JPS6274895A - エレベ−タの位置表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明はマイクロコンピュータを用いて制１Ｊ（ｌを行
うエレベータにかかわり、特に上記ｍｌｌ　ｌａ用のマ
イクロコンピュータの故障時、または、停電時において
も使用可能とするエレベータの位置表示装置に関するも
のである。

［発明の技術的背景とその問題点］ 近年、エレベータの制御装置はマイクロコンピュータを
利用することが多くなっている。このようなマイクロコ
ンピュータを利用した８ｍでは、かごの位置情報はディ
ジタルデータで与える必要があり、位置検出にはガバナ
や巻上園に取付けられているパルスジェネレータから所
定回転角毎に得られる走行パルスを２進カウンタで計数
して、これにより得られた２進の位置データを用いてい
る。

そして、かごやエレベータホールに設けられＬこかごの
現在位置表示用の位置表示器には、上記２進の位置デー
タを制御用のマイクロコンピュータに入力し、プログラ
ムにより、それぞれの位甜表示器の形態に合せた出力信
号に変換して出力することによって、位置表示させるよ
うにしている。

故に、上記制御用のマイクロコンピュータの故障時や停
電時にはプログラムを実行出来ないので、かごやエレベ
ータホールの位置表示器は位置表示が成されなくなる。

しかし、監視室に設けられる監視盤には非常時の乗客の
救出のために、どのような場合にでもかご位置を表示す
る必要があるので、監視盤用の位置表示器には上記制御
用のマイクロコンピュータの出力を使用しない独立した
構成としである。

第２図に従来技術による位置表示装置の構成を示す。

図に示すように、従来装置はエレベータの機械室に設け
られる図示しないガバナに取付けられたパルスジェネレ
ータ１１と、エレベータの運転制郭を司る制ｍ装置に取
付けられ、上記パルスジェネレータ１１の出力より位置
表示データを発生するパルス検出回路、このパルス検出
回路７の電源装置１８と、監視室に設けられる監視盤２
５に取付けられた位置表示器２３、この位置表示器２３
の電源装置２４よりなる。

上記パルス検出回路１７は上記パルスジェネレータ１１
からの走行パルスを絶縁して入力する絶縁入力回路１２
、この絶縁入力回路１２を介して得た走行パルスをクロ
ック端子ＣＬＫに入力して計数する２進カウンタ１３、
この２進カウンタ１３の２進計数出力を上記に位置表示
器２３の形態にあった出力信号に変換する絶縁出力回路
２７、及び制御用の図示しないマイクロコンピュータの
バスに上記２進カウンタ１３を出力するためのバスバッ
ファ１６より構成されている。

尚、上記電源装置１８は商用交流電源からシステムに必
要な各種直流電圧を作るもので、商用電源の停電時にも
無停電化するため、バッテリ電源を内蔵している。また
、監視盤２５の電源装置２４も商用交流電源からシステ
ムに必要な各種直流電圧を作るもので、商用電源の停電
時にも停電の無いようにバッテリ電源を内蔵していて無
停電化されている。この電源装Ｈ２４の出力は上記位置
表示器２３と絶縁出力回路２７の出力側に供給されてい
る。

このような構成の従来装置は、かごが走行すると、パル
スジェネレータ１１より予め定められた距離走行毎に走
行パルスを出力させる。この走行パルスは絶縁入力回路
１２を通して２進カウンタ１３のクロック端子ＣＬＫに
入力され、計数される。

なお、かごは昇降するので、パルスジェネレータ１１は
位相のずれた２相の走行パルスを出力し、２進カウンタ
１３は２相の走行パルスの位相関係より昇降方向を知り
、加減算してかご位置を得るようにしている。

