JPS6270172A

JPS6270172A - 折り丁を重ねて選択的に排紙し得る紙折機

Info

Publication number: JPS6270172A
Application number: JP20813785A
Authority: JP
Inventors: Seiichi Koubou; 高坊　誠一
Original assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date: 1985-09-20
Filing date: 1985-09-20
Publication date: 1987-03-31
Anticipated expiration: 2009-01-26
Also published as: JPH066460B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、新聞輪転印刷機、書籍輪転印刷機などにお
ける紙折機であって折り丁を二方向同時に排出させるこ
とのできる紙折機に関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

一般に紙折機は、３・９図に示すように、出没自在の針
１と折り刃２が周方向に間隔をおいて交互に配置された
折り胴３と、切断刃４を有する鋸胴５と、折り刃受け６
を有するくわえ胴７を備え、針１で紙端部を引っかけて
折り胴３の回りを回転させるとともに切断刃４により切
断し、切断された紙を折り刃２により、くわえ胴７の折
り刃受げ６へ折り込むように構成されている。

さらに、別々の版Ａ、Ｂが交互に印刷されている場合に
は、両者を重ねて折る必要があり、壜・１０図に示すよ
うに重ね胴８を付加したものがある。

これは１・１回転目に版Ａを重ね胴に預けておき、牙２
回転目に版Ｂの上に重ね胴の版Ａを移すようにしたもの
であるが、このような構成では版Ａ、Ｂは同じ長さとな
るので、折り込んだ時に折り丁Ｂがずれて外に出る傾向
となる。

このような欠点を解消するために、牙１１図に示すよう
に、折り胴３の直径を需用５の直径を１．５倍とし、折
り胴３が重ね胴を兼ねるようにしだ紙折機がある。この
ような紙折機であれば、常にＢの上にＡが重なり、１回
おきにくわえ胴７に折り込まれる。そして、ＢよりもＡ
が長く裁断されるので折り込んだ時に紙端が良く揃うこ
とになる。

いずれにしても、紙折機のくわえ胴は１つであるため、
紙折速度に限界があり、印刷速度に対応した処理速度の
速い紙折機が望まれていた。

また、排紙ラインが一つであることから、ここでトラブ
ルが発生した場合には全体を停止させなげればならない
不都合がある。

さらに、版Ａ、Ｂが交互に印刷されている場合に、印刷
物Ａと印刷物Ｂとを別々に集めることができない。

この発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、
その目的は、重ねた折り丁を２つのうちの一方の排紙ラ
インに選択的に排紙できるとともに折り丁を２方向に同
時に排紙することのできる折り丁を重ねて選択的に排紙
し得る紙折機を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る紙折機は、折り胴の直径を需用の直径の
１．５倍にするとともに折り胴の針と折り刃をそれぞれ
３つとし、くわえ胴を折り刃配設間隔をおいて２つ配設
し、折り胴の針と折り刃を出没させる固定カム、回転カムお
よび手回しカムを折り胴の側部へ設け、この固定カムお
よび回転カムは、折り胴が２１５回転する毎に、２つの
くわえ胴に位置する折り刃を共に突出させるとともにこ
れと関連する２つの針を引っ込めるように構成され、手
回しカムは、前記２つの折り刃および２つの針を作動さ
せ得る状態、この２つのうち一方の折り刃および針を作
動させ得る状態が得られるよう構成され、手回しカムにより前記状態を設定し、重ねた折り丁を２
つのうちの一方の排紙ラインに選択的に排紙でき、さら
に折り丁を２方向に同時に排紙できるようにしたもので
ある。

〔実　施　例〕

以下この発明を図示する一実施例に基づいて説明する。

才１図において、折り胴３、需用５、くわえ胴７、ニッ
ピングローラ９は、それぞれ同径のはすば歯車１０　、
１１　、１２　、１３　（円−の円で示しである）を有
し１、小動壽はすば歯車１４により同期して、駆動され
る。

折り胴３の直径は需用５の直径の１．５倍とされ、需用
５が１回転すると折り胴３が２／３回転するように構成
されている。

需用５には２つの切断刃４を配設し、折り胴３には、針
１および折り刃２をそれぞれ６つ等間隔をおいて配設し
、さらに針１と折り刃２とが交互に位置するようにする
。

くわえ胴は、排紙側において上下に折り刃配設間隔（１
２０°）をおいて２つ配設するとともに、上段のくわえ
胴７Ａ、下段のくわえ胴７Ｂと需用５とが等間隔（１２
０°）をおくように配置する。

このような配置において、牙１図に示すような状態にお
いて、２つのくわえ胴７Ａ、７Ｂに位置する折り刃２を
共に突出させるとともに、この折り刃２に先行する２つ
の針１を引っ込めて、二方向に同時に排紙できるように
し、さらに折り胴３が２／３回転する毎に前述のような
動作がなされるようにする。

