JPS6287554A - アルキリデンジエステルの製造法 - Google Patents

アルキリデンジエステルの製造法

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JPS6287554A
JPS6287554A JP24157986A JP24157986A JPS6287554A JP S6287554 A JPS6287554 A JP S6287554A JP 24157986 A JP24157986 A JP 24157986A JP 24157986 A JP24157986 A JP 24157986A JP S6287554 A JPS6287554 A JP S6287554A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/10Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide
    • C07C51/14Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide on a carbon-to-carbon unsaturated bond in organic compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/36Preparation of carboxylic acid esters by reaction with carbon monoxide or formates
    • C07C67/38Preparation of carboxylic acid esters by reaction with carbon monoxide or formates by addition to an unsaturated carbon-to-carbon bond

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルキリデンジエステルの製造法に関する。
〔従来の技術〕
オレフィンが水、アルコール又はカルボン酸の存在下で
カルボニル化されてそれぞれカルボン酸、エステル又は
カルボン酸無水物を生じ得る、ということは公知である
。しかしながら、公知の方法は種々の欠点を有し、その
ため工業的規模での採用が幾分魅力のないものとなって
いる。
欧州特許明細書第106,379号から、エチレン型不
飽和の化合物が一酸化炭素及びカルボン酸と反応せしめ
られてカルボン酸無水物が生成し得ることが知られてい
る。この公知の反応は、パラジウム又はパラジウム化合
物、少なくとも5モルのホスフィンPR’R”R3(こ
こで、R’、、Rz及びR3の各々は置換されていても
よいアリール基を表す、)及びpKa<2(水溶液中1
8℃にて)を有する酸(但し、ハロゲン化水素酸及びカ
ルボン酸を除く、)を一緒にすることによって製造され
た触媒系の存在下で行われる。
〔発明の解決点〕
上記の触媒系が、アルキリデンジエステルの非常に速い
かつ選択的な生成を伴ってアルデヒドを転化させるのに
用いられ得る、ということが今般驚くべきことに見出さ
れた。百分率で表された成る化合物への選択率は本明細
書において100×a / bとして定義され、しかし
て“a゛は核酸る化合物に転化された出発化合物の量で
あり、“b”は転化された出発化合物の全量である。
〔解決手段、作用及び効果〕
従って、本発明は、アルキリデンジエステルの製造法に
おいて、パラジウムまたはパラジウム化合物、1グラム
原子のパラジウム当たり少なくとも5−e)Ii(D*
スフイ:/PR’R”R3(コ、:テ、R’、R”及び
R3の各々は置換されていてもよいアリール基を表す、
)及び促進剤としてのPKa<2(水溶液中18℃にて
)を有する酸(但し、ハロゲン化水素酸及びカルボン酸
を除<、)を一緒にすることによって製造された触媒系
の存在下で、エチレン型不飽和の化合物を一酸化炭素、
カルボン酸及びアルデヒドと反応させる、ことを特徴と
する上記製造法を提供する。
本発明による方法において促進剤として用いられる酸は
、好ましくは非配位性アニオンを有する。
非配位性アニオンとは、パラジウムとアニオンとの間に
ほとんど又は全く共有性相互作用が生じないことを意味
する。かかるアニオンの典型的な例は、PF6−1Sb
Fi\BF4−1及びCIO,′□である。
