JPS6287397A - 識別マ−クを付した名刺及びそれを光学的に読取る方法並びにその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は名刺に記載された事項をそれが何であるかを区
別して読取れるための名刺とそれを光学的に自動的に読
取るための方法とそれを実施するための装置に関するも
のである。

（従来技術） 名刺は我国において「あいさつ代り」に用いられており
、公私にわたって多用されている。一枚の名刺かもとで
大きな商談が成立したり、親しい友人が出来たりするこ
とも多く、人間関係を豊かにスムースにするためになく
てはならないものである。

しかし、名刺はあまりにも多用されるため受は取った名
刺を整理するのに多大の労力が必要であり、便利な整理
手段が求められていた。これに応えて、今日までにアル
バム式の整理帳や適宜位置に区切りを入れることができ
るボックスタイプの整理箱が種々開発され、市販されて
いるが、これらのものはいずれも氏名や会社名の頭文字
順に集める方式のものであるため、氏名や会社名を忘れ
てしまった時には捜しようがなく、１枚ずつ全部見るよ
り仕方なかった。また、このような整理方法では、氏名
や会社名がわかっていても、千葉系にある会社の課長の
氏名一覧表とか各社の営業課長一覧表、甲会社の開発部
の人といった観点からの人捜しには全く役立たず、必要
な名刺を捜し出すのに時間がかかった。

そのため、近年、名刺に記載された事項をそれぞれの項
目例えば、会社名、所属、役職、氏名、会社所在地、郵
便番号、電話番号等をそれぞれの項目毎に、人手により
データ入力しコンピュータ（マイコン、ミニコン等を含
む。本発明において以下同じ）により、種々の観点から
名刺情報を検索できるようにするものも考えられている
。

しかし、この方法は名刺に記載されている情報を人手に
より会社名は会社名として、所属は所属として区別して
コンピュータにデータ入力する必要があり、手間と費用
がかかりすぎる上に、誤りも生じるのであまり利用され
ていない。

（本発明の解決すべき問題点） 本発明では、いくつかのタイプの名刺に記載された名刺
情報を人手をわずられすことなく、光学的に自動的に読
み取り、会社名は会社名として所属は所属として各項目
を区別してコンピュータに入力することができる名刺と
それを光学的に読取る方法を提供すると共に、それに用
いられる装置を開発することが目的である。

（解決するための手段） 名刺は職業や個人的好みの違い等から一つの様式に定形
化することはできない。そこで、名刺の記載様式をいく
つかの様式に分けておき、その中から自分に適したもの
を選んでもらって名刺を作成する。その際各様式にそれ
ぞれ決められた番号や記号からなる識別マークを台紙の
所定位置に記入しておく。この様な名刺であれば、様式
毎に記載された会社名や氏名、所属等の記載位置が決っ
ているので光学的に読取る際、整列された名刺を一枚ず
つ順序よく移送装置によって送り出し、まず名刺の記載
様式を示す識別マークを読取り位置に来るようにし、識
別マークを読取り、これを電気信号に変換してコンピュ
ータに送り、コンピュータにより、名刺に記載されてい
る会社名や氏名等がどの位置にあるかを判断し、それに
基づいて名刺の移送装置を所定位置まで移動させ、順次
会社名や所属、役職、氏名等を区別しながら読取ること
ができる。これら読取った事項が会社名であるのか、氏
名であるのかについての判断は、識別マークを読取るこ
とにより各記載事項の順番が決められているので、読取
り順に会社名、次に所属、次に役職、次に氏名というよ
うに決められているためすぐにコンピュータにより判断
できるので、読取った情報が何であるかを判別してコン
ピュータ入力できるのである。

