JPS5852617Y2 - 酸化銀電池 - Google Patents

酸化銀電池

Info

Publication number
JPS5852617Y2
JPS5852617Y2 JP215778U JP215778U JPS5852617Y2 JP S5852617 Y2 JPS5852617 Y2 JP S5852617Y2 JP 215778 U JP215778 U JP 215778U JP 215778 U JP215778 U JP 215778U JP S5852617 Y2 JPS5852617 Y2 JP S5852617Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anode
silver
battery
silver oxide
ago
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP215778U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54107022U (ja
Inventor
貢 岡久
泰之 熊野
薫 村上
友彦 有田
Original Assignee
松下電器産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP215778U priority Critical patent/JPS5852617Y2/ja
Publication of JPS54107022U publication Critical patent/JPS54107022U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5852617Y2 publication Critical patent/JPS5852617Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Primary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、2価の酸化銀(Ago)を陽極活物質の主成
分とする酸化銀電池の構造に関し、陽極活物質が安定で
、電圧安定性が高く、簡易な構造の薄型電池を得ること
を目的とする。
従来AgOを用いる電池は、米国特許第3655450
号にみられるように、AgOペレット表面が銀でおおわ
れており、第3図の様な構造をしている。
図において、11は陽極罐、12は封口板、13は陰極
活物質、14は陽極活物質のAgOペレット、15は銀
層、16はセパレータ、17は封口バッキングである。
この技術によると、AgOペレット全面をAgまたは1
価銀化銀Ag2Oでおおう必要がある。
この方法としていくつか考えられるが、例えば薄いAg
層で包囲されたペレットを電池容器内へ圧入する方法は
、ペレットが変形しAg層が裂ける困難さをもっている
また容器内へ圧入した後、AgまたはAg2O化する方
法は、層が破壊されない利点を有するが、AgOを還元
するための還元剤の存在が必要となる。
この方法は、電解液が充分存在しなければ、反応は遅く
、不均一となり、電圧が不安定となる欠点をもっており
、工業化のためには、品質管理などの面で非常に困難で
あった。
また、最初では時計用などで特に薄型化が必要とされて
おり、上記の技術では薄型化する場合、製造が困難であ
った。
本考案は上記の問題を解決し、電圧安定性に優れ、特に
薄型電池として構成できる、量産に適した酸化銀電池を
提供するものである。
すなわち、本考案の酸化銀電池は、AgOを活物質の主
成分とする陽極を陽極罐のほぼ中央に、陽極罐底面と銀
層を介して、かつ陽極罐側壁との間に空隙を介して配設
するとともに、陽極の陰極と対向する面に設けた多孔性
銀層の周縁部を、前記空隙部において、封目板と陽極罐
との間に設けた封口バッキングにより陽極罐の底面側へ
圧接するように構成したものである。
本考案によれば、んρの分解の原因となる金属と接触す
る部分が陰極及び罐底と対向する面側に制限され、しか
も接触する金属はAgOの分解に対して加速の程度の小
さい銀であるので、AgOの分解によるガス発生が少な
く、電圧の安定性に優れる。
しかも陽極と陽極罐とを隔離するための銀層を陽極罐底
に設けるのみでよいので、陽極罐の側壁と対向する面に
も銀層を設けるものに比較して電池の組み立てが容易と
なり、信頼性が向上する。
なお導電体として用いる多孔性銀層を予め皿状に造形し
、この内に陽極ペレットを挿入し、罐底の銀層を構成す
るシートに導電体の周縁部を結合するようにすれば、電
池の組み立てが便利になる。
また封口部材のバッキングが、陽極罐の側壁と陽極との
間の空隙部において、罐底面へ圧接される構成をとって
いるので、電池の総高にほぼ等しい長さを利用した締め
付けができ、密封度がよくなって耐漏液性が向上する。
さらに陰極が陽極側へ強圧される結果、導電体の銀層が
陽極の陰極と対向した面・へ均等に接触していること相
まって、重負荷放電および低温放電の性能が向上する。
なお実用上はセパレータの周縁部もバッキング下に敷く
ようにするのがよい。
またこの種薄型電池では活物質の充填密度を高めるため
、高圧力で成型した陽極ペレットを用いるのが普通であ
る。
そして高圧で成型した円盤状ペレットはその上下面より
側面部の方が液の浸透が良い。
本考案では陽極の側面部はほぼ開放状態にあるので電解
液の浸透が良好であり、高率放電に有利である。
本考案はAgOのみでなく、AgOとAg2Oとの混合
物を活物質として用いることもできる。
以下本考案をその実施例により説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す酸化銀−亜鉛電池であ
る。
1は端子を兼ねる陽極罐、2は陰極端子を兼ねる封目板
、3は亜鉛陰極、4は含液材、5は陽極、6は罐底に敷
いた銀層である。
7は導電体の役目をする多孔性銀層、住友電工(株)よ
りセルメットの名で販売されている三次元網目状多孔銀
、20〜150メツシユの鎖網などを用いることができ
る。
8はセパレータ、9は封口バッキングである。多孔性銀
層7は、陽極を罐1と導電的に結合するためのものであ
り、陽極に接触するとともに罐1と接触しなければなら
ない。
この接触をより確実にするために、第2図のように接触
リング10を挿入するとよい。
実施例 AgO粉末によりポリ四弗化エチレン粉末2重量%を混
合し、加圧成型した陽極ペレットを用いる。
銀層6及び9に多孔成約5%、厚さ0.1mmの三次元
網目状多孔銀を用い、両者間に陽極ペレットをサンドイ
ッチ状にはさみ造形する。
これを陽極罐に挿入し、10モル/lのか性カリ水溶液
からなる電解液10μlを注入する。
一方、10%水銀永化亜鉛に2重量%のカルボキシメチ
ルセルロースを混合したものを封目板の内面に入れ、上
記と同様の電解液25μlを注入し、ナイロン製含液材
4をのせる。
上記の陽極罐と封目板とを、放射線グラフト重合したポ
リエチレン製セパレータをはさんで組み合わせ常法によ
り封口する。
この電池の大きさは、直径11.(5mm、高さ2mm
である。
比較例1 米国特許第3655450号に基づき、AgOのペレッ
トの表面をヒドラジンで還元し陽極ケースへ挿入加圧し
て、第3図の電池を構成した。
比較例2 前記米国特許に基づき、陽極鑵内面に亜鉛を3μmの厚
さにメッキした後、陽極ペレットを挿入して加圧成型し
、第3図のような電池を構成した。
これらの電池を各30個製造し、60℃で保存した時の
電圧変化を測定し、1.65 V以上のものは不良とし
て不良率を求めた。
また同様に各20個を温度60℃、相対温度95%で、
1力月間保存した時の漏液発生率を測定した。
これらの結果を次表に。示す。
以上のように、本考案によれば、電圧安定性に優れ、組
み立て容易な薄形の酸化銀電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における酸化銀−亜鉛電池の
縦断面図、第2図は他の実施例を示す要部断面図、第3
図は従来の電池の縦断面図である。 1・・・・・・陽極罐、2・・・・・・封口板、3・・
・・・・陰極、6・・・・・・多孔性銀層、8・・・・
・・封口バッキング、9・・・・・・銀層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2価酸化銀を主成分とする陽極を陽極罐のほぼ中央に、
    陽極罐底と銀層を介して、かつ陽極罐側壁との間に空隙
    を介して配設するとともに、陽極の陰極と対向する面に
    設けた多孔性銀層の周縁部を、前記空隙部において、封
    目板と陽極罐との間に設けた封口バッキングにより陽極
    罐底へ圧接してなる酸化銀電池。
JP215778U 1978-01-11 1978-01-11 酸化銀電池 Expired JPS5852617Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP215778U JPS5852617Y2 (ja) 1978-01-11 1978-01-11 酸化銀電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP215778U JPS5852617Y2 (ja) 1978-01-11 1978-01-11 酸化銀電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54107022U JPS54107022U (ja) 1979-07-27
JPS5852617Y2 true JPS5852617Y2 (ja) 1983-11-30

