JPS6272624A - アロエからの生理活性作用を有する物質の製造方法 - Google Patents

アロエからの生理活性作用を有する物質の製造方法

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JPS6272624A
JPS6272624A JP60214313A JP21431385A JPS6272624A JP S6272624 A JPS6272624 A JP S6272624A JP 60214313 A JP60214313 A JP 60214313A JP 21431385 A JP21431385 A JP 21431385A JP S6272624 A JPS6272624 A JP S6272624A
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activated carbon
aloe
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林 達男
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亀山 省司
Takeshi Saito
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    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
m−上の手1 分野 本発明はアロエから創1u治應作用などの/l−: J
ul活性作用を有する物質を製造する方法に関する。
【1匹【【 キダチアロエやアロエベラ等のアロエ中には創傷治癒作
用を有する有効成分が含まれていることは広く知られて
おり、このため従来より創傷治癒作用を有する有効成分
を分画する方法が種々提案されている。本出願人ら、こ
のような試みとして、ア[重量工を水可溶性有機溶媒に
より抽出し、活性炭カラムクロマトグラフィーに付すこ
とによりアロエから生理活性作用を有する物質を製造す
る方法(特開昭56−120621号公報)、更にアロ
エ樹液に対してバッチ法による活性炭処理を行なってア
ロエから生理活性作用を有する物質を製造する方法(特
開昭58−15918号公報)をそれぞれ提案している
。 発明が解決しようとする問題1、 しかしながら、前置の特開昭56− 120621号公報記載の方法は、大量のアルコール等
の水可溶性溶媒を必要とする−[、大量の活性炭を使用
する活性炭カラムクロマト法を採用し、また収率が必ず
しも高くないので、かなりのコスl−を要し、工業化が
実際上困難である。しかも、この方法で得られた生理活
性物質は無曙質分の含有率が比較的高く、使用により疼
痛などが生じるおそれがあって使用感の点で問題があり
、また水に不溶な成分が混入するという問題がある。 また、後者の特IFil昭58−15918号公報記載
の方法は、上記方法の問題点は解決されるが、実際にア
ロエからの生理活性物質を製造づるに当って、起炎性が
なり、h)つ軽時安牢性に優れた生理活性物質を得るた
めには活性炭を対アロエ10重量%以上と多量に使用す
る必要がある。このため、コストアップは避けられず、
しから活性炭の多聞使用で活性炭中の不純物が溶出し、
R終物質に屁入する場合がある。更に、製造作業上、液
間に対して活性炭の割合が多いため分離がしにくいとい
う問題が残っている。 本発明は上記事情に鑑みなされたもので、創傷治癒作用
等の生理活性作用に優れ、かつ起炎性がなく、使用感上
問題がないと共に、経時安定性の良好なアロエからの生
理活性物質を活性炭量を少なくして好演的に、しか−b
作業性よく製造づる方法を提供することを目的とする。 1題」、Jを解決するための;  び 本発明は、上記目的を達成するため、アロエの樹液に対
してバッチ法による第1回の活性炭処理を行ない、次い
で活性炭を除去した溶液を濃縮し、口の濃縮液に対して
