JPS627390Y2 - - Google Patents

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JPS627390Y2
JPS627390Y2 JP3980882U JP3980882U JPS627390Y2 JP S627390 Y2 JPS627390 Y2 JP S627390Y2 JP 3980882 U JP3980882 U JP 3980882U JP 3980882 U JP3980882 U JP 3980882U JP S627390 Y2 JPS627390 Y2 JP S627390Y2
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fresh water
chemical liquid
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diaphragm
communication hole
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JP3980882U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は清水に薬液を所定割合で混合するため
の薬液混合装置に関するものである。
従来、この種の薬液混合装置は虫害防止用等に
広く使用されているが、清水に対し所定割合で混
合する薬液の流量をコントロールするための流量
制御弁やポンプ等の機器が直接薬液と接触するた
めに、これらの機器等が薬液に侵されて腐食した
り、あるいは摩耗したりするなどの好ましからぬ
現象が起るばかりか、これらの機器から薬液が漏
洩して、機器自体の機能を十分に発揮しえない等
の支障が生じた。
更に前記薬液混合装置は、7Kg/cm2乃至35Kg/
cm2位の高圧に加圧された清水中で、該清水に対す
る容量比が1/800〜1/2500位の微量の薬液を
混合する ので、流量制御弁を用いて薬液の清水への流入量
をコントロールする場合清水と薬剤との混合割合
における信頼性あるいは精度の点からも好ましく
ない等技術的にも多くの困難さを伴う問題があつ
た。
本考案は以上のごとき問題点に注目して考案し
たもので、清水通路3に流量センサー22を設け
ると共に、タンク2に連通孔13aをもつた仕切
壁12と該仕切壁12を挾んで両側に配設する可
撓性隔膜7,8とから成り、これら隔膜7,8の
内部に流体を前記連通孔13aを介して流動可能
に充填した加圧具4を内装して、この加圧具4に
より、前記タンク2の内部に、加圧室5と薬液収
容室6とを画成し、前記加圧室5を前記清水通路
3に流入管26を介して連通し、前記薬液収容室
6を、前記清水通路3に流出路28を介して連通
する一方、前記連通孔13aに、前記センサー2
2からの検出結果で動作し、前記連通孔13aの
開度を調整し、前記加圧室5の加圧による前記隔
膜7内から隔膜8内への流体流れの流量を制御す
る流量制御弁18を設け、かつ、前記各隔膜7,
8間に、隔膜8内から隔膜7への流れのみを許す
逆止弁11を設け、清水に対応した薬液量に調整
する流量制御弁18や逆止弁11が直接薬液に接
触しないようにして耐食性、耐摩耗性において、
ともに優れており、かつ、これら流量調整弁18
や逆止弁11からの薬液等の漏れの問題を悉くな
くすとともに清水と薬液とを常に信頼性および精
度の高い混合割合に容易に保ちうる薬液混合装置
を提供せんとするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図中、1は清水にたとえば、虫害防除用などの
薬液を所定割合で混合する薬液混合装置であつ
て、この薬液混合装置1には、タンク2と、ポン
プ(図示せず)に連通し、河川等からの水を汲み
上げて動力噴霧機のノズル(図示せず)に送る清
水流路3とを備えている。前記タンク2は、その
ほぼ中央部に後記する加圧具4を有しており、こ
の加圧具4の前、後にそれぞれ加圧室5および薬
液収容室6を形成している。
前記加圧室5は、前記清水流路3に流入管26
を介して連通していてポンプ駆動時、即ち清水流
路3に清水が流れているとき、該清水流路3の内
圧とほぼ同じ圧力に保持され前記加圧具4を加圧
