JPS627404A - アニオン性多糖類系液体分離膜 - Google Patents

アニオン性多糖類系液体分離膜

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JPS627404A
JPS627404A JP28544185A JP28544185A JPS627404A JP S627404 A JPS627404 A JP S627404A JP 28544185 A JP28544185 A JP 28544185A JP 28544185 A JP28544185 A JP 28544185A JP S627404 A JPS627404 A JP S627404A
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ethanol
anionic
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JP28544185A
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Akira Mochizuki
明 望月
Yoshio Sato
芳雄 佐藤
Takashi Ogawara
小河原 尚
Shuzo Yamashita
修蔵 山下
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2323/00Details relating to membrane preparation
    • B01D2323/30Cross-linking

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水−有機液体混合物又は有機−有機゛一体混
合物を浸透気化法によって分離するために−用いられる
液体分l1li膜に関するものである。
狂従来の技術〕 従来、分子Ia展で区割された二つの室の供給液側コ(
−次側)に分離されるべき液体混合物を供給し、親和性
の大きな成分を二次側に蒸気として優先的に透過させる
浸透気化法で水−有機液体混合物を分離する方法が実施
されてお如、このような浸透気化法によシ水−有機液体
混合物を分離した笑験例が種々報告されている。例えば
米国特許第2,953,502号にはセルロースアセテ
ート膜やポリビニルアルコール系膜を用いて共沸混合液
体を分離した実験例、J、 Polymer SCI、
 Symposium /a 41 。
145−153 (1973)にはセロファン族を用い
て水−メタノール混合液体をギ酸ナトリウムの存在下で
分離した実験例、Journal or Applie
d Po1y+ner 5oieoeevol 、 2
6 ()981)の3223ページにはグラフト化ポリ
ビニルアルコール膜を用いて水−メタノール混合液体を
分離した実験例、又、特公昭54−10548.54−
10549f及び特公昭59−49041号にはイオン
性基を導入した合成高分子膜を用いて水−有機液体混合
物を分離した実験例1発明が解決しようとする問題点〕 浸透気化法は逆浸透法のように浸透圧による濃度的な制
限がないため、低濃度の液体混合物の分(1確と限定さ
れることなく、全ての範囲の濃度の液!1体混合物の分
離が可能であること、また蒸留法で11分離の困難な共
沸混合物や沸点の接近した異性体(たとえばオルトとパ
ラ14性体、ンスとトラン2異性体)の分離が可能であ
ることなどの特徴を有している。
しかしながら、従来の浸透気化法に用いられる分#膜に
は次のような問題があり、実用にいたっていない。すな
わち、混合液体が高分子膜を一回通過することによる分
離の割合〔一般にI!#透過後のA成分のB成分に対す
る重重比を膜透過前のA成分のB成分に対する富菫比で
