JPS6270220A - 無定形アルミノ珪酸塩のフィラーおよびその製造方法 - Google Patents

無定形アルミノ珪酸塩のフィラーおよびその製造方法

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JPS6270220A
JPS6270220A JP60185634A JP18563485A JPS6270220A JP S6270220 A JPS6270220 A JP S6270220A JP 60185634 A JP60185634 A JP 60185634A JP 18563485 A JP18563485 A JP 18563485A JP S6270220 A JPS6270220 A JP S6270220A
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萩原 善次
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な無定形(非晶質)アルミノ珪酸塩組成物
とそれの製造方法に関するものである。
さらに本発明は前記アルミノ珪酸塩組成物のイオン交換
法やそれを用いてフィラーに適した微細粒子よりなる活
性物質を製造する方法も提供している。さらに詳しくは
、イオン交換能を有する多孔性微細粒子よりなる新規な
無定形のアルミノ珪酸塩組成物とそれの経済的な製造方
法のみならず上記アルミノ珪酸塩組成物のイオン交換法
や微細粒子より構成されるフィラー物質の製造方法を本
発明は提供するものである。本発明により得られる微細
粒子より構成される無定形アルミノ珪酸塩組成物は吸湿
性が少なくまた分散性も優れており、それの物性ならび
に化学性より見て無機質のフィラー(Fi1ユer)と
して好適である。例えば紙、繊維、各種のプラスチック
、天然ゴム、合成ゴム、顔料、塗料等の分野へ充填剤と
しての本品の利用が考えられる。本発明の新規な無定形
アルミノ珪酸塩組成物は水に殆んど不溶であり、耐水性
や耐熱性も優れており、またそれのイオン交換容量が後
述の如く、可成り犬である。その上、特にアンモニウム
イオン、カリウムイオン等の1価陽イオンやカルシウム
イオン、マグネシウムイオン等の2価陽イオンに対する
本組成物の選択吸着性は顕著であるために無機質の陽イ
オン交換体としての新用途が期待される。
本発明者は無定形のアルミノ珪酸塩の経済的な合成とそ
れの微細化技術について鋭意研究中のところ、特定の組
成範囲を示す無定形アルミノ珪酸塩はそれの合成過程で
反応に関与する因子を調節することにより親水性の比較
的少ない微細粒子の状態で析出分離させることが可能で
あり、またそれの陽イオン交換能を大きく保持させるこ
とも可能であることを見出し本発明に達した。
以下に本発明の詳細な説明する。本発明は下記の如く構
成される。金属酸化物−アルミナ−二酸化珪素を主成分
とする無定形のアルミノ珪酸塩であって、これの一般式
がxMzo−Al2O3−ysio2でΩ 表わされ、前記Mはイオン交換特性を有し、さらに金属
酸化物の係数Xおよび二酸化珪素の係数yはアルミナを
基準にして、それぞれ06〜18および1.3〜3.6
の範囲内にあることを特徴とする無定形アルミノ珪酸塩
組成物と上記組成範囲を有する無定形アルミノ珪酸塩組
成物の製造方法より本発明は構成されている。さらに、
本発明は本発明により得られる微細粒子よりなる無定形
アルミノ珪酸塩を1価金属イオン、2価金属イオン又は
アンモニウムイオンを含む塩類溶液を用いてイオン交換
を実施することにより1価金属、2価の金属又はアンモ
ニウム置換型の無定形アルミノ珪酸塩組成物の新規な製
造方法を提供している。次に本発明は、上述の本発明に
より得られる無定形アルミノ珪酸塩組成物を処理して吸
湿性の少ないフィラーに適した微細粒子よりなる新規な
活性物質を製造する方法をも提供するものである。
本発明の無定形アルミノ珪酸塩組成物は多孔質であり、
その比表面積(SSA)は少なくとも5171”7g(
無水基準)以上であり、本発明法によれば、SSA数十
〜数百平方メートル/りのものが容易に得られる。これ
の組成式は06〜1.8・M又O・Al2O3・13〜
3.6810□で表わされるものであって、これは、合
成時には、若干の含水状態の微細粒子の形状で得られる
。本品は上記のように無定形である(X線回折や電子顕
微鏡より見て完全に非晶質)。本発明の合成法によれば
、上記の組成式中のMは通常ナトリウム液ムって、従っ
て0.6〜1.8− Ma 0−Al2O3・1.3〜
3.65102(水に殆んど不溶)の組成を用する微細
粒子が得られる。M(本合成ではNa)はイオン交換性
を有し、1価〜2価金属イオン(例:カリウム、リチウ
ム、アンモニウム(NH4)、 鉄(■)、マクネンウ
ム(■)、カルシウム([1) 、コバルト(II) 
、ニッケル(II)等の陽イオン)と容易に置換される
特性を有することが確認された。Mに対する上記金属イ
