JPS626967B2 - - Google Patents
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- JPS626967B2 JPS626967B2 JP55162124A JP16212480A JPS626967B2 JP S626967 B2 JPS626967 B2 JP S626967B2 JP 55162124 A JP55162124 A JP 55162124A JP 16212480 A JP16212480 A JP 16212480A JP S626967 B2 JPS626967 B2 JP S626967B2
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- tube
- molded body
- elastic molded
- tire
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Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、タイヤ加硫機の中心機構に係り、よ
り詳細には、該中心機構の駆動装置に関する。
り詳細には、該中心機構の駆動装置に関する。
タイヤ加硫機においては、バグ調節装置と呼ば
れている中心機構を用いて、グリーンタイヤのシ
エーピングその他の成形作業を行なうが、当該中
心機構としては、第11図及び第12図に示す装
置が実用機としてその有利性が現状において当業
界において認められている。
れている中心機構を用いて、グリーンタイヤのシ
エーピングその他の成形作業を行なうが、当該中
心機構としては、第11図及び第12図に示す装
置が実用機としてその有利性が現状において当業
界において認められている。
即ち、第11図、第12図を参照して現状実用
機としてのタイヤ加硫機の中心機構の構造と挙動
を概説する。
機としてのタイヤ加硫機の中心機構の構造と挙動
を概説する。
第11図はバーチカルローダ1を用いてグリー
ンタイヤTをローデイングするとともにシエーピ
ング開始体勢を示し、第12図はシエーピング終
了後、型締めして加硫中を示しているが、2が固
定下型要素であり、加熱源3を内蔵した下部プラ
テン4に下型5を設けて構成されている。6が可
動上型要素であり、加熱源7を内蔵した上部プラ
テン8に上型9を設けて構成されている。固定下
型要素2に対して上型要素6が傾動乃至上下動自
在として型締めと型開き可能であり、第12図に
示す型締めのさい下型5と上型9が合致してシエ
ーピングされたグリーンタイヤTの外形状を成形
すべく型を造形するとともに上下型5,9の外周
域より蒸気等の加熱圧媒を供給可能としている。
ンタイヤTをローデイングするとともにシエーピ
ング開始体勢を示し、第12図はシエーピング終
了後、型締めして加硫中を示しているが、2が固
定下型要素であり、加熱源3を内蔵した下部プラ
テン4に下型5を設けて構成されている。6が可
動上型要素であり、加熱源7を内蔵した上部プラ
テン8に上型9を設けて構成されている。固定下
型要素2に対して上型要素6が傾動乃至上下動自
在として型締めと型開き可能であり、第12図に
示す型締めのさい下型5と上型9が合致してシエ
ーピングされたグリーンタイヤTの外形状を成形
すべく型を造形するとともに上下型5,9の外周
域より蒸気等の加熱圧媒を供給可能としている。
10が中心機構であり、その上部に拡縮自在の
ゴム袋等のブラダ、即ちタイヤ内面を成形する弾
性成形体11が設けてあり、該成形体11の内部
にはシエーピング中にあつてはインレツトパイプ
12を介して成形体下部域より放射状に2〜3
Kg/cm2の蒸気等の圧媒が供給可能であり、又、加
硫中にあつては前述圧媒を例えば21Kg/cm2程度
(温度は180℃)に昇圧可能と構成されるととも
に、加硫後にあつては前述圧媒を図外ドレンパイ
プを介して成形体11より排出可能としている。
ゴム袋等のブラダ、即ちタイヤ内面を成形する弾
性成形体11が設けてあり、該成形体11の内部
にはシエーピング中にあつてはインレツトパイプ
12を介して成形体下部域より放射状に2〜3
Kg/cm2の蒸気等の圧媒が供給可能であり、又、加
硫中にあつては前述圧媒を例えば21Kg/cm2程度
(温度は180℃)に昇圧可能と構成されるととも
に、加硫後にあつては前述圧媒を図外ドレンパイ
プを介して成形体11より排出可能としている。
前述中心機構10は固定ガイド筒体13にリフ
トシリンダチユーブ14を上下動自在に嵌合し、
