JPS628215Y2 - - Google Patents

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JPS628215Y2
JPS628215Y2 JP15180780U JP15180780U JPS628215Y2 JP S628215 Y2 JPS628215 Y2 JP S628215Y2 JP 15180780 U JP15180780 U JP 15180780U JP 15180780 U JP15180780 U JP 15180780U JP S628215 Y2 JPS628215 Y2 JP S628215Y2
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JP
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air
brake
maxi
casing
reed switch
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JP15180780U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のマキシ・ブレーキ装置の改
良に関する。
近年、自動車、特に大型自動車のエア・サービ
ス・ブレーキ系統には、万一故障によりブレーキ
の空気圧が低下し、エア・サービス・ブレーキが
効かなくなつた場合に備えて、スプリングの力に
よつてブレーキを作動させるスプリング・ブレー
キ型安全装置、すなわち、マキシ・ブレーキ装置
が採用され、安全性の向上を図つている。
しかし、この種のマキシ・ブレーキ装置は常圧
配管内の圧力を検知し、その圧力が一定以下に下
がると作動するように構成されているため、非常
圧配管においてエア洩れが生じた場合、そのエア
洩れによつて常圧配管内の圧力が一定以下になる
まで作動せず、従つて、その非常圧配管における
エア洩れは、そのエア洩れが発生してからマキ
シ・ブレーキ装置が作動するまでの間放置される
結果になつていた。
この考案の目的は、自動車のエア・サービス・
ブレーキ系統の非常圧配管においてエア洩れが生
じた場合、早急かつ安全に自動車の車輪を制御さ
せる自動車のマキシ・ブレーキ装置の提供にあ
る。
そのために、この考案の自動車のマキシ・ブレ
ーキ装置は、エア・サービス・ブレーキ系統の非
常圧配管に挿入され、ケーシングと、そのケーシ
ング内にスプリングを介して配置され、磁性体を
備えた差圧可動型ブロツクと、そのケーシングに
取り付けられ、そのブロツクの動きに応じて消勢
および付勢されるリード・スイツチとよりなるエ
ア洩れ検知器と、そのエア洩れ検知器のリード・
スイツチに電気回路を介して接続され、かつ、マ
キシ・ブレーキ配管に挿入される電磁弁と、その
リード・スイツチとその電磁弁とを接続する電気
回路に挿入される遅延リレーとを備えている。
以下、この考案に係る自動車のマキシ・ブレー
キ装置の望ましい具体例について、図面を参照し
て説明する。
第1図は、トラツクのエア・サービス・ブレー
キ系統40に適用されたこの考案のマキシ・ブレ
ーキ装置の具体例10を示している。
このマキシ・ブレーキ装置10は、トラツクの
エア・サービス・ブレーキ系統40の非常圧配管
54,58に挿入され、ケーシング15と、その
ケーシング15内にコイル・スプリング25を介
して配置され、磁性体23を備えた差圧可動型ブ
ロツク22と、そのケーシング15に取り付けら
れ、そのブロツク22の動きに応じて消勢および
付勢されるリード・スイツチ29とよりなるフロ
ント・エア洩れ検知器11およびリア・エア洩れ
検知器12と、そのフロントおよびリア・エア洩
れ検知器11,12のそれぞれのリード・スイツ
チ29に電気回路33を介して接続され、かつ、
マキシ・ブレーキ配管61に挿入される電磁弁1
3と、そのリード・スイツチ29とその電磁弁と
を接続する電気回路33に挿入される遅延リレー
14とを備えている。
すなわち、そのフロント・エア洩れ検知器11
およびリア・エア洩れ検知器12のケーシング1
5は第2図に示されるように、内側にエア・チヤ
ンバ18を形成したケーシング本体16と、その
ケーシング本体16の一端にねじ込まれるカバー
17とより構成されている。
そのケーシング本体16は、一端の内周がねじ
切られ、他端には、円周がねじ切られたポート1
9が形成され、さらに、そのケーシング本体16
の外周一部分には、リード・スイツチ29が収め
られる窪み20が形成されている。
また、そのケーシング本体16の一端にねじ込
まれるカバー17には、内周がねじ切られたポー
ト21が形成され、勿論、その先端方外周はねじ
切られている。
そのようにして形成されたケーシング15のエ
ア・チヤンバ18内には、コイル・スプリング2
5を介して差圧可動型ブロツク22が挿入され
る。
その差圧可動型ブロツク22は、ほぼ円筒形に
形成されているもので、先端側、すなわち、カバ
ー17側の位置には適宜の間隔で切欠き(図示せ
ず)を有するスカート24が一体的に形成され、
さらに、その中央部分の外周にはリング状の磁性
体23が埋め込まれている。
そのようにして形成された差圧可動型ブロツク
22は、その後端側にコイル・スプリング25を
配置してケーシング15のエア・チヤンバ18内
