JPS627514B2 - - Google Patents

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JPS627514B2
JPS627514B2 JP56141841A JP14184181A JPS627514B2 JP S627514 B2 JPS627514 B2 JP S627514B2 JP 56141841 A JP56141841 A JP 56141841A JP 14184181 A JP14184181 A JP 14184181A JP S627514 B2 JPS627514 B2 JP S627514B2
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JP
Japan
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filter cartridge
hole
metal fitting
shaft
cartridge
Prior art date
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Application number
JP56141841A
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English (en)
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JPS5844375A (ja
Inventor
Seiji Yamaguchi
Hidetsugu Yamauchi
Etsuo Kono
Satoru Yamasa
Tooru Muro
Shigeru Ogawa
Hiroshi Yamashita
Satoru Imai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Kansai Denryoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd, Kansai Denryoku KK filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP56141841A priority Critical patent/JPS5844375A/ja
Publication of JPS5844375A publication Critical patent/JPS5844375A/ja
Publication of JPS627514B2 publication Critical patent/JPS627514B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T7/00Details of radiation-measuring instruments
    • G01T7/02Collecting means for receiving or storing samples to be investigated and possibly directly transporting the samples to the measuring arrangement; particularly for investigating radioactive fluids
    • G01T7/04Collecting means for receiving or storing samples to be investigated and possibly directly transporting the samples to the measuring arrangement; particularly for investigating radioactive fluids by filtration

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は放射性ガスを捕集して測定する放射性
ガス捕集測定装置に関する。
【従来の技術】
原子炉事故発生時の迅速な原子炉格納容器内雰
囲気のモニタリングは、事故の規模の推定を可能
にするだけでなく、事故に対する適切な処置を決
定する有力な情報が得られる点からも極めて重要
である。 燃料棒破損に伴なつて放出される核分裂生成物
のうち非常に重要なものは、高揮発性のよう素、
および希ガス(Kr、Xe等)である。これらの放
射性ガス物質は燃料棒の損傷の程度を推定する上
で重要なだけでなく、人体への被曝評価の点から
も重要である。 放出された核分裂生成物を吸入摂取したとき受
