JPS6287316A - 変速装置用ギヤの製造方法 - Google Patents

変速装置用ギヤの製造方法

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JPS6287316A
JPS6287316A JP60229259A JP22925985A JPS6287316A JP S6287316 A JPS6287316 A JP S6287316A JP 60229259 A JP60229259 A JP 60229259A JP 22925985 A JP22925985 A JP 22925985A JP S6287316 A JPS6287316 A JP S6287316A
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JP
Japan
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cavity
gear
planet gear
synthetic resin
transmission
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JP60229259A
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English (en)
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Yoshio Ikeda
義雄 池田
Michiaki Ito
道明 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、遊星ギヤ機構から成る変速装置における円筒
状もしくは円環状の遊星ギヤを成形する変速用ギヤの製
造方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来より遊星ギヤ機構から成る変速装置は、通常変速比
を大きく必要とする動力伝達系に採用されており、最近
では、洗濯機における攪拌体が低速指向にあることから
、洗濯機の動力伝達系に用いられることも多い。而して
、洗濯機における変速装置は、内周面に歯部を有する外
輪ギヤと、この外輪ギヤの中心部に位置して洗濯機モー
タからの回転力を受ける太陽ギヤと、この太陽ギヤと外
輪ギヤとに噛合する様に配置されて太陽ギヤの回転によ
って外輪ギヤの内周を周回する遊星ギヤと、この遊星ギ
ヤの周回によって回転する様に設けられ洗濯機モータの
回転を変速(減速)して攪拌体側に出力する回転体とを
具備した構成である。
しかしながら、従来の変速装置では、その遊星ギヤを焼
結金属にて形成しているため、運転時における騒音が大
きく、又、生産性も低くコスト高を来たす不具合もあっ
た。
その対策案として、本発明者は遊星ギヤを合成樹脂から
構成することを試みており、斯様にすることか低騒音化
及び生産性の向上について極めて良好な結果となること
が明らかとなった。しかし、その反面、次の様な新たな
問題に直面した。
即ち、この場合、遊星ギヤを、成形型のキャビティに溶
融合成樹脂を射出することで成形することを考えている
。この場合、一般に遊星ギヤは、その形状が円筒状もし
くは円環状をなすことから1、成形型におけるキャビテ
ィも、第10図に示す様に、平面的に見て円形状をなす
ものとなる。而して、斯様なキャビティに対して、溶融
合成樹脂を射出する場合には、従来よりそのキャビティ
の一箇所例えばA部から溶融合成樹脂を射出する方法゛
が採用されていた。
しかしながら、この製造方法では、通常の汎用ギヤにつ
いてはさほど問題はないが、強度的に高いものが要求さ
れる遊星ギヤの製造方法としては、強度上の問題が発生
する不具合があった。即ち、溶融合成樹脂をA部から射
出すると、この溶融合成樹脂が同図に矢印で示す様に、
そのA部からキャビティ内を二手に分流して充填される
様になるため、その分流樹脂が突合わせ状態に合流した
部分(B部)でいわゆるウェルドラインが生じ、この部
分が強度的に弱くなってしまう問題があった。
[発明の目的] 本発明は−1−記事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、騒音の低減を図り得ると共に生産性の向上を
図り得、又、強度の高い遊星ギヤを製造し得る変速装置
用ギヤの製造方法を提供するにある。
[発明の概要] 本発明は、円筒状もしくは円環状の遊星ギヤを、成形型
のキャビティの内方からそのキャビティ全周囲に溶融合
成樹脂を射出することにより成形する様にし、以て、い
わゆるウェルドラインのない遊h1ギヤを製造し得るも
のである。
[発明の実施例コ 以下本発明を、脱水兼用洗濯機に用いられる変速装置用
ギヤの製造方法に適用してその第1の実施例を図面を参
照して説明する。
まず、脱水兼用洗濯機の概略的構成について述べるに、
第6図において、1は外箱、2は水受は槽、3はこの水
受は槽2の内部に設けられた回転槽、4はこの回転槽3
の内部に設けられた比較的大形の攪拌体、5は前記水受
は槽2の外底部に設けられた洗濯機モータ、6は同じく
この水受は槽2の外底部に設けられた動力制御機構であ
り、前記洗濯機モータ5の回転動力を、洗濯機モータ5
側のプーリ5a、ベルト7及び動力制御機構6側のプー
リ8を介して動力制御機構6に伝達する様になっている
。動力制御機構6を示す第7図において、9は上ケース
10及び下ケース11から成るケースで、その内部に変
速装置12を設けている。13はプーリ8に連結された
連結された一次側脱水軸で、これはクラッチ装置14に
よって脱水時には前記ケース9の下ケース11の軸部1
1aと連継され、洗い時にはその連継が解除される様に
なっている。15は同じくプーリ8に連結された−次側
攪拌軸で、これは変速装置12における入力軸たるもの
である。一方、16は回転槽3に連結された二次側脱水
軸で、これはケース9と筒状軸17を介して一体連結さ
れている。18は攪拌体4に連結された二次側攪拌軸で
、これは前記変速装置12における出力軸たるものであ
る。
19は洗い時に前記ケース9の自由回転を阻止するブレ
ーキ装置である。これらのことから分る様に、洗い時に
は、洗濯機モータ5からの回転力が一次側脱水軸15.
