JPS62904A - エラストマ−製光導波路 - Google Patents
エラストマ−製光導波路Info
- Publication number
- JPS62904A JPS62904A JP61037796A JP3779686A JPS62904A JP S62904 A JPS62904 A JP S62904A JP 61037796 A JP61037796 A JP 61037796A JP 3779686 A JP3779686 A JP 3779686A JP S62904 A JPS62904 A JP S62904A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastomer
- core
- elasticity
- rubber
- radiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、エラストマー製光導波路に関する。
[従来技術]
プラスチックを用いた光導波路としては、ポリメチルメ
タクリレートのようなゴム状弾性を示さない熱可塑性ポ
リマーを用いた乙のが知られており、実用化されている
。しかし、ゴム状弾性を示すエラストマーを材料とした
光導波路は未だ実用化されていない。その理由は、エラ
ストマーの製法に起因して光伝送損失が非常に高いから
である。
タクリレートのようなゴム状弾性を示さない熱可塑性ポ
リマーを用いた乙のが知られており、実用化されている
。しかし、ゴム状弾性を示すエラストマーを材料とした
光導波路は未だ実用化されていない。その理由は、エラ
ストマーの製法に起因して光伝送損失が非常に高いから
である。
たとえば、液状シロキサンポリマーにゴム状弾性を付与
する場合、一般に架橋剤および架橋助剤などを添加して
架橋させるか、加熱しなければならない。ところが、架
橋剤および架橋助剤の添加は、光伝送損失を増大させる
という欠点がある。
する場合、一般に架橋剤および架橋助剤などを添加して
架橋させるか、加熱しなければならない。ところが、架
橋剤および架橋助剤の添加は、光伝送損失を増大させる
という欠点がある。
また、加熱すると、熱収縮の為、クラッドとコアの界面
に剥離などの不整が生じ、これも光伝送損失を大きくす
る原因となる。
に剥離などの不整が生じ、これも光伝送損失を大きくす
る原因となる。
[発明の目的]
本発明は、充分に低い伝送損失を有し、ゴム状弾性を有
するエラストマー製光導波路を提供するものである。
するエラストマー製光導波路を提供するものである。
[発明の構成]
本発明の要旨は、コア及びクラッドから成り、少なくと
もコアが放射線照射によりゴム状弾性を付与されたエラ
ストマーから成ることを特徴とする光導波路に存する。
もコアが放射線照射によりゴム状弾性を付与されたエラ
ストマーから成ることを特徴とする光導波路に存する。
放射線によりゴム状弾性を付与される材料は、既知の材
料から任意に選択できる。好ましい例として、液状また
はガム状の、ブタジェンポリマー、スチレンブタジェン
コポリマー、アクリロニトリルブタジェンコポリマー、
シロキサンポリマーなどを挙げることができる。就中、
液状またはガム状のシロキサンポリマーが特に好ましい
。
料から任意に選択できる。好ましい例として、液状また
はガム状の、ブタジェンポリマー、スチレンブタジェン
コポリマー、アクリロニトリルブタジェンコポリマー、
シロキサンポリマーなどを挙げることができる。就中、
液状またはガム状のシロキサンポリマーが特に好ましい
。
シロキサンポリマーにおいては、照射特性、光学損失の
点から特にジメチルシロキサンポリマーが好ましい。ま
た放射線照射線量を小さくできる点からビニル基を含有
したシロキサンポリマーが好ましい。
点から特にジメチルシロキサンポリマーが好ましい。ま
た放射線照射線量を小さくできる点からビニル基を含有
したシロキサンポリマーが好ましい。
伝送光量を大きくするには、コアとクラッドの屈折率差
を大きくするのがよく、この点からはコア材料として、
フェニル基もしくはナフチル基を含有したシロキサンポ
リマーが、クラッド材料としては、フッ素含有シロキサ
ンポリマーが好ましい。クラッド材料のエラストマーの
他の好ましい例としては、フッ化ビニリデン/三フッ化
塩化エヂレンコボリマーを挙げることができる。
を大きくするのがよく、この点からはコア材料として、
フェニル基もしくはナフチル基を含有したシロキサンポ
リマーが、クラッド材料としては、フッ素含有シロキサ
ンポリマーが好ましい。クラッド材料のエラストマーの
他の好ましい例としては、フッ化ビニリデン/三フッ化
塩化エヂレンコボリマーを挙げることができる。
エラストマーでないクラッドを用いる場合、その材料と
しては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、フ
ッ素樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン(P
T F E)、四フッ化エチレン/六フッ化プロピレン
コポリマー(F E P ))など、従来のプラスチッ
