JPS6277523A - 調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はガスオーブンと電子レンジとを複合さＶた調
理器に関し、ざらに詳細にいえば、被加熱物の乾燥調理
を行なうことができるガス複合調理器に関する。

〈従来の技術〉 従来から調理器においては多機能化の要求が強く、この
ために、一般的な加熱調理の他に、調理室の内部温度を
約６５℃に維持して被加熱物の乾燥調理を行なわせる機
能が付加されるようになってきている。

このような乾燥調理機能は、従来主として、高周波発振
器とヒータとを有する電子オーブンレンジにおいて（＝
Ｊ加されている。

具体的に説明すれば、高周波発振器の出力を所定値に制
御して被加熱物を内部から加熱するとともに、ヒータの
出力を所定値に制御して被加熱物を外部から加熱して、
被加熱物を効率よく乾燥させるようにしている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記電子オーブンレンジによる乾燥調１１１ｊを行なう
場合には、調理室が密閉空間であるから、乾燥動作を遂
行するにしたがって調理室内部の相対湿度が高くなり、
乾燥効率が低下することになる。

このような不都合を防止しようとすれば、周期的に排気
用のダンパを聞いて相対湿度が高くなった空気を排出し
、相対湿度が低い外部空気と交換しなければならない。

しかし、電子オーブンレンジは消費電力の関係上ヒータ
出力が制限されているので、調Ｉ！ｌ！室の内部空気を
外部空気と交換すれば、ヒータにより内部温度を所定温
度まで１冒させるために、かなりの時間がかかり、全体
として乾燥調理の効率が低下することになるという問題
がある。

〈発明の目的〉 この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
調理室の内部空気を常に相対湿度が低い状態とすること
ができるとともに、調理室の内部温度を乾燥調理遂行の
ために十分な温度に維持することができる調理器を提供
することを目的としている。

く問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成覆るだめの、この発明の調理器は、調
理室と高周波発振器と、ガスバーナと、循環ファンと、
制御手段とを具備している。

上記調理室は、被加熱物を収納するものであり、上記高
周波発振器は、調理室内に高周波電波を導入するもので
あり、上記ガスバーナは、調理室の外部において燃焼熱
気を発生させるものであり、上記循環ファンは、ガスバ
ーナの燃焼熱気を吸気し、調理室内において燃焼熱気を
強制的に循環させ、さらに調理室から連続的に排気する
ものであり、上記制御手段は、高周波発振器と、ガスバ
ーナと、循環ファンとを駆動して調理室の内部温度を設
定温度に維持させた状態で乾燥調理を行なわせるもので
ある。

く作用〉 上記の構成の調理器であれば、制御手段による制御下に
おいて、８周波発振器により調理室内に高周波電波を導
入して、被加熱物を内部から加熱し、ガスバーナにより
発生させられた燃焼熱気を循環ファンにより調理室内に
吸入させ強制的に循環させて被加熱物を外部から加熱し
、被加熱物から放出させられた水分を含有することによ
り相対湿度が高くなった空気を連続的に調理室の外部に
＋Ｊｌ出し、しかし上記動作を遂行する間における調理
室の内部温度を設定温度に維持して、被加熱物の乾燥調
理を行なうことができる。

〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。

第６図はこの発明の調理器の一実施例を示す縦断面図で
あり、第７図は横断面図である。

図において外装体（１）の内部に調理室（２）を有して
よ３つ、この調理室（２）の前面開口部を閉塞する、開
閉可能な扉（１ａ）を有している。

そして、調理室（２）の上板（２ａ）に、高周波電波を
調理室内部に導入するマグネトロン（３）を取ｉ＝Ｊ　
４ノているどどｂに、背面板を外方に湾曲さけることに
より形成された空間（２ｂ）に循環ファン（４）を取付
り、さらに下根ど外装体（１）どの間の燃焼空間（５ａ
）にガスバーナ（５）を取イ・」けている。また、上記
循環ファン（４）の前面側には、中央部に循環−ファン
（４）−による吸気を行なわせるための開口（６ａ）を
有するとともに、周縁部に、調理室（′２Ｊの背面板と
の間に排気空間（６Ｃ）を形成するガイド部（６ｂ）を
形成した仕切り板（６）を有し、循環ファン（４）の回
転に伴なって、間口（６ａ）から空気を吸入し、排気空
間（６Ｃ）から空気を吐出することにより、調理室（ａ
の内部における空気の循環を行なわけるようにしている
。ざらに調理室（′２Ｊの背面板の所定位置（上記排気
空間（６Ｃ）より外方寄り所定位置）に、上記燃焼空間
（５ａ）と調理室（２１の内部空間とを連通する連通孔
（５ｂ）を形成することにより、上記空気の循環流の作
用で、ガスバーナ（５）に点火して得られる燃焼熱気を
調理室（２Ｊの内部に導入することができるようにして
いる。さらには、上記空間（２ｂ）の上部に拮気口（２
Ｃ）を形成することにより、上記循環させられている空
気の一部を調理室（２）から大気中に排出することがで
きるようにしている。