するようになつており、また、前記薬液収容室6
には薬液を充填するのであつて、前記清水流路3
には流出管28を介して連通するのである。
また、前記加圧具4は、前記タンク2に連通孔
13aをもつた仕切壁12と該仕切壁12を挾ん
で両側に配設され前記加圧室5及び薬液収容室6
との境界を構成する可撓性隔膜7,8とから成
り、これら隔膜7,8内に油を充填して構成して
おり、斯く構成する加圧具4によつてタンク2の
内部を加圧室5、薬液収容室6とに画成してい
る。
そして、前記加圧具4は、前記加圧室5の清水
を加圧源として前記薬液収容室6に加圧できるよ
うになつており、また加圧具4の油は前記薬液収
容室6内の薬液を抽出しうるに十分な量に定めら
れている。更に、この加圧具4には、前記薬液収
容室6の加圧を制御して清水流量に対応した薬液
量に調整する加圧制御機構9が設けられている。
加圧制御機構9は、第2図で明らかなごとく、
流量調整機構10と逆止弁11とを有しており、
該流量調整機構10は、前記隔膜7,8間に、そ
の内部を二分割するごとく設けた仕切壁12に設
けるのであつて、前記仕切壁12に連通孔13a
をもつたボス13を設けると共に、前記連通孔1
3aに摺動自在に頭付ロツド14を挿嵌し、前記
ボス13の端面とロツド14の頭部との間に介装
するスプリング15により、前記ロツド14を常
時一方向(図面では右方向)に移動するごとく付
勢し、そして前記ロツド14の先端側には、前記
連通孔13aを閉鎖するボールから成る流量制御
弁18を、また頭部側には前記ロツド14の位置
をコントロールし、前記流量制御弁18による連
通孔13aの開度を調整するカム16をそれぞれ
配置している。
前記ロツド14は第2図bのごとく外周に油導
入路14aをもつており、また、前記カム16
は、ステツピングモータ(図示せず)に連動する
駆動軸17に支持されており、前記モータの駆動
により回転し、前記ロツド14を、前記スプリン
グ15に抗して押出したり、前記スプリング15
の力で復帰できるごとく成すのであり、前記カム
16の回転角により前記連通孔13aの開度が調
整できるようにするのである。
即ち、前記加圧室5は、清水通路3に清水が流
れているとき、前記通路3の内圧とほぼ同じ圧力
に保持され、前記加圧具4の隔膜7を押圧してい
るので、前記流量制御弁18により連通孔13a
が開くと、前記隔膜7内の油は、前記連通孔13
aを介して前記隔膜8内に移行するのであり、こ
れにより前記薬液収容室6の容積が縮少し、該薬
液収容室6に充填する薬液が加圧され、前記流出
管28を介して薬液が流出されるのである。この
薬液流出量は、前記連通孔13aの開度に応じた
量、つまり、前記連通孔13aを通して流れる油
量に対応した量になる。
また、前記逆止弁11は、前記仕切壁12に設
けるのであつて、薬液収容室6内の薬液の全量が
流出した後、前記薬液収容室6内に薬液を充填す
る場合(この場合加圧室5は大気圧とする)前記
隔膜8内に移行した油を、隔膜7内に戻すための
ものである。
なお、19は前記タンク2に設けられた薬液注
入口であり、20,21はそれぞれ加圧室5、薬
液収容室6に接続されたドレーン用配管を示す。
22は前記清水流路3に配設された流量センサ
ーで、該流量センサー22の動作で前記加圧制御
機構9による薬液収容室6の加圧制御を行ない薬
液量の調整がなされるようになつている。
流量センサー22は第1図に示すごとく、マグ
ネツト22aを具備したフロート22bを、セン
サー室22cに組込み、流量の変化に伴ない移動
する前記フロート22bの上下動により流量を検
出するもので、前記マグネツト22aに対向する
磁気抵抗素子23を、前記センサー室22cの室
外に設けて、前記マグネツト22aの変動に対応
して出力させると共に、この抵抗素子23の出力
端に増巾器24を接続し、電圧パルス変換器25
を介して前記流量調整機構10のステツピングモ
ータ(図示せず)に接続し、流量変動に対応して
前記カム16を回転するごとく成すのである。
尚30,31はそれぞれ前記流入管26、流出
管28に設けられた逆止弁であり、また32は使
用時のみ開放される開放バルブを示す。
しかして、いまタンク2の加圧室5および薬液
収容室6の圧力をそれぞれP1,P2とし、また加圧
具4における加圧室側、即ち隔膜7内の圧力およ