オンの置換率は原子価状態、水和イオンの大きさ等によ
り異なる。本発明の合成法により得られる上記の組成を
有する無定形アルミノ珪酸塩(M=Na;  真比重=
2)の粒子径は極めて微細であシ、走査型電顕(SEM
)による測定では平均粒子径(Dav)は0.5μm以
下に達する。合成時の反応条件の差異により上記のI)
avは変動するが、通常0.3μm以下の粒子が得られ
る。本発明の合成法により得られた無定形アルミノ珪酸
塩は、例えば遠心分離機、フィルタープレス等を用いて
濾過してから水洗されて固相に存在する遊離アルカリを
除去後、100’〜110℃に乾燥され、さらに粉砕工
種を経て製品とされる。前記の濾過や乾燥工程に於て無
定形アルミノ珪酸塩を構成している1次の微細粒子は部
分的に凝集して2次粒子となるが、これは粉砕機等によ
り解砕または粉砕(軟式または湿式法)することにより
より細かい微粒子に分散される。かかる処理方法により
本発明の無定形アルミノ珪酸塩のDavを6μm以下に
通常0.01〜1μm (粒度の測定:光透過法)の微
細粒子に調製することは容易である。
次に本発明の微細粒子よりなる無定形アルミノ珪酸塩組
成物の製造方法について述べる。
アルカリ度が1.2〜3.5Nの範囲にあるアルカリ液
(溶液−C)を撹拌下に保持し、これに対して遊離アル
カリを含有するアルミン酸す) リウム液(溶液−A)
および遊離アルカリを官有する珪酸ナトリウム液(溶液
−B)の所定量をそれぞれ個別的に添加して水に難溶性
の微細粒子よりなる無定形アルミノ珪酸塩(主成分: 
Na o−A12o3−5102)  を含むスララー
液を生成させ、次いでそれの熟成を実施して無定形のア
ルミノ珪酸塩を製造する方法において、前記溶液−Aお
よび溶液−Bの溶液−〇への添加は、得られる混合物中
のSi/Adの比が添加中および添加後24〜7.6の
範囲内になるように行なわれ、そしてその混合は55℃
以下で実施され、そして前記のスラリー形成ならびに熟
成時の何れの水溶液相のアルカリ度も予め調製された溶
液−〇のアルカ’J度の±0.3ONになるように溶液
−人および溶液−Bを調整し全工程を通じて、アルカリ
度の変動を抑えて金属酸化物−アルミナ−二酸化珪素を
主成分とする無定形のアルミノ珪酸塩であって、これの
一般式がx N a 2O ・A 12O3・ySiO
2で表わされ、前記のNaはイオン交換性を有し、さら
にアルミナを基準にして酸化ナトリウムの係数Xは0.
6〜18また二酸化珪素の係数yは1.3〜36の範囲
にあることを特徴とする微細粒子よりなる無定形のアル
ミノ珪酸塩組成物の製造方法により本発明の合成法は構
成されている。ところで本願で述べているアルカリ度と
は、水溶液相の一定量を採取し、必要あれば水でこれを
希釈した後、これにフェノールフタレイン等の指示薬を
加えて塩酸標準液で中和滴定して算出されたアルカリの
規定度(N)を表わしている。本発明に於ては原料液の
溶液−Aおよび溶液−Bの溶液−Cへの添加は、前述し
た如く混合物中のSt/A、9の比が添加中および添加
後も24〜76($102/Al2O3のモル比では1
2〜3.8)の範囲内になるように実施され、そしてそ
の混合は55℃以下で実施される必要がある。さらに前
記のスラリー形成ならびに熟成時の何れの水溶液相のア
ルカリ度も予め調製された溶液−Cのアルカリ度の±0
3ONになるように溶液−Aおよび溶液−Bを調整し、
全合成工程を通じて、アルカリ度の変動を抑えて本発明
の無定形アルミノ珪酸塩の製造が実施される。本発明に
於ては、上記のスラIJ−1のアルカリ度は12〜3.
5Nが好適の範囲であり、かかるアルカリ度を全合成工
程を通じて保持するために溶液−A、溶液−Bおよび溶
液−Cの組成ならびに濃度を予め調製する際に調整する
ことが必要である。上記のアルカリ度は12〜3.5N
の範囲内にあって、かつ予め調製された溶液−Cのアル
カリ度の±0.30 Nに入ることかもつとも好ましい
。さらに本発明に於ては、上記のスラリー液中のN a
/A l比が1.1〜6、 ’i (Na O/Al2
O3のモル比では1.1〜6.7 )になるように、前
記と同様に、溶液−A1溶液−Bおよび溶液−〇の組成
ならびに濃度を予め調整しておくことが品質の優れた無
定形の珪酸塩を得る上に必要不可欠である。
本発明で使用する溶液−人は、既述のように、過剰の遊
離アルカリを含むアルミン酸ナトリウム溶液であり、こ
の液は、水酸化アルミニウムまたはアルミニウム塩類に
過剰の強アルカリ(水酸化す) IJウム)を加えて容
易に調製することができる。本液は無定形アルミノ珪酸
塩の合成に必要とするアルミナ(Al2O3)源であり
、また一部のアルカ’) (NazO)の供給源でもあ
る。一方、溶液−Bは、既述のように、遊離アルカリを
含む珪酸ナトリウム液であり、本液は無定形アルミノ珪
酸塩の合成に必要とするシリカ(Si02)源であると
同時に一部のアルカ’) (Na 2O )の供給源に