除した値を分離イ糸数αで表示する。すなわち、 (式中WA及び萄は、それぞれ人成分及びB成分のMj
aを示す。)〕が小さいため、目的とする濃度まで分離
または濃縮するには、非常に多数の膜を透過させなけれ
ばならず膜分離法の利点が十分発揮できないことであシ
、とくに、高分子膜を透過9ルる透過速度〔一般に、単
位膜表面積及び単位時凸←当りの透過虚、すなわちQo
(kQ/rn hr )で表示すり1杢ミ〕が実用性の
ある高い値となったとき、分離体゛↓・力、非常ト低く
なってしまうことである。
上記の膜は、いずれも数10程度の分l!R係数を有す
る膜であシ、分離性能は低い。又、1種類の一膀では種
々のi度を有する有機液体混合物の処理] 1 ′11こは対応できない。従って本発明の目的は、大き
一1伜透過速度のもとで高い分離係数を有し、しかも二
扱い濃度範囲の有機液体混合物の分離に適用できる浸透
気化用液体分離膜を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはかかる目的を達成するため鋭意検Nを重ね
、意外にも、従来浸透気化用の分離膜としてあまり注目
されていなかったアニオン性基を有するグリコシド系骨
格を主鎖にもつ、多価金属イオンで架橋された膜が上記
目的を達成できる液体分#[であることを見い出し、本
発明に至った。
すなわち本発明は、対カチオンとの間に塩を形成してい
るアニオン性基を有するグリコシド系骨格を主鎖にもつ
高分子から構成された膜であって、該腺は該アニオン性
基:基の9〜70モル%が多価金属イオンと結合するこ
とにより架橋されていること全特徴とする浸it!気化
用液俸分離膜(以下、アニオン性多糖類系膜という)で
ある。
本発明においてアニオン性基とは、塩を形成しゃ←ン酸
残基、リン酸エステル残基及びホスホン酸′刈基が好ま
しく使用される。これらの基は単独で1用してもよく、
2植以上を混合使用してもよい。
本発明におけるアニオン性多糖類系膜の具体例′、奪示
せば、例えばアニオン性多糖類塩からなる膜としてはア
ルギン酸、ペクチン酸、コンドロイチン硫酸、ヒアロン
酸、ザンサンガムなどの天然多糖類の塩及びこれらの誘
導体、例えば、部分メチルエステル化アルギン酸、カル
ボメトキシ化アルギン酸、リン酸化アルギン酸、アミノ
化アルギン酸等の塩、0Mセルロース、硫酸セルロース
、リン酸セルロース、スルホエチルセルロース、ホスホ
エチ/レセルローヌ、リン酸化ファーガム、リン酸化キ
チン等の半合成多糖類の塩等からなる膜で、アニオンt
91:基が多価金属イオンと結合することにより架橋さ
れている膜が挙げられる。なかでも本発明においては、
アルギン酸塩、アルギン酸誘導体塩及びセルロー/R−
誘導体塩からなる膜で、アニオン性基が多価金属イオン
と結合することにより架橋されている膜は、製膜性、機
械的@1度、膜性能の点で好ましい膜であるうアルギン
酸とは、コンブなどの褐藻類から抽出される粘質性ボリ
ウロ)酸で、β−(1→4)結合のD−マンメロン酸ツ
クおよびMとGが交互に配列するMGブロック′の3糠
のブロックよシなるブロック共重合体である。かかるア
ルギン酸は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカリと塩を形成して、水に容易に溶解するので、こ
のアルギン酸塩の溶液をガラス板上などに流延し自然乾
燥することにより、透明均質なアルギン酸塩の膜が出来
る。また、該アルギン酸塩溶液を水溶性有機溶剤(例え
はエタノール、イソフ”ロバノール、アセトンなト)或
いは濃厚塩溶液と接触させると該塩が凝固析出する性質
を有しているので、これを利用し湿式凝固膜を作ること
もできる。アルギン酸系多輪類とは、アルギン酸及びこ
の誘導体をさす。かかるアルギン酸系多糖類腺のアニオ
ン性基の9〜70モル%を多価金属イオンと結合させ、
架橋することにより、本発明の膜を得ることができる。
