JPS629627B2 - - Google Patents

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JPS629627B2
JPS629627B2 JP59103773A JP10377384A JPS629627B2 JP S629627 B2 JPS629627 B2 JP S629627B2 JP 59103773 A JP59103773 A JP 59103773A JP 10377384 A JP10377384 A JP 10377384A JP S629627 B2 JPS629627 B2 JP S629627B2
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JP
Japan
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resin
phenol
resins
dicarboxylic acid
indene
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JP59103773A
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JPS60106867A (ja
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Furutsushu Kuruto
Ruudorufuii Aruberuto
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Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
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Publication date
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Publication of JPS60106867A publication Critical patent/JPS60106867A/ja
Publication of JPS629627B2 publication Critical patent/JPS629627B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/10Printing inks based on artificial resins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F289/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds not provided for in groups C08F251/00 - C08F287/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/46Reaction with unsaturated dicarboxylic acids or anhydrides thereof, e.g. maleinisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G8/00Condensation polymers of aldehydes or ketones with phenols only
    • C08G8/38Block or graft polymers prepared by polycondensation of aldehydes or ketones onto macromolecular compounds

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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、マレイン酸又はその無水物でそして
フエノール−アルデヒド−縮合体で変性されてい
る炭化水素樹脂を基体とする印刷インキ用バイン
ダーの製法に関する。 不飽和な石油留分からの平均5又は9個の炭素
