JPS6276217A - 導電性薄膜の固着力強化方法 - Google Patents

導電性薄膜の固着力強化方法

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JPS6276217A
JPS6276217A JP21767585A JP21767585A JPS6276217A JP S6276217 A JPS6276217 A JP S6276217A JP 21767585 A JP21767585 A JP 21767585A JP 21767585 A JP21767585 A JP 21767585A JP S6276217 A JPS6276217 A JP S6276217A
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conductive thin
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義輝 大村
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    • HELECTRICITY
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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
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  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は導電性薄膜の固着力強化方法、特に絶縁性部材
の表面に被覆形成された導電性薄膜の固着力強化方法に
関するものである。
[従来の技術] 複合セラミック材、半導体回路基板、センサ、光学部品
などの製造・組付には、ガラスあるいはセラミック部材
などの絶縁性部材の表面上に各種金属薄膜等を形成する
技術が必須のものとなっており、この絶縁性部材と導電
性7a膜どの間に強固な固着力を得るため様々な対策が
講じられている。
例えば、絶縁性部材である磨き板ガラスを基板として、
その−面上に導電+ti薄膜としてのアルミ蒸着膜を形
成する場合、基板を室温程度の低温状態として蒸着を行
ったのでは、基板へのアルミ蒸着膜の固着力は極めて低
く、剥離しやづいアルミ蒸着膜しか得られない。そこで
、従来よりアルミ蒸着膜の固着力強化方法として、基板
加熱法が用いられており、150〜250°Cに前記基
板を加熱した状態でアルミ蒸着が行われている。
また、例えばセラミック基板の1面上に金メッキ層を形
成する場合には、金メッキに先立って、セラミック基板
にニッケルメッキ層あるいは更に好ましくはクロムメッ
キとニッケルメッキの二層から成る下地層を設け、この
下地層上に金メッキを施すことによって間接的にセラミ
ック基板と金メッキ層との固着力を強化している。
[発明が解決しようとする問題点] 従来技術の問題点 ところが、このような従来の改良された導電性薄膜の固
着力強化方法は、いずれも絶縁性部材に導電性薄膜を形
成する時点で施されるものであり、処理が複雑化し、特
に下地層を設ける場合等には工程数の増加、形成材の増
加等によりコスト上背はまぬがれ得ないものであった。
また、前記各強化法によっても導電性薄膜の固着力は十
分とはいえず、例えば前述のようにセラミック基板に形
成された金メッキ層を回路用配線あるいは伯の部材との
共晶接合材として用いる場合に(よ、該薄膜形成後、熱
的、機械的あるいは化学的処理を受け、この段階で薄膜
が剥離を起こしてしまうことがあるという問題点があっ
た。
いずれにせよ、導電性薄膜の固着力強化方法として従来
は該導電性薄膜形成時に成されるものがほとんどであり
、−rfl形成された導電性薄膜の固着力強化方法とし
てはアニーリング程度の熱処理しかなく、より効果的な
導電性薄膜の固着力強化方法が要望されていた。
発明の目的 本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的は絶縁性部材表面に導電性薄膜を被
覆形成した後に、該導電性薄膜の固着力を強化し、薄膜
形成後の処理工程で発生していた薄膜剥離を防止し得る