この２進カウンタ１３の２進出力は、バスバッファ１６
を通して制御用マイクロコンピュータのバスに入力され
、また、メモリデコーダ１０のアドレス端子に入力され
る。

一方、図示しないメモリ部には位置表示器２３の形態に
合うように予めデータテーブルが用意してあり、メモリ
デコーダ１ｏはこのデータテーブルにあける上記２進カ
ウンタ１３の計数値対応表示データの格納されているア
ドレスを発生してメモリ部に出力する。これにより、メ
モリデコーダ１０のデータ端子から、位置表示器２３の
形態に合うような位置表示データが読み出され、絶縁出
力回路２７を通して並列伝送にて位置表示器２３に入力
される。そして、この位置表示器２３にかご佐野が表示
されることになる。

ところが、このような従来装置においては、次の２つの
大きな問題点がある。

第１には機械室にあるパルス検出回路１７と監視盤２５
にある位置表示器２３との間が並列伝送であるため、そ
の配線本数が多大なものになることである。特に大規模
ビルで、複数台のエレベータを設置した場合、その監？
！ｌ盤に設置台数分配線が行われることになり、これに
伴う配線作業時間と、必要な配線スペースが大変大きな
ものとなる。

第２には上記絶縁出力回路２７の出力側電源が、監？Ｊ
！盤２５に取り付けられた電源装置２４より電源供給を
受ける構成となっており、監視盤２５側はいずれかの単
体エレベータが運転状態であれば、常時電源投入状態と
なっているので、単体エレベータの保守時に、保守対象
の単体エレベータ側の全ての電源を切っても、監視盤側
での電源を切らない限り活線が残るので大変危険となる
ことである。

［発明の目的コ 本発明は上記の事情に鑑みて成されたちのであり、その
目的とするところは監視盤からパルス検出回路への電源
供給を無くし、また、監？Ｊ！盤とパルス検出回路との
間の信号伝送線の本数を大幅に削減して、安全性の向上
と配線作業の高能率化、並びに信号伝送線の占有面積の
大幅削減を図ることが出来るようにしたエレベータの位
置表示装置を提供することにある。

［発明の概要］ すなわち、上記目的を達成するため本発明は、駆動電源
として無停電電源装置を有するとともにエレベータ機械
室に設けられ、かごの移動に対応して発生する走行パル
スを計数してその計数値からかご位置を検出する検出回
路と、監視至に設けられ、駆動電源として独立した無停
電電源装置を有するとともにデータ伝送路を介して上記
検出回路の上記計数値データを受けてこれをもとに表示
器にかご位置を表示する表示装置とよりなるかご位置表
示用の表示装置において、上記検出回路には上記計数１
直を直列データに変換するデータ変換手段と、この変換
直列データを光信号に変換する光−電気変換手段とを設
け、また、上記データ伝送路は上記変換された光信号を
伝送する光フ？イバを用いるとともに、上記表示装置に
はこの伝送されてきた光信号を電気信号に変換する光電
変換手段と、この変換された電気信号を表示器表示用の
信号に変換する変換手段とを設けたことを特徴とする。

すなわち、本発明は監視盤の位置表示用のデータを機械
室側より光ファイバを用いて直列データ伝送するように
し、監視盤側ではこの伝送データを利用して位置表示を
するようにしたものである。

従って、エレベータｉｔ＋ｌｌ　ｌ［を装置側のマイク
ロコンピュータの故障時やパルス検出器側の停電時にお
いても、監視盤側の故障発生や監？’Ａ盤側の電源が停
電状態とならない限り、監視盤側にかごの位置表示を行
うことが出来る。また、本装置では直列データ伝送路に
光ファイバ・ケーブルを使用している。そして、上記の
光ファイバが近年Ｓ産化により低価格になっていること
から、比較的安価に配線を大幅削減できるようになる。

また機械室と監視盤間の伝送は光ファイバを使用するの
で、常時投入されている監視盤の電源が従来のように機
械室側に供給されることが無いことから、単体エレベー
タの制御装置の保守時の安全性を確保出来るようになる
とともに、データ伝送は光通信となることから電気的な
外来ノイズに強くなり、従って、非常に高い信頼性が確
保出来るようになる。

