JPS628010Y2 - - Google Patents

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JPS628010Y2
JPS628010Y2 JP4175681U JP4175681U JPS628010Y2 JP S628010 Y2 JPS628010 Y2 JP S628010Y2 JP 4175681 U JP4175681 U JP 4175681U JP 4175681 U JP4175681 U JP 4175681U JP S628010 Y2 JPS628010 Y2 JP S628010Y2
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optical transmission
optical fiber
porous
flat cable
cable
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は帯状プラスチツクの内部に互いに平行
離間関係をもつてそれの長手方向に延長せしめて
1本以上の細長い光伝送線路を配設してなる光フ
アイバ・フラツトケーブルに関し、特に光信号ま
たは光エネルギー伝送特性が良好でかつ伝送特性
の温度安定性、寸法安定性および端部の樹脂除去
特性の良好なこの種の光フアイバ・フラツトケー
ブルを提供することを目的とするものである。
光伝送用ケーブルの構造としては、外部からの
ストレスに弱いガラスまたはプラスチツク繊維
(フアイバ)からなる光伝送線路を側圧などの外
部ストレスから守るために、まず前記フアイバを
シリコーンゴムなどの弾性体で包み、次に長さ方
向の引張り強度を増強するために金属線あるいは
合成繊維系などのいわゆるテンシヨンメンバーを
介在させ、その上に保護層を設けるのが一般的で
ある。
従つて、光フアイバ・フラツトケーブルに使用
されうる光伝送線路に接触して使用される保護・
緩衝用のプラスチツク層は、上述のごとく、側圧
などの外部ストレスを吸収できる柔軟性と弾性と
を有し、かつ望ましくは長さ方向の引張り強度が
高くしかも伸びないことが要求される。そのよう
な要件を満足しうるものと思われる種々の市販の
材料につき検討した結果、結晶性高分子有機材料
よりなり、内部構造として多数の微小結節が多数
の小繊維によつて連結されており、これらの微小
繊維および微小結節の間に多数のボイド空孔が形
成されている連続気孔の多孔性ミクロ構造を有す
る延伸法によつて得られた多孔質ポリテトラフル
オルエチレン(PTFE)、ポレオレフインなどの
材料が比較的良好であることが判明した。しかし
ながら、延伸法によつて得られる多孔質のPTFE
やポリオレフインは材質的に引張り強度は十分で
あるが柔軟すぎるため形状安定性がわるく、従つ
てテープ巻絶縁体として同軸ケーブルの絶縁体と
しては使用されてはいるが、上述のごとき構造を
有する光フアイバ・フラツトケーブルのための保
護・緩衝用材料としてはそのまま使用するには不
適当である。
さらにまた、そのような光フアイバ・フラツト
ケーブルにつき、例えば端末処理をする場合に、
それの延伸方向に対して直交する方向に例えばか
みそり等ような刃物を用いて切れ目を入れ、その
状態でその刃物をずらせて樹脂を切断分離しよう
としても、樹脂の腰が弱いがために、樹脂が伸び
るかあるいは刃物だけが樹脂の表面をすべつてし
まうだけで、切断分離できないかあるいは非常に
困難である。
このように、上述のような多孔質材料のみを保
護・緩衝材に用いて光フアイバ・フラツトケーブ
ルを作つたとしても、上述のごとく、光伝送線路
の間隔の寸法安定性がわるく、またケーブル端部
の樹脂部除去に困難を伴なう等の難点があり、実
用性に欠けるものとなつてしまうという問題があ
る。
しかしながら、本考案者等は、延伸法によつて
得られる多孔質のポリオレフイン(ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ポリプロピレンなど)、ポリ
テトラフルオルエチレン(PTFE)などは、上述
のごとき難点を有してはいるが、延伸方向への引
張り強さに優れており、光フアイバ・フラツトケ
ーブルの光伝送線路を包む保護・緩衝のために用
いられるプラスチツク材料に課せられる要件をす
べて具備しているものであることに着目し、この
ような延伸法によつて得られる多孔質のポリオレ
フイン、PTFE等を光フアイバ・フラツトケーブ
ルの保護・緩衝材料として用い、その固有の優れ
た特徴を生かしつつ、しかもなお光フアイバ・フ
ラツトケーブルに要求される上述した他の要件、
すなわち形状安定性の確保ならびにケーブル端部
における樹脂部除去の容易性の要件を一挙にかつ
効果的に満足せしめうるにはどうすればよいかと
いうことにつき種々の実験考察を重ねた結果、本
考案による新規にして改良されたフラツトケーブ
ルの構造を提案するに至つたものである。
以下図面を参照して本考案の実施例につき説明
しよう。
まず第1図を参照すると、本考案の1つの実施
例による光フアイバ・フラツトケーブルが拡大断
