JPS6291570A - 金属箔用塗装材料組成物 - Google Patents

金属箔用塗装材料組成物

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JPS6291570A
JPS6291570A JP23296885A JP23296885A JPS6291570A JP S6291570 A JPS6291570 A JP S6291570A JP 23296885 A JP23296885 A JP 23296885A JP 23296885 A JP23296885 A JP 23296885A JP S6291570 A JPS6291570 A JP S6291570A
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JP
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vinyl chloride
chloride resin
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coating
polyurethane adhesive
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Akira Yamamoto
晃 山本
Yasunobu Uchida
康信 内田
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、特に金属箔用の貯蔵安定性に優れる塗装材料
組成物に関するものである。
〈従来技術とその問題点〉 塩化ビニル樹脂の有する優れた絶縁性を付与した金属箔
は、電気部品として有用であるばかりでなく、金属箔の
防食及び保護、外観改良等の改良により、建材関係、装
飾用品、その他にも広く使用される。
塩化ビニル樹脂を金属に対して接着するにはニトリル−
フェノリック系やポリアクリレートーエ ・ポキシ系等
、各種の接着剤を用いることは周知の事実である(日本
接着協会誌VoJl19.No。
3.25〜28.1983.“塩ビ鋼板用接着剤”其の
他参照)。
又、ポリウレタン接着剤を用いることも周知の事実テア
ル(接着Vo127.No、7.7〜13.1983.
“ポリウレタン接着剤の最近の動向”参照)。
しかるにこれらの殆んど全てが予め、金属層に下塗りを
しておき、その上から塩化ビニル樹脂層を接着させると
いった使い方であった。その理由は、これらの接着剤が
塩化ビニル樹脂との相溶性が乏しかったり、又は、劣化
促進作用を有していたりする為、併用ができなかったこ
とによるものである。
塩化ビニル樹脂に、ポリウレタン接着剤を併用する例は
上記文献に記載が見られるものの、何れも2原型ポリウ
レタン液着剤の使用である。2原型ポリウレタン液着剤
は、2液を混合すると架橋反応の進行が始まるので、混
合後は長くとも数時間しか貯蔵時間(ポットライフ)が
ないのに比べて、l液型ポリウレタン接着剤は、貯蔵安
定性には全く問題点がなく、シかも1工程で塗装および
接着ができるので、2原型ポリウレタン接着剤を用いた
従来技術の上記欠点を完全に解消するものである。
〈発明の目的〉 したがって、本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消し、貯蔵安定性に優れ、しかも1工程で塗装およ
び接着を行いうる、特に金属箔用塗装材料組成物を提供
しようとするにある。
〈発明の構成〉 すなわち、本発明は、室温(25℃)に於ける粘度が5
0〜200CP3.固形分濃度が45〜65%の型ポリ
ウレタン接着剤を、塩化ビニル樹脂ペース)100重量
部に対して、2〜15phr(parts per h
undred resin :樹脂100重量部に対す
る添加量)添加してなる金属箔用塗装材料組成物を提供
するものである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
本発明は金属箔への塗装を目的とした塗装材料組成物で
あり、下記の特徴を有している。
■ 金属に対する自己接着性があるので、1工程塗装の
みで、塗装及び接着を行うことができる。
■ 金属箔と同等、又はそれ以下の肉薄に塗装すること
ができる。
■ 塗装に際しては、揮発分の発生が少なく。
製品の歩留りが良好で、環境を汚染しない。
■ 1原型ポリウレタン接着剤の併用なので、長期貯蔵
安定性がある。経時変化が少ない。
■ 取扱いが容易で、普通の塩化ビニル樹脂ペースト組
成物と殆んど同一である。
即ち、塩化ビニル樹脂自体は、金属に対する接着性を有
していない為、従来は接着に際しては。
ラッカータイプの溶液重合による、酢酸ビニル等との共
重合樹脂の使用又は、エポキシ、アクリル、フェノール
、アクリロニトリル系の樹脂やゴムをプライマーとして
塗布した上に、塩化ビニル樹脂層を接触させる方法が採
