JPS6269943A - 練り餌脱落防止具およびそれを付けた釣り鉤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） この発明は、コイ釣りやヘラブナ釣りなど練り餌を使っ
た釣りにおいて威力を発揮する、全く新規な構造からな
る練りｆ！Ａ脱落防止具と、予めそれをＶｔ＠させてな
る新規な釣り鉤を提供しようとするものである。

（従来技術） コイ釣りやヘラブナ釣りでは、練り餌の作り方に細心の
心配りをする。練り方によって餌持らが変わり、またそ
の練り加減によって釣果に大きく影響するためである。

即ら、餌持らを良くするために固めに練り合わせすぎれ
ば魚の食い付きが悪くなり、逆に柔かすぎれば餌持らが
悪く、当然これまた魚を誘うことができず魚を釣ること
ができない。そこで、従来から耳たぶ程度の堅さに練り
合せるのが一番良いとされてきたが、現実にはなかなか
思うようにはいかず、結局長年のキャリアが物を言い、
経験の浅い釣り人には、特にヘラブナ釣りを簡単に楽し
むという訳にはいかないのが実情である。

一方、おる程度年期の入った釣り人にとっても、季節や
、釣る時間、釣る場所など経験に基づく様々な条件によ
って練り加減を微妙に変え、最も食い付きの良い状態の
練り餌を作り出す努力をづるが、それが必ずしも餌持ち
を良くすることに結び付かない場合も出てくる。

このように、これまでの練り餌を使った釣りでは、専ら
練り餌自体の工夫によってだけしか条イ′１の良い釣り
をすることができなかったから、経験の浅い釣り人にと
っては勿論のこと、ベテランと言われる釣り人にとって
もヘラブナ釣りは言うに及ばず、コイ釣りでさえもなか
なか難しい釣りと言われてきた。

そこで、この発明では、このような状況に対処すべく、
鋭意開発、研究を続けてきた結果、餌持ちを良くする条
件を、練り餌ではなく他の条件によって実現するように
すれば、練り餌を使った釣りは、あとは魚の食いイ」き
を良くする条件だけをマスターすればよいことになり、
この種釣りをより簡単に楽しむことかできる筈であると
いう結論に達し、遂にそのための全く新規な構造の用具
を実現することに成功したものである。

（発明の構成） この発明の練り餌脱落防止具を、図面に示す代表的な実
施例に基づき説明する。

第１図側面図に示されているとおり、この発明の練り１
！Ｉｌ脱落防止具は、剛性ある細線材２を螺旋状に巻込
んでスパイラル体１に形成すると共に、該スパイラル体
１の両端を巻き絞って釣り鉤挿通口３．３としてなるも
のである。

細線材２は、ステンレス材やプラスティックス材なと錆
の発生がないかあるいは少なく、しかも、かなり細材で
あっても剛性強度を有する性状のものでおれば、特にそ
の素材が限定されるものではない。

そして、その細線材２を手巻きあるいは機械巻きにより
適宜直径（対応する釣り鉤の大きざ等の条件によって変
わる。通常２〜５粍程度の範囲）の螺旋形に巻き込み形
成したときにその形状を長く保持することができ、しか
も、螺旋方向に引伸ばしたり縮めたりして長さ寸法を変
えることができると都合が良い。

また、螺旋の密度、即ち単位長さ当りの巻き込み回数は
、隣接する細線材相互２，２間に少なくともその細線材
径以上の幅の空間４，４・・・・・・が形成され、練り
餌がその空間から螺旋形内部に人込めるように形成され
ていな（ブればならない。但し、上記したように、細線
材２の性状から、適宜伸ばしたり縮めたりしてもその状
態に伸びたままおるいは縮んだままの形状を保持できる
素材で形成されたものの場合には、予め隣接する細線材
相互２，２間に練り餌食い込み用の空間４，４・・・・
・・を形成するまでもなく、製造段階では、隣接する細
線材相互２，２間がくっついて隙間のほとんどない状態
のコンパクトな螺旋形に巻込んだスパイラル体１とし、
購入者が、使用の段階で適宜調節をして、隣接する細線
材２，２間に最適な空間４，４・・・・・・を形成する
ようにしても勿論差支えはない。

