JPS629357Y2 - - Google Patents

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JPS629357Y2
JPS629357Y2 JP1984173056U JP17305684U JPS629357Y2 JP S629357 Y2 JPS629357 Y2 JP S629357Y2 JP 1984173056 U JP1984173056 U JP 1984173056U JP 17305684 U JP17305684 U JP 17305684U JP S629357 Y2 JPS629357 Y2 JP S629357Y2
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JP
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drive shaft
main body
cover
drive
shower pipe
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JP1984173056U
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JPS6190897U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は製紙用シヤワーパイプの駆動装置に
関する。
(従来の技術) 本体の一端に駆動モータを付け、このモータの
一方向回転により本体内部の往復駆動用ネジ棒が
回つて、本体他端から突出した駆動軸と、これに
接続した洗滌用シヤワーパイプとを往復動させる
装置は、製紙工場の網類及びフエルト類の洗滌装
置に多く用いられる。上記ネジ棒はトラバースス
クリユーで、これにポイントを係合させるか、又
はボールリバーサで、これにナツトを係合させて
往復駆動するが、本体内部に潤滑剤を封入して上
記ネジ係合部の摩耗を防いでいる。
しかし、上記本体から出入する駆動軸には水滴
が付き、これは完全に拭き取ることは困難で、膜
として残り、年間数百万回の往復運動を繰返すう
ち、次第に水が本体内に溜まり、ネジと係合部と
の潤滑を妨げ、メタルコンタクトを引きおこし寿
命を短くしている。もつとも、このような解明は
専門製作者である本考案者の最近の研究によるも
ので、一般には駆動軸に水分が付いても、本体内
に詰めたグリース又はオイル等や本体出口のシー
ル部で止められ、内部のネジ係合部の潤滑を害す
ることはないと考えられ、駆動軸にカバーをかけ
ないか、一部でベローズ式防塵カバーを付けてい
る程度の現状である。ベローズ式カバーは短期間
で亀裂、破損する。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案者は、シヤワーパイプを往復駆動するた
めに濡れた駆動軸が駆動装置本体から出入りする
際、シール部があつても水分が次第に本体内へ浸
入して溜まり、故障原因となつているという重大
な発見を、シヤワーパイプ往復駆動装置の故障減
少、延命を活かすことを、この考案の目的とす
る。
上の目的を達したこの考案の製紙用シヤワーパ
イプの駆動装置は、 密閉した筒状本体の一端に駆動用モータを付
け、このモータの一方向回転により、本体内部長
手方向を軸とする往復駆動用ネジ棒が回つてネジ
係合部を往復駆動し、これにより、本体他端から
軸方向へ突出した駆動軸と、これに接続した洗浄
用シヤワーパイプとを往復動させる装置におい
て、 上記駆動軸が上記本体から最大限に突出した時
も、その突出部分全長を覆い得る寸法の筒形剛性
カバーが、上記駆動軸先端部又は上記本体他端
に、その一端を取付けられている事を特徴とす
る。
(作用) この考案は、グリース又はオイル等が封入され
ている本体のシールされた口から出た駆動軸の、
比較的短い往復動であるにかゝわらず、その本体
外に出た部分がシヤワーの飛沫で濡れて本体内へ
戻る際、微小量の水分を持込み、それが次第に溜
まつて故障原因となつていた。という発見の方に
重要性があり、その対策である駆動軸露出部に飛
沫がかゝらないようカバーする手段そのものは特
に新規なものでない。しかし、従来のベローズ式
防塵カバーは年間数百万回の往復動を繰返す駆動
軸のカバーとして不適である。従つて従来、各種
機械の本体から出入りする駆動軸のカバーとして
常に使われてきたベローズ式以外のカバーを採用
せねばならない。
こうして、この考案は駆動軸外周を密封するの
でなく、単に飛沫がかゝらなくする筒形剛性カバ
ーを採用した。実用上、それで十分だからであ
る。
後述の実施例のように、シヤワーパイプとその
駆動装置の関係位置は、両者が並列する場合と、
直列になる場合とある。そこで、前者の場合は駆
動軸先端部に、突出部分全長を覆う剛性カバーを
付けた。無論、軸を引込む際、本体端面に当らな
いよう、カバーの直径を本体より大きくする。
後者の場合、前者のように駆動軸先端から並列
するシヤワーパイプに達する連結腕が無いので、
本体側にカバーを固定しておいても同じ目的が達
せられる。
前者のカバーと本体との間隙、また後者のカバ
ーと駆動軸との間隙は狭いほど飛沫防止カバーと
しての効果があがる訳であるが、接触しないよう
適当な間隙を設けても十分、目的を達せられる。
(実施例) 第1,2図はこの考案を適用した製紙用シヤワ
