JPS628122Y2 - - Google Patents

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JPS628122Y2
JPS628122Y2 JP7188180U JP7188180U JPS628122Y2 JP S628122 Y2 JPS628122 Y2 JP S628122Y2 JP 7188180 U JP7188180 U JP 7188180U JP 7188180 U JP7188180 U JP 7188180U JP S628122 Y2 JPS628122 Y2 JP S628122Y2
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JP
Japan
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sealing plate
height
battery
negative electrode
total height
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Expired
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JP7188180U
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JPS56172256U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、アルカリマンガン電池や酸化銀電
池、水銀電池などのボタン形アルカリ電池の改良
に係り、耐漏液性に優れたアルカリ電池を提供す
ることを目的としたものである。 従来この種の電池は、負極封口板の材質として
内面が銅、中心部が鉄、外面がニツケルからなる
三層クラツド板を使用し、プレス加工により薄い
皿状の容器をつくり、更にその開口部を外縁上方
向に折り返して封口板として使用している。一般
的には第1図に示した断面構造をもつていて封口
板の全総高Hと、その外縁部の上方への折り返し
部の高さhとの関係において、h=0.30H〜
0.45Hに成形プレスで加工されている。 しかしこのような成形プレス加工された封口板
を使用して電池を封口した時に封口板の変形が発
生し、すぐれた密封構造をとることが難しく、耐
漏液性においても必ずしも満足のゆくものではな
かつた。 本考案は、このような負極封口板の変形による
漏液を解消したもので、第1図、第2図をもつ
て、その実施例を説明する。 酸化水銀100重量部とリン状黒鉛5重量部とを
混合し加圧成形して正極合剤1をつくり、これを
鉄又はステンレス鋼にニツケルメツキした正極ケ
ース2内に挿入したのち、その上に、セパレータ
3と、電解液含浸材4を載置する。これとは別
に、前述の3層クラツド板からなる皿状の負極封
口板5の中に汞化亜鉛粉末、ゲル化剤及びアルカ
リ電解液からなる負極活物質6を充填し、プラス
チツクスからなるガスケツト7を周縁折り返し部
に設置して正極ケース2の開口縁部を内方に折曲
することで電池を組立てる。 本考案においては、第1図に示す負極封口板5
の全総高Hと、その外縁部の上方向への折り返し
部の高さhとの間には0.48H≦h≦0.70Hの比率
で加工したものが、封口板自体の変形がすくな
く、耐漏液性にすぐれていることが判明した。 封口板の折り返し部分の構造は二重構造をなし
ており、電池ケースの封口時に第3図に示すよう
な上からの荷重W、例えば30Kg/cm2を加えた際、
実際の電池封口においては、Wとともに封口金型
8により斜め上方からPの如く封口板5の肩部に
これを内方へ変形させる力が加わる。しかしこれ
は折り返し部があることによつて、その変形を少
なくできる。このように封口板の折り返し部分に
よつて封口板周縁部が補強されておられないと封
口板5は上方へΔHだけ膨れるように変位し、折
り返し部で補強されていれば、その変位(変形)
は防止される。しかし、変形を防止するためには
折り返し部の高さhは、封口板総高Hとの間に、
一定の比率を保つて加工することによつて、はじ
めて耐変形強度を増す上に有効であることがわか
つた。第4図に封口板総高の変位(ΔHで示す)
状態を測定した結果を示す。なお条件として荷重
Wは20Kg/cm2、30Kg/cm2、50Kg/cm2の三条件を設
定し、それぞれの一定荷重のもとで、折り返し部
分の高さhと封口板5の総高Hとの比(h/H)
を変化させた場合の封口板総高の変位ΔHとの関
係である。電池は水銀電池MR44(直径11.6mm、
高さ5.4mm)を選んだ。図から明らかなように変
位ΔHのすくない領域はh/Hが0.48〜0.70の範
囲であることが観察された。これはh/Hが0.48
よりも小さいと折り返し部の二重構造としての補
強効果が乏しくなり、逆にh/Hが0.70よりも大
きくなると、折り返し部自体が斜め上方からの外
方Pにより変形し易くなるからである。 次に具体例により詳述する。 具体例 1 封口板の材質をNi−ステンレス鋼−Cuの三層
クラツドで0.30mmの厚みのものを使用し、h/H
を0.30 0.40 0.45 0.48 0.50 0.60 0.70 0.80 0.90
1.00とした電池A,B,C,D,E,F,G,
H,I,Jをいずれも外径11.6mm、高さ5.4mmの
水銀電池MR44に構成し、耐漏液性の比較を行な
つた。条件はそれぞれ100個の電池を用意し、こ
れを45℃、相対湿度90%槽内に120日間放置し、
漏液現象を目視にて確認した。数字は漏液電池の
発生個数である。
【表】 具体例 2 封口板の材質をNi−鉄−Cuの三層材で0.25mm
の厚みのものを使用し、h/Hを具体例1と同じ
ように0.30 0.40 0.45 0.48 0.50 0.60 0.70 0.80
0.90 1.00とした電池A′,B′,C′,D′,E′,F′,
G′,H′,I′,J′を、外径7.9mm、高さ3.6mmの酸化
鉛電池SR41に構成し、耐漏液性の比較を行なつ
た。条件は具体例1と同じにして実施した結果を
下記に示す。
【表】 上記試験結果からも明白なごとく、封口板の総
高に対して折り返し部分の高さの比率h/Hを
0.48〜0.70とすることによつて、電池の種類、大
きさ、封口板の材質等が異なつても、ボタン型ア
ルカリ電池として、高温高湿下での耐漏液性を向
上させることに効果のあることがわかつた。 すなわち、電池の封口過程で加圧されることに
よつても封口板の変形がよりすくないことは、耐
漏液性の向上をもたらす重要な因子であることが
判明できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における電池の封口板
の半断面図、第2図は同封口板を用いて構成した
電池の半断面図、第3図は電池ケース封口時に封
口板に加えられる荷重Wと、内方へ変形された封
口板総高の変位ΔHを測定する際の概略説明図、
第4図は荷重Wを一定とした際の封口板折り返し
部hと封口板の総高Hとの比を変化させた際の封
口板総高の変位ΔHとの関係を実測した図であ
る。 1……正極、2……正極ケース、3……セパレ
ータ、5……封口板、6……負極活物質、7……
ガスケツト、H……封口板の総高、h……上方向
へ折り返した部分の高さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 負極端子を兼ねた封口板を負極活物質の収容容
    器として使用するボタン形アルカリ電池におい
    て、その封口板の開口縁部を上方向に折り返し、
    この折り返し部の高さを、封口板総高0.48〜0.70
    倍の範囲としてなるボタン形アルカリ電池。
JP7188180U 1980-05-23 1980-05-23 Expired JPS628122Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7188180U JPS628122Y2 (ja) 1980-05-23 1980-05-23

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JP7188180U JPS628122Y2 (ja) 1980-05-23 1980-05-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56172256U JPS56172256U (ja) 1981-12-19
JPS628122Y2 true JPS628122Y2 (ja) 1987-02-25

Family

ID=29665511

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