JPS6286148A - 高張力鋼線 - Google Patents

高張力鋼線

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JPS6286148A
JPS6286148A JP22648485A JP22648485A JPS6286148A JP S6286148 A JPS6286148 A JP S6286148A JP 22648485 A JP22648485 A JP 22648485A JP 22648485 A JP22648485 A JP 22648485A JP S6286148 A JPS6286148 A JP S6286148A
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steel
wire
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Takeshi Miki
武司 三木
Yukio Ochiai
落合 征雄
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高張力w4#1に係り、特に各種スチールコー
ド等に用いられる尚張力w4線に関するものである。
(従来の技術) 近年、吊橋のケーブルやワイヤーロープ、あるいは自動
車タイヤなどの強度を高めるスチールコード等に商張力
lIi線が多く用いられている。このような高張力@線
の代表例として古くから知られているものにピアノ線が
ある。これは、例えば鉄鋼材料便覧(昭和42年6月3
0日丸善株式会社発行)の第362頁に見られるように
、C018%程度を含む共折鋼の線材を、パテンティン
グ処理し−(伸線による加工硬化で強度を付与するもの
である。
ところが、このピア/線においても伸線時の断線や伸線
後の特性不良のため、例えば直径2mmの鋼線では強度
が230 kg/ l”、直径0.3+mの鋼線では3
20 kg/ I”以上の製品を作ることができないと
されている。一方で、構造設計の立場からは軽量化の要
求が強く、より高い強度の線材開発が必要となっている
(発明が解決しようとする問題点) 前述の状況に鑑み、本発明は伸線によって加工硬化させ
ても材質の劣化が起こらず、従来到達し得なかった特性
、ことに強度、延性を付与し得る圧i線材の提供全目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明は、コア部とそれを囲む外層部とからなり
、横断面内コア部の全断面に対する面積比が0.01〜
0.80の範囲にあり、該コア部は重量%でC0.01
−0,60%、Mn0.3〜1.5%、A I 0.0
05−0.10%を含有し、S io、5%以下、S 
0.03%以下に制限し、その他Fe及び不可避的不純
物を含む鋼からなり、外層部は重量%でC007〜1.
0%、Si0、1−2.0%、M n0.3〜1,5%
、A I 0.005−0.10%を含有し、その他F
e及び不可避的不純物を含む鋼からなることを特徴とす
る高張力鋼線、及び、コア部とそれを囲む外層部とから
なり、横断面内77部の全断面に対する面積比が0.0
1〜0.80の範囲にあり、該コア部は重量%でC0,
01〜0.60%、Mn0.3〜1.5%、A I 0
.005−0.10%を含有し、S io、5%以下、
S 0903%以下に制限し、その他Fe及1不可避的
不純物を含む鋼からなり、外層部は重量%でC0.7−
1,0%、S io、1−2.0%、Mn0.3〜1.
5%、A I 0.005−0.10%、Cr0.2−
2,0%を含有し、さらにTi、Nb、V、Zrの1種
ないし2種以上な合計0.005〜0.3%含み、その
他Fe及び不可避的不純物を含む鋼からなることを特徴
とする高張力鋼線である。
以ドに本発明の詳細な説明する。
(作用) 第1図は本発明に係る鋼線の断面の一態様を示すもので
ある6同図のコアg1は炭inが少なく、!!1ffI
鋼並の成分組成を有する領域であり、また外層部2は炭
素量が高く、いわゆるピアノ線に用いられる成分系を基
本成分とするものである。
本発明のワイヤをptSIIAの如きコア部とそれを囲
む外層部とからなる構成とするのは、次の如き理由によ
るものである。即ち、従来の鋼線は引抜を繰返して行く
と中心軸付近から小さな亀裂を生じ、それが次第にふえ
て、ついには大評な亀裂とな9破断に至る。この時点で
そのamはそれ以上強度を高めることが不可能となる。
しかしながら、第1U!Jの如きコア部とそれを囲む外
層部とからなる構成とすれば、鋼線コア部付近の延性が
高いので小さな亀裂を生じにくく、なおかっ、たとえ小
さな亀裂を生じてもそれらが大きな亀裂に発展しにくい
作用を有しているため、従来の鋼線に比してはるかに高
い加工性を有することになる。しかも、加工後において
も欠陥を含む頻度がはるかに低く、引張や捩りの延性に
富むのである。
コアf11s1の全断面に対する面積比を0.01〜0
.80とするのは、0.01未満では占有面積が小さ過
ぎて加工性が上がり()ないし、0.80を超すと全体
としての強度が不足するからである。
次に、コア部の成分範囲の限定理由について述べる。
Cを0.01%未満とするのは既存の工業水準からして
実用的でな(、一方0.8%を超えると延性が低ドして
特性を損なうため、0.01〜0.6%とした。
次に、Mn量は0.3%未満となれば脱酸不足となり、
1.5%を超すと加工性が低下する。
また、A1は0.005%を切ると結晶性の粗大化を招
外、0.10%を超すと介在物がふえて加工性が劣化す
る。
一方、Siは伸線による材質劣化で初期に断線したり、
機械的性質が低下したりするのを防ぐため0.5%以下
に制限する。
また、s51は0.03%を超すとことに捻回値の低下
が問題となってくるので、0.03%以下に制限する。
一方、外層部の成分限定理由は次の通りである。
まず、Cは鋼線の強度を確保する上で欠くことのできな