られていた。
しかるにラッカータイプの溶液重合品の場合、多量の有
機溶媒を含有しているので、製品の歩留りが悪く、経済
的に不利である上に、塗装工程に於ける環境汚染の問題
があり、製品自身が経時変化を生じる為、貯蔵安定性も
必ずしも良好といえるレベルではなかった。
一方、接着性のある樹脂成分をプライマーとして使用す
る場合は、塗装が2工程となり煩雑化する上に、金属箔
の様な肉薄製品に適用する場合、塗膜層の肉厚を薄くに
仕上げ難いといった欠点があった0本発明者等は、金属
に対する接着性を有し、薄膜塗装が可能で、しかも環境
汚染問題を生ずることなしに、長期貯蔵安定性にも優れ
る金属箔用の塩ビ系塗料を開発すべく、鋭意検討の結果
、特殊の1原型つレタン接着剤を併用することにより、
その目的を達成し得ることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
即ち1本発明は特に金属箔の塗装を目的とした塩化ビニ
ル樹脂ペースト系の組成物に関するものである。
本発明に於ける塩化ビニル樹脂ペーストとは。
乳化重合又は、マイクロサスペンション法で製造された
ペースト状を呈し得る塩化ビニル樹脂を意味し、樹脂の
重合度や共重合組成等には特別の制限はなく、市販品と
して入手可能なものは、何れも使用が可能である。この
ためには平均重合度(P)が800〜2000のストレ
ート塩化ビニル樹脂系が好適である。
塩化ビニル樹脂をペースト化するに際しては、液状の有
機化合物の併用が不可欠であるが、本発明組成物に於て
は、低揮発性を目的としているので、液状の有機化合物
は自ずと可塑剤系に限定される。
この場合、可塑剤としては特別な制約はなく、一般的に
塩化ビニル樹脂に使用されるものは、常温で固体である
ものを除き、全て適用が可能である。使用目的によって
、勿論、可塑剤の種類および使用量1′マ変化するが、
ジオクチルフタレート等のフタル醸エステル系を主体と
する使用が好適である。また、使用量としては塩化ビニ
ル樹脂100重量部に対し、30〜200重量部の使用
が好適である。これは30重量部未満では、ペースト状
になり難く一方、200重量部をこえると、塗膜が柔ら
かくなり過ぎるためである。塩化ビニル樹脂は熱安定性
の悪い材料なので、金属箔に塗布後の加熱ゲル化に際し
ては、安定剤の併用が不可欠である。
この場合も、普通の塩化ビニル樹脂の成形加工の際に使
用する各種有機金属化合物、多価アルコール、エポキシ
系化合物、燐系化合物、含窒素化合物等は全て適用が可
能である。添加量としては安定剤の種類によっても異な
るが、塩化ビニル樹脂100重量部に対し、0.1〜4
重量部程度が好適である。この場合、キレート剤、紫外
線吸収剤、顔料、染料、充填剤等の併用は勿論可能であ
るが、本発明におけるペースト塩化ビニル系の塗装用組
成物の貯蔵安定剤、塗膜の機械物性等に悪影響を及ぼさ
ない範囲に限定される。
本発明において使用する1種型ポリウレタン接着剤とは
、ジイソシアネート、ヒドロキシ化合物、触媒組成物等
が単一パッケージ化された液状組成物を指し、常温では
長期間の貯蔵安定性があるも、昇温、加熱等により、溶
媒を気化させると硬化反応を生じて接着性を発揮するも
のを指す。
本発明においては、こうした1種型ポリウレタン接着剤
の内でも、固形分濃度が高くて、しかも低粘度型のもの
を対象としている。その理由は。
塩化ビニル樹脂ペースト系の組成物にブレンド後も塗装
材料としては低粘性を保ち、薄肉均一塗装を可能にする
為と、固形分濃度が高くて有機溶媒含有量が少ないので
、塗装物のゲル化に際しては、揮発性成分の蒸発ができ
るだけ少なく1歩留りの向上を目的としている為である
具体的には、固形分濃度が45〜65%、常温(25℃
)に於ける粘度が50〜200 cps程度のものが好
適である。その理由は、固形分濃度が45%未満では、
揮発性の成分量が多くなり過ぎ、65%をこえると高粘
度化してしまうグレードがあるためである。また、粘度
は50cps未満では、分子量が小さ過ぎて、接着剤と
しては適さず200 cpsをこえると、塩化ビニル樹
脂ペースト系に対する分散性が不良となるためである。
ポリウレタン接着剤には、1液型以外に、ジイソシアネ
ート系化合物とヒドロキシ系化合物が別々となっている
2液型のものもあるが、後者の場合、2液を混合すると
直ちに硬化反応を開始するので、ポットライフは長くと
も数時間以内しかなく、我々が目的とする様な、長期貯
蔵安定性に優れた、塗装材料組成物を得ることができな
いので、本発明の対象とするには適していない。
1種型ポリウレタン接着剤の併用量は塩化ビニル樹脂ペ
ースト100重量部に対して2〜15phrが好適であ
る。
2phr未満の少量では接着強度が小さくて、塗膜が剥
離し易くなる欠点が生じ、一方15phrをこえ、多量
に併用すると、塗膜の機械的強度低下が著しくなり不適
となる。
尚、本発明における金属箔とは、鉄系化合物を主成分と
