JPS62812A - 熱線式空気流量計 - Google Patents

熱線式空気流量計

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JPS62812A
JPS62812A JP60137757A JP13775785A JPS62812A JP S62812 A JPS62812 A JP S62812A JP 60137757 A JP60137757 A JP 60137757A JP 13775785 A JP13775785 A JP 13775785A JP S62812 A JPS62812 A JP S62812A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は熱線式空気流量計に係り、特に内燃機関の吸気
量検出用の熱線式空気流量計に関する。
〔発明の背景〕
自動車などの内燃料機関の電子制御燃料噴射装置に設け
られ吸入空気量を測定する空気流量計としては、従来か
ら可動ベーン式、カルマン渦式。
スワール式、熱線式などが実用化されているが。
特に熱線式は燃焼に直接関与する質量空気流量を直接検
知できることから、今後吸入空気量測定用の空気流量計
の主流をなすと昂なされており、SAE  p’ape
r800468、特願昭57−017511号などで開
示されているものが実用化されている。しかし、これら
の実用化されている従来の熱線式空気流量計によると、
エンジンの巡行走行時のような軽負荷時には精度の高い
空気流量信号を出力するが、気筒数が少い、特に4気筒
以下のエンジンの低回転数、重負荷時のように、吸込空
気流が、脈動振幅が大きく一部逆流を伴った脈動流とな
る急激に精度が低下する。
すなわち第18図に示すように、4気筒エンジンの低回
転数1重負荷域においては、エンジンに吸引される空気
量は時間的に脈動を伴っており。
エンジンの吸排気弁がオーバーラツプしている場合と吸
気弁のみが開いている場合とで空気流の動きが異なる。
すなわち、吸排気弁がオーバラップしているときはピス
トン上昇に伴って排気弁側から正圧で空気が吸気弁側に
逆流させられ、空気の吹返し現象が生じる。また、吸気
弁のみが開いている場合は、前記吹返しされた空気量を
含んだ空気量を吸引することになる。このような現象は
、エンジンの燃焼室形状、吸排気管形状およびエアーク
リーナ形状などによって異なった形態を示す。
この逆流を伴った脈動流を前述した熱線式空気流量計を
用いて測定すると、その信号は第19図に示すようにな
る。すなわち従来の熱線空気流量計は、順流、逆流の流
れの方向に関係なく流速の絶対値に対応した正の信号を
出力する。従がってこの場合は逆流時にあたかも順流の
ような信号となるので、真の平均空気流量よりも大きい
信号を出力することになる。このときの空気流量測定誤
差は30〜100%に達する0通常よく用いられる4気
筒以下のエンジンでは、重負荷時には必ず逆流を伴った
脈動流となるので、このような場合にも高精度に吸入空
気流量を測定できる熱線式流量計の開発が望まれていた
この問題を解決するため、順流逆流を判別してかつ流速
を計測できる熱線空気流速計として、特公昭49−38
71号、特公昭49−3705号で開示されたものがあ
り、その内容を第20図及び第21図に示す。すなわち
、電気絶縁物質よりなる円柱状のボビン1の表面に、空
気流に対して上流部A及び下流部已に薄膜状の発熱抵抗
体2゜3を設け、その表面を被覆材4で被覆している。
この流速計により空気の流速を測定する方法としては、
いわゆる定電流型流速計の原理と同様に、第21図に示
すように面発熱抵抗体2,3をホイートストーンブリッ
ジの両辺に組み込み、ブリッジ上端に定電圧を負荷した
ときのブリッジ中点の電位差をメータMで読み、このメ
ータMの読みを流速信号とするものである。すなわち、
流体の冷却作用による発熱抵抗体2,3の温度変化を発
熱抵抗体2,3の抵抗値変化として検出するもので。
流れの流速が高くなるほど流体の冷却効果は増して、発
熱抵抗体2,3の温度より低下する。この温度低下が流
速信号となっている。ところで、流体の冷却効果は主に
流体の流速に依存するが、発熱抵抗体の温度にも厳密に
は依存する。従がって流体の流速を精密に測定するには
、発熱抵抗体の温度が流体流速に依存しない定温変形熱
線流速計の方が望ましい、さらに定温度型熱線流速計で
は、発熱抵抗体2,3の温度が一定であり抵抗値が一定
であるので、発熱抵抗体2,3の発熱量I”Rは、発熱
