JPS6291174A

JPS6291174A - 喫煙パイプ

Info

Publication number: JPS6291174A
Application number: JP23434585A
Authority: JP
Inventors: 鍛治　修二
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-10-18
Filing date: 1985-10-18
Publication date: 1987-04-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、たばこを普通に喫いながらニコチン・タール
の体内吸収を低減させる得る新規な喫煙パイプに関する
。

（従来の技術）たばこの煙中に含まれるニコチン・タール等の人体に対
する悪影響は常に問題とされて居り、この対策の為に様
々なパイプその他の喫煙具が考案されていることは周知
の通りである。このようなニコチン・タールの低減を目
的とするパイプは、概略的に云えば、吸口とたばこ装着
部との間の煙の流路に特殊なフィルターを介在させ戎は
斯かるフィルターに水を湿潤させ、吸い込まれるたばこ
の煙がこのフィルターを通過する際に煙中の上記ニコチ
ンやタール等の一部が取り除かれるようにしたものであ
る。

（発明が解決しようとする問題点）然し乍ら、上記従来のパイプにおいては、吸い込まれる
煙が直接フィルターを通過する為、フィルターによる抵
抗が有り、たばこを直接吸う場合に比べ違和感があるこ
とは否めず、亦たばこ独特の風味もフィルターにより一
部吸収され或は変質する為、たばこ愛好家にとっては少
なからず物足りなさがあることも否めなかった。

本発明は上記実情に鑑みなされたもので、たばこの風味
を変えることなく、且つ吸う際の違和感が無く、しかも
ニコチン・タール等の体内への吸収が低減される新規な
喫煙パイプを提供せんとするものである。

（問題点を解決する為の手段）上記目的を達成する為の本発明の構成を添付の実施例図
に基づき説明する。第１図は本発明パイプの一実施例を
示す斜視図、第２図は第１図の■−■線縦線面断面図３
図は同実施例に用いられるリングの斜視図、第４図は他
の実施例の第２図と同様図である。即ち、本発明の喫煙
パイプは、一端に吸口１１及び他端に紙巻たばこを嵌挿
し得る嵌受部１２を有する喫煙パイプ１に於いて、該パ
イプ１周体の上記嵌受部１２側にフレッシュエアの流入
口２１が穿設され、且つパイプ１の内部は仕切壁３によ
ってフレッシュエアの流路２及び煙の流路４に仕切られ
、これら流路２．４のうちフレッシュエアの流路２は上
記流入口２１に連通し。

一方煙の流路４は前記嵌受部１２に連通し、両流路２．
４が前記吸口１１側で合流すると共にフレッシュエアの
流路２の途中に通気性フィルター２２が装填されている
ことを特徴とするものである。

図において、パイプ１はフィルター２２の装填に便なよ
うに、吸口１１側の縮径部１１０と嵌受部１２側の胴部
１２０とに分割され、間者は同軸的に螺合一体とされて
いる。更に吸口１１は通常のパイプと同様に偏平に縮径
され、口にくわえ易いようになされている。また嵌受部
１２は通常のたばこの一端部（フィルター付たばこの場
合フィルタ一部分）を圧嵌し得る形状とされ、該嵌受部
１２から２つの流路２．４が共存する部分にかけてたば
この外径より若干小さい略等径の円筒部１２１が連設さ
れ、この円筒部１２１の存在により吸口１１からの吸引
力がたばこの断面略全面に均等に付加され、たばこ先端
部分が均等に燃えるようになされている。胴部１２０は
アルミニウム等の軽金属で成型され、一方線径部１１０
は合成樹脂の射出成型等により製せられたものが望まし
く採用されるが、胴部１２０を耐熱性の合成樹脂の成型
体で得ることも除外するものではない。またフレッシュ
エアの流路２に装填されるフィルター２２としては、所
謂フィルター付たばこに用いられると同様の通気性合成
樹脂スポンジフィルター或は綿その他の通気性材料等が
充当される。フレッシュエアの流路２と煙の流路４とは
仕切壁３によって仕切られているが、この両流路２．４
の有効断面積の比率は略１対１とされる。

（作用）上記構成の喫煙パイプを用いてたばこを喫煙する場合、
嵌受部１２にたばこを嵌挿固定させた上で、その先端に
火を付け、吸口１１をくわえて吸引すると、煙の流路４
からはたばこの煙が、また他方の流路２からはフレッシ
ュエアが吸引され、吸口１１の手前で合流して両ガスが
混合状態で口腔内に吸い込まれる。従って口腔内に吸い
込まれるガスのトータル量はたばこを直接吸う場合と変
わりがなく、従来の前記パイプの如き違和感はない。こ
の時、流路２を通って流入されるフレッシュエアはフィ
ルター２２により濾過されて塵や埃りが除去され且つそ
の流れが適当に乱され口腔内に流入した時の刺激が和ら
げられる。亦、たばこの煙は流路４を通って直接口腔内
に入るのでその風味が損われることがなく、シかもフレ
ッシュエアにより希釈されているから、−回の吸い込み
により体内に入るニコチン・タールの量は半減し、その
人体に対する悪影響が著減される。更に同じ吸引力の場
合、たばこ側から引かれるガス量が減るのでたばこの燃
焼量が少なく、１本のたばこを吸い終わるのに時間を要
し、それだけ喫煙を楽しむ時間が長くなる。本発明者等
が数多くの実験を繰り返したところ１通常の喫煙の仕方
ではロングサイズのたばこは１８回（吸引回数）で吸い
終わるが、本発明のパイプでは４０回かかることが実証
されて居り、斯かる事実から本発明のパイプを使って喫
煙した場合、−日の総喫煙本数は従来の１８／４０にな
ることが推測され、それだけニコチン・タールの体内へ
の吸収が少なくなることが期待される。更に、一般的な
喫煙状態を想定し口腔内への吸引量及び吸引間のインタ
バルに出来るだけ近似させて着火したたばこをポンプに
て間欠的に吸引し、吸引ガスをエチルアルコールに通過
させてアルコール中に溶は込むニコチン・タールの量（
アルコールが黄色或は褐色に着色する）を目視観察した
ところ、吸引させたたばこの本数を同一にしても、本発
明のパイプを介在させた場合は、従来のパイプを用いた
場合或は直接たばこから吸引した場合に比べその着色度
が少なくなることが観測されている。このことから本発
明の喫煙パイプを用いた場合はたばこ一本当りから体内
に吸収されるニコチン・タールの量が軽減されることが
明らかであるが、その原因については燃焼状態の違い或
は副流煙（吸引しない時にたばこの先端から発生する各
休息インタバル間の煙）の発生回数が増え（上述の如く
本発明のパイプを用いた場合一本当りの吸引回数が増え
る）、それだけ吸引側に引かれるニコチン・タールの量
が全体としても減少する為などが考えられる。