面図で断片的に示されている。この実施例では、
約320℃の空気零囲気中に約1分間保持して後に
約3倍に延伸し、そしてそのように延伸したまま
の状態で約360℃の空気中に約30秒保持して得ら
れた比重0.68、厚さ0.25mmの完全焼成に近い不完
全焼成の多孔質PTFEの帯状体を1aおよび1b
で示されているように二枚用意する。そして、そ
れら二枚の不完全焼成延伸多孔質PTFE帯状体1
aおよび1b間に光伝送線路(本考案の光フアイ
バ・フラツトケーブルに使用される光伝送線路と
しては、各種のガラスまたはプラスチツクフアイ
バまたはそれらにシリコーン、ナイロン、弗素樹
脂等のコーテイングおよび/または押出しにより
保護被覆を施したものが含まれる。)素線とし
て、例えばコア径68μm、クラツド径125μmの
マルチモード・ステツプインデツクス・石英フア
イバを予め定められた平行離間関係をもつて配置
して光伝送線路2a,2b,2c,…,2iとな
し、それらの光伝送線路2a,2b,2c,…,
2iを帯状体1aおよび1bで挾んだ形として帯
状体1a,1bからなる帯状多孔質プラスチツク
層1中に光伝送線路2a〜2iを帯状層の長手方
向に沿つて埋設する。このように二枚の帯状体を
接合して帯状多孔質プラスチツク層1を形成する
ことによつて、簡単に光伝送線路を埋設すること
ができる。次に、光伝送線路2a,2b,2c,
…,2iを上述のごとくして間に挾んだ二枚の不
完全焼成多孔質帯状体1aおよび1bよりなる帯
状多孔質プラスチツク層1の外表面に、例えば含
弗素樹脂から選んだ厚さ0.05mmの未延伸未焼成
PTFEテープ3aおよび3bよりなる多孔質プラ
スチツク層1よりも比重の大きいプラスチツク層
をそれぞれ添接せしめ、そのようにして得られた
平板状あるいは帯状の複合構造物を少なくとも2
個の圧着用ロール(図示せず)間をそれの長手方
向に通過せしめ、然る後、そのようにして圧着用
ロールにかけられて一体化された上記複合構造物
を、約370℃の溶融塩内に約30秒保持せしめる。
なお、第1図に示された実施例では、単に図示の
便宜上、9本の光伝送線路が示されているにすぎ
ないが、実際の例では、合計24本の光伝送線路が
設けられ、ケーブルの厚さが0.6mm、光伝送線路
間の間隔が1.27mmの光フアイバ・フラツトケーブ
ルが製造された。
このようにして得られた光フアイバ・フラツト
ケーブルの光伝送特性は、0.85μmの波長の光の
伝送損失が3.5dB/Kmでありケーブル化する前の
光伝送線路の伝送損失と同一であり、しかも側圧
4Kgf/cm2、引張強度40Kgfの外的ストレス下に
おいても光伝損失の増加はみられず、また、−50
℃から+100℃までの温度変化によつても光伝送
損失の変化みられなかつた。
また、上述のごとく、帯状体1aおよび1bよ
りなる多孔質プラスチツク層1の外側面にそれぞ
れ該層1よりも比重の大きな未延伸未焼成の
PTFEテープ3aおよび3bを添接せしめて全体
を焼成するものであるから、それらの外側テープ
3aおよび3bの存在により、ケーブルの寸法安
定性が高くまた長手方向における端部の樹脂除去
が非常に容易となり、ケーブルの端末処理を極め
て効率的にかつ確実に行なうことができた。ま
た、必要に応じてこの光フアイバ・フラツトケー
ブルの端末あるいは中間部を任意の長さに長手方
向に引裂いて、任意の本数の光伝送線路をスダレ
状となしてもよく、そのようにすることにより、
配線の便宜と屈曲性の向上を図ることができた。
次に、第2図を参照すると、本考案の他の実施
例が示されている。この実施例は、第1図の実施
例において二枚の帯状体1a,1b間に光伝送線
路2a〜2iを挾着する際に、それらの光伝送線
路に対して数字4で示されているように例えば厚
さ約0.1mmの未焼成PTFEテープ等の非多孔質プ
ラスチツク材を光伝送線路2a,2b,2c,2
d…2iに対してこれらを縫うように下方および
上方から交互に接触するように配置して、すなわ
ち非多孔質プラスチツク材4が波形になるように
配置した後に二枚の帯状体1a,1b間に光伝送
線路2a〜2iを挾着して第1図の場合と同様に
焼成したものであり、その他の点については第1
図の場合と同様でありうるので、第1図に対応す
る部分は第1図と同一の符号で示されている。
第2図に示された実施例では、それによつて得
られたケーブルの厚さは0.65mm、光伝送線路間の
間隔は1.27mmであつた。また、帯状体1aと1b
の引剥し強度が第1図の実施例による光フアイ
バ・フラツトケーブルの場合の2倍に増加した。
また、非多孔質プラスチツク材4を、上述のごと
く波形に交互接触せしめるかわりに、平行に配列
された光伝送線路の片側のみから接触するように
配設しても同様に引剥し強度の向上という効果が
得られた。なお、このテープとしては、溶融性弗
素樹脂であるPFA,FEPなどを用いてもよい。
また第2図の非多孔質プラスチツク材4の代り
に、別の多孔質材を用いて光伝送線路2a〜2i
と接触させれば、非多孔質材を接触させた場合と
第1図に示す実施例の場合との中間の引剥し強度