［発明の実施例］ 以下、本発明の一実施例について第１図を参照して説明
する。

図は本発明による位置表示装置の構成を示すブロック図
であり、図中第２図と同一の要素については同一の符号
および名称を付してその慮明は省略する。

本装置はエレベータの様械室において、図示しないガバ
ナに取付けられたパルスジェネレータ１１と、エレベー
タ制ｔＩｌｉｉに取付けられたパルス検出回路１７、口
のパルス検出回路１７の電源装置１８及び監視盤２５に
取付けられた表示回路２６、位置表示器２３、監視盤用
の電源装置２４とより構成されている。

上記パルス検出回路１７は上記パルスジェネレータ１１
からの走１テパルスをｆ８縁して入力する絶縁入力回路
１２、その出力信号である走行パルスをクロック端子Ｃ
ＬＫに入力してこれを計数する２進カウンタ１３、この
２進カウンク１３の２進出力を直列データ信号に変換す
るマイクロコンピュータ１４、この変換された百ｊ１デ
ータ信号を光信号に変換する電気−光変換器１５、制１
２Ｉｌ用の図示しないマイクロコンピュータのバスに上
記２進カウンタ１３の出力信号を入力するためのパスバ
ッファ１６により構成されている。また、上記バルス検
出回路１７と監視盤２５とはデータ直が１伝送用光通（
ｇケーブルである光ファイバ１つにより接続されている
。

上記の表示回路２６は光ファイバー１９より入力された
直列データの光信号を電気信号に変換する充電変換器２
０、この変換直列データ信号を入力してプログラムによ
り、位置表示器２３の形態に合った並列データ信号に変
換するマイクロコンピュータ２１、その変換出力を絶縁
して出力する絶縁出力回路２２により構成されている。

尚、上記電源３Ａ置１８は停電時においても位置データ
が失われないようにバッテリ内蔵型であり、従来同様に
パルス検出回路１７に供給されている。

また、監？Ｊ！盤２５の電源装置２４は商用ＮＲ停電時
においても位置表示可能なように、バッテリ内蔵型とし
てあり、表示回路２６と位置表示器２３に供給されてい
る。

このような構成において、かごが走行することによりパ
ルスジェネレータ１１より予め設定された移動路Ｆ１１
毎に走行パルスが出力され、この走行パルスは絶縁出力
回路１２を通して２進カウンタ１３のクロック端子ＣＬ
Ｋに入力されて、計数される。

尚、かごは昇降するのでパルスジ１ネレータ１１からは
昇降方向に応じ位相のずれた２相の走行パルスが出力さ
れ、これを受けた２進カウンタ１３では上界運転時では
加算、下降運転時では減算するように計数する。これに
より、計ｖｉ値はかご位置対応のものとなり、２進カウ
ンタ１３からはこのかご位置を示す計数値が２進数で出
力される。

この２進出力は一方でパスバッファ１６を通して制御用
マイクロコンピュータのバスに入力され、他方でマイク
ロコンピュータ１４の並列入力端子に入力される。そし
て、マイクロコンピュータ１４にて直列データ信号に変
換され、このマイクロコンピュータ１４の直列出力端子
より、上記電気−光変換器１５に出力される。そして、
この電気−光変換器１５により、光信号に変換され、光
ファイバ１９に入力される。

光ファイバ１９は、この信号をエレベータ砿緘至のパル
ス検出回路１７から監視盤２５の表示回路２６に伝送す
る。そして、表示回路２６において、光−電変換器２０
により電気信号に変換され、マイクロコンピュータ２１
の直列入力端子より入力される。このマイクロコンピュ
ータ２１は、入力された直列データ信号を予め記憶され
ているプログラムにより、ｔｉ２置装示器２３の形態に
あった並列データ信号に変換して並列出力端子より出力
づる。そして、この出力並列データ信号は絶縁出力回路
２２を通り、位置表示器２３に送られ、この位置表示器
２３にはかごの位置が表示されることになる。

