JPS6279279A - 塗料用組成物 - Google Patents

塗料用組成物

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JPS6279279A
JPS6279279A JP60219407A JP21940785A JPS6279279A JP S6279279 A JPS6279279 A JP S6279279A JP 60219407 A JP60219407 A JP 60219407A JP 21940785 A JP21940785 A JP 21940785A JP S6279279 A JPS6279279 A JP S6279279A
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直哉 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は塗料用組成物に関する。更に詳しくは、衝撃な
どの外力により塗膜が損傷を受GJだ場合、自ら塗膜が
再生する自己回復性を右づる塗料用組成物に関する。
[従来技術とその問題点] 従来の塗料は、塗膜形成要素である各秒の樹脂、繊維素
、ゴムなどを溶媒に溶解あるいは分散させたものに、必
要に応じて各種の顔料、可塑剤、硬化促進剤、光沢付与
剤、防蝕剤などを更に加えて混合したものである。
この塗料組成物を塗付し、乾燥あるいは硬化することに
より強固な塗膜が得られる。
ところで、このようにして得られた塗膜は、機械的II
撃あるいはひりかぎなどの外力により剥離または脱落す
ることがある。このようにしで形成された傷は、該塗膜
が自己回復性を有していないためそのまま残り、長期間
経過するうちに美観をそこね、金属面上などの場合には
発錆の原因ともなる。
F問題点を解決するための手段コ 本発明は自己回復性を右する塗膜が得られる塗料組成物
を提供することにある。かくすることにより、塗膜が受
(プた損傷は、塗膜が+lf生する、すなわら自己回復
性を有するため修復し、長期間にわたって塗膜としての
性能がm持されることとなる。
すなわち、本発明は、成分として(I>塗膜成形能を有
するポリマー、および(I[)該ポリマーを溶解し得る
揮発性溶剤を内包する感圧性マイクロカプセルを含む塗
料用組成物に関する。
以下に本発明を更に説明する。
本発明の塗膜形成能を有するポリマーとは、通常塗料に
用いられるポリマーであって、焼付けまたは硬化などを
することのない非架橋型のポリマーである。また、該ポ
リマーは、後述のマイクロカプセル中に内包される溶剤
に溶解するものである。
具体的な上記ポリマーとしては、たとえば、石油樹脂、
ポリスチレン、キシレン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、ニトロセルロースなどの合成もしくは半合成樹
脂などのほか、ポリテルペン樹脂、ロジン、セラックな
どの天然樹脂などがあげられる。これらのポリマーは1
種または2種・以上の混合物として使用することができ
る。
上記のポリマーと共に、感圧性マイクロカプセルが用い
られる。この感圧性とは、圧力によりカプセルが破壊さ
れ内包する溶剤が流出するものであるが、塗料組成物の
配合時の微少な圧力では破壊されることはなく、一旦塗
膜形成された侵、該塗膜が機械的衝撃または引っかきな
どにより損傷を受【ノることとなるような圧力により初
めて破壊づることを意味する。このような感圧性の調節
は、マイクロカプセルの膜形成物質あるいはその膜厚、
粒径などを調節することにより容易に達成できる。
本発明の感圧性マイクロカプセルは、揮発性溶剤を内包
する。また、この揮発性溶剤は眞述した塗膜を形成する
ポリマーを溶解し得る溶剤である。
具体的には、通常1料溶剤として用いられるものから任
意に選択して用いることができ、たとえば、トルエン、
Vシレンなどの芳香族系溶剤、酢酸エチル、[fアミル
などのエステル系溶剤、ブタノールなどのアルコール系
溶剤、イソプロピルエーテルなどのエーブル系溶剤、メ
チルイソブヂルケトンなどのケトン系溶剤などがあげら