変速装置12及び二次側攪拌軸18を介して攪拌体4に
伝達され、その途中において、変速装置12によりその
回転速度が変速されるものであり、そして、脱水時には
洗濯機モータ5の回転力が一次側脱水軸13.ケース9
゜筒状軸17及び二次側脱水軸16を介して回転槽3に
伝達されるものである。
ここで、上記変速装置12について詳述するに、第4図
及び第5図並びに第7図において、20はナイロン66
(商品名)等の合成樹脂がらがら成る外輪ギヤで、これ
は前記上ケース1oの内周面一  6 − に回り止め状態に嵌着固定されており、その内周部に歯
部20aを有する。21は太陽ギヤで、これは、−次側
攪拌軸15にあって外輪ギヤ20の中心部に位置する上
端部に機械加工によって形設されており、その外周部に
歯部21aを有する。
22は後述する方法にて製造された合成樹脂製の4個の
遊星ギヤで、これは全体として円筒状をなし、その外周
部に南部22aを有し、又、内周面には環状突出部22
bを有する。この遊星ギヤ22は、上下端部にローラ2
3及び24を嵌合し、このローラ23及び24を挿通し
た軸25を」−下に一体関係にあるブラケット26及び
27に固着連結することによりユニット化されており、
このユニット状態で夫々前記外輪ギヤ20と太陽ギヤ2
1とに噛合されている。上記上部のブラケット26は、
その中心部にて前述の二次側攪拌軸18と一体回転する
様になっている。斯様な構成から理解される様に、変速
装置12は、二次側攪拌軸15か洗濯機モータ6の回転
力を受けて回転すると、これと一体の太陽ギヤ21が回
転することによって、遊星ギヤ22が自転しつつ周回し
、その周回速度に応じてブラケット26及び27が回転
し、以て二次側攪拌軸18が変速(減速)されて回転す
る。この場合、その二次側攪拌軸18は1/6程度に減
速される。
さて、上記遊星ギヤ22の製造方法について述べるに、
第1図においては、射出成形用の成形型28を示してお
り、この成形型28は、下型29と上型30とからなり
、この成形型28には歯部成形部31aを有する円筒中
空状のキャビティ31が形成されていると共に、このキ
ャビティ31の内方中心部にノズル口32が形成されて
いる。
このノズル口32はその先端部32aが、キャビティ3
1内方において円板中空状をなしていて、この先端部3
2aは」二下幅の狭いゲート33を介してキャビティ3
1の全周囲に連通している。又、キャビティ31にあっ
てゲート33とつながる部分には、環状突出部成形部3
4が形成されている。
斯様な成形型28に対し、そのノズル口32から、ナイ
ロンに炭素繊維を10〜40%混合した溶融合成樹脂を
射出する。この場合、キャビティ31の内方にあって円
板中空状の先端部32aから、そのキャビティ31の全
周囲に溶融合成樹脂が射出されることになり、換言すれ
ば、溶融合成樹脂が二手に分流することなくキャビティ
31に充填される。この結果、キャビティ31内にいわ
ゆるウェルドラインが生じることはない。この成形によ
って、第2図に示す様に合成樹脂の固化物gが成形され
、この後、この固化物gをゲート33相当部の薄肉部り
にていわゆるランナiを取り除いて第3図に示す遊星ギ
ヤ22を得る。斯様にして製造された遊星ギヤ22につ
いては、いわゆるウェルドラインか生じることがなく、
よって、遊星ギヤ220強度を高め得、しかも、この製
造方法によれば、キャビティ31の歯部成形部31aに
も溶融合成樹脂が良好に充填されるので、遊Jdギヤ2
2における南部22aの強度も高く、高品質となる。こ
の場合、遊星ギヤ22が合成樹脂製であるから、変速装
置12の運転時における騒音の発生を良好に抑え得、又
、生産性の向上も図り得てコストの低廉化にも寄与でき
る。しかも、この遊星ギヤ22には、その内周面に、環
状突出部成形部34により環状の突出部22bが形成さ
れるから、補強効果が得られ、この結果、遊星ギヤ22
の強度の向上を一層図り得る。
また特に本実施例の場合、遊星ギヤをナイロンに炭素繊
維を混ぜたものを材料とし、外輪ギヤにもナイロンを用
いているため、相互間の摩擦係数を小さくでき、ギヤ機
構の耐久性を向上することができる。従来のものはギヤ
