合金粒子中のクロム(Cr)の含有量が重量比
で40〜70%であることを特徴とする特許請求の範囲
第11項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (16)重量比で、クロム(Cr)、モリブデン(Mo
)、バナジウム(V)、及びマンガン(Mn)からなる
群から選ばれる元素1種又は2種以上1〜 20%、炭素(C)0.5〜2%、ニッケル1〜10%
及び不可避不純物を含む鉄基合金を基地とし、クロム(
Cr)10〜70%、タングステン(W)5〜20%、
モリブデン(Mo)5〜20%、炭素(C)0.5〜3
%、鉄(Fe)20%以下及び残部コバルト(Co)か
らなる合金粒子5〜25%とモリブデン(Mo)を60
〜70%含有するフェロモリブデン(FeMo)1〜1
0%を該基地中に均一に分散してなる焼結合金に鉛 (pb)1〜20%を溶浸したことを特徴とするバルブ
シート用鉄系焼結合金。 - (17)重量比で、クロム(Cr)1〜5%、モリブデ
ン(Mo)0.1〜1%及びバナジウム(V)0.1〜
1%を鉄基合金中に含むことを特徴とする特許請求の範
囲第16項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (18)重量比で、クロム(Cr)0.5〜2%、モリ
ブデン(Mo)0.1〜1%及びマンガン(Mn)0.
1〜1%を鉄基合金中に含むことを特徴とする特許請求
の範囲第16項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (19)重量比で、クロム(Cr)6〜18%を鉄基合
金中に含むことを特徴とする特許請求の範囲第16項記
載のバルブシート用鉄系焼結合金。 - (20)合金粒子中のクロム(Cr)の含有量が重量比
で40〜70%であることを特徴とする特許請求の範囲
第16項記載のバルブシート用鉄系焼結合金。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12593685 | 1985-06-10 | ||
JP60-125936 | 1985-06-10 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6296661A true JPS6296661A (ja) | 1987-05-06 |
Family
ID=14922628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4563086A Pending JPS6296661A (ja) | 1985-06-10 | 1986-03-03 | バルブシ−ト用鉄系焼結合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6296661A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0711845A1 (en) * | 1994-11-09 | 1996-05-15 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Wear-resistant sintered ferrous alloy for valve seat |
US8306454B2 (en) | 2008-12-05 | 2012-11-06 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus with improved accuracy in forming a gap between a developing unit and a photoreceptor drum |
-
1986
- 1986-03-03 JP JP4563086A patent/JPS6296661A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0711845A1 (en) * | 1994-11-09 | 1996-05-15 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Wear-resistant sintered ferrous alloy for valve seat |
US8306454B2 (en) | 2008-12-05 | 2012-11-06 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus with improved accuracy in forming a gap between a developing unit and a photoreceptor drum |
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