れる。これらの溶剤は、カプセルが破壊した時、外部に
流出し、カプセル周囲のポリマーを溶解させ、該ポリマ
ーに流動性を付与する結果、該ポリマーは自己回復性を
有することとなって損傷を受番プた箇所は修復されるこ
ととなる。修復後は、塗膜はふたたび以前と同様に乾燥
状態となることが望ましいので、マイクロカプセル中に
内包される溶剤は揮発性の溶剤である必要がある。好ま
しくは低沸点の、たとえば沸点260℃以下の溶剤であ
って、前記した塗膜を形成するポリマーを溶解づるよう
なものを上記の溶剤の中から選択する。
マイクロカプセル自体の製法は、公知の方法、たとえば
コア・セルベーション、in 5itu 重合または界
面重合などにより調製される。またカプセルの膜形成物
質は、内包する溶剤に溶解、あるいは膨潤しないもので
あって、たとえばゼラチン、ポリvA索、ポリアミド、
ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリエチレン、ポリスチ
レンなどから適宜に選択される。
マイクロカプセルの粒径は、余り大きいと塗りムラなど
の原因となり好ましくない。通常は1μ〜500μ程度
の平均粒径のカプセルが使用される。
本発明においては、前記の塗膜形成物質としてのポリマ
ー100ii部当り、カプセル内包溶剤として5〜20
00重量部好ましくは10〜500重量部に相当するマ
イクロカプセルを混合して用いる。
2000部を越えると、カプセル破壊時に!!!膜のダ
レ、ベトッキなどが生じるので好ましくない。
本発明の塗料組成物を塗付するには、上記のポリマーお
よびマイクロカプセルを、適宜の塗料用溶剤に混合して
用いる。この塗料用溶剤は、マイクロカプセルの膜物質
を溶解あるいは膨潤させない溶剤であるならば、通常の
塗料用溶剤の中から適宜に選択できる。この塗料用溶剤
中に、前記のポリマーは溶解、あるいは乳化剤などの助
けにより乳化する。たとえば、トルエン、キシレンなど
の芳香族系溶剤、酢酸エチル、酢酸アミルなどのエステ
ル系溶剤、ブタノールなどのアルコール系溶剤、ジイソ
プロピルエーテルなどのエーテル系溶剤、メチルエチル
ケトンなどのケトン系溶剤、あるいはこれらの混合溶剤
などの塗料用一般溶剤を用いることができる。さらに本
発明の組成物は、水性エマルジョンの形態でも使用でき
る。この塗料用溶剤あるいはエマルジョン時の水の使用
量は、塗付時の作業性などに応じて任意に決定される。
なお、上記の塗料用溶剤は、カプセル内包溶剤と同一の
ものでもよいが、適宜の他の溶剤をも使用することがで
きる。
さらに、本発明の組成物は、本発明の効果が達成される
範囲内で、従来公知の充填剤、有機もしくは無機顔料、
染料、可塑剤などを任意の割合で混合して用いることが
できる。また、従来公知の防錆剤なども併用することが
できる。
本発明の塗料用組成物は、一般の塗料と同様に、金属、
プラスチック、木材、コンクリートなどのあらゆる材質
のものの塗装に使用することができる。特に金属に塗装
するならば、美観の維持のほか、その防錆効果も一段と
維持、向上するので好ましい。
〔本発明の効果1 本発明の塗料用組成物は、塗膜が外力による損傷を受け
ても、共存するマイクロカプセル中に内包する溶剤が、
損傷時のカプセルの破壊により流出し、カプセル周囲の
!!!膜形成物質としてのポリマーを溶解させる結果、
塗膜が再形成、すなわち自己回復する。このため、本発
明の塗料用組成物による塗膜は、損傷を受けてもその美
観などを維持できるとともに、金属上に塗装した場合に
は防錆効果をも維持、持続させることができる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を詳述でる。
実施例1 (塗料用組成物−1の調製) 下記の組成のものを混合し、塗料用組成物−1を調製し
た。なお、石油樹脂はトルエン中に溶解して用いた。
石油樹脂833重量部 トルエン           50 7/溶剤内包マ
イクロカプセル**   17  n本日本石油化学@
製 [日石ネオポリマーMP−1204(商品名)本本内包
