JPS6272631A - α−オレフインの低重合方法 - Google Patents

α−オレフインの低重合方法

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JPS6272631A
JPS6272631A JP60210953A JP21095385A JPS6272631A JP S6272631 A JPS6272631 A JP S6272631A JP 60210953 A JP60210953 A JP 60210953A JP 21095385 A JP21095385 A JP 21095385A JP S6272631 A JPS6272631 A JP S6272631A
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JP
Japan
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compound
alcohol
magnesium
olefin
transition metal
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JP60210953A
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English (en)
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Mamoru Kioka
木岡 護
Norio Kashiwa
典夫 柏
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、α−オレフィンの低重合方法に関する。さら
に詳細には炭化水素媒体可溶性マグネシウム化合物、炭
化水素媒体又はアルコールに可溶性遷移金属化合物及び
有機アルミニウム化合物から形成される触媒の存在下に
、α−オレフィンを反応させることにより、α−オレフ
ィンの低重合体、とくにα−オレフィンの二量体もしく
は共二量体を高活性及び高収率で製造できる方法を提供
するものである。
なお、本発明において「重合」なる語は「共重合」の意
味をも含めて用いることがあり、「低重合体」の語は「
低共重合体Jの意味をも含めて用いることがあり、同様
に「二量体」の語は「共二量体」の意味をも含めて用い
ることがある。
〔従来の技術〕
チタン系触媒成分及び有機アルミニウム化合物触媒成分
から形成されるいわゆるチーグラー型触媒成分を用いて
α−オレフィンを低重合させ、α−オレフィンの低重合
体、たとえばα−オレフインニ量体を製造する方法は従
来から提案されている。たとえば、テトラアルコキシチ
タン及びトリエチルアルミニウムなどのトリアルキルア
ルミニウム化合物からなる触媒の存在下にエチレンを三
量化させることによりl−ブテンを製造する方法は知ら
れているが、この方法では触媒活性ならびに1−ブテン
への選択性が充分満足できるものではない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、α−オレフィンの低重合によるα−オレ
フィン低重合体、とくに二量体を製造する技術がこのよ
うな状況にあることを認識し、さらに優れたα−オレフ
ィンの低重合方法、とくにα−オレフィンの三量化方法
を開発することを目的として本発明を行った。従って、
本発明の目的は、高活性でα−オレフィンを低重合する
ことができかつ低重合体を選択的に製造することができ
る触媒を提供することにあり、さらに他の目的はα−オ
レフィンの低重合体、とくに二量体を高収率で製造する
ことができるα−オレフィンの低重合方法を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕及び〔作 用〕本発明
によれば、 (A)(at  リン酸エステル及び亜リン酸エステル
からなる群から選ばれた少なくとも1種のリン化合物及
びfb)アルコールによって炭化水素媒体に可溶化され
たマグネシウム化合物、(B)炭化水素媒体又はアルコ
ール(blに可溶性の遷移金属化合物、及び (C)有機アルミニウム化合物、 から形成される触媒の存在下に、炭化水素媒体内でα−
オレフィンを重合もしくは共重合することを特徴とする
α−オレフィンの低重合方法が提供される。