ける内部被曝の中では放射性よう素によるものが
支配的である。 ところが、事故時の原子炉格納容器内の空気の
サンプリングは、通常のサンプリングに比較し
て、次の2つの大きな相違点を有している。 (1) サンプリングする空気の条件が厳しい。 (2) 空気中の放射性ガス物質濃度が極めて高い。
【発明が解決しようとする問題点】
このようなことから、事故時の異常な種々の条
件を克服してよう素濃度を測定することが要求さ
れている。 本発明は、このような要求に鑑みてなされ、事
故時のよう素(すなわち放射性ガス)濃度測定を
容易に行なうことができる放射性ガス捕集測定装
置を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明は、
放射性ガス捕集測定装置を、 (a) サンプルガス中の放射性ガスを捕集する捕集
材より成るフイルタカートリツジを収納し、両
端が開口された収納筒と、この収納筒の下部開
口からこの収納筒内に進入させられフイルタカ
ートリツジを上方に押上げるシヤフトと、この
シヤフトを駆動するモータと、前記シヤフトと
協働してシヤフトの初期位置を規定する第1ス
イツチ手段と、フイルタカートリツジと協働し
てフイルタカートリツジが収納筒内から外に送
り出されて搬送可能状態になつたことを検出す
る第2スイツチ手段とを備えたフイルタカート
リツジ収納部と; (b) 固定配置され貫通孔を有する上部金具と、こ
の上部金具内に挿入されたレベルモニタと、移
動可能に設けられ貫通孔を有する下部金具と、
この下部金具を支持する可動枠体と、この可動
枠体を上方に移動させる電動シリンダと、前記
可動枠体と電動シリンダとの間に介在させられ
たスプリングとを備え、前記電動シリンダの駆
動により、フイルタカートリツジが載置された
下部金具を上部金具に密接させ、前記サンプル
ガスを上部金具とレベルモニタとの間、上部金
具の貫通孔、フイルタカートリツジ、下部金具
の貫通孔を順次貫通させるようにした放射性ガ
ス捕集部と; (c) アーム板と、互いに交差してフイルタカート
リツジを掴むことのできる2本のアーム、アー
ムを回転可能に支持しアーム板に固定された固
定軸、アーム間に結合された引張ばね、アーム
間に配置され軸を介してモータによつて回転駆
動される回転棒から成るマテリアルハンド機構
と、アーム板に固定された旋回軸を介してアー
ム板を回転駆動するゼネバ機構および駆動モー
タとを備え、前記収納部からフイルタカートリ
ツジを1個ずつ掴んで前記捕集部に搬送するフ
イルタカートリツジ搬送部と; (d) 孔を有する案内板と、この案内板上をスライ
ド可能に載置されて前記搬送部によつて搬送さ
れて来るフイルタカートリツジを受け入れる孔
を有する可動板と、この可動板に結合されたシ
ヤフトと、このシヤフトを介して可動板を案内
板上でスライドさせるモータと、可動板をスラ
イドさせた際に、その可動板と協働して、フイ
ルタカートリツジが測定部にセツトされたこ
と、可動板の孔が案内板の孔上に達したこと、
可動板がフイルタカートリツジ受入れ位置にセ
ツトされたことをそれぞれ検知する複数個のス
イツチ手段とを備え、案内板の孔を、可動板が
フイルタカートリツジ受入れ位置にセツトされ
た際の可動板の孔を中心として、測定部と反対
側に位置させるようにしたフイルタカートリツ
ジスライド機構と; (e) フイルタカートリツジに捕集された放射性ガ
スの放射能を測定するために、高レベルモニタ
および低レベルモニタが上下に対向して配置さ
れ、それらの間にフイルタカートリツジスライ
ド機構の案内板が配置され、高レベルモニタお
よび低レベルモニタは前記捕集部のレベルモニ
タの出力に基づいて選択使用される放射能測定
部と; (f) 前記フイルタカートリツジスライド機構にお
ける案内板の孔の下側に配設され、この孔を介
してフイルタカートリツジが落下せしめられる
フイルタカートリツジ格納部と; から構成することを特徴とする。
【実施例】
しかも、相対湿度を下げて捕集材に対する水蒸
気の吸着を少なくするために、サンプル空気を80
℃程度に加熱している。その結果、99%以上のよ
う素が回収された。しかも、サンプルガス中に
は、前述の如く、よう素の他に希ガスも存在す
る。ところが、この希ガスは低温度では捕集材に
吸着し易いが高温度では吸着し難い。サンプル空
気を加熱することにより、捕集材への希ガスの吸
着を防ぐことができ、よう素だけを捕集すること
ができるようになる。 さらに、本発明の優れた実施例においては、放
射能測定部は、フイルタカートリツジに捕集され
た放射能性ガスの放射能レベルに応じて選択使用
される高レベルモニタと低レベルモニタとを備え
ている。すなわち、放射性物質濃度は、よう素お
よび希ガスが事故時に109Ci程度の放出を予想さ
れるので、このとき最大約104μCi/cm3にもな