導電性薄膜の固着力強化方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 発明の経緯 前記目的を達成するために、本発明者らは各種処理法を
検討した結果、静電接合法(特公昭53−28747)
の応用を考えるに至った。
この静電接合法は、加熱すると僅かに導電性になる絶縁
性材料と導電性vU斜とを密に接触さゼ加熱した上で両
者間に電流を通じることによって前記絶縁性材料と導電
性材料とを接合する方法である。
すなわち、この静電接合法はそれぞれ単独に存在する2
つの部材を接合する技術に関し、言わば絶縁性部材に導
電性7yJ膜被覆形成した後に該薄膜の固打力強化を図
る方法とは全く異なるものである。
しかしながら、本発明者らは導電性薄膜が絶縁性部材に
被覆形成された後の薄膜被覆部材に対してであっても、
この静電接合法を応用することにより、薄膜と絶縁性部
材との間の固着力を強化するという効果が期待できるも
のと予想し各種実験を行った。
その結果、次に述べるような構成を有する方法により、
絶縁性部材表面に既に被覆形成された導電性薄膜の固着
力を大幅に改善することが可能となることを見出した。
発明の構成 本発明に係る導電性薄膜の固着力強化方法は、加熱した
ときに僅かな導電性を帯びる絶縁性部材表面の全面もし
くは一部分に導電性薄膜を被覆形成して成る薄膜被覆部
材の導電性薄膜の固着力強化方法であって、前記導電性
薄膜形成後の前記j9膜被電部材を前記絶縁性部材が僅
かに導電性を帯びる温度まで加熱した状態で、前記導電
性薄膜から前記絶縁性部材へ直流電流を通じさじ、前記
導電性薄膜と前記絶縁性部Iとの境界面における固着力
を強化することを特徴とする。
本発明において、絶縁性部材としては例えば非晶質ガラ
ス(コーニング#77/10.#7056)、結晶質ガ
ラス(#6’700)、あるいはサファイヤや石英など
の単結晶材、アルミナ、コージェライトなどのセラミッ
クなどが好適である。
また、前記導電性薄膜としては例えばアルミニウム、ニ
ッケル、クロム、銅、金などの各種金属U I+のほか
、シリコンのような半導体材料から成ることが好適であ
る。
ここで、絶縁性部材表面への導電性薄膜の被覆形成方法
としては、蒸着、スパッタあるいはメッキなどの堆積形
成方法が上げられ、更に、前記導電性簿膜は単一材質か
ら成る単層膜のほか、複数の材質からなる膜を重ね合わ
せた多層膜から形成することも好適である。
し作用] 次に、第1図に基づき本発明に係る導電性薄膜の固着力
強化方法の作用について説明する。
第1図(A)にも示されるように、本発明において薄膜
被覆部材10は加熱したとぎに僅かな導電性を帯びる絶
縁性部材12の表面に導電性簿膜14を被覆形成して成
る。
そして、このM膜形成後の薄膜被覆部材10を加熱ゴる
と前述のように絶縁性8Il材12はわずかな導電性を
帯びる。
そして、第1図(B)に示すように導電性薄膜14に^
電位側電極16を、絶縁性部材12に低電位側電極18
を当て、電圧■を印加すれば電流Iは高電位側電極16
から導電性薄膜14、絶縁性部材12を介して低電位側
電極18へ流れることとなる。
ここで導電性薄膜14を形成する材質が陽イオン(金属
イオンなど)となり、また絶縁性部材12の構成材質の
一部が陰イオン(i5!素イオンなど)となり、この両
者はそれぞれ逆極性をもつ電極側へ引き寄せられる。す
なわち、陽イオン20と陰イオン22は導電性薄膜14
と絶縁性部材12の境界面で結合し、第1図(C)に示
すように、絶縁性部′+A12と導電性薄膜14との間
に遷移層として導電性薄膜を構成する材質の酸化物層2
4が形成される。
この結果、前記酸化物層24が絶縁性部材12と導電性
簿膜14とを強固に結びつけるものと推定される。
なお、絶縁性部材12と導電性al膜14の間に電圧V
を印加すると、導通電流Iは電圧■の印加直後に最大値
を示し、以後急速に減少する。これは、前述のように該
絶縁性部材12及び導電性薄膜1/1の間に電気化学的
に極めて安定な酸化物層24が形成されたことを裏付け
るものである。
そして、電流Iが十分に減少した後、すなわち酸化物層
24が十分に形成された後に電圧Vの印加を停止し、あ
わせて薄膜被覆部材10の加熱を終了し冷却を行う。
なお、本発明においては、電圧Vをかける際に導電性薄
