JPS6290479A - 建築物の免震，耐震構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は原子力発電所や高層建築物あるいはエレクト
ロニクスやバイオ関連のクリーンルームなと耐震性と共
に免震性を要求される建築物の免震、耐震構造に関する
ものである。

（従来技術） 原子力発電所や高層建築物のような巨大構造物は充分な
耐震性を要求されると共に免震性も要望されている。一
方、最近ではエレクトロニクスやバイオ関連のクリーン
ルームにも高度な免震、防震性が要求されてきている。

これに対処するため種々の免震、耐震構造が開発されて
いるが、何れも従来のように建築物の底部は平板状にな
したもので、その下部に種々の免震、耐震装置を設置し
たものであった。

（この発明が解決すべき問題点） することになる。これにより建築物はスエー（水平移動
）を起したりロッキング（回転）シたりする。しかも地
震波は高い周波数のものと長いものがあり、それぞれ建
築物やその内部の機器あるいは居住性に与える影響は異
なり、この全てを効率よく防止することが免震、耐震構
造として必要なことである。

この点で建築物躯体部分を一般的な構造としその下部に
免震、耐震装置を設置するという従来の構造ではその免
震、耐震装置部分に多大の経費を必要とするものであっ
た。

この発明は前記事情に鑑み開発したもので、地震時にお
ける種々の影響にも効率よく対処できる免震、耐震構造
を提供することを目的とする。

Ｃ問題点を解決するための手段） この発明の要旨とする構成は建築物躯体の底部の中央を
下方に凹ませた逆錐状に形成し、その下部に耐久性を有
する合成ゴムを敷設し、またこの下部には支持地業を設
け、さらにこれら建築物躯体の底部２合成ゴムおよび支
持地業を底面基礎スラブまで打設したアースアンカーに
て支持地盤と緊結したことを特徴とするものである。

（実　施　例） 以下図示した実施例に基いて説明する。

１は建築物躯体な示すもので、その底部２は中央を下方
へ凹ませた、いわゆる逆四角錐状に形成しである。この
場合、底部２の傾斜角度は建築物の高さ９重さなどによ
ってその角度は異なるが、□一般的には一次固有周期に
おけるノルド位置または重心位置などによって決定され
る。

この底部２の下部には耐久性のある合成ゴム６が敷設し
てあり、さらにこの合成ゴム乙の下部にはコンクリート
による支持地業４が施されである。

そして前記建築物躯体の底部２の上面より略直角に一定
間隔アースアンカー５を底面基礎スラブまで打設し、こ
のアースアンカー５にて前記建築物の底部２２合成ゴム
６、および支持地業４を支持地盤と緊結してなるもので
ある。

（発明の効果） 以上この発明は建築物の底部な逆錐状になしているので
水平移動に対して地下外壁と同様な防止効果やシャーキ
−としての効果を期待できる。

またアースアンカーを底面に直角に支持地盤に打設しで
あるためロッキングに対する浮き上りに対してテンショ
ン側（図中Ａ側）モコンブレツション側（図中Ｂ側）も
有効である。すなわちテンション側は予め導入されてい
るアースアンカーのテンションカ以上の力が作用して始
めて浮き上り変形が発生する。一方、コンプレッション
側も予め導入されている地業へのコンプレッション応力
を越えて始めてその分だけ圧縮変形となるものであり、
したがって設計担当の地震力では変形しないことになる
。

さらに小さい地震や高周期の地震地には地業と基礎スラ
ブの間に挿入されている合成ゴムなど防震、免震材料に
よってエネルギーは吸収され建築物へは伝達されること
はない。またこの合成ゴムはアースアンカーの耐久性、
地下水の廻り込みに対しても効果的となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の縦断面図である。 １・・・建築物躯体、２・・・底部、３・・・合成ゴム
。 ４・・・支持地業。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 建築物躯体の底部の中央を下方に凹ませた逆錐状に形成
   しその下部に合成ゴムを敷設し、また合成ゴムの下部に
   は支持地業を設け、さらにこれら建築物躯体の底部、合
   成ゴムおよび支持地業を底面基礎スラブまで打設したア
   ースアンカーにて支持地盤と緊結したことを特徴とする
   建築物の免震、耐震構造。