バッチ法による第2回の活性炭処理を行ない、活性炭を
除去して得られた溶液を採取することに」:す、アロエ
からの生理活性作用を有づる物質を製造するようにしだ
らのである。 即ち、本発明者らは品質の安定な生理活性物質を得るた
めにはアロエ樹液に対してバッチ法による活性炭処理を
行なう場合に重量!IL ]!Uを2回に分に1するこ
と、この場合2回目の活性炭処理を行なうに当り、1回
目の活性炭処理により得られた溶液を濃縮することによ
り、活性炭総使用量を低減しても高品質の生理活性物質
が1!?られることを知見し、本発明をなJに至ったも
のである。 以下、本番用につき更に詳しく説明する。 本発明に係るアロエからの生理活性作用を有する物質(
生理活性物質)の製造方法は、まずアロエの樹液に対し
てバッチ法による第1回の活性炭処理を行なう。 ここで、原料となるアロエとしてはキダチアロエ、シ1
!ボンアロエ、アロエベラが好適に用いられる。また、
アロエ樹液は、これらのアロエの全草又は東部らしくは
東部より菓部を除いたゼリ一部を圧搾、破砕、粉砕等と
して得られる。 本発明においては、このようにアロエ全草、菓部もしく
はゼリ一部を圧搾、破砕、粉砕等して得られる樹液を使
用するものであるが、この場合圧搾、破砕、粉砕等した
ものをそのまま、即ら樹液に固型物が混ざったものをそ
のまま次の工程にJ、わしても差支えない。しかし、遠
心1F5過、フィルタープレス3濾過、3P紙や1戸布
等を用いた自然j濾過などの適宜な分離手段により固型
物を除き、樹液のみとしたものを以下の工程で用いるこ
とが以後の操作性等の点から望ましい。 本発明はこのようにしてゼ1られたアロエ樹液に対して
活性炭処理を行なうものであるが、第1回の活性炭処理
は、アc+ :t fil液に活性炭を加えて撹拌する
バッチ処理法を採用して行なうものであり、この場合こ
のバッチ法による第1回の活性炭処理は、活性炭をアロ
エに対し2〜10%(重量%。 以下同じ)、特に5〜8%の割合で使用し、30分〜3
時間、特に60〜90分間行なうことが好ましい。 本発明においては、このように第1回の活性炭処理を施
した後、3濾過等の手段により活性炭を除去し、得られ
た溶液を加温、減圧等の手段により濃縮する。その濃縮
の度合はブリックス(3rix)計による固形分濃度が
5へ・20%、特に8〜12%とすることが好ましい。 このように第1回活性炭処I!!!模の溶液を好ましく
は3rix5〜20%に濃縮することにより、2回目の
活性炭処理においてその活性炭使用Inを減らすことが
可能になり、また全体の容量を少なくできることにより
作業−ヒ効率が良(なるしのである。 次に、本発明は、この園縮液に対し、更にバッチ法によ
る第2回の活性炭処理を行なうものであり、バッチ法に
よる活性炭処理を2回に分割して行なうこと、第1回の
活性炭処理により得られた溶液を濃縮したものに第2回
の活性炭処理を施すようにしたことにより、活性炭総使
用醋を著しく低減でき、製造時の作業性を高めることが
できたものであり、しかも活性炭量が少なくとも生理活
性作用、使用感、安定性の優れた生理活性物質を得るこ
とができたものである。 ここで、この第2回目の活性炭処理において、活性炭使
用量はアロエに対し0.1〜5%、特に0.5〜2%と
することが好ましく、また処理時間は30分〜3時間と
することが好ましい。なお、本ブを明において、第1回
及び第2回の活性炭処理で使用する活性炭総量はアロエ
に対し3〜10%、特に5〜8%とすることができる。 第2回の活性炭処理後は、5濾過等の手段により活性炭
を分離除去して重量られた無色透明の溶液を採取する。 この溶液はこれをそのまま生理活性物質として用いても
よく、或いはこれを濃縮、乾燥し、水に可溶で安定な白
色粉末を採取し、これを生]!LI活性物質として使用
してもよい。 本発明の製造方法としては、更に好ましくはアロエ樹液
に対する第1回の活性炭処理を行なう前にアロエ樹液を
1M熱処理することが好ましい。 加熱処理条件としては、常圧下又は減圧下において温度