尚、（４ａ）は循環ファン（４）を回転駆動するための
循環モータであり、（力は被加熱物を載置するための載
置台であり、（７ａ）は上記載置台（刀を回転さぜるだ
めのターンテーブル機構であり、（３ａ）はマグネトロ
ン（３）等を制御するための制御基板であり、（８）は
操作パネルであり、（８ａ）は操作パネル用の制＠基板
であり、（９）は庄内灯であり、００１はサーミスタで
ある。

第８図は操作パネル（８）の正面図であり、最も右側に
スタートスイッチ（８ｂ）、Ｊ５よび取消しスイッチ（
８Ｃ）を上下２段に取イ」けているとともに、その左側
に温度調節摘み（８ｄ）、タイマ摘み（８ｅ）をこの順
に取付け、さらにその左側に乾燥スイッチ（８［）とＳ
スイッチ（８ｇ）、解凍スイッチ（８ｈ）と８速しンジ
スイッヂ（８ｉ）、弱電子レンジスイッチ（８ｊ）とコ
ンビネーションスイッチ（８ｋ）、強電子レンジスイッ
チ（８ｍ）と予熱スイッチ（８ｎ）を上下２段に、かつ
この順に取付け、さらにその左側に数字表示器（８ｐ）
を取付けているとともに、数字表示器（８ｐ）の上側に
ガス連続表示器（８ｑ）、および燃焼表示器（８ｒ）を
取付け、最も左側に明るきスイッチ（８Ｓ）、Ｊ３よび
時刻合せスイッチ（８ｔ）を上下２段に取付けている。

。 第１図は調理器の要部の電気的構成を示すブロック図で
あり、スタートスイッチ（８ｂ）、乾燥スイッチ（８［
）、およびＳスイッチ（８ｇ）等の各種スイッチからの
信号をマイクロコンピュータ（１１）に入力していると
ともに、タイマ摘み（８Ｃ）により操作されるタイマボ
リウム（１２）から出力される電圧信号を入力とする△
／Ｄ変換回路（１３）からの出力信号、およびサーミス
タ００１を有する温度検出回路（１４）からの出力信号
をマイクロコンピュータ（１１）に入力している。そし
て、マイクロコンピュータ（１１）からの制御信号を高
周波出力回路（１５）、燃焼制御回路（１６）、および
循環ファン制御回路（１７）に入力している。

以上のように構成された調理器により乾燥調理を行なう
場合の動作は次のとおりである。

乾燥スイッチ（８ｆ）の操作、タイマ摘み（８０）の操
作、およびスタートスイッチ（８ｂ）の操作をこの順に
行なうことにより、マイクロコンピュータ（１１）が乾
燥調理遂行モードが選択されたと判別し、高周波出力回
路（１５）に、第２図Ｃに示すように、デユーティ制御
により９０Ｗ相当の高周波電波を出力すべきことを指示
するυ制御信号を与えるとともに、温度検出回路（１４
）による温度検出信号に基いて燃焼制御回路（１６）に
、第２図Ｂに示すように、所定の周期でガスバーナ（５
）の点火を行なうべきことを指示する制御信号を与える
。さらに循環ファン制御回路（１７）には、循環ファン
（４）を高速で連続的に回転させるべきことを指示する
制御信号を与える。

したがって、第２図Ａに示すように、調理室（２）の内
部温度を、乾燥調理遂行のための設定温度（図において
は６５℃）に維持した状態で、内部空気を常に相対湿度
が低い状態に保持することができ、乾燥調理を迅速に行
なわけることができることになる。

具体的には、電子オーブンレンジを使用して（９０Ｗ相
当の高周波電波を出力するとともに、電気温風を熱源ど
し、加熱温度を６５℃として）重ｆｆ１３５０Ｑのりん
ごを乾燥調理した場合と、下肥実施例の調理器を使用し
て（９０Ｗ相当の高周波電波を出力するとともに、ガス
燃焼熱気を熱源とし、加熱温度を６４．６℃として）重
量３５０ｑのりんごを乾燥調理した場合とでは、第３図
に示すように乾燥速度が大幅に異なり、上記実施例の調
理器が迅速な乾燥調理を行なうことができることが分か
る。

第４図は乾燥調理として、設定温度が比較的高い果物や
野菜等の高温乾燥と、設定温度が比較的低い魚の一夜干
し等の低温乾燥とを選択的に行なわせることができるよ
うにした実施例を説明するフローチャートである。

ステップ■にｄ３いて乾燥スイッチ（８ｆ）が操作され
たか否かを判別し、操作されていなければ、そのまま他
の処理、例えば操作されたスイッチに対応する調理を行
なう。