抵抗体への供給電流のみ測定すればよい。
ここでIは電流、Rは抵抗値である。−力走電流型熱線
流量計では、発熱抵抗体2,3の抵抗値は流速によって
変化するので1発熱量は発熱抵抗体2.3の抵抗値Rと
供給電流工を同時に測定して発熱量I”Rを求める必要
があり、煩雑であり、自動車エンジンの吸入空気流量計
としては、定温度型熱線流量計の方が有利である。しか
しながら。
この種の熱線流量計で自動車エンジンの吸入空気量を精
密に測定できるものは従来提案されていなかった。
〔発明の目的〕
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、逆流を伴った脈動空気流の平均空気流
量を高精度に測定できる熱線式空気流量計を提供するに
ある。
〔発明の概要〕
本発明は内燃料機関の吸気通路内に設けられ。
吸入空気流量を計測する熱線式空気流量計の、吸気上流
側及び吸気下流側にそれぞれ発熱抵抗体を設け、これら
の発熱抵抗体の放散熱量の差を電気的に判別して吸気の
流れ方向を検知するとともに、前記放散熱量の差を空気
流量に対応した信号として出力することにより、所期の
目的を達成するようになしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明に係る熱線式空気流量計の一実施例を図面
を参照して説明する。
第1図〜第6図に本発明の一実施例を示す。本実施例に
使用する熱線プローグ10は、第1図に示すように第1
5図に示した従来例と同様に、セラミックなどの熱伝導
性の良い絶縁材料で作られた円柱状または円筒状のボビ
ン1の表面に、フィルム状の発熱抵抗体2,3が薄膜ま
たは厚膜技術により形成されており、これらの発熱抵抗
体2゜3のうち発熱抵抗体2は吸気上流側Aに、発熱抵
抗体3は吸気下流側Bにそれぞれ設けられており、かつ
その表面が被覆材4で被覆されている。これらの発熱抵
抗体2,3は白金、タングステンなどからなり、前記ボ
ビン1の円周表面に半周ずつ対称的に形成されており、
前記被覆材4は抵抗体2゜3の酸化や腐食を防止するた
めのガラス、セラミックなどからなっている。
このように構成された熱線プローブ10の両端近くには
、第2図〜第4図に示すようにそれぞれ発熱抵抗体2.
3に接続するリード線5が取り付けられている。これら
4本のリード線5は第5図に示すように、■断熱性のあ
る電気絶縁材からなるホルダ6に固定されており、この
ホルダ6には温度プローブ11がリード線7,8を介し
て固定されている。さらにこの熱線プローブlO及び温
度プローブ11が固定されたホルダ6は、第6図に示す
ように吸気筒9に形成されたベンチュリ9aの最狭部に
挿入されており、この吸気筒9の外部において熱線駆動
回路12と一体になっている。また前記ベンチュリ9a
の下流側の吸気筒9内には、絞り弁13が設けられてい
る。
上述したように構成された本実施例につき、以下にその
動作を説明する0本実施例による熱線プローブ10を用
いて、通常の定温度型熱線流量計と同様に1発熱抵抗体
2,3の温度は、空気温度との差が空気流速に関係なく
一定値になるように熱線駆動回路12により電気加熱さ
れる。まず、第1図の矢印Aの方向に空気が流れるとき
は、発熱抵抗体2は3に比べて空気流による冷却が大で
あるので、熱線駆動回路12からの供給電流は発熱抵抗
体2の方が3より大となる。一方第1図の矢印Bの方向
に空気が流れるときは、空気流による冷却は前と逆に発
熱抵抗体3の方が大となり、熱線駆動回路12からの供
給電流は発熱抵抗体3の方が2より大となる。従がって
発熱抵抗体2゜3への供給電流の大小の差により、空気
流の方向を検知することができる。
前記熱線駆動回路12の第1の実施例を第7図に示す。
発熱抵抗体2.温度プローブlla、、抵抗14.15
によってホイートストンブリッジを構成し、このブリッ
ジの中点の電位差がゼロになるように差動増幅器16及
びトランジスタ17により、発熱抵抗体2に流す電流を
調整するように構成されている。この構成により空気流
速によらず発熱抵抗体2の抵抗値は一定に、すなわち温
度が一定値になるように制御される。このとき、発熱抵
抗体2による空気流速に対応する信号は、図中C点の電
位である。また発熱抵抗体3は前記発熱抵抗体2と同様
に、温度プローブllb、抵抗18.19とともにホイ
ートストンブリッジを構成し、ブリッジ中点の電位差が
ゼロになるように。
差動増幅器20、トランジスタ21によって発熱抵抗体
3を流れる電流を調整するように構成されている。従が