原子を有する単量体の陽イオン性重合によりしば
しば高い融点、粘度及び10以上の臭素価を有する
炭化水素樹脂を製造することが既に知られてい
る。この様な無極性樹脂は最多種の利用面例えば
塗料又は接着剤又はゴム加工用添加樹脂への良好
な適合性を示す。これら樹脂はトルエングラビア
印刷に於ける唯一の印刷インキバインダーとして
限定された範囲内でのみ適する。何となればこれ
ら樹脂はトルエングラビア印刷インキに必要な性
質即ち紙上での急速乾燥性、高い光沢性及び安定
性を有しないからである。 更に、インデン含量少くとも20重量%、融点
(毛細管による)少くとも110℃及び粘度30cp以
上(20℃でトルエン中50%)を有する非極性炭化
水素樹脂を無水マレイン酸を付加して変性するこ
とが知られている。この様な生成物は印刷インキ
バインダーとして、殊にトルエングラビア印刷に
適するが、併し、インデン含量を高めるために、
炭化水素樹脂用出発物質は予め通例石油留分から
経費がかかる多数回の分留により製造せねばなら
ぬ。それ故、多数回の蒸留なしで著しく簡単であ
りそして経済的に製造し得る炭化水素樹脂を製造
することは望まれていた。 又、インデンの乏しい留分から融点110℃以
下、粘度6乃至20cp(トルエン50%20℃で)を
有する炭化水素樹脂を製造することも既に提案さ
れていた。この樹脂を無水マレイン酸で変性する
場合には、融点及び粘度を高め得るが、併しこの
変性樹脂の乾燥性は多くの利用目的には十分でな
い。 別の公知方法により石油樹脂、フエノール樹脂
及び場合により無水マレイン酸を相互に反応させ
て、印刷インキ及び塗料に使用できる生成物とす
る。この場合無水マレイン酸の使用下得られる生
成物を亜麻仁油と反応させれば、たとえ亜麻仁油
で変性されていない生成物がオフセツト−印刷イ
ンキに適しなくても、オフセツト−印刷インキに
適するバインダーが得られる。 本発明の対象は、α・β−オレフイン性不飽和
ジカルボン酸−単位及びフエノール−アルデヒド
−縮合体で変性されている炭化水素樹脂を基剤と
する印刷インキ用バインダーを製造する方法に於
て、精々20重量%のインデン分を含有する炭化水
素樹脂を、それだけで又は少くとも1種のテロマ
ー−これは不飽和ジカルボン酸単位及びオレフイ
ン性不飽和単量体から製造されている−と混合し
て、 (a) 1段階又は数段階でそして任意の順序でα・
β−オレフイン性不飽和ジカルボン酸単位、少
くとも1種のフエノール及び少くとも1種のア
ルデヒドと反応させるか又は (b) 3種の次の反応成分、即ち (b1) インデン含有炭化水素樹脂、 (b2) α・β−オレフイン性不飽和ジカルボン酸
単位及び (b3) フエノール−アルデヒド−縮合生成物の2
種を少くとも部分的に相互に反応させそして
生成せる反応生成物をその後第三の反応成分
及び場合により別の両反応成分の残余分と反
応させその際フエノール−アルデヒド−縮合
生成物又はそのフエノール成分はフエノール
の全量に対し精々50重量%の少くとも三官能
のフエノールから誘導されそしてこれをその
まゝ又はそれらのα・β−オレフイン性不飽
和単量体への付加物の形で使用することによ
つて、少くとも120℃の軟化点(毛細管法)
を有する樹脂を製造することを特徴とする上
記方法である。 ジカルボン酸−単位とは不飽和ジカルボン酸、
並びにそのエステル(半エステルを含む)、また
はアミド、殊にその無水物を意味する。α・β−
不飽和ジカルボン酸単位としては例えばフマール
−、シトラコン−、イタコン−及びメサコン酸若
しくはその無水物(これらが存在する限り)、エ
ステル、半エステル又はアミドが適する。マレイ
ン酸若しくは無水物が好ましいから、以下にこの
酸単位の代りにしばしばマレイン酸単位のみが言
及される。 本発明による方法(a)により炭化水素樹脂は例え
ば唯一の段階でジカルボン酸単位及びフエノール
−アルデヒド−縮合体の成分と同時に反応させ得
る。併し又炭化水素樹脂を先ずフエノール樹脂生
成に普通な触媒の存在下フエノール−アルデヒド
−縮合体の成分とそしてその後ジカルボン酸単位
と反応させることもできる。更に炭化水素樹脂及
びα・β−オレフイン性不飽和ジカルボン酸単位
を仕込み、その存在下フエノール−アルデヒド−
縮合体をその成分から製造しそしてその後α・β