る。このために、平常時の低レベル(10-7μCi/
cm3)から事故時の高レベル(104μCi/cm3)まで
の広範囲をカバーできる放射線モニタが必要であ
る。そこで、本発明においては、放射能レベルに
応じて選択使用される高レベルモニタおよび低レ
ベルモニタが備えられている。しかも、これらの
高レベルモニタおよび低レベルモニタは、放射能
レベルを検出するレベルモニタの出力に基づいて
選択される。 さらに、本発明の他の優れた実施例によれば、
捕集部の前段の配管に、フイルタカートリツジに
捕集された希ガスをパージするために、パージガ
ス供給管が接続される。フイルタカートリツジに
はよう素の他に希ガスも捕集されるが、この状態
で放射能測定を行なうと、両方の放射性ガス(よ
う素、希ガス)の放射能の和を検出することにな
る。そこで、パージガスによりフイルタカートリ
ツジに吸着されている比較的吸着力の弱い希ガス
を除去するようにしている。 次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。 第1図は本発明の一実施例の概略図である。サ
ンプル空気はたとえば原子炉格納容器内から配管
1内に案内される。この配管1には最初に除湿器
2および加熱器3が順次配設されている。除湿器
2としては、たとえば、水冷式クーラ、空冷式ク
ーラ、半透膜式除湿器あるいはエア・ドライヤー
などを使用することができる。この除湿器2は、
水分を多量に含むサンプル空気内からその水分を
除去し、後述する捕集部でのサンプル空気中のよ
う素捕集能力を低下させないようにするために設
けられているものである。サンプル空気は、原子
炉格納容器内から配管1内に案内される管路内に
おいて、または除湿器2を通ることにより、冷却
され温度が低下する。その場合には、サンプル空
気の相対湿度が高まるので、本発明においては、
相対湿度を低めよう素の高い捕集効率を保つため
に加熱器3でサンプル空気を約80℃に加熱してい
る。 加熱器3の後段の配管1には捕集部4が設けら
れている。この捕集部4において、サンプル空気
中のよう素はフイルタカートリツジ5に吸着して
捕集される。このフイルタカートリツジ5は活性
炭、添着活性炭あるいはシルバーゼオライト等か
ら成る捕集材によつて構成されており、未使用フ
イルタカートリツジ収納部8から捕集部4に搬送
されセツトされる。捕集部4にてフイルタカート
リツジ5をサンプル空気が貫流する際に、そのサ
ンプル空気中のよう素がカートリツジ5の捕集材
に吸着し、捕集される。 捕集部4を貫流した後のサンプル空気は流量測
定部6を介してポンプ7により吸引され、最終的
に再び格納容器内に戻される。 一方、フイルタカートリツジ5は、捕集部4に
て、吸着よう素の放射能レベルがレベルモニタ9
によつて監視される。よう素捕集の終了後、サン
プル空気の流れを止め、パージガス供給管17を
介してパージ空気または窒素等を配管1内に供給
し、フイルタカートリツジ5に貫流させる。これ
により、フイルタカートリツジ5の捕集材に付着
したよう素以外の希ガス等を吹き飛ばす。 パージが終了したら、カートリツジ5を測定部
21に自動的に送り放射能を測定する。測定部2
1には高レベルモニタ10および低レベルモニタ
11が備えられており、これらはカートリツジ5
の放射能の強さつまりレベルモニタ9の出力の大
きさに応じて選択使用される。 フイルタカートリツジ収納部8にはカートリツ
ジ5が数十個収納されており、上述の測定動作は
これらのカートリツジが使い果されるまで繰返え
される。 各レベルモニタ9,10,11にはそれぞれ測
定器13が接続されており、これらの測定器13
の出力は演算器14に導かれている。従つて、こ
の演算器14において、各レベルモニタ9,1
0,11の出力および流量測定部6の出力に基づ
いてサンプル空気中のよう素濃度が算出される。 測定が行なわれた後の各フイルタカートリツジ
5は測定部21から自動的にカートリツジ格納部
12に搬送され、廃棄される。 なお、第1図において、16は配管1、パージ
ガス供給管17およびサンプル空気大気放出管1
9にそれぞれ設けられた電磁弁であり、18は配
管1に設けられた減圧弁である。サンプル空気は
この減圧弁18により高圧(4Kg/cm2G)から大
気圧程度に減圧される。また、15は各レベルモ
ニタ9,10,11をそれぞれ覆う鉛シールドで
ある。 第2図ないし第8図は本発明による放射性ガス
捕集測定システムに用いられる放射性ガス自動捕
集測定装置の一例である。 まず、第2図を参照する。この第2図は測定装
置の平面図を示す。この測定装置は基礎フレーム
構成体120を有し、この基礎フレーム構成体1
20の上に捕集部支持フレーム構成体100、測
定部支持フレーム構成体110、フイルタカート
