JPS6295324A - 熱融着性シ−ト - Google Patents

熱融着性シ−ト

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Publication number
JPS6295324A
JPS6295324A JP23615485A JP23615485A JPS6295324A JP S6295324 A JPS6295324 A JP S6295324A JP 23615485 A JP23615485 A JP 23615485A JP 23615485 A JP23615485 A JP 23615485A JP S6295324 A JPS6295324 A JP S6295324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
paint
resin
heat
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP23615485A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Nakajima
正雄 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP23615485A priority Critical patent/JPS6295324A/ja
Publication of JPS6295324A publication Critical patent/JPS6295324A/ja
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塗装工場から排出される塗料廃棄物の再生方
法に関する。
〔従来技術〕
従来、各種の工業製品を塗装ブース内でスプレー塗装す
る場合、噴霧された塗料のすべてが被塗物に付着するの
ではなく、一部は被塗物に付着せずに損失となる。例え
ば、中塗υおよび上塗シ塗装を行う自動車車体は通常塗
装ブース内でスプレー塗装され、スプレーガンにより@
霧された塗料は80〜90%は被塗物に付着するが、残
pの10〜20%は空中に飛散して損失となる。この損
失塗料は水シヤワーにより捕集され、塗料滓として滓池
に集められたのち、定期的に取出され、産菜廃棄物とし
て土中に埋設するかまたは焼却処理されている。しかし
、生産量の増大に伴ない損失塗料の量も著しく増大する
ので、埋設による処理では用地確保の問題があり、かつ
また滓中の成分てよる地下水の汚染も懸念される。一方
、焼却による処理は前記塗料滓が多量の水分を含んでい
るため燃焼効率が悪く、かつホルマリン等の望ましくな
い物質を光生する恐れがあるので、その対策に美大な費
用を要する。
このような状況から未塗着塗料、すなわち塗料滓の処理
に関して従来より新たな技術の開発が要望されている。
しかして、近年、このような要望に応えるべき再生利用
に関し池々の方法が提案されている。例えば、塗料滓を
粉末状にして成形材料の1′l′!量材に使用する方法
(特開昭52−30531号公報)、塗料滓を脱水して
得られたグリース状物を有機溶剤に溶解して塗料化する
方法(特開昭53−31733号公報)等があり、本発
明者等も熱融着性シートに再生する方法を提案した(特
願昭55−91724)。
〔従来技術の問題点〕
ところで、熱融着性シートへの再生では、その後の検討
の結果、製品の貯蔵安定性に間笛があることが判明した
。すなわち塗料滓中の樹脂分は本来固形樹脂であるが、
製品化してから1週間程度以内は、溶剤がシートに残留
するため、あたかも液状樹脂の挙動を示し、腰のしつか
りした自由に変形する状態にある。しかしながら、シー
トに残留する浴剤は経時的に空中に蒸発し、1週間を超
えると固くて脆いシートに変質し、使用不能の状態とな
る。
〔構成〕
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、必髪に応
じて、壕ず塗料廃棄物を脱水し、ついで、常温で液状状
態の樹脂を配合して混練りし、ついで混練りして得られ
た配合物をシート状に成形したことを特徴とする熱融着
性シートである。
本明細書での塗料廃棄物とは、自動車車体、電気冷蔵庫
、電気洗濯機等の各種工業製品をスプレー塗装する際に
発生する未塗着の塗料で、通常塗料滓と称され、樹脂、
顔料、溶剤、水等を主成分とするものである。例えば、
自動車車体を例として説明すると、被塗物である車体は
電着塗装等により下塗υ塗装されたのち、塗装ブース内
でスプレー塗装法により中塗りおよび上塗ジ塗装される
したがって、塗料滓としては単一色の中塗ジ塗料滓、多
彩色の上塗り塗料滓および両者が混合した塗料滓に大別
される。
これらの塗料滓は、使用される塗料の種類によってその
成分構成は若干変動するが、その大略ンま樹脂としてア
ルキッド樹脂系、アクリル樹脂系。
メラミン系藺脂、エポキシ系樹脂等が、顔料として酸化
チタン、カーボンブラック、タルク、クレー等の無機顔
料、フタロンアニン系、アゾ系、キナクリドン糸等の有
機顔料が、さらには溶剤として、トルエン、キシレン等
の芳香族系炭化水素。
アセトン、メチルエチルケトン、メチルインブチルケト