又、アニオン性のセルロース誘導体塩であるカルボキシ
メチルセルロースは、クロル酢酸をアルカリ条件でセル
ロースと反応させることにより、またf/を酸セルロー
スは、クロルスルホン酸−ピリジン混合物とセルロース
を反応させることによυ容易に得ると−とができる。こ
れらの膜を同様にアニオン性基の9〜70モル%を多価
金属イオンと結合させ、架橋することにより、本発明の
膜とすることができ′る。本発明の液体分離用膜とは、
上記アニオン性一 イオン化多糖類系高分子を主成分とする膜のアニオン性
基を多価金属イオンと結合させ、架橋した腺であるが、
該多糖類と和解性のある高分子例えばPv人や、プルラ
ン、デン粉等の中性多糖類等とのブレンド族や、アクリ
ル酸等の親水性ビニルモノマーをグラフトしたグラフト
Sを同様に多価金属イオンで架橋した膜等も含まれる。
又、本発明においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で同一高分子内に少量のカチオンを有していてもよい。
本発明のアニオン性多糖類系膜は、前述したように、該
アニオン性基の9〜70モル%が多価金属と結合するこ
とにより架橋されている必要がある。該架橋の割合すな
わち架膚率が9モル%よシも小さいと耐水性、機械的強
度が充分でなく本発明の効果が発揮できない。又、架橋
率が70モル%よシも大きい場合は、透過速度が低くな
る傾向がある。
かかる架橋に用いられる多価金属イオンとしては、アル
カリ土類金属、遷移金属、周期表38゜t″4 B、に
属する金属の少なくとも1種類の多価金、jイオンを使
用するのが本発明では効果的であシ、1渣ましい。アル
カリ土類金属としては例えば、カルシウム、ストロンチ
ウム、バリウム等、遷移金属としては例えばチタン、ク
ロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、
  ジルコニウム ユーロピウム、セリクム、ロジウム
等、又周期表3B、4B族に属する金属としては例えば
アルミニウム、錫等が挙げられる。
アニオン性多糖類膜は親水性であるため、水−有機液体
混合物を分離する場合、膜性能は分離すべき液体混合物
の水濃度に大きく影善を受けるが、上述のように、膜中
のアニオン性基の9〜70モル%を多価金属イオンで結
合させ、架橋すると耐水性及び機械的強度が向上するの
で、非架橋換に比べて適用できる有機液体混合物の濃度
範囲は拡大する。すなわち、従来法では、有機液体混合
物の濃度に応じて適応する膜を選択することが必要であ
ったのに対し、本発明の膜を使用すれば1m類の腺のみ
で高い分離係数を維持しつつ、高い透過速度で種々の濃
度の有機液体混合物を処理することができる。
本発明でいう架橋率とは、例えはアルギン酸塩(の場合
は、アルギン酸の全カルボキシル基に対、芯て、架橋金
属イオンにイオン結合しているカル・ホヤシル基の割合
(セル%)である。なお、架橋−;率を算出するにあた
っては、架橋金属イオン欺を原子吸光分析法により求め
、該金属イオンに対してアルギン酸のカルボキシル基が
化学慰論的にイオン結合しているものとした。他のアニ
オン性多jm類戒についても同様である。
アニオン性多糖類膜の耐水性、機械的強度の向上を目指
すには上記のように多価金属イオンと結合することによ
り架橋することが必要であるが、かかる架橋法には、上
記の金属イオンを用いる他に有機多塩基酸あるいは、多
価アルコールで、多@Mの分子間でエステル結合を形成
せしめる方法、アルデヒド等を用い分子間でアセタール
結合を形成せしめる方法などがある。このような架橋法
は単独で用いても複数棟を同時に用いても、又上記の多
価金属イオンを用いる方法にさらにこのような架橋法を
併用して用いてもよい。以上述べたイオン化法及び架橋
法等は、他のアニオン性多糖類にも適用できる。