溶剤:芳香族系溶剤(沸点184〜210℃)〔日本石
油化学■製日石ハイゾー ル#150(商品名)〕 マイクロカプセル:ポリ尿素マイクロカプセル平均粒径
3μ 〈組成物の鋼板への塗布および発錆テスト)JIS  
Z  0236に規定する研磨した鋼板試験片に、上記
組成物を1枚片面当り0.3gとなる様に塗布し、50
℃×25分乾燥した。塗布試験片は6枚調製し、3枚は
そのままで、残りの3枚は、塗布面に切り目(5#1角
の基盤目、但し周囲は2.5履巾)をナイフで入れた。
切り目は鋼板表面に到達する深さとした。
各試験片を25℃で5時間放置した。次いで各試験片を
JIS l 0236の6.2に規定する方法で塩水噴
霧試験に供し錆の発生状況を観測した。結果を表−1に
示す。
表−1には参考の為、上記組成物を全く塗布しない同一
形状の試験片についての塩水噴霧試験の結果も合わせて
示す。
比較例1 (塗料組成物2のI製) 石油樹脂*40重量部 トルエン     60〃 傘 「日石ネオポリマーHP−1204(商品名)(組
成物の鋼板への孕布および発錆テスト)実施例1と同様
に上記組成物を塗布し乾燥した試験片を6枚作製し、3
枚はそのままの状態で、3枚は実施例1と同様の切り目
を入れて塩水噴霧試験に供し、錆発生の状況を試験した
結果を同じく表−1に示寸。
(塗am復能の比較試験) °実施例1(E)および比較例1(R)の組成物をガラ
ス板に塗布し、常温で16時間乾燥し、乾燥IJIIg
を得た。 次いで塗膜をナイフで切り目を入れ、常温で
放置し、時間経過による塗膜の回復を観察した。
結果を第1図から第6図に示す。図から明らかな様に実
施例の塗膜は時間経過により損傷部の回復が認められる
が、比較例の塗膜は回復が認められない。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は、実施例1の組成物(E)に対応す
るもので、第1図は塗布し乾燥した状態、第2図はナイ
フで切り目を入れた直後、第3図は24時間経過俵の塗
膜の状態を示す写真である。 第4図から第6図は順次第1図から第3図に対応するも
ので比較例1の組成物(R)に対応する塗膜の状態を示
す写真である。 手続補正口 昭和61年2月77日 1、事件の表示 昭和60年特許願第219407号 2、発明の名称 塗欝用組成物 3、補正をする者 事件との関係   出 願 人 名 称    日本石油化学株式会社 4、代理人 住 所  〒107東京都港区南青山−丁目1番1号5
、補正命令の日付() (発送日)昭和61年1月28日 7、補正の内容 (1)願書に添付の図面(代用写真)を削除する。 (2)明細書の図面の簡単な説明の欄を削除する。 (3)明細書第12頁第7行目乃至第10行目を削除す
る。 手続補正層 昭和60年特許願第219407号 2、発明の名称 塗料用組成物 3、補正をする者 事件との関係   出 願 人 名 称    日本石油化学株式会社 4、代理人 住 所  〒107東京都港区南青山−丁目1番1@5
、補正命令の日付(自発) (発送日)昭和  年  月  日 6、補正の対象 訂  正  明  細  書 1、発明の名称 塗料用組成物 2、特許請求の範囲 (1)成分として(I)塗膜形成能を有するポリマー、
および(II)該ポリマーを溶解し得る揮発性溶剤を内
包する感圧性マイクロカプセルを含む塗料用組成物。 (2)前記ポリマー100重量部当り、前記揮発性溶剤
5〜2000重量部に相当する前記マイクロカプセルを
含む特許請求の範囲第1項記載の塗料用組成物。 3、発明の詳細な説明 [発明の利用分野] 本発明は塗料用組成物に関する。更に詳しくは、衝撃な
どの外力により塗膜が損傷を受けた場合、自ら塗膜が再
生する自己回復性を有する塗料用組成物に関り“る。 [従来技術とその問題点1 従来の塗料は、塗膜形成要素である各種の樹脂、繊維素
、ゴムなどを溶媒に溶解あるいは分散させたものに、必
要に応じて各種の顔料、可塑剤、硬化促進剤、光沢付与
剤、防蝕剤などを更に加えて混合したものである。 この塗料組成物を塗付し、乾燥あるいは硬化することに
