JPS6282813A - 波形処理回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、波形処理回路に関し、例えば光磁気ディスク
システムにおける再生回路に利用される。

（従来の技術） 光磁気ディスクシステムにおける再生回路を例に挙げて
説明する。

光磁気ディスクシステムにおける記録モードでは以下の
ように情報を記録する。すなわち１μｍφ程度に集光し
たレーザービームを情報信号に応じて強度変調し、磁性
膜面に照射すると磁性膜の温度が局所的に上昇する。そ
の温度上昇した部分では保磁力が減少するため同時に外
部より補助磁場を印加すると磁化の向きが反転して情報
が記録される。

一方、再生モードでは、記録された磁性膜面に記録モー
ドよりも弱い光量のレーザの直線偏光を照射する。この
ため、反射光は磁性膜の磁気光学効果（カー効果）によ
り偏光面の傾きを生じ、この傾きを検光子を通して光の
強弱に変え、それを光検出器で検出すると再生信号とな
る。

また、一般に記録可能な光メモリでは、情報の記録単位
をセクター化して行われており、該セクターはアドレス
情報を得るためにブリフォーマントされたヘッダ部とデ
ータ部から構成され、情報の記録はデータ部のみで行わ
れる。すなわちヘッダ部は常に再生モードにあり、デー
タ部は情報の記録時は記録モードにあり、再生時には再
生モードにある。再生モードで光検出器で得られる再生
信号は、情報となる高周波成分と光の変調による低周波
成分とを含んでいる。この再生信号の低周波数成分を取
り除くための従来のバイパスフィル夕の一例を第５図に
示す。光検出器で得られた再生電流は電流電圧変換回路
（図示省略）を介して入力信号■１となる。この入力信
号■、をカップリングコンデンサＣと抵抗Ｒで構成され
たバイパスフィルタを通して低周波成分を取り除き、出
力信号■。を出力している。

（発明が解決しようとする問題点） 第６図（ａ）、　（ｂ）は前記バイパスフィルタの入力
信号■１と出力信号■。をそれぞれ示したものである。

入力信号■、は、ヘッダ部では低周波成分ｖ０に高周波
成分ＶＤ−ｖ０が加えられている。一方、データ部では
再生モードにおいて破線で示すＶ。

であるが、記録モードではレベルの高いパルス信号ｖｐ
となる。記録モードにおけるＶ、を第５図に示すバイパ
スフィルタに通すと、低周波成分ｖ０が取り除かれ、高
周波成分ｖ（、−ｖｏが出力されるが、パルス信号ｖ９
のために大きな過渡現象を伴った信号がｖｏとして出力
される。この■。は再生回路のダイナミックレンジを越
えるため、記録直後のヘッダ部の信号が再生できなくな
る。また、たとえダイナミックレンジを大きくしてもコ
ンパレータで信号検出する際に信号の劣化を生じやすい
。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、通常の信号レベルに比べて大きいレベルのパ
ルスが付加される期間に通常の信号レベルを保持する保
持手段を備えたものである。

（作用） 保持手段の作用によって通常の信号レベルと、この信号
レベルに対して大きな信号レベルが連続する波形がフィ
ルタを介する際に生ずる過渡現象が抑えられる。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明に係る波形処理回路を示すブロック図で
ある。

第１図において入力信号Ｖ１はスイッチング回路３の一
方の入力端子３ａに入力されるとともにサンプルホール
ド回路４に入力される。サンプルホールド回路４では、
ホールドタイミング信号ＳＩがｒＨＪレベルの時には入
力信号電圧をそのまま保持し、ｒＬＪレベルでは入力信
号をそのままローパスフィルタ（ＬＰＦ）５に出力する
。このローパスフィルタ５の出力は前記スイッチング回
路３の他方の入力端子３ｂに入力される。スイッチング
回路３ではスイッチタイミング信号Ｓ２が「Ｈ」レベル
の時は前記入力端子３ｂと出力端子３Ｃとが接続され、
ｒＬＪレベルの時は前記入力端子３ａと出力端子３Ｃと
が接続される。

スイッチング回路３の出力信号はカップリングコンデン
サＣと抵抗Ｒで構成されたバイパスフィルタで低周波成
分をカットし、高周波成分だけの出力信号Ｖ。が出力さ
れる。

第２図は第１図の各部の信号と動作に必要なタイミング
波形である。ｖｌは入力信号であり、Ｖｌはローパスフ
ィルタ５の出力信号、Ｖ２はスイッチング回路３の出力
信号、ｖｏはバイパスフィルタの出力信号、Ｓ、はサン
プルホールド回路４のホールドタイミング信号、Ｓ２は
スイッチング回路３のスイッチタイミング信号をそれぞ
れ示している。

