JPS6295676A - プログラマブル・マルチ・メンバ−シツプ関数回路 - Google Patents

プログラマブル・マルチ・メンバ−シツプ関数回路

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JPS6295676A
JPS6295676A JP60234643A JP23464385A JPS6295676A JP S6295676 A JPS6295676 A JP S6295676A JP 60234643 A JP60234643 A JP 60234643A JP 23464385 A JP23464385 A JP 23464385A JP S6295676 A JPS6295676 A JP S6295676A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 少なくとも1つの2関数回路、少なくとも1つ゛ のS
関数回路、およびZ関数回路の出力とS関数回路の出力
のファジィ論理を演算するファジィ論理回路を備えてい
ることを特徴とするプログラマブル・マルチ争メンバー
シップ関数回路。ファジィ論理にはMAXおよびMIN
がある。
実施例は第19図および第21図。
目  次 (1)発明の背景 (1,1)技術分野 (1,2)ディジタル・コンピュータの限界と電流モー
ドで動作する新しいプアジイ論理回路(1,3)メンバ
ーシップ関数回路とファジィ制御システムの概念(第1
図、第2図) (1,4)学習機能を備えたファジィ・システムの概念
(第3図) (2)発明の概要 (2,1)発明の目的 (2,2)発明の構成と効果 (3)実施例の説明 (3,1)種々のタイプのメンバーシップ関数とそれら
の定義(第4図) (3,2)Z関数回路(第5.6,7.8図)(3,3
) S関数回路(第9.10. LL L2図)(3,
4)使用時における勾配の任意設定(第14゜15図) (3,5)勾配の切替制御(第15.16.17.18
図)(3,6)プログラマブル・マルチ・メンバーシッ
プ関数回路(第19.20.21図) (3,7)旧N回路とMAX回路(第22.23.24
.25゜2G、  27. 28図) (3,6)簡略化されたプログラマブル・マルチ・メン
バーシップ関数回路(第29.30図)(3,9)拡張
されたプログラマブル・マルチ・メンバーシップ関数回
路(第31.32.33図)(3,10)クリスプ集合
に適用可能なS関数回路(第34. 35図) (3,11)クリスプ集合に適用可能な上り勾配関数回
路(第313.37図) (3,12)クリスプ集合に適用可能なプログラマブル
争マルチ番メンバーシップ関数回路 (第38図) (1)発明の背景 (1,1)技術分野 この発明は、新しいファジィ制御システムの構築のため
に不可欠なメンバーシップ関数回路、とくに外部からの
制御信号によって種々のメンバーシップ関数を出力する
ことのできるプログラマブル・マルチ・メンバーシップ
関数回路に関する。
(1,2)ディジタル・コンピュータの限界と電流モー
ドで動作する新しいファジィ論理回路ファジィ論理はフ
ァジネスすなわち「あいまいさ」を取扱う論理である。
人間の思考や行動にはあいまいさがつきまとっている。
そこで、このようなあいまいさを数量化したり理論化で
きれば。
交通管制、緊急、応用医療体制等の社会システム、人間
を模倣してつくられるロボット等の設計に応用できる筈
である。1965年にり、 A、 Zadehによって
ファジィ集合の概念が提唱されて以来、このような観点
から「あいまいさ」を取扱う一つの手段としてファジィ
論理の研究が行なわれてきた。しかしながらこのような
研究の多くがディジタル計算機を用いたソフトウェア−
システムへの応用に向けられているのが現状である。デ
ィジタル計算機は0と1とからなる2値論理に基づく演
算を行なうものであり、その演算処理はきわめて厳密で
はあるが、アナログ量の入力にはA/D変換回路を付加
する必要があり、このために膨大な情報を処理させよう
とすると最終結果が得られるまでに長い時間を要すると
いう問題がある。また、ファジィ論理の応用のためのプ
ログラムはきわめて複雑にならざるを得ず、複雑な処理
のためには大型ディジタル計算機が必要となり経済的で
ない。
そもそもファジィ論理は0から1までの区間の連続的な
値(0,1)を扱う論理であるから、2値論理を基礎と
するディジタル計算機にはなじまないという面をもって
いる。またファジィ論理は巾のあるあいまいな量を取扱
うものであるから。
ディジタル計算機による演算はどの厳密性は要求されな
い。ファジィ論理を取扱うのに適した新しい回路の実現
が望まれる理由がここにある。
このような要請にこたえるために1発明者は既に、電流
モードで動作する数多くのファジィ論理回路を提案して
いる(たとえば、特願昭59−57121など)。発明
者が提案したファジィ論理回路には、限界差回路、論理
補回路、限界和回路、限界積回路、論理和(MAX)回
路、論理積(旧N)回路。
絶対差回路、含意回路、対等回路等があり、これらの回
路はいずれも電流モードで動作する。上記のすべてのフ
ァジィ論理回路は、1または複数の限界差回路と加算(
減算)回路の組合せによって構成されるという特徴をも
つ。電流モードにおいては加、減算は単なる結線によっ
て実現できるので(ワイヤード・サムまたはワイヤード
・サブトラクト)、上記のすべてのファジィ論理回路は
基本的にはファジィ限界差回路をその唯一の構成単位と
するということができる。した−がって、電流モードで
動作するファジィ論理回路は、その回路設計においても
、ICの作製においても、多くの点で有利である。
(1,3)メンバーシップ関数回路とファジィ制御シス
テムの概念(第1図、第2図) ファジィ集合Aはメンバーシップ関数μA(X)によっ
て特性づけられる。メンバーシップ関数μa (X)と
はその変数Xがファジィ集合Aに属している度合を表わ
すものであり、この度合は0がら1までの区間の連続的
な値[0,1]によって表わされる。メンバーシップ関
数μA (x)の−例が第1図(A)に示されている。
メンバーシップ関数回路は、ある値の変数Xが入力とし
て与えられたときに、そのXがファジィ集合Aに属する
度合いを表わす値μh (x)を出力する回路である。
上述のようなファジィ論理回路およびメンバーシップ関
数回路を用いたファジィ制御システムの概念の一例が第
2図に示されている。
ファジィ制御の応用の一例として、従来から人間が豊富
な経験と感とに基づいて操作ないしは制御していた系の
制御を自動化することが考えられている。人間の行なっ
てきた制御の大系はきわめて複雑であるが、それを単純
化していくと、いくつかのまたは数多くの経験則の組合
せとして把握することができる。この経験則は、「O○
(の状態等)が××であるならば、ΔΔ(の状態等)を
0口せよ」と端的に表現することができる。この経験則
をもう少し複雑にして、「○○が××で。
かつ(または)○×が×Oであるならば、△△を0口せ
よ」と発展させるとより一般的となる。この一般的な経
験則の命題形式をファジィ制御システムでは制御則と呼
ぶ。
フィードバック制御システムの用法にしたがって、被制
御系の出力eおよびその偏差Δeを制御入力とし、被制
御系に与える制御出力をΔUとする。
第2図において、制御則の一例として、制御則1「eが
負の小さな値で、かっΔeが正の小さな値ならば、ΔU
を正の小さな値にせよ」が与えられている。この制御則
1を。
e # N S andΔe−PS  −a−ΔumP
Sと表現する。ここでNSは負の小さな値(nega−
tlve small)を、psは正の小さな値(pO
8itiVessall)を、 andは「かっ」をそ
れぞれ意味している。
制御則2として「eが正の小さな値で、かっΔeが負の
小さな値ならば、ΔUを負の小さな値にせよ」が与えら
れている。これは次のように表現される。
e −P S andΔe−NS  →  Δu−”N
Sその他にもいくつかの、ないしは多数の制御則が設定
されている。
制御則1における「eが負の小さな値」を判断する上で
、与えられた制御入力e−eoがどの程度の度合で負の
小さな値であるといえるのか。
という設問に対する答がメンバーシップ関数IA<MS
関数IA>によって与えられる。メンバーシップ関数I
Aはメンバーシップ関数回路(図示路)から得られ、制
御入力eが「負の小さな値の集合」に属する度合を表わ
している。第2図にはメンバーシップ関数IAとして、
eが負のある値でピークをもつ三角形状の関数が与えら
れており、この関数IAによると、ある制御入力e−e
 o = −0、2がこの集合に属する度合は0.8で
ある。
同じように、制御入力Δeが「正の小さな値の集合」に
属する度合を表わすメンバーシップ関数1  <MS関
数IB〉が第2図に示されている。この関数IBもまた