膜14を高電位側に、絶縁性部材12を低電位側にする
ことを要する。これは、前述のように導電性薄膜14か
ら絶縁性部材12へと電流Iが流れ、また静電力が印加
されることによって専用性薄膜14中の陽イオン20及
び絶縁性部材12中の陰イオン22が互いに境界部分に
向かって引ぎ寄せられその結合が可能となるからである
従って、仮に絶縁性部材12を高電位側にまた導電性薄
膜14を低電位側にして電圧を印加すれば、導電性薄膜
14中の陽イオン20及び絶縁性部材12中の陰イオン
22は互いに引き離される方向に移動し、絶縁性部材1
2と39電性薄膜14との境界では酸化物層24の形成
が行われず、むろん薄膜14の固着力強化という効果も
19られない。
また、本発明において電圧の印加を行う際には絶縁性部
材に導電性をもたせるため薄膜被覆部材の加熱を行うが
、この加熱温度は絶縁性部材の材質にJ:り導電性を帯
びる温度が異なるため、それぞれ最適の加熱条件を設定
する必要がある。
なJ3、前述した特公昭5.3−28747に示す静電
接合法における絶縁性材料と導電性材料とは接合時には
別個の存在であるから、これを接合ずるため両者を密に
接触させたとしてもミクロ的にみれば両者の接触面の間
には間隙が存在する。そこで、絶縁性材料と導電性材料
とを雷に接触させた状態で加熱し、絶縁性材料に導電性
を持たせた上で両材料間に電圧を印加すると、印加“電
圧の大部分が前記接触面間の間隙に加わるためここに大
ぎな静電引力が生じ前記両部材が互いに引き寄せられ間
隙がなくなって完全な接合が得られるという作用を右し
ていた。
これに対して、本発明に係る方法によれば、導電性薄膜
と絶縁性部材とは本発明適用前に既に接着されており、
前記静電接合法にみられるような密着作用は実質的に利
用していない。
従って、本発明と前記静電接合法とは構成上近似するよ
うにも見えるが実際は全く異なったものである。
以上説明したように、本発明に係る導電性薄膜の固着力
強化方法によれば、薄膜被覆部材を加熱し導電性薄膜か
ら絶縁性部材へ向かって電流を通じることにより両者の
境界面に酸化物層が形成され、これが接着層となって両
名を強固に結合し薄膜の固着力が強化される。
従って、簿膜被覆部材の形成過程で薄膜の固着力を強化
するため複雑でコスト高の処理を行う必要がなくなり、
薄膜被覆部材の形成工程の簡略化、低コスト化を図るこ
とができる。
しかも、本発明に係る固着力強化法によれば、導電性薄
膜は極めて強固に絶縁性部材に固着され、後の処理一工
程で簿膜剥離を生じてしまうようなことがない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る導電性薄膜の固着力
強化方法によれば、絶縁性部材表面に導電性薄膜を被覆
形成したのち、絶縁性部材が導電性を帯びるまで加熱し
導電性薄膜から絶縁性部材へ向かって電流を通じること
により、導電性薄膜と絶縁性部材との境界面に酸化物層
が形成され、この酸化物層が両者を強固に結合し絶縁性
部材への導電性薄膜の固着力が強化されるという効果が
ある。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する
第1実施例 第2図には透明ガラス板上にアルミニウムを蒸着して形
成された薄膜被覆部材に対して本発明に係る方法を適用
した第1実施例が示されており、同図は縦方向の尺度を
拡大しである。
本実施例において、薄膜被覆部材50は絶縁性部材とし
ての厚さ約1mmの透明ガラス板52と、該ガラス板5
2の一面上、図において下面に導電性薄膜として基板加
熱法を用いず室温にてアルミニウムを真空蒸着して形成
された約1.5μmの厚さのアルミニウム薄膜54とか
ら構成されている。
前記薄膜被覆部材50の透明ガラス板52面には低電位
電極板56が、またアルミニウム薄膜54面には高電位
電極板58が配置され、各電極板56.58は厚さ約1
mmのステンレス板から形成されている。そして、各1
ffi板56.58は直流電源60の各対応電位端子に
接続されている。
前記高電位電極板58の下面にはヒータプレート62が
配置され、その電極板対向面は絶縁樹脂塗膜でコーティ
ングされている。
本実施例に係る固着力強化方法を実施するため以上のよ
うに構成しIこのち次のような処理を行う。
絶縁性部材としての透明ガラス板52は約360°Cに