ン等のケトン系、エタノール、インプロパツール、ブタ
ノール等のアルコール系、酢酸エチル、酢酸インプロピ
ル、酢酸ブチル等のエステル系、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリフールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノメチルエーテル等のグリ
コール系溶剤が、そして、水分が種々の割合で含まれて
いる。塗料滓池から採取した塗料滓の一例を示すと、つ
ぎのとおりである。
樹方行分     30 刀【11 %顔料分  25
重)λチ 溶剤分  20重量% 水  分   25重量係 本発明による熱融着性シートの製造方法は、基本的には
、脱水工程と、脱水された塗料滓への液状樹脂の配合工
程と配合物をシート状に成形する成形工程から成る。
第1の脱水は、必要に応じて実施する。前記のように、
滓池から取出した塗料滓中には、水分が多量に1かつ不
均一に含まれている。液状樹脂を配合するにあたっては
、事前に塗料滓の固形分を知る必要があるが、含水状態
が不均質なため、計測誤差が太きい。また、成形シート
に残留する水分は、加熱融着時の発泡の原因にもつなが
り好ましいことではない。
脱水処理は、固形分が一定になる範囲で実施され、通常
は固形分率が65%以上となるようにするのが良い。脱
水方法は、遠心脱水、加圧脱水。
ロール脱水、ニーダ脱水、熱風脱水、赤外線脱水がち9
、任意の方法が採用できる。
第2の液状樹脂の配合工程は、本発明の骨子の部分で5
bF)、その目的は成形シートに柔軟性を付与すること
にある。前述のように塗料滓中の位1脂等は元々固形で
ちり、初期段階では、塗料滓は共存する溶剤により、見
掛は上、半固体の挙動を示すが、経時的な溶剤離脱によ
り、本来の固形に戻る。この経時変化により成形シート
は硬くて脆い状態となり熱融着シートとして使用に耐え
ない。
以上のことから明らかなように液状樹脂は溶剤の代替と
して配合すると説明される。
本発明Vζ用いる液状樹脂とは平均分子量が200〜2
,000の常温で液状の樹脂をいい、代表的なものとし
ては、1,2型および1,4型のポリブタジェン樹脂、
レゾール型およびノボラック型のフェノール樹脂、ボッ
オール型、芳香族アミン変性型および100%のキシレ
ン樹脂、グリシジルエーテル型、グリンジルエステル型
、グリシジルアミン型。
線状脂肪族エポキシド型および脂環族エポキサイド型等
のエポキシ樹脂、ならびにポリアミド」脂が挙げられる
。これら液状樹脂は、価格、使い勝手等から適宜選択す
ればよいが、その配合量は、塗料滓固形分10000重
量対し、4重量部以上の配合が必要である。当該量未満
では、成形シートの柔軟性が足りない。50ii部混入
しても高価になるし、又後述のようにベトつきがひどく
なり好ましくない。液状樹脂の増量に伴い、成形シート
7)l、たは弱くなり、かつべとつきが出てくる。この
現象に対しては充填剤を配合し成形シートの腰および粘
着性を加減する。充填剤は無機でも有機でもよく、無機
配合材の例としては酸化ヂメン。
タレ−、タルク、シリカ、ベンガラなどが、■後記合材
の例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、フェノ
ール等の粉末や繊維が挙げられる。
配合量は、液状樹脂の添加量により変るが、塗料滓固形
分10000重量対し、50〜500M延部の範囲で加
える。液状樹脂および充填剤の配合方法は、脱水により
所定の固形分となった塗料滓にこれら配合材を加え、ロ
ール、ミキサー、ニーダ゛またはその他の混練機中で均
一に混練りすること;てより行う。
第3の成形工程は、第2配合工程で均一ンこ混練9され
た配合物をロール、プレスあるいはその他の成形機を用
いて、所定の厚さを有するシート状物に成形する熱融着
性シートを得る工程でちる。
本発明における熱融着性シートとは、厚さ1〜6 m’
lK +好ましくIは2〜4nの前記配合物から成形さ
れるシート状物でちって、100〜160 ’C1,/
)、’iJO熱により浴融し、所望の物品にF!j1着
することかでさ、所定の物品に熱融着し、用途に応じて
加工さルた成形シートである。
この熱融着性シートの使用目的は、物品の側部および防
音でわり自動車の車体を例にとると、車室内の床、天井
、ドア等への適用例があり、同様にボ築物やその他の物
品へも防音材等として適用できる。
なお、前記のように、塗料滓は種々雑多な色調の塗料の
混合物であるので、これをそのまま使用したのでは成形
シートの色調は必ずしも一定しない。したがって、色調
を一定にしたい場合は、所定量のカーボンブラックまた
は、その他の濃色顔料を加えて調製すればよい。つぎに
実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
〔実施例〕
試験方法 脱水〜配合〜成形の工程で得られた幅50 mx r長
さ200 mtn +厚さ21IImの熱融着性シート
を90’に折り曲げ、折り曲げ部表面での亀裂の発生の
度合で、シートの実用性を評価する 評価基準 ■ 亀裂1割れがなく実用上問題なし へ 亀裂1割れが若干あるが実用上問題なし× 亀裂1