Δeがある正の値のときにピークとなる三角形状のもの
である。図示しないメンバーシップ関数回路から出力さ
れるこのメンバーシップ関数IBによると、ある制御入
力Δe−Δeo−+0.1がこの集合に属する度合は0
.6である。
制御則1における「eが負の小さな値で虹2Δeが正の
小さな値」の「かつ」の条件は一般にはファジィ論理積
(旧N)で演算される。この演算MINは、具体的には
、その2つの変数のうちの小さい方を選択するものであ
る。したがって、上述のメンバーシップ関数1 の値0
.8と同IBの値0.6とから、旧Nの演算結果を表わ
すものとして 0.6が得られる。
制御則1における「ΔUを正の小さな値にせよ」という
指令もまたメンバーシップ関数く原指令1〉で与えられ
る。この原指令1を表わす関数もまた。ΔUがある正の
値のときにピーク値1となる三角形状のものが一例とし
て示されている。
原指令1を表わす関数は、メンバーシップ関数発生回路
(図示路)から発生する。
制御則1における「ならば」は、たとえば乗算によって
実行される。上述の旧N演算によって値0.6が得られ
ている。原指令1の関数にこの0.6を乗じると、ピー
ク値が0.6の三角形状の関数く指令1〉がつくられる
「ならば」の演算をMINによって行なうようにしても
よい。この場合には、破線で示すような台形状の関数が
指令1として得られるであろう。
制御則2においても同じように、与えられた制御入力e
およびΔeにこの制御則2を適用することにより、く指
令2〉が作成される。他の制御則の適用によって同じよ
うに他の指令も作成されよう。
1つの被制御系に対して上述のように複数の制御則が設
定されるのが一般的である。これらの制御則から導かれ
たそれぞれの指令が、制御出力ΔUを最終的に得るため
に利用される。そこで。
各制御則から導かれた指令についてファジィ論理和(M
AX)の演算が行なわれる。第2図に示されたく推論結
果〉のグラフは、く指令1〉とく指令2〉のMAX演算
結果を示している。そのうち実線のグラフは、各制御則
の「ならば」の条件として乗算が用いられたもの、破線
の°グラフは「ならば」の条件として旧Nの演算が行な
われたものをそれぞれ示している。
このような推論結果を用いて、最後に制御出力ΔUが決
定される。これをデファジフィケーション(defuz
zification)という。メンバーシップ関数の
生成を含めて上述の各演算は、ファジィ論理にしたがつ
て「あいまいさ」を包含した状態で行なわれているが、
この段階においては確定した1つの値をもつ制御出力Δ
Uを決定しなければならない。
デファジフィケーションは、たとえばく推論結果〉を示
す関数の重み付き平均をとることによって、すなわち重
心の位置を求めることによって行なうことができる。こ
の実施例では、最終的に制御出力ΔU−Δu o −”
0 、1に決定されている。
「ならば」の演算として旧Nが行なわれた場合にも、は
ぼ同じ結果が得られるであろう。
く指令1〉の重心の位置とく指令2〉の重心の位置とを
先に求め、これら2つの位置のさらに重みつき平均をと
ることによってデファジフィヶーションを行なってもよ
い。
メンバーシップ関数1.1 等は可変であるB ことが好ましい。すなわち、上述のようにして決定され
た制御出力ΔUによって被制御系の制御を継続する過程
において、制御が適確に行なわれているかどうかを監視
する。もし最適な制御が行なわれていなければ、メンバ
ーシップ関数(その値またはグラフの形)を変更して、
最適な制御を可能とするメンバーシップ関数を追求して
いく。これを一般に「学習機能」という。
(1,4)学習機能を備えたファジィ・システムの概念
(第3図) 第3図は、上述したような学習機能を備えたファジィ・
システムの一例を概略的に示している。
何らかの物理的入力、たとえば上述の制御入力やキー入
力されたデータ等が、入力変換回路11によって必要に
応じて正規化され、または適当な形態の信号に変換され
る。この変換回路11は場合によっては不要となろう。
メンバーシップ関数回路群12には、パラメータ可変の
メンバーシップ関数回路が多数設けられており、変換回
路11からの入力信号に応じて所定のものが1または複
数個選択され、かつ入力信号に応じたメンバーシップ関
数を表わす信号が出力される。
他方、1または複数のメンバーシップ関数を発生する回
路15が設けられている。これらの回路12および15
からのメンバーシップ関数出力はファジィ論理回路網■
3に入力し、ここで所定のファジィ論理にしたがった演
算が行なわれ、その演算結果が出力される。この回路網
13の論理およびメンバーシップ関数発生回路15のパ
ラメータも必要に応じて変更できるものであることが好
ましい。
ファジィ論理回路網13から出力されるファジィ情報は
そのまま出力となることもあるが、場合によっては上述
のデファジフィケーション回路14によって何らかの決
定が行なわれ、これが出力となる。
この出力は1表示されたり、上述の制御出力ΔUとなっ
たり1種々の用途に用いられよう。
ファジィ論理回路網13またはデファジフィケーション
回路14の出力は、参照(基準、標準)入力と比較され
る。この参照入力は、学習の正解を表わすものであり、
たとえば熟練したエキスパート、ディジタル・コンピュ
ータによるシミレーション等によって与えられるであろ
う。
制御、記憶回路16は、上記比較結果に応じて。
その偏差が零になるように、メンバーシップ関数回路f
fF12およびメンバーシップ関数発生回路15の各メ
ンバーシップ関数の形状やパラメータ等を変えたり、フ
ァジィ論理回路網■3内の論理関数の種類や接続を変更
したりする。
このようにして、このファジィφシステムは学習するこ
とによって、常に正しい出力(正解)を発生するように
調整、変更されていく。
(2)発明の概要 (2,1)発明の目的 この発明の目的は、上記(1,3)、(1,4)で述べ
たシステムにおいて用いられるメンバーシップ関数を得
るための回路であって、しかも上記(1,2)で述べた
電流モードで動作するファジィ論理回路に適したメンバ
ーシップ関数回路、とくに外部からの制御信号に応じて
、出力するメンバーシップ関数を変化させることのでき
るプログラマブル・マルチ・メンバーシップ関数回路を
提供することにある。
(2,2)発明の構成と効果 この発明によるプログラマブル・マルチ・メンバーシッ
プ関数回路は、少なくとも1つの2関数回路、少なくと
も1つのS関数回路、およびZ関数回路の出力とS関数
回路の出力のファジィ論理を演算するファジィ論理回路
を備えていることを特徴とする。
2関数回路とS関数回路に同じ値の入力を与えるために
マルチ・ファンアウト回路を設けることが望ましい。
ファジィ論理回路は、たとえばMAX (論理和)回路
、MIN (論理積)回路またはこれらの組合せ等から
構成される。
たとえば、ファジィ論理回路がMIN回路であれば、こ
のプログラマブル・マルチーメンバーシップ関数回路か
らは、φ関数、1関数、Z関数、S関数およびπ関数出
力を得ることができる。
また、ファジィ論理回路がMAX回路であれば、このプ
ログラマブルφマルチ中メンバーシップ関数回路からは
、φ関数、1関数、2関数、S関数およびU関数出力を
得ることができる。
さらにこの発明を発展させ、2組のZ関数回路とS関数
回路を設けると、さらに数多くの種類のメンバーシップ
関数を発生させることができる。
すなわち、第1のZ関数回路の出力と第1のS関数回路
の出力をMIN回路(またはMAX回路)の入力として
与え、第2のZ関数回路の出力と第2のS関数回路の出
力とMIN回路(またはMAX回路)の出力とをMAX
回路(またはMIN回路)にその入力として与える。こ
のように構成することにより、9種類のメンバーシップ
関数を表わす出力をMAX回路(またはMIN回路)か
ら得ることができる。
上述のφ関数、1関数、2関数、S関数、π関数、U関
数、その他の関数の定義については実施例の説明におい
て詳述する。
この発明によると、上述のように外部から与えられる制
御入力によって種々のファジィ・メンバーシップ関数を
出力させることができるので。
上述したファジィ制御システムのためにきわめて有用で
ある。しかもこのプログラマブル・マルチ争メンバーシ
ップ関数回路は電流モードで動作する。
以下に、この発明の実施例について詳細に説明する。
以下の実施例の説明では、まず種々のタイプのメンバー
シップ関数を明らかにした上で(第4ヒ 図)、基礎となる回路であるZ関数回路1s関数回路に
ついて説明するとともに(第5図〜第12図)、勾配の
変更および切替について説明しく第13薗〜第18図)
、これらを前提としてこの発明の実施例であるプログラ
マブル・マルチ・メンバーシップ関数回路を明らかにす
る(第19図〜第28図)。最後に、参考のために他の