する各種のステンレス鋼、冷間圧延鋼。
鋼帯、及びこれらの表面に種々の金属をメッキ等により
被覆したものを含み、主として肉厚lOOト以下の製品
を対象としている。
〈実施例〉 以下、実施例に従い、本発明の更に詳細な説明を行うが
、各測定値は、以下の測定法に従った。
(1)塗装材料組成物の粘度 B型粘度計を用い、25℃で測定。
(2)塗膜の均一性 所定肉厚を目標に塗膜を形成、乾燥後の表面状態を肉眼
判定で評価した。
O;均一塗膜、Δ;やや凹凸あり、×;凹凸が目立つ (3)塗膜の剥離強度 塗膜形成と同一乾燥条件の180℃、2分の加熱により
作成した幅15mmのテストピースを300 am/s
inの速度で剥離させた時の最大強度値。
い−l  ポリ し ン [A]    90    65 [B]   120    45 [C]    50    53 [0]   400    45 [E]   200    40 実施例−1 平均重合度(P)が1800の塩化ビニル樹脂ペースト
100重量部に対し、Ba/Zn系の複合安定剤2重量
部、可塑剤DOPを60重量部、および表−1に示す性
状の1原型ポリウレタン接着剤を表−1に従って添加し
、塩ビ系塗装材料組成物を調整した。
この組成物を肉厚25#Lの5tlS−304製の箔に
1.0 gの塗膜を形成する様に塗布したが、低粘性の
為に塗装はスムースであり、ゲル化に際しても揮発性成
分の発生が少なく、作業環境は好適であった。乾燥条件
は180℃、2分で行った。乾燥後の塗膜の剥離強度は
300g/l 5mm以上あり、充分な接着力であった
実施例−2 実施例−1と同一の材料を用い、塩ビ系塗装材料組成物
を調整したが、l液型ポリウレタン接着剤の量のみは、
表−2に示す様に変化させた。
この組成物を肉厚40#Lの5PCC製の箔に25沖の
塗膜を形成する様に塗布したが、塗工性、揮発成分の発
生、接着強度等は、何れも実施例−1と同様に良好な水
準であった。
比較例−1′ 実施例−1と同一の材料を用い、塩ビ系塗装材料組成物
を調整したが、l液型ポリウレタン接着剤の種類、量は
、表−3に示す様に変化させた。
実施例−1と同様に101L塗膜、形成を試みたが、1
液型ポリウレタンの粘度が400 cpsと高い場合は
、均一な肉厚10体塗膜形成が行い得なかった。一方、
l液型ポリウレタン接着剤の固形分濃度が40%と低い
場合には3phrの添加では、目的とする300g/1
5騰璽以上の剥離強度が得られず、しかも、多量の揮発
性成分の発生が生じ、何れも不満足な結果であった。
比較例−2 実施例−1(2)と、全ての材料を同一にし。
塩ビ系塗装材料組成物を調整したが、l液型ポリウレタ
ン接着剤の量のみは1表−4に示す様に変化させた。ウ
レタン接着剤の量が不足すると接着強度不足で簡単に剥
離を生じてしまい、一方ウレタン接着剤の′量が過剰に
なると、塗膜の機械物性が低下し、脆くなってしまうの
で、剥離強度はやはり小となり、何れも不満足な結果で
あった。
表  −1 [ ■ 表  −2 」 表  −3 表  −4 〈発明の効果〉 本発明によれば、塩化ビニル系ペースト組成物に1液型
ウレタン接着剤を併用し、貯蔵安定性が優れる1工程型
の塗装材料用組成物が得られる。
この塗装材料用組成物は、金属箔の保護塗装用として有
用であるばかりでなく、金属箔を他の成形物等に接着す
る際にも、勿論適用が可能である。従って、金属箔の表
面性を改良することのみならず、異種材料に金属箔を接
着し、導電性付与、電磁妨害性及び静電気放電性等の除
去等を目的とする場合にも使用が可能である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)室温(25℃)に於ける粘度が50〜200cp
    s、固形分濃度が45〜65%の一液型ポリウレタン接
    着剤を、塩化ビニル樹脂ペースト100重量部に対して
    、2〜15phr添加してなる金属箔用塗装材料組成物
JP23296885A 1985-10-18 1985-10-18 金属箔用塗装材料組成物 Granted JPS6291570A (ja)

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JPS6291570A true JPS6291570A (ja) 1987-04-27
JPH0112789B2 JPH0112789B2 (ja) 1989-03-02

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014664A (ja) * 1973-06-15 1975-02-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5014664A (ja) * 1973-06-15 1975-02-15

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