このような動作を達成するため唇は、２・２図ないし才
４図に示すように、折り胴側部に設けられた外用固定カ
ム１５Ａ１針用回転カム１６Ａおよび折り刃用量定カム
１５Ｂ１折り刃用回転カム１６　Ｂを使用して、針１お
よび折り刃２を出没させる。

針１は、切断刃４を受けるゴム１７を有し第５図に示す
ように、回転自在に支持された作動軸１８にアーム１９
を介して多数配設され、ダンノ＜−加およびスプリング
２】により引込む方向に常に付勢されている。さらに、
作動軸１８の端部には、固定カム１５Ａ１回転カム１６
Ａ１手回しカムｎ（後述する）に転接するカムフォロア
２３　Ａ　、２４Ａ　。

２５　Ａがレバー２６を介して接続され、カムの凸面で
針１が飛び出し、凹部によって引き込まれるようにされ
ている。したがって、６つのカムの凹部が全て一致した
時のみ針１が引き込まれることになる。

次に、折り刃２は、剖・６図に示すように一枚の薄い刃
で、回転自在に支持された支持バー２７の前面にボルト
で取付けられ、ダンパー２８およびスプリング２９によ
り飛び出す方向に付勢されている。さらに、支持バー２
７の両端には、固定カム１５Ｂ１回転カム１６　Ｂおよ
び手回しカム２２に転接するカムフォロア２３Ｂ、２４
Ｂおよび２５　Ｂがレバー３０を介して接続され、針１
の場合とは逆にカムの凸面で折り刃２を引き込み、凹部
で飛び出すようにしである。したがって、６つのカムの
凹部が全て一致した時のみ折り刃２が飛び出すことにな
る。

固定カム１５Ａ、１５Ｂは、牙２図に示すように、装置
側板に対して固定され、１・４図に示すように、外用固
定カム１５Ａには、第１図における排紙側の２本の針１
に対応した位置に凹部ａ１が形成されている。

折り刃用固定カム１５　Ｂにも、同様に２つの折り刃２
に対応した位置に凹部ｂ１が形成されているが、針ｌと
そのカムフオｏ　７２３　Ａの位置がほぼ一致している
が、折り刃２とそのカムフォロア２３　Ｂの位置がずれ
ているため（第３図参照）、その分ずれている。

次に、回転カム１６Ａ、１６Ｂは、才４図に示すように
、ある許容範囲を有する凹部ａ２．ｂ２が形成されてお
り、折り胴３が２／３回転する毎に、凹部ａ２およびｂ
２がそれぞれ凹ａ１およびｂｌに一致して、２本の折り
刃２が突出しかつ２本の針１が引き込むように回転させ
る。

このためには、折り胴３が２１５回転する間に、回転カ
ム１６Ａ、１６Ｂを１回転させれば良く、言い換えれば
折り胴３よりも１．５倍速く回せば良い。したがって、
３７１図ないし才２図に示すように、回転カム１６Ａ、
１６Ｂに需用の歯車１１と同径の歯車３１を設け、歯車
１１と歯車３１とを伝達歯車３２　、３３で接続すれば
よい。

なお、第４図に示すカムの位置は、第６図の針１、折り
刃２の配置に対応した初期の設定位置であり、固定カム
１５と回転カム１６は、折り胴３と回転カム１６の速度
差分だけ、凹部ａ１とａ２とが、あるいは、凹部ｂ１と
ｂ２とがずれるように、取付けられる。

以上のような固定カム１５と回転カム１６を用いれば、
折り胴３の２／３回転毎に上下二方向に同時に排紙を行
なうことができる。

次に、このような二方向同時排紙に加えて、折り丁の重
ね折りを行なう場合には、才４図（ホ））に示すような
手回しカムｎを用いれば良い。

この手回しカム２２は、外用固定カム１５Ａの２つの凹
部ａ１と同時に一致し得る外用凹部２２　ａと、折り刃
用固定カム１５　Ｂの２つの凹部ｂ１と同時に一致し得
る折り刃用凹部２２　ｂが形成され、１・４図（川の状
態で、３つのカム１５　、１６　、２２の凹部が全て一
致し、２つの針１および折り刃２が同時に作動して二方
向同時排紙がなされる。

次に、重ね折りの場合には、牙７図に示すように、折り
胴３の２１５回転回転止段あるいは下段のくわえ胴７Ａ
、７１３位置に重ね折りがくるので、手回しカムｎによ
り上段あるいは下段から折り丁を重ねて選択的に排紙で
きる。

すなわち、上段のくわえ胴７Ａから排紙させたい場合に
は、手回しカム２２をぢ・４図陣）の状態から右・＼９
０パ回転させて矛４図（へ）の状態とすれば、折り胴３
の２／３回転毎に、上部側の凹部ａ１ａ２と凹部２２ａ
１上部側の凹部ｂｌ、ｂ２と凹部２２　ｂが一致し、上
部側の針１と折り刃２のみが作動し、」二部側のみから
折り丁を重ねて排紙できる。

