JPS628516A - 半導体薄膜の熱処理方法 - Google Patents

半導体薄膜の熱処理方法

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JPS628516A
JPS628516A JP14794085A JP14794085A JPS628516A JP S628516 A JPS628516 A JP S628516A JP 14794085 A JP14794085 A JP 14794085A JP 14794085 A JP14794085 A JP 14794085A JP S628516 A JPS628516 A JP S628516A
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JP
Japan
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crystal grain
thin film
insulating substrate
layer
heat treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP14794085A
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English (en)
Inventor
Hisao Hayashi
久雄 林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPS628516A publication Critical patent/JPS628516A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、半導体薄膜の熱処理方法に関し、特に多結晶
シリコン層の結晶性を改善して高性能のトランジスタを
形成するのに好適な半導体薄膜の熱処理方法である。
〔発明の概要〕
この発明は、絶縁基板上に形成する半導体薄膜の熱処理
方法において、予め、絶縁基板の一部に粗面化処理を施
して熱処理を行うことにより、再結晶化の結晶粒径を大
きく成長させることにより、キャリアの高移動度を実現
するものである。
〔従来の技術〕
絶縁基板上に多結晶シリコン層を薄く被着形成し、該多
結晶シリコン層にTPT(i膜トランジスタ)を形成す
る半導体集積回路が知られている。
このような基板上に形成するTPTは、多結晶シリコン
層にそれぞれソース領域、ドレイン領域、チャンネル形
成領域が形成され、更にゲート電極等を被着形成して電
界効果型トランジスタとして動作するようになっている
〔発明が解決しようとする問題点〕
TPTを高性能化するための一手段として、キャリアの
移動度の向上がある。しかしながら、多結晶シリコンを
用いたTPTは、特に単結晶シリコンを用いた場合に比
較して、キャリアの移動度が小さく高速動作できない等
の欠点を有している。
これは主に多結晶シリコン層の結晶粒径すなわちグレイ
ンサイズは小さく、さらに結晶粒径は均一でなく大小の
粒径が混在するためであり、結果としてキャリアの移動
度が劣化することになる。
このような多結晶シリコンを用いたTFTの問題を改善
する一つの方法として、多結晶シリコン層にSi+イオ
ン等の中性イオンを打ち込んで、該多結晶シリコン層を
非晶質化して後、アニール等の熱処理を施して再結晶化
させる方法が知られている。しかし、この方法による多
結晶シリコン層の結晶性の改善には、再結晶化の過程が
ランダム核の発生に基づくものであるため、結晶粒径の
成長に限界があり、集積回路の高速動作の傾向に追従で
きない面がある。
そこで、本発明は上述の問題点に鑑み、多結晶半導体層
の結晶粒径を成長させ、キャリアの高移動度を実現する
半導体薄膜の熱処理方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
粗面化処理を施した領域を有する絶縁基板上に、半導体
薄膜を形成し、熱処理を行って上記半導体薄膜の粒径成
長を行わせる半導体薄膜の熱処理方法により上述の問題
点を解決する。
〔作用〕
絶縁基板上に粗面化処理を施して、熱処理による再結晶
に際して該粗面化処理を施した領域を結晶成長の核とし
て機能させると共に再結晶化の過程における領域的な結
晶成長の速度差をつける。
このように粗面化処理を施した領域が結晶化の核として
機能し、結晶化の速度が領域的に変化するため、半導体
薄膜は、熱処理によって結晶粒径の大きな結晶に再結晶
化することができ、更に横方向固相成長を利用して、直
接粗面化処理を施した゛領域上でない領域も結晶粒径を
大きくすることができる。
〔実施例〕
本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明する。
本実施例の半導体薄膜の熱処理方法は、絶縁基板上の一
部の領域にプラズマエツチングで粗面化処理を施し、こ
の一部に粗面化処理を施した絶縁基板に半導体薄膜とし
て多結晶シリコン層を被着形成し、この多結晶シリコン
層にイオン注入を行い、更に固相成長を行って多結晶シ
リコン層の結晶粒径を大きくするものである。そして、
このように結晶粒径を大きくした半導体層を例えばTP
T(薄膜トランジスタ)のチャンネル形成領域等に用い
ることにより、高速動作を可能とするデバイスにするこ
とができる。
以下、工程順に従って説明する。
(a)  先ず、第1図に示すように、石英ガラス等の
絶縁基板1の全面に、フォトレジスト2を塗布し、選択
露光、現像工程を経て所定のパターンに当該フォトレジ
スト′2をパターン形成する。このパターン形成により
形成された開口部3は、上記絶縁基板1を粗面化処理す
るために用いられ、この粗面化処理される領域は、後の
工程を経て例えばTPTのソース・ドレイン領域として
用いられる。そして、この粗面化処理される領域の近傍
は例えばTPTのチャンネル形成領域として用いられ、
後述するような横方向固相成長によって大きな粒径を有
することができ、従って、高速動作に対応したTPTを
形成することができる。
(b)  絶縁基板1にフォトレジスト2をパターン形
成した後、第2図に示すように、絶縁基板1に対して粗
面化処理を施す。粗面化処理は、例えばCF4等のプラ
ズマエツチングを用いて行うことができ、上記開口部3
の領域は、このプラズマエツチングによって、粗面化領
域である凹凸部4になる。
(c)  プラズマエツチングによる凹凸部4の形成後
、上記フォトレジスト2を除去する。フォトシスト2の