の材料としてポリアセタールにて成形されるものが一般
的であり、また樹脂に炭素繊維を混入して強度を増すも
のも知られていてるが、単純にこれらを組み合わせた場
合、ギヤのかみ合いによって生じた炭素粉が研磨剤とし
て作用しギヤの摩擦を早め耐久性が低下してしまう。
これは通常のギヤ伝達機構と異なり遊星ギヤ機構である
ためいわば密閉状態となり、炭素粉が排出されにくいた
めで、第三、第四のギヤがかみ合う一般のギヤ機構と異
なる特有の事情下にあり、このような状況にあっても、
本願の如き組み合わせによれば前述した耐久性の低下を
効果的に防止することができる。
次に第8図及び第9図は本発明の第2の実施例を示して
おり、この実施例においては、ゲート35からキャビテ
ィ31につながる環状突出部成形部36を円板中空状に
形成でおり、この環状突出部成形部36によって形成さ
れる円板状の合成樹脂固化物を第9図の様に中心部にて
切除することで、遊星ギヤ37の内周面に環状の突出部
37aを形成する。この第2の実施例によれば、前記第
1の実施例と同様に効果を奏するのに加え、強度がさら
に高い遊星ギヤ37を得ることができる。
尚、−に記名実施例では、円筒状の遊星ギヤ22及び3
7を例示したが、遊星ギヤとしては、環状をなすもので
もよい。又、本発明は、脱水兼用洗濯機に用いられる遊
星ギヤ機構から成る変速装置以外にも、他の機器に用い
られるこの種変速装置に広く適用できるものである。
[発明の効果コ  11一 本発明は以上の記述にて明らかな様に、遊星ギヤ機構か
ら成る変速装置における円筒状もしくは円環状の遊星ギ
ヤを、成形型のキャビティの内方からそのキャビティ全
周囲に溶融合成樹脂を射出することにより成形する様に
したことを特徴とする変速装置用ギヤの製造方法であり
、これにて、騒音の低減を図り得ると共に、生産性の向
」二を図り得てコストの低廉化に寄与でき、又、強度が
高く且つ高品質の遊星ギヤを製造できるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の第1の実施例を示し、第1
図は、成形型の縦断側面図、第2図は成形型から取出し
た合成樹脂の固化物を示す縦断側面図、第3図は成形状
態における遊星ギヤの縦断側面図、第4図は変速装置の
分解縦断側面図、第5図は変速装置における要部の横断
平面図、第6図は脱水兼用洗濯機の破断側面図、第7図
は動力制御機構部分の縦断側面図である。第8図及び第
9図は本発明の第2の実施例を示す第1図相当図及び第
3図相当図である。そして、第10図は従来の製造方法
を示すための成形型の横断平面図である。 図中、12は変速装置、20は外輪ギヤ、21は太陽ギ
ヤ、22は遊星ギヤ、22bは突出部、28は成形型、
31はキャビティ、33はゲート、34は環状突出部成
形部、35はゲート、36は環状突出部成形部、37は
遊星ギヤ、37aは突出部である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、遊星ギヤ機構から成る変速装置における円筒状もし
    くは円環状の遊星ギヤを、成形型のキャビティの内方か
    らそのキャビティ全周囲に溶融合成樹脂を射出すること
    により成形する様にしたことを特徴とする変速装置用ギ
    ヤの製造方法。 2、成形型のキャビティにあってそのゲートとつながる
    部分に環状突出部成形部を設けたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の変速装置用ギヤの製造方法。 3、遊星ギヤ材料の合成樹脂に、ナイロンに炭素繊維を
    混合したものを使用し、この遊星ギヤと噛合する外輪ギ
    ヤ材料にナイロンを使用したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の変速装置用ギヤの製造方法。
JP60229259A 1985-10-15 1985-10-15 変速装置用ギヤの製造方法 Pending JPS6287316A (ja)

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