って発熱抵抗体3による空気流速に対応する信号は、図
中り点の電位である。さらにこれらの0点とD点の電位
の差を差動増幅器22により求めれば、この差動増幅器
22の出力が第1図に示した熱線プローブ10を用いた
熱線式空気流量計9償号である。
空気流量、ゼロのときの差動増幅器22の出力信号がゼ
ロになるように抵抗15.19を調整すると、空気流量
と前記信号との関係は第8図に示すようになる。すなわ
ち第1図に示す熱線プローブにおいて空気流が矢印Aで
示す順流の場合は、信号は空気流量に対応した(+)の
電位に、矢印Bで示す逆流の場合には信号は空気流量に
対応した(−)の電位になる。従がって逆流を伴なった
脈動流の平均空気流量を求めるには、脈動流の一周期の
間の信号を遂次コンピュータにとりこみ、第8図に示す
特性曲線に従がって流量に変換し、これらの流量の1周
期分を加算して平均すれば、平均空気流量を求めること
ができる。なお逆流時には信号は(−)の電位となるの
で、空気流量に換算後差し引くことにより正確な平均流
量を求めることができる。
第9図は前記熱線駆動回路12の第2の実施例を示す回
路図である。第7図に示す第1の回路実施例では、信号
として(−)符号の電位の信号も出力するので、差動増
幅器22は(+) 、  (−)の電源で動作させる必
要がある。一方自転者のバッテリの電源は通常(+)の
みの単電源である。そこで第9図に示すように、発熱抵
抗体1,2による熱線空気流速計のそれぞれの信号C,
Dの電位のうち電位の高い方を信号として出力し、かつ
どちらかが大きいかを判定する信号Eを出力させるよう
にした。すなわち、電位C及びDをコンパレータ23に
入力して電位Cが電位りより高い場合、すなわち第1図
において空気流が順流の場合には電位Eは高レベルとな
り、かつ電子スイッチ24をONにして電位Cが出力信
号として出力される。
逆に電位りが電位Cより高い場合、すなわち第1図にお
いて逆流の場合には、電位Eは低レベルとなり、かつ電
子スイッチ24が0FFL電子スイツチ25がONして
、出力信号として電位りが出力される。なお26はNO
T素子である。
上述したような第2の回路実施例によれば、第1図に示
す熱線プ°ローブ10において空気流が順流の場合には
、電位Eが高レベルとなり、かつ発熱抵抗体2で構成す
る熱線流量計の信号が出力され、逆流の場合には電位E
はレベルとなり、かつ発熱抵抗体3で構成する熱線空気
流量計の信号が出力される。そして第10図に示すよう
な空気流量と信号との関係を示す特性曲線を、それぞれ
発熱抵抗体2,3で構成する熱線流量計についてコンピ
ュータ内にテーブルとして入力しておき、熱線空気流量
計からこのコンピュータに入力する信号を空気流量に換
算することにより流量測定をする。
第11図は前記熱線駆動回路12の第3の実施例を示す
回路図である。前述した第1及び第2の回路実施例にお
いては、発熱抵抗体2,3で構成する熱線流量計にはそ
れぞれ温度プローブlla。
11bと合計2個の温度プローブが必要であるが、第1
1図に示す第3の回路実施例では2つの熱線流量計で温
度プローブを共有する構成とし、温度プローブを1個と
したものである。この熱線駆動回路は特願昭56−20
88号で開示されたものを第1図に示す熱線プローブ1
0のように2個の発熱抵抗体を設けたものに用いた場合
であり、かつ温度プローブを1個とするように変形した
ものである。空気流量の変化に対応した発熱抵抗体2゜
3の抵抗値変化によって生じる電圧変化をサンプルホー
ルドして増幅した値と、温度プローブ端子電圧とを比較
してその差を積分し、この積分値の電圧によってのこぎ
り波発生装置からの出力電圧とを比較して、熱線の温度
と温度補償用の抵抗によって検出される周囲温度との差
を一定に保つように時比率を変化させるようにし、この
時比率を空気流量信号とするものである。すなわち第1
1図において、一端が接地されている定電流源31A、
31Bの他端には、それぞれスイッチ32A、32Bを
介して発熱抵抗体2,3が接続されている。この定電流
源31A、31Bは一定電流1.をスイッチ32A、3
2Bを介して発熱抵抗体2,3に供給するものである。
また、発熱抵抗体2,3と同じ管路に設けられており一
端が接地されている温度プローブ11には一定電流I 
を供給する定電流源35が接続されている。
発熱抵抗体2,3にはスイッチ36A、36Bを介して
抵抗37A、37Bが接続されており、抵抗37A、3
7Bの他端には積分回路38A。