ヘッダ部ではＶ、は低周波成分ｖ０に高周波成分ＶＤ−
ｖ、が加えられている。一方、データ部では記録モード
においてレベルの高いパルス信号ｖｐとなる。このＶｌ
に対してサンプルホールド回路４はホールドタイミング
信号Ｓ１に従ってデータ部直前のｖｏをデータ部が終わ
るまで保持する。この信号をローパスフィルタ５に通し
たものが■、である。スイッチング回路３ではこの■１
と■、の信号をスイッチタイミング信号Ｓ２に従って入
れ換えて出力する。

この入れ換えを行った信号が■２である。すなわち■２
はヘッダ部においてＶｌであり、データ部において（記
録時に）■、であるから、レベルの高いパルスｖｐを取
り除くことが可能となる。

従って、この■２をカンブリングコンデンサＣと抵抗Ｒ
で構成されるバイパスフィルタに通しても大きな過渡応
答が生じない。

第３図は他の実施例を示すブロック図である。

第３図において、■、は差動アンプ７とローパスフィル
タ６にそれぞれ入力される。ローパスフィルタ６を通っ
た信号は前記サンプルホールド回路４に入力され、ホー
ルドタイミング信号Ｓ、に従って、ヘッダ部の低周波成
分Ｖ。をセクターごとに保持して出力する。これをロー
パスフィルタ５を通して差動アンプ７に入力する。この
差動アンプ７の出力をスイッチング回路３の一方の入力
端子３ａに入力する。なお、このスイッチング回路３の
他方の入力端子３ｂは接地しておく。

第４図は、第３図の各部の波形及び動作に必要なタイミ
ング波形を示す。Ｖ、は入力信号、■１はローパスフィ
ルタ５の出力、ｖｚはスイッチング回路３で入れ換えを
行った信号、ｖｏはバイパスフィルタの出力波形である
。ＳＩはサンプルホールド回路４におけるホールドタイ
ミング信号、Ｓ２はスイッチング回路３におけるスイッ
チタイミング信号である。

■１はヘッダ部において低周波成分ｖ０に高周波成分ｖ
５−ｖ。を加えたものである。一方、データ部では記録
モードにおいてレベルの高いパルス信号ｖｐとなる。こ
の■１をローパスフィルタ６に通した信号に対してサン
プルホールド回路４はホールドタイミングＳ、に従って
、ヘッダ部における低周波成分ｖ０をセクターごとに保
持して出力する。これにローパスフィルタ５を通すと低
周波成分■１が得られる。差動アンプ７では入力信号Ｖ
、と低周波成分■１の差動を行い、低周波成分を取り除
く。この信号をスイッチング回路３においてスイッチタ
イミング信号Ｓｔに従って、接地電圧と入れ変えたもの
が■２である。ヘッダ部ではｖＤ−ｖ。、データ部では
接地電圧となっており、レベルの高いパルスＶ、は取り
除かれている。従ってＶｔをカンプリングコンデンサＣ
と抵抗Ｒで構成されるバイパスフィルタに通しても大き
な過渡応答は生じない。

以上、２つの実施例によって記録モードで起こる大きな
過渡応答が抑えられ、ヘッダ部における良好な再生信号
を得ることが可能となる。

なお、この回路は光磁気ディスクシステムに限らず、光
デイスクシステム及びこれに類似した大きなパルス信号
によって過渡応答が生じる装置にも適用可能である。ま
た、バイパスフィルタの過渡応答を抑えるための例を示
したが、これに限らずローパスフィルタの過渡応答が問
題となる場合もこれを抑えることが可能であり、さらに
過渡応答を抑えるためでなく、後段の回路への過大入力
から保護することも可能である。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明によれば、記録モード時のレ
ベルの大きなパルス信号が入力されても、大きな過渡現
象はなくなり、良好な信号波形を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る波形処理回路の実施例を示すブロ
ック図、第２図（ａ）〜（８１は第１図の各部の波形と
動作に必要なタイミング波形を示す図、第３図は他の実
施例の波形処理回路を示すブロック図、第４図（ａ）〜
（１１４１は第３図の各部の波形と動作に必要なタイミ
ング波形を示す図、第５図は従来例を示す回路図、第６
図ｆａｎ、　（ｂ）は第５図の入力と出力の波形を示す
図である。 ３・・・スイッチング回路 ４・・・サンプルホールド回路 ５．６・・・ローパスフィルタ ７・・・差動アンブ 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）通常の信号レベルに比べて大きいレベルのパルスが
   付加される期間に通常の信号レベルを保持する保持手段
   を備えたことを特徴とする波形処理回路。