該チユーブ14にピストン15を摺動自在に嵌合
することでその駆動装置を構成しており、チユー
ブ14の下部に設けた供給口16から水圧、油圧
等の流体を送液することでピストン15を上昇せ
しめ連杆17等を介して上部リング体18を上昇
可能と構成している。一方、チユーブ14の下部
に設けた別の供給口19から前述同様の流体を送
液することでサプライパイプ20等を介してピス
トン15の上部側に圧力を作用せしめてピストン
15を降下せしめ連杆17等を介して上部リング
体18をストツパ21に当接する位置まで降下せ
しめ、これによりシエーピング動作をすべく構成
してある。
トシリンダチユーブ14を上下動自在に嵌合し、
該チユーブ14にピストン15を摺動自在に嵌合
することでその駆動装置を構成しており、チユー
ブ14の下部に設けた供給口16から水圧、油圧
等の流体を送液することでピストン15を上昇せ
しめ連杆17等を介して上部リング体18を上昇
可能と構成している。一方、チユーブ14の下部
に設けた別の供給口19から前述同様の流体を送
液することでサプライパイプ20等を介してピス
トン15の上部側に圧力を作用せしめてピストン
15を降下せしめ連杆17等を介して上部リング
体18をストツパ21に当接する位置まで降下せ
しめ、これによりシエーピング動作をすべく構成
してある。
一方、シリンダチユーブ14側における上部に
は下部リング体22が設けてあり、この下部リン
グ体22と前述上部リング体18によりプラダで
示す拡縮自在な弾性材よりなる成形体11が着脱
自在に設けてある。その他、第11図、第12図
において、23は昇降装置であり、中心機構10
の全体を固定ガイド筒体13の案内にて昇降自在
とする。
は下部リング体22が設けてあり、この下部リン
グ体22と前述上部リング体18によりプラダで
示す拡縮自在な弾性材よりなる成形体11が着脱
自在に設けてある。その他、第11図、第12図
において、23は昇降装置であり、中心機構10
の全体を固定ガイド筒体13の案内にて昇降自在
とする。
24はスペーサで、ピストン15の上部側に着
脱自在に設けられ、該スペーサ24の長さを変更
することでタイヤサイズに対処可能である。25
はガイドピストン又はブシユであり、スペーサ2
4の上部においてチユーブ14に摺動自在に嵌合
されており、このガイドピストン25の上部には
ストツパ21の下部外周に対応してシール材26
を嵌装したガイドブシユ27が設けてあり、又、
ストツパ21の上部にはストツパ21と対応して
シール材26Aが嵌装してある。
脱自在に設けられ、該スペーサ24の長さを変更
することでタイヤサイズに対処可能である。25
はガイドピストン又はブシユであり、スペーサ2
4の上部においてチユーブ14に摺動自在に嵌合
されており、このガイドピストン25の上部には
ストツパ21の下部外周に対応してシール材26
を嵌装したガイドブシユ27が設けてあり、又、
ストツパ21の上部にはストツパ21と対応して
シール材26Aが嵌装してある。
前述したタイヤ加硫機の中心機構は、第11図
で鎖線に示す状態に成形体11を保持しておき、
グリーンタイヤTをローダ1を介して図示の如く
ローデイングする。
で鎖線に示す状態に成形体11を保持しておき、
グリーンタイヤTをローダ1を介して図示の如く
ローデイングする。
次に、ピストン15の上部側に圧力流体を作用
せしめて上部リング体18を降下せしめるととも
に成形体11内に圧媒を供給することで、グリー
ンタイヤTの下部側より順次成形体11の膨脹を
介して密着せしめる所謂シエーピング動作を実施
し、該シエーピングは上部リング体18がストツ
パ21の上端部に当接する位置にて終了し、この
過程におけるまで連杆17はストツパ21内を摺
動し、成形体11内の圧媒洩れはシール材26A
にて防止される。
せしめて上部リング体18を降下せしめるととも
に成形体11内に圧媒を供給することで、グリー
ンタイヤTの下部側より順次成形体11の膨脹を
介して密着せしめる所謂シエーピング動作を実施
し、該シエーピングは上部リング体18がストツ
パ21の上端部に当接する位置にて終了し、この
過程におけるまで連杆17はストツパ21内を摺
動し、成形体11内の圧媒洩れはシール材26A
にて防止される。
前述シエーピングが完了すると、ローダ1は後
退しこれに代つて可動上型要素6が型締めされる
ことで上部リング体18はストツパ21に接当す
るまで降下するとともにこれに追従してガイドピ
ストン25が降下して第12図に示す加硫体勢と
なり、このさいのストツパ21外周のシール性は
シール材26にて一応保証されている。