38Bの負入力端子が接続されている。この積分回路3
8A、38Bは発熱抵抗体2,3の端子電圧と温度補償
抵抗の端子電圧の差を積分するものであり、その出力は
比較回路40A、40Bの負入力端子に入力するように
構成されている。前記スイッチ36A、36Bと抵抗3
7A、37Bとの接続点にはバッファ45A、45Bを
介してコンデンサ42A、42Bが接続されており、コ
ンデンサ42A、42Bの他端は接地されている。
また、比較回路40A、40Bの正入力端子に1士のこ
ぎり波発生装置143A、43Bが接続されており、一
定の周期をもったのこぎり波が比較回路40A、40B
の正入力端子に入力されるように構成されている。この
比較回路は前記積分回路38A、38Bから出力される
出力電圧とのこぎり波発生装置43A、43Bから出力
される出力電圧とを比較するもので、両出力電圧の交点
によりパルス信号を出力するのである。
このように構成された熱線駆動回路において。
スイッチ32A、32BをONすると発熱抵抗体1.2
にパルス的な定電流を加える。このスイッチ32A、3
2Bとスイッチ36A、36Bとは連動して作動するた
め、スイッチ32A、32BがONL、ているときはス
イッチ36A、36BもONL、ており、バッファ45
A、45Bを介してコンデンサ42A、42Bに発熱抵
抗体2,3の抵抗による電圧降下を生じた電圧がサンプ
ルホールドされる。このサンプル値とIKという定電流
に対する温度プローブ11の端子電圧を比較積分して電
圧を得る。この電圧が積分回路38A。
38Bから出力されてのこぎり波発生器43A。
43Bから出力されるのこぎり波電圧と比較して時比率
が決まる。この時比率によって前記スイッチ32A、3
2B、36A、36BがON。
OFFされる。
この熱IIA駆動回路において、いま、空気流量が増加
し、発熱抵抗体2.3は冷却される結果、抵抗が減少し
発熱抵抗体2,3の電圧降下は温度プローブ11のそれ
を下まわる。このとき積分回路38A、38Bの出力電
圧はそれまでの安定点より降下する結果、比較器40A
、40Bの出力パルス幅は増大し、■Hの流通時間が増
大する。かくして熱線の供給熱量は増大し、熱線の温度
の低下は防止され、一定温度に保持される。
このときのパルス幅T1と、のこぎり波発生装置143
A、43Bののこぎり波の周期Tとの比T z / T
が時比率であり、この時比率が空気流量に対応した信号
となる。従って、第91に示す場合と同様に1発熱抵抗
体2で構成する熱線流速計と発熱抵抗体3で構成する熱
線流速計の信号のうち、放熱が大きい方、すなわち時比
率T□/Tが大きい方を出力信号として出力させ、がっ
、どちらかが大きいかを判定する信号Fを出力させる。
具体的には、第11図に示すように、積分回路38Aの
出力信号の電位が積分回路38Bの出力ケ号の電位より
低い場合、すなわち第1図における順流の場合、比較器
45の出力は低レベルとなり、電子スイッチ48は0F
FL、NOT素子46を介して電子スイッチ47はON
となり、出力信号には発熱抵抗体2で構成する熱線流速
計の信号、すなわち比較器40Aの出力が出され、その
ときの信号Fは高レベルとなる。逆に積分回路38Aの
出力電位が積分回路38Bの出力電位より高い場合、す
なわち第1図における逆流の場合。
比較器45の出力は高レベルとなり、電子スイッチ48
はONとなり電子スイッチ47はOFFとなり、出力信
号には発熱抵抗体・3で構成する熱線流速計の信号、す
なわち比較41%40Bの出力が出され、そのときの信
号Fは低レベルとなる。
上述したように本実施例によれば、内燃機関の低回転全
負荷において生じる逆流を伴った脈動吸気状態において
も、その逆流成分を精密に補正することにより、実際に
エンジン内に吸入された空気流量を正確に検出すること
ができる。同時にその他の一般の運転領域においても、
正確な吸入空気流量を検出することができる。
さらに、熱線駆動回路として定温度差型熱線流速計の原
理を採用することにより、空気温度が変化したときも高
精度に質量空気流量を測定することができる。なお吸気
筒9に形成されたベンーチュリ9aは、熱線プローブ1
0を通過する空気流を整流する効果をもつ。
上述した実施例においては、熱線プローブ10の両端を
直接リード線5で支持した場合について説明したが、第
12図に示すように、熱線プローブ10の軸方向に平行
に4本のり−ドaSを設け。
このリード線5とほぼ直角にこのリード線5より直径の
大きいリード線5aをリード線5に取付け、このリード
