JPS627821A - クランクシヤフト用レ−ザ焼入装置 - Google Patents

クランクシヤフト用レ−ザ焼入装置

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JPS627821A
JPS627821A JP60146283A JP14628385A JPS627821A JP S627821 A JPS627821 A JP S627821A JP 60146283 A JP60146283 A JP 60146283A JP 14628385 A JP14628385 A JP 14628385A JP S627821 A JPS627821 A JP S627821A
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JP
Japan
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laser beam
laser
crankshaft
boundary
reflecting mirror
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JP60146283A
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Iwao Maruyama
丸山 磐男
Shigeo Miyamoto
茂雄 宮本
Fumio Nishiguchi
西口 文男
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/0604Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing by a combination of beams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はレーザビームを利用したクランクシャフト用レ
ーザ焼入装置に関し、一層詳細には一本のレーザビーム
を半透明鏡を介して二本のレーザビームに分割し、前記
二本のレーザビームをクランクシャフトの二つの部分に
照射してレーザ焼入れをするように構成したクランクシ
ャフト用レーザ焼入装置に関する。
一般に、内燃°機関において、そのシリンダ内のピスト
ンの往復運動はクランクシャフトにより回転運動に変換
される。このクランクシャフトの好適な実施例を第1図
に示す。すなわち、前記クランクシャフト2には第1の
ジャーナル4並びに第2のジャーナル6と、第1.のウ
ェイト8並びに第2のウェイト10と、前記両ジャーナ
ル4および6に対して偏心するように形成されたクラン
クピン12とから構成されている。
この場合、ピストンに連結された図示しない連結棒はク
ランクピン12に係着され、シリンダ内に発生する相当
量の爆発力がクランクシャフト2に伝達される。従って
、前記爆発力を連続的に回転運動に変換しようとする時
、特にクランクピン12と第1ウエイト8および第2ウ
エイト10との境界部には著しい応力集中がある。
そこで、従来から、この応力による疲れ破損を防止する
ために、前記境界部にレーザビーム等による焼入れを施
して強度を高め、クランクシャフト2の耐用性の向上を
図っている。
なお、これ以後の説明はクランクピン12と第1ウエイ
ト8との境界部について行うものであり、ここで、後述
する説明のために、クランクピン12と第1ウエイト8
との境界部において、図中の上側で且つクランクシャフ
ト2の外側の半周部分を第1境界部14aとし、この第
1境界部14a以外δ部分、すなわちクランクシャフト
2の内側の半周部分を第2境界部14bとする。
従来技術によれば、前記境界部14a、14bをレーザ
ビームによって焼入れする場合、図中の矢印Aで示すよ
うなレーザビームを、先ず、境界部14aに照射し、次
いで、クランクシャフト2をクランクピン12の軸線を
中心にして略−回転させる。このことにより、境界部1
4a、14bは周回して焼入れ温度まで加熱され、クラ
ンクピン12の回転が完了した後、レーザビームの照射
を停止する。この場合、境界部14a、14bの表面の
加熱された部分は内部への熱伝導によって急速に自己冷
却され、レーザビームの照射部分が硬化して焼入れが達