加熱したとぎに僅かな導電性を帯びることが確認されて
おり、このためヒータプレート62を加熱し前記R6膜
被覆部材50を電極板56゜58とともに約360°C
まで胃湿しその温麿を維持する。
次に直流電源60から高電位電極板58と低電位電極板
56との間に約800vの直流電圧を印加し、導電性薄
膜としてのアルミニウム7ig膜54、僅かな導電性を
帯びた絶縁性部材とじての透明ガラス板52を介して数
mAの電流を導通ずる。この導通電流は直流電圧V印加
直後にピークを示しその後減少を開始し数分で10μ八
以下となる。
本実施例ではこの導通電流の充分な減少を侍って約10
分後に電圧印加をPF止した。
そして、その後にヒータプレート62による加熱を停止
し、室温までの自然冷用をよって薄膜被覆部材50を取
り出した。
第3図にはこのようにして処理された。?7膜被覆部材
にお()る透明ガ・ラス板52とアルミニウム薄膜54
との固β力強度を測定するための引張り試験状(ぶが示
されている。
図示例に、!7いて、引張り試験器の試料ホルダ64a
、64bの間にエポキシ系樹脂接着剤66a。
66bを用いて前記薄膜被覆部材50を保持固定した。
その後、加重Wを図中下方に加え薄膜被覆部材50が破
断するまで該加重Wを増加し、破断したときの加重Wと
破断個所を調査した。
この薄膜の固る力測定試験を行うにあたって、本発明に
おける固着力強化方法の効果を明らかとするため次の4
種類の試料を比較検討した。
試料1;室温でアルミニウムを蒸着したままその後悔の
処理ら加えていない未処理品。
試r12;アルミλへ着後ヒータブレー1〜で加熱Uザ
3コ渇のまま約800Vの直流電圧を10分間印加した
電圧処理品。
試r13;第2図)t=−17レー1−上テ約3GO°
Cに10分間保持し、直流電圧は印加しなかった熱処理
品。
試料4;前述した本実施例に係る固着力強化方法を適用
した強化処理品。
この4種類の試料につき前記第3図に示した引張り試験
を行った結果を表1に示す。
ここで、破断強度とは破断時の加重Wを薄膜被覆部材5
0と試料ホルダ64の接合面積Sで割った値W/S、す
なわち単位面積当りの破断加重を表わしたちのである。
また、破断個所は前記第3図に示したようにAはアルミ
ニウム薄膜54どガラス板52との境界面が剥離したこ
とを、Bは上下いずれかのエポキシ系樹脂接着剤層66
a、66bが、Cはガラス板52自体が母材破壊したこ
とを表す。
表1 第1実施例の引張り試験結宋 上記表1からし明らかなように、本発明に係る固71力
強イし方法を施した試t14 iま未処理品1に比べて
破断強度が約25(’iどなっT: +5す、更に注目
されるべきことはその破断個所の顕茗イ5差異である。
すなわら、未処理品1は全てアルミニウム薄膜54どカ
ラス板り2との境界面で剥離を起こし、この境界面での
強In /J< hめで弱いことを示したのにス」シ、
本実施例に係る固着力強化効果を施した試ね4は全てが
エポキシ系樹脂接着剤層あるいはガラス板て゛破断じて
おりガラス板52どアルミニウム薄膜54との境界面で
は仝く破断を生じていない。
これは、アルミニウム薄膜54と透明ガラス板!:)2
との固着力が本実施例に係る固着力強化方法により著し
く強化されたことを明瞭に示しでおり、エキボ4−シ系
樹脂接着材層あるいは透明ガラス板の破断が起こらなI
ノれば試料4の強度は更に向上し、アルミニウム薄膜5
4と透明ガラス板52の固着力は前記破断強度よりも遥
かに高いことを示すことは明らかて゛ある。
史に、試II 4ど試料2及び試料3を比較すると、本
発明に係る固着力強化方法の効果がより明らかとなる。
りなわら、電圧を印加したのみの試II 2にあっては
破2強度、破断個所とも試料1の未処理品と<rんらの
相違す児られず、電圧印加ににり固着力強化は全く見ら
れないものと言うことができる。
史に、試I’ll 3 Tなわち熱処理品と比較してみ
ると、該熱処理品は破断強度は試料1に示J未処理品の
218以上の値を示しており、従来の基板加熱法しある
程度の効果を有づることを示すが、その破断個所はやは
り透明ガラス板52とアルミニウム薄膜54の境界面に
集中して43す、該境界面にお()る固6カが薄膜被覆
部材の強度を神することが明らかである。
これにλjして、木実1%例に係る強化処理品はアルミ