形態のプログラマブル・マルチ・メンバーシップ関数回
路についても説明する(第29図〜第38図)。
(3)実施例の説明 (3,1)種々のタイプのメンバーシップ関数とそれら
の定義(第4図) メンバーシップ関数は、一般的には、第1図(A)にそ
の−例が示されているように9曲線で表現されることが
多い。しかし1曲線で表現されるべきかどうかはメンバ
ーシップ関数にとって本質的なことではない。メンバー
シップ関数のより重要な特徴は、それがθ〜1までの連
続的な値をとるというどとである。
他方1回路設計上の観点からいうと、第1図(B)に示
されているように、メンバーシップ関数を直線の折線で
表現する方が取扱いが容易であり、少数のパラメータで
メンバーシップ関数を特性づけることができ、さらに設
計も簡単となる。
しかも、メンバーシップ関数を折線で表わしても、上記
の特徴が失なわれることはない。
したがって、以下の説明では、すべてのメンバーシップ
を直線またはその折線で表現することとする。
第1図(B)に示されたメンバーシップ関数は一例にす
ぎない。メンバーシップは他に多くのタイプのものがあ
る。以下にそれらの定義について説明する。
第4図には、 10種類のメンバーシップ関数が示され
ている。
第1のものは変数Xの値に関係なく常に0の値をとる関
数であり、これをφ関数と定義する。
第2のものは、常に1の値をとる1関数と定義されるも
のである。
第3のものは、変数Xが小さい領域では1の値をとり、
ある値ZBに達すると、一定の勾配で減少し、遂に0に
達し、Xがそれよりも大きい領域では常に0の値をとる
関数である。すなわち変数X軸上に1つの下り勾配をも
つ。これはZ関数と名付けられる。x−2Bをブレーク
・ポイントと呼ぶ。勾配は任意の値をとりうる。Z関数
はブレーク・ポイントZ8と勾配とによって規定するこ
とができる。z  −o、zB<oであっても。
B これをN関数に含ませる。
第4のものは、N関数を反転した形のものであり、これ
をS関数と定義する。すなわち、X軸上に1つの上り勾
配をもつ。S関数もブレーク・ポイントSBと勾配とに
よって規定される。
第5のものはπ関数と呼ばれるもので、変数Xがある領
域にあるときに1の値をとり、Xがブレーク・ポイント
SB2より小さくなるかまたはZB□より大きくなると
一定の勾配で減少し、遂にはOの値をとり、それよりも
Xが小さいおよび大きい領域では常にOである関数であ
る。台形状の関数ということもできる。π関数は2つの
ブレーク・ポイントS 、Z と勾配とによって特徴づ
B2   B2 けられる。
特殊な場合にはS82” ZB□となり、鎖線で示すよ
うに三角形状になる。
第6のものは、π関数を反転したU関数と定義されるも
のである。1つの谷をもつ関数ということもできる。U
関数は、2つのブレーク・ポイントz 、S および勾
配によって規定され旧  Bl る。特殊な場合には鎖線で示す形となる( Z 、1−
8Bl)。
メンバーシップ関数の形はさらに復雑になる。
第7番目のものは2台形関数(π関数)に、それよりも
Xの大なる領域において上り勾配の関数(S関数)を組
合せたものであり、N関数と定義される。これはまた見
方をかえて、谷をもつ関数(U関数)に、それよりもX
の小なる領域において上り勾配の関数(S関数)を組合
せたものということもできる。いずれにしても、このN
関数は3つのブレーク・ポイントS  Z  S およ
り2’  82′ Bl び勾配によって規定される。
第8番目のものはN関数を反転したものであってN関数
と定義される。これもまた3つのブレーク・ポイントZ
  、S  、Z  および勾配によつBI   B2
   B2 て規定される。
第9番目のものはW関数と呼ばれ、これは、谷をもつ関
数(U関数)を2つ組合せたものということもできるし
2台形の関数(π関数)に下り勾配をもつ関数(N関数
)と上り勾配をもつ関数(S関数)を組合せたものとい
うこともできるし、さらにN関数に2関数を組合せたも
のまたはl関数にS関数を組合せたものということも可
能である。いずれにしてもW関数は、4つのブレーク拳
ポイントz  、s  、z  、s  および勾配B
I   B2  82   Bl によって規定される。
最後のものはW関数を反転したもので1M関数と定義さ
れる。これもまた4つのブレーク・ポイントs  、z
  、s  、z  および勾配によってBI   B
2  82   Bl 規定される。
さらに上記の2以上の関数を適宜組合せることにより、
一層復雑にしたメンバーシップ関数も定義されうろこと
は容易に理解できよう。
第4図においては、変数Xの正の領域のみが図示されて
いるが、Xの負の領域にも拡張できることはいうまでも
ない。この場合に、上述のブレーク・ポイントも一般的
には負の値をとりうる。
上り勾配、下り勾配1台形、谷等の勾配は任意にとるこ
とが可能であるが1回路設計上は勾配を1(または−1
)とすることが最も簡素となる。
後述するように勾配が1であっても9回路を使用すると
きに縦軸および横軸のレンジを変えることにより任意の
勾配を得ることができる。勾配をあらかじめ定めておく
と、上述の10の関数は1または複数のブレーク・ポイ
ントのみによって一義的に定めることが可能となる。
(3,2) Z関数四路(第5図、第6図、第7図、第
8図) 第5図はN関数を出力するメンバーシップ関数回路の一
例を示している。ここでは入力変数はz、N関数はfz
で表わされている。また、この回路は電流モードで動作
し、吸い込み入力、吐き出し出力の回路である。吸い込
み入力とは入力端子が回路に流入する形態であり、吐き
出し出力とは出力電流が回路から流出する形態をいう。
電流モードにおいては、変数および関数の正、負は電流
の方向によって、それらの絶対値は電流値によってそれ
ぞれ表わされる。
第5図のメンバーシップN関数回路は、プレーり争ポイ
ントZ、を表わす電流を与える電流源(回路に吐き出し
入力電流を与える)23と、′ri流ミラー(CM)2
5と、1の値の電流を与える電流源(回路に吸い込み入
力電流を与える)26と、ダイオード28とから構成さ
れている。電流ミラー25は2個のN −MOS PE
Tにより構成されている。第5図の回路の各部分を流れ
る電流を表わすグラフが、電流の向きを示す矢印に対応
して示されている。また、出力電流f2のグラフは第6
図に示されている。
入力端子21には入力変数Z(Z≧0とする)の値を表
わす電流が流入している。入力端子21と電流ミラー2
5の入力側との間にはワイヤード0R24によって電流
源23が接続され、このワイヤード0R24から値Z、
(ZB≧0とする)の電流が流出する。したがって、ワ
イヤード0R24から電流ミラー25に向かってZとZ
 との差(Z−ZB)を表わす電流が流れようとする力
七、実際は電流ミラー25が逆方向電流に対して電流阻
止ダイオードとして働くので、限界差(ZeZ、’)の
電流が流れることになる(グラフ参照)。ここでθはフ
ァジィ限界差の演算を表わし、限界差は次の内容をもつ
・・・(1) 電流ミラー25の出力側からは同じ値の吸い込み電流が
出力される。電流ミラー25の出力側と出力端子22と
の間には電流源26がワイヤード0R27によって接続
されている。したがって、ワイヤード0R27で4;i
l −(ZeZB)77)演算カ行すh h 。
この値の電流が出力端子22から吐き出されるかまたは
吸い込まれようとする(グラフ参照)。しかしながら、
ワイヤード0R27と出力端子22との間には、吐き出
し出力に対して順方向となるダイオード28が接続され
ているので、端子22に現われようとする吸い込み出力
電流は0となる。これは1e(ZeZB)の演算と等価
である。
以上の動作をまとめると次のようになる。
・・・(2) この動作をグラフで表わしたのが、第6図である。この
2関数の下り勾配は−1である。
なお、ダイオード28はダイオード接続MO8FETで
代えることができる。
入力電流Zが負の場合には(ただしZn≧0)。
電流ミラー25からワイヤード0R24に向かって(Z
+Z  )の電流が流れようとするが、電流ミラー25
がこの電流の流出を阻止するので、電流ミラー25とワ
イヤード0R24との間に流れる電流は0である。した
がって、電流ミラーの出力電流も0であり、出力端子2
2には電流源26の1の値の電流がそのまま吐き出され
る。
ブレーク・ポイントZnが負の場合(ただし2≧0)に
は、ワイヤード0R24から電流ミラー24に(Z+1
ZBl)の電流が流入するので、電流ミラー25の吐い
込み出力電流も(Z+1ZBl)となる。したがって、
出力は次のように表わされる。
・・・(3) 第(3)式は、ZBが負側にくるように第6図のグラフ
をそのまま左シフトした動作を表わしている。
ブレーク・ポイントZBおよび入力電流Zがともに負の
場合には、ワイヤード0R24から電流ミラー257.