ーパイプの駆動装置の実施例で、シヤワーパイプ
が駆動装置の側方に並ぶ形のものである。
上述の本体1、駆動モータ2、往復駆動用ネジ
棒3、駆動軸4、シヤワーパイプ5、筒形、こゝ
では円筒形の剛性カバー6、連結腕7が第1,2
図又は断面を示す第3図に現われている。なお8
は本考案者が開発した本体を揺動可能に支持する
支持装置、9はシヤワーパイプ支持装置、10は
本体出入口のシール部、11はネジ係合部で駆動
軸4後端についている。尚、本体1はこの実施例
では円筒形である。
カバー6は連結腕7と共に駆動軸4の先端にネ
ジ止めされた円筒体で、前述の所要長さをもち、
その大部分は本体1にかぶさつて後退できる直径
になつている。これでシヤワーパイプからの噴水
飛沫が直接、駆動軸に達することはなくなつた。
微小水滴が浮遊してカバー内部へ入つても、その
多くはカバー6内面に付着し、水滴になつてカバ
ー内面下側へ落ちてカバー外へ流出する。
第4図の実施例はシヤワーパイプ5が駆動軸4
先端に直列状に接続する上記後者の例である。駆
動軸4は終始、本体1に固定した筒形剛性カバー
6の中で往復動する。カバー6は本体1のモータ
2の反対側端面に一端を固定され、シヤワーパイ
プ5の一部にかぶさつた他端が開放端になつてい
る。
このカバー開放端とシヤワーパイプ5との間隙
から入つた水分も多くはカバー6内面に付着し、
下側へ流下して水抜き管12から外へ出る。
以上、二実施例について説明したが、この考案
の筒形剛性カバーの寸法、形状、取付け方は実施
条件に応じて担当設計者が周知技術により多様に
変化、応用し得ることはいうまでもない。
(考案の効果) この考案は製紙用シヤワーパイプ駆動装置の潤
滑剤を封入した本体内で、往復駆動用ネジ棒と駆
動軸との係合部の故障がしばしば起こる原因を追
求し、原因の多くは濡れた駆動軸が本体から出入
りする際、微量ずつ水分を運び込むためであるこ
とを確かめ、その対策を示した。
対策として、従来用いられているベローズ式伸
縮カバーは、年に300万回も往復動するシヤワー
パイプ駆動装置に不適であり、筒形剛性カバーを
駆動軸又は本体側に付けて駆動軸突出部分全長を
覆うことにより目的を達し得ることを示した。即
ち、筒形剛性カバーは飛沫の直接付着を阻止し、
浮遊水分が入込んでも多くはカバー内面に付着、
流下して外部へ流出するから、ベローズ式のよう
に密封しなくても、飛沫防止の目的は達し得るの
であつて、摩耗や屈折による疲労破壊のおそれが
皆無であり、また剛性をもつから外力に対しても
駆動軸を守り得る。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの考案の一実施例の立面図、平
面図、第3図はその要部平面断面図、第4図は他
の実施例の立面図である。 1……本体、4……駆動軸、6……筒形剛性カ
バー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 密閉した筒状本体の一端に駆動用モータを付
    け、このモータの一方向回転により、本体内部長
    手方向を軸とする往復駆動用ネジ棒が回つてネジ
    係合部を往復駆動し、これにより、本体他端から
    軸方向へ突出した駆動軸と、これに接続した洗浄
    用シヤワーパイプとを往復動させる装置におい
    て、 上記駆動軸が上記本体から最大限に突出した時
    も、その突出部分全長を覆い得る寸法の筒形剛性
    カバーが、上記駆動軸先端部又は上記本体他端
    に、その一端を取付けられている事を特徴とする
    製紙用シヤワーパイプの駆動装置。
JP1984173056U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPS629357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984173056U JPS629357Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984173056U JPS629357Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6190897U JPS6190897U (ja) 1986-06-12
JPS629357Y2 true JPS629357Y2 (ja) 1987-03-04

Family

ID=30730716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984173056U Expired JPS629357Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

Country Status (1)

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JP (1) JPS629357Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5154156Y2 (ja) * 1971-06-16 1976-12-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6190897U (ja) 1986-06-12

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