このスパイラル体１は、第１図に示された実施例の如く
、その両端の釣り鉤棒入口３．３を除いた全体外観形状
が、略ズンドウの筒体（必ずしも円筒体とは限らず、角
筒体であって、場合によっては上下に位相したような形
状のものも含む）に形成されたものの外、次のような全
体外観形状のものに形成される。

（実施態様１） 第２図（イ）に示すものは、そのスパイラル体１の全体
外観形状が、両端釣り鉤挿通口３゜３に向かって中央部
分から次第にその螺旋形が小さくなる如く形成されたら
のの例で必る。

（実施態様２） 第２図（ロ）に示すものは、スパイラル体１の全体外観
形状が、略吊り鐘状、即ら上方に位置する釣り鉤棒入口
３から下方の釣り鉤挿入口３の直トに向けて次第にその
螺旋形の直径を増していく形状となる如く形成されたも
のの例である。

（実施態様３） 第２図（ハ）図示のものは、スパイラル体１の全体外観
形状が、略ひようたん型かひようたんを複数個直列させ
たような形状、即ち側面形が凹凸状を呈する如く形成さ
れたものの例である。

上記の如く、練り餌の練り具合や鉤の大きさ等に応じて
様々な外観形状に形成されるこの発明の練り餌脱落防止
具は、第３図に図示する使用状態の一過程を示す側面図
からも理解されるように、釣り鉤５のハリ先からその釣
り鉤棒入口３，３の中の一方の挿入口３を嵌め込み、他
方の挿入口３が完全に釣り鉤５のカエシ５１を越えてし
まうところまで刺し通した上、第４図図示の如く練り餌
７を、該スパイラル体１の内部にまで充分食い込むまで
しっかりと揉み込むことによって使用されるものである
。

一方、この練り餌脱落防止具は、上記のように独立した
釣り用具として取り扱われる外、第４図図示のような状
態に予め釣り鉤５のカエシ５１とヂモト５２の間にこの
練りｔＩＡ脱落防止具を一体化し、練り餌脱落防止具付
ぎ釣り鉤とすることもできる。このように予め釣り鉤５
に練り餌脱落防止具を装着したものの場合には、練り餌
脱落防止具の釣り鉤棒入口３，３を、釣り鉤５の最適な
箇所にかしめ、その装着位置がズレないようにすること
ができる。

図中、６はテグスを示している。

（作用効果） 以上のとおりの構成からなるこの発明の練り餌脱落防止
具およびそれを付けた釣り鉋は、次のとおりの特徴を有
する。

まず、練り餌脱落防止具は、細線材２を手巻きにしろ機
械巻きにしろ適宜サイズのものに簡単に製造可能であっ
て、安価に提供することができ、それ自体単品で流通す
ることにより、釣り人は、好みに応じた形状、サイズの
ものを手軽に購入、使用することができる。

特に、第１図に示す形状のものの外、第２図各実ｔ！態
様として示したちの全てがフリーサイズのものとして提
供されるから、隣接する細線材相互２，２間の空間４，
４・・・・・・のあけ方や釣り鉤５の全体に亘って装着
するようにするかどうか、あるいは、他のサイズのもの
に装着し直す等といった工夫が自在になし得るものとな
り、練り餌７の錬り具合に応じて最適なものの採用が可
能となる特徴を発揮することができる。

また、全体形状の違うものの選択は、例えば、第１図に
示すものや第２図（ハ）に示すものは、比較的小型の釣
り鉤に採用する場合、あるいは練り餌７の付は方が少な
い場合、あるいはまた練り餌７の練り方がやや堅めの場
合、練り餌７をダンゴ状ではなくやや長めに付けたい場
合などに選択、使用され、第２図（イ）に示す形状のも
のは、比較的大型の釣り鉤５に採用する場合、あるいは
練り餌７をダンゴ状に付けたい場合などに有効であり、
第２図（ロ）に示すような形状のものは、やや柔かめの
練り餌７を付けたい場合などに採用するといった具合に
選択が様々に可能になるものである。