また、上記の方法を実行するための装置としては、読取
るべき名刺を整列させておくフィードボックスと名刺を
一枚ずつ取り出して搬送装置に移すための移動装置、送
出された名刺を順次、光学読取部を経て収納部にまで運
ぶ搬送装置、該搬送装置の速度を制御する制御装置、さ
らには記載事項や識別マークを読取るための光源や集光
レンズ光電素子等を備えた光学読取装置、これに連結さ
れ該装置からの信号により制御装置を制御するための信
号を送ったり、名刺に記載された事項をそれが何である
かを区別して記憶すると共にそれに連設された名刺情報
検索用端末機からの信号に応じて所望する名刺の情報を
出力するコンピュータを備えた装置によって実行するこ
とができる。

（実施例） 本発明の実施例を図面により説明する。

第１図は本願第１の発明に係る名刺の１例を示すもので
、名刺（１）には会社名（２１）、所属（２２）、役職
（２３）、氏名（２４）、郵便番号（２５）、所在地（
２６）、電話電量（２７）が記載されており、これは従
来の名刺と何ら変るところはない。

しかし、名刺（１１の右下隅にＡＩＪと記載されている
ところが従来の名刺と異なるところで、これが記載様式
を示す識別マークである。このマークはＡ、Ｂ％Ｃや１
．２．６、　　イ、口、ハ、　○、△、口、等いずれの
文字、数字、図形であってもよい。またこの識別マーク
は普通のインキで印されてもよいが、目に見えにくいが
光学的には読取可能な物質（赤外線又は紫外線に反応す
るインキや塗料等）で印すと名刺がきれいであるのでよ
りよい。

第２図は第２及び第３の発明を示す概略図で１は記載様
式を示す識別マークが付されている名刺であり、読取る
べき何枚かの名刺が積み重ねられたり整列されてフィー
ドボックス（２）に入れられている。（４）は名刺の搬
送装置で制御装置（５）によって搬送速度や停止位置な
どがコントロールされている。

（３）は移動装置でフィードボックス（２）の名刺を一
枚ずつ順次搬送装置（４）に移す。搬送装置は例えば無
端ベルトや無端チェーン等から構成されており、それに
は名刺をしっかりと所定位置に把持すべき把持部材（６
）が設けられているとよいが、これはなくてもよい。（
７）は読取りの終った名刺を収納部（８）へ導くガイド
である。

一方、光学的読取部は光源（９）とミラー（１０）及び
光電素子０１）を主要素として備えており、必要に応じ
て集光レンズθ２０３が用いられる。ミラー（１０１は
適宜の角度揺動して１字分について光を照射できるよう
になっているものがよいが、固定式のものでも搬送装置
の移動速度を精密に制御できるものであれば文字、記号
等の読取りが可能である。

０りはコンピュータであり、それには検索用の端末機θ
０が継続されている。

次に上記装置を用いた光学読取方法について説明する。

整列された識別マーク付き名刺（１）はフィードボック
ス（２）より移動装置（３）により１枚ずつ順次搬送装
置（４）に移される。この時名刺は縦書きでも横書きの
ものでも書き方向が搬送方向と垂直方向になるように搬
送した方が読取り装置を簡単にできるのでよい。しかも
その際識別マークが搬送方向の前方に位置するようにし
た方が識別マークを読みとりやすい。これら名刺＋１）
は光学読取り位置に正確に制御装置（５）により位置付
けされると、先ず識別マーク翰が付されている位置（予
め定められた位置に付されている、付ける位置そのもの
は任意の位置であるが予め決めておくと便利である）に
光線が当たるようにし、それを光電素子０１）により読
取り、コンピュータα弔によりその名刺がどのような記
載様式のものであるかを判断し、様式毎に予めプログラ
ミングされたとおりに制御装置（５）を駆動する指令を
発する。この指令により、制御装置は決められた位置即
ち名刺の最初の記載例えば会社名が記載されている位置
が光学装置の照射位置にまで来るように搬送装置（４）
を駆動する。この位置で−たん停止してミラー０■を図
の矢印のごとく所定角度揺動する。この反射光が集光レ
ンズＱ３を経て光電素子Ｏｆ＋に到達し、光学的ｏｎ　
ｏｆｆ信号が電気的ｏｎ−ｏｆｆ信号に変換されてコン
ピュータ←りに入力されて、あらかじめコンピュータが
記憶している文字パターンと照合され記載文字が何であ
るかを判断し名刺情報として記憶装置に記憶される。