本発明の方法において使用される触媒を構成する炭化水
素媒体に可溶化されたマグネシウム化合物(A)は、(
alリン酸エステル及び亜リン酸エステルからなる群か
ら選ばれた少なくとも1種のリン化合物及び(blアル
コールによって炭化水素媒体に可溶化されたマグネシウ
ム化合物である。該リン化合物(alとして具体的には
、たとえばリン酸トリエチル、リン酸1−リプロピル、
リン酸トリブチル、リン酸トリー・キシル、リン酸トリ
オクチル、リン酸トリオレイル等炭化水素l乃至20の
炭化水素基を有するリン酸エステル及び亜リン酸トリエ
チル、亜リン酸トリプロピル、亜リン酸トリブチル、亜
リン酸トリヘキシル、亜リン酸トリオクチル、亜リン酸
トリオレイル等炭素約1乃至20の炭化水素基を有する
亜リン酸エステルを挙げることができる。これらリン酸
エステルのうちで、好ましい化合物としては炭素数約3
乃至6のアルコキシル基を含するリン酸トリアルキルを
挙げることができ、とくに好ましい化合物としてリン酸
トリブチルをあげることができる。また亜リン酸エステ
ルのうちで、好ましい化合物としては炭素数3乃至20
の飽和又は不飽和のアルコキシル基を有する亜リン酸ト
リアルキルを挙げることができる。
該リン化合物(alの使用割合は炭化水素媒体への可溶
化に用いられるマグネシウム化合物のマグネシウム1グ
ラム原子に対して通常0.1ないし10モル、好ましく
は0.3ないし5モル、とくに好ましくは0.6ないし
2モルの範囲である。
該アルコール(blとしては、一般に炭素原子数が6な
いし200のアルコールが使用され、より具体的にはn
−ヘキサノール、n−オクタツール、2−エチルヘキサ
ノール、n−デカノール、n−テトラデシルアルコール
、オレイルアルコールなどの脂肪族アルコール、シクロ
ヘキサノール、メチルシクロヘキサノールのような脂環
族アルコール、ヘンシルアルコール、メチルベンジルア
ルコール、イソプロピルベンジルアルコールナトの芳香
族アルコール、n−ブチルセロソルブ、1−ブトキシ−
2−プロパツールなどのアルコキシル基を含んだ脂肪族
アルコールなどを例示することができる。これらのアル
コールのうちでは脂環族アルコールが好ましく、とくに
2−エチルヘキサノールが好ましい。該アルコール成分
(blの使用割合は炭化水素媒体への可溶化に用いられ
るマグネシウム化合物のマグネシウム原子に対して通常
0.5ないし20モル、好ましくは1.0ないし10モ
ル、とく好ましくは1.5ないし5モルの範囲である。
また、該リン化合物成分(alと電子供与体成分(bl
の使用割合は、アルコール成分(blに対するリン化合
物成分(alのモル比が通常0.1ないし2、好ましく
は0.15ないし1.5、とくに好ましくは0.20な
いし1.0の範囲である。
前記炭化水素媒体に可溶化されたマグネシウム化合物(
A)の調製に使用されるマグネシウム化合物は有機又は
無機の化合物であり、それ自身炭化水素媒体に可溶性の
あるものも使用できるが、それ自身炭化水素媒体に不溶
性であっても、前記リン化合物(a)及び電子供与体(
blで処理することにより可溶化できるものも使用する
ことができる。
マグネシウム化合物として具体的には、例えばジアルキ
ルマグネシウム、ジアリールマグネシウム、アルキルマ
グネシウムハライド、了り−ルマグネシウムハライド、
アルキルマグネシウムアルコキシド、ジアルコキシマグ
ネシウム、アルコキシマグネシウムハライド、マグネシ
ウムカルボン酸塩、マグネシウムハライド、アルキルマ
グネシウムとアルキルアルミニウムの錯体などを例示す
ることができる。より具体的にはジイソブチルマグネシ
ウム、ジイソブチルマグネシウムのようなジアルキルマ
グネシウム、ジフェニルマグネシウムのようなジアリー
ルマグネシウム、ローブチルマグネシウムクロリド、イ
ソデシルマグ名シウムのようなアルキルマグネシウムハ
ライド、フェニルマグネシウムクロリドのようなアリー
ルマグネシウムハライド、n−ブチルマグネシウムイソ
プロポキシド、イソブチルマグネシウム−2−エチルヘ
キソキシドのようなアルキルマグネシウムアルコキシド
、ジロードデシルオキシマグネシウムのようなジアルコ
キシマグネシウム、2−エチルヘキソキシマグネシウム
クロリド、オレイルオキシマグネシウムクローリドのよ
うなアルコキシマグネシウムハライド、ステアリン酸マ
グネシウム、オレイン酸マグネシウムのようなマグネシ
ウムカルボン酸塩、塩化マグネシウム、臭化マグネシウ