これに対して、予め釣り鉤５に一体的に装着されたもの
の場合は、単品で流通する上記のもののように、使用者
が自由に選択できる範囲は限定されるが、使用する釣り
鉤５に最も相応しいサイズの練り餌脱落防止具が予め装
着されていることから、経験の浅い釣り人にとっては、
−々その選択に苦労しないで無難なものの採用が可能に
なる特徴を有することと、その装着具合がしつかりして
いるため、使用中に外れてしまう心配かない等といった
利点がある。

この発明の練り餌脱落防止具を採用して練り餌を付けた
ものと、従来どうりに何も装着しないまま練り餌を付け
たものとを同一の水槽内に吊し、練り餌が完全に釣り鉤
から溶は落ちてしまうまでの時間の計測結果を示すと以
下のとおりとなる。

［従来の仕方による揚台１ 使用鉤の種類　　　実　験　回　数 メーカー　号数　形状　１回目　２回目　３回目鬼　　
鉤　６　号　補形　　５６秒　　１分０７秒　　１分２
７秒同上　　　１０月　鯉鉤　　１分１９秒　　１分３
２秒　　１分５０秒がまかつ鉤　１１号　　補形　　３
分０５秒　　１２分２８秒　　１５分以上［この発明を
採用した揚台］ 鬼　　鉤　６　号　補形　２分４９秒　２分２９秒　３
分５２秒同上　　　１０号　　鯉鉤　　１２分１９秒　
　１０分０５秒　　計測不能がまかつ鉤　１１＠　　補
形　　１１分０１秒　　計測不能　　　計測不能なお、
上記使用鉤名称「鬼鉤」、「がまかつ鉤」は何れも商品
名である。

そして、６号鉤には、練り餌をダンゴ状にして縦約１５
履、横約１０履、１００号鉤よび１１１号鉤は、同縦約
２０鏑、横約１５履となる大きさとした。

上記実験結果からも、この発明の練り餌脱落防止道呉お
よびそれを（＝Ｊｔづだ釣り鉋の有効性が充分に立証さ
れる。

双上のように、この発明の釣り鉤脱落防止具およびそれ
をイ」けた釣り鉤は、従前までの方法によるものと違っ
て、練り餌の餌持ちが格段にずば（友（プたものとなり
、従前までであれば、魚の食いイ１き具合と餌持ちとの
兼合いを相互に見極めながらその練り具合を経験と勘に
頼って決めな（プればならず、経験の浅い釣り人は当然
のことながら、ベテランといわれる釣り人にとってもか
なり神経を使わなＣノればならなかった練り餌を使った
コイ釣りやヘラブナ釣りまでか、単に魚の食い付きに適
した練り餌を作る経験を積むだけで簡単に楽しむことが
でき、幅の広い層まで釣りの楽しみを味わうことができ
ることとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明を代表する実施例に基づくものであり
、第１図は、その最も基本的なものを承り全体側面図、
第２図（イ）ないしくハ）は、夫々他の実施態様を示す
全体側面図、第３図は、第１図のものによる１使用過程
を示す側面図、第４図は、練り餌を付けた状態を示す内
部を透視的に示した側面図である。 １・・・スパイラル体、２・・・細線材、３・・・釣り
鉤棒入口、４・・・空間、５・・・釣り鉤、５１・・・
同カエシ、５２・・・同チモト、６・・・テグス、７・
・・練り餌。 第　　　　２　　　　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　剛性ある細線材を螺旋状に巻込んでスパイラル体に
   形成すると共に、該スパイラル体の両端を巻き絞つて釣
   り鉤挿通口としてなる練り餌用脱落防止具。 ２　スパイラル体が、両端釣り鉤挿通口に向かつて中央
   部分から次第にその螺旋形が小さくなる如く形成された
   特許請求の範囲第１項記載の練り餌脱落防止具。 ３　スパイラル体の全体外観形状が、略吊り鐘状となる
   如く形成された特許請求の範囲第１項記載の練り餌脱落
   防止具。 ４　スパイラル体の全体外観形状が、略ひようたん型か
   ひようたんを複数個直列させたような形状を呈する如く
   形成されてなる特許請求の範囲第１項記載の練り餌脱落
   防止具。 ５　釣り鉤のチモトとカエシの間に予め特許請求の範囲
   第１ないし４項の練り餌脱落防止具を装着させてなる釣
   り鉤。