膜が、金属イオンで架橋されているかどうかは上記の原
子吸光分析法で定麓して知ることができるが、塩特有の
着色を観察することによっても確認することができる。
埼架橋する方法はとくに限定されないが、該金属−オン
を含有する溶液中にアニオン性多糖類系膜を浸漬するか
、該金属イオンを含有する混合液体〒浸i!!気化処理
する方法によればよい。
金物の分離において分離係数をさらに向上させることも
できる。
本発明の浸透気化分離用膜によって分離す−ることので
きる水−有機液体混合物としては水/メタノール、水/
エタノール、水/n−7’ロバノール、水/イソプロパ
ツール、水/n−ブタノール、水/イソブタノール、水
/n−アミルアルコール、水/n−ヘキサノール、水/
2−エチルヘキサノール、水/n−オクタツール、水/
エチレングリコール、水/l、3−プロパンジオール、
水/114−グタンジオール、水/1,2−7”ロビレ
ングリコール、水/グリセリンなどの水−アルコール系
混合物;水/テトラハイドロフラン、水/ジオキサン、
水/メチルエチノトケトン、水/アセトン、水/N、N
−ジメチルアセトアミド、水/N、N−−)メチルホル
ムアミド、等が挙げられる。又、有機−一×ンゼン/メ
タノール、ベンゼン/エタノール、アセトン/クロロホ
ルム、メタノール/アセトン、・、1をチルベンゼン/
スチレン、バラクロルエチルベ11ンゼン/バックロル
スチレン、トルエン/メチル1、レクロヘキサン等があ
げられる。
本発明のアニオン性多糖類系膜は水−有機液体混合物、
また有機−有機液体混合物の場合には、極性有機液体(
例えばアルコール、ケトンなど)を含む混合物の分離に
おいて特に有効である。
本発明の分離膜の厚さは、1μ〜300μ、好ましくは
5〜200μである。膜厚がこれより薄くなると膜の強
度が不足するか、耐久性が不充分となる。また、膜厚が
これより厚い場合には膜を透過する液体混合物の透過撤
が小さくなって実用的でない。さらに、イオン化多糖類
系膜を支持体膜例えば微細多孔膜などの上に付着させて
使用すると、イオン化多糖類系膜の膜厚を薄くしても充
分使用に酎えるものとなる。この場合のイオン化多糖類
系膜の厚さは0.1μ程度まで薄くすることができる。
前記分m膜の形状は、平板な膜(平膜)として用いるが
、その他例えば円筒状又は中空糸の形状として膜表面積
を大きくして用いることもでき本発明に用いられる浸透
気化装置は特に限定さm−装置を常法の条件で運転して
有機混合液体を分離することができる。浸透気化を行う
にあたシ、供給液側と透過液側の圧力差については大き
ければ矢きいほど効果的であるが、工業的に来臨するに
は0.5〜1気圧の圧力差を設けることが好適である。
また供給液側の圧力は大気圧あるいはその近傍の圧力が
好ましく、透過液側の圧力はiii過成分成分気圧以下
の減圧に保つことが好ましい。透過液側を減圧に保つ方
法としては共空に引いて減圧にするか、構成4分と反応
しないガスを流して低蒸気圧に保つなどの方法がある。
分離温度は40℃以上で、かつ分離すべき有機混合液体
の共沸温度以下の温度が普通であるが特に限定されない
液体混合物の分離にあたりイオン化多糖類糸膜を1回通
過させるだけでは目的の濃度が得られない場合には同様
な装置を連続に設置して多数回通過させたり、蒸留と組
み付せたシして目的の濃度にまで濃縮分離することがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明の膜を用いれば、従来の膜を用いた分離方法にく
らべて高い分l!lI保数を維持しつつ、太き蒐透過速
度で広い濃度範囲の有機液体混合物を1メ τφの朕で効率よく処理することができる。このたべ砺
、分離システムのコンパクト化、合理化、処理能力の増
大、低コスト化が図られ、本発明は化学工業などの分離
精製プロセスの短縮化や省エネルギー化への膜分離方法