リツジ搬送部支持フレーム構成体130、フイル
タカートリツジ収納部支持フレーム構成体140
およびフイルタカートリツジスライド機構支持フ
レーム150がそれぞれ設けられている。そし
て、フレーム構成体100には捕集部4が、フレ
ーム構成体110には測定部21が、フレーム構
成体130にはフイルタカートリツジ搬送部30
が、フレーム構成体140にはフイルタカートリ
ツジ収納部8が、そしてフレーム構成体150に
はフイルタカートリツジスライド機構60がそれ
ぞれ支持されている。 フイルタカートリツジ収納部8は、第3図およ
び第8図に詳細に示すように、フイルタカートリ
ツジ5を収納する収納筒87より主として構成さ
れている。この収納筒は両端が開口されており、
上部開口からフイルタカートリツジ5を収納可能
であるが、下部開口からそのカートリツジが脱落
しないようになつている。収納部8にはその他に
モータ88およびこのモータによつて上下に移動
されるシヤフト89および2つのリミツトスイツ
チ90,91を備えている。シヤフト89はモー
タ88により駆動され、収納筒87の下部開口よ
り収納筒内に進入してそのヘツド97により、収
納筒87内に収納されているフイルタカートリツ
ジ5を上方へ押し上げる。収納筒87内には、こ
の実施例においては、20個のカートリツジ5を収
納可能である。カートリツジ5が収納筒5の上部
開口から外へ押し出されると、そのことがリミツ
トスイツチ90により検出され、モータ88の駆
動が停止される。それにより、1個のカートリツ
ジ5が後述するカートリツジ搬送部30により搬
送可能な状態に置かれる。なお、91はシヤフト
91の下限位置を検出するためのものである。 捕集部4は、第4図および第6図に詳細に示す
ように、主として、カートリツジ受下部金具79
およびカートリツジ受上部金具80を有してい
る。下部金具79は貫通孔79Aを有し、この貫
通孔79Aを囲むようにO−リング84が取付け
られている。さらに、貫通孔79Aには配管1の
一部を構成する導管81が接続されている。下部
金具79は四角形状の可動枠体76に支持されて
いる。この可動枠体76には両側部にガイド片7
7がそれぞれ固着されており、このガイド片77
には支持フレーム83にそれぞれ固定されたガイ
ド棒78が貫通している。なお、支持フレーム8
3は基礎フレーム構成体120に固定されてい
る。一方、可動枠体76の底部は電動シリンダ7
5の可動軸に結合されている。この電動シリンダ
75は支持フレーム82を介して基礎フレーム構
成体120に支持されている。可動枠体76の底
部にはスプリング86が介挿されている。さら
に、電動シリンダ75の可動軸には移動棒97が
結合されており、この移動棒97の移動が上限リ
ミツトスイツチ95および下限リミツトスイツチ
96により検出される。一方、カートリツジ受上
部金具80は円筒容器状に形成されて底部に同様
に貫通孔80Aを有している。上部金具80には
この貫通孔80Aを取囲むようにゴムパツキン8
5が取付けられている。そして上部金具80内に
はレベルモニタ9が挿置されており、このレベル
モニタ9を覆うように鉛シールド15が取付けら
れている。上部金具80および鉛シールド15は
フレーム構成体100によつて支持されている。
さらに、金具80には、鉛シールド15を貫通し
て配管1が結合されている。なお、レベルモニタ
9は電離箱から成る。 しかして、後述するフイルタカートリツジ搬送
部30により、第6図に示すように、フイルタカ
ートリツジ5が下部金具79上に搬送されて載置
されたとする。その後、電動シリンダ75の駆動
により、可動枠体76がガイド棒78を案内とし
て上方に移動され、下部金具79が上部金具80
に密着させられる。その密着後も、電動シリンダ
75は可動枠体76を上方に押すが、その押圧力
はスプリング86によつて吸収され、その押圧力
によつて捕集部4が破損するのを防ぐ。その後、
上限リミツトスイツチ95の作用により電動シリ
ンダ75の可動軸の上限(すなわち移動棒97の
上限)が検知され、電動シリンダ75は停止させ
られる。その後、サンプル空気は配管1から上部
金具80とレベルモニタ9との間、貫通孔80
A、フイルタカートリツジ5、貫通孔79Aおよ
び導管81を順次貫流する。その際に、サンプル
空気中のよう素がフイルタカートリツジ5に吸
着・捕集される。その場合、レベルモニタ9によ
り、カートリツジ5および配管を流れるサンプル
空気中の放射能が監視される。その後、シーケン
ス制御により、電動シリンダ75の可動軸すなわ
ち下部金具79は下方に降下され、その降下がリ
ミツトスイツチ96によつて検知されると、停止
させられて元の状態に復帰する。 フイルタカートリツジスライド機構60は、第