が得られ、更に非多孔質材を用いた場合よりも光
伝送線路2a〜2iに対するクツシヨン性が著し
く向上するので好都合である。更に、多孔質プラ
スチツク層1内に埋設された光伝送線路2a〜2
iに別の多孔質プラスチツク材を波形に交互接触
させれば、上述の適度の引剥強度とクツシヨン性
能が得られる上に、各光伝送線路間の相互位置が
多孔質プラスチツク材によつて規整され、それに
よつて光伝送線路間の寸法精度、ひいては光フア
イバケーブルの寸法精度が高められる効果も得ら
れる。
上述した第1図および第2図の実施例のいずれ
か一方または双方において、1つの光伝送線路の
両側辺部又は隣接する光伝送線路間の部分を、前
述した圧着時にあるいはその前または後に、周面
に凸状部を有する圧着用ロールを用いて、他の部
分よりも強く圧着して片面または両面から凹状に
して比重を増大させた構造としてもよい。そのよ
うな構造にすれば、光フアイバ・フラツトケーブ
ルのそのように凹状に圧着された部分の多孔質度
が低下し、光フアイバ・フラツトケーブルの厚み
方向の圧力による変形を防止できるという利点が
得られる。
また、第1図において、例えば光伝送線路2a
を、ステンレス線、FRP、ケブラーなどの補強
用線状体または帯状体で置換えると、プラスチツ
ク材料の低温収縮などによる光減衰量の増加をよ
りよく防止できるのみならず、ケーブルの引張強
度を増加せしめることもできる。さらにまた、光
伝送線路のかわりに電気的良導体や同軸ケーブル
等を一部に入れてもよい。
さらにまた、各光伝送線路に例えば0.1mmの例
えばシリコーン樹脂を被覆してもよく、そのよう
にした場合には、温度変化に対する伝送特性の変
化は大きくなるが、側圧に対する強度が増加す
る。
以上の説明から理解されるように、本考案によ
れば、冒頭において述べた難点を極めて効果的に
かつ一挙に克服することができるのである。な
お、目的に応じて、帯状多孔質プラスチツク層1
の外表面上に被着させる比重の大きなプラスチツ
ク層の材料、例えばPTFEなどに、ガラス繊維、
炭素繊維、TiO2,Al2O3等の充填剤を混入し、寸
法の物理的および温度的安定性を増加させたり、
着色剤を混入し、光の入・出射を遮蔽したり、ケ
ーブルの表裏、左右の識別に役立てるようにして
もよく、上述の外側プラスチツク層上に金属や導
電性弗素樹脂などよりなる電磁遮蔽層を設けても
い。さらにまた、多孔質プラスチツク層表面、又
は外側の比重の大きなプラスチツク層の表面に
PVCなどの保護層を設けてもよい。
なお、図示の実施例では、光伝送線路として断
面円形のものが用いられているものとして示され
たが、惰円形、平角状などの任意適当な断面形状
のものを用いてもよい。
以下本考案の特定の実施例につき説明したが、
本考案は実施例に限定されるものではなく、実用
新案登録請求の範囲内で可能なあらゆる実施例を
包含するものであること勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案による光
フアイバ・フラツトケーブルを示す概略断面図で
ある。 図面において、1は帯状多孔質プラスチツク
層、2a〜2iは光伝送線路、3a,3bは外側
プラスチツク層、4は非多孔質プラスチツク材を
それぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 帯状の多孔質プラスチツク層中に少なくとも
    1本の光伝送線路が帯状層の長手方向に沿つて
    埋設され、該層の少なくとも1つの外表面上に
    該層よりも比重の大きいプラスチツク層が被着
    されていることを特徴とする光フアイバ・フラ
    ツトケーブル。 2 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の光フ
    アイバ・フラツトケーブルにおいて、多孔質プ
    ラスチツク層は二枚の帯状体を接合してなるこ
    とを特徴とする光フアイバ・フラツトケーブ
    ル。 3 実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に
    記載の光フアイバ・フラツトケーブルにおい
    て、多孔質プラスチツク層は、延伸多孔質ポリ
    テトラフルオルエチレンよりなることを特徴と
    する光フアイバ・フラツトケーブル。 4 実用新案登録請求の範囲第3項記載の光フア
    イバ・フラツトケーブルにおいて、延伸多孔質
    ポリテトラフルオルエチレンの主たる延伸方向
    を光伝送線路と平行にしたことを特徴とする光
    フアイバ・フラツトケーブル。
JP4175681U 1981-03-25 1981-03-25 Expired JPS628010Y2 (ja)

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JPS57155507U JPS57155507U (ja) 1982-09-30
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