もなっている。溶液−Bとしては、例えば市販の珪酸ナ
トリウムや水ガラス液(J工S−3号品)または上記に
適当量のアルカリを加えて使用することができる。さら
に既述した溶液−Cはアルカリ度1.2〜3.5Nの範
囲内にある濃度既知の水酸化ナトリウムの水溶液である
。前記3種の原料液の調製に際しては、既述のように、
これらの液の所定量の混合を終了した際に、混合物中の
原料物質のモル比Na2O/AA’2O3−1.1〜6
.7 (Na/AI!−t、1〜6.7)およびSiO
2/Al2O3−1.2〜3,8(Sl/Al−2,4
〜7.6)であって、かつ生成するスラリー液のアルカ
リ度が予め調製された溶液−Cのアルカリ度の±0.3
0 Nの範囲の一定濃度に入るように、3種の原料液の
組成を予め調節しておくことが重要である。原料液の混
合は既述した諸条件を満足するように本発明では行われ
るが、具体的には、例えば下記の混合法が好ましい。本
発明に於ては所定量の溶液−Aおよび溶液−Bは、個別
的にそれぞれ所定の速度で撹拌下のアルカリ度を12〜
3.5Nの範囲の一定値を保持している溶液−cl含む
反応槽へ注入される。この場合、溶液−Aおよび溶i−
Bの注入速度は、これらの原料液の濃度や使用量により
互いに異なるが、両液の所定量の注入はほぼ同一時間で
終了させて、原料液−A、  BおよびCの混合時に生
成するスラリー液のアルカリ度が、前述の如(,1,2
〜3.5Nの範囲にあって、かつ添加される原料物質の
モル比が、既述の如く、Na2O/A/2O3−1.1
〜6.7(Na/A/−1,1〜6.7 )およびSi
O2/Al2O3−1.2〜3.8 (Si/A# −
2,4〜76)の範囲に入るように上述の3種の原料液
の組成や濃度を予め調製する際に調整するという要件が
必要とされる。
本発明に於ては、さらに上述の原料液の混合を55℃以
下の温度領域で、例えば5°〜40℃の温度域で実施す
ることが均質な無定形アルミノ珪酸塩の微細粒子を最終
的に得るために好ましい。
従って原料液のA、BおよびCは、これらの混合に先行
して何れの液も55℃以下に保持することがもつとも好
ましいことである。本発明の新規な原料混合法により、
55℃以下の温度下で生成する無定形アルミノ珪酸塩の
平均1次粒子径は、既述したように、極めて微細である
( Dav = Q、5μm以下で、通常0.1μmよ
り小さい(SEM−測定)〕。
これの組成はアルミナを基準にして一般式06〜1、8
− Na2O− Al2O31.3〜3.65in2・
XH2Oの組成範囲内にあることが確認された。前述し
だ理由に基づき、本発明に於ては無定形のアルミノ珪酸
塩のスラリーの形成やそれの熟成は何れも55℃以下の
温度域で実施されることが好ましい。上限の55℃以上
の温度域に於けるスラリー形成では、温度の上昇や反応
時間の増大にともない生成した無定形物質の一部の結晶
化が起り、それの混在のために無定形粒子の均質性も低
下する原因になる。次に生成スラリー混合液のアルカリ
度や原料物質混合時のNa O/Al 2O3およびS
i0□/Al2O3モル比を前述した範囲内に保持させ
ることは容易である。即ち、原料液の溶液−A%Bおよ
びCの混合を前述の操作によって実施する際に所定のア
ルカリ度および原料物質のモル比が一定になるように上
述の3種の原料液を個別的に調製する際にこれらの液の
組成やアルカリ度を予め調節しておけばよい。本発明の
原料液の添加法(55℃以下)によれば、スラリー混合
物の生成は常に液相のアルカリ度をほぼ一定に保持した
状態で行えるので組成変動の少ない無定形のアルミノ珪
酸塩の生成が可能な利点がある。前述した如き本発明独
特の原料液の注入法に従って、撹拌下の溶液−〇を含む
反応槽に対して、溶液−AおよびBが個別的に注入され
ていくにつれて、スラリー混合物の生成量は徐々に増大
するが、反応槽のアルカリ度は、スラリー形成や熟成工
程が終了するまで一定に保持される。これは予め調整さ
れた溶液−Cのアルカリ度とほぼ同一になるように本発
明では既述の3種の原料液を予め調整する際に正確な調
整がなされている。上述の如く原料液のA、およびB1
個別的にC−液に注入してアルカリ度を一定に保って混
合を実施することにより極めて微細で組成変動の少ない
均質な無定形アルミノ珪酸塩粒子を含むスラリー液が得
られる特徴がある。上述したような本発明独特の原料物
質の混合法を含む本発明の合成法を実施することにより
得られる難溶性の無定形アルミノ珪酸塩よりなる微細粒
子の特徴を要約すれば下記の如くである。
(1)本発明に於ては水溶液相のアルカリ度や原料物質
のモル比を一定に保持した条件下でスラリー粒子の生成
を実施しているために、得られる無定形アルミノ珪酸塩
は均質で且つ微細粒子より構成されている。
(10本法により得られる無定形のアルミノ珪酸塩の微
細粒子の形状は揃っており、それの1次粒子の平均粒子
径Davm0.5μm以下で、通常0.3/jm(SE
M−測定)以下の小さい粒子が得られる特徴がある。