より強固な塗膜が得られる。 ところで、このようにして得られた塗膜は、機械的衝撃
あるいはひつかきなどの外力により剥離または脱落する
ことがある。このようにして形成された傷は、該塗膜が
自己回復性を有していないためそのまま残り、長期間経
過するうらに美観をそこね、金属面上などの場合には発
錆の原因ともなる。 [問題点を解決するための手段] 本発明は自己回復性を有する塗膜が得られる塗料組成物
を提供することにある。かくすることにより、塗膜が受
けた損傷は、塗膜が再生する、すなわち自己回復性を有
するため修復し、長11間にわたって塗膜としての性能
が維持されることとなる。 すなわち、本発明は、成分として(I>塗膜成形能を有
するポリマー、および(II)該ポリマーを溶解し得る
揮発性溶剤を内包する感圧性マイクロカプセルを含む塗
料用組成物に関する。 以下に本発明を更に説明する。 本発明の塗膜形成能を有するポリマーとは、通常塗料に
用いられるポリマーであって、焼付けまたは硬化などを
することのない非架橋型のポリマーである。また、該ポ
リマーは、後述のマイクロカプセル中に内包される溶剤
に溶解するものである。 具体的な上記ポリマーとしては、たとえば、石油樹脂、
ポリスチレン、キシレン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、ニトロセルロースなどの合成もしくは半合成樹
脂などのほか、ポリテルペン樹脂、ロジン、セラックな
どの天然1ffiなどがあげられる。これらのポリマー
は1種または2種以上の混合物どして使用することがで
きる。 上記のポリマーと共に、感圧性マイクロカプセルが用い
られる。この感圧性とは、圧力によりカプセルが破壊さ
れ内包する溶剤が流出するものであるが、塗料組成物の
配合時の微少な圧力では破壊されることはなく、一旦塗
膜形成された後、該塗膜が機械的衝撃または引っかきな
どにより損傷を受けることとなるような圧力により初め
て破壊することを意味する。このような感圧性の調節は
、マイクロカプセルの膜形成物質あるいはその膜厚、粒
径などを調節することに杢り容易に達成できる。 本発明の感圧性マイクロカプセルは、揮発性溶剤を内包
する。また、この揮発性溶剤は前述した塗膜を形成する
ポリマーを溶解し得る溶剤である。 具体的には、通常塗料溶剤として用いられるものから任
意に選択して用いることができ、たとえば、トルエン、
キシレンなどの芳香族系溶剤、酢酸エチル、酢酸アミル
などのエステル系溶剤、ブタノールなどのアルコール系
溶剤、イソプロピルエーテルなどのエーテル系溶剤、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤などがあげら
れる。これらの溶剤は、カプセルが破壊した時、外部に
流出し、カプセル周囲のポリマーを溶解させ1、該ポリ
マーに流動性を付与する結果、該ポリマーは自己回復性
を有することとなって1il傷を受Gノた箇所はlE復
されることとなる。修復後は、塗膜はふたたび以前と同
様に乾燥状態となることが望ましいので、マイクロカプ
セル中に内包される溶剤は揮発性の溶剤である必要があ
る。好ましくは低沸点の、たとえば沸点260℃以下の
溶剤であって、前記した塗膜を形成するポリマーを溶解
するようなものを上記の溶剤の中から選択する。 マイクロカプセル自体の製法は、公知の方法、たとえば
コア・セルベーション、in 5itu重合または界面
重合などにより調製される。またカプセルの膜形成物質
は、内包する溶剤に溶解、あるいは膨潤しないものであ
って、たとえばゼラチン、ポリ尿素、ポリアミド、ポリ
ウレタン、1ボキシ樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン
などから適宜に選択される。 マイクロカプセルの粒径は、余り大きいと塗りムラなど
の原因となり好ましくない。通常は1μ〜500μ程度
の平均粒径のカプセルが使用される。 本発明においては、前記の塗膜形成物質としてのポリマ
ー100重fit部当り、カプセル内包溶剤として5〜
2000重量部好ましくは10〜500重量部に相当す