2図および第7図に詳細に示すように、主とし
て、孔68を有する可動板63と、この可動板6
3に結合されたシヤフト62と、孔69を有し可
動板63が載置される案内板64と、シヤフト6
2を駆動し可動板63を案内板64上で滑動させ
るモータ61とから構成されている。モータ61
は支持フレーム70に固定され、このフレーム7
0はフレーム構体150に固定されている。案内
板64は後述する測定部21を貫通しており、こ
れにはリミツトスイツチ65,66,67が付属
している。 捕集部4からフイルタカートリツジ5が搬送部
30によりこのスライド機構60上にもたらされ
ると、第7図Aの状態においてフイルタカートリ
ツジ5は孔68の真上に搬送される。その後、搬
送部30の後記するマテリアルハンド機構36が
開かれると、フイルタカートリツジ5は可動板6
3の孔68内に落とされる。その後、シーケンス
制御により、モータ61が動作させられてシヤフ
ト62すなわち可動板63が矢印A方向に動かさ
れ、それと共に孔68内のフイルタカートリツジ
も案内板64上を矢印A方向に運ばれる。可動板
63がリミツトスイツチ67に達すると、モータ
61の運転が停止させられ、その後フイルタカー
トリツジ5の放射能が測定部21において行なわ
れる。その際に、フイルタカートリツジは測定部
21の中心にもたらされる。第7図において、B
はこの測定状態を示す。測定の終了後、モータ6
1が再び運転され、可動板63は矢印B方向に動
かされる。可動板63の孔68と案内板64の孔
69とが一致する位置に可動板63が到達したこ
とがこの可動板63に設けられた突起とリミツト
スイツチ66との協動作用により検知され、モー
タ61が再び停止される。第7図において、Cは
この状態を示す。可動板63の孔68と案内板6
4の孔69との一致により、フイルタカートリツ
ジはその孔68内を介してカートリツジ格納部1
2に落下する。その後、モータ61の運転が再開
され、可動板63が矢印C方向に移動され、可動
板に設けられた突起がリミツトスイツチ65に検
知されると、モータ61は停止させられ、可動板
63は元の状態(第7図Aの状態)に復帰する。 フイルタカートリツジ搬送部30は、第2図お
よび第5図に詳細に示すように、主として、旋回
アーム板31と、マテリアルハンド機構36と、
旋回軸44と、旋回軸駆動用ゼネバ機構(原動車
47および従動車48)と、原動車47を駆動す
るモータ50およびマテリアルハンド機構36を
駆動するモータ34とから構成されている。マテ
リアルハンド機構36は、互いに交差する2本の
アーム41,42と、これらのアーム41,42
を回転可能に支持しアーム板31に固定された固
定軸35と、アーム41,42間に結合された引
張ばね39と、同様にアーム41,42間に配置
され軸37を介してモータ34によつて回転駆動
される回転棒38とから構成されている。なお、
33は軸受、40,45,46および49はリミ
ツトスイツチ、43は平衡錘である。 マテリアルハンド機構36において、2本のア
ーム41,42は引張ばね39の作用により閉状
態になされる。マテリアルハンド機構36がフイ
ルタカートリツジ収納部8、捕集部4あるいはス
ライド機構60にもたらされ、開く必要がある場
合にはモータ34が動作して回転棒38を回転さ
せアーム41,42を引張ばね39の力に抗して
開かせる。アーム41,42が開かれると、リミ
ツトスイツチ32に当接し、それによりモータ3
4の運転が停止される。それゆえ、マテリアルハ
ンド機構36は、フイルタカートリツジ収納部8
においてはフイルタカートリツジ5を掴むことが
でき、捕集部4においてはフイルタカートリツジ
5を一旦離しそして再び掴むことができ、さらに
スライド機構60においてはフイルタカートリツ
ジを離すことができる。旋回アーム板31は、第
2図において、収納部8からスライド機構60ま
で約180゜旋回させられる。この旋回駆動は、モ
ータ50により、原動車47および従動車48か
ら成るゼネバ機構を介して旋回軸44が回転させ
られることにより行なわれる。搬送部30の第1
位置状態はマテリアルハンド機構36が収納部8
に位置している状態であり、これは平衡錘43と
リミツトスイツチ45との協働作用により検出さ
れる。それにより、モータ50が停止される。第
2図において、搬送部30がモータ50の運転に
より時計方向に回転させられてマテリアルハンド
機構36が捕集部4にもたらされると、この位置
状態が同様に平衡錘43と図示していないリミツ
トスイツチとの協働作用により検出される。それ
により、モータ50は再び停止される。この位置
状態は搬送部30の第2位置状態となる。次に、
モータ50の運転再開により、搬送部30がさら
に時計方向に回転させられてマテリアルハンド機
