JPS628621A - 無線送信機の出力側構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 出力側導波管を取外して無線送信機の保守・点検する場
合に、機器側の導波管より出射する電磁波を減衰せしめ
て、人体に悪影響を及ぼすことのないようにする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は無線送信機の出力側構造の改良に関する。

近年は、長距離ディジタル無線システムの実用化に伴い
、無線送信器の出力の高出力化が進んでいる。したがっ
て、これらの無線送信機の保守・点検時に、高出力の電
磁波が人体、特に目を直射しないように留意する必要が
ある。

〔従来の技術〕

第５図は従来の無線送信機の正面図であり、第６図は従
来の出力側構造を示す側面図である。

第５図、及び第６図において、各種の装置を数段に収容
した送信機架１の上段部には、高出力増幅器２が並設さ
れている。

送信機架１の上部には、アンテナに接続するアンテナ側
導波管５が装着され、それぞれの高出力増幅器２に装着
された導波管３は、それぞれＵベンド形の出力側導波管
４を介してアンテナ側導波管５に連結されている。

このように高出力増幅器２とアンテナと連結されている
ので、無線送信機の保守・点検時、例えば、周波数の測
定時等には、導波管３のフランジ３Ａと出力側導波管４
のフランジ４Ａとを一体に固着しているねじを弛め、出
力側導波管４とアンテナ側導波管５とを固着しているね
じもまた弛めて、出力側導波管４を除去することにより
、送信する電磁波の周波数の測定、調整等を実施するこ
とが容易である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記従来の無線送信機の出力側構造は、導
波管３がほぼ顔の高さに位置していることにより、保守
・点検時に出力側導波管４を取外すと、高出力増幅器２
の発する高出力の電磁波が、直接顔を照射して目等を損
傷せしめるする恐れがある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記従来の問題点を解決するため本発明は、高出力増幅
器に装着された導波管３より、出力側導波管４を取外し
た場合に、オンとなるように装着されたスイッチと、リ
ードの両端がそれぞれ対向する管壁に接続さるべく、リ
ードが管内を電界に平行する如くに装着されたダイオー
ド１２とを備え、出力側導波管４の取外しにより、スイ
ッチによってダイオード１２が導波管３に接続される構
造にしたものである。

〔作用〕

上記本発明の手段によれば、出力側導波管４を介して導
波管３とアンテナ側導波管５が連結されている場合は、
スイッチｌＯはオフであるので°、高出力増幅器２の発
する電磁波は、減衰することなく出力側導波管４．アン
テナ側導波管５を経てアンテナより出射される。

保守・点検のため出力側導波管４を取外すと、スイッチ
１０がオンとなる。したがって、ダイオード１２がオン
となりリード１３が通電状態になって、導波管３の終端
が短絡に近い状態となる。よって高出力増幅器２の発す
る電磁波を減衰させ、顔等を照射する電磁波を弱くする
ことができ、人体に悪影響を及ぼすことがない。

〔実施例〕

以下図示実施例により、本発明を具体的に説明する。な
お、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。

第１図は本発明の１実施例の側断面図、第２図は出力側
導波管を外した状態の要部側断面図、第３図は要部正面
図、第４図は他の実施例の側断面図である。

第１図乃至第３図において、高出力増幅器２の正面側に
突出した導波管３のフランジ３＾には、出力側導波管４
のフランジ４Ａが密着して、ねじ止め固着されている。

フランジ３＾の高出力増幅器２側の裏面にはスイッチ１
０が固着されている。スイッチ１０の作動バー１１は、
フランジ３Ａを直角に貫通する細孔を遊貫して、フラン
ジ４Ａ側に突出している。

この作動バー１１はスイッチ１０に内装されたばね手段
により、フランジ４Ａ側に突出するように構成され、突
出状態のときにスイッチ１０はオフとなり、押入された
ときにオフになるように構成されている。

リード１３を有するダイオード１２が、導波管３の管内
に装着されている。リード１３の両端はそれぞれ対向す
る管壁に接続され、導波管３の電界方向に平行して、管
壁に垂直になるように装着されている。

このダイオード１２とスイッチ１０とは、直列に接続さ
れている。

したかっ、て、無線送信機が稼動状態の時は、当然のこ
ととして、出力側導波管４を介して導波管３とアンテナ
側導波管５が連結されている。よって、出力側導波管４
のフランジ４Ａの端面と導波管３のフランジ３Ａとが密
着していて、作動バー１１はフランジ４Ａによりスイッ
チ１０側に押圧され、スイッチ１０はオフの状態である
。

このことにより、ダイオード１２がオフであり、高出力
増幅器２の発する電磁波は、減衰することなく導波管３
より出力側導波管４に伝送され、アンテナ側導波管５を
経て、アンテナより出射される。

保守・点検のため出力側導波管４を取外すと、作動バー
１１の先端を押圧していたフランジ４＾が除去され、作
動バーＩＩは、フランジ３Ａの端面よりも外側に突出す
る。そして、スイッチ１０がオンとなり、ダイオード１
２がオンとなって、リード１３が通電状態になる。即ち
、導波管３の終端が短絡に近い状態になり、高出力増幅
器２の発する電磁波を減衰させる。

第４図のスイッチＩＯＡは、フランジ３＾の中央部に設
けた孔を遊貫して、突起部がフランジ４Ａ側に突出して
いる。

このスイッチＩＯＡはフランジ側に装着したばね手段に
より、常時は突起部がフランジ４八側に突出するように
構成され、その状態でスイッチＩＯＡの他方の端部に形
成されたり一ド１３が係合した絶縁体よりなる保合部が
、リード１３の一端を牽引して、その端部を直接フラン
ジの側壁に設けて接点に接触させている。

また、出力側導波管４を取付けると、そのフランジ４Ａ
の端面が、スイッチＩＯＡの突起部を孔に押入させる。

このことにより係合部がリード１３を接点より離すよう
になっている。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、無線送信機の保守・点検
時に、送信機の出力側の導波路を取外すと、自動的に出
力増幅器の発する電磁波が減衰し、人体に悪影響を及ぼ
すことがないという、実用上で優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の側断面図、第２図は本発明
の実施例の出力側導波管を外した状態の要部側断面図、 第３図は本発明の実施例の要部正面図、第４図は本発明
の他の実施例の側断面図、第５図は従来の無線送信機の
正面図、 第６図は従来の出力側構造の側面図である。 図において、 ｌは送信機架、 ２は高出力増幅器、 ３は導波管、 ４は出力側導波管、 ５はアンテナ側導波管、 １０、　ＩＯＡはスイッチ、 １１は作動バー、 １２はダイオード、 １３はリードを示す。 従場ミイタリのａＪｆテじ≧■ ネ６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 機器側の導波管（３）の端末にアンテナに連結する出力
   側導波管（４）が接続された無線送信機において、 該導波管（３）より該出力側導波管（４）を取外した場
   合にオンとなるスイッチと、 リードの両端がそれぞれ対向する管壁に接続さるべく、
   該リードが管内を電界に平行する如くに装着されたダイ
   オード（１２）とを備え、 該出力側導波管（４）の取外しにより、該スイッチによ
   って該ダイオード（１２）が該導波管（３）に、接続さ
   れことを特徴とする無線送信機の出力側構造。