の実用化に有効であり、産業上の有用性が極めて大きい
ものである。
〔作 用〕
本発明の膜は、分離係数が大きく、耐水性、機械的強度
に優れてお91本発明の膜を用いて浸透気化法で液体混
合物を分離することにより、肩い分111m係数を維持
しつつ、大きい透過速度で効率よく処理することができ
るが、かかる効果は従来の知見からは全く予想しがたい
ことである。
かかる効果を生ずる理由は、ポリマー分子が分離に適し
た立体配座をとることによること、極性分子(水等)と
の親和性が増大すること及びアニオン性基を多価金属イ
オンと特定の菫結合させ、架橋することにより、1′#
水性、機械的強度及び安定性が向上したことによると考
えられる。
〔実施例〕
次に実施例によp本発明をさらに具体的に睨明する。
実施例1〜3 アルギン酸ナトリウム(牛丼化学製、1000aps)
を1点遮%の水溶液とし、これをガラス板上に流延し、
自然乾燥場せることによシ、均質透明な厚さ20〜25
μのアルギン酸ナトリウムat−iた。
線膜を装着した浸透気化装fit(有効膜面積7.Oc
j )に、水/エタノール(50150重慮比)重合比
に第1表に示す各種の金属の@を酸塩をその濃度がI 
X I O= mol /kqとなるように溶解させた
ものをそれぞれ温度60℃で供給し、常にエタノール濃
度が゛50重量%に保持されるように維持しつつ、透ヲ
°払過した蒸気は凝縮式せた後、透過欺を測定し、成分
組成はガスクロマトグラフにて分析した。種々の金属イ
オンを含む水/エタノール混合液体について、浸透気化
を開始して6詩間後の分離係数、透過速度及び膜の交換
金属の架橋率(mo1%)を第1表に示す。
第  1  表 実施例4〜7 実施例1で用いたのと同一のアルギン酸ナトリ、つ′・
ム膜を第2表に示す各檀金属塩を溶解せしめた′杢/エ
タノール(50150:g重比)混合液に浸漬し1、ア
□゛ルギン酸ナトリウム換のナトリウムイオンをこれら
の金属イオンで交換せしめた後、線膜を実施例1jと同
一の浸透気化装置に装着し、金属イオンを含まない水/
エタノール(50150ff1k比)混合液を供給して
実施例1と同様な操作を行なった。
浸透気化を開始して゛6時間後の分till係数、透過
速度及び膜の交換金属イオンの架橋率(m01%)を第
2表に示す。
実施例8〜24 実施例1で用いたのと同一のアルギン酸ナトリウム膜を
第3表に示すような各種金属イオンが1.5 X 1 
(f” mol/kq濃度に溶解しである水/エタノ7
トル(50150重量比)混合液中に浸漬しく30℃、
込i17時間)、アルギン酸ナトリウム膜のナトリウ抜
脱を実施例】と同じ浸透気化装置に装置し、イすンを全
く含まない水/エタノール(50150m敏比)混合液
を供給し、実施例1と同様な操作を行1つだ。浸透気化
全開始して6時間後の分#I係数、透過速度を第3表に
示す。
実施例25〜31 実施例1で用いたのと同一のアルギン酸ナトリウム族を
、各種ニッケル塩にッケル濃度1.5×10−3mol
/kq)を溶解せしめた水/エタノール(50750束
風比)混合液中に浸漬しく30℃、] 7 hrs )
 、アルギン酸ナトリウム膜のナトリウムイオンを交換
せしめた後、この膜を実施例1と同一の浸透気化装置に
装着し水/エタノール(50150重紘比)重合比の分
離を60℃、0.3τHgで行なった。浸透気化を開始
して6時間後の分離係数、透過係数を第4表に示す。
実施例1で用いたのと同一のアルギン酸ナトリウム膜を
、硫酸コバルトを溶解せしめた水/エタ1j〉−ル(5
0150菖慮比)混合液体(コバルト濃度1.5 X 
10  mol/に9 )に浸漬しく30℃、17 h
rs )シルギン酸ナトリウム膜のナトリウムイオンを
交換せしめた後、この膜を実施例1と同一の浸透気化装
置に装着し第5表に示す各種水/エタノール混合液体の
分離を60℃、0.3 mmHgで行なった。