構36がスライド機構60上にもたらされると、
この位置状態は平衡錘43とリミツトスイツチ4
6との協働作用により検出される。それにより、
モータ50は再び停止される。この位置状態は第
3位置状態となる。このようにして、搬送部30
は収納部8においてフイルタカートリツジ5を掴
んだ後、時計方向に180゜回転して捕集部4およ
びスライド機構60に搬送する。そして、再び
180゜復帰回転する。 測定部21は、第3図に詳細に示されているよ
うに、高レベルモニタ10および低レベルモニタ
11が上下に対向して配置されており、それらの
間にスライド機構60の案内板64が配設されて
いる。高レベルモニタ10は電離箱から成り、低
レベルモニタ11はNaIシンチレーシヨン検出器
から成る。フイルタカートリツジ5はスライド機
構60により両モニタ10,11の間に運ばれ
て、測定される。 次に、上記よう素自動捕集測定装置の一連の動
作について説明する。 この測定測置においては、各種のモータの制御
はリミツトスイツチの動作に基づいてシーケンス
制御で行なわれる。 測定開始前の状態においては、マテリアルハン
ド機構36は収納部8にもたらされており、アー
ム41,42が開かれている。このような状態で
電源を投入すると、リミツトスイツチ90がフイ
ルタカートリツジ5の検出信号を発信しない場合
には、モータ88が動作させられて収納筒87内
のフイルタカートリツジを上方に押し上げる。そ
れにより、フイルタカートリツジがリミツトスイ
ツチ90に当接すると、モータ88の運転が停止
される。その後、搬送部30のモータ34が運転
させられてマテリアルハンド機構36が閉じら
れ、アーム41,42がフイルタカートリツジ5
を掴む。マテリアルハンド機構36が閉じたこと
がリミツトスイツチ40により検出されると、モ
ータ34が停止させられる。その後、モータ50
が運転させられ、フイルタカートリツジを掴んだ
状態でマテリアルハンド機構36が捕集部4の金
具79,80間に運ばれる。そこで、マテリアル
ハンド機構36は開かれ、フイルタカートリツジ
5が第6図に示すように金具79上に載置され
る。その後、電動シリンダ75の操作により金具
79が金具80に密接させられ、その後サンプル
空気がフイルタカートリツジを貫流せしめられ、
よう素が捕集される。次に、パージガスが供給さ
れ、フイルタカートリツジに付着している希ガス
が吹き飛ばされる。その後再び電動シリンダ75
の操作により、金具79が降下させられる。マテ
リアルハンド機構36がよう素捕集後のフイルタ
カートリツジを掴み、そしてモータ50の運転に
よりマテリアルハンド機構36がスライド機構6
0上にもたらされ、アーム41,42を開いてカ
ートリツジをスライド機構60の可動板63の孔
68内に落とす。その後、スライド機構60のモ
ータ61が動作し、可動板63を測定部21内に
進入させ、カートリツジを高レベルモニタ10と
低レベルモニタ11との間にもたらす。測定終了
後、モータ61の動作により、前述した如く、カ
ートリツジは案内板64の孔69を介して格納部
12に格納される。一方、マテリアルハンド機構
36はカートリツジを解放すると、第2図におい
て矢印方向に180゜旋回し、元の状態(カートリ
ツジ収納部8の位置)へ復帰する。このようにし
て、一回の測定周期が終了する。
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明による放射性ガ
ス捕集測定装置によれば、全自動化が可能であ
り、原子炉事故時にも格納容器内の放射性ガス特
によう素を測定しまた格納容器内の雰囲気の状況
を知ることができる。その際に、フイルタカート
リツジの収納部への装着および格納部からの回収
を除いて、すべて人手をかけずに、放射性ガスに
対して捕集・測定作業を行なうことができるた
め、作業者の被曝低減、作業の省力化を達成する
ことができる。 なお、本発明による測定システムは原子炉事故
時だけでなく通常時にも使用でき、また格納容器
内雰囲気のみならずそれ以外の場所に対しても応
用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による放射性ガス捕集測定シス
テムの一実施例の概略図、第2図ないし第4図は
第1図のシステムにおいて使用される放射性ガス
捕集測定装置の一例を示し、第2図はその概略平
面図、第3図はその一部断面正面図、第4図は第
1図におけるA−A矢視図、第5図はその放射性
ガス捕集測定装置におけるフイルタカートリツジ
搬送部の一例を示し、Aはその概略平面図、Bは
その一部断面正面図、第6図はその放射性ガス捕
集測定装置における捕集部の要部断面拡大図、第
7図はその放射性ガス捕集測定装置におけるフイ
ルタカートリツジスライド機構の概略正面図で、