成されるに至る。
一般に、被焼入れ部分が加熱されて融点以上に達した場
合は、その部分の表面が荒れるため、被焼入れ部分を溶
融するまで加熱してはならない。一方、被焼入れ部分に
深い焼入れ層を形成してワークの硬度をより一層高める
ためには被焼入れ部分を出来る限り高温にする必要があ
る。
従って、効果的なレーザ焼入れを施すためには被焼入れ
部分を溶融しない程度まで加熱しなければならない。
ところで、前述したレーザ焼入れの際、第2境界部14
bに発生する熱は第1ウエイト8および第1ジヤーナル
4等に伝導されるが、第1境界部14aは第1ウエイト
8の縁端部近傍にあり、しかも第1ジヤーナル4と近接
位置にないため、第1境界部14aに発生する熱の伝導
部分は比較的少ない。すなわち、第2境界部14bの許
容熱量が大きく、逆に、第1境界部14aの許容熱量は
小さく、第1境界部14aは第2境界部14bに比較し
て溶融し易いという傾向がある。
このため、一定の照射パワーでレーザビームを第1境界
部14aおよび第2境界部14bに照射すれば、第1境
界部14aが溶融する虞れがある。
従って、第1境界部14aおよび第2境界部14bを好
適に硬化させるためには、レーザパワーを制御して第1
境界部14aに照射するレーザビームの照射パワーを比
較的小さく選択し、一方、第2境界部14bには十分に
レーザビームを照射しなければならない。
然しなから、レーザパワーを制御する装置は構成が複雑
であり、しかも高価であるため、一般的には、第1境界
部14aと第2境界部14bに一定のレーザビームを照
射している。すなわち、第1境界部14aにレーザ焼入
れを施すに必要且つ十分なレーザビームでは第2境界部
14bに深い焼入れ層を形成することが出来ず、場合に
よっては第1境界部14aが溶融し、一方、第2境界部
14bを十分に焼入れ可能なレーザで第1境界部14a
を照射するとレーザビームが過剰となり、前記境界部1
4aが溶融し、その表面に荒れが生じるという欠点が従
来から指摘されている。
さらに、焼入れを施す際、クランクシャフト2を略−回
転させなければならないため、多数個のクランクシャフ
ト2に焼入れを行うには長時間を要するという不都合が
ある。
そこで、本発明者は鋭意考究並びに工夫を重ねた結果、
入射光に対する反射と透過の率を適切に選択した半透明
鏡に一本のレーザビームを照射することにより、前記レ
ーザビームをレーザパワーの比較的大きい第1のレーザ
ビームとレーザパワーの小さい第2のレーザビームとに
分割し、前記第ル−ザビームと第2レーザビームとをク
ランクピンとウェイトとの間の境界部にクランクピンの
直径方向から互いに対向させるように照射すると共に、
前記クランクピンを回転させることによって第ル−ザビ
ームをクランクシャフトの内側の境界部に照射させ、且
つ、第2レーザ光をクランクシャフトの外側の境界部に
照射するように構成すれば、外側の境界部を熔融せずに
焼入れすることが出来、しかも、内側の境界部に比較的
深い焼入れ層を形成することが可能となり、さらに、ク
ランクピンを略半回転させることによって所望の焼入れ
を達成することが出来るため、従来の装置に比較して焼
入れに要する時間が短縮され、この結果、前記の不都合
が一掃されることが判った。
従って、本発明の目的は焼入れ対象物としてのクランク
シャフトの部位別に深さの異なる焼入れ層を形成するこ
とが出来、しかも、短時間で焼入れを行うことが可能な
且つ構造が簡単で取扱いに便宜なりランクシャフト用レ
ーザ焼入装置を提供するにある。
前記の目的を達成するために、本発明はレーザビーム供
給源と、前記レーザビーム供給源からのレーザビームを
受けてそのレーザビームを反射光である第1のレーザビ
ームと透過光である第2のレーザビームとに分割する半
透明鏡と、前記第1および第2レーザビームを反射して
回転するクランクシャフトのクランクピン端部に異なる
照射量で照射する反射鏡とから構成することを特徴とす
る。
次に、本発明に係るクランクシャフト用レーザ焼入装置
について好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。なお、第1図に示す参照符号と
同一の参照符号は同一の構成要素を示すものとする。
ここで、第2図並びに第3図は本発明の第1の実施例で
あるクランクシャフト用レーザ焼入装置を示し、このク