浸透気化を開始して、6時間後の分離係数、透過速度を
第5表に示す。交換金属の架橋率は53.0モル%であ
った。
実施例38〜41 実施例33と同゛様にして得られたコノくルト交換アル
ギン酸ナトリウム膜を実施例1と同一の浸透dなった。
浸透気化を開始して6時間後の分M係数、透過速度を第
6表に示す。いずれの場合も水が優先的に透過する。
実施例42〜46 アルギン酸(牛丼化学製)を5重置%水スフリー、!:
L、7ルギン酸の1.1当重(こあた6に%NH4、L
iのアルカリ水溶液(5〜25重鳳%)を加え、各檜ア
ルギン酸塩水溶液を得た。この水浴液を無水エタノール
中にあけ、アルギン酸塩を沈殿させ、過側社のアルカリ
を洗浄、除去し、第7表に示す繊維状の各種アルギン酸
塩を得た。該各種アルギン酸塩を3ム鼠%の水溶液とし
、ガラス板上に流低し、自然乾燥させることによシ、均
*透明な厚−÷2n〜25μの各櫨アルギン酸壜膜を得
た。
11′例8と同様の方法で交換した。該金属イオン交−
換膜を実施例1と同じ浸透気化装置に装着し、60℃、
0.ローでエタノール−水(50150凱瓢比)混合液
の浸透気化装置を行なった。浸透気化lを開始して6時
間後の分#I係数、透過速度をW!IJ7表に示す。
実施例47〜4B 実施例1と同様の方法で製膜した膜厚20〜25μのア
ルギン酸ナトリウム膜を3直値%塩酸のエタノール水浴
液(エタノール濃度50嵐孟%)に室温下で24時間浸
漬し、アルギン酸膜を得た。
線膜に硫酸コバルト又は塩化ストロンチウムを用い実施
例8と同様な方法で金属イオン交換した。
該金属イオン交換pmを実施例1と同じ装置に装着し、
エタノール/水(50150ffi 遠沈) 1M合液
を用い60℃、0.3 wHgで浸透気化分離を行なっ
た。
浸透気化を開始して6時間後の分離係数、透過速度を第
8表に示す。
比較例1 実施例1で用いたのと同一のアルギン酸ナトリウム膜を
禽施勿1と圃し・侵1覧化、1.y6t:i着t、・金
属イオンを全く含まない水−エタノール混合液体(エタ
ノール濃度5 Q wt%)を温K 60℃で供給して
実施例1と同様な操作を行なったところ、膜は溶解破裂
し、性能測定はできなかった。
比較例2 アルギン酸ナトリウム(牛丼化学El、1000 op
a )60Fを2重臘%の1酸水溶f8.11中に加え
、室温下1時間攪拌した。沈殿したアルギン酸を戸別後
、この希塩酸による洗#操作を3回ぐ夛返した。
戸別後、アルギン酸を冷蒸留水で水が中性になるまで洗
浄して最後にエタノールで洗浄し、風乾することにより
、M製アルギン[47fを得た。該精製アルギン酸10
fをアルギン酸のカルボキシ図星に対して1.2倍当臘
の水酸化ナトリウムを含−・凰だ水溶液200 m/中
に加え、50℃に加温踵アルギン酸を溶解させた。完全
に溶解後、この溶液を無水エタノール中に注ぎ、繊維状
アルギン酸ナト−リウムを析出させた。析出したアルギ
ン酸ナトリウムをエタノール11で3回洗浄し、過剰の
水酸化ナトリウムを除去し、積製アルギン酸ナトリ漆ム
lO19ノを得た。精製アルギン酸ナト’、Iワムをl 4束浪%の水f#液とし、これをガラス板上に流延し、
自然乾燥させることによシ均質透明な厚さ15〜25μ
の稍製アルギン酸ナトリウム換を得た。l/fMアルギ
ン酸ナトリウムの乾式膜(厚さ17μ)を塩酸2瓜1%
を含有したエタノール/水(50150厄鼠比)混合液
に2時間室温下で浸漬し、アルギン酸(カルボン酸型)
膜(ナトリウム含!JL0.01 mo1%)を得た。
線膜を実施例】と同一の浸透気化分離装置に装着し、エ
タノール/水(90/10瓜殖比)混合液の浸透気化分
離を60℃、0、3 wnHg テ行ッタト?ニー ロ
、6時111j後の分vs係数及びmsxmgばそれぞ
jj、10.32及び1.87 kg/rA・brであ
った。
実施例49 コンドロイチン硫1’t&ナトリウム(和光紬薬製)の