−オレフイン性不飽和ジカルボン酸単位を反応さ
せることもできる。この場合これはフエノール−
アルデヒド樹脂−成分又は炭化水素樹脂−成分又
は両成分と反応させ得る。実施態様(b)により先ず
炭化水素樹脂をフエノール−アルデヒド−縮合体
とそしてその後ジカルボン酸単位と又は炭化水素
樹脂を先ずジカルボン酸単位とそしてその後フエ
ノール−アルデヒド−縮合体と又はフエノール−
アルデヒド−縮合体を先ずジカルボン酸単位とそ
してその後炭化水素樹脂と反応させ得る。 本発明により得られる樹脂は少くとも120℃の
融点(毛細管法)及び高い粘度しかも少くとも
100cpの粘度(50%トルエン溶液中20℃で)を有
する。本樹脂は更に変性することなく使用に適
し、例えば粘度が200乃至400cpの樹脂はグラビ
ア印刷インキに適する。 炭化水素樹脂を一段階でマレイン酸又はその無
水物及びフエノール−アルデヒド−縮合生成物の
成分と同時に反応させる実施態様は著しい工業的
簡易化を必然的に伴う。更にこの方法は、粘度を
過度に高めることなく、公知の方法の場合に可能
であるより高いフエノール含量を有する生成物の
製造を可能にする。それにも拘らずこの場合印刷
インキバインダーとして使用し得る生成物が得ら
れる。高いフエノール含量は、それから得た印刷
インキは印刷後溶剤を、フエノール含量が低いバ
インダーを基体とする印刷インキより急速に放出
すると云う利点を必然的に伴う。 要するに本発明による方法は、簡単に製造し得
る低融点の樹脂の価値高い性質を有する生成物へ
の転換を可能にする。これにより本バインダーに
より得られる印刷インキの性質が改善される。再
に二度の変性により樹脂の極性も高められる。要
するにインデンの乏しい樹脂例えばインデン含量
が15重量%より少ない樹脂から出発し得そしてこ
れらから著しく簡単な方法により、従来法でイン
デン含量30乃至80重量%の炭化水素樹脂からのみ
無水マレイン酸付加後得られるのと同様に価値高
いそして高融点の生成物が得られる。 前記の理由から出発物質として一般に低融点及
び/又は低粘度の炭化水素樹脂例えば融点が精々
110℃の樹脂が使用される。この様な樹脂は通例
インデンが乏しい。個々の場合には例えばインデ
ンの豊かな樹脂が使用される場合に融点も高い
が、併しこの場合僅かなマレイン酸量が使用され
る。これによつて得られる融点上昇の効果は通例
僅かである。 適当な出発樹脂は平均5個のC−原子を有する
オレフイン性不飽和単量体の主含量を有する留分
を基体とする炭化水素樹脂、組み込まれたメチル
シクロペンタジエンの主含量を有する樹脂又はこ
れら樹脂の組み合わせ又はそれら樹脂と同一量ま
での別の炭化水素樹脂例えば平均9個のC−原子
を有するオレフイン性不飽和単量体からなる炭化
水素樹脂又はクマロン−インデン−樹脂との混合
物である。この場合インデンの含量は即ち置換イ
ンデンを含めて精々20殊に精々15重量%である。
本発明による樹脂は例えば10乃至120の臭素価を
有する樹脂である。本発明による炭化水素樹脂用
の適当な単量体はモノ−及びジシクロペンタジエ
ンである。混入さるべき炭化水素樹脂の例はスチ
レン、α−及びβ−メチルスチレン、ビニルトル
エン−これら少量のみのインデン又はメチルイン
デンを含有する−を基体とする樹脂である。 ジカルボン酸単位の含量は3乃至20殊に4乃至
12重量%、そしてフエノール縮合体の含量は1乃
至100殊に3乃至50重量%(夫々出発−炭化水素
樹脂に対し)であり、その際フエノール樹脂がた
だ50重量%だけにすぎない生成物は特に芳香族炭
化水素に十分な溶解性を有する。 又出発炭化水素樹脂に対して20重量%までの量
での天然樹脂酸例えばコロホニウム、トール樹脂
酸又は根樹脂等の組み入れも可能である。これに
より粘度の制御は達成し得る。この天然樹脂は出
発成分殊に出発樹脂に本発明による反応中も混合
又は反応成分と反応させ得る。この場合天然樹脂
はそのまゝ又はそのエステル又は樹脂酸塩の形で
使用できる。他方天然樹脂の酸性基も後で自体公
知の方法で樹脂酸塩−及び/又はエステル形成下
反応させ得るが、併し先ず挙げた可能性も好まし
い。別の可能性は天然樹脂エステル又は−樹脂酸
塩を最終生成物と混合することにある。これによ
つても最終生成物の粘度を所望な度合に制御でき
る。 適当なフエノール樹脂はノボラツク又はレゾー