線5aをホルダ6に固定してもよい。
また第13図は特願昭57−17511号で開示された
吸気筒90に熱線プローブ10及び温度プローブ11を
装着した場合を示し、篤6図に示した実施例と同様に熱
線プローブ1o及び温度プローブ11はホルダ6により
一体化され、さらに熱線駆動回路12と一体にして吸気
筒90に形成されたバイパス通路13に挿入される。こ
のときバイパス通路13の空気流はバイパス通路出口1
3aで主流通路の空気流と合流する。
第14図及び第15図は本発明の構造の他の実施例を示
すそれぞれ平面図及び断面図である。吸気筒9の外周面
には熱線駆動回路12が固定されており、ブロック6を
介して吸気筒9内に内筒50を固定している。この内筒
50内には、ニッケル、白金などの箔をポリイミドなど
の耐熱樹脂で被覆した板状の発熱抵抗体2,3が、吸気
の上流側及び下流側にそれぞれ並べて設けられており、
これらの発熱抵抗体2,3はマウント51で挟持固定さ
れ、このマウント51を介して内筒50に固定されてい
る。図の矢印の方向に空気が流れる場合は発熱抵抗体2
の放熱量が発熱抵抗体3の放熱量より大きくなり、矢印
と逆の空気流の場合′には放熱量の大小は逆となり、流
れの方向を検知できる。なお発熱抵抗体2,3の表面の
空気流を整流するために、内筒50は図中矢印の方向に
向って流路面積が小さくなる構造にしである。
第16図及び第17図に本発明による熱線プローブの構
造の他の実施例を示す、2個の円筒柱1の表面にそれぞ
れ発熱抵抗体2,3を形成し、これらの発熱抵抗体2,
3を被覆材4により接合したものである。図中矢印の方
向の空気流を発熱抵抗体2が強く検知し、逆の方向の空
気流を発熱抵抗体3が強く検知することは、前述の実施
例と同様である。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、熱線式空気流量計の
吸気上流側及び吸気下流側にそれぞれ発熱抵抗体を設け
、これらの発熱抵抗体の放散熱量の差を電気的に判別し
て、吸気の流れ方向と空気流量をい検知するようにした
ものであるから、逆流を伴った脈動空気流の平均空気流
量を高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る熱線式空気流量計の一実施例に用
いる熱線プローブを示す断面図、第2図、第3図及び第
4図は第1図に示す熱線プローブのそれぞれ側面図、正
面図及び平面図、第5図は同じく熱線プローブの支持構
造を示す斜視図、第6図は本実施例によるエンジン用吸
入空気流量計゛測装置の構造を示す断面図、第7図は本
発明の一実施例による熱線駆動回路を示す回路図、第8
図は第7図に示す熱線駆動回路を用いたときの空気流量
と信号の関係を示すグラフ、第9図及び第11図は本発
明の熱線駆動回路の他の実施例を示す回路図、第10図
は空気流量と信号との関係を示すグラフ、第12図は本
発明の熱線プローグの支持構造の他の実施例を示す斜視
図、第13図、第14図及び第15図は本発明のエンジ
ン用吸入空気流量計測装置の構造の他の実施例を示すそ
れぞれ断面図、平面図及び断面図、第161iA及び第
17図は本発明の熱線プローブの他の実施例を示すそれ
ぞれの平面図及び断面図、第18図及び第19図は吸入
空気流が逆流を伴った脈動流となっている場合の空気流
量と時間との関係を示すグラフ、第20図及び第21図
は従来の熱線プローブ及び熱線流速計駆動回路を示すそ
れぞれ断面図及び回路図である。 2.3・・・発熱抵抗体、10・・・熱線プローブ、1
1・・・温度プローブ、12・・・熱線駆動回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内燃料機関の吸気通路内に設けられ、吸込空気流量
    を計測する熱線式空気流量計において、吸気上流側及び
    吸気下流側にそれぞれ発熱抵抗体を設け、これらの発熱
    抵抗体の放散熱量の差を電気的に判別して吸気の流れ方
    向を検知するとともに、前記放散熱量の差を空気流量に
    対応した信号として出力することを特徴とした熱線式空
    気流量計。 2、前記2個の発熱抵抗体に対応して設けられた温度プ
    ローチは、両者で共有させて1個としたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の熱線式空気流量計。
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