5重量%水溶液をガラス板上に流延し、風乾することに
よりコンドロイチン伏酸ナトリウムの乾式膜(厚さ37
μ)を得た。線膜を実施例1と同一の浸透気化装置に装
着し、塩化カルシウム1.5X 10= mol/k(
iを含有させたエタノール/水(90/]0販慮比)混
合液を用いて実施例1と同様にして浸透気化分離を行っ
た。6時間後の分離係数は3012、透過速度は0.1
7 hg7rA−hrであった。
泰施例5G セルロースパウダー15pをイソプロパツール40〇−
中に懸濁し、30M1朧%の水酸化ナトリウムを加え、
ついでモノクロル酢酸15.sf/f、溶解したイソプ
ロパツール50m/を加えた。60℃、4時間反応後、
固形物を含水メタノールで数回洗浄することにより、カ
ルボキシメチルセルロースのナトリウム塩を得た、この
ナトリウム塩を濃度が5Nm%になるように水に溶解し
、ガラス板上に流延し、風乾することにより、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム1展(厚さ20μ)を得
た。
この膜を用い、塩化カルシウム1.OX 10’ mo
l/に9を含有させたエタノール/水(90710Am
比)混合液を用いて実施例1と同様にして浸透気化分離
を行った。6時間後の分離係数、透過速度はそれぞれ2
2B、3、” I W/rA ・hrであった。
!lll!施例5ヱ ] wL%アルギンはナトリウム(牛丼化学製、300
 ape ) 95厘社部と] wt%ポリビニルアル
コール(■クフレ製、PVA 117 ) 5重置部を
混合し、ガラス板上に流延し、自然乾燥させてPVAブ
レンド膜を得た。該PVAブレンドアルギン酸ナトリウ
ム膜をCO3O4を含有したエタノール/水(5015
0菖麓比)混合M (Co”はアルギン酸のカルボキシ
ル基に対して0.5当菫含有)に30℃、−夜浸漬し、
コバルトイオンで架橋せしめた。線膜を93 wt%丘
タノール水溶液に1分間浸漬した後、実施例1と同じ浸
透気化装置に装着し、60℃の93 wL%エタノール
水溶液を5分間供給した後、二次側を0.3mHgにし
て浸透気化分離を行った。浸透気化を開始してから6時
1141後の分離係数、ffl過速度はそれぞれ503
0.119 y7i−brであった。又、膜中のC02
4の架橋率は25.1 nuo1%であった。
実施例52及び比較例3 実力転倒1と同じアルギンC俊ナトリウム映を、硫酸コ
バルトを含有したエタノール/水(50150m速比)
混合液(Co2+はアルギン酸のカルボキシル基に対し
て0.5当盆含有)に30℃で一夜浸漬し、コバルトイ
オンで架橋せしめた。線膜を93 wt%エタノール水
溶液に1分間浸漬した後、実施例1と同じ浸透気化装置
に装着し、60℃の93wt%エタノール水溶液を5分
間供給した後、二次側を0.3+aHgにして浸透気化
分離を行った。浸透気化を開始して6時間後の分M係数
及び透過速度はそれぞれ78700.97 yyyrs
!−brであった。又、120時mj後の分j!!係数
、透過速度はそれぞれ51600.53.8 yyrA
−brであシ、分l!1!l係数及び透過速度の初期″
7j+値のそれぞれ65.6%及び55.5%であった
。又、膜中のCo”の架橋率は25.8 mo1%であ
った(実施例52)。
実施例】と同じアルギン酸ナトリウム膜を、イオンを含
まないエタノール/水(50150fi鼠比)混合液に
30℃で一夜浸漬した。線膜を93 wL%エタノール
水溶液に1分間浸漬した後、実施例1と同じ浸透気化装
置に装着し、60℃の93 wL%エタノール水溶液を
5分間供給した後、二次(fillをO03wanHg
にして浸透気化分離を行った。1!に透気化を開始して
から6時間後の分離係数及び透過速度はそれぞれ118
800及び96.2 y7rl+・訃であった。