ムのようなマグネシウムハライドなどを挙げることがで
きる。これらのマグネシウム化合物のうちではマグネシ
ウムハライドが好適である。
該炭化水素媒体に可溶化されたマグネシウム化合物を調
製する方法としては、通常は加熱下に炭化水素媒体中で
原料マグネシウム化合物、リン化合物(a)及びアルコ
ールfb)を接触させる方法が採用される。接触方法と
しては次のいずれの方法も採用することができる。
(1)原料マグネシウム化合物、リン化合物(al及び
アルコール(b)を同時に接触させる方法。
(11)原料マグネシウム化合物にリン化合物(alを
接触させた後にアルコール(blを接触させる方法。
(iii )原料マグネシウム化合物にアルコール(b
lを接触させた後にリン化合物(alを接触させる方法 上記接触方法のうちでは、操作上の容易さから(i)の
方法が好適である。接触の際の温度は通常は20ないし
300℃、好ましくは80ないし200℃であり、接触
の際の時間は通常10分以上、好ましくは1ないし6時
間である。
該炭化水素媒体に可溶化されたマグネシウム化合物(A
)を調製する際に、原料マグネシウム化合物にハロゲン
原子を含有しない場合もしくはその含有割合が少ない場
合には、各種のハロゲン化剤、好ましくはクロル化剤を
併用してもよい。たとえば珪素又はアルミニウムのハロ
ゲン化物、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化水素などを
例示することができる。
本発明の方法において使用される触媒構成成分の遷移金
属化合物成分(B)は、炭化水素媒体あるいはアルコー
ル(b)に可溶性の遷移金属化合物成分であり、遷移金
属化合物としてはチタン化合物又はバナジウム化合物が
好ましく、とくに可溶性のチタン化合物が好適である。
可溶性のチタン化合物としては、具体的には、たとえば
、一般式 %式% (式中、Rは炭化水素基を示し、Xはハロゲンを示し、
O<n≦4である)で表わされる4(iIIiのチタン
化合物であり、さらに具体的にはTiC7!4、TiB
r4、Ti14、Ti(0CII 3 ) CIt 3
、Ti(OC2115) Cj!3、Ti(OC611
5) CIta、Ti(OC2+15)2 CI!2、
Ti(OC3tlヮ)2CR2、Ti(OC2115)
3 Cj2. Ti(0C6H5)3Cjl!、Ti(
OCz Its)4 、Ti(OC+ 1IqL4、T
i(OCa fl?)4、Ti(OC6HI3)4 、
Ti(0C6HI+)4 、Ti(OCB J7)4、
Ti  COCII2  (C2)Is)  ClIC
4119)  4、Ti(OC9H19)4 、Ti 
 (0C6t13(CH3) 2 )  4、Ti(O
CII  3 )  2  (OC4H9)2 、Ti
 (OC3117)3  (QC4119)、Ti(O
C2+15)2  (OC4119)2 、Ti(OC
2H4CE  )4、Ti(OC2H40CH3)4な
どを例示することができる。
また、可溶性のチタン化合物成分としては、3価、2価
等の低原子価のチタン化合物であって炭化水素に可溶な
るものまたは可溶化処理を施したチタン化合物ならばい
ずれでも使用することができ、その結晶型は問わない。
このような可溶性の低原子価チタン化合物成分として具
体的には、四塩化チタンをチタン金属で還元したTiC
l3 ・T型、アルミニウム金属で還元したTiCl3
 ・A型、水素で還元したTiCN3 ・H型、(C2
R5)3 A l。
(C2+15)2八 l C7!、 (C2115)1
.(A  jl!  Cj!+、5のような有機アルミ
ニウム化合物で還元したTi(1!3のような三ハロゲ
ン化チタン、Ti(OCII 3 ) 3 、Ti(O
C2t15)3、Ti(OC411g)a、Ti(OC
H3) C422・2CI+30H。
Ti(OCII 3 ) 2 Ce −CH3Offの
ような7Jl/Dキシチタン(Ill)化合物、TiC
#3を水素還元して得られるTiCj!2などを例示す
ることができる。
前記三塩化チタンや二塩化チタンのように通常固体の遷
移金属化合物は液状となるような処理を施してから用い
られる。該処理は、例えばアルコール、エーテル、エス
テル、アミン、ケトン、アルデヒド、カルボン酸のよう
な含酸素又は含窒素電子供与体を、好ましくは遷移金属
化合物1モルに対して約1ないし約24モル、一層好ま