るマイクロカプセルを混合して用いる。 2000部を越えると、カプセル破1i時に塗膜のダレ
、ベトツ↑などが生じるので好ましくない。 本発明の塗料組成物を塗付するには、上記のポリマーお
よびマイクロカプセルを、適宜の塗料用溶剤に混合して
用いる。この塗料用溶剤は、マイクロカプセルの膜物質
を溶解あるいは膨潤させない溶剤であるならば、通常の
塗料用溶剤の中から適宜に選択できる。この塗料用溶剤
中に、前記のポリマーは溶解、あるいは乳化剤などの助
番プにより乳化する。たとえば、トルエン、キシレンな
どの芳香族系溶剤、酢酸エチル、酢酸アミルなどのエス
テル系溶剤、ブタノールなどのアルコール系溶剤、ジイ
ソプロピルエーテルなどのエーテル系溶剤、メチルエチ
ルケトンなどのケトン系溶剤、あるいはこれらの混合溶
剤などの塗料用一般溶剤を用いることができる。さらに
本発明の組成物は、水性エマルジョンの形態でも使用で
きる。この塗料用溶剤あるいはエマルシコン時の水の使
用dは、塗付時の作業性などに応じて任意に決定される
。 なお、上記の塗料用溶剤は、カプセル内包溶剤と同一の
ものでもよいが、適宜の他の溶剤をも使用することがで
きる。 ざらに、本発明の組成物は、本発明の効果が達成される
範囲内で、従来公知の充填剤、有機もしくは無i顔料、
染料、可塑剤などを任意の割合で混合して用いることが
できる。また、従来公知の防錆剤なども併用することが
できる。 本発明の塗料用組成物は、一般の塗料と同様に、金属、
プラスチック、木材、コンクリートなどのあらゆる材質
のものの塗装に使用することができる。特に金属に塗装
するならば、美観の維持のほか、その防錆効果も一段と
維持、向上するので好ましい。 [本発明の効果] 本発明の塗料用組成物は、塗膜が外力による10傷を受
けても、共存するマイクロカプセル中に内包する溶剤が
、損傷時のカプセルの破壊により流出し、カプセル周囲
の塗膜形成物質としてのポリマーを溶解させる結果、塗
膜が再形成、すなわち自己回復する。このため、本発明
の塗料用組成物による塗膜は、損傷を受けてもその美観
などを維持できるとともに、金属上に塗装した場合には
防錆効果をも維持、持続させることができる。 [実施例] 以下、実施例により本発明を詳述する。 実施例1 (塗料用組成物−1の調製) 下記の組成のものを混合し、塗料用組成物−1を′JJ
製した。なお、石油樹脂はトルエン中に溶解して用いた
。 石油樹脂*33重間部 トルエン           50  N溶剤内包マ
イクロカプセル* *   1r  〃本日木石油化学
■装 「8石ネオポリマーHP−120J  (商品名)本本
内包溶剤:芳香族系溶剤(沸点184〜210℃)〔日
本石油化学間)製日石ハイゾー ル#150(商品名)〕 マイクロカブ1−/し:ポリ尿素マイクロカプセル−平
均粒径3μ (組成物の鋼板への塗布および発錆テスト)JIS  
Z  0236に規定づ°る研磨した鋼板試験片に、上
記組成物を1枚片面当り0.3gとなる様に塗布し、5
0℃×25分乾燥した。塗布試験片は6枚調製し、3枚
はそのままで、残りの3枚は、塗布面に切り目(5問角
の基盤目、但し周囲は25uI#III )をナイフで
入れた。切り日は鋼板表面に到達Jる深さとした。 各試験片を25℃で5時間放置した。次いで各試験片を
JIS Z 0236の6.2に規定づる方法で塩水噴
霧試験に供し錆の発生状況を観測した。結束を表−1に
示づ。 表−1には参考の為、上記組成物を全く塗布しない同一
形状の試験片についての塩水噴霧試験の結果も合わせて
示す。 比較例1 (塗料組成物2の調製) * 石油樹脂     40重置部 トルエン     60  n ネ 「8石ネオポリマーHP−1204(商品名)(組
成物の鋼板への塗布および発錆テスト)実施例1と同様
に上記組成物を塗布し乾燥した試験片を6枚作製し、3
枚はそのままの状態で、3枚は実施例1と同様の切り目
を入れて塩水噴霧試験に供し、錆発生の状況を試験した
結果を同じく表−1に示す。 (塗膜修復能の比較試験) 実施例1(E)および比較例1(R)の組成物をガラス