(iii)  本発明では、アルカリ度や温度を一定に
保つと同時に原料物質混合時に局部濃度になるのを抑え
て均質粒子(真比重≧2)が生成するように配慮されて
いるために生成粒子は多孔質で且つ均質であり、0.6
”−1,8Na2O−Al2O3’ 1.3〜3.68
102の組成範囲のものが得られる。これの比表面積は
少くとも5 Tr? / 1以上であり、活性も極めて
大きい特徴がある。
(1v)  本法により得られる微細な粒子よりなる無
定形のアルミノ珪酸塩(Na2O−A/2O3−8tO
2−H2O)の化学組成の変動は僅少であり、これは好
ましい大きなイオン交換容量を保持している。
(v)本法により得られる微細なアルミノ珪酸塩粒子は
極めて活性度が大であり、無機充填材(フィラー)とし
ての好ましい特性を有していることが判明した。
(■1)本発明により得られる微細粒子より構成される
無定形アルミノ珪酸塩の吸湿性は極めて少ない特徴があ
る。これは本発明の無定形アルミノ珪酸塩が高分子体の
フィラーとして好適であることを示している。
本発明で得られる無定形アルミノ珪酸塩の組成分析は下
記の方法で実施され、この分析結果より明細文記載の組
成式が求められた。
Na 2O−無定形アルミノ珪酸塩0.1〜0.2g金
精秤し、これに水10mA’と塩酸(2+1 )8〜1
0m/を加えて溶解し、さらに水を加えて最終的に全容
量を2O0meに保持した。上記液の一定量を採取し、
これに塩化ナトリウム標準液の一定量を添加する標準添
加法を用いて、原子吸光法によジナトリウムを定量して
Na 2O含有量を求めた( Na の定量:589n
m)。 なお、ナトリウムの定量に際しては塩化カリウ
ム水溶液が干渉抑制剤として使用された。
Al2O3−無定形アルミノ珪酸塩の01〜02g金精
秤し、これに水10meと塩酸(2+1)8屑jを加え
て溶解し、さらに水を加えて最終的に全容量12O0m
/に保持した。上記液の一定量を採取し、これにo、 
OI M FJDTA標準溶液(Na 2 E D T
 A :エチレンジアミンー4酢酸−2Na塩)の一定
量を加えて約15分間煮沸する。次に前記液を冷却した
後、これに酢酸−酢酸アンモニウム緩衝液(CH3CO
0H601/+CH3COONH477g+水→全容]
lり2Om1と99.5%エチルアル−x −k 70
 mlを加える。さらに上記液に対してジチゾン指示薬
溶液(ジチゾン0.025 、? + 99.5%C2
H50)(→100m1)の数滴を滴下して最終的に0
.OIM酢酸亜塩標準tLヲ用いて逆滴定する方法によ
り、アルミニウムを定量してAl2O3含有量を求めた
5rO2−無定形アルミノ珪酸塩の01〜0.29kM
秤し、これに水10t/と塩酸(2+1)8s+4を加
えて溶解し、さらに水を加えて#絆的に全容量を2O0
−に保持した゛。上記液の一定量全ポリエチレン製のビ
ーカーに採取し、これに7ノ酸(HF’)1〜2滴、3
 N H28042mg、および10 w/v%モリブ
デン酸アンモニウム溶液5mJ’i添加してから60°
〜70℃に1〜2分間(湯浴使用)保持した。次に、前
記加温液を約1o分間放冷後、これに10 w/v%酒
石酸酒石酸水溶液5水l加えて全容量を100mA!に
保持して、2O分以内に42O nmに於ける吸光度を
測定する比色法により二酸化珪素を定量した。
実施例−1 本実施例は無定形アルミノ珪酸塩の製造に関するもので
ある。本実施例に於ては原料液として下記の溶液が調製
された。
溶液−A:水酸化アルミニウム〔Al(OH)3・xH
2O;x23 ) 2.12kgに対して、49チ水酸
化ナトリウム溶液(比重−1,51)3、45 kgと
水と全加え得られた混合物全加熱して溶解した。次に前
記溶解液 に対して、さらに水を加え、最終的に 全容量を8,91に保った。上記液中の微量懸濁物を濾
過して透明液とした。
溶q−B:珪酸ナトIJウム(J工S−3号:比重−1
,4: Na2O−9.5%:510229%)8.7
に9に’Nして49%水酸化ナトリウム溶液(比重−1
゜51 )、 0.25kgと水を加えて全容を8.9
1に保った。上記液中の微量懸濁物を濾過して透明液 とした。
溶液−C:49%水酸化す) IJウム溶液(比重=1
.51)3.1に9に対して水を加へ全容を156eに
保持した。(溶液−Cの アルカリ度−2,42N )溶液−C (15,61)を反応槽に入れた後約 40℃に加熱して350 rpmの撹拌下に保った。こ
れに対して、溶液−八 (約40℃; 8.91 )および溶液−B(約40℃
;8.91)をそれぞれ個別的に圧入し、両者の注入?
:1時間40分で終了した。上記の溶液−人および 溶液−Bの溶液−Cへの注入に際して は1両液の注入開始から終了まで一貫 して、得られる混合物中の51o2/Al2O3の−E
−A/比は3.38 (Si/A#−6,76)に保持
された。本実施例に於ては、原料 液の混合終了時のNa2”/Al2O3のモル比は4.