ル例えばフエノール、炭化水素残基により置換さ
れたフエノール例えばアルキル−、アリール−又
はアルアルキルフエノール例えばクレゾール例え
ばm−クレゾール、1・3・5−キシレノール、
イソプロピル−、p−第三ブチル−、アミル−、
オクチル−又はノニルフエノール、フエニルフエ
ノール、クミルフエノール、更にフエノール又は
−メタンからなるノボラツク又はレゾールであ
る。フエノール性OH−基に対する3個のo−及
び/又はp−位が遊離でありそして反応性である
三官能フエノールよりなる樹脂は好ましくない。
上記の少くとも三官能なフエノールは一般に二官
能フエノール性成分例えば上記アルキルフエノー
ル及び/又はフエノールへの不飽和単量体の付加
生成物と共にだけ使用される。この場合少くとも
三官能なフエノール例えばフエノール又はジフエ
ニロールプロパンはフエノール量の含量に対し50
殊に25重量%まで一緒に使用できる。これにより
最終生成物の十分な溶解性(殊に芳香族炭化水素
への)が保証される。フエノール樹脂のアルデヒ
ド成分としては1乃至7個のC−原子を有するア
ルデヒド殊にホルムアルデヒドが種々な単量体及
び重合体の形で、併し又他のアルデヒド例えばア
セトアルデヒド、ブチルアルデヒド、イソブチル
アルデヒド、ベンズアルデヒド又はフルフロール
等が挙げられる。 フエノール:アルデヒドのモル比は広範囲に変
え得、少なくとも1:0.9及び精々1:5であ
り、その際末消費アルデヒドが留出され得る。出
発混合物中でフエノール樹脂成分を使用すること
により最終生成物の粘度を好都合に制御できる。
フエノール樹脂は種々なフエノールよりなる共縮
合体の形でも使用できる。他方該樹脂はフエノー
ル樹脂への上記不飽和単量体の付加物の形でも反
応させ得る。出発樹脂又は最終生成物の単量体に
よる別の変性はこの実施態様に於てもはや必要で
ないが、併し又除外されない。 フエノール樹脂をそれらの成分又は不飽和単量
体へのそれらの付加物の形で使用する場合には、
本反応の場合不飽和ジカルボン酸単位殊に無水マ
レイン酸の存在下、副生するマレイン酸の酸性を
まずフエノール樹脂縮合に利用しそして無水マレ
イン酸が、次にマレイン酸が例えば徐々に上昇す
る温度で、徐々に反応生成物に付加されると云う
利点が与えられる。 更に本発明により得られる生成物は、オレフイ
ン性不飽和単量体及び無水マレイン酸よりモル比
0.5:1乃至20:1で得られるテロマーを追加的
に加えることにより変性できる。添加は反応前、
反応中又は反応後行われ得る。 本反応は高温で融体中又は溶液中で行われ、そ
の際単量体は溶剤として使用できる。一般に100
乃至270殊に110乃至250℃で実施され、その際個
別的な場合には上記の範囲も超えても又は以下で
あつてもよい。この場合、ジカルボン酸のほかに
触媒例えば有機及び無機酸又は塩例えば蓚酸、稀
釈硫酸、塩酸又はフエノール樹脂の製造に公知な
他の縮合剤を使用することも可能であるが併し又
絶対には必要でない。その含量は一般にフエノー
ル性含量に対し3殊に0.5重量%までである。こ
の触媒は炭化水素樹脂を先づフエノール−アルデ
ヒド−縮合生成物の成分とそして次にマレイン酸
又はその無水物と反応させる実施態様にも適し、
これによりフエノール樹脂は例えば酸性縮合によ
り得られそして反応は直接法で実施される。 不飽和単量体と共に又は不飽和単量体の代りに
別の溶剤が使用できる。適当な溶剤は例えばトル
エン、キシレン、重合し得ない脂肪族及び/又は
芳香族炭化水素の混合物例えば石油留分である。 以下の例に於ては%は重量%であり、粘度は50
%トルエン溶液中20℃でウベローデ法により測定
したものである。 例 1 インデン含量約15%の炭化水素樹脂(融点/毛
細管95℃、酸価0、粘度20cp臭素価35)200gを
溶融し、150乃至160℃で1時間無水マレイン酸
7.5gと反応させる。次に、p−第三ブチルフエ
ノール1モル及びホルムアルデヒド1.6モルから
アルカリ性縮合により得られる樹脂(融点/毛細
管70℃)100gを加え、45分間200℃に加熱する。
樹脂(融点/毛細管133℃、酸価34、粘度
202cp)292gが得られる。 出発樹脂に比較して、反応生成物の融点は66℃
だけ高まり、粘度は180cpだけ高まる。本樹脂は
バインダーとしてトルエングラビア印刷に非常に