Family

ID=28804970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP215778U Expired JPS5852617Y2 (ja) 1978-01-11 1978-01-11 酸化銀電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5852617Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54107022U (ja) 1979-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4054726A (en) Galvanic primary element with air electrode
JPS63175345A (ja) 有機電解液電池
JPS5852617Y2 (ja) 酸化銀電池
JPS63294672A (ja) ボタン型空気亜鉛電池
US20010016282A1 (en) Gastight-sealed alkaline storage battery in the form of a button cell
US4387143A (en) Silver oxide primary cell
US2981782A (en) Terminal-depolarizer unit for primary cells
JP2608561B2 (ja) 積層形電池
JPH10255733A (ja) 小型電池
JPH0785422B2 (ja) ボタン型空気電池
JPS648896B2 (ja)
JPS63131472A (ja) 金属−水素アルカリ蓄電池
JP2877809B2 (ja) ボタン型空気電池の製造方法
JP3594752B2 (ja) 空気亜鉛ボタン型電池
JPS5853026Y2 (ja) 扁平形電池
JPS60182656A (ja) 密閉型アルカリ電池
JP3115574B2 (ja) 電 池
JPH0311550A (ja) 積層形電池
JPH0325863A (ja) 内部積層形電池
JP2831381B2 (ja) 電 池
JP2001068070A (ja) ボタン形電池
JPS5835346B2 (ja) 密閉型小型電池
RU2030035C1 (ru) Герметичный химический источник тока
JPS6128379Y2 (ja)
JPS6142859A (ja) 扁平形電池