43、またNa 2O/S iO2のモル比は1.31
であった。原料液の混合終了後、スラリー含有液は約4
0℃で 250 rpmの撹拌下に5時間保って生成した無定形
アルミノ珪酸塩の熟成が 行われた。熟成終了後、無定形アルミ ノ珪酸塩は遠心分離法により濾過され た。次に上記の珪酸塩に対して温水洗 条が実施された。水洗は炉液のpHが 10.5に到達するまで実施された。水洗を終了した珪
酸塩は100℃付近で 乾燥され、次いでブラウン粉砕機で解 砕され、最終的に乾燥済みの無定形ア ルミノ珪酸塩の微粉末4.1 kgが得られた。
本実施例の合成に於ては、合成の途中にて第1表ならび
に第2表記載の如く、水溶液ならびに固相の試料採取が
行われ各種の試験に供された。
(実施例−1の結果) 無定形アルミノ珪酸塩の乾燥粉末の収率:4.xkg化
学組成: 1.10Na2O・Al2O3−2.51S
iO□−xH2O平均粒子径(SEM) :Dav −
0,2μ口貞比重=19 比表面積(SSA) : 22tr?/g熟成開始後: 2時間経過時点    2.5ON 第2表、実施例−1の明相成分のモル比と平均粒子径(
Dav)1       1.07    2.47 
  0.22       1.12    2,49
    0.1実施例−2 本実施例は無定形アルミノ珪酸塩の製造に関するもので
ある。本実施例に於ては原料液として下記の溶液が実施
された。
溶液−A:水酸化アルミニウム〔M(OH)3・xH2
O;x:=3 ) 5.05 kgに対して49%水酸
化ナトリウム溶液(比重−1,51)5.8kgと水を
加え、得られた混合物を加熱して溶解した。次に前記溶
解液に対し て、さらに水を加え最終的に全容を 12.91!に保った。上記液中の微量懸濁物を濾過し
て透明液とした。
溶液−B:珪酸ナトリウム溶液(J工S−3号;比重謔
1.4;Na2OMm95%;Si0□!29411k
gに対して水を加えて全容を 1451に保った。上記液中の微1さ懸濁物を濾過して
透明液とした。
溶液−〇二49%水酸化ナトリウム溶液(比重−1,5
1) 1.08に9に対して水を加え全容を6.3Jに
保った(溶液−Cのアルカリ度−2,16N)。溶液−
C(631)k反応槽に入れた後、約35℃に 加温して450 rpmの撹拌下に保った。
これに対して溶液−人(約35℃; 12.91)および溶液−B(約35℃;z、51)t
−それぞれ個別的に注入し両者の注入を70分で終了し
た。前記 溶液−Aおよび溶液−Bの溶液−〇へ の注入に際しては、両液の注入開始か ら終了まで一貫1−て、得られる混合物中の5102/
Al2O3モル比は】、79(、Si/Al−3,58
)に保持された。本実施例に於ては、原料液の混合終了
時 のNa2O/Al2O3モル比は1.99またNa2O
/SiO2モル比は1.11であった。
原料液の混合終了後、スラリー含有液 は約35℃で350 rpmの撹拌下に3時間保ってか
ら生成した無定形アルミ ノ珪酸塩は遠心分離法により濾過され た。次に上記の珪酸塩に対して温水洗 条が実施された。この場合水洗は、ろ 液のpHが10.6に到達する迄実施された。水洗終了
後、無定形珪酸塩は 100℃付近で乾燥され、次いでブラ ウン粉砕機で解砕され最終的に乾燥済 みの無定形アルミノ珪酸塩の微粉末 739鴎が得られた。
本実施例に於ては合成の途中にて表記の如く水溶液なら
びに固相の試料採取が行われ、各種の試験に供−された
(実施例−2の結果) 無定形アルミノ珪酸塩の乾燥粉末の収率ニア39kg化
学組成: 1.03Na2O.Al2O3−3.24S
i○2・xH2O平均粒子径(SEM) : Dav 
= 0.2μm真比重:2.0 比表面積(SSA) : 56 tr?/ jl熟成開
始後: 1時間経過時点   2.35N 2時間経過時点    2.3ON 実施例−1は本発明にもとづく方法を実施して化学組成
1.10Na2O−Al2O3・2.51−8iO□・
XH2Oを有する微細な無定形アルミノ珪酸塩組成物(
Dav−0,2μm ; 5SA−22m”/ 9 )
の製造例を示したものである。本命の100℃付近の乾
燥粉末は若干の含水状態にあり、上記組成式中のXはほ
ぼ12である。本品無水物のイオン交換容量は6.9m
eq/ 、!i’ (理論値)の極めて高い値を示して
いる。
次に本実施例に使用した溶液−Cのアルカリ度は2.4
2Nである。合成過程に於ける液相のアルカリ度を第1
表に示した。本例に於いては、合成過程に於けるアルカ
リ度の変動は僅少であり、これは溶液−Cのそれに近い
値を示している。かがるアルカリ度の変動を抑えて本発
明法を実施することにより生成する微細な無定形アルミ
ノ珪酸塩の組成は、第2表に示した如く、はソ一定に保
持される利点がある。
実施例−2は実施例−1と異なる合成条件下で本発明に
もとづく合成方法全実施して化学組成1.03Na2O
・Al2O3−3.24SiO2−xH2Of有する微
細な無定形アルミノ珪酸塩組成物(Davy 0.2μ
m;SSA−56m’/、!i’)の製造例を示したも
のである。
本品無水物のイオン交換容量は5.7 meq/ 9 
(理論値)の好ましい値を示している。次に本例に使用
した溶液−〇のアルカリ度は2.16Nである。
合成過程に於ける液相のアルカリ度を第3表に記載した
が、アルカリ度はいづれも2.25〜2.35Nの好ま
しい範囲内にある。
比較例−1 本例は本発明に関連する比較例に関するものである。即
ち本発明で使用する原料と同一の水酸化アルミニウム、
アルカリ、珪酸ナトリウムおよび水を使用して本発明と
異なる条件下で水熱合成を実施する場合は本発明の無定
形のアルミノ珪酸塩は生成せずに、その代りに、ゼオラ
イト(結晶質)が生成することを示したものである。
本比較例に於ては合成に必要とする総ての原料は実施例
−2のるスケールで実施された。即ち水酸化アルミニウ
ム(AJ(OH)3・xH2O; x; 3 )1、7
 kgに対して49チ水酸化ナトリウム溶液(比重−1
51)、l、 9 kgと少量の水を加えて得られた混