い成分であるため0.7%以上とする。しかし、1.0
%を超えると網目状のセメンタイトが発生し、伸線加工
性が着しく低下するため、上限を1.0%とした。
次に、Slは鋼の脱酸ならびに強化元素として添加する
が、0.1%未満では脱酸不足となるため0.1%を下
限とする。一方、Siが2%を遁えると鋼が脆化するた
め、2%を上限とする。
また、MnもSi と同様脱酸上必須の元素であり、0
.3%以上添加する。また、Mnはパーライト変態を遅
延させる効果を有するため、外周部全体を均質なパーラ
イト組繊とするためにはMn1lは多い方が望ましいが
、1.5%を超えるとその効果が飽和するため1.5%
を上限とする。
さらに、A1は0.005%を切ると結晶粒の粗大化を
招き、o、io%を題すと介在物がふえて加工性が劣化
する。
以上が外M部の基本成分系であるが、これらの組成に加
えて、さらにCr及び、Ti、Nb、V、Z「の1種又
は2種以上を添加すると外周部はより一層高強度化され
る。
まず、Crはパーライトのフメラ間隔の微細化を通じて
鋼の強度を上昇せしめるが、0.2%未満ではその効果
が不足する一方、2%超ではパーフィトの延性が低下し
、伸線加工性が劣化するため2%を上限とする。
また、Ti、Nb、V%Z「はいずれも微細な炭窒化物
として析出することによりオーステナイト粒を微細化し
、かつ鋼を強化する。これらの元素1種以上の合計が0
.005%末i−ではその効果が不十分であり、−力0
.3%超ではその効果が飽和するため、0.005〜0
.3%とした。
このようなgAlIIAの*yiL手段としては、例え
ば鋳造時に異種溶鋼の複合鈎込を行なうとか、あるいは
鋼管に丸鋼を挿入して溶接、焼ばめ、冷やしぼめ、圧入
その他の手段で一体化したのち圧延するなどの手段が考
えられる。そのようにして得た鋼線に所定の強度を付与
するには、パテンティングした後伸線を施す従来の高張
力線製造工程を通せば良い、また、最近開発された熱間
圧延直後に塩沿を通してパテンティングを省略する手段
を用いることも可能である。
以下に本発明の効果を実施例によりさらに具体的に示す
(実施例) コア部、外層部の含有成分を第1表に示す、同表におい
てA、BSD%E、F、G、H,Lは本発明例、C,I
、J、には比較例である。これらの鋼線は外径100場
儀、内径31.6s−〜91.3m−の各種鋼管を帛備
し、その内径より僅かに小さい外径を持つ丸鋼を酸洗し
た後、前者に後者を挿入して真空中で端部を電子ビー1
2溶接した素材を用い、熱間圧延にて直径llm−にし
たものである。ただし、Kで示した!l#!は複合構造
ではなく、単一の鋼線で、従来のピアノ線そのものであ
る。
これらの鋼線を560℃にてパテンティングして伸縮し
た。−例として第2図に本発明例Aと従来鋼#iKとの
断面減少率と@線の機械的性質の関係を示す。また、各
鋼線を1α径5IIImに伸線したときの強度、絞り、
捻回値をfpJ2表に示す。また、同表にはさらに伸線
を繰返して断線した際の素材からの断面減少率を示す。
第2図によれば、本発明例@#iAを用いたときの伸線
後の強度は、従来例w4線Kに比較して大差ないが、絞
り、捻回値が大きく向上し、これに関係して伸線限界に
おける断面減少率が高くなっている。これによる強度の
改善分はおよそ30kg/nw’になり、本発明がより
尚強度の線材を供給できることが明らかである。
さらに、第2表から明らかなように、他の本発明例B%
D、E、F%G%H,Lも全てKに対しほぼ同程度の強
度で、他の性質が優れている。しかし、比較例であるC
は強度が不足、虫たI、 Jは加工性、延性が全く改善
されていないことがわかる。
tIS2表 (発明の効果) 以上の実施例からも明らかなごとく、本発明によれば、
従来得られなかった高強度のgli線の搗供が可能とな
るほか、従来並の強度の鋼線に引抜く場合でも、破断に
よって材料歩留り、生産性の低ドをきp、1ことが従来
に比べてはるかに少なくなるという効果が得られ、産業
の発展に貢献する所極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明amの構成を示r断面図、fjSz図は
断面減少率に対する機械的性質の変化を示す図である。 1・・・コア部、  2・・・外/1部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コア部とそれを囲む外層部とからなり、横断面内
    コア部の全断面に対する面積比が0.01〜0.80の
    範囲にあり、該コア部は重量%で C0.01〜0.60%、 Mn0.3〜1.5%、 Al0.005〜0.10% を含有し、 Si0.5%以下、 S0.03%以下 に制限し、その他Fe及び不可避的不純物を含む鋼から
    なり、外層部は重量%で C0.7〜1.0%、 Si0.1〜2.0%、 Mn0.3〜1.5%、 Al0.005〜0.10% を含有し、その他Fe及び不可避的不純物を含む鋼から
    なることを特徴とする高張力鋼線。
  2. (2)コア部とそれを囲む外層部とからなり、横断面内
    コア部の全断面に対する面積比が0.01〜0.80の
    範囲にあり、該コア部は重量%で C0.01〜0.60%、 Mn0.3〜1.5%、 Al0.005〜0.10% を含有し、 Si0.5%以下、 S0.03%以下 に制限し、その他Fe及び不可避的不純物を含む鋼から
    なり、外層部は重量%で C0.7〜1.0%、 Si0.1〜2.0%、 Mn0.3〜1.5%、 Al0.005〜0.10%、 Cr0.2〜2.0% を含有し、さらにTi、Nh、V、Zrの1種ないし2
    種以上を合計0.005〜0.3%含み、その他Fe及
    び不可避的不純物を含む鋼からなることを特徴とする高
    張力鋼線。
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