良好な印刷インキを与える。 例 1a 例1と同じ様に実施するが、但しアルキルフエ
ノール樹脂の添加後そして200℃の到達後尚無水
マレイン酸2.5gを加える点が異なる。樹脂(融
点/毛細管135℃、酸価36、粘度244cp)296gが
得られる。 樹脂の粘度は例1の生成物と比較して高い。本
樹脂は印刷インキバインダーとしてトルエングラ
ビア印刷に於て非常に良好な印刷技術的性質を有
する。 例 2 還流冷却器及び生成水の除去用装置を有する反
応器中で先ず例1で使用せる出発−炭化水素樹脂
150gを溶融し、無水マレイン酸7.5gと共に1時
間160℃で加熱する。次に先ずトルエン30ccmを
加え120℃で例1によるアルキルフエノール樹脂
75gを加える。生成せる縮合水及びトルエンを
240℃に加熱して先ず常圧で、次に5分間25mmHg
の圧力で除去する。樹脂(融点/毛細管142℃、
酸価46、粘度275cp)221gが得られる。 本樹脂は回転式グラビア印刷に関して優れたバ
インダーである。融点及び粘度は例1及び1aによ
る樹脂より尚高い。 例 2a 例2と同様に実施するが、但し炭化水素樹脂
150gに対し無水マレイン酸10g及び例1による
アルキルフエノール樹脂100gを同一の反応条件
で使用する点が異なる。樹脂(融点/毛細管144
℃、酸価50、粘度400cp)245gが得られる。 例 3 9個のC−原子を有する単量体からなる炭化水
素留分(ビニルトルエン、スチレン、インデン含
量約10%)から得た炭化水素樹脂(融点80℃、粘
度10cp)100gの融体に、無水マレイン酸1モル
及びスチレン8モルよりなるスチレン−無水マレ
イン酸−テロマー100gを加え、溶融せる混合物
に無水マレイン酸7gを加える。200℃に1時間
加熱後徐々に例1によるアルキルフエノール樹脂
100gを加える。30分以内に温度を240℃とし、15
分間保ち、次に混合物を15分間50mmHg下揮発性
成分の完全除去のため更に加熱する。樹脂(融
点/毛細管131℃、酸価45、粘度267cp)289gが
得られる。 無極性炭化水素樹脂及び極性テロマー樹脂より
なるこの混合物も二重変性により融点及び粘度の
増加並びに良好な印刷技術的性質が達成される。 例 4 例3と同様にして出発物質として炭化水素樹脂
750gを溶融し、次にp−第三ブチルフエノール
200g及び公知の方法でフエノール1776g、スチ
レン1840g及び65%パラ−フエノールスルホン酸
1.3、パラホルムアルデヒド90g、無水マレイン
酸125g及びトルエン50ccmから得た付加生成物
200gを加える。次に1時間還流下110℃で縮合
し、次に還流冷却器を水分離器に代え、生成せる
水を140℃に1時間加熱して除去する。揮発性物
質の残余分を常圧下250℃に1時間加熱しそして
次いで15分間50mmHgで除去する。融点/毛細管
131℃、酸価43、粘度660cpの樹脂1241gが得ら
れる。 例4からの樹脂はグラビア印刷に関して良好な
バインダーである。 印刷技術的試験 バインダーをトルエンに溶かして50%溶液とす
るが、該溶液は固体含量に対し20%のピグメント
赤57(β−オキシナフトエ酸のカルシウム塩ラツ
カー)を用いて急速ガラスボール・ミル中で5μ
より小さい粒大に加工したものである。得られる
印刷インキをトルエンを加えて4mm−DIN−カツ
プ中で流出時間17秒に調整する。インキの残留体
を乾燥棚で150℃で30分間加熱して測定する。印
刷インキを夫々機械塗布した紙上又は吸引してな
いテレフタレート−箔上に厚み36μの湿潤フイル
ムよりなるワイヤコイルで塗布する。インキの乾
燥速度(秒)は手の縁の押しつけにより測定す
る。 得られる紙上の印刷インキ塗布部は夜通し放置
し、光沢測定器を用いてランゲ/100%−スケー
ルにより測定する。貯蔵安定性を4週間貯蔵後流
出時間の両測定により測定する。比較のため次の
三種の重合樹脂よりなる印刷インキを試験する。
印刷インキは前記の如く製造する。 比較インキ5: バインダーとして、市販の無水マレイン酸で変
性せる、インデンが豊かな石油留分(不飽和な
C9−単量体を主含量とするが但しインデン40%
より多い)から得た炭化水素−重合体(これは重
合成分として尚スチレン及びビニルトルエンを含
有し、融点/毛細管140℃、酸価34、粘度110cp