に挿入されている。
すなわち、そのコイル・スプリング25は、そ
の差圧可動型ブロツク22の後端側と、ポート1
9側におけるケーシング本体16の内側壁との間
に配置されている。
勿論、そのポート19側におけるケーシング本
体16の内側壁にはストツパ26が取り付けられ
る。
そのストツパ26は略ハツト形に形成され、か
つ、適宜の位置に貫通孔27,28が形成されて
いる。
また、そのケーシング本体16に形成された窪
み20には、リード・スイツチ29が収められ、
さらに、上方にはそのリード・スイツチ29を被
うようにしてブラケツト30がそのケーシング本
体16に一体的に溶接またはビス止めされ、その
ブラケツト30に、グロメツトを介して配線3
1,32が通されている。
従つて、そのリード・スイツチ29は、差圧可
動型ブロツク22がポート21側に位置されてい
るときに消勢され、また、ポート19側に移動さ
れるときに付勢される。
そのようにして構成されたフロントおよびリ
ア・エア洩れ検知器11,12は、トラツクのエ
ア・サービス・ブレーキ系統40の非常圧配管5
4および58にそれぞれ挿入される。
そのエア・サービス・ブレーキ系統40は、フ
ロント・エア・タンク41、リア・エア・タンク
42、ブレーキ・バルブ43、クイツク・リリー
ス・バルブ45、リレー・バルブ46、一対のフ
ロント・ブレーキ・チヤンバ47,48、および
一対のリア・スプリング・ブレーキ・チヤンバ4
9,50などよりなり、それらの構成部品は常圧
配管51,52,53および非常圧配管54,5
5,56,57,58,59,60によつてそれ
ぞれ連結されている。
勿論、そのフロント・エア・タンク41とリ
ア・エア・タンク42とを連結する常圧配管51
の一端はリリース・バルブ64に連結され、また
他端は、ウエツト・タンク(図示せず)およびエ
ア・コンプレツサ(図示せず)に連結される。
そのエア・サービス・ブレーキ系統40の詳細
な構成については、従来のエア・サービス・ブレ
ーキ系統と同様であるため、それらの詳細な構成
の説明は省略する。
従つて、上述のように構成されたフロント・エ
ア洩れ検知器11は、ブレーキ・バルブ43の下
流側の非常圧配管54に挿入され、また、リア・
エア洩れ検知器12は、リード・バルブ46の下
流側の非常圧配管58に挿入される。
勿論、そのようにして、非常圧配管54,58
に挿入されるフロントおよびリア・エア洩れ検知
器11,12は、それらのケーシング15のエ
ア・チヤンバ18内に配置された差圧可動型ブロ
ツク22のスカート24側が、圧縮空気の上流側
に向くようにして、それぞれ挿入される。
さらに、上述したエア・サービス・ブレーキ系
統40において、そのリア・スプリング・ブレー
キ・チヤンバ49,50は、マキシ・ブレーキ配
管61を介して、キヤブ・コントロール・バルブ
63側に連結されている。
すなわち、そのリア・スプリング・ブレーキ・
チヤンバ49,50とそのキヤブ・コントロー
ル・バルブ63とは、常圧配管65,66,67
とよりなるマキシ・ブレーキ配管61によつて連
結され、その常圧配管65において、リア・スプ
リング・ブレーキ・チヤンバ49,50側にはプ
レツシヤ・コントロール・バルブ62が挿入さ
れ、また、そのキヤブ・コントロール・バルブ6
3側には、電磁弁13が挿入されている。
勿論、そのキヤブ・コントロール・バルブ63
とリリース・バルブ64とは常圧配管68によつ
て連結され、さらにそのリリース・バルブ64に
連結した常圧配管69はエア・プレツシヤ・ゲー
ジ(図示せず)に連結される。
そのようにして、マキシ・ブレーキ配管61に
挿入された電磁弁13と、上述したフロントおよ
びリア・エア洩れ検知器11,12のそれぞれの
リード・スイツチ29とは、遅延リレー14を挿
入した電気回路33によつて接続される。
すなわち、そのフロントおよびリア・エア洩れ
検知器11,12のそれぞれのリード・スイツチ
29における配線31,31は、バツテリー37
に接続され、さらに遅延リレー14の一方の接点
に配線34を介して接続され、また、配線32,
32は、配線35を介して、その遅延リレー14
のコイル側に接続される。
さらに、その遅延リレー14の他方の接点は配
線36を介して電磁弁13に接続される。
勿論、その遅延リレー14のコイル側、およ
び、その電磁弁13に接続された配線36の他方
側は、それぞれアースされている。
そのようにして、電気回路33に挿入された遅
延リレー14は、フロント・ブレーキ・チヤンバ
47,48およびリア・スプリング・ブレーキ・
チヤンバ49,50内に圧縮空気が送られ、それ
らのチヤンバ47,48,49,50内に圧縮空
気が満たされるまでの時間よりも僅かに長い時間
を経過した後に付勢され得るように構成されてい
る。
すなわち、その遅延リレー14は、フロントお
よびリア・エア洩れ検知器11,12内の差圧可
動型ブロツク22の動きに応じて付勢されてるリ
ード・スイツチ29に対し、上述した一定の時間
を経過した後でなければ電気回路33に電流が流
れないように作用する。
従つて、非常圧配管54,55,56,57,
58,59,60にエア洩れの原因となる故障が
ない場合、ブレーキ・バルブ43に取り付けられ
たブレーキ・ペダル44を踏み込むと、クイツ
ク・リリース・バルブ45およびリレー・バルブ