好ましく用いられる酸の例は、スルホン酸、及び、例え
ばBP、、AsPss PFS% TaF5又はNbF
3の如きルイス酸と例えばハロゲン化水素酸特にHF、
フルオロスルホン酸、リン酸又は硫酸の如きブレンステ
ッド酸との相互作用によって(恐らく、その場で)生成
され得る酸である。後者のタイプの酸の特定の例は、フ
ルオロケイ酸、HBFn、HPF、及びH5bFaであ
る。用いられ得る典型的なスルホン酸は、フルオロスル
ホン酸、クロロスルホン酸及び後で明記するスルホン酸
である。
好ましい酸の群は、一般式 (式中、Xは硫黄又は塩素を表し、そしてXが塩素であ
る場合はR4は酸素を表し、Xが硫黄である場合はR4
はOH基又は置換されていてもよい炭化水素基を表す、
) を有する。
上記の酸が本発明による方法に用いられる場合、その酸
のアニオンは非配位性とみなされ得る。
エチレン型不飽和の化合物のカルボニル化は、上記に定
義した酸及び少なくとも5モルの上記ホスフィンの両者
の存在下で行われるべきである。
−S式Iを有する酸において、R4によって表される置
換されていてもよい炭化水素基は好ましくは、1〜30
個特に1〜14個の炭素原子を存するアルキル、アリー
ル、アルアルキル又はアルカリール基である。該炭化水
素基は、例えばハロゲン原子特にフッ素原子によって1
換されていてもよい、一般式lの適当な酸の例は、過塩
素酸、硫酸、2−ヒドコキシブロバンー2−スルホン酸
、p−トルエンスルホン酸及びトリフルオロメタンスル
ホン酸であり、後者の2種の酸が好ましい。
一般式■の酸はまた、アンバーライト (Amherlite) 252 Hの如きスルホン酸
基を有するイオン交換材であり得る。この場合、炭化水
素基R4は、スルホン酸基で置換されたポリマー状炭化
水素基例えばポリスチレン基である。
反応混合物中に存在するpKa<2を有する酸の量は、
1グラム原子のバジウム当たり好ましくは0.01〜1
50当量一層好ましくは0.1〜100当量最も好まし
くは1〜50当量である。接散は随意に、例えばスルホ
ン酸のアルキルエステルの如きエステルの加水分解によ
り、あるいはケトンをSO□及び水と反応させることに
より、その場で生成され得る。
エチレン型不飽和の化合物は、非置換または置換された
アルケン又はシクロアルケン、好ましくは1分子当たり
2〜30個特に2〜20個の炭素原子及び好ましくは1
分子当たり1〜3個の二重結合を有するものであり得る
。アルケン又はシクロアルケンは、例えば1個またはそ
れ以上のハロゲン原子、シアノ基、エステル基、アルコ
キシ基又はアリール基により置換されていてもよい。適
当なエチレン型不飽和の化合物の例は、エテノ、プロペ
ン、1−ブテン、2−ブテン、イソブチン、異性体のペ
ンテン、ヘキセン、オクテン及びドデセン、1.5−シ
クロオクタジエン、シクロドデセン、1,5.9−シク
ロドデカトリエン、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、メチルメタクリレート、アクリロニトリル、ビ
ニルクロライド、アリルクロライド、メチルアリルエー
テル及びスチレンである。
本発明による方法に用いられるカルボン酸は、脂肪族、
脂環式又は芳香族であり得、また、出発物質として用い
られるべきエチレン型不飽和の化合物と関連して上記に
挙げた如き置換基1個又はそれ以上により置換されてい
てもよい。カルボン酸は、好ましくは1分子当たり20
個よりも多くない炭素原子を含有する。適当なカルボン
酸の例は、酢酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、ト
リメチル酢酸、安息香酸、カプリル酸、コハク酸及びア
ジピン酸である。1分子当たり1〜10個の炭素原子を
有するカルボン酸が特に好ましい。
カルボン酸が1分子当たり1個よりも多いカルボキシ基
を有する場合、反応体間の存在モル比に依り、異なる生
成物が生成され得る。
本発明による方法に用いられるアルデヒドは、脂肪族、
脂環式又は芳香族基であり得、また、出発物質として用
いられるべきエチレン型不飽和の化合物と関連して上記
に挙げた如き置換基1個又はそれ以上により置換されて
いてもよい、アルデヒドは好ましくは1分子当たり2〜
20(llの炭素原子を含有し、好ましくはアルカナー
ルである。
適当なアルデヒドの例は、エタナール、プロパナール、
ベタナール、2−メチルブタナール、ウンデカナール、
ベンズアルデヒド及びアニスアルデヒドである。