:向かッ”C(l Z n 1(1) I Z l )
 ノミ流が流入する。したがって、電流ミラー25の吸
い込み出力電力も(IZBIelZl)で与えられ、吐
き出し出力電流は次式で表現される。
・・・(4) 第(4)式もまた。第6図のグラフを左側にシフトした
状態を表現している。
このようにして、第5図の回路はすべてのZの値および
ZBの値に対して適用可能である。
第7図は、バイポーラ・トランジスタ・アレイ(ROI
IM社製TA76)を用いて実現した2関数回路を示し
ている。第5図の電流源、電流ミラー等に対応する回路
には同一符号が付けられている。
また、第5図の入力端子21に代えて入力回路21Aが
、出力端子22に代えて出力回路22Aが設けられてい
る。ダイオード28としては、 NPN トランジスタ
(TA78中の1個)のベース・エミッタ間のダイオー
ドが利用されている。
第8図は、第7図の回路を用いて測定した実験結果を示
している。3つの異なるzB (パラメータ)について
実験が行なわれた。入力端子Z。
ブレーク・ポイント電流Z  、1の値の電流おより び出力電流fzは、それぞれの回路における抵抗の降下
電圧として測定された。fz−10μAがμm1に、f
z−0μ八がμm0にそれぞれ対応している。
このグラフから分るように、第7図の回路はきわめです
ぐれた直線性を有しているとともに2回路構成も簡素で
ある。このようなすぐれた直線性は、電圧モードの簡単
な回路では実現不可能であり、これが、電流モードの回
路でメンバーシップ関数回路を実現した大きな理由でも
ある。またー。
第7図の回路では電流ミラーが使用されているので温度
安定性がよく、電流源を除いて抵抗を使用していないか
ら集積化に適している等の特徴がある。
また、第7図および第8図からも分るように。
Z関数回路はMOS PETのみならずバイポーラ素子
によっても、実用性のきわめて高いものが実現できる。
(3,3) S関数回路(m9図、第10図、第11図
第12図) メンバーシップS関数回路の一例が第9図に示されてい
る。入力変数(入力電流)はSで、S関数出力(出力電
流)はf8でそれぞれ示されている。ブレーク・ポイン
トを表わす電流Snは電流源38によって、値1を表わ
す電流は電流源36によってそれぞれ与えられる。
S関数回路と2関数回路との基本的な相違は。
ワイヤード0R34(第5図のワイヤード0R24に対
応)に入力する電流の向きにある。このワイヤード0R
34には、入力電流Sが吐き出し入力として、またブレ
ーク・ポイント電流SBが吸い込み入力として与えられ
ている。このために、入力端子3Iに与えられる吸い込
み入力電流は電流ミラー39によってその向きが反転さ
れている。また、ブレーク・ポイント電流源33は回路
に対して吸い込み入力を与えるものとなっている(第5
図の電流源23と比較せよ)。
ワイヤード0R34と電流ミラー35とにより5nes
の演算が行なわれる。さらに、ワイヤード0R37によ
って1−(SBθS)の演算が行なわれる。ダイオード
として作用するダイオード接続MO3PET 38によ
って吸い込み出力方向の電流が阻止されるから、結局出
力電流としてf s ”” 1 e(SB□S)を表わ
す吐き出し出力電流が得られる。この出力電流のグラフ
が第1O図に示されている。
このS関数回路において、ブレーク・ポイントS、を負
の値に設定することも可能であるが。
SBく0の場合には、S≧0の領域では出力電流f は
常に1の値をとるので、S、゛を負に設定することに格
別の意味を見い出すことはできない。
S B”0とすれば足りる。
バイポーラ・トランジスタを用いて実現したS関数回路
が第11図に示されている。この図においても、第9図
に示すものと同一機能をもつ回路については同一符号が
付けられている。符号31Aは入力端子31に対応する
入力回路であり、符号32Aは出力端子32に対応する
出力回路である。第11図の回路の測定された特性(S
Bをパラメータとする)が第12図に示されている。こ
のS関数回路もすぐれた直線を有していることが分る。
(3,4)使用時における勾配の任意設定(第13図。
第14図) 第3図において変換回路11が示されているように、一
般にメンバーシップ関数の議論においては、物理的量の
入力値をその最大値(または回路の許容値)を用いて正
規化し、その正規化された値が入力値として用いられる
。たとえば、身長Hを取扱う場合には、その最大値(た
とえば2m)Hを用いて、身長入力が、 H/Hで正規
sax                      
         wax化される。
一例として、集合「背の高い人」のメンバーシップ関数
μ811が第13図(A)にS関数として、集合「背の
低い人」めメンバーシップ関数μZllが第13図(1
3)に2関数としてそれぞれ示されている。
これらのメンバーシップ関数の横軸(変数)はS−H/
H、Z−H/Hとして表現されalaX       
         ■axている。
したがって1回路上において、最大値H4IaX 何μAに対応させ、関数のグレード1を何μAに対応さ
せるかによって、メンバーシップ関数の実効的な勾配、
すなわちS関数の上り勾配およびZ関数の下り勾配を任
意の値に設定することが可能である。上述した電流ミラ
ーを用いた2関数回路およびS関数回路では、(出力電
流)/(入力電流)の勾配は必ず−1または1となって
いるが。
その使い方次第で任意の勾配を得ることができる訳であ
る。
勾配を実質的に変化させた例が2関数を用いて第14図
に示されている。第14図(A)は、Hを1aX 100μAに、グレード1をlOμAにそれぞれ対応さ
せたときの集合「背の低い人」のメンバーシップ関数を
示している。このようなメンバーシップ関数に対して勾
配をそのL/2にしたいときには。
m14図(B)に示すように、Hを50μAに対応fl
ax させればよい。また、勾配を1/4にしたいときには、
第14図(C)に示すように、Hを25μAに瞑ax 対応させればよい。
以上のようにして、上述したメンバーシップ関数発生回
路の勾配が+1または−1に固定されていたとしても9
その使い方次第で任意の勾配を設定できることが分る。
(3,5)勾配の切替制御(第15図、第16図、第1
7図。
第18図) 回路構成上においてメンバーシップ関数の勾配を変化さ
せることも可能であることを次に説明する。
第15図は、第5図に示されたZ関数回路における電流
源23.ワイヤード0R24および電流ミラー25を取
出し、電流ミラー25を変形して電流ミラー25Aとし
た構成を示している。
電流ミラー25Aは1面積の等しい2つの出力用ドレイ
ンをもつ電流ミラー41と、これら2つの出力用ドレイ
ンの並列接続をスイッチングするためのN −MOS 
PET 42とから構成されている。FIET 42は
制御端子43に与えられる制御信号V。によってオン、
オフ制御される。
この電流ミラー25Aの出力信号z e z nのグラ
フが第16図に示されている。制御信号VcをLレベル
にすると、 PET 42はオフであるから、電流ミラ
ー25Aの出力電流の勾配は1である。この場合には、
電流ミラー25Aは第5図に示された電流ミラー25と
同じ機能をもつ。制御信号V。GHレベルにすると、 
PET 42がオンとなり、電流は2つの出力用ドレイ
ンに流れ、結果的に2倍の出力電流が流れることになる
から、その勾配は2となる。
したがって、このような電流ミラー25Aを第5図の電
流ミラー25に代えて用いると、制御信号Vcのレベル
によって勾配を切替えることのできる2関数回路が実現
する。勾配が2となったときの2関数回路の人、出力特
性が第6図に破線で示されている。
2種類の勾配に限られることなく任意の数の勾配を切替
えることが可能である。第17図は、S関数回路の一部
を示すものであり、ここでは第9図の電流ミラー35が
電流ミラー35Aで置替えられている。電流ミラー35
Aにおいて、電流ミラー44は3つの出力用ドレインを
もち、これらの出力用ドレインは並列に接続されている
とともに、そのうちの2つにスイッチング素子としての
PET 45.46が接続されている。PET 45.