ク製光導波路に用いられている材料が使用できる。
しては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、フ
ッ素樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン(P
T F E)、四フッ化エチレン/六フッ化プロピレン
コポリマー(F E P ))など、従来のプラスチッ
ク製光導波路に用いられている材料が使用できる。
放射線としては、α線、β線、γ線、X線など、一般の
放射はいずれも用いることができる。就中、β線、すな
わち加速電子線が望ましい。
放射はいずれも用いることができる。就中、β線、すな
わち加速電子線が望ましい。
放射線の照射量は、材料の種類に依存するが、一般に0
.1−100Mra4、好ましくは1〜40Mradで
ある。
.1−100Mra4、好ましくは1〜40Mradで
ある。
本発明の光導波路は、種々の製法で作ることができる。
たとえば、充分な強度を持つクラッドに液状またはガム
状の材料を充填し、クラッドの周囲から放射線を照射す
ればよい。また、放射線を照射しながらクラッド材料と
コア材料を二重押出しすることによっても製造すること
ができる。
状の材料を充填し、クラッドの周囲から放射線を照射す
ればよい。また、放射線を照射しながらクラッド材料と
コア材料を二重押出しすることによっても製造すること
ができる。
[発明の効果コ
本発明のエラストマー製光導波路は、架橋剤や架橋助剤
を使用せずにゴム状弾性が付与されているので、伝送損
失が小さい。
を使用せずにゴム状弾性が付与されているので、伝送損
失が小さい。
熱も加えられていないので、材料の熱収縮がなく、コア
とクラッドの界面に不整がないから、伝送損失が大きく
ならない。
とクラッドの界面に不整がないから、伝送損失が大きく
ならない。
[実施例]
次に実施例および比較例を示し、本発明を具体的に説明
する。
する。
実施例1および比較例1〜2
ゴム状弾性付与手段として、実施例では加速電子線、比
較例1では架橋剤、比較例2では架橋剤および触媒を次
の条件で用いた。
較例1では架橋剤、比較例2では架橋剤および触媒を次
の条件で用いた。
実施例1
1.75MeV、l OmA、約4.8秒照射。
比較例1
架橋剤:t−ブヂルパーオキシヘキサノエイト(日本油
脂株式会社製)1重量%。
脂株式会社製)1重量%。
加熱: 150℃xO,5時間。
比較例2
架橋剤二両末端トリメチルポリメチルハイドロ−ジメチ
ルシロキサンコポリマー(粘度25cst。
ルシロキサンコポリマー(粘度25cst。
濃度:液状シロキサンポリマー10gに対して2゜2g
の割合)。
の割合)。
触媒:塩化白金酸のイソプロパツール溶液(白金換算濃
度10重量ppm )。
度10重量ppm )。
加熱:常温×2時間。
上記の条件で液状シロキサンポリマー(両末端ビニルジ
メチルポリジメチルシロキサン、粘度10000cst
)にゴム状弾性を付与してエラストマー試料を作成し、
それぞれの透明性を、分光光度計により波長350nm
の光の透過率を測定して評価した。
メチルポリジメチルシロキサン、粘度10000cst
)にゴム状弾性を付与してエラストマー試料を作成し、
それぞれの透明性を、分光光度計により波長350nm
の光の透過率を測定して評価した。
結果を次表に示す。
表
実施例2
外径3IIII111内径2 mm、長さ約3Illの
FEPチューブ内にポリジメチルシロキサン(粘度10
,000 cst)を封入し、これに電子線をIMeV
、1mA。
FEPチューブ内にポリジメチルシロキサン(粘度10
,000 cst)を封入し、これに電子線をIMeV
、1mA。
40分間照射しく16Mrad)、光導波路を作成した
。これを長さ2.8mに切断し、伝送損失を測定したと
ころ、波長640nmで400dB/kmと低損失であ
った。
。これを長さ2.8mに切断し、伝送損失を測定したと
ころ、波長640nmで400dB/kmと低損失であ
った。
実施例3
外径3IIII111内径2IIII11.長さ3II
lのFEPチューブ内に両末端ジメチルビニルジメチル
シロキサン/ジフェニルシロキサンコポリマー(粘度6
0.000cst。
lのFEPチューブ内に両末端ジメチルビニルジメチル
シロキサン/ジフェニルシロキサンコポリマー(粘度6
0.000cst。
フェニル含量3モル%、 n、= i 、 42 )を
封入し、これに電子線をIMeV、1mA、40分間照
射しく16Mrad)、光導波路を作成した。
封入し、これに電子線をIMeV、1mA、40分間照
射しく16Mrad)、光導波路を作成した。
これを長さ2.8mに切断し、伝送損失を測定したとこ
ろ、波長640nmで1000dB/ko+であった。
ろ、波長640nmで1000dB/ko+であった。
実施例4
外径6 mm、内径4 mm、長さ2mのチューブ内面
をフッ化ビニリデン/六フッ化プロピレンコポリマーの
MEK溶液にてディップコーティングし、常温で一夜乾
燥させてクラッド部とし、このチューブ内に両末端ジメ
チルビニルジメチルシロキサンポリマー(粘度10.0
00cst)を封入し、これに電子線を3MeV、0.