合物を加熱溶解した。次に加熱溶解液に水を加えて全容
を43ivcr持した。溶解液中のyl量懸濁物を濾過
して除き透明液とした(溶液−A)。
次に珪酸ナトリウム(JIS−3号;比重−14;N 
a 2O−9.5%;5i02−29%> 3.7 k
gに対して水を加えて全’144.81に保持した。前
記水溶液中の微量の固形成分を除去して透明液を得た(
溶液−B)。
さらに49%水酸化す) l)ラム溶液(比重−1,5
1)0、36 kgに対して水を加えて全容を2.11
に保つた(溶液−〇)。上述の如くして調製された溶液
−八、溶液−B、および溶液−〇の全量を反応槽に入れ
た後、450rpmで撹拌が行われた。次に反応槽を加
熱して約98℃に保ち、同温度で450rpmの撹拌下
に4時間35分保持した。反応終了後、固相成分は遠心
分離されてから温水洗条された。この場合の水洗は炉径
のpHが10.6に到達するまで実施された。水洗終了
後固相は100℃付近で乾燥され、次いでブラウン粉砕
機で解砕された。最終的に乾燥済みの反応生成物(八−
型ゼオライド結晶質)2.32に9が得られた。本比較
例に於ては合成原料混合終了時の原料モル比は実施例−
2と同じである。即ちモル比5102/Al2O3−1
.79 (St/Al−3,5B )、Na2O/Az
、03−1.99、またNa O/St、□=−1,1
1であった。
(比較例−1の結果) A型ゼオライト乾燥粉末の収率:2.32kg化学組成
: 1.03Na2O−Al2O3・1.92SiO2
−xH2O(結晶質) 平均粒子径:53μm 真比重=2O4 比表面積(SSA) : 671 rr?/9第1図は
実施例−2および比較例−1で得られた乾燥粉末(10
0°〜110℃乾燥)のX線回折図を示したものである
。本発明で得られるアルミノ珪酸塩の乾燥粉末のX線回
折図をFlg・1−Aに示したが、これは完全に無定形
であり、水晶をさらに500℃付近に加熱しても依然構
造的には完全に非晶質である。一方比較例−1で得られ
た乾燥粉末のX線回折図をPlg・1−Bに示じたが、
これは明かに八−型ゼオライドの結晶構造を有すること
が判明した。
実施例−1で得られた無定形アルミノ珪酸塩の乾燥粉末
の電顕写Xを写真−1に示した。これより見ても本発明
で得られるアルミノ珪酸塩は無定形(非晶質)であるこ
とがわかる。一方比較目的で、比較例−1で得られた乾
燥粉末の電顕写真を写真−2に示した。これは結晶質(
立方晶)であり完全にA型ゼオライドであることがわか
る。
本発明の無定形アルミノ珪酸塩の合成に際しては、スラ
リー生成やそれの熟成を何れも55℃以下の温度領域で
実施することが好ましいことは既述したが、上記の上限
値以上の温度領域では、温度の上昇や反応時間の増大に
ともない無定形物質に結晶質(ゼオライト)の1部の混
在が認められさらに比較例−1に示しだ高温の合成条件
(反応温度約98℃;反応時間4時間35分)ではぜオ
ライド化は完全に進行し、八−型構造を有するゼオライ
トの生成が認められる。無定形アルミノ珪酸塩中にゼオ
ライト等の結晶質の混在を防止するためにも、本発明に
於ては、前記の如く、スラリー生成やそれの熟成を55
℃以下で実施することが必要である。
第2図に水の吸着等温線(25℃)を示した。
曲線lおよび2はそれぞれ本発明の実施例−1および実
施例−2により得られた無定形アルミノ珪酸塩(ナトリ
ウム型;500℃加熱活性化品)に関するものである。
これらの曲線より本発明の無定形アルミノ珪酸塩の吸湿
能は極めて僅少であることは明白である。曲線−3はX
−型ゼオライド(ナトリウム型)、曲線−4はシリカゲ
ル(Si02ゲル)、曲線−5はアルミナゲル(Al2
O3ゲル)、さらに曲線−6は八−型ゼオライド(ナト
リウム型)の活性化品の水の吸着等温線(25℃)K関
するものである。図示したシリカ、アルミナ、およびシ
リカ−アルミナ系(ゼオライト)の吸湿能の大きな吸着
剤に比較して、本発明の無定形アルミノ珪酸塩は水の吸
着性が極端に少ない特徴がある。かかる特性は本発明の
無定形アルミノ珪酸塩が種々の高分子体のフィラーとし
て好適であることを示している。第3図は本発明の無定
形アルミノ珪酸塩(ナトリウム型)の活性化品の恒温(
2O°±3℃)・恒湿(相対温度R,H,−70部5%
)下の吸水率の経時変化を示したものである。即ち1曲
線−8は実施例−1で得られた無定形アルミノ珪酸塩(
1,10・Na 2O・Al2O3−2.515in2
−xH2O)を500℃で1時間加熱活性化して無水物
としたものを使用し、−力曲線−7は無定形アルミノ珪
酸塩(0,89Na 2O・Al2O3−2,54s1
o2・XH2O)を500℃で1時間加熱活性化して無
水物としたものを使用して得られたものである。24時
間経過時点に於ても両者の吸湿率は僅少で何れも2%以
下の好ましい値を示している。
実施例−3 本実施例は無定形アルミノ珪酸塩(イオン交換可能な金
属イオン、Na)に対するアムモニウムイオン(NH4
”)のイオン交換例に関するものである。無定形アルミ
ノ珪酸塩(化学組成:103Na2O”Al2O3’ 
3.24SiO3axH2O)の乾燥粉末(実施例−2
)約100gを採取し、これに0.1MNH4Cl  
溶液250m/を加えた。上記混合物全室温下にて55
0 rpmで3時間40分撹拌して平衡に到らしめて、
無定形アルミノ珪酸塩中のNa とNH4+とのイオン
交換反応を実施した。交換反応終了後、涙過し、得られ
た不溶性の無定形珪酸塩は塩素イオンがなくなるまで水
洗された。次に得られたアルミノ珪酸塩は減圧デシケー
タ−に入れて乾燥を3日間行った。
本例に於ける減圧乾燥品の収率は118Iであ本発明の
無定形のアルミノ珪酸塩組成物は1価〜2価陽イオンに
対する選択吸着性が大きいことは既述したが、実施例−
3はイオン交換例としてアムモニウムイオンに対するナ
トリウムイオンの交換例を述べたものである。本例の如
き、交換反応の条件下では、無定形アルミノ珪酸塩中の
イオン交換可能なNa  はNH4と容易にイオン交換
されて固相中のアムモニウムイオン(NH4”)は0.