46はそれらの制御端子47.48に与えられる制御信
号v 、■ によっCI   G2 てオン、オフ制御される。
第18図に示すように、2つのFET 45.46の両
方がオフ(vCl”VO2”=L)の場合には出力電流
の勾配は−1であり、いずれか一方がオンとなると(V
  −H,v  −t、またi、tV  −L、 VO
2−H)CI       C2C1 勾配は一29両方がオンになるとくvCl”VO2”=
H)勾配は−3となる。
(3,13)プログラマブル・マルチ・メンノく一シ・
ツブ関数回路(第19図、第20図、第21図)上述し
た10個のファジィ・メンノく一シ・ツブ関数のうちM
−関数を除く9個の関数を自由にプログラムできる(ま
たは外部から制御できる)マルチ・メンバーシップ関数
回路が第19図に示されて0る。この関数回路は、マル
チ・ファンアウト回路50、第1のZ関数回路(No、
l) 51.第2のZ関数回路(No、2) 52.第
1のS関数回路(No、1) 53゜第2のS関数回路
(No、2) 54.1N(ファジィ論理積)回路55
およびMAX (ファジィ論理和)回路5Gから+74
成されている。変数(入力)はXで、最終的に得られる
関数(出力)はfxで与えられている。
マルチ・ファンアウト回路50は、1つの入力端子Xか
ら、これと同じ値でかつ同じ向きの複数(ここでは4つ
)の電流Xを生成するものであり、その具体的構成の一
例が第20図に示されている。この回路は、入力電流の
向きを反転するための電流ミラー58と、この電流ミラ
ー58の出力側に接続され、入力電流と同じ値でかつ逆
向きの複数(4つ)の出力電流を発生する多出力(マル
チ・ドレイン)電流ミラー59とから構成されている。
マルチ・ファンアウト回路50の4つの出力電流Xはそ
れぞれZ関数回路51.52.  S関数回路53、5
4に入力している。Z関数回路51.52はそれぞれ第
5図に示すものと同じであり、それらのブレーク・ポイ
ントはZ 、Z で、出力電流81   B2 はf   、f   でそれぞれ表わされている。5Z
XI   ZX2 関数回路53.54はそれぞれ第9図に示すものと同じ
であり、それらのブレーク・ポイントはSBl’S で
、出力電流はf   、f   でそれぞれ表B2  
       SXI   SX2現されている。した
がって、勾配はここでは1゜−1である。
第2の2関数回路52の出力f  および第2のX2 S関数回路54の出力f  はMIN回路55に与えら
X2 れる。第21図(A)に示されているように、これらの
回路52.54のブレーク・ポイントがSB2≦ZB2
の条件を満たしたとすると、これらの回路52.54の
出力の旧N演算結果は台形上の関数すなわちπ関数とな
る。このπ関数(旧N回路55の出力)をf  で表わ
す。旧N演算は、複数の入力値(こπ X こては2入力値)のうち最も小さい値(小さい方の値)
を選択する演算であるからである。
旧N回路55の出力f  、ならびに第1のZ関π X 数回路51の出力【  および第1のS関数回路53X
I の出力f  はMAX回路56に与えられる。MAXは
SXI 複数の入力値の最も大きい値を選択する演算である。関
数のグレード1に対応する電流値を1゜とする。第21
図(A)を再び参照して、ZB、+2I。
≦S 、Z ≦S −2■oの条件を満足するより2 
   I32    Bl うにこれらのブレーク・ポイントを選択すると。
MAX回路56の出力はW関数を表わす。
これらの関数回路51〜54における電流ミラー(第5
図の符号25.第9図の符号35)を、勾配の切替可能
な電流ミラー(第15図の電流ミラー25Aなど)に置
き換えることが可能である。このようにした場合の制御
端子に与えられる制御信号が第19図にはv、v、v 
  v  で与えられていZI   X2   Slo
 X2 る。これらの制御信号のレベル設定によって、たとえば
第21図(B)に示すようにW関数の4つの勾配の任意
のものを独立に1以外の値にすることが可能である。第
21図(B) ハV  −V  −H,V。
ZI     52 −V8I−Lに設定した状態を示している。勾配の切替
は以下に述べる任意の関数においても可能であることは
いうまでもない。
次に、第19図の回路がブレーク・ポイント値の設定に
応じて9個のファジィ・メンバーシップ関数を実現でき
ることを示す。第4図および第21図(A)を参照して
話を進める。
また、以下の説明でHlは入力電流の最大値に上述の■
。(たとえばlOμA)を加えた値([最大入力電流値
]+Io)よりも大きな値に設定することを意味し、L
 は−Io以下の値に設定す■ ることを意味する。D、C,はドント・ケア(Don’
tCare) + すなわちいかなる値でもよいことを
示す。
第19図の回路が9個の関数回路のそれぞれを実現する
条件は次の通りである。
φ関数 Z  −L  、  S  −H、5B2−H,。
BI   I   Bl   1 Zn2諺り、C。
または。
Z  −L  、  S  −H、Zn2−L、。
BI   I   Bl   l S B2− D、C。
1関数 Z  −H、他(すなわちZ  、S  、S  >B
l   l         82  131   B
2はり、C。
(ここでZBlは、最大入力電流値よりも大きければよ
いが、制御信号の種類を増大させないようにするために
充分条件としてZ  −H,としBま た。) または、S−L、他はり、C。
、all (S u tはOA以下であればよいが、制御信号の種
類の増大を抑える意味でSBニーL1とした。)または
、S  −L  、Z  −H、他はり、C。
82   1     B2   1 (上記と同じように、S、2はOA以下であればよ<、
Zn2は最大入力電流以上であればよい。) l関数 S  −H、S  −H、Zn2−D、C。
旧   I    B2  1 (この場合”BLがブレーク・ポイントとなる。) または、S  −H、Z  −L  、S  −D、C
BL    I     B2   1     B2
(この場合もZBlがブレーク・ポイントとなる。) または、  S  −H、S  −L  、  ZBl
−L。
Bl     l     B2    1(この場合
、Zn2がブレーク・ポイントとなる。また、S82は
OA以下であればよい。)。
S関数 Z  −L  、  Z  −L  、  5B2−D
、C。
BI   I   82  1 (この場合、S81がブレーク・ポイントとなる。) マタは、Z  −L  、S  −H、Z  −D、C
Bl     l     B2    1    8
2(この場合もSBlがブレーク・ポイントとなる。) または、Z  −L  、S  ” H、Z B2 ”
” HIBl     l     BI     I
(この場合はSB2がブレーク・ポイントとなる。S8
゜は最大入力電流値よりも大きな値であればよい。) π関数 Z  −L  、S  −H、S  、5Z81  1
   Bl   l   82   B2(ブレーク・
ポイントはSB2とZn2である。
SB2”’ Z82の場合には、第4図に鎖線で示すよ
うに三角形状となる。) U関数 S  −H、Z  −D、C,ZBl+IO≦5Bl−
821T32 IO (ブレーク・ポイントはZBlとS81である。
ZBI+l0−8B1−IOの場合には、第4図に鎖線
で示す形となる。) または、  Z  −L  、  S  −D、C,Z
Bl+l0B2  1   B2 ≦5Bl−IO N関数 Z−L、S  SZ ≦S  −21 BI   I   82  82   BI    O
(ブレーク・ポイントはS  、Z  、S  であり
2   B2   Bl る。) l関数 S  −H、Z  +21  ≦S ≦ZBL    
 1     81      0      B2.
132(ブレーク・ポイントはZ、SZ  でありI 
  B2’  82 る。) W関数 ZBi ” 210 s S B2≦zB2≦5Bl−
210(上述した通りである。) 第19図において、符号55で示された回路をMAX回
路に、同5Bを旧N回路にそれぞれ置きかえることによ
って、第4図のlO関数のうちW関数を除く9関数を実
現できることは容易に理解できよう。
(3,7)旧N回路とMAX回路(第22図、第23図
、第24図、第25図、第26図、第27図、第28図
)第19図のプログラマブル争マルチ・メンバーシップ
関数回路で用いられている旧N (ファジィ論理積)回
路およびMAX  (ファジィ論理和)回路の詳細は、
出願人による出願(たとえば特願昭59−57121)
に記載されているが、ここに簡単に説明しておく。
旧N演算は次のように定義される ・・・(5) ここでμ 、μ はメンバーシップ関数をそれY ぞれ表わしている。
旧N回路をMOS FETで実現した回路が第22図に
示されている。入力電流は便宜的にμ 、μ でY 表わされ、出力電流(旧N演算結果)はμ2で与えられ
ている。
入力端子μ、は電流ミラー61でその向きが反転される
。入力電流μYは電流ミラーG6と07とからなるマル
チ・ファンアウト回路に入力し、これによって等しい値
の2つの電流μYが生成される。
ワイヤード0R62には吐き出し入力端子μXと吸い込
み入力端子μYとが与えられ、このワイヤード0R62
は電流ミラー63に接続されている。
電流ミラー63はダイオードとしても作用し、ワイヤー
ド0R62と電流ミラー63とによってファジィ限界差
回路が構成されている。したがって、?ISaミラー6
3の吸い込み出力電流は次式で与えられる。
・・・(G) 同じように、ワイヤード0R64とダイオード65とに
よって限界差回路が構成され、この旧N回路の吐き出し
出力電流は次式で与えられる。