しくはは約3ないし約15モル接触させればよい。遷移
金属化合物は一部分しか溶解しない場合もあるが、その
場合には可溶化した部分のみを分解して使用するのが好
ましい。
また可溶性のバナジウム化合物としては、一般VO(O
R)HX3−mあるいはVX4(R,Xは前と同じ定義
、0≦m≦3)で表わされる化合物が一般的であり、例
えばVO(13、VO(OC2115)C112、VO
(OC2+15)3、ν0(OC2115)+、5Cj
2+、5 、VO(OC4R9)3、VO(OCII2
 (CI+2 )−ClIC4119) 3 、VCl
 4などを例示することができる。また、炭化水素媒体
に不溶である低原子価の■化合物も前記低原子価化合物
と同様に電子供与体を用いて可溶化することにより使用
することができる。たとえば、本発明者らがすでに特願
昭58−1776号として提案したトリハロゲン化バナ
ジウムなどを例示できる。
本発明の方法において触媒構成成分として使用される有
機アルミニウム化合物成分(C)としては、少なくとも
分子内に1個のR6−炭素結合を有する化合物が利用で
き、例えば次のタイプの化合物を挙げることができる。
(1)一般式 (1?’ )、、Af (0R2)nI
IpX9(ここでR′およびR2は炭素原子数が通常1
ないし15個、好ましくは1ないし4個を含む炭化水素
基で互いに同一でも異なっていてもよい。Xはハロゲン
、mはQ<m≦3、nはO≦n<3、pは0≦p<3、
qは0≦q<lの数であって、しかもm4−n+p+q
=3である)で表わされる有機アルミニウム化合物、 (ii)一般式 M’AI(R’)4 (ここでM′はLi、 ?iaまたはKであり、R1は
前記と同じ)で表わされる第1族金属とアルミニウムと
の錯アルキル化合物などを挙げることができる。
前記(i)に属する有機アルミニウム化合物としては、
次のものを例示することができる。
一般式 (!?  )mAIOR)3−、。
(ここで、R1およびRZは前記と同じ。mは好ましく
は1.5≦m<3の数である)で表わされる有機アルミ
ニウム化合物、 一般式 (R’ )mA I X3−rn(ここで、R
1は前記と同じ。Xはハロゲンを示し、mは好ましくは
2<m≦3である)で表わされる有機アルミニウム化合
物、 一般式 (R’ )mA J I+3−、。
(ここで、R′は前記と同じ。mは好ましくは2≦m<
3である)で表わされる有機アルミニウム化合物、 一般式 (R1)lTIAl(OR)n×9(ここで、
R’およびR2は前記と同じ。Xは/)ロゲンを示し、
Q<m≦3.0≦n<3、O≦q<1であって、m+n
+q=3である)で表わされる有機アルミニウム化合物
などを例示することができる。
前記(i)に属するアルミニウム化合物において、より
具体的にはトリエチルアルミニウム、トリブチルアルミ
ニウムなどのトリアルキルアルミニウム、トリイソプレ
ニルアルミニウムのようなトリアルケニルアルミニウム
、ジエチルアルミニウムエトキシド、ジブチルアルミニ
ウムブトキシドなどのジアルキルアルミニウムアルコキ
シド、エチルアルミニウムセスキエトキシド、ブチルア
ルミニウムセスキブトキシドなどのアルキルアルミニウ
ムセスキアルコキシド 一般式 (R  )2,Al(01?)。5などで表わ
される平均組成を有する部分的にアルコキシ化されたア
ルキルアルミニウム、ジエチルアルミニウムヒドリド、
ジプチルアルミニウムヒドリドなどのジアルキルアルミ
ニウムヒドリド、エチルアルミニウムジヒドリド、プロ
ビルアルミニウムジヒドリドなどのアルキルアルミニウ
ムジヒドリドなどの部分的に水素化されたアルキルアル
ミニウム、部分的にアルコキシ化されたアルキルアルミ
ニウムである。また(i)に類似する化合物として、酸
素原子や窒素原子を介して2以上のアルミニウムが結合
した有機アルミニウム化合物であってもよい。このよう
な化合物として例えば、( C2 05)2A l)A
l (C2H5)2、(  C4  119)2  A
  I!0八1へ  (CaHq)2 、( C2 8
5)2 A ffcAA  ( C2 1+■)2など
を例示でC6L。
きる。また、これらの例示化合物を混合して用いてもよ
い。前記( ii )に属する化合物としては、Li 
A# (C 2 HS)4、LiAl(CワIIIS)
4などを例示できる。これらの中ではとくにトリアルキ
ルアルミニウム又はアルミノオキサンなどのようにハロ
ゲン原子を含有しない有機アルミニウム化合物を用いる