772当量分率(Na+= 0.228当量分率)に達
することが判明した。
実施例−4 本実施例は、無定形アルミノ珪酸塩(イオン交換可能な
金属イオン、Na)に対する2価金属イオンの交換例と
して、カルシウムイオン(Ca)を選び、Na  とC
a  とのイオン交換試験を実施した場合を述べたもの
である。本試験に際しては無定形アルミノ珪酸塩(化学
組成: 1−03 Na 2O・Al2O3,3,24
Si0□、xH2O)の乾燥粉末(実施例−2)約25
0.1−採取し、これに1.0 M CaCl2溶液6
00mJを加えた。得られた混合物を室温下に−C35
0rpmで6時間撹拌し平衡に到らしめて無定形アルミ
ナ珪酸塩中のNa  とCa  との交換を行った。次
に、2相を分離後、固相の無定形珪酸塩は過剰のカルシ
ウムイオンがなくなるまで温水(約60℃)にて洗条さ
れた。水洗終了後、無定形珪酸塩は100°〜110℃
で乾燥され、引続き粉砕され微粉末とされた。本実施例
に於ては最終的に225gの一部カルシウ′ムに転換さ
れた無定形アルミノ珪酸塩の乾燥微粉末が得られた。
本実施例−4は本発明の無定形アルミノ珪酸塩組成物の
2価金属イオンに対する交換例としてC,2+ 、選び
、これとの交換反応について述べたものである。第5表
に記載したような反応条件でハCa  の交換率(Ca
  は固相のカルシウムを表わす)は0395当量分率
(Na −0,605当量分率)に達している。
本発明の合成法により得られる無定形アルミノ珪酸塩(
0,6〜1.8 M2O−Al2O3・1.3〜3.6
SiO2゜xH2O)は、既述の如く、吸湿性が少なく
、それの粒子径を数μm以下例えば0.01〜1μmに
することは容易である。本品は耐熱性も犬であり、例え
ば600℃付近でも依然構造的に安定である。
本品を2O0℃〜600℃の温度領域で熱処理すれば容
易に無水の微細粒子よりなる活性体が得られる。これは
分散性に優れ、紙、繊維、ゴム、合成樹脂、顔料、塗料
用等のフィラーとして好適である。
実施例−5 本実施例は、無定形アルミノ珪酸塩(イオン交換可能な
金属イオン:Na)に対する1価金属イオンの交換例と
して、カリウムイオン(K ) ’に選び、Na  と
K とのイオン交換試験全実施した場合を述べたもので
ある。本試験に際しては無定形アルミノ珪酸塩(化学組
成:11ONa2O・Al2O3・2,51Si○2・
xH2O)  の乾燥粉末(実施例−1)約100gを
採取し、これに0.5 M (実施例、5− A )ま
たは2OM(実施例5− B ) KCI溶1250m
1を加えた。得られた混合物を室温下にて45Orpm
で4時間30分世拌し平衡に到らんめて、無定形アルミ
ナ珪酸塩中のNa  とK との交換を行った。次に、
2相を分離後、固相の無定形珪酸塩は過剰の塩素イオン
がなくなるまで漏水(約60℃)にて洗条された。水洗
終了後、カリウム型に転換された無定形珪酸塩は100
’〜110℃で乾燥てれ、引続き粉砕され微粉末とされ
た。本実施例に於ては、第6表に示(またように、それ
ぞれ5−Aおよび5−Bでは96gおよび99&の一部
カリウムに転換された無定形アルミノ珪酸塩の乾燥微粉
末が得らハた。実施列5−Aでは固相のK (K”)は
0.254当量分率、一方5−Bではそれは0453当
量分率に達している。
Na”+に+冨1当量分率 実施例−4で得られた一部カルシウム型に転換された無
定形アルミノ珪酸塩のX線回折結果を第4図に、また実
施例−5で得られた一部カリウム型に転換された無定形
アルミノ珪酸塩のX線回折結果を第5図に示した。これ
らの転換生成物の回折図からの判明する如く、本発明で
得られる転換生成物は何れも無定形であることが特徴の
一つである。5図中の5−Aおよび5−Bはそれぞれ実
施例5−Aおよび5−Bで得られた一部カリウム型に転
換された無定形アルミノ珪酸塩に関するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例−2および比較例−1で得られた乾燥粉
末のX線回折図を示したものであり、本発明で得られた
炉定形アルミノ珪酸塩の乾燥粉末のX線回折t Fig
−1−Aに、また比較例−1で得られた乾燥粉末のX線
回折図をFlg−1−Bに示した。 第2図は各種吸着物質に対する水の吸着等温線(25℃
)を示したものである。図中の曲線−1および2は本発
明のそれぞれ実施例−1および実施例−2により得られ
た無定形アルミノ珪酸塩(ナトリウム型)の活性化品に
関するものである。 さらに曲線−3はX型ゼオライト(ナトリウム型)、曲
線−4はンリカゲル、曲線−5はアルミナゲルざらに曲
線−6はA型ゼオライト(ナトリウム型)の活性化品に
関するものである。 第3図は本発明の無定形アルミノ珪酸塩の吸水率の経時
変化を示したものである。第4図および第5図はそれぞ
れ一部カルシウムおよびカリウムに転換された無定形ア
ルミノ珪酸塩のX線回折を示したものである。次に第6
図は無定形アルミノ珪酸塩の電顕写真であシ5また第7
図は比較例1で得られたゼオライトの電顕写真に関する