・・・(7) 第(7)式は第(5)式と同じである。
旧N回路をバイポーラ中トランジスタによって構成した
例が第23図に示されている。第22図の回路との対比
から、第23図の回路が旧N演算を行なうことは容易に
理解できよう。
第24図は第23図の回路の人出力特性の測定結果を示
している。一方の入力μYがパラメータとして用いられ
ている。第23図の回路において、 PNPトランジス
タとしてはTA57が、 NPN トランジスタとして
はTA7Bがそれぞれ使用された。
第19図において1M^X回路56の入力は3つである
。一般に2入力のMAX回路は簡単に構成することがで
きる。3入力のMAX回路を構成するには。
第25図に示されているように、2入力のMAX回路5
1iA、 56Bを2段に接続すればよい。
第26図は、2入力のMAX回路(56Aまたは56B
)をMOS PETを用いて構成した例を示している。
ファジィMAX演算は次式で定義される。
・・・(6) 入力端子μYは2出力電力ミラー71に入力し。
これによって入力電流と方向が逆の2つの電流μyが生
成され、一方はワイヤード0R72に入力し、他方は電
流ミラー75でその向きが再び反転されワイヤード0R
74に与えられる。
ワイヤード0R72には入力電流μXも入力している。
ワイヤード0R72とダイオード73とにより限界差回
路が構成されダイオード73からは次式で与えられる電
流が出力され、ワイヤード0R74に流れていく。
・・・(9) ワイヤード0R74において、この電流μXθμ に電
流μ、が加算されるから、結局、出力型流μZは次のよ
うになる。
・・・(lO) 第(10)式は第(6)式と同じ内容を表わしている。
第27図は、 MAX回路をバイポーラ・トランジスタ
で構成した例を示している。第27図において。
第26図に示すものと対応するものには同じ符号にAを
付けて示しである。第27図の回路は第26図の回路と
全面的には対応していない。第26図の2つの電流ミラ
ー71.75が第27図では3つの電流ミラー7B、 
77、78によって置換されている。
複数のコレクタをもつバイポーラ・トランジス夕によっ
て多出力電流ミラーを構成した場合に。
いずれか少なくとも1つの出力用コレクタが開放される
とそのコレクタに飽和が生じ、他の出力用コレクタの出
力電流に誤差が生じる。いかなる場合にも多出力電流ミ
ラーのコレクタに飽和を生じさせないようにするために
は、ある程度のコレクタ・エミッタ電圧を確保すること
が必要である。
第27図の回路は、電流ミラー78のような入力抵抗の
小さい回路を多出力電流ミラー77のコレクタに接続す
ることにより、コレクタの飽和を防止している。多出力
電流ミラーにおけるコレクタの飽和を回避するための対
策については、出願人による特許出願、特願昭59−2
83388に詳述されている。
第27図のMAX回路のμYをパラメータとする人出力
特性のap1定結定結−例が第28図に示されている。
(3,6)簡略化されたプログラマブル・マルチ・メン
バーシップ関数回路(第29図、第30図)第29図は
、S関数回路を基調として簡略化されたプログラマブル
・マルチ・メンバーシップ関数回路を示している。ここ
では、  p −MOS PETが使用されている。し
たがって、第9図に示すS関数回路とは電流の向きが逆
になっている。また、入力電流はXl、出力電流は2で
示されている。
多出力電流ミラー81は1つの入力端子X、からこれと
同じ値でかつ向きが逆の3つの電流XIを生成する。こ
れらの電流X、は以下に述べる3つの回路の入力電流と
なる。
第1のS関数回路は、ワイヤードOR84,電流ミラー
85.ワイヤード0R87およびダイオード接続MO8
FIET 88から構成されている。第9図と対比する
と、これらの素子はワイヤードOR34,電流ミラー3
5.ワイヤード0R37およびダイオード接続MOS 
FIET3gにそれぞれ対応する。ワイヤード0R84
にはブレーク・ポイントとしてX1千1の値の吐き出し
入力端子が与えられている。第9図との対比から、およ
び第29図の電流の向きを示す矢印に対応して表わされ
たグラフから、この第1のS関数回路の動作は容易に理
解できよう。
第2のS関数回路は、ワイヤードOR94,電流ミラー
95.ワイヤード0R97および電流ミラー98から構
成されている。電流ミラー98はダイオード作用ととも
に電流の向きを反転する作用をもつ。
ブレーク・ポイントはX2であり、説明の便宜上。
x  −1≧Xl+1の条件を満たすものとする。
さらに、ブレーク・ポイントX   (X  ≧X 2
 )から上り勾配(勾配は1)の値をもつ関数(以下、
これを上り勾配関数という)を発生する回路が設けられ
、この回路は、ワイヤード0R92とダイオード接続M
O3PET 93とから構成されている。
ワイヤード0R92に、x3の値の吐き出し入力端子が
与えられている。
この上り勾配関数回路の出力電流は、ワイヤード0R9
6において第2のS関数回路に入力している。このワイ
ヤーFOR9Bでは、上り勾配関数回路の出力電流が減
算され、かつ電流ミラー9Bによって逆方向電流が阻止
されるので、電流ミラー98の出力電流はπ関数を表わ
すものとなる(ブレーク・ポイントx  、x  )。
このπ関数を表わす電流は、ワイヤード0R8Gにおい
て第1のS関数回路に入力し、そこを流れる電流から減
算される。したがって、出力電流Zは、あたかもS関数
からπ関数が減算された形となり、これはN関数を表わ
している。
第29図の回路において、ダイオード接続MO3FET
99および89が追加されている。これらのF[ETは
次のように働く。すなわち、電流ミラー81とダイオ−
)’ 接続MO3FET 93のソース・ドレイン間に
は、電流ミラー98およびダイオード接続MOS PE
T99のソース・ゲート間のしきい値電圧が加わり。
これらの正常な動作を可能にする。また、ダイオード接
続MO3PET 99と電流ミラー98のソース・ドレ
イン間には2個のダイオード接続MOS PET Hと
89のソース・ドレイン間の電圧(すなわち、これらの
しきい値の和)が加わり、正常な動作を可能にしている
第29図の回路は、−ヒ述した【0個の関数のうちZ関
数、W関数およびM関数を除く7個の関数を。
次のようにして実現することができる。
φ関数 x  −H,、x2.x3=D、C。
■ (Hは、[最大入力電流コ+■oに設定することを意味
する。Ioはグレード1に対応する電流値である。φ関
数の場合には+X1≧【最大入力電流]であればよい。
) または、x  −L  、x  =H、x  −D、C
1(L は−■。に設定することを意味する。φ関数の
場合にはx2≦0であればよい。またX ≧[最大入力
電流]であればよい。)1関数 x  −L  、  x  −H、x a =D 、 
C。
1  l  2 1 または、x  −L  、x  −L  、x  −D
、C。
π関数 X ″L  、  x  = H! (X ≧[最大入力電流]であればよい。
x  −1がブレーク・ポイントとなる。)S関数 x  −H、x a −D −C− (x 1+ 1がブレーク・ポイントとなる。)または
、X ■L 、x211=IL1(X 2≦0であれば
よい。x3千1がブレーク・ポイントとなる。) π関数 X3″″H1 (X a≧[最大入力端子]であればよい。
x  +1.X2 1がブレーク・ポイント。)U関数 Xt ″L1 (x2.x3がブレーク・ポイント。)N関数 」1述の条件、すなわち x  +2≦x2≦x3+2 第29図の回路はS関数回路を基調としている。
π関数回路を基調とすることによっても、簡略化された
プログラマブル・マルチ管メンバーシップ関数回路を実
現することができる。すなわち、第30図(A)に示す
ような値をもちかつxlをブレーク・ポイントとするZ
f!]数回路を上述の第1のS関数回路に代えて設ける
。そして、このπ関数から、第30図(13)に示すよ
うなπ関数を減算すれば、第30図(C)に示すように
し1関救出力がiすられる。たたし+X2≦x3≦X+
   1が条件である。
このような回路においては、X  、X  、Xの条件
を変えることにより、上記10関数のうちN関数、W関
数およびM関数を除く7種類の関数が実現できるのは容
易に理解できよう。
(3,9)拡張されたプログラマブル・マルチ・メンバ
ーシップ関数回路(第31図、第32図、第33図) 第31図は、第29図のメンバーシップ関数回路を拡張
したものである。拡張には2つの意味がある。その1つ
は、2種類のグレードα、βを設けた点である。上述の
すべての回路においては、最大グレードは常に1に固定
されていたが、1〜0の間で可変な値α、βが新たなグ
レード・パラメータとして用意されている。もう1つは
、第3’1図の出力電流Zのグラフからも分るように、
新たなグレード・パラメータの導入にともなってM型の
変形ともいうべき新しいメンバーシップ関数形態を創設
した点にある。
第31図において、第29図に示すものと同一素子には
同一符号にAを添えて示しである。以下、第29図に示
すものと異なる点についてのみ説明する。
多出力電流ミラー81Aは4つの入力端子x8を■ 生成するものとなっている。
第1のS関数囲路において、ワイヤード0R84Aには
値X1の吐き出し入力電流が与えられている。ワイヤー
ド0R87Aにはαの値の吐き出し入力電流が与えられ
ている。
第1のS関数回路の2つのワイヤード0R87Aと86
Aとの間に、新たにワイヤード0R89が設けられここ
に、新たに設けられた上り勾配関数回路(第1の上り勾
配関数回路)の出力電流が流入している。この第1の上
り勾配関数回路は、ワイヤード0R82とダイオード接
続MO3I’l:T 83とからなり、そのブレーク・
ポイントはX4である。
したがって、第1のS関数回路と第1の上り勾配関数回