尚、本発明において、パルス検出回路１７や表示回路２
６に用いるマイクロコンピュータはメモリ容隋をさほど
必要としないので、直列及び並列伝送用の入出力インタ
フェースとメモリを内蔵するワンチップマイクロコンピ
ュータを用いるのがａ遍である。また、機械室のパルス
検出回路１７と監視盤２５の表示回路２６を結ぶ光ファ
イバ１９は大ｆＡ模ビルを想定しても数百ｍ以内で済む
ので、安価な複合石英系の光ファイバを使用できる。

上述の如く本発明は、監視盤の位置表示用のデータを機
械室側より光ファイバを用いて直列データ伝送するよう
にし、監視盤側ではこの伝送データを利用して位置表示
をするようにしたものである。従って、エレベータ制ｔ
ｉａｉａ側のマイクロコンピュータの故障時やパルス検
出器側の停電時においても、監？！７１盤側の故障発生
や監？々盤側の電源が停電状態とならない限り、監視盤
側にかごの位置表示を行うことが出来る。また、本装置
ではデータ直並列変換用にそれぞれ独立のワンチップマ
イクロコンピュータを用いており、また、直列データ伝
送路に光ファイバ・ケーブルを使用している。そして、
上記のワンチップマイクロコンピュータや光ファイバが
近年量産化により低価格になっていることから、比較的
安圃に配線を大幅削減できるようになる。また機械室と
監？ｌＪ！盤間の伝送は光ファイバを使用するので、常
時投入されている監視盤の電源が従来のように機械室側
に供給されることが無いことから、単体エレベータの制
御装置の保守時の安全性を確保出来るようになるととも
に、データ伝送は光通信となることから電気的な外来ノ
イズに強くなり、従って、非常に高い信頼性が確保出来
るようになる。

［発明の効果］ 以上、詳述した如く本発明によれば、ｄ械室と監視盤間
の伝送に光ファイバを使用するようにし、しかも、伝送
は直列データ伝送とするようにしたので、安価に、且つ
、配線を大幅削減できるようになり、配線スペースの大
幅削減や伝送路敷設の作業の手間を大幅削減できるよう
になる。また、機械室と監視盤間の伝送に光ファイバを
使用するようにしたことで、常時投入されている監視盤
の電源が従来のように機械至側に供給されることが無い
ことから、単体エレベータの制御装置の保守時の安全性
を確保出来るようになり、また、データ伝送は光通信と
なることから電気的な外来ノイズに強くなり、従って、
非常に高い信頼性を有するエレベータの位置表示装置を
提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック（８成図、第
２図は従来例を説明するためのブロックＩＭ成図である
。 １１・・・パルスジェネレータ、１２・・・絶縁入力回
路、１３・・・２進カウンタ、１４．２１・・・マイク
ロコンピュータ、１５・・・電気−光変換器、１６・・
・パスバッファ、１７・・・パルス検出回路、１８．２
４・・・電源装置、１つ・・・光ファイバ、２０・・・
光−電変換器、２２・・・絶縁出力回路、２３・・・位
置表示器、２５・・・監？！盤、２６・・・表示回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. かごの移動に対応して発生する走行パルスを計数してそ
   の計数値からかご位置を検出する検出回路と、データ伝
   送路を介して上記検出回路の上記計数値データを受けて
   これをもとに表示器にかご位置を表示する表示装置とよ
   りなるかご位置表示用の表示装置において、上記検出回
   路には上記計数値を直列データに変換するデータ変換手
   段と、この変換直列データを光信号に変換する光−電気
   変換手段とを設け、また、上記データ伝送路は上記変換
   された光信号を伝送する光ファイバを用いるとともに、
   上記表示装置にはこの伝送されてきた光信号を電気信号
   に変換する光電変換手段と、この変換された電気信号を
   表示器表示用の信号に変換する変換手段とを設けたこと
   を特徴とするエレベータの位置表示装置。