（実施例）次に本発明の実施例について述べる。

（実施例−１）第１図乃至第３図に於いて、胴部１２０がその略中央部
で仕切壁３によって上下に仕切られており、該仕切壁３
によっていずれも断面半円形のフレッシュエア用流路２
及び煙の流路４が形成されている。上記胴部１２’Ｏの
周体には更にフレッシュエアの流入口２１が一箇所穿設
され、上記フレッシュエアの流路２に連通している。ま
た、上記胴部１２０の周体には流入口２１を含んで調整
リング５がその軸心の廻りに回動自在に環装されており
、該調整リング５は第３図に示す如く孔５１を有し、調
整リング５を胴部１２０の周体の廻りに回転させ該孔５
１と上記流入口との整合状態を適宜変えることにより、
該流入口２１からのフレッシュエアの流入量を使用者の
好みに応じて調整が可能とされている。

（実施例−２）第４図は、仕切壁３が円筒形で胴部１２０とにより同心
二重管を形成し、該仕切壁３内の中空部が煙の流路４と
され、一方仕切壁３と胴部１２０との間がフレッシュエ
アの流路２とされ該流路２内にフィルター２２が円環状
に装填されている。

フレッシュエアの流入口２１は胴部１２０の周体にその
周方向に複数個隔設され、更にこれら流入口２１を含ん
で前記実施例と同様の機能を奏する調整リング５が環装
されているが、該調整リング５には上記流入口２１に対
応して複数の孔５１が穿設されており、該孔５１と流入
口２１との整合状態が適宜変えられるようになされてい
る。

尚、上記実施例以外でも本発明を逸脱しない限り他の変
更が可能であることは云うまでもない。

（発明の効果）叙上の如く、本発明の喫煙パイプは、パイプ内にたばこ
からの煙の流路とフレッシュエアの流路とが形成され、
これらが吸口の手前で合流するようになされているから
、喫煙者が該パイプに紙巻たばこを装着して通常の状態
で喫煙した時、たばこからの煙とフレッシュエアとを同
時に吸い込むことになり、煙中のニコチン・タールの濃
度が希釈され人体に対する悪影響が著減される。また−
回に吸い込むトータルガス量はたばこを直接吸う場合と
何等変わりがなく、しかも煙の流路にはその流れを阻害
するものが何もないので、従来のこの種パイプのような
違和感や風味の減退と云った問題は生起されない。更に
一本のたばこを吸うに要する時間が直接吸う場合に比べ
長くなるから、喫煙の喜びが倍加すると共にそれだけ総
喫煙本数が減ることとなり健康維持の点で極めて意義深
く且つ経済的である。・・・等々本発明の実益類る大で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明喫煙パイプの一実施例を示す斜視図、第
２図は第１図の■−■線縦線面断面図３図は同実施例に
用いられるリングの斜視図、第４図は他の実施例の第２
図と同様図である。（符号の説明）１・・・喫原パイプ、　　　１１・・・吸口、　　　１
２・・・嵌受部、　　　２・・・フレッシュエアの流路
、２１・・・フレッシュエアの流入口、　　　２２・・
・フィルター、　　３・・・仕切壁、　　４・・・煙の
流路。５・・・調整リング、　　５１・・・孔。 −以上−

Claims

【特許請求の範囲】１、一端に吸口（１１）及び他端に紙巻たばこを嵌挿し
得る嵌受部（１２）を有する喫煙パイプ（１）に於いて
、該パイプ（１）周体の上記嵌受部（１２）側にフレッ
シュエアの流入口（２１）が穿設され、且つパイプ（１
）の内部は仕切壁（３）によってフレッシュエアの流路
（２）及び煙の流路（４）に仕切られ、これら流路（２
）（４）のうちフレッシュエアの流路（２）は上記流入
口（２１）に連通し、一方煙の流路（４）は前記嵌受部
（１２）に連通し、両流路（２）（４）が前記吸口（１
１）側で合流すると共にフレッシュエアの流路（２）の
途中に通気性フィルター（２２）が装填されていること
を特徴とする喫煙パイプ。２、上記流入口（２１）を含むパイプ（１）の周体に、
孔（５１）を有する調整リング（５）が該パイプ（１）
の軸心の廻りに回動自在に環装され、上記孔（５１）と
前記流入口（２１）との整合状態を適宜変えることによ
りフレッシュエアの流入量を調整可能とした特許請求の
範囲第１項記載の喫煙パイプ。