JP3156154B2 - 太刀魚用ルアー - Google Patents

太刀魚用ルアー

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JP3156154B2
JP3156154B2 JP03550197A JP3550197A JP3156154B2 JP 3156154 B2 JP3156154 B2 JP 3156154B2 JP 03550197 A JP03550197 A JP 03550197A JP 3550197 A JP3550197 A JP 3550197A JP 3156154 B2 JP3156154 B2 JP 3156154B2
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Inventor
整治 山下
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株式会社ヤマシタ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太刀魚を釣るのに
用いる太刀魚用ルアーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オモリ部の上面にハリス連結用環
を同じく後部に太刀魚用釣り針部を備えている太刀魚用
ルアーは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】抑々、太刀魚はエサに
なる小魚を追い回して捕食する。この捕食の率を高くす
るためには、針に付けたエサに自然な泳ぎをさせること
すなわち、エサが水中において前後反転のない水平な状
態を維持しつつ小刻みに動いている態様を呈することが
大事である。しかし乍ら、上記従来の技術において述べ
た太刀魚用ルアーは、上記態様を確実に持続的に呈し得
ない欠陥があった。
【0004】本発明は、上記欠陥を解消する工夫を施し
た新規の太刀魚用ルアーを提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る太刀魚用ルアーは、直線状シャフト部と
シャフト部の先端に設けた針先部とシャフト部の基端に
設けたアイレット状部とシャフト部の上下両側に互い違
いの向きとして且つ千鳥配置として設けた多数個のバー
ブとからなるエサ保持部材を構成し、またこれとは別個
に基端にアイレット状部をもつ太刀魚用釣り針と、鋭角
と一方の鋭角との間の辺が内方に彎曲した鈍角三角形を
呈する垂直のフイン部材とをそれぞれ構成し、このフイ
ン部材における彎曲辺の鋭角側端個所にハリス連結用孔
を、同じく鈍角側端個所に上記エサ保持部材におけるア
イレット状部の外周径と同径の優弧形状切欠および上記
太刀魚用釣り針におけるアイレット状部の線径と同径の
小孔をそれぞれ切設すると共に上記優弧形状切欠にエサ
保持部材のアイレット状部を嵌着し且つ小孔に太刀魚用
釣り針のアイレット状部を挿通した状態においてフイン
部材の鈍角部および他方の鋭角部を含む半分をインサー
トしてオモリ部を成形し、この成形によってアイレット
状部の嵌着部分、アイレット状部の挿通部分および太刀
魚用釣り針部の止着部分を固定したものである。
【0006】
【実施例】図に示す実施例は、直線状シャフト部1とシ
ャフト部1の先端に設けた針先部2とシャフト部1の基
端に設けたアイレット状部3とシャフト部1の上下両側
に互い違いの向きとして且つ千鳥配置として設けた多数
個のバーブ4、5とからなるエサ保持部材6を構成し、
またこれとは別個に基端にアイレット状部7をもつ太刀
魚用釣り針8と、鋭角と一方の鋭角との間の辺9が内方
に彎曲した鈍角三角形を呈する垂直のフイン部材10と
をそれぞれ構成し、このフイン部材10における彎曲辺
9の鋭角側端個所に前後1対のハリス連結用孔11、1
2を、同じく鈍角側端個所に上記エサ保持部材6におけ
るアイレット状部3の外周径と同径の優弧形状切欠13
および上記太刀魚用釣り針8におけるアイレット状部7
の線径と同径の小孔14をそれぞれ切設すると共に上記
優弧形状切欠13にエサ保持部材6のアイレット状部3
を嵌着し且つ小孔14に太刀魚用釣り針8のアイレット
状部7を挿通した状態においてフイン部材10の鈍角部
および他方の鋭角部を含む半分をインサートして鉛製オ
モリ部15を成形し、この成形によってアイレット状部
3の嵌着部分16およびアイレット状部7の挿通部分1
7を固定した完成品を得たものである。
【0007】上記実施例に係る太刀魚用ルアーは、図6
に示すように後側のハリス連結用孔12にハリス18を
結着しこの結着状態でエサ保持部材6にエサ19を突き
刺し、よって太刀魚釣りをなす等の用法に供するもので
ある。
【0008】
【発明の効果】本発明に係る太刀魚用ルアーは、直線状
シャフト部とシャフト部の先端に設けた針先部とシャフ
ト部の基端に設けたアイレット状部とシャフト部の上下
両側に互い違いの向きとして且つ千鳥配置として設けた
多数個のバーブとからなるエサ保持部材を構成し、また
これとは別個に基端にアイレット状部をもつ太刀魚用釣
り針と、鋭角と一方の鋭角との間の辺が内方に彎曲した
鈍角三角形を呈する垂直のフイン部材とをそれぞれ構成
し、このフイン部材における彎曲辺の鋭角側端個所にハ
リス連結用孔を、同じく鈍角側端個所に上記エサ保持部
材におけるアイレット状部の外周径と同径の優弧形状切
欠および上記太刀魚用釣り針におけるアイレット状部の
線径と同径の小孔をそれぞれ切設すると共に上記優弧形
状切欠にエサ保持部材のアイレット状部を嵌着し且つ小
孔に太刀魚用釣り針のアイレット状部を挿通した状態に
おいてフイン部材の鈍角部および他方の鋭角部を含む半
分をインサートしてオモリ部を成形し、この成形によっ
てアイレット状部の嵌着部分 、アイレット状部の挿通部
分および太刀魚用釣り針部の止着部分を固定したので、
これを上記実施例のような用法で太刀魚釣りに供する場
合においては、垂直フイン部は、エサが水中において前
後反転のない水平な状態を維持しつつ小刻みに動いてい
る態様を確実に呈して持続するのに大いに役立つもので
あって、釣果を上げるのに極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体の側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図2A−A線に沿う断面図である。
【図4】図3B−B線に沿う断面図である。
【図5】図3C−C線に沿う断面図である。
【図6】使用の状態で示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シャフト部 2 針先部 3 アイレット状部 4、5 バーブ 6 エサ保持部材 7 アイレット状部 8 太刀魚用釣り針 9 彎曲辺 10 フイン部材 11、12 ハリス連結用孔 13 切欠 14 小孔 15 オモリ部 16 嵌着部分 17 挿通部分 18 ハリス 19 エサ 20 鉛の連通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状シャフト部とシャフト部の先端に
    設けた針先部とシャフト部の基端に設けたアイレット状
    部とシャフト部の上下両側に互い違いの向きとして且つ
    千鳥配置として設けた多数個のバーブとからなるエサ保
    持部材を構成し、またこれとは別個に基端にアイレット
    状部をもつ太刀魚用釣り針と、鋭角と一方の鋭角との間
    の辺が内方に彎曲した鈍角三角形を呈する垂直のフイン
    部材とをそれぞれ構成し、このフイン部材における彎曲
    辺の鋭角側端個所にハリス連結用孔を、同じく鈍角側端
    個所に上記エサ保持部材におけるアイレット状部の外周
    径と同径の優弧形状切欠および上記太刀魚用釣り針にお
    けるアイレット状部の線径と同径の小孔をそれぞれ切設
    すると共に上記優弧形状切欠にエサ保持部材のアイレッ
    ト状部を嵌着し且つ小孔に太刀魚用釣り針のアイレット
    状部を挿通した状態においてフイン部材の鈍角部および
    他方の鋭角部を含む半分をインサートしてオモリ部を成
    形し、この成形によってアイレット状部の嵌着部分、ア
    イレット状部の挿通部分および太刀魚用釣り針部の止着
    部分を固定したことを特徴とする太刀魚用ルアー。
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