60〜95℃、特に80〜95℃、時間20秒〜1時間
、特に10〜30分の条件が好適に採用され、この加熱
処理により活性炭処理において水不溶性成分が確実に除
去されると共に、加熱変性によって水不溶性となる成分
や経時的に変性を起こして水不溶性となる成分、更には
変色の原因となる成分も確実に除去される。これに対し
、温度が60℃より低い場合、加熱時間が20秒より短
かい場合には加熱処理の効果が十分に発揮され難く、ま
た温度が95℃より高い場合、加熱時間が3時間より長
い場合には有効成分の変質が生じるおそれがある。 本発明方法により1!7られた物質は、切傷や熱傷など
の創傷に対し非常に高い治癒促進作用を示し、優れた組
織賦活性用を有する。しかも、安定性が高く、皮膚に適
用しても刺激性がなく、経時安定性も高く、従って外用
剤、化粧料等に好適に用いられる。更に、本発明による
生理活性物質は、糖類、有機酸、アミノ酸、水溶性無機
塩などを含有し、飲用しても毒性がなく、また味はやや
酸味があり、このため健康飲料等の飲食物や歯磨、うが
い桑、トローチ等の【」腔用製品にも有ダJに配合、使
用し得る。 &JJと旌1一 本発明によれば、アロエ樹液に対しバッチ法による活性
炭処理を2回1%:分けて行ない、しかも第1回の活性
炭処理後のm液の澹縮液に対して第2回の活性炭処理を
行なうようにしたことにより、f9J山治癒等の生理活
性作用に優れ、しかも使用感、安定性の優れたアロエか
らの生理活性物質を活性炭使用量を低減して製造でき、
このため作業性が高まると共に、製造コストを下げるこ
とができ、工業的生産に非常に適しているものである。 以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明す
るが、本発明は下記の実施例にIll限されるものでは
ない。 〔実施例〕 キダチアロエ東部10kaをミキサーにて破砕し、ろイ
1ろ過によりパルプ分を除いた樹液を90℃で20分間
加熱した後、冷lJシ、これに粉末活性炭6002を加
え、室温で1時間攪拌した。次いで、ろ過を行ない、透
明なろ液6.5!を得た。このろ液を60℃でアスピレ
ータ減圧下に3rix10%まで濃縮し、この濃縮液に
粉末活性炭100tを加え、室温で30分間重量拌した
後、ろ過し、そのろ液を凍結乾燥して白色粉末(本発明
生理活性物質)160’)を151だ。 (比較例1) キダヂアロエ東部10kaをミキサーにて破砕し、ろ布
ろ過によりパルプ分を除いた樹液を凍結乾燥することに
より、黄緑色粉末(比較量I)280牙を得た。 〔比較例2〕 キダチア[重量菓部項に9をミキサーにて破砕し、ろ布
ろ過によりパルプ分を除いた樹液を90℃で20分間加
熱した後、冷却し、これに粉末活性炭700牙を加え、
室温で1時間攪拌した。次いで、ろ過を行ない、透明な
ろ液6.2)を19だ。このろ液を40℃でアスピレー
タ減圧下に3rix10%までrA縮し、この+重量縮
液を凍結乾燥して淡黄色粉末(比較量II)1807を
jりた。 〔比較例3〕 ギグゾアロエ東部10kciをミキサーにて破砕し、ろ
布ろ過によりパルプ分を除いた樹液を90℃で20分間
加熱した後、冷却し、これに粉末活性炭130C1を加
え、室温で1時間攪拌した。次いで、ろ過を行ない、透
明なろ液4.8Jを得た。 このろ液を40℃でアスピレータ減圧下に13rix1
0%まで瀧縮し、濃縮液を凍結乾燥して白色粉末(比較
量1[1)重量0牙を得た。 次に、上記実施例、比較例で得られた生理活性物質、比
較量の生理活性作用を下記実験例により説明する。 (実験1) ウィスター系ラット用(1257〜135牙)を用い、
1群7匹ずつに分け、ネンブタール麻酔下、広範囲に背
部の毛を刈った模アルコール消毒をしてメスで正中線に
沿って40の鋭利な切創傷を作製し、1[相]おきに3
ケ所をミュツヘル針で縫合した。 fllJ ljj製作後、実施例で得られた生理活性物
質40■/ kgクラット生理食塩水に溶かして1日1
回連続して7日間皮下投与した。創傷作成模7目跡にラ