ニウム簿膜54と透明ガラス板52との境界面剥離は全
く起こっておらず、薄膜被覆部H自体の強度を透明ガラ
ス板52とアルミニウム薄膜540固看力が仲するしの
でないこと(ま明らかである。
数十説明したように、本実施例に係る固着力強化方法に
よるアルミニウム薄膜の固着力強化効果は、:19膜被
覆部材50を加熱し更にアルミニウム薄膜54から透明
ガラス板52へ向かって直流電流を導通7るという強化
処理法によって1ηられた効果であることが理解され、
更にその効果tよ従来の熱処理法による固着ツノ強化に
比べて極めて犬さいことが明らかである。
第2実施例 第4図itパイレックスガラス角柱にニッケルと金をメ
ツ1=シて成る簿膜被覆部材に本発明に係る固着力強化
/j法を適用した第2実施例を示すものである。
第4図に+3いて、薄膜被覆部材70は、絶縁性部材ど
じ−(のパイレックスガラス角柱72及びこのパイレッ
クスガラスft +472の一端面上、図示例に+3い
て下面にニッケルメッキ層及び金メツ」層をこの順序で
H11積形成した導電性薄膜としての二層膜74から構
成されている。
前記パイレックスガラス角柱72(よ平面寸法が3 m
 +n角で高さが4mmに形成され、図中縦方向に直径
約1mmのご1通孔を有する。
また、前記二層膜74のニッケルメッキ層はy2ざ約 
1μmに、また金メッキ層は約0.5μmに1(1積形
成されている。
以上のように構成された薄膜被覆部材70にス・jし、
次のにうに本発明に係る固着力強化方法を適用した。
ザなわら、前記第2図に示したのと同様に電極板、直流
電源、ヒータプレー1〜を配置し、直流1′h源以外の
部分を密閉容器へ入れた。そして、この容器内を減圧−
窒素ガス?j換−減圧の繰返しにより最終的にI X 
10−3Torrの真空雰囲気としてから静電処理を行
った。このどぎの処理条イ′1、すなわらヒータブレー
1−による加熱温度及び印加電圧などは前記第1実施例
どほぼ同条イ′1に設定している。
前記強化処理1(のa99膜被覆月50は、第4図に示
すごとく金箔76を介してコバール(鉄−ニッケル合金
)根78の一面上、図示例において上面に共晶接合する
ここで、コバール板78には中央部に直径約1mmの孔
が設けられ、前記ガラス角柱72の貫通孔と連通するよ
う配置されている。
また、金箔76は厚さが50μmで20%の錫を含み、
コバール板78はその表面に約2μmのニッケルメッキ
下地層と厚さ約0.5μmの金メッキ層から成る二層メ
ッキ股80が形成されている。
そして、以上のように構成した組立体をヒータブレー1
〜上に置き約300’ Cに加熱して別途余熱された窒
素ガスを吹付けながらコバール板78へ薄膜被覆部材7
0の二層膜74面を擦付けることにJ:って両者の共晶
接合を行った。
なお、本実施例において前述のごとく真空雰囲気中で強
化処理を行ったのは、この共晶接合を可能どするためで
あり、強化処理を大気雰囲気中で行った薄膜被覆部材で
は二層膜74の表面が僅かに変色し、その後の共晶接合
が困難となる。
次に、前述のごとく強化処理を施した薄膜被覆部材70
を金−錫共晶接合によって]バール板7日へ接合して形
成される組立体82につい−C前記第3図に示したのと
同様な方法で各接合部の強度試験を打つIこ。
試験に供した試r1は次の通りである。
試料1;薄膜被覆部材70に対して強化処理を行わずに
共晶接合した未処理品。
試料2;薄膜被覆部材70を強化処理してから共晶を行
った静電強化処理品。
破断強度は前記第1実施例に準する。
また、破断個所Aは二層膜74とガラス角柱72との境
界面で剥離した状態を示し、Cはガラス角柱72が母材
破壊した状態を示す。
次の第2表には第2実施例の強度試験結果が示されてい
る。
第2表第2実施例 表2から明らかなように、試料1寸なわら未処理品は金
−錫にJ:る共晶接合そのらのは充分な強度を持ってい
るのも拘らず、導電性薄膜である二層膜74ど絶縁性部
材であるパイレックスガラス角柱72との固着力が弱い
ため、この境界面で剥離してしまう。
これに対し、前記共晶接合に先だって、本発明に係る固
着力強化方法を施した試料2については、ガラス角柱7
2と二層膜74との境界面では剥離を生じず、ガラス角
柱72自体が母材破壊を起こしてしまう。
本実施例の試験結果からも本発明に係る固着力強化方法
により、導電性薄膜と絶縁性部材との間の固着力が強化