路とによって、第1のπ関数(ブレーク・ポイントX1
.X4.  グレードはα)が生成される。
第2のS関数回路において、そのワイヤード0R94A
にはX2+βの吐き出し入力端子が与えられ、ワイヤー
ド0R97Aにはβの吐き出し入力電流が与えられてい
る。
このS関数回路に付属した上り勾配関数回路(第2の上
り勾配関数回路)のワイヤード0R92AにはXa−β
の吐き出し入力電流が与えられている。電流ミラー99
はβの吐き出し入力を吸い込み入力に反転するためのも
のである。
ワイヤード0R94A、 97Aおよび92Aに与えら
れるβの値の3つの入力電流は、多出力電流ミラー(図
示路)によって生成することができるのはいうまでもな
い。
第2のS関数回路および第2の上り勾配回路によって、
X2+βおよびXa−βにブレーク・ポイントをもちか
つグレードがβの第2のπ関数が発生する。
上述の第1のπ関数から第2のπ関数がワイヤードOR
813Aで減算される結果、最大グレードがαで中央部
にβのへこみをもつM関数が得られる。ただし、α≧β
、x  ;i;x  、x2+2β≦X ≦X4の条件
が必要である。
第31図の回路は、上述の10関数のうちW関数を除く
9関数を生成するように制御することが可能であること
に加えて、αとβの設定によってそれらの変形をつくる
こともできる。
念のために、9関数からφ関数と1関数を除く6つの関
数を発生させる充分条件について示しておく。
N関数 X  W X  −m X  −m L、  (Z s
−1,β−D、C。
(X 4がブレーク・ポイントとなる。)または、x−
L、  α−1,β−1,Xa−X4”HI (X 2がブレーク・ポイントとなる。)S関数 x   −x   −x   mH、a−1,β−り、
C。
2    3    4     I (x Iがブレーク・ポイントとなる。)または、x 
 −x−L、  α−β−1,X4″H1 (X 3がブレーク・ポイントとなる。)π関数 α−1,β−0,x  、  x  −D、C。
(X  、X4がブレーク・ポイントとなる。)または
、x−x−H,α−β四1 (x  、X 2がブレーク・ポイントとなる。)また
はx  −x  −L  、  α−β−1(X  、
X 4がブレーク・ポイントとなる。)U関数 x−L、x−H,αフβ=1 114+ (x  r  x aがブレーク・ポイントとなる。)
N関数 x  mH、α−β−1 (X 、X 、Xaがブレーク・ポイントとなる。) N関数 x  −L  、  α−β=1 (X、X、X4がブレーク・ポイントとなる。) M関数 α≦X ≦x、x+2β≦X ≦x  、α一β−1 (x  、x  、x  、x4がブレーク・ポイント
となる。) 第31図の回路もまたS関数を基調としているが。
N関数を基調とすることによっても、拡張されたプログ
ラマブルΦマルチ・メンバーシップ関数回路を実現でき
るのはいうまでもない。
第32図は、第31図の回路を変形し、勾配を1と2と
の間で切換えることができるようにしたものである。第
31図の電流ミラー85A、 95Aは勾配切替可能な
電流ミラー85B、 95Bでそれぞれ置換されている
。これらの電流ミラー85B、 95Bは第15図の電
流ミラー25A、第17図の電流ミラー35Aと同じも
のである。
ダイオード接続FET 83.93Aもまた。勾配切替
可能な電流ミラー113B、 93Bで置きかえられか
つ電流の向きを修正するためにそれらの前段に電流ミラ
ー83C,93Cがそれぞれ設けられている。
ワイヤード0R94A、 92Aには簡略化のためにそ
れぞれ電流X  、X  が与えられている。
電流ミラー85B、 83B、 95B、 93BはP
 −MOSFETで構成されているから、それらの制御
電圧信号VC1”” VO2がLレベルになるとスイッ
チング用FETがオンとなり、′勾配が2または−2と
なり。
出力電流Zは第33図に破線で示す形となる。もちろん
、制御電圧V。1〜■o4はトロ互に独立に調整できる
のはいうまでもない。
(3,10)クリスプ集合に適用可能なS関数回路(第
34、 35図) 第34図の回路は、S関数回路(第9図または第32図
)をクリスプ集合にも適用できるように改良したもので
ある。またここでは、勾配の切替回路が設けられている
。第9図(または第32図)との対比において、ワイヤ
ードOR104が同34(または84A)に、切替可能
な電流ミラー105が電流ミラー35(または85B)
に、ワイヤードOR107が同37(または87A)に
、ダイオード+08がダイオード接続PUT 3g (
または86)にそれぞれ対応している。勾配の切替は制
御信号vclによって行なわれる。
したがって、ワイヤードOR104と電流ミラー105
との間に接続されたスイッチング素子としてのP −M
OS PET LH、およびワイヤードOR107と値
αの電流源(図示路)との間に並列に接続されたスイッ
チング素子としてのN −MOS r’ET 101゜
P −MOS FET 102が新たに設けられている
。FET102.106は制御信号vc2によってオン
、オフ1.制御される。PET 101は、結節点10
9の電位によって制御される。この結節点 109はワ
イヤード0R104と値x1の電流源(図示路)との間
に設けられ、ここに流入、流出する電流の大小によって
そのレベルがHまたはLレベルに変化する。
ファジィ集合においては、あるものがファジィ集合に属
するかどうかは、属する度合いですなわち1〜0の連続
的な値で表わされる。したがって、この度合いを表わす
メンバーシップ関数は。
上述してきたように勾配のある部分をもっている。これ
に対して、クリスプ集合では、あるものがクリスプ集合
に属するかどうかは1または0で明解に表わされる。ク
リスプ集合のメンバーシップ関数は1からOまたはOか
ら1に不連続に変化する部分(無限大の勾配の部分)を
もつ。
さて、第34図において、制御電圧vc2がLレベルの
場合には、2つのl+ET 102,106がオンであ
る。PET 101はFET 102に並列に接続され
ているからそれがオンであってもオフであっても、第3
4図の回路はファジィ集合メンバーシップS関数回路と
して働く。そして、制御電圧■。1がHであれば勾配は
lで、Lのときには勾配が2となる。このときの入出力
特性が第35図に実線と破線でそれぞれ示されている。
制御電圧■c2がHレベルになるト、 FIET I0
1’i。
102はともにオフとなる。したがって、 FET10
6がオフであると、入力型A x−は電流ミラー105
には流入せず、ワイヤードOR104から結節点109
に向って流れることになる。FET 102がオフであ
ると、ワイヤードOR107に吐き出し入力電流αが与
えられるかどうかはFET 101の状態に依存する。
X、<X、のときには、結節点109の電位はLレベル
であって、 PET 101はオフである。したかって
、出力電流ZはOである。X、≧X1になると、結節点
109がHレベルになり、 PET 101 f)<オ
ンとなる。電流αはワイヤード0RI07からPET 
101を通って流れる。電流ミラー105の出力電流は
0であるから、結局、出力電流Zはαに等しくなる。こ
のようにして、第5図に鎖線で示すように、X、−Xl
において0から1に反転する出力Zが得られる。制御電
圧V。2がHレベルのときは、制御電圧V。1のレベル
はH,Lどちらでもよい。
S関数回路とZ関数回路の相違は、上述したようにブレ
ーク・ポイントを定める電流の向きが異なるのみである
。したかって、第34図の回路の考え方をそのまま適用
し、(1M成要素としてのMOSFETをPタイプまた
はNタイプに適宜選択することにより、クリスプ集合に
適用可能なZ関数回路も同じように構成することができ
る。
ダイオード108を除く鎖線で示す回路100は。
後に第40図において用いられるので、ここで便宜的に
S関数回路の主要部と呼ぶことにする。
(3,11)クリスプ集合に適用可能な上り勾配関数回
路(第36図、第37図) 第36図の回路は、m32図に示されている勾配切替機
能をもつ上り勾配関数回路(ワイヤード0R82、電流
ミラー83Cおよび勾配切替可能な電流ミラー83Bか
らなる回路、またはワイヤード0R92A、電流ミラー
93Cおよび勾配切替可能な電流ミラー93Bからなる
回路)を、クリスプ集合に適用できるように改良したも
のである。
第32図との対比において、ワイヤードOR102は同
82(または92A)に、電流ミラー toacが同8
3C(または93C)に、勾配切替可能な電流ミラー 
103Bが同83B(または93B)にそれぞれ対応し
ている。ただ、電流ミラー103Cと勾配切替可能な電
流ミラー 103Bの接続順序は、電流ミラー83C(
または93C)と勾配切替可能な電流ミラー83B(ま
たは93B)の接続順序と前後が逆になっている。また
これらの電流ミラーを構成するPETのPタイプとNタ
イプとが入れかえられている。そうして、勾配切替可能
な電流ミラー 103 Bは2つの出力用ドレインをも
つ電流ミラー108とその出力用ドレインのうちの1つ
をスイッチングするPET 109とから構成されてい
る。PrET 109は制御信号Y。3によってオン、
オフ制御される。また、電流ミラー108のゲート接続
ドレインを開放するためのN −MOS F[ET 1
07が新たに加えられている。このF[ET 107は
制御信号VC4によって制御される。
第36図の回路は、第15図と対比するとその構成がよ
く分る。第15図に示された回路に、 PET 107
および電流ミラー103Cが追加されているだけである
制御信号Vc4がHレベルの場合には、この回路は第3
2図のファジィ集合のための上り勾配回路と同じ働きを
