JPS6294783A - 冷凍・冷蔵オ−プンシヨ−ケ−スの除霜方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、冷却運転時に開口部に二層のエアーカーテ
ンが形成されるように内側および外側通風路を備え、除
霜運転時に内側および外側通風路のファンを増速回転す
ることをこより前記エアーカーテンが乱れ導入された外
気で除霜を行なう冷気循環形冷凍・冷蔵オープンショー
ケースの除霜方法に関する。

〔従来技術とその問題点〕

この種のオープンショーケースとして第４図に示すよう
な多段形のものが知られている。第４図において、前面
に商品取出用の開口部１ａを有する本体ケース１は断熱
壁で形成された外箱２および外箱２との間に適当な隙間
を設けて配設された内箱３を備え、内箱３の内側に棚板
４により多段に仕切られた陳列室５が形成されている。

また、外箱２と内箱３との間には前記隙間を２分するよ
うに隔壁６を設けて内側通風路７および外側通風路８が
形成されている。前記内側通風路７の両端は開口部１ａ
の上下でそれぞれ吹出ロアａ及び吸込ロアｂをなし、外
側通風路８の両端はそれぞれ吹出ロアａおよび吸込ロア
ｂに隣接しその外側に吹田口８ａおよび吸込口８ｂを形
成している。吹出ロアａおよび８ａにはハニカム状に通
気孔を備えた空気整流体９が装備されており、内側通風
路７内には冷却器１１、ファン１２、除霜ヒータ２１が
、外側通風路８内にはファン１３が配設されている。

このオープンショーケースでは、冷却運転時には、ファ
ン１２によって室内空気が内側通風路７を矢印Ａの方向
に通流循環するとともに冷却器１１で冷却されて冷気と
なり、この冷気が吹田ロアａかも吹出して開口部１ａに
、陳列室５内を外気から遮断するためのエアーカーテン
１５を形成するとともに陳列室５内を冷却する。さらに
ファン１３によって外側通風路８を矢印Ｂの方向に通流
循環する室内空気によりエアーカーテン１５を保護する
ようにその外側にエアーカーテン１６が形成され、陳列
室５内が一層効率よく冷却保冷される。

また、除霜運転時には冷却Ｂｉ１の運転が停止するとと
もに除霜ヒータ２１に通電される。そして内側通風路７
内のファン１２は増速回転に切換えられるから開口部１
ａのエアーカーテン１５は乱れしかも風量が増加するの
で吸込ロアｂより多量の外気が吸込まれる。吸込まれた
外気はさらに除霜ヒータ２１により加熱されて冷却器１
１に生じた着霜を除去する。また外側通風路８内のファ
ず外側通風路８にも外気が吸込口８ｂから吸込まれ内側
通風路の外気からの断熱効果をさまたげ冷却器１１の除
霜を促進させる。そして冷却器出口空気温、または冷却
器１１全体の温度が除霜終了温度Ｔ２の温度に達したと
き、除霜サーモ等の感知で除霜を終了させている。

この場合、冷却器１１は加熱された空気により下方から
除々に温度が上昇し、霜を溶かしながら除霜を行なうた
め除霜終了時には冷却器１１の上方と下方では大幅な温
度差を生じている。そして、温度まで下がるには時間が
かかるため、陳列室５内の商品温度は冷却運転当初でも
ある一定時間は上昇をしているため商品のいたみを生じ
て、貯蔵期間の短縮や商品ロスが生じるという問題があ
る。

なお、第２図は上述の温度変化特性を表わす、説明図で
ある。

〔発明の目的〕

この発明は上述の点に鑑み除霜運転時における除霜時間
の短縮をはかり、商品の温度上昇を押えて鮮度を長期間
維持する冷気循環形冷凍・冷蔵オーブンショーケースの
除霜方法を提供することを〔発明の要点〕 この発明はこの目的を除霜開始時と、除霜終了時前とで
異なる除霜方法を用いることにより達成するものである
。すなわち、除霜開始時には内側および外側通風路のフ
ァンを増速回転してそれぞれの通路に導入した外気によ
って冷却器の霜を溶かす外気導入空気除霜を行ない、除
霜終了前にはそれぞれのファンを通常回転に切換えて空
気除霜を行なう方法をとり、除霜ヒータを併用する場合
はそれぞれのファンの増速回転と同期させるよう番こし
たものである。

〔発明の実施例〕

以下この発明の実施例を示す図面によりこの発明の詳細
な説明する。第１図はこの発明による除霜方法の空気の
流れを示す。なお、従来例と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略する。

第３図は内側ファン１２と外側ファン１３と除霜ヒータ
回路との結線図を示す。加熱防止サー七加の動作設定値
は除霜終了温度Ｔ２より低い温度に膜中１でムスーネを
一内匍１７．シ１９もｐｒｙ坂油１７゜ン１３は増速回
転が可能なファンになっている。