のが好ましい。
本発明の方法において、各触媒構成成分の使用割合は次
のとおりである。可溶性遷移金属化合物成分(B)の使
用量は、該可溶性遷移金属化合物成分(B)/可溶性マ
グネシウム化合物成分(A)のモル比で好ましくは約0
.002ないし1、一層好ましくは約0.003ないし
約0.33、さらに一層好ましくは約0.007ないし
約0.1となる範囲にある。
また液相11当り、遷移金属化合物の濃度は遷移金属に
換算して好ましくは約0.0005ないし約10ミリグ
ラム原子、一層好ましくは約0.01ないし約1ミリグ
ラム原子の範囲に、また該可溶性マグネシウム化合物成
分(A)の濃度をマグネシウム原子換算で好ましくは約
o.ootないし約200ミリグラム原子、一層好まし
くは約0.1ないし約50ミリグラム原子となるように
選ぶのがよい。また、該遷移金属化合物成分(B)及び
該マグネシウム化合物成分(A)の使用割合は遷移金属
原子に対するマグネシウム原子のダラム原子比が通常約
1ないし約500、好ましくは約3ないし約300、と
くに好ましくは約10ないし約150の範囲である。一
方、該有機アルミニウム化合物(C)は、少なくともア
ルコール等によって失活されない量を加えられねばなら
なず、通常遷移金属1グラム原子当り、アルミニウム原
子が通常約5ないし約2000グラム原子、好ましくは
約10ないし約500グラム原子とするように使用する
のがよい。
本発明の方法において、前記各触媒成分は各々別個に重
合系に供給し、重合系内において触媒を形成するのが好
ましいが、場合によっては(A)成分と(B)成分を予
備混合した後重合系に供給する方法を採用することもで
きる。
本発明においては、前記触媒成分を用い炭化水素液媒中
で低重合を行う。炭化水素液媒としては、ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油
のような脂肪族炭化水素及びそのハロゲン化誘導体、シ
クロヘキサン、メチルシクロベンクン、メチルシクロヘ
キサンのような脂環族炭化水素及びそのハロゲン化誘導
体、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化
水素及びクロルベンゼンの如きそのハロゲン(IjJ1
体、を例示することができる。また低重合に用いるオレ
フィン自体を液媒として使用することもできる。
本発明の方法において、低重合に使用されるα−オレフ
ィンとして具体的にはたとえばエチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1=ペンテン
、■−オクテン、1−デセン、l−ドデセンなどを例示
することができ、さらにはこれらの二種以上の混合成分
を例示することができる。これらのα−オレフィンのう
ちではエチレンに本発明の方法を適用するのが好ましい
本発明の方法において、オレフィンの低重合の際の温度
は、一般には20ないし約300℃、好ましくは約65
ないし約200℃である。
本発明においては、低重合方法は任意であるがオレフィ
ン類を連続的に重合系に供給し、低重合体を含む炭化水
素溶液を重合系から連続的に排出するという連続低重合
方法を採用することもできるし、半連続法または回分法
を採用することもできる。
〔実施例〕
次に実施例により、さらに詳細に説明する。
実施例1 〔触媒の調製〕 十分に窒素置換された200m/のガラス製反応器に9
.5gの無水塩化マグネシウム粉末(100mmol 
)、40璽1の精製n−デカン、31+fの2−エチル
ヘキサノール(200mmol )及び27mfのリン
酸トリn−ブチル(100mmol )を添加し、13
0℃で5時間の熱反応を行い、塩化マグネシウムの熔解
した溶液を得た。この溶液を室温に冷却した後、0.1
6mfのTi C14(1,4mmol )を加え、攪
拌した。
〔エチレンの低重合〕
十分に窒素置換された21StlS製オートクレーブに
部組n−デカン11を添加した後オートクレーブ内を約
15分間エチレン置換を行い、70℃に昇温した。この
温度にてトリエチルアルミニウム17.5mmol及び
前述したTi Cβ4を含む可溶化したマグネシウム化
合物をチタン原子換算で0.1mmol添加した後、触
媒挿入口を閉じ、全圧が8kg/cnlGとなるように
エチレンを供給した。エチレンの供給を1.5時間行い
、その間のオートクレーブの内温は80℃に保った。実