46を経由して、圧縮空気がフロント・ブレー
キ・チヤンバ47,48およびリア・スプリン
グ・ブレーキ・チヤンバ49,50に送られて、
前後輪(図示せず)が制動される。
そのようにして、非常圧配管54,58に圧縮
空気が送られ、その圧縮空気がそれらの配管5
4,58に挿入されたフロントおよびリア・エア
洩れ検知器11,12内を通過する場合、その圧
縮空気が連続的に流れているときは、差圧可動型
ブロツク22がコイル・スプリング25に抗して
ポート19側に移動する。そのようにして圧縮空
気が連続的に供給され、フロント・ブレーキ・チ
ヤンバ47,48およびリア・スプリング・ブレ
ーキ・チヤンバ49,50内に圧縮空気が満たさ
れると、ポート19側とポート21側との圧力差
がほとんどなくなり、従つて、その差圧可動型ブ
ロツク22はコイル・スプリング25によつて元
の状態、すなわち、ポート21側に移動する。
勿論、その差圧可動型ブロツク22がポート1
9側に移動されるとき、そのリード・スイツチ2
9は、その差圧可動型ブロツク22の磁性体23
により付勢されるが、上述した遅延リレー14に
よつて、圧縮空気へ流量に応じて一定時間経過し
た後でなければ、その遅延リレー14が付勢され
ないように構成されているので、電気回路33に
は電流が流れず、従つて、マキシ・ブレーキ配管
65に挿入された電磁弁13は作動しない。
また、非常圧配管54,55,56,57,5
8,59,60にエア洩れの原因となる故障が生
じた場合、そのフロントおよびリア・エア洩れ検
知器11,12内を上述と同様にして圧縮空気が
流れるが、そのエア洩れを生じた部分の上流側に
配置されたフロント・エア洩れ検知器11若しく
はリア・エア洩れ検知器12において、そのエア
洩れによつてポート19側とポート21側との間
に圧力差が生じ、そのポート21側の圧力がポー
ト19側の圧力よりも高い状態で放置され、差圧
可動型ブロツク22はコイル・スプリング25に
抗して継続的に移動された状態に置かれ、従つ
て、リード・スイツチ29が付勢された状態で、
上述した一定時間を経過すると、遅延リレー14
が付勢され、電気回路33に電流が流れて、マキ
シ・ブレーキ配管61に挿入された電磁弁13が
作動する。
すなわち、その電磁弁13は、そのマキシ・ブ
レーキ配管61内に満たされている圧縮空気を排
出するように作用するため、そのマキシ・ブレー
キ配管61内の圧縮空気の圧力が低下し、従つ
て、そのリア・スプリング・ブレーキ・チヤンバ
49,50に内蔵されたスプリング(図示せず)
は、その復元力によつてピストン(図示せず)を
押し戻し、後輪(図示せず)が制動される。
上述したフロントおよびリア・エア洩れ検知器
11,12は第1図に示されるように非常圧配管
54および58に挿入されたものとして説明した
が、非常圧配管であれば、その取り付け位置は任
意である。
如上の構成になるこの考案によれば、自動車の
エア・サービス・ブレーキ系統の非常圧配管にお
いてエア洩れが生じた場合、早急かつ安全に自動
車の車輪を制動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラツクのエア・サービス・ブレーキ
系統に適用されたこの考案に係る自動車のマキ
シ・ブレーキ装置の具体例を示す概説図、第2図
はエア洩れ検知器の断面図である。 10……自動車のマキシ・ブレーキ装置、1
1,12……エア洩れ検知器、13……電磁弁、
14……遅延リレー、15……ケーシング、22
……差圧可動型ブロツク、23……磁性体、25
……スプリング、29……リード・スイツチ、3
3……電気回路、40……エア・サービス・ブレ
ーキ系統、54,55,56,57,58,5
9,60……非常圧配管、61……マキシ・ブレ
ーキ配管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エア・サービス・ブレーキ系統の非常圧配管に
    挿入され、ケーシングと、そのケーシング内にス
    プリングを介して配置され、磁性体を備えた差圧
    可動型ブロツクと、そのケーシングに取り付けら
    れ、そのブロツクの動きに応じて消勢および付勢
    されるリード・スイツチとよりなるエア洩れ検知
    器と、 そのエア洩れ検知器のリード・スイツチに電気
    回路を介して接続され、かつ、マキシ・ブレーキ
    配管に挿入される電磁弁と、 そのリード・スイツチとその電磁弁とを接続す
    る電気回路に挿入される遅延リレー とを備える自動車のマキシ・ブレーキ装置。
JP15180780U 1980-10-24 1980-10-24 Expired JPS628215Y2 (ja)

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JP15180780U JPS628215Y2 (ja) 1980-10-24 1980-10-24

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Publication Number Publication Date
JPS5773261U JPS5773261U (ja) 1982-05-06
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