板に塗布し、常温で16時間乾燥し、乾燥塗膜を得た。  次いで塗膜にナイフで切り目を入れ、常温で放置し、
時IS!経過による塗膜の回復を観察した。 実施例1(E)の塗膜は時間経過と共に切り目による損
傷部の回復が明らかに認められ、24時@唆にはナイフ
による切り目がほとんど認められない程度に回復してい
た。一方、比較例のt!!膜は24時間後でもナイフに
よる切り目が明瞭に認められ、損傷部は回復していなか
った。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)成分として( I )塗膜形成能を有するポリマー
    、および(II)該ポリマーを溶解し得る揮発性溶剤を内
    包する感圧性マイクロカプセルを含む塗料用組成物。
  2. (2)前記ポリマー100重量部当り、前記揮発性溶剤
    5〜2000重量部に相当する前記マイクロカプセルを
    含む特許請求の範囲第1項記載の塗料用組成物。
JP60219407A 1985-10-02 1985-10-02 塗料用組成物 Granted JPS6279279A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60219407A JPS6279279A (ja) 1985-10-02 1985-10-02 塗料用組成物

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JP60219407A JPS6279279A (ja) 1985-10-02 1985-10-02 塗料用組成物

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JPH0521155B2 JPH0521155B2 (ja) 1993-03-23

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007012757A1 (de) * 2007-03-16 2008-09-18 Prometho Gmbh Filmbildende Zusammensetzung, ihre Herstellung und Applikation, ihre Verwendung zur direkten Entfernung verschmutzter und verunreinigter Oberflächen, die insbesondere keine präventiven Schutzschichten haben sowie Anwendungsset, das diese Zusammensetzung enthält
JP2011525560A (ja) * 2008-06-25 2011-09-22 シーメンス アクティエンゲゼルシャフト 自己回復表層を備えた構成要素、自己回復塗料、または自己回復特性を有するコーティング粉末

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007012757A1 (de) * 2007-03-16 2008-09-18 Prometho Gmbh Filmbildende Zusammensetzung, ihre Herstellung und Applikation, ihre Verwendung zur direkten Entfernung verschmutzter und verunreinigter Oberflächen, die insbesondere keine präventiven Schutzschichten haben sowie Anwendungsset, das diese Zusammensetzung enthält
JP2011525560A (ja) * 2008-06-25 2011-09-22 シーメンス アクティエンゲゼルシャフト 自己回復表層を備えた構成要素、自己回復塗料、または自己回復特性を有するコーティング粉末

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