である)を使用する。 比較インキ6: バインダーとして、市販の無極性炭化水素樹脂
(これはインデンの乏しい(インデン含量15%)、
スチレン系石油留分(不飽和なC9−単量体殊に
ビニルトルエンを主含量とする)から重合により
得たものであり、融点/毛細管95℃、酸価0、粘
度19cpである)を使用する。 比較インキ7: バインダーとして、シクロペンタジエンとメチ
ルシクロペンタジエンとの混合物から加圧重合に
より得たインデンを含まない市販の重合樹脂(融
点/毛細管75℃、酸価1.9、粘度9.9cp、臭素価
120)を使用する。
【表】 前表で示される様に、例1乃至4及び9による
樹脂よりなるインキは比較試料5乃至7より著し
く急速に乾燥する。四週間貯蔵後の流出時間は試
料1乃至4及び9の場合主として比較試料5の場
合と同様に僅かな粘度増加を示す。 通例試料1乃至4及び9の光沢値はインデンの
豊かな比較試料5に比較して改善され、唯二つだ
けは例外である。 試料1乃至4及び9の数値と試料6及び7に数
値との比較を明示し、この場合樹脂の二重変性に
より末変性樹脂6及び7に比較して印刷技術的性
質の向上が著しく達成される。 更に試料1乃至4及び9と試料5との比較か
ら、インデンの乏しい低融点の炭化水素樹脂から
二重変性により価値高い生成物(このものはその
性質に於てマレイン酸変性のインデンの豊かな炭
化水素樹脂の性質より決して劣らなくて4倍さえ
も優れている)が得られることが判る。 例 8 p−第三ブチルフエノール225g、無水マレイ
ン酸200g、トルエン150g及びパラホルムアルデ
ヒド105gを反応器中で一緒に溶融する。混合物
を1時間90℃にそして10分間還流下98乃至103℃
に加熱する。次に撹拌下コロホニウム100g及び
68℃で溶融せるシクロペンタジエン−メチルシク
ロペンタジエン−共重合体(臭素価140)1500g
及びフエノール130gを100乃至110℃で加える。
還流冷却器を水分離器に代え、次に絶えず水を除
去しながら反応容器を2時間以内に200℃にそし
て更に1時間以内に250℃に加熱する。混合物を
更に50分間この温度で放置し、その際最後の5分
間減圧(70mmHg)下実施する。融点183℃、酸価
45及び粘度288cpの樹脂2110gが得られる。本樹
脂はグラビア印刷に就て優れたバインダーであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 α・β−オレフイン性不飽和ジカルボン酸−
    単位及びフエノール−アルデヒド−縮合体で変性
    されている炭化水素樹脂を基剤とする印刷インキ
    用バインダーを製造する方法に於て、精々20重量
    %のインデン分を含有する炭化水素樹脂を、それ
    だけで又は少くとも1種のテロマー−これは不飽
    和ジカルボン酸単位及びオレフイン性不飽和単量
    体から製造されている−と混合して、 (a) 1段階又は数段階でそして任意の順序でα・
    β−オレフイン性不飽和ジカルボン酸単位、少
    くとも1種のフエノール及び少くとも1種のア
    ルデヒドと反応させるか又は (b) 3種の次の反応成分、即ち (b1) インデン含有炭化水素樹脂、 (b2) α・β−オレフイン性不飽和ジカルボン酸
    単位及び (b3) フエノール−アルデヒド−縮合生成物の2
    種少くとも部分的に相互に反応させそして生
    成せる反応生成物をその後第三の反応成分及
    び場合により別の両反応成分の残余分と反応
    させ、その際フエノール−アルデヒド−縮合
    生成物又はそのフエノール成分はフエノール
    の全量に対し精々50重量%の少くとも三官能
    のフエノールから誘導されそしてこれをその
    まゝ又はそれらのα・β−オレフイン性不飽
    和単量体への付加物の形で使用することによ
    つて、少くとも120℃の軟化点(毛細管法)
    を有する樹脂を製造することを特徴とする上
    記方法。
JP59103773A 1972-12-30 1984-05-24 印刷インキ用バインダ−の製法 Granted JPS60106867A (ja)

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