又、120時間後の分離係数及び透過速度はそれぞれ5
3800及び40.3 y/rA・訃であり、これらは
分離係数及び透過速度の初期の値に対してそれぞれ45
.3%及び41.9%である(比較例3)。
比較例4 硫酸コバルトを含有したエタノール/水(50150颯
以比)混合液(Co””はアルギン酸のカルボキシル基
に対して5.0当慮含有)に30℃で一夜浸屓した以外
は実施例52と同様にして浸透気化分離を行った。該膜
中のCo2+の架橋率は100 mo1%であった。浸
i!!気化を開始して6時間後の分離係数及び透過速度
はそれぞれ2058.90 yiryl−brであった
実施例53及び比較例5〜6 実施例1と同じコバルトイオンで架橋したアルギン酸ナ
トリウム膜をS)!施例1と同一の浸透気化装置に装5
M後、60℃のエタノール/水(70730■檄比)混
合液を供給し、膜の二次側を0.3 mHHにして浸透
気化分離を行った。浸透気化を開始して6時間後の分離
係数及び透過速度はそれぞれ】449及び2020 y
/n(−hrであった(実施例53)。
金属イオンで架橋されていないアルギン酸ナトリウム膜
を、実施例1と同一の浸透気化装置に装着後、60℃の
エタノール/水(70/30重鼠比)混合液を5分間膜
の片面に供給した後、二次側を0.3訪々にしたところ
、膜が破裂して測定はできなかった(比較例5)。又、
エタノール/水(80/20束虚比)混合液で実施して
も同様であった(比較例6)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対カチオンとの間に塩を形成しているアニオン性
    基を有するグリコシド系骨格を主鎖にもつ高分子から構
    成された膜であつて、該膜は該アニオン性基の9〜70
    モル%が多価金属イオンと結合することにより架橋され
    ていることを特徴とする浸透気化用液体分離膜。
  2. (2)該アニオン性基が硫酸エステル残基、スルホン酸
    残基、カルボン酸残基、リン酸エステル残基、ホスホン
    酸残基の少なくとも1種以上の基である特許請求の範囲
    第(1)項記載の浸透気化用液体分離膜。
  3. (3)該高分子がアルギン酸塩又はアルギン酸誘導体塩
    である特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載の
    浸透気化用液体分離膜。
  4. (4)該高分子がアニオン性のセルロース誘導体塩であ
    る特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載の浸透
    気化用液体分離膜。
  5. (5)該多価金属イオンがアルカリ土類金属、遷移金属
    、周期表3B、4B族に属する金属の少なくとも1種類
    の金属イオンである特許請求の範囲第(1)項、第(2
    )項、第(3)項又は第(4)項記載の浸透気化用液体
    分離膜。
JP28544185A 1985-01-30 1985-12-20 アニオン性多糖類系液体分離膜 Granted JPS627404A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015508710A (ja) * 2012-03-02 2015-03-23 サウジ アラビアン オイル カンパニー 非芳香族から芳香族を分離するための促進輸送膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015508710A (ja) * 2012-03-02 2015-03-23 サウジ アラビアン オイル カンパニー 非芳香族から芳香族を分離するための促進輸送膜

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