退しこれに代つて可動上型要素6が型締めされる
ことで上部リング体18はストツパ21に接当す
るまで降下するとともにこれに追従してガイドピ
ストン25が降下して第12図に示す加硫体勢と
なり、このさいのストツパ21外周のシール性は
シール材26にて一応保証されている。
第12図に示す体勢において上型要素6及び下
型要素2を加熱するとともに成形体11の熱圧媒
を昇圧することでグリーンタイヤTは加硫成形さ
れる。
型要素2を加熱するとともに成形体11の熱圧媒
を昇圧することでグリーンタイヤTは加硫成形さ
れる。
この加硫成形後にあつては上型要素6の型開
き、中心機構10全体の昇降装置23による上昇
動作、上部リング体18の上昇、下部リング体2
2の下降による成形体11の伸展による加硫タイ
ヤからの取外し、加硫タイヤのアンローデイング
工程を経由して一サイクルが終了する。
き、中心機構10全体の昇降装置23による上昇
動作、上部リング体18の上昇、下部リング体2
2の下降による成形体11の伸展による加硫タイ
ヤからの取外し、加硫タイヤのアンローデイング
工程を経由して一サイクルが終了する。
この第11図、第12図の実用機は既に明らか
な如く構造が簡単であること、コンパクトな設計
が可能であることおよび製造コストが安価である
ことから実用機としての価値が認められているけ
れども、次の諸点を改善できれば更に有用性があ
る。
な如く構造が簡単であること、コンパクトな設計
が可能であることおよび製造コストが安価である
ことから実用機としての価値が認められているけ
れども、次の諸点を改善できれば更に有用性があ
る。
即ち、成形体11の内部に圧媒を供給し、その
洩れを防止するに上下2個所にてシール材26,
26Aを採用していることから、その洩れ防止は
一応達成できるも、構造上、スペースがないこと
から完全なるシール材が使用できず、例えばスリ
ツパーシールを現状では採用せざるを得ない。
洩れを防止するに上下2個所にてシール材26,
26Aを採用していることから、その洩れ防止は
一応達成できるも、構造上、スペースがないこと
から完全なるシール材が使用できず、例えばスリ
ツパーシールを現状では採用せざるを得ない。
又、前述シール材26,26Aは可動部のシー
ルであることから、そのシール性は一応達成して
いるも、更に良好にすることが要求されると構造
上困難性を伴う。
ルであることから、そのシール性は一応達成して
いるも、更に良好にすることが要求されると構造
上困難性を伴う。
更に、連杆17はシリンダチユーブ14に対し
てガイドピストン25を介して所謂間接的に支持
案内されていることから、連杆17とピストン2
5の間隙、ピストン25とチユーブ14の間隙の
総和により、上部リング体18の振れが僅かに起
り、精度が若干悪くなつていること。
てガイドピストン25を介して所謂間接的に支持
案内されていることから、連杆17とピストン2
5の間隙、ピストン25とチユーブ14の間隙の
総和により、上部リング体18の振れが僅かに起
り、精度が若干悪くなつていること。
駆動装置が水圧、油圧にしろ要するに流体であ
り、バグ(成形体11)内圧部と隣接する下部リ
ング体22は熱損失が生じ、上部リング体18と
の間において熱バランスが異り、これにより加硫
度合の均一性にやゝ欠けることになり、これはそ
の熱損失を考慮して加硫時間を長くすればよいけ
れども多量の圧媒が必要で熱エネルギーの無駄が
あること。
り、バグ(成形体11)内圧部と隣接する下部リ
ング体22は熱損失が生じ、上部リング体18と
の間において熱バランスが異り、これにより加硫
度合の均一性にやゝ欠けることになり、これはそ
の熱損失を考慮して加硫時間を長くすればよいけ
れども多量の圧媒が必要で熱エネルギーの無駄が
あること。
タイヤサイズが大小ある場合、これに対処する
ためシエーピングストロークを調整する必要があ
るが、これはスペーサ24の交換によつて実施し
ており、該スペーサ24が内蔵物であることから
交換手間を必要とする。
ためシエーピングストロークを調整する必要があ
るが、これはスペーサ24の交換によつて実施し
ており、該スペーサ24が内蔵物であることから
交換手間を必要とする。
その他、駆動装置として流体源を採用している
ことからその水密乃至油密性の確保、配管上の若
干の問題があること。
ことからその水密乃至油密性の確保、配管上の若
干の問題があること。
以上、概説した通り、現状実用機としての中心
機構はその実用価値は認められているも、その駆
動源として流体を採用する限りそれに伴う問題点
が一部残存していたのである。