6mA、20分間照射しく8M rad)、光導波路を
作成した。これを長さ1.8+aに切断し、伝送損失を
測定したところ波長640nIllで300 dB/
k+nであった。
をフッ化ビニリデン/六フッ化プロピレンコポリマーの
MEK溶液にてディップコーティングし、常温で一夜乾
燥させてクラッド部とし、このチューブ内に両末端ジメ
チルビニルジメチルシロキサンポリマー(粘度10.0
00cst)を封入し、これに電子線を3MeV、0.
6mA、20分間照射しく8M rad)、光導波路を
作成した。これを長さ1.8+aに切断し、伝送損失を
測定したところ波長640nIllで300 dB/
k+nであった。
実施例5
外径611101.内径4 mm、長さ2mのチューブ
内面を両末端ジメチルビニルジメチルシロキサンポリマ
ー(粘度10.000cst)とジメチルシロキサン/
メチルハイドロジエンシロキサンコポリマー(粘度30
cst)とを10:1(重量比)の割合で混合し、塩化
白金酸のイソプロピルアルコール溶液を白金量100
ppmになるように加えたものをMEK溶液にてディッ
プコーティングし、常温で一夜乾燥後、70℃で3時間
乾燥させクラッド部とした、このチューブ内に両末端ジ
メチルビニルジメチルシロキサン/フェニルシロキサン
コポリマー(粘度60,000cst、フェニル含量5
モル%、n7=1.43)を封入し、これに電子線を3
MeV、0゜6mA、40分間照射しく16Mrad)
、光導波路を作成した。
内面を両末端ジメチルビニルジメチルシロキサンポリマ
ー(粘度10.000cst)とジメチルシロキサン/
メチルハイドロジエンシロキサンコポリマー(粘度30
cst)とを10:1(重量比)の割合で混合し、塩化
白金酸のイソプロピルアルコール溶液を白金量100
ppmになるように加えたものをMEK溶液にてディッ
プコーティングし、常温で一夜乾燥後、70℃で3時間
乾燥させクラッド部とした、このチューブ内に両末端ジ
メチルビニルジメチルシロキサン/フェニルシロキサン
コポリマー(粘度60,000cst、フェニル含量5
モル%、n7=1.43)を封入し、これに電子線を3
MeV、0゜6mA、40分間照射しく16Mrad)
、光導波路を作成した。
これを長さ1.8mに切断し、伝送損失を測定したとこ
ろ波長640no+で2 、000 dB/kn+であ
った。
ろ波長640no+で2 、000 dB/kn+であ
った。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、コア及びクラッドから成り、少なくともコアが放射
線照射によりゴム状弾性を付与されたエラストマーから
成ることを特徴とする光導波路。 2、コア及びクラッドの両方が放射線照射によりゴム状
弾性を付与されたエラストマーから成る特許請求の範囲
第1項記載の光導波路。 3、エラストマーが、液状またはガム状のシロキサンポ
リマーを放射線照射してゴム状弾性を付与されたもので
ある特許請求の範囲第1項または第2項記載の光導波路
。 4、エラストマーが、液状またはガム状のビニル基含有
シロキサンポリマーを放射線架橋してゴム状弾性を付与
されたものである特許請求の範囲第1項または第3項記
載の光導波路。 5、エラストマーが、液状またはガム状のジメチルシロ
キサンポリマーを放射線照射してゴム状弾性を付与され
たものである特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか
に記載の光導波路。 6、コアのエラストマーが、液状またはガム状のフェニ
ル基もしくはナフチル基含有シロキサンポリマーを放射
線照射してゴム状弾性を付与されたものである特許請求
の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の光導波路。 7、クラッドのエラストマーが、液状またはガム状のフ
ッ素基含有シロキサンポリマーを放射線照射してゴム状
弾性を付与されたものである特許請求の範囲第1項〜第
4項のいずれかに記載の光導波路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CA000505454A CA1260741A (en) | 1985-03-30 | 1986-03-27 | Elastomeric optical waveguide |
US06/846,608 US4783140A (en) | 1985-03-30 | 1986-03-28 | Elastomeric optical waveguide with core and cladding imparted with elasticity by irradiation of a radioactive ray |
EP86104421A EP0200013A3 (en) | 1985-03-30 | 1986-04-01 | Elastomeric optical waveguide |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6787685 | 1985-03-30 | ||
JP60-67876 | 1985-03-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62904A true JPS62904A (ja) | 1987-01-06 |
Family
ID=13357552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61037796A Pending JPS62904A (ja) | 1985-03-30 | 1986-02-21 | エラストマ−製光導波路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62904A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6043613A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-08 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光伝送性繊維 |
-
1986
- 1986-02-21 JP JP61037796A patent/JPS62904A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6043613A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-08 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光伝送性繊維 |
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