JPS6278363A - 浮き屋根式貯槽の側板解体工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は浮き屋根式貯槽の解体工法の改良に関するもの
である。

〔従来の技術〕

浮き屋根式貯槽の側板の解体工事において、ジャワ午ダ
ウン等の方法を用いず、上部から解体を進めてゆく場合
は、従来は第６図に示すように貯槽（１）の外側に枠組
足場（５）を組むか、又は第４図にみるようにブラケッ
ト足場〈６）を仮設するか、あるいはゴンドラを走行さ
せるなどの方法をとっている。なお（２）は側板、（３
）は浮き屋根、（３ａ）はその屋根板、（６ｂ）はポン
ツーン、（３Ｃ）はサポート、（４）は基礎である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし上記方法においては、いずれも高所作業であるた
め安全面から問題があるばかシでなく、足場仮設の費用
が嵩み、コストの点でも問題を有している。

本発明は従来方法の上記問題点を解消した安全でかつ低
コストの浮き屋根式貯槽の側板解体の工法を提供しよう
とするものである。

〔問題点を解決するための手段と作用〕浮き屋根式貯槽
の側板解体工事において、液抜き清掃の終了した貯槽に
注水し、その水位を側板頂部を解体しうる水位において
停止し、続いて浮き屋根を足場として貯槽内面から側板
を切断し、切断片は貯槽近傍に設置したクレーン等を利
用して降下する。側板の解体が進むにつれ貯槽内の水を
排出して水位を下げ、浮き屋根を側板解体作業ｌｌＣ最
も適当な位置に浮遊せしめる。

この解体工法ｒとることによシ解体のための足場仮設が
不用となシコストを低減せしめるとともに、水位を任意
に決定しうるので側板切断に最も適した高さの足場を確
保しうろこととなシ作業能率も向上する。

〔発明の実施例〕

第１図、第２図は本発明の実施例を示す解体工事の説明
図である。図中（１）〜（４）は第６図と同一部品を示
している。

解体すべき貯槽の液抜き清掃を完了した後、第１図にみ
るように水管（７）よ勺注水し、最高部の側板の解体に
適当な水位に達すれば停止する。この後浮Ｓ−屋根（３
）を足場にして側板（２）を切断し、貯槽（１）の外側
に配置したクレーン（９）等を利用して切断片を降下撤
去する。側板（２）の切断解体が進むにつれ、貯槽（１
）内の水を排出して水位を下げ、常に側板の切断に最適
の高さに浮き屋根（３）を位置せしめることによシ、解
体作業の能率も向上する。

水は海岸近くでは海水を利用してもよい。

〔発明の効果〕

浮き屋根式の貯槽の側板解体工事において、貯槽内に注
水し、浮き屋根を細板解体のための足場に利用したので
、解体作業のための足場を仮設する必要がなく、高所作
業がなくなって安全な作業が可能となった。さらにコス
トを低減せしめたのみでなく、足場の高さを常に最適の
高さに保持できるので、作業能率を向上せしめるという
優れた効果を上げることとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す注水した浮き屋根式貯槽
の断面図、第２図は解体工事中の貯槽の断面図、第６図
、第４図は従来の解体工事における作業足場の配置図で
ある。 図中（１）は貯槽、（２）は側板、（３）は浮き屋根、
（７）は水’ＥＦ、（８）は水、（９）はクレーンであ
る。 代理人　弁理士　木　村　三　朗 第１図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 浮き屋根式貯槽の側板の解体工事において、貯槽に注水
   し、水面上に浮遊する浮き屋根を、解体作業のための足
   場に利用することを特徴とする浮き屋根式貯槽の側板解
   体工法。