A,B,Cはそれぞれ異なる動作状態を説明する
ための説明図、第8図はその放射性ガス捕集測定
装置におけるフイルタカートリツジ収納部の概略
構成図である。 1……サンプル空気配管、2……除湿器、3…
…加熱器、4……捕集部、5……フイルタカート
リツジ、6……流量測定部、8……フイルタカー
トリツジ収納部、9……レベルモニタ、10……
高レベルモニタ、11……低レベルモニタ、12
……フイルタカートリツジ格納部、13……測定
器、14……演算器、15……鉛シールド、17
……パージガス供給管、18……減圧弁、21…
…放射能測定部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) サンプルガス中の放射性ガスを捕集する
    捕集材より成るフイルタカートリツジ5を収納
    し、両端が開口された収納筒87と、この収納
    筒の下部開口からこの収納筒内に進入させられ
    フイルタカートリツジを上方に押上げるシヤフ
    ト89と、このシヤフトを駆動するモータ88
    と、前記シヤフトと協働してシヤフトの初期位
    置を規定する第1スイツチ手段91と、前記フ
    イルタカートリツジと協働してフイルタカート
    リツジが収納筒内から外に送り出されて搬送可
    能状態になつたことを検出する第2スイツチ手
    段90とを備えたフイルタカートリツジ収納部
    8と; (b) 固定配置され貫通孔を有する上部金具80
    と、この上部金具内に挿入されたレベルモニタ
    9と、移動可能に設けられた貫通孔を有する下
    部金具79と、この下部金具を支持する可動枠
    体76と、この可動枠体を上方に移動させる電
    動シリンダ75と、前記可動枠体と電動シリン
    ダとの間に介在させられたスプリング86とを
    備え、前記電動シリンダの駆動により、フイル
    タカートリツジが載置された下部金具を上部金
    具に密接させ、前記サンプルガスを上部金具と
    レベルモニタとの間、上部金具の貫通孔、フイ
    ルタカートリツジ、下部金具の貫通孔を順次貫
    通させるようにした放射性ガス捕集部4と; (c) アーム板31と、互いに交差してフイルタカ
    ートリツジを掴むことのできる2本のアーム4
    1,42、アームを回転可能に支持しアーム板
    に固定された固定軸35、アーム間に結合され
    た引張ばね39、アーム間に配置され軸37を
    介してモータ34によつて回転駆動される回転
    棒38から成るマテリアルハンド機構30と、
    アーム板に固定された旋回軸44を介してアー
    ム板を回転駆動するゼネバ機構および駆動モー
    タ50とを備え、前記収納部からフイルタカー
    トリツジを1個ずつ掴んで前記捕集部に搬送す
    るフイルタカートリツジ搬送部30と; (d) 孔69を有する案内板64と、この案内板上
    をスライド可能に載置されて前記搬送部によつ
    て搬送されて来るフイルタカートリツジを受け
    入れる孔68を有する可動板63と、この可動
    板に結合されたシヤフト62と、このシヤフト
    を介して可動板を案内板上でスライドさせるモ
    ータ61と、可動板をスライドさせた際に、そ
    の可動板と協働して、フイルタカートリツジが
    測定部にセツトされたこと、可動板の孔が案内
    板の孔上に達したこと、可動板がフイルタカー
    トリツジ受入れ位置にセツトされたことをそれ
    ぞれ検知する複数個のスイツチ手段65,6
    6,67とを備え、案内板の孔を、可動板がフ
    イルタカートリツジ受入れ位置にセツトされた
    際の可動板の孔を中心として、測定部と反対側
    に位置させるようにしたフイルタカートリツジ
    スライド機構60と; (e) フイルタカートリツジに捕集された放射性ガ
    スの放射能を測定するために、高レベルモニタ
    10および低レベルモニタ11が上下に対向し
    て配置され、それらの間に前記フイルタカート
    リツジスライド機構の案内板が配設され、高レ
    ベルモニタおよび低レベルモニタは前記捕集部
    のレベルモニタ9の出力に基づいて選択使用さ
    れる放射能測定部21と; (f) 前記フイルタカートリツジスライド機構にお
    ける案内板の孔の下側に配設され、この孔を介
    してフイルタカートリツジが落下せしめられる
    フイルタカートリツジ格納部12と; から構成されることを特徴とする放射性ガス捕集
    測定装置。
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