する。すなわち”C4がHであれば。
FET 107がオンとなる。このときには、出力電流
2の傾きは制御信号V。3によって定まり、出力電流Z
は第37図に実線および破線で示す入出力特性を示す。
制御電圧Vc4がLレベルになるとr’lET 107
はオフとなる。PET 107がオフとなることによっ
て。
Pl:T 108はもはや電流ミラーとして働くことは
なく、単なる増幅器となる。
X、くXlの場合!、:ハ、 I’ET 108 (7
)ゲートに流人する電流は0であるから、出力電流Zは
当然に0である。
X、≧Xlになり、わずかの値でもPUT 108に流
入しようとする電流があると、これがPET 108に
よって増幅され、その出力側には急峻に増大する電流が
流れる。したがって、第37図に鎖線で示すように、X
 i”” X tでほぼ垂直に立上る出力電流Zの入出
力特性が得られる。
第36図の回路は、第38図において用いられるので、
特に符号110が付けられている。
(3,12)クリスプ集合に適用可能なプログラマブル
・マルチ・メンバーシップ関数回路(第38図) 第38図は1第34図に示されたクリスプ集合に適用可
能なS関数回路の主要部100および第36図に示され
たクリスプ集合に適用可能な上り勾配関数回路llOを
、第32図に示された拡張されたプログラマブル・マル
チ・メンバーシップ関数回路に適用してこれを改良する
ことにより得られるクリスプ集合に適用可能なプログラ
マブル・マルチ・メンバーシップ関数回路を示している
第38図において、第32図に示すものと同一物には同
一符号が付けられている。また、第34図の回路100
は2つ用いられているのでこれを100A 。
100Bで示し、同様に第36図の回路110もまた2
つ用いられているのでこれらがll0A、  ll0B
で示されている。
回路に流れる電流を示す矢印に対応して示されたグラフ
から、第38図の回路においては、パラメータX−X、
  α、βを変えることによりM関数をはじめとして多
くのタイプのファジィ・メンバーシップ関数を表わす出
力電流Zが得られることは容易に理解できよう。また、
制御電圧V   −V   、V   〜■  のレベ
ルを切替C1l   C14C21G24 えることにより、勾配を変えることもできるし。
多くのタイプのクリスプ・メンバーシップ関数を発生さ
せることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は一般的なメンバーシップ関数を示し、第
1図(B)は直線で近似された実際的なメンバーシップ
関数を示している。 第2図はファジィ制御システムの概念を示すものである
。 第3図は、学習機能を備えたファジィ・システムの概念
を示すブロック図である。 第4図は1種々のタイプのメンバーシップ関数を示すグ
ラフである。 第5図は、 MOS PIETを用いて構成されたZ関
数回路を示す回路図であり、第6図はその人出力特性を
示すグラフである。 第7図は、入出力特性の測定のためにバイポーラ・トラ
ンジスタを用いて構成されたZ関数回路を示す回路図で
あり、第8図は、 ap+定された人出力特性を示すグ
ラフである。 第9図はMOS PETを用いて構成されたS関数回路
を示す回路図であり、第1O図はその人出力特性を示す
グラフである。 第11図は、入出力特性i11定のためにバイポーラ・
トランジスタを用いて構成されたS関数回路を示し、第
12図はM1定された入出力特性を示すグラフである。 第13図は、メンバーシップ関数の実際的な一例を示す
グラフである。 第14図は、メンバーシップ関数およびその変数と回路
の入出力電流との対応のさせ方によって勾配が任意に設
定できる様子を示すグラフである。 第15図は、勾配を2つに切替えることのできるZ関数
回路の一部を示す回路図であり、第16図はその人出力
特性を示すグラフである。 第17図は、勾配を3つに切替えることのできるS関数
回路の一部を示す回路図であり、第18図はその入出力
特性を示すグラフである。 第19図は、プログラマブル・マルチ・メンバーシップ
関数回路の一例を示すブロック図である。 第20図はマルチ・ファンアウト回路の一例を示す回路
図である。 第21図(A)は、Z関数とS関数のファジィ旧N演算
およびファジィMAX演算によってW関数が生成される
様子を示すものであり、同図(B)は勾配の切替えられ
たW関数を示すグラフである。 第22図は、 MOS PETを用いて構成された旧N
回路を示す回路図である。 第23図は、入出力特性1llj定のためにバイポーラ
・トランジスタを用いて構成されたMIN回路を示すも
のであり、第24図は測定されたその入出力特性を示す
グラフである。 第25図は、2つの2入力MAX回路を組合せることに
より構成された3入力MAX回路を示すブロック図であ
る。 第26図は、 MOS FETを用いて構成されたMA
X回路を示す回路図である。 第27図は、入出力特性JFI定のためにバイポーラ・
トランジスタを用いて(115成されたMAX回路を示
すものであり、第28図は4pj定されたその人出力特
性を示すグラフである。 第29図は、S関数回路を基調とした簡略化されたプロ
グラマブル・マルチ・メンバーシップ関数回路の一例を
示す回路図である。 第30図は、Z関数を基調として同様に簡略化されたプ
ログラマブルφマルチ番メンバーシップ関数回路をつく
ることができることをグラフによって示すものである。 第31図は拡張されたプログラマブル・マルチ・メンバ
ーシップ関数回路を示す回路図である。 第32図は、勾配切替機能をもつ拡張されたプログラマ
ブル・マルチφメンバーシップ関数回路を示す回路図で
あり、第33図はその入出力特性を示すグラフである。 第34図は、クリスプ集合に適用可能なS関数回路を示
す回路図であり、第35図はその入出力特性を示すグラ
フである。 第36図は、クリスプ集合に適用可能な上り勾配関数回
路を示す回路図であり、第37図はその人出力特性を示
すグラフである。 第38図は、クリスプ集合に適用可能なプログラマブル
・マルチ・メンバーシップ関数回路を示す回路図である
。 50・・・マルチ・ファンアウト回路。 51.52・・・Z関数回路、  53.54・・・S
関数回路。 55・・MIN回路、56・・・MAX回路。 以  上 特許出願人  立石電機株式会社 代 理 人   弁理士 牛 久 健 司(外1名) 第1図 、LLA(X) 凧、x)CB) 第13図 (A) −ゆS = H/Hmax (El) □ Z −H/)(max m−−H(m) 第14図 μ      (A) 第15図 ■C 第16図 第17図 第18図 第24図 湯×いA) 第25図 126図 第30図 (A) CB) (C) 第34図 第35図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1つのZ関数回路、 少なくとも1つのS関数回路、および Z関数回路の出力とS関数回路の出力のファジィ論理を
    演算するファジィ論理回路、 を備えたプログラマブル・マルチ・メンバーシップ関数
    回路。
  2. (2)Z関数回路およびS関数回路に同じ値の入力を与
    えるためにマルチ・ファンアウト回路が設けられている
    、特許請求の範囲第(1)項に記載のプログラマブル・
    マルチ・メンバーシップ関数回路。
  3. (3)ファジィ論理回路がMIN回路であり、このMI
    N回路から少なくともπ関数出力が得られる、特許請求
    の範囲第(1)項に記載のプログラマブル・マルチ・メ
    ンバーシップ関数回路。
  4. (4)ファジィ論理回路がMAX回路であり、このMA
    X回路から少なくともU関数出力が得られる、特許請求
    の範囲第(1)項に記載のプログラマブル・マルチ・メ
    ンバーシップ関数回路。
  5. (5)ファジィ論理回路がMIN回路とMAX回路とか
    らなり、 第1のZ関数回路の出力と第1のS関数回路の出力がM
    IN回路にその入力として与えられ、第2のZ関数回路
    の出力と、第2のS関数回路の出力と、MIN回路の出
    力とがMAX回路にその入力として与えられる、 特許請求の範囲第(1)項に記載のプログラマブル・マ
    ルチ・メンバーシップ関数回路。
  6. (6)ファジィ論理回路がMIN回路とMAX回路とか
    らなり、 第1のZ関数回路の出力と第1のS関数回路の出力がM
    AX回路にその入力として与えられ、第2のZ関数回路
    の出力と、第2のS関数回路の出力と、MAX回路の出
    力とがMIN回路にその入力として与えられる、 特許請求の範囲第(1)項に記載のプログラマブル・マ
    ルチ・メンバーシップ関数回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5121466A (en) * 1988-12-07 1992-06-09 Apt Instruments Corporation Processing unit using truth-valued flow
US5142664A (en) * 1988-12-07 1992-08-25 Apt Instruments Corp. Processing unit using truth-valued flow
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US5396579A (en) * 1991-12-28 1995-03-07 Rohm Co., Ltd. Membership function generator

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