上記ステップ■において乾燥スイッチ（８ｒ）が操作さ
れたと判別された場合には、ステップ■において、タイ
マ摘み（８Ｃ）を操作することにＪ：リタイマセットが
行なわれるまで待ら、ステップ■において乾燥スイッチ
（８［）とＳスイッチ（８ｇ）とが同時に操作されたか
否かを判別リーる。

ステップ■において同時操作が行なわれていないと判別
された場合には、ステップ■においてスタートスイッチ
（８ｂ）が操作されるまで持ら、調理室（２）の内部温
度が６５℃になるよう、ステップ■にａ３いて燃焼制御
回路（１６）によって、ガスバーナ（５）による燃焼の
制御を行なうとともに、ステップ■において９０Ｗ相当
のへ周波電波を出力するよう高周波出力回路（１５）に
よりマグネトロン（３）を駆動し、ステップ■において
循環ファン制御回路（１１）ににっで循環ファン（４）
を連続的に高速で回転させ、ステップ■においてタイマ
セットされた時間が経過したか否かを判別する。そして
、時間が経過していなければ、ステップ■以下の判別、
処理を反復する。

また、上記ステップ■において同時操作が行なわれたと
判別された場合には、ステップ■においてスタートスイ
ッチ（８ｂ）が操作されるまで持ら、ステップ６φにお
いて調理室（′２Ｊの内部温度が４０’Ｃになるよう、
燃焼制御２０回路（１６）によって、ガスバーす（５）
による燃焼の制御を行ない、ステップ■において循環フ
ァン制御回路（１１）によって循環ファン（４）を連続
的に高速で回転させ、ステップ＠においてタイマセット
された時間が経過したか否かを判別する。そして、時間
が経過していなければ、ステップ［株］以下の判別、処
理を反復する。

そして、上記ステップ■＠においてタイマセットされた
時間が経過したと判別された場合には、乾燥調理を終了
する。

要約すれば、通常の被加熱物を乾燥調理する場合には、
中純に乾燥スイッチ（８「）、タイマ摘み（８Ｃ）、お
よびスタートスイッチ（８ｂ）を操作するのみでよく、
マグネトロン（３）、およびガスバーナ（Ｓを駆動して
、調理室（２］の内部温度を比較的高温の６５℃に維持
さゼたままで、調理室（２）の内部空気を常に交換して
相対湿度の上昇を抑制することができるので、乾燥調理
の所要時間を短縮することができる。

また、魚の一夜干し等を行なう場合には、上記の乾燥調
理を行なうと、油脂分が堅くなって出来ばえが悪くなる
のであるが、この場合には、乾燥スイッチ（８ｒ）とＳ
スイッチ（８ｇ）との同時操作を行なうことにより、第
５図に示すように、ガスバーナ（５）のみを駆動して、
調理室（ａの内部温度を比較的低温の４０℃に維持させ
たままで、調理室（２）の内部空気を常に交換して相対
湿度の上昇を抑制することができるので、出来ばえのよ
い角の一夜干し等を得ることができる。

さらに、上記魚の一夜干し等は一般的に殆ど行なわない
のであるが、この乾燥調理を行なわせる！こめにはｆｊ
別の操作を行なう必要があるので、操作ミスにより、必
要以上に長時間の乾燥調理を行なわばてしまうという不
都合の発生を確実に防止することができる。

尚、上記実施例では、Ｓスイッチ（８ｇ）は同じタイマ
設定を繰り返し行なう際、このＳスイッチ（８ｑ）を押
すことでタイマ摘み（８ｅ）を操作することなくタイ；
２設定を行なえるタイマ設定機能をも右しているが、他
の機能をイ１ＴＪるスイッチに代えることもできる。、
また、スイッチの個数の増加を問題にしないのであれば
、誤操作防止専用スイッチとしてもよい。

〈発明の効果〉 以上のようにこの発明は、調理室の内部における相対湿
度を低く抑制したままで、内部温度を乾燥調理遂行のた
めに必要な所定温度に維持することができ、乾燥調理を
遂行するための所要時間を短縮することができるという
特有の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は調理器の要部の電気的構成を示すブロック図、 第２図は乾燥調理を行なわせる場合の動作を説明する図
、 第３図はりんごを乾燥調理した場合の、電子オーブンレ
ンジとこの発明の調理器との乾燥調理速度を示す図、 第４図はフローチャート、 第５図は比較的低温での乾燥調理を遂行する場合の動作
を説明する図、 第６図はこの発明の調理器の一実施例を示す縦断面図、 第７図は横断面図、 第８図は操作パネルの正面図。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被加熱物を収納する調理室と、調理室 内に高周波電波を導入する高周波発振器 と、調理室の外部において燃焼熱気を発 生させるガスバーナと、ガスバーナの燃 焼熱気を吸気し、調理室内において燃焼 熱気を強制的に循環させ、さらに調理室 から連続的に排気する循環ファンと、高 周波発振器、ガスバーナ、および循環フ ァンを駆動して調理室の内部温度を設定 温度に維持させた状態で乾燥調理を行な わせる制御手段とを具備することを特徴 とする調理器。