されたことが明らかであり、従来この両者の接合強度が
薄膜被覆部材の強度のネックどなっていたのを解消した
のである。
本実施例に係る組ひ体82は圧力検出部の一部品であり
、パイレックスガラス角柱72はシリコン半導体圧力セ
ンナチップをその一面上に静電接合するための台座とし
て用いるものである。このI11立14旨こJ、す(j
11成し/、−圧力検出部は従来ガラス角杆72ど二層
膜74との境界面での剥離が牛じゃ寸いという欠点があ
り、製Q I捏上及び製品の信頼性を向上させるうえτ
゛問題bっていたものて゛あるが、本発明に係る固着力
強化方法を適用づることによりこの問題点を解決づるこ
とが可能となつlJo なお、前記各実施例にa3いては、導電U薄膜どしてア
ルミニウムaす膜及びニッケルと金の二層膜を示したが
、これに限られるものではなく、銀/白金の二層スパッ
タ膜等でも良い。
また、該導電性薄膜は絶縁性部材の全面に形成される必
要1よなく、配線パターンのごとく部分的に形成された
薄膜であってもよい。
J:た、前記各実施例では絶縁性部材として透明ガラス
板及びパイレックスガラス角柱の場合を例示したが、こ
れに限られるものではなく、結晶化ガラス(66700
等)又はガラスセラミックス雪のvJ質であっても前記
各実施例と同様な効果を得ることができる。
づむわら、本発明に係る導電1/[肋膜の固着力強化方
法(,1、加熱したとさくこ僅かに導電性を帯びる絶縁
層部(Aの表面十に導電性薄膜を形成しで成る薄膜被覆
部材に対して適用可能であり、このような1′#]貿を
持つ各種絶縁+1部部材導電性薄膜との境界面の固るツ
ノを該薄膜形成後に強化することが可能と4fる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る導電性薄膜の固谷力強化り法の原
理説明図、 第2図は本発明の第1実施例に係る固着ツノ強化方法の
適用状態説明図、 第3図は第1実施例に係る固着ツノ強化方法が適用され
た薄膜被覆部材の引張り試験の説明図、第4図は木発1
111の第2実施例に係る固着力強化方法の適用状態説
明図である。 10.50.70  ・・・ 薄膜被覆部材12.52
.72  ・・・ 絶縁性部材1/I、54,771 
・・・ 導電性薄膜ミ   2  [べ 第3図 第4図 起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱したときに僅かな導電性を帯びる絶縁性部材
    の表面の全面若しくは一部に導電性薄膜を被覆形成して
    成る薄膜被覆部材の導電性薄膜の固着力強化方法であっ
    て、 前記導電性薄膜形成後の前記薄膜被覆部材を前記絶縁性
    部材が僅かに導電性を帯びる温度まで加熱した状態で、
    前記導電性薄膜から前記絶縁性部材へ直流電流を導通す
    ることによって、前記導電性薄膜と前記絶縁性部材との
    境界面における固着力を強化したことを特徴とする導電
    性薄膜の固着力強化方法。
  2. (2)特許請求の範囲(1)記載の方法において、絶縁
    性部材がガラス、セラミックス、又はガラスセラミック
    スから形成されていることを特徴とする導電性薄膜の固
    着力強化方法。
  3. (3)特許請求の範囲(1)又は(2)記載の方法にお
    いて、導電性薄膜が金属の単層膜又は多層膜から形成さ
    れていることを特徴とする導電性薄膜の固着力強化方法
  4. (4)特許請求の範囲(1)〜(3)に記載の方法にお
    いて、導電性薄膜が真空蒸着、スパッタあるいはメッキ
    によって被覆形成されたことを特徴とする導電性薄膜の
    固着力強化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007010966A1 (ja) * 2005-07-22 2007-01-25 Alps Electric Co., Ltd. 無電解銅めっき膜の密着性改善方法
JP2013166670A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス材接合体の製造方法及び金属膜付ガラス材の製造方法

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