JPS6291169A - 白甘薯シモン１号を原料とする茶の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は種々の優れた薬理作用を有する白甘藷ンモン１
号をお茶の葉として使用するための白甘藷シモン１号を
原料とする茶の製造方法に関するものである。

〔従来の技術〕

白甘藷シモン１号は、ブラジル連邦国愚科大学ＥＳＡＬ
育種学専門のシモン教授が研究の末、育種に成功した新
品種で、その後、わが国に持ち込　゛まれ、実験栽培さ
れ始めたものである。

白甘藷シモン１号の栽培は筒車で、多収穫が望め、無肥
料（自然）栽培の方が強健で生命力が強い。全体が白で
、繊維がほとんどなく、２月から植えつけ始め、１２月
（暖地）まで活用が可能といわれている。

この白甘藷シモン１号は、種々の臨床観察の結果、例え
ば、止血、歯槽膿漏、胃潰瘍、糖尿病、低血圧症、高血
圧症、便秘、中風等に良く効くとの報告がなされている
。

〔発明の目的〕

本発明は、白甘藷シモン１号が上述のようなすばらしい
薬効があることに着目し、これをお茶の葉として使用で
きるようにしたものであって、特に、上述の薬効をでき
るだけ壊さず、しかも、同量の原料からできるだけ多く
のお茶の葉を製造することのできる白甘藷シモン１号を
原料とする茶の製造方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

以上の目的を達成するために本発明は、春頃植え付けた
後、半年程栽培育成した白甘藷シモン１号の葉と茎を、
気温２０度前後で太陽の沈む１時間乃至１時間半前に刈
り取り、刈り取った上記白甘藷シモン１号の葉と茎を一
晩夜露に晒した後、翌朝の太陽が昇る前に室内に搬入し
、水洗い工程を経て乾燥処理する方法よりなるものであ
る。

ここで、白甘藷ノモン１号の植えつけは３月の下旬から
４月の上−旬頃が望ましく、又刈り取りはＩＯ月上旬頃
が最適である。

〔実施例〕

以下、白甘藷シモン１号を原料とする茶の製造方法の一
実施例について説明する。

白甘藷シモ７１号を原料とする茶は、以下の工程を経て
製造される。

先ず、３月の下旬から４月の上旬頃に、白甘藷シモン１
号の苗を植えつける。５月の下旬から６月の上旬頃には
葉がでる。そして、６月の下旬から７月の上旬頃にかけ
て、葉を含む茎を略３０ｃｍ程度の長さに亘り切り取り
、これを別の畑に植え付けるが、畑は荒＝地が望ましい
。また、別の畑に植え付ける場合、植え付は間隔は略６
０ｃｍ程度が良い。このようにして、白甘藷シモン１号
の葉と茎を栽培育成する。

その後、上記の３月下旬から４月上旬頃の植え付けから
半年程栽培育成する。１０月上旬頃になると、白甘藷シ
モン１号の葉と茎は充分に生育され、収穫することがで
きるようになる。収穫作業は気温が２０度前後で太陽の
沈む１時間乃至１時間手提前、つまり大分系地方におい
ては１０月上旬の夕方の午後４時頃が最適である。収穫
作業は充分に生育された白甘藷シモン１号の葉と茎を刈
り取ることにより行われる。刈り取られた白甘藷シモン
１号の葉と茎は、その場所にそのまま一晩放置して夜露
に晒すが、このとき、雨に当ててはならない。なお、二
晩以上夜露に晒すと、葉と茎は萎れて、葉と茎に含まれ
ている薬効が弱まり、又製茶にしたときの量も減少する
。

−晩夜露に晒した白「藷シモン１号の葉と茎は、翌朝の
太陽が昇る前に室内に搬入し、太陽の日射に当てないよ
うにする。太ＩＱの日射に当てると葉と茎は萎れ、又製
茶にしたときの匿も減少するからである。

室内に搬入した白甘藷シモン１号の葉と茎は、水洗いさ
れて夜露やアクが取られる。水洗い工程は次のように行
われる。

先ず、白甘藷シモン１号の葉と茎を選別して、真水が溜
められている水槽に葉と茎を別々に投げ入れる。次に、
葉と茎が各々水槽を満たす程度まで入れられた時点で、
一度水槽の水を抜いて、葉や茎の表面に付着した夜露や
土などを洗い流す。

その後、新しい真水を葉と茎が別々に入れられている各
水槽に注入し、２時間程葉と茎を水に浸漬して、アクを
抜き取る。

然る後、水槽から葉と茎を引き上げる。この時、自然に
葉と茎から水が流れ落ちる。水槽から引き上げた葉と茎
を別々に裁断機にかけて裁断する。

裁断する大きさは例えば普通のお茶葉程度が好ましい。

裁断機はへルトコンヘヤと裁断刃から成り、裁断刃はベ
ルトコンベヤの終端近くの上方側に配置されている。裁
断刃は円柱形状を有し、刃は円柱の軸方向に適宜間隔を
経て複数形成されている。

裁断刃はその刃がベルトコンベヤの進行方向に対し直角
になるように配置されている。裁断は次のようにして行
われる。即ち、水槽から引き上げた葉又は茎をベルトコ
ンベヤの始端に載せると、葉又は茎はベルトコンベヤに
よって裁断刃の箇所まで運ばれ、そこで適宜の大きさに
裁断される。そして、裁断刃で適宜の大きさに裁断され
た葉又は茎は、ヘルドコンベヤの終端後方の下方に設置
されている収納容器に収納される。

別々の収納容器に収納された成断後の茶葉と茎は、最終
工程の乾燥処理をなされるが、乾燥は葉と茎で異なる。

乾燥は、裁断した葉又は茎を収納した収納容器を乾燥機
の室内に入れて、その中で行われる。乾燥機は葉と茎と
で別々のものを使用する。

乾燥時間は葉及び茎とも全工程で略２４時間程度かける
。乾燥温度は６０〜６５度で、茎は１０〜１１時間程度
乾燥させ、葉は８時間程度乾燥させ、その後、収納容器
に布を被せて蒸す。茎は葉に比し、水分含有率が高いの
で、直接の乾燥時間を葉より長くする。乾燥後の茶葉及
び茎の水分含有率は略７％程度となる。

このようにして、乾燥された葉と茎は、最後に混合され
て袋詰めにされる。

〔発明の効果〕

以上の記載より明らかなように、本発明に係る白甘藷シ
モン１号を原料とする茶の製造方法によれば、春頃植え
付けた後、半年程栽培育成した白甘藷シモ７１号の葉と
茎を、気温２０度前後で太陽の沈む１時間乃至１時間手
提前に刈り取り、刈り取った上記白首ユ“Ｋシモン１号
の葉と茎を一晩夜露に晒した後、翌朝の太陽が昇る前に
室内に搬入し、水洗い工程を経て乾燥処理するようにし
たから、白甘藷シモン１号の有する前述の薬効をできる
だけ壊さず、しかも、同量の原料からできるだけ多くの
お茶の葉を製造することができるという極めて有益なる
効果を奏するものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 春頃植え付けた後、半年程栽培育成した白甘藷シモン１
   号の葉と茎を、気温２０度前後で太陽の沈む１時間乃至
   １時間半程前に刈り取り、刈り取った上記白甘藷シモン
   １号の葉と茎を一晩夜露に晒した後、翌朝の太陽が昇る
   前に室内に搬入し、水洗い工程を経て乾燥処理すること
   を特徴とする白甘藷シモン１号を原料とする茶の製造方
   法。