ランクシャフト用レーザ焼入装置は第1の反射鏡20、
第2の反射鏡22)第3の反射鏡24、半透明鏡26、
集光レンズ28、および、レーザビーム供給源30から
なる。
第1反射鏡20と第2反射鏡22は後述する作用下にお
いて照射されるレーザビームを互いに対向させて反射す
るような傾斜角度で配設される。
この場合、第1反射鏡20は第10ソド32の先端部に
形成された傾斜面に固着され、同様に、第2反射鏡22
は第20ソド34の先端部に形成された傾斜面に固着さ
れている。なお、第10ツド32と第20ソド34は図
示しない支承手段を介して夫々回転角度の設定が自在な
ように保持される。
なお、第3反射鏡24、半透明鏡26、集光レンズ28
およびレーザビーム供給源30は所定の支持手段(図示
せず)を介して所定位置に配設される。
一方、第3反射鏡24は第2反射鏡22の上方に配設さ
れ、半透明鏡26は第1反射鏡20の上方に配設される
。前記半透明鏡26は照射されたレーザビームの半分以
上を反射し、残余のレーザビームを透過させるものであ
り、本実施例においては、入射されるレーザビームに対
する反射率が60%で、すなわち、透過率が40%の半
透明鏡を用いている。なお、前記反射率および透過率は
特に限定されるものではなく、要は、半透明鏡26によ
って一本のレーザビームをレーザパワーの異なる二本の
レーザビームに分割するよう構成することであり、クラ
ンクシャフトに対して所望の焼入れを行うことが可能な
範囲で種々選択可能である。
次いで、レーザビーム供給源30と集光レンズ28を半
透明鏡26および第1反射鏡20と共に同一の軸線上に
位置するよう配設する。その際、図から容易に諒解され
るように、前記集光レンズ28は半透明鏡26とレーザ
ビーム供給源30との間に配設される。すなわち、レー
ザビーム供給源30から照射されるレーザビームが集光
レンズ28を介して半透明鏡26に至るよう構成し、さ
らに、半透明鏡26によって反射されたレーザビームが
第1反射鏡20に照射されるように半透明鏡26の角度
を設定しておく。また、半透明鏡26を透過するレーザ
ビームが第3反射鏡24によって第2反射鏡22に照射
されるように第3反射鏡24の角度を設定しておく。
以上のように配置構成されるクランクシャフト用レーザ
焼入装置において、前記第1実施例は第1図に示したク
ランクシャフト2の第1境界部14aおよび第2境界部
14bに焼入れを施すものであり、このために、クラン
クシャフト2を第10ツド32と第20ツド34との間
に配設する。この場合、クランクピン12の軸線は第1
反射鏡20と第2反射鏡22との中間部に位置し、クラ
ンクシャフト2は図示しない支持装置によりクランクピ
ン12の軸線を中心にして回転するよう装着される。
そこで、当初の状態においては、図示するように第1境
界部14aと第2境界部14bとを区分する二つの境界
部分が夫々第1反射鏡20または第2反射鏡22に対向
するようクランクシャフト2を位置決めしておく。
本発明の第1の実施例であるクランクシャフト用レーザ
焼入装置は基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその作用並びに効果について説明する。
先ス、レーザビーム供給源30からレーザビームを照射
すれば、そのレーザビームは集光レンズ28を介して集
光されながら半透明鏡26に到達する。半透明鏡26に
到達したレーザビームは半透明鏡26から反射する第ル
−ザビーム36と半透明鏡26を透過する第2レーザビ
ーム38とに分割される。この場合、前述したように、
半透明鏡26は反射率が60%に選択されているため、
第ル−ザビーム36はレーザビーム供給源30から集光
レンズ28を介して照射されたレーザビームの60%を
占め、一方、第2レーザビーム38は前記レーザビーム
の40%を占める。すなわち、第ル−ザビーム36は第
2レーザビーム38に比較してより大きいレーザパワー
を有する。第ル−ザビーム36は第1反射鏡20に到達
して反射され、クランクシャフト2の第1境界部14a
と第2境界部14bとを区分する一方の境界部分に照射
される。また、比較的小さいレーザパワーの第2レーザ
ビーム38は第3反射鏡24により反射されて第2反射
鏡22に照射され、さらに、前記第2レーザビーム38
は第2反射鏡22により反射されて第1境界部14aと