この場合、先に識別マークを１Ａ″と読取りコンピュー
タに信号として入力されているので最初に読取られたも
のは会社名、次は所属というように既にコンピュータが
判断できるようになっている。

したがって、会社名を読取った後はコンピュータの指令
により、制御装置（５）が働き、搬送装置（４）を駆動
し、次の文字が記載されている位置まで名刺を移動させ
る。このような動作を順次行なって、所属、役職、氏名
というように次々読取り、コンピュータθ勇に会社名は
会社名、氏名は氏名として区別して入力する。入力され
た名刺情報はコンピュータ（１４１によって記憶され、
必要に応じて端末機α均から検索することができる。

なお、目に見えにくい物質としては、ルチル、亜鉛華及
び種々の有機ポリマー等がありそれをもちいた識別マー
クを読みとる場合には光源としてそれぞれに応じた波長
を出す光源（赤外線又は紫外線）を用いると共に、その
波長を感知する光電素子を用いて識別マークの読みとり
を行う。

（効　果） 本願第１、発明の名刺は、名刺の記載様式を識別するた
めの識別マークが台紙上の定められた適宜の位置に印さ
れているため、人手を要することなく光学的に自動読取
り、及びコンピュータ入力が可能である。しかも、上記
識別マークは任意の目立たない位置に付けることができ
るので名刺の体裁を害うことかない。

特に識別マークを視覚上は目だちにくいが光学的には読
取り可能な物質（赤外線又は紫外線に反応するインキや
塗料）で印しておけば見た目には従来の名刺と何ら変ら
ない美しい名刺でありながら、光学的自動読取りが可能
である名刺を提供することができる。

本願第２の発明の方法によれば、前記第１、発明の名刺
を単にフィードボックスに整列させておくだけで自動的
に名刺の記載事項を読取り、コンピュータ入力できる。

本願第６の発明の装置は前記第２の発明を実施するもの
であって、上記方法を確実にしかも迅速に実行できるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本願第１の発明に係る、識別マーク付き名刺の
１例を示すものであり、第２図は本願第２及び第３の発
明に係る識別マーク付き名刺の記載事項読取り方法及び
その装置の概略図を示すものである。 １・・・名刺　　　　　　２・・・フィードボックス３
・・・移動装置　　　　４・・・搬送装置５・・・制御
装置　　　　６・・・把持部材９・・・光源　　　　　
　１０・・・ミラー１１・・・光電素子　　　１４・・
・コンピュータ２０・・・識別マーク

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）名刺の台紙余白部に名刺の記載様式を示す識別マー
   クが付されている名刺。 ２）上記識別マークが視覚上は見えにくいが、光学的に
   は読取り可能な物質で印されている特許請求の範囲第１
   項記載の名刺。 ３）名刺の台紙余白部に名刺の記載様式を示す識別マー
   クが付されている名刺を１枚ずつ順次光学読取部を通過
   するように移送し最初に上記識別マークに光を照射しそ
   の反射光を光電素子により受けて光信号を電気信号に変
   換してこれをコンピュータに入力し、該信号により名刺
   上の記載位置を判別して名刺の搬送装置を制御し、各名
   刺を光学読取り位置に搬送すると共に、名刺記載事項の
   読取順序によりそれが何についての記載であるかを区別
   してコンピュータに入力するようにした識別マーク付き
   名刺の光学的読取り方法。 ４）名刺（１）を収納するためのフィードボックス（２
   ）と、そこから名刺を１枚ずつ搬送装置（４）に移行さ
   せるための移動装置（３）と、名刺を１枚ずつ光学読取
   り部に移送するための搬送装置（４）と、搬送装置の搬
   送速度又は／及び停止位置を制御するための制御装置（
   ５）を備え、さらに、光源（９）とミラー（１０）と光
   電素子（１０）とを有する光学読取装置とコンピュータ
   が連結されている識別マーク付き名刺の光学的読取り装
   置。