アルデヒドの量は、臨界的でない、カルボン酸1モル当
たり0.5〜5モルの範囲の量のアルデヒドを用いるこ
とが好ましいが、このモル比は0.5より低くてもある
いは5よりも高くてもよい。
1分子当たりy1+1個の炭素原子を有するアルカンカ
ルボン酸と一酸化炭素及び1分子当たりn個の炭素原子
を有するアルケンとの反応により、1分子当たりn+1
個の炭素原子を有するアルカンカルボン酸の対称的無水
物がその場で生じる。
この無水物はその場でアルデヒドと反応して、アルキリ
デンジエステルが驚くべき程選択的に生成する。例えば
、プロピオン酸、エチレン及び−酸化炭素はその場でプ
ロピオン酸無水物を生成し、このプロピオン酸無水物は
次いでアセトアルデヒドとその場で反応してエチリデン
ジプロピオネートを生成するかあるいはプロピオンアル
デヒドとその場で反応してプロピリデンジプロピオネー
トと生成する。エチリデンジプロピオネートは、有機合
成用の出発物質として用いられ得る0例えば、加熱によ
り分解されてビニルプロピオネート(及びプロピオン酸
)が生成され得、しかしてそれからポリビニルエステル
が製造され得る。かくして、本方法は、1分子当たりn
個の炭素原子を有するエチレン型不飽和の化合物を1分
子当たり2fi+2個の炭素原子を有するカルボン酸無
水物に転化し、そしてこのカルボン酸無水物を1分子当
たりn個の炭素原子を有するアルデヒドとの反応により
、アルキリデン部がm個の炭素原子を存しかつ各エステ
ル部がn+4個の炭素原子を有するアルキリデンジエス
テルに転化することに通じる。
本発明による触媒系を製造する際、均質なパラジウム化
合物も不均質をパラジウム化合物も両方とも用いられ得
る。しかしながら、均質な化合物が好ましい、適当な均
質な化合物は、パラジウムと例えば硝酸、硫酸又は1分
子当たり12個よりも多くない炭素原子を有するアルカ
ンカルボン酸との塩である。ハロゲン化水素酸の塩も原
則的に同様に用いられ得るが、そのハロゲンイオンが腐
蝕作用を有し得るという欠点がある。好ましく用いられ
る化合物は、酢酸パラジウムである。更に、パジウム錯
体例えばラジウムアセチルアセトネート、テトラキスト
リフェニルホスフィンパラジウム、ビス−トリー〇−)
リルホスフィンパラジウムアセテート又はビス−トリフ
ェニルホスフィンパラジウムサルフェートも用いられ得
る。木炭上に担持されたパラジウム並びにイオン交換体
(例えば、スルホン酸基を有するイオン交換体)に結合
されたパラジウムが、適当な不均質化合物の例でる。
パラジウムの量は、臨界的でない、エチレン型不飽和の
化合物1モル当たり10−S〜10−’ダラム原子の量
のパラジウムを用いることが好ましい。
ホスフィンPl?’R”R”の置換又は非置換のアリー
ル基R1、Rz及びR3好ましくは、18個よりも多く
ない特に6〜14個の炭素原子を含有する。適当なR1
%R1及びR3の例は、ナフチル基及び特にフェニル基
である0本発明による方法は、アリール基の各々が電子
吸引置換基を有する場合かなり一層高い反応速度で進行
する、ということが驚くべきことに見出された。電子吸
引置換基の連は、ハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素及
び?つ素原子)、トリハロゲノメチル基、m−アルコキ
シ基(C−P結合に関して”) 、5Osll基及びシ
アノ基である。非常に良好な結果が、塩素原子の場合に
得られた。
適当なホスフィンの例は、トリーm−メトキシフェニル
ホスフィン、トリ (0−フルオロフェニル)ホスフィ
ン、トリ (m−トリクロロメチルフェニル)ホスフィ
ン及び特にトリ (p−クロロフェニル)ホスフィンで
ある。ホスフィンは、1グラム原子のパラジウム当たり
少なくとも5モル好ましくは10〜150モルの量で用
いられる。パラジウム化合物が既にホスフィンを含をし
ている場合、このことは用いられるふきホスフィンの量
を計算する場合に考慮されるべきである。
本発明による方法において、−酸化炭素は純粋な形態で
あるいは窒素、貴ガス又は二酸化炭素の如き不活性ガス
で希釈された形態で用いられ得る。
一般に、10%Vよりも多い水素の存在は望ましくなく
、何故なら、反応条件下で水素はエチレン型不飽和の化
合物の水素添加を起こし得るからである。一般に、−酸
化炭素あるいは5%V未満の水素を含有する一酸化炭素
S有ガスを用いることが好ましい。
本発明による方法は好ましくは、50〜200℃特に7