左へｑｒ！回転させて」・４図（ト）の状態にすれば、
前述と同様に下部側の針１と折り刃２のみが作動し、下
部側のみから折り丁を重ねて排紙できる。

手回しカム２２の回転は、矛２図、牙８図に示すように
、扇形歯車３４、手回し歯車３５、・・ンドル３６によ
り行なわれ、・・ンドル３６を二方向同時排紙の位置か
ら右あるいは左へ１８００回転させるこｌ二により、手
回しカム２２が右あるいは左へ９００回転して、上部あ
るいは下部からの重ね折り排紙ができるようにされてい
る。さらに、手回しカム２２の固定は、・・ンドル３６
を固定ノブ３７で固定することにより行なわれる。

〔発明の動床〕

前述のとおりこの発明によれば、折り胴の直、径を需用
の直径の１５倍とし、くわえ胴を２つ配設し、固定カムおよび回転カムにより
折り胴が２１５１５パ毎に２つのくわえ胴に位置する２
つの折り刃とこれに関連する２つの針が同時に作動する
ようにし、さらに手回しカムにより前記の状態および一
方の折り刃および針を作動させ得る状態を選択できろよ
うにしたため、重ねた折り丁を２つのうち一方の排紙ラ
インに選択的に排紙できるとともに折り丁を二方向に同
時に排紙できる。

前者においては、一方の排紙ラインにトラブルがあった
場合でも、他方で排紙を続行できる利点がある。

後者においては、二方向に同時に排紙でき、処理速度の
向上が望めるとともに異なる印刷物を別々に集めること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る紙折機の胴および歯車の構成を
示す概略図、才２図、″Ａ・３図は紙折機の折り胴を示
す縦断面図、横断面図、牙４図（イ）ないしくト）は種
々のカムの形状、位置関係を示す概略図、３・５図（Ａ
ｌは針の設けられるセグメントを示す正面図、ぢ・５図
（Ｂ）は針の作動機構を示す横断面図、剖・５図（Ｃ）
は針のカム機構な胴内部方向から見た概略図、オ・６図
（Ｎは折り刃の設けられるセグメントを示す正面図、刀
・６図ＣＢ）は折り刃の作動機構を示す横断面図、牙６
図（Ｃ）は折り刃のカム機構を胴内部方向から見た概略
図、１・７図［＋＋ないしくｆｉｌｌは、重ね折りの場
合を順に示した工程図、刀・８図は手回しカムを回転さ
せる機構を示す概略正面図、牙９図は従来の一般の紙折
機、十１０図、第１１図は従来の重ね折り用紙折機であ
る。１　・　針、２・・　・折り刃、３・・・−折り胴、４
・・・・切断刃、５・・・・・需用、６・・・・折り刃
受け、７．７Ａ、７Ｂ−・−くわえ胴、８・・・・・重
ね胴、９　・・ニッピングローラ、１０　、１１　、１
２　、１３・・・・はずば歯車、ｌ・１・・・・東動源
はすば歯車、１５Ａ。１５　Ｂ・・・・固定カム、１６Ａ、１６Ｂ・・・・・
・回転カム、１７・・・・・・ゴム、１８・・・・・・
作動軸、１９・・・・・・アーム　２０・・・・・・ダ
ンパー、２１・・・・・・スプリング、２２・・・・・
手回しカム、２３　Ａ　、　２４　Ａ　、　２５Ａ　−
・・・カムフォロア、２３Ｂ、２・１Ｂ　、２５Ｂ・・
・・・・カムフォロア、２６・・・レバー、２７・・・
・・支持バー、四・・・・・・ダンパー、２９・スプリ
ング、３０・・・・・レバー、３１・・・・・・歯車、
、　３２゜３３・・・・・・伝達歯車、３４・・・・・
扇形歯車、３５・・・・・手回し歯車、３６・・・・・
・ハンドル、３７・・・・・固定ノブ。第３図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）出没自在の針と折り刃が周方向に間隔をおいて交
互に配置された折り胴と、切断刃を有する鋸胴と、折り
刃受けを有するくわえ胴を備え、折り胴の針で紙端部を
引つかけて折り胴の回りを回転させるとともに切断刃に
より切断し、切断された紙を折り胴の折り刃によりくわ
え胴の折り刃受けへ折り込むように構成した紙折機であ
つて、折り胴の直径を鋸胴の直径の１．５倍にするとともに折
り胴の針と折り刃をそれぞれ３つとし、くわえ胴を折り
刃配設間隔をおいて２つ配設し、折り胴の針と折り刃を出没させる固定カム、回転カムお
よび手回しカムを折り胴の側部へ設け、この固定カムお
よび回転カムは、折り胴が２／３回転する毎に、２つの
くわえ胴に位置する折り刃を共に突出させるとともにこ
れと関連する２つの針を引つ込めるように構成され、手回しカムは、前記２つの折り刃および２つの針を作動させ得る状態、この２つのうち一方の折り
刃および針を作動させ得る状態が得られるよう構成され
ていることを特徴とする折り丁を重ねて選択的に排紙し
得る紙折機。