び薬液収容室6側即ち隔膜8内の圧力をそれぞれ
P1′,P2″とすると、清水流路3を通じてタンク2
へ水を送水しない場合においてはP1=P2=P1′=
P2″の状態、つまり平衡状態に保たれている。
次に薬液混合に際して、清水流路3に清水を流
通させると、その1部は、流入管26へ送られ、
加圧室5に導入されるのであつて、該加圧室5の
内圧は、清水通路3の内圧とほぼ等しくなり、前
記加圧具4を加圧するのである。そしてこの場合
における圧力はP1=P1′,P2=P2″で、かつP1>P2
に保たれる。
一方、前記清水流路3を流れる清水の流量は、
前記清水流路3内に配設された流量センサー22
によつて検出される。
そして、この流量センサー22によつて検出さ
れた信号は、磁気抵抗素子23、増巾器24、電
圧パルス変換器25を介して流量調整機構10の
ステツピングモータ(図示せず)に送られるとと
もに、これに連動する流量調整機構10のカム1
6を前記信号に対応した所定角度回転せしめる。
そして該カム16の回転によつてロツド14が押
出されて、これに伴ない流量制御弁18による連
通孔13aが所定開度に開いて、隔膜7内の油が
隔膜8内に移行し、この連通孔13aを通つて流
れる油量に対応して、薬液収容室6に充填する薬
液が加圧されて流出管28から薬液が流出する。
なお:この流出管28から薬液が流出する間に
おいては、たとえ清水流路3を流れる清水の流量
を流量センサー22で検出するとともに、該流量
センサー22からの信号によつて前記流量調整機
構10における連通孔13aの開度を調整するの
であつて、前記薬液の流出量は清水流量に対応し
てコントロールされる前記連通孔13aの開度、
換言すると油量に対応する流量に調整されるので
あつて、前記薬液収容室6すなわち流出管28か
らは、清水流量に対し一定割合となる薬液の流出
が許容される。
しかして清水流量が一定の場合には、前記薬液
の流量も一定に保持されるのであり、清水流量が
増大すれば、前記ステツピングモータの動作で前
記流量制御弁18による連通孔13aの開度が増
大し、薬液流出量も増大するのである。また、清
水流量が減少する場合も同様、前記薬液の流出量
が減少されるのである。
以上の如く薬液収容室6に充填した薬液は、清
水流量に対応して一定割合で流出するのであつ
て、前記薬液収容室6に充填した薬液が流出した
場合には、前記ポンプを停止するなどして清水流
路3の清水流通を中止した後前記薬液注入口19
から薬液を補充するのである。
この場合清水流路3内の清水流路がなくなるの
で、前記流量センサー22の動作で、前記流量制
御弁18が閉じるのであり、前記薬液の補充によ
り、前記薬液収容室6側の隔膜8内に移行した油
は、前記逆止弁11を介して隔膜8内から隔膜7
内へ移行し、前記薬液混合前の元の状態に戻り、
以下同様の操作が繰返される。
このように、本考案による薬液混合装置は、清
水流路3内の水量に応じて、タンク内を加圧して
薬液を注入するから、高圧の清水中においても、
清水と薬液との混合割合を常に均一に保つことが
でき、精度および信頼性の高い薬液混合装置とな
しうる。また、加圧制御機構9は、隔膜7,8で
薬液収容室6と隔離した状態で設けるから、前記
加圧制御機構9と薬液との直接の接触が回避され
ることになり、したがつて、加圧制御機構9を構
成する前記流量制御弁18やロツド14及びカム
16が著しく摩耗あるいは耐食することはなく、
従来例のごとく薬液の流量を制御する制御機器か
らの薬液、清水等の漏れが生じ、薬液混合比が変
化するなどの問題を確実に防止できるのであつ
て、常に正確な薬液混合比で混合させ得るのであ
る。
以上のごとく、本考案は清水に薬液を所定割合
で混合する薬液混合装置であつて、清水通路3に
流量センサー22を設けると共に、タンク2に連
通孔13aをもつた仕切壁12と該仕切壁12を
挾んで両側に配設する可撓性隔膜7,8とから成
り、これら隔膜7,8の内部に流体を前記連通孔
13aを介して流動可能に充填した加圧具4を内
装して、この加圧具4により、前記タンク2の内
部に、加圧室5と薬液収容室6とを画成し、前記
加圧室5を前記清水通路3に流入管26を介して
連通し、前記薬液収容室6を、前記清水通路3に
流出路28を介して連通する一方、前記連通孔1
3aに、前記センサー22からの検出結果で動作