第2境界部14bとを区分する他方の境界部分に照射さ
れる。すなわち、第1境界部14aと第2境界部14b
とを区分する二つの境界部分には夫々レーザパワーの異
なるレーザビームが供給される。
この場合、第ル−ザビーム36の光路は第2レーザビー
ム38の光路よりも短いため、第1し一ザビーム36の
最終的なレーザビーム径は第2レーザビーム38のもの
よりも太き(、しかも、第ル−ザビーム36がより高い
レーザパワーを有しているため、前記境界部分の一方に
は比較的広い面部に大きい照射パワーが供給される。
そこで、レーザビーム供給源30からレーザビームを照
射しながらクランクシャフト2をクランクピン12’(
7)軸線を中心にして図中の矢印B方向に略半回転させ
、その回転の完了時にレーザビーム、の照射を停止する
。このような操作によって第2境界部14bには幅広く
且つ大きい照射パワーで第ル−ザビーム36が照射され
、一方、第1境界部14aには照射パワーの小さい第2
レーザビーム38が照射される。従って、発生する熱の
許容量が小さい第1境界部14aにおいてはレーザビー
ムの照射パワーが抑制されるために第1境界部14aを
溶融することがなく、適度な深さの焼入れ層が形成され
る。また、レーザビームによって第2境界部14bに発
生する熱量は大きいが、第2境界部14bは熱を伝達す
る部分が多く、すなわち、許容熱量が大きいため、溶。
融されることなく深い焼入れ層が幅広(形成されるに至
る。従って、両境界部14a、14bを溶融することな
く好適な焼入れ層を形成することが出来、実際、これを
エンジンに直結して使用する時、応力集中に対する強度
がより一層増大する。さらにまた、前述したように、焼
入れを施す場合には、クランクシャフト2を略半回転さ
せるだけでよく、従来技術に係るレーザ焼入装置のよう
に略−回転させる必要がないため、従来技術に比較して
焼入れ作業に要する時間は半分程度になり、この結果、
作業時間が大幅に短縮される。
なお、半透明鏡26の反射率および透過率を予め適宜選
択しておくことにより、第ル−ザビーム36と第2レー
ザビーム38のレーザパワーの比率を任意に選択するこ
とが出来るため、第1境界部14aと第2境界部14b
とに施す焼入れの深さを変更出来ることは容易に諒解さ
れよう。
また、第10ソド32と第20フド34とを回転させる
ことにより、第1反射鏡20と第2反射鏡22の夫々の
角度を変更して第1図に示すクランクピン12と第2ウ
エイト10との境界部分にも前記と同様な焼入れを施す
ことが可能なことは勿論である。
次に、第4図に本発明の第?の実施例であるクランクシ
ャフト用レーザ焼入装置を示す。この場合においても、
前記参照符号と同一の参照符号は同一の構成要素を示す
ものとする。
この第2の実施例において、第1の実施例と異なる構成
要素はレーザビームを集光するための集光レンズであり
、図から容易に諒解されるように、第2図における半透
明鏡26とレーザビーム供給源30との間に配設された
集光レンズ28を取り除いている。そして、半透明鏡2
6と第1反射鏡20との間には第1の集光レンズ40を
配設し、第3反射鏡24と第2反射鏡22との間には第
2の集光レンズ42を配設する。この場合、第1反射鏡
20から第1集光レンズ40までの距離と第2反射鏡2
2から第2集光レンズ42までの距離とは等しい値に選
択しておく。すなわち、レーザビーム供給源30から照
射されたビーム径が一定のレーザビームは、第1の実施
例と同様に、半透明鏡26によって反射光である第ル−
ザビーム36と透過光である第2レーザビーム38とに
分割される。そこで、第1集光レンズ40を通過した第
ル−ザビーム36が第1反射鏡20を介してクランクシ
ャフト2に照射される際のスポット径を第2レーザビー
ム38が第3反射鏡24、第2集光レンズ42および第
2反射鏡22を介してクランクシャフト2に照射される
際のスポット径よりも大きくなるよう第1集光レンズ4
0および第2集光レンズ42の焦点距離を選択しておく
すなわち、この場合には、第1境界部14aと第2境界
部14bとを区分する境界部分の一方に照射される第ル
−ザビーム36のスポット径を比較的大きくするよう構
成して、第ル−ザビーム36と第2レーザビーム38の
照射条件を第1の実施例と等しくすることが可能になる
。従って、第1集光レンズ40と第2集光レンズ42と