5〜150℃の範囲の温度で行われる。
全体の圧力は好ましくは、1〜1. OOバール特に2
0〜75バールの範囲にある。
エチレン型不飽和の化合物対カルン酸のモル比は、臨界
的でない、カルボキシ基対エチレン型不飽和結合のモル
比は、例えば0.1〜10:1にあり得る。モノオレフ
ィン及び−塩基酸を用いる場合、−塩基酸の過剰量を用
いることが還常好ましい、しかしながら、多塩基酸を用
いてポリ無水物を製造する場合は、エチレン型不飽和の
化合物の過剰量を用いることが一触に必要であろう。
本発明による方法は、回分的に、連続的に又は半連続的
に行われ得る。一般に、溶媒の使用は必要でなく、何故
なら、通常、反応体の1つと過剰量存在して溶媒として
も働き得るからである。しかしながら、必要なら溶媒も
用いられ得、しかして溶媒の例は、スルホキシド例えば
ジメチルスルホキシド及びジエチルスルホキシド、スル
ホン例えばジイソプロピルスルホン及びテトラヒドロチ
オフェン−1,1−ジオキシド(「スルホラン」とも呼
ばれる。)、クロロホルム、及びエーテル例えばジグリ
メ (ジエチレングリコールのジメチルエーテル)、ジ
フェニルエーテル及びジイソプロピルエーテルである。
〔実施例〕
次の例により、本発明を更に説明する。実験は、250
mi!の電磁かくはん式ハステロイ(Hastello
y) C製のオートクレーブ(“ハステロイ(Hast
elloy)″は、商品名である。)中で行われた。
例  1 オートクレーブに、トルエン(30IIIl)、アセト
アルデヒド(20g+1> 、プロピオン酸(101m
1) 、酢酸パラジウム(II)  (0,2ミリモル
)、トリ (p−クロロフェニル)ホスフィン(10ミ
リモル)及びp−トルエンスルホン酸(3ミリモル)を
装填した。オートクレーブを一酸化炭素でフラッシュし
、30バールの圧力にてエテノ及び30バールの圧力に
て一酸化炭素を満たし、シールしそして110℃の温度
に加熱した。
5時間の反応時間後、オートクレーブの内容物を気液ク
ロマトグラフィーにより分析した。アセトアルデヒドの
転化率は60%(最大の可能な転化率である。)であり
、エチリデンジプロピオネートへの選択率は90%であ
り、残りはプロピオン酸無水物(5%)及びビニルプロ
ピオネート(5%)であった。
例2 トリ(p−クロロフェニル)ホスフィン(10ミリモル
)をトリフェニルホスフィン(10ミリモル)で置き換
えて、例1t−操り返した。アセトアルデヒドの転化率
は25%であり、エチリデンジプロピオネートへの選択
率は30%であり、プロピオン無水物への選択率は60
%であった。
例3 10mlの代わりに20m1のプロピオン酸を用いて、
例1を繰り返した。アセトアルデヒドの転化率は65%
(最大の可能な転化率は80%である。)であり、エチ
リデンジプロピオネートへの選択率は72%であり、残
りはプロピオン酸無水物(25%)及びビニルプロピオ
ネート(3%)であった。
例4 トリ(p−クロロフェニル)ホスフィン(10ミリモル
)をトリフェニルホスフィン(50ミリモル)で!き換
えかつ3ミリモルの代わりに15ミリモルのp−)ルエ
ンスルホン酸を用いて、例1を操り返した。125℃に
て2時間の反応時間後、アセトアルデヒドの転化率は5
6%であり、エチリデンジプロピオネートへの選択率は
48%であり、プロピオン酸無水物への選択率は50%
であった。
例  5 1Oミリモルの代わりに50ミリモルのトリ(p−クロ
ロフェニル)ホスフィンを用いかつ3ミリモルの代わり
に15ミリモルのp−トルエンスルホン酸を用いて、例
1を繰り返した。125℃にて5時間の反応時間後、ア
セトアルデヒドの転化率は60%であり、エチリデンジ
プロピオネートへの選択率は89%であり、プロピオン
酸無水物への選択率は8%であり、ビニルプロピオネー
トへの選択率は3%であった。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルキリデンジエステルの製造法において、パラ
    ジウムまたはパラジウム化合物、1グラム原子のパラジ
    ウム当たり少なくとも5モルのホスフィンPR^1R^
    2R^3(ここで、R^1、R^2及びR^3の各々は
    置換されていてもよいアリール基を表す。)及び促進剤
    としてのpKa<2(水溶液中18℃にて)を有する酸
    (但し、ハロゲン化水素酸及びカルボン酸を除く。)を
    一緒にすることによつて製造された触媒系の存在下で、