し、前記連通孔13aの開度を調整し、前記加圧
室5の加圧による前記隔膜7内から隔膜8内への
流体流れの流量を調整する流量調整弁18を設
け、かつ、前記各隔膜7,8間に、隔膜8内から
隔膜7への流れのみを許す逆止弁11を設けたか
ら、極めて簡単な構成にて、前記流量制御弁18
や逆止弁11が直接薬液と接触するのを阻止し得
て、耐食性、耐摩耗性においてともに優れてお
り、かつ従来例のごとく薬液の流量を調整する制
御機器からの薬液等の漏れの問題を悉く解消しう
るとともに、清水と薬液とを常に信頼性および精
度の高い混合割合に保つことが出来、更に本装置
は虫害防除用、土壌消毒剤、医療薬液用等広範囲
にわたる応用分野に適用可能である等の実用的効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は装置全体の縦断正面図、第2図aは加圧制御機
構の拡大正面図、第2図bは加圧制御機構におけ
るロツドの断面形状を表わす断面図である。 1……薬液混合装置、2……タンク、3……清
水流路、4……加圧具、5……加圧室、6……薬
液収容室、7,8……可撓性隔膜、12……仕切
壁、13a……連通孔、22……流量センサー、
26……流入管、28……流出管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 清水に薬液を所定割合で混合する薬液混合装置
    であつて、清水通路3に流量センサー22を設け
    ると共に、タンク2に連通孔13aをもつた仕切
    壁12と該仕切壁12を挾んで両側に配設する可
    撓性隔膜7,8とから成り、これら隔膜7,8の
    内部に流体を前記連通孔13aを介して流動可能
    に充填した加圧具4を内装して、この加圧具4に
    より、前記タンク2の内部に、加圧室5と薬液収
    容室6とを画成し、前記加圧室5を前記清水通路
    3に流入管26を介して連通し、前記薬液収容室
    6を、前記清水通路3に流出路28を介して連通
    する一方、前記連通孔13aに、前記センサー2
    2からの検出結果で動作し、前記連通孔13aの
    開度を調整し、前記加圧室5の加圧による前記隔
    膜7内から隔膜8内への流体流れの流量を制御す
    る流量制御弁18を設け、かつ、前記各隔膜7,
    8間に、隔膜8内から隔膜7への流れのみを許す
    逆止弁11を設けたことを特徴とする薬液混合装
    置。
JP3980882U 1982-03-19 1982-03-19 薬液混合装置 Granted JPS58141729U (ja)

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JP3980882U JPS58141729U (ja) 1982-03-19 1982-03-19 薬液混合装置

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JP3980882U JPS58141729U (ja) 1982-03-19 1982-03-19 薬液混合装置

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Publication Number Publication Date
JPS58141729U JPS58141729U (ja) 1983-09-24
JPS627390Y2 true JPS627390Y2 (ja) 1987-02-20

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ID=30051083

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JP3980882U Granted JPS58141729U (ja) 1982-03-19 1982-03-19 薬液混合装置

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JPS58141729U (ja) 1983-09-24

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