そのファンの速度を切換えるファン切替リレー１４は加
熱防止サーモ２０と除霜ヒータ２１の間に配設されてい
る。第１図において除霜時は、図示しないタイマにより
除霜ヒータ回路に電源が印加されて除霜ヒータ２１およ
びファン切換リレーに通電されて内側ファン１２および
外側ファン１３は通常回転から増速回転に切換わる。除
霜開始と同時にそれぞれのファンは増速回転となり暖か
い外気が吸込ロアｂおよび吸込口８ｂから内側通風路７
と外側通風路８に吸込まれ内側通風路ではさらに除霜ヒ
ータ２１で加熱されて、冷却器１１に生じた着霜は除去
される。そして吹出ロアａおよび吹田口８ａから吹出さ
れた空気はエアーカーテン１５および１６を乱し高温の
外気と混合して吸込ロアｂおよび吸込口８ｂに再び吸込
まれる。

つぎに冷却器出口空気温度または冷却器全体の温度がＴ
６（０°Ｃ付近）、すなわち冷却器に生じた霜が０℃の
水になったとき過熱防止サーモ２０が動作して除霜ヒー
タの通電をしゃ断し、内外および外側ファンを増速回転
から通常回転に切換える。

また過熱防止サーモをタイマにより作動させてファンの
回転を切換えることも可能である。そして、冷却器の水
が流れきった数分後に温度サーモが動作して除霜が終わ
り冷却運転へと移行する。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明では従来の除霜ヒータだけによる
除霜方法に比べて、高温で高エネルギを有する外気を冷
却器部に導入し、なおかつ、除霜ヒータで加熱するため
より高エネルギとなり、除霜時間は大幅に短縮される。

また、冷却器に生じたＯ′Ｃ霜氷を０℃の水にするのに
上記の高エネルギで短時間に状態変化させた後、除電ヒ
ータの通電と内側および外側ファンの増速回転による外
気導入を加熱防止器で停止することにより、高エネルギ
を有する空気が冷却器を通流することがなくなったり、
第２図に示す如く冷却器上部と下部の温度差は除々にな
くなり除霜終了時の温度Ｔ２では均一となる。このため
次の冷却運転時には、従来例で示す冷却器の上部と下部
の温度差Ｔ２−Ｔ２分だけの冷却エネルギが商品温度を
下げるために有効に用いられ商品の温度は急速に適正温
度まで下がる。まγこ、除霜中における商品の温度上昇
は従来例をこ比べて、除霜方式が除霜途中で低エネルギ
の除霜方式に変るため、少なくなり、かつ除霜時の暖か
い除霜空気による商品への影響も少ないので商品の温度
上昇は最少限に留めることが可能となり、商品のいたみ
、変色も少なく、長期間に鮮度を維持することが可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はこの発明の実施例を示すもので、
第１図はその除霜開始時の空気の流れを示すショーケー
スの断面図、第２図はその温度変化特性を示す説明図、
第３図はその除霜ヒータ回路の結線図、第４図は従来例
の除霜時の空気の流れを示すショーケースの断面図、第
５図はその温度変化特性を示す説明図である。 １・・・本体ケース、２・・・外箱、３・・・白和、４
・・・棚板、５・・・陳列室、６・・・隔壁、７・・・
内側通風路、７ａ・・・吹出口、７ｂ・・・吸込口、８
・・・外側通風路、９・・・空気整流体、１１・・・冷
却器、１２・・・ファン、１３・・・ファン、１４・・
・リレー、１５・・・内側エアーカーテン、１６・・・
外側エアーカーテン、２０・・・加熱防止サーモ、２１
・・・除霜ヒータ。 第１図 第３図 第４図 時間（Ｈ） 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）前面または上面に開口部を有する本体ケースの外箱
   と商品陳列室を形成する内箱との間に冷却器およびファ
   ンを内蔵する内側通風路ならびにファンを内蔵する外側
   通風路を備え、冷却運転時には前記それぞれのファンに
   よって前記開口部に二層のエアーカーテンを形成すると
   ともに、除霜運転時には前記それぞれのファンを増速回
   転させて外気を内側通風路および外側通風路に吸込ませ
   るようにした冷気循環形冷凍・冷蔵オープンショーケー
   スにおいて、除霜運転時に冷却器出口空気温度または冷
   却器温度が除霜修了温度より低い所定の温度に達するか
   、または除霜運転開始から所定の時間経た後、前記それ
   ぞれのファンを増速回転から通常回転に切換えて運転す
   ることを特徴とする冷凍・冷蔵オープンショーケースの
   除霜方法。 ２）特許請求の範囲第１項に記載の冷凍・冷蔵オープン
   ショーケースにおいて、除霜運転時に内側通風路のファ
   ンおよび外側通風路のファンが増速回転している間だけ
   除霜ヒータに通電することを特徴とする冷凍・冷蔵オー
   プンショーケースの除霜方法。