ットをクロロホルムで殺し、aH1a部皮膚全皮膚して
皮下組織を除き、創傷線に直交する1】重量の皮膚片を
各ラットから3個あて作製し、インストロンの張力測定
機により創傷部皮膚片が引き離されるのに要した張力(
tensi le strength)を測定し、その
平均1nを創傷治癒度の指標とした。 なお、対照として生理食塩水2 xl / KQクラッ
ト皮下投与し、同様にして張力を測定した。結果を第1
表に示す。 第1表 比率は対照の張力を100とした場合の本発明の生理活
性物質の張力の比率であり、値の大きいもの程f91個
治癒効果が優れていることを示す。 第1表の結果から明らかなように、本発明法により得ら
れた生理活性物質には顕著な創傷治癒効果が認められた
。 (実験例2) SJc :ddYv’7ス1n(6al)81群10匹
用い、その足踵に本発明生理活性物質及び比較量I〜m
の4%生重量!!食塩水溶液0.01yfをそれぞれ皮
下注射した。対照としては反対側の足踵に生理食塩水0
.01yZを同様に投与した。投与1股5時間経過した
時点で課のところから両足を切断し、左右両足の重量を
測定し、対照に対する薬物投与による足重聞増加率によ
り起炎性を評価した。結果を第2表に示す。 第2表 B A:薬物投与定重量 B:対照足重隋 第2表の結果から明らかなように、本発明生理活性物質
には起炎作用が認められなかった。しかし、比較品丁に
は起炎性が認められl;。また、本発明と回出の活性炭
を使用しても1回の活性炭処理しか行なわなかった比較
量■も若干の起炎性が認められ、1回の活性炭処理しか
行なわずに本発明と同様に起炎性のないものにするため
には、約2倍程度の活性炭が必要である(比較品厘)こ
とが知見された。 〔実験3〕 本発明生理活性物質及び比較量1〜■の20%水溶液を
調製し、油浴中(95℃)で3時間/重量 iζした時
の経時変化を波長420nlllの吸光度を測定し、イ
の経時安定性を評価した。 第3表 第3表の結果より、本発明生理活性物質は経時安定性に
優れていることが認められるが、これと同等の経時安定
性を達成するためには、比較量■に見られるように一回
の活性炭処理しか行なわない場合、活性炭を本発明の約
2倍必要とすることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アロエの樹液に対してバッチ法による第1回の活性
    炭処理を行ない、次いで活性炭を除去した溶液を濃縮し
    、この濃縮液に対してバッチ法による第2回の活性炭処
    理を行ない、活性炭を除去して得られた溶液を採取する
    ことを特徴とするアロエからの生理活性作用を有する物
    質の製造方法。 2、アロエがキダチアロエ又はアロエベラである特許請
    求の範囲第1項記載の製造方法。 3、アロエ樹液に対する第1回の活性炭処理前に加熱処
    理を行なうようにした特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の製造方法。 4、アロエの樹液の加熱処理条件が加熱温度60〜95
    ℃、加熱処理時間が20秒〜1時間である特許請求の範
    囲第3項記載の製造方法。 5、活性炭使用量がアロエの重量に対し第1回の活性炭
    処理の場合が2〜10重量%、第2回の活性炭処理の場
    合が0.1〜5重量%である特許請求の範囲第1項乃至
    第4項いずれか1項に記載の製造方法。 6、活性炭処理時間が第1回の活性炭処理の場合が30
    分〜3時間、第2回の活性炭処理の場合が30分〜3時
    間である特許請求の範囲第1項乃至第5項いずれか1項
    に記載の製造方法。 7、濃縮液の濃縮度合がブリックス計による固形分濃度
    として5〜20重量%である特許請求の範囲第1項乃至
    第6項のいずれか1項に記載の製造方法。
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