    エチレン型不飽和の化合物を一酸化炭素、カルボン酸及
    びアルデヒドと反応させる、ことを特徴とする上記製造
    法。
  2. (2)非配位性アニオンを有する酸を促進剤として用い
    る、特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)ルイス酸とブレンステツド酸との相互作用によつ
    て生成され得る酸あるいはスルホン酸を促進剤として用
    いる、特許請求の範囲第1項又は第2項記載の製造法。
  4. (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xは硫黄又は塩素を表し、そしてXが塩素であ
    る場合はR^4は酸素を表し、Xが硫黄である場合はR
    ^4はOH基又は置換されていてもよい炭化水素基を表
    す。) を有する酸を促進剤として用いる、特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の製造法。
  5. (5)R^4によつて表される置換されていてもよい炭
    化水素基が1〜30個の炭素原子を有するアルキル、ア
    リール、アルアルキルまたはアルカリール基である、特
    許請求の範囲第4項記載の製造法。
  6. (6)酸がp−トルエンスルホン酸またはトリフルオロ
    メタンスルホン酸である、特許請求の範囲第4項又は第
    5項記載の製造法。
  7. (7)pKa<2を有する酸が1グラム原子のパラジウ
    ム当たり0.01〜150当量特に1〜50当量の量で
    存在する、特許請求の範囲第1〜6項のいずれか1つの
    項記載の製造法。
  8. (8)エチレン型不飽和の化合物が1分子当たり2〜3
    0個の炭素原子及び1〜3個の二重結合を有する非置換
    又は置換されたアルケン又はシクロアルケンである、特
    許請求の範囲第1〜7項のいずれか1つの項記載の製造
    法。
  9. (9)カルボン酸が1分子当たり20個よりも多くない
    炭素原子を有する、特許請求の範囲第1〜8項のいずれ
    か1つの項記載の製造法。
  10. (10)アルデヒドが1分子当たり2〜30個の炭素原
    子を有する非置換又は置換されたアルカナールである、
    特許請求の範囲第1〜9項のいずれか1つの項記載の製
    造法。
  11. (11)R^1、R^2及びR^3によつて表されるア
    リール基が6〜14個の炭素原子を有する、特許請求の
    範囲第1〜10項のいずれか1つの項記載の製造法。
  12. (12)アリール基の各々が電子の吸引置換基を有する
    、特許請求の範囲第1〜11項記載の製造法。
  13. (13)トリ(p−クロロフェニル)ホスフィンを触媒
    系に用いる、特許請求の範囲第12項記載の製造法。
  14. (14)1グラム原子のパラジウム当たり10〜150
    モルのホスフィンを用いる、特許請求の範囲第1〜13
    項のいずれか1つの項記載の製造法。
  15. (15)50〜200℃の範囲の温度にて行う、特許請
    求の範囲第1〜14項のいずれか1つの項記載の製造法
  16. (16)20〜75バールの範囲の圧力にて行う、特許
    請求の範囲第1〜15項のいずれか1つの項記載の製造
    法。
JP24157986A 1985-10-14 1986-10-13 アルキリデンジエステルの製造法 Expired - Lifetime JPH0717571B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8525301 1985-10-14
GB858525301A GB8525301D0 (en) 1985-10-14 1985-10-14 Preparation of alkylidene diesters

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JPS6287554A true JPS6287554A (ja) 1987-04-22
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JP (1) JPH0717571B2 (ja)
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