に代替して同一の焦点距離の二つの集光レンズを用いる
場合は、前記各集光レンズの第1反射鏡20からの距離
と第2反射鏡22からの距離とを異ならせるように構成
することによってクランクシャフト2に対する第ル−ザ
ビーム36と第2レーザビーム38のスポット径を前記
のように選択することが可能である。
以上のような構成において、レーザビーム供給源30か
らレーザビームを照射しながらクランクシャフト2をク
ランクピン12の軸線を中心にして矢印B方向に略半回
転させ゛るという第1の実施例と同様な操作を行えば、
第1の実施例と等しい効果的な焼入れを行うことが出来
る。さらに、この第2の実施例においては、第1集光レ
ンズ40あるいは第2集光レンズ42の図における上下
方向の位置を変更することにより、クランクシャフト2
に照射するレーザビームのスポット径を調整することが
出来る。従って、第1境界部14aと第2境界部14b
の焼入れの調整がより一層容易である。
以上のように、本発明によれば、簡単な構成によってク
ランクピンとジャーナルとの境界部を溶融することなく
焼入れすることが出来、しかも、前記境界部には部分別
に可能な限りの深さの焼入れ層を所望の幅で形成するこ
とが出来るため、前記境界部の強度を好適に向上させる
ことが可能である。さらにまた、前記境界部に焼入れを
施す際、クランクシャフトを略半回転させるだけでよい
ため、従来のレーザ焼入装置に比較して焼入れの作業時
間を大幅に短縮することが出来る効果が得られる。
なお、本発明に係るクランクシャフト用レーザ焼入装置
に用いる反射鏡の枚数および設置角度は特に限定されず
、被焼入れ部分の形状等に応じて適宜選択することが可
能である。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は被焼入れ物としてのクランクシャフトの正面図
、第2図は第1図に示すクランクシャフトに本発明の第
1の実施例であるクランクシャフト用レーザ焼入装置で
焼入れを施す場合の一部断面側面図、第3図は第2図に
示す第1の実施例の斜視図、第4図は本発明の第2の実
施例であるクランクシャフト用レーザ焼入装置で第1図
に示すクランクシャフトに焼入れを施す場合の一部断面
側面図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザビーム供給源と、前記レーザビーム供給源
    からのレーザビームを受けてそのレーザビームを反射光
    である第1のレーザビームと透過光である第2のレーザ
    ビームとに分割する半透明鏡と、前記第1および第2レ
    ーザビームを反射して回転するクランクシャフトのクラ
    ンクピン端部に異なる照射量で照射する反射鏡とから構
    成することを特徴とするクランクシャフト用レーザ焼入
    装置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の装置において、レー
    ザビーム供給源と半透明鏡との間に集光レンズを配設し
    てなるクランクシャフト用レーザ焼入装置。
  3. (3)特許請求の範囲第1項記載の装置において、手透
    明鏡によって分割された第1レーザビームおよび第2レ
    ーザビームの夫々の光路に夫々集光レンズを配設してな
    るクランクシャフト用レーザ焼入装置。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載の装置において、夫々
    の集光レンズは互いにその焦点距離が異なるものが選択
    されてなるクランクシャフト用レーザ焼入装置。
  5. (5)特許請求の範囲第1項記載の装置において、反射
    鏡は回転角度の設定が自在なように支承されたロッドの
    先端部の傾斜面に配設されてなるクランクシャフト用レ
    ーザ焼入装置。
JP60146283A 1985-07-02 1985-07-02 クランクシヤフト用レ−ザ焼入装置 Pending JPS627821A (ja)

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Cited By (5)

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