験結果を表1に示した。
実施例2 実施例Iの触媒の調製において、TiCl4の添加量を
0.37mfに変更し、又エチレン低重合を行う際に添
加するトリエチルアルミニウムの量を2.5 mmol
に変更した以外は実施例1と同様な方法で実験を行った
。結果を表1に示した。
実施例3 実施例1の触媒の調製において、Ti(14の添加量を
1 、1 mlに変更し、又エチレン低重合を行う際に
添加するトリエチルアルミニウムの量を7.5 mmo
lに変更した以外は実施例1と同様7了方法で実験を行
った。結果を表1に示した。
実施例4〜6 〔触媒の調製〕 十分に窒素置換された200mfのガラス製反応器に9
.5gの無水塩化マグネシウム粉末、40+fの精製n
−デカン及び39s1の2−エチルヘキサノールを添加
後130℃で10時間熱反応を行った後表1に示す各種
亜リン酸エステルをマグネシウムと等モル量添加し、1
10℃で2時間熱反応を行った。この溶液に0.22m
ZのTi(1’4を室温で加え攪拌した。
〔エチレンの低重合〕 実施例1のトリエチルアルミニウムの添加量を17.5
mmolから15.6mmolに変えた以外は実施例1
と同様な操作により実験を行った。
実施例7〜11、比較例1〜2 実施例1において、エチレン低重合の際に用いる有機ア
ルミニウム化合物を表2の各種化合物に代えた以外は実
施例1と同様な操作で実験を行った。
実施例12〜15 実施例1において、可溶化したマグネシウムに添加する
チタン化合物を表3に記載のマグネシウム化合物に代え
た以外は実験例1と同様な操作により実験を行った。チ
タン化合物の添加量は実施例1と同様1.4mmolと
した。
比較例3 実施例1において、無水塩化マグネシウムを使用しなか
った以外は実施例2と同様な方法で実験を行った。結果
を表4に示した。
比較例4 実施例1において、2−エチルヘキサノールを使用せず
に、またリン酸トリn−ブチルの添加量を21m! (
100mmol )から68mZ (250mf )に
代えた以外は実施例2と同様な操作により実験を行った
結果を表4に示した。
比較例5 実1% 例1において、2−エチルヘキサノールの添加
量を31■lから471!に代え、更にリン酸トリn−
ブチルを添加しなかった以外は実施例1と同様な操作で
実験を行った。結果を表4に示した。
比較例6 実施例1において、TiCA’4を添加しなかった以外
は実施例Iと同様な操作で実験を行った。なお、エチレ
ンの低重合を行う際に、オートクレーブ中に添加する可
溶化したマグネシウム化合物の量は、マグネシウム原子
換算で実施例1と同様7mmo 1にした。結果を表4
に示した。
実施例16〜17 実施例1において2−エチルヘキサノールの添加量及び
リン酸トリーn−ブチルの添加量を表5に示した様に代
えた以外は、実施例1と同様な操作で実験を行った。結
果を表5に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)(a)リン酸エステル及び亜リン酸エステ
    ルからなる群から選ばれた少なくとも 1種のリン化合物及び(b)アルコールによつて炭化水
    素媒体に可溶化されたマグネ シウム化合物、 (B)炭化水素媒体又はアルコール(b)に可溶性の遷
    移金属化合物、及び (C)有機アルミニウム化合物、 から形成される触媒の存在下に、炭化水素媒体中でα−
    オレフィンを重合もしくは共重合することを特徴とする
    α−オレフィンの低重合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5079205A (en) * 1990-07-13 1992-01-07 Exxon Chemical Patents Inc. Group ivb, vb and vib metal hydrocarbyloxides, with alumoxane for olefin polymerization
EP0566123A2 (en) * 1992-04-16 1993-10-20 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Process for the production of polyethylene

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