除去により凹凸部4を有して露出する絶縁基板lの全面
に、第3図に示すように、多結晶シリコン層5をLP−
CVD法(減圧CVD法)により半導体薄膜として影結
晶シリコン層2を約610℃で約800人程度の膜厚に
被着形成する。
(d)  多結晶シリコン層5を被着形成後、第4図に
示すように、当該多結晶シリコン層5に対してイオン注
入を行い、当該多結晶シリコン層5を非晶質化して再結
晶化し易いようにする。この場合のイオン注入は、例え
ばSt+イオンを用いて行うことができ、たとえば注入
のエネルギーを40keV、ドーズ量を5XIQFic
n’にすることができる。このようにイオン注入された
多結晶シリコン層5は、注入による衝撃により非晶質化
され、後述するような粗面化した凹凸部4を核とする横
方向の固相成長と再結晶の速度の相違から結晶粒径を大
きくすることができ、当該多結晶シリコン層5のキャリ
アの移動度を太き(することができる。
(e)  イオン注入後、第5図に示すように、熱処理
として固相成長を行う。この固相成長は窒素雰囲気、3
0〜100時間、約600℃で行い、当該固相成長の結
晶化によって上記多結晶シリコン層5の結晶粒径を大き
くする。すなわち、上記凹凸部4は、結晶成長の核とし
て機能するため、この凹凸部4の上部領域の非晶質化し
た多結晶シリコンN5は、結晶化の速度の差から最も早
く再結晶化する。そして、上記凹凸部4の上部領域で成
長した結晶粒径を種として、横方向固相成長を行うこと
ができる。この横方向固相成長によって、例えばソース
・ドレイン領域の近傍のチャンネル形成領域の粒径を大
きくすることができる。このようにチャンネル形成領域
の結晶粒径を大きくすることにより、キャリアの走行に
対するエネルギーバリアが小さくなり、キャリアの移動
度が向上することになる。
上述したように本実施例の半導体薄膜の熱処理方法は、
絶縁基板1上の凹凸部4から横方向面相成長によって粒
径を大台く成長させることができ゛る。そして、横方向
固相成長によって粒径が大きく成長した領域は、例えば
TPTのチャンネル形成領域として用いることができ、
粒径の大きい領域をチャンネル形成領域とするデバイス
は、高速動作を可能とする等の優れた特性を有すること
になる。このようなTPTの一例を第6図を参照しなが
ら説明する。
本発明を適用したTPTは、第6図に示すように、先ず
、粗面化処理により形成された凹凸部20を有する石英
ガラス等の絶縁基板11上に、多結晶シリコン層を被着
形成しイオン注入及び固相成長を経て形成されたソース
領域13、チャンネル形成領域14、ドレイン領域12
が形成されている。該チャンネル形成領域14上にはゲ
ート絶縁膜15を介してゲート電極16が被着形成され
、更にこれら被覆する例えばPSG (リン・シリケー
トガラス)等の保護膜17が形成され、上記ソース・ド
レイン領域13.12に接続するAl電極18.18が
形成されている。このようなTFTは、FBTとして動
作するが、上記チャンネル形成領域14は、上記凹凸部
20からの横方向固相成長によって結晶粒径が大きく成
長しているため、このチャンネル形成領域14において
キャリアの移動度が高く、従って、高速な動作を行うこ
とができる。また、上記ソース・ドレイン領域12.1
3も結晶粒径が大きいため、キャリアの移動度が高く、
高速動作に適している。
尚、上述した実施例においては、イオン注入を非晶質化
のために用いたが、イオン注入のドーズ量を変えて選択
的に半導体薄膜に導入し、ドーズ量の差による再結晶化
の速度の相違を利用して、効果的に粒径を大きく成長さ
せることもできる。
また、ドーズ量を変えるのではなく、打ち込みのエネル
ギーを変えることによっても、同様の効果を得ることが
できる。
〔発明の効果〕
本発明の半導体層の形成方法は、絶縁基板上に部分的に
粗面化処理を施すため、この粗面化処理を施した部分か
らの横方向固相成長によって結晶粒径を大きくすること
ができ、キャリアの高移動度を実現することができる。
従って、本発明をデバイスの製造工程に適用することに
よって、高速動作可能な優れたデバイスを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明に係る半導体薄膜の熱処理方法
の一実施例を工程順に示す概略断面図であり、第6図は
本発明の詳細な説明するTPTの概略断面図である。 1・・・絶縁基板 2・・・フォトレジスト 3・・・開口部 4・・・凹凸部 5・・・多結晶シリコンN(半導体薄膜)特 許 出 
願 人  ソニー株式会社代理人   弁理士    
 小泡 見回         田村榮− しシ“ストへ〇ターン肯多成 第1図 フ1ラス゛′マエ・ン千ング 第2図 poly 57林1 第3図 N   歳

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 粗面化処理を施した領域を有する絶縁基板上に、半導体
    薄膜を形成し、熱処理を行って上記半導体薄膜の粒径成
    長を行わせる半導体薄膜の熱処理方法。
JP14794085A 1985-07-05 1985-07-05 半導体薄膜の熱処理方法 Pending JPS628516A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14794085A JPS628516A (ja) 1985-07-05 1985-07-05 半導体薄膜の熱処理方法

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JPS628516A true JPS628516A (ja) 1987-01-16

Family

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02196438A (ja) * 1989-01-25 1990-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd Cd系2―6族化合物半導体薄膜単結晶粒の製造方法及び機能素子
JP2007116164A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Samsung Electronics Co Ltd 薄膜トランジスタ基板とその製造方法、及びこれを有する液晶表示パネルとその製造方法

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