ものである。第6図および第7図において図中白色の部
分の長さは1μmである。 (外5名) F/G、2 H2O−oBAL 、mmHg 口8(水、e← 、   H2O% 第6y) 第7 図 L  続  補  正  書 昭和61年8月7日 特許庁便宜   黒  11   明  雄  殿昭和
60年特許願第185634号 2、発明の名称 無定形アルミ/珪酸塩およびそれの製造方法3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人− 住所 氏 名  萩   原   善   次(外1名) 4、代 理 人 5、補正の対象 明I書[発明の詳細な説明1の欄 6、補正の内容 (1)明細書第31頁第14行に「写真1」とあるを、
「t56図」に訂正し、同第31頁第18行に「写真2
」とあるを「第7図」に訂正する。 以   上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) xM_2_/_nO・Al_2O_3・ySiO
    _2で表わされた無定形のアルミノ珪酸塩: 式中Mはイオン交換性を有する1価あるいは2価の金属
    又はアンモニウムであり; nはMの原子価であり; xは0.6〜1.8であり、そして yは1.3〜7である。 2) 比表面積が少なくとも5m^2/gの多孔質粒子
    より構成されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のアルミノ珪酸塩。 3) 平均粒子径が6μm以下の微細粒子より構成され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の無定形
    アルミノ珪酸塩。 4) 比表面積が少なくとも5m^2/g以上で、かつ
    平均粒子径が6μm以下の多孔性微細粒子より構成され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の無定形
    アルミノ珪酸塩。 5) アルカリ度が1.2−3.5Nの範囲にあるアル
    カリ液(溶液−C)を撹拌下に保持し、これに対して遊
    離アルカリを含有するアルミン酸ナトリウム液(溶液−
    A)および誘離アルカリを含有する珪酸ナトリウム液(
    溶液−B)の所定量をそれぞれ個別的に添加して難溶性
    の微細粒子よりなる無定形アルミノ珪酸塩(主成分:N
    a_2O−Al_2O_3−SiO_2)を含むスラリ
    ー液を生成させ、次いでそれの熟成を実施して無定形の
    アルミノ珪酸塩を製造する方法において、前記溶液−A
    および溶液−Bの溶液−Cへの添加は得られる混合物中
    のSi/Alの比が添加中および添加後2.4〜7.6
    の範囲内になるように行なわれ、そしてその混合は55
    ℃以下で実施され、そして前記のスラリー形成ならびに
    熟成時の何れの水溶液相のアリカリ度も予め調製された
    溶液−Cのアルカリ度の±0.30Nになるように溶液
    −Aおよび溶液−Bを調製し、全工程を通じて、アルカ
    リ度の変動を抑えることからなる xNa_2O・Al_2O_3・ySiO_2(式中x
    は0.6〜1.8であり、そして yは1.3〜7である) で表わされた無定形アルミノ珪酸塩の製造方法。 6) 得られたスラリー液のアルカリ度が1.2〜3.
    5Nになるように溶液−A,溶液−Bおよび溶液−Cを
    調整することからなる特許請求の範囲第5項記載の方法
    。 7) 得られたスラリー液中のNa/Alの比が1.1
    〜6.7になるように溶液−A,溶液−Bおよび溶液−
    Cを調整することからなる特許請求の範囲第5項記載の
    方法。 8) 特許請求の範囲第5〜7項いずれか記載の方法に
    より得られる微細粒子よりなる無定形アルミノ珪酸塩を
    Naを除く1価金属イオン、2価金属イオン又はアンモ
    ニウムイオンを含む塩類溶液を用いてイオン交換を実施
    することからなる▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Mはイオン交換性を有するNaを除く1価の金属
    、2価の金属又はアンモニウムであり;nはMの原子価
    であり、xは0.6〜1.8であり、そしてyは1.3
    〜7である)で表わされた無定形アルミノ珪酸塩の製造
    方法。 9) 特許請求の範囲第5〜8項いずれか記載の方法に
    より得られる無定形アルミノ珪酸塩組成物を熱処理して
    吸湿能の少ないフイラーに適した微細粒子よりなる活性
    物質を製造する方法。
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JPH0662289B2 (ja) 1994-08-17

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