割れが大きく実用に供し得ない比較例  液状樹脂非配
合系のシートの経時変化塗料4aより回収したアクリル
系とアルキッド系の混合合成樹脂塗料滓(固形分40〜
55重量%)をロール機で20分間混魂り、脱水し、固
形分79重量%の桃色粘土状の塗料滓を得た。このもの
の組成は樹脂分45重看チ、顔料分34重盾チであった
。この脱水塗料滓に平均粒径40〜50μのメルク(ク
ニミネ工業株式会社製、商品名タルクGTA)を塗料滓
固形分100ittit部に対し、200[L部を加え
、ニーダで約25分間混練りし、ついでプレスにて厚さ
2 mrnのシートに成形して、熱融着性ソートを得た
この熱融着性シート全幅50キ、長さ200朋の寸法に
切断して、25゛Cにて表1の期間放置し、成形シート
の経時変化を調べた。含有揮発分は期間とともに離脱し
、6日以降のものは90’折り曲゛げで割れが発生し、
使用不能となった。
第1表 矢140℃X30分加熱処理し、i量変化より算出実施
例  エポキシ樹脂の配合効果 塗料滓池より回収したアクリル系とアルキッド系の混合
合成樹脂塗料滓(固形分40〜55重量%)をロール機
で20分間混練り、脱水し、固形分77i量チの桃色粘
土状の塗料滓を得た。このものの組成は、樹脂分45′
N量チ、顔料分32重電俤であった。この脱水塗料滓に
エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ株式会社製、商品名
エピコート828 )を表2水準加え、ニーダにて約1
0分間混練りし、液状樹脂を含む7点の組成物を得た。
ついで各々の組成物に平均粒径40〜50μのメルク(
クニミネ工業株裂商品名タルクGTA)を塗料滓100
重量部に対し、200重量部を加え、ニーダで約25分
間混線すし、ついでプレスにて厚さ2朋のシートに成形
し、7種の熱融着性シートを得た。この成形シートを幅
50 mm +長さ200朋の寸法に切断して25℃で
1週間放置後、成形シートの耐亀裂・割れ性を評価した
。第2表の結果のように、エポキシ樹脂が塗料滓固形分
100 M置部に対し4重量部以上配合しておれば経時
的溶剤の離脱の影響は受けず、良好であることが判明し
た。
第  2  表 ★ 140°C×30分加熱処理し、重量変化より算出
実施例2  キシレン樹脂の配合効果 実施例1と同様の方法で得た樹脂分45重量%。
顔料分32重量%の桃色粘土状塗料滓に、100キシレ
ン樹脂(三菱工斯化学株式会社製、商品名二カノールL
L)を第3表に示す割合で加え、ニーダにて約10分間
混練りし、液状樹脂を含む7点の組成物を得た。ついで
、各その組成物に平均粒径40〜50μのメルク(クニ
ミネ工業株式会社製、商品名タルクGTA)を加え、ニ
ーダで約10分間混練ジし、プレスにて厚さ2朋のシー
トに成形し、7種の熱融着性シートを得た。この成形シ
ートを幅50 mlK +長さ200nの寸法に切断し
て、25℃で1遇間放置後、成形シートの耐亀裂・割れ
性を評価した。第3表の結果のように、はぼ実施例1と
同様の挙動を示し、キシレン樹脂を塗料滓固形分100
重量部に対し、4重量部以上配合すれば、経時的溶剤の
離脱の影響は受けず、良好であることが判った。
第  3  表 斧140℃X30分加熱処理し、重量変化より算出産業
廃棄物のリサイクル化の社会的要請は強い。
本発明に係る塗料廃棄物の熱融着性ノートへの変換は、
工程が単純なため、再生費用は安価であり、単なる廃棄
物処理に止まらず、資源の有効利用に大いに貢献するも
のである。
〔効果〕
本発明は、塗料廃棄物に分子量が200〜2000の常
温で液状の樹脂を塗料廃棄物中の固形分10000重量
対して4重量部以上配合して混練し、ついで混練りして
得られた配合物をシート状に形成した熱融着性シートと
したため、経時変化のわるい熱融着性シートとすること
ができるという効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塗料廃棄物に、分子量が200〜2,000の常
    温で液状の樹脂を塗料廃棄物の固形分100重量部に対
    し4重量部以上配合して混練りし、ついで混練りして得
    られた配合物をシート状に成形してなることを特徴とす
    る熱融着性シート。
JP23615485A 1985-10-22 1985-10-22 熱融着性シ−ト Pending JPS6295324A (ja)

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ID=16996562

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JP23615485A Pending JPS6295324A (ja) 1985-10-22 1985-10-22 熱融着性シ−ト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100425655C (zh) * 2006-05-15 2008-10-15 梅保根 一种利用汽车面漆废渣制造隔热阻尼材料的方法

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