機構はその実用価値は認められているも、その駆
動源として流体を採用する限りそれに伴う問題点
が一部残存していたのである。
本発明者等は上記実状に鑑み、前述実用機の優
位性をそのまま確保し、その駆動装置を機械的に
することで前述問題点を解決したのである。
位性をそのまま確保し、その駆動装置を機械的に
することで前述問題点を解決したのである。
即ち、本発明者等はタイヤ加硫機の中心機構に
おける駆動装置として従来の流体に代替して所謂
スクリユーナツトによる螺子回転運動体とこの回
転運動体の運動を相対的な上下直線運動に変換せ
しめることによつて、前掲実用機の優位性を確保
しつつシール性、熱バランスの点をより一層確か
にするのに加えて、螺子回転運動体の駆動体(モ
ータ)をチユーブ下端に直列に連設具備させるこ
とによつて、該駆動体をチユーブ側域に所謂並列
具備させた装置に基因する偏荷重を防止するとと
もに、分解点検のさい装置全体を分解する必要が
ないようにして、特にベース下部の狭隘スペース
に設けられる当該中心機構の設置を簡単にできる
ようにしたものである。
おける駆動装置として従来の流体に代替して所謂
スクリユーナツトによる螺子回転運動体とこの回
転運動体の運動を相対的な上下直線運動に変換せ
しめることによつて、前掲実用機の優位性を確保
しつつシール性、熱バランスの点をより一層確か
にするのに加えて、螺子回転運動体の駆動体(モ
ータ)をチユーブ下端に直列に連設具備させるこ
とによつて、該駆動体をチユーブ側域に所謂並列
具備させた装置に基因する偏荷重を防止するとと
もに、分解点検のさい装置全体を分解する必要が
ないようにして、特にベース下部の狭隘スペース
に設けられる当該中心機構の設置を簡単にできる
ようにしたものである。
又、本発明では前記第1の目的に加えて、型締
めのさいのオーバーロードを有効に緩和吸収して
各部材、部品の損傷を防止し、耐用度の向上を図
つたことを目的とする。
めのさいのオーバーロードを有効に緩和吸収して
各部材、部品の損傷を防止し、耐用度の向上を図
つたことを目的とする。
斯る目的を達成するためまず第1に本発明で
は、相互に開閉自在な上型要素と下型要素を備
え、該上下型要素内に装入されたグリーンタイヤ
の内面形状を拡縮自在な弾性成形体とこの中に封
入される熱圧媒を介してシエーピングするととも
に加硫するタイヤ加硫機において、固定側に縦向
として設けたガイド筒体に、上端側が弾性成形体
の下部リング体に取付けられたチユーブが昇降自
在に嵌挿され、該チユーブ内に、スクリユーネジ
軸とこのネジ軸が螺合されたスクリユーナツト筒
体とからなる螺子回転運動体が内蔵されており、
該螺子回転運動体におけるスクリユーナツト筒体
が連杆を介して弾性成形体の上部リング体に連結
され、更に、前記チユーブの下端に、該チユーブ
の軸心上で正逆転可能な出力軸を有する駆動体が
取付けられ、該出力軸が前記スクリユーネジ軸に
連結されており、 更に、前記チユーブ内には、軸方向のガイド体
が配設されて該ガイド体に前記スクリユーナツト
筒体が回転不能でかつ軸方向摺動自在に係合され
ており、 更に、前記弾性成形体に対する熱圧媒の供給及
び排出用パイプが前記チユーブ内に挿設されてい
ることを特徴とする。
は、相互に開閉自在な上型要素と下型要素を備
え、該上下型要素内に装入されたグリーンタイヤ
の内面形状を拡縮自在な弾性成形体とこの中に封
入される熱圧媒を介してシエーピングするととも
に加硫するタイヤ加硫機において、固定側に縦向
として設けたガイド筒体に、上端側が弾性成形体
の下部リング体に取付けられたチユーブが昇降自
在に嵌挿され、該チユーブ内に、スクリユーネジ
軸とこのネジ軸が螺合されたスクリユーナツト筒
体とからなる螺子回転運動体が内蔵されており、
該螺子回転運動体におけるスクリユーナツト筒体
が連杆を介して弾性成形体の上部リング体に連結
され、更に、前記チユーブの下端に、該チユーブ
の軸心上で正逆転可能な出力軸を有する駆動体が
取付けられ、該出力軸が前記スクリユーネジ軸に
連結されており、 更に、前記チユーブ内には、軸方向のガイド体
が配設されて該ガイド体に前記スクリユーナツト
筒体が回転不能でかつ軸方向摺動自在に係合され
ており、 更に、前記弾性成形体に対する熱圧媒の供給及
び排出用パイプが前記チユーブ内に挿設されてい
ることを特徴とする。
更に、本発明の第2の特徴とする処は、前述の
第1の特徴の主要部に加えて、チユーブの下端
に、該チユーブの軸心上において型締めロードを
緩衝する流体衝撃吸収装置が連設され、該流体衝
撃吸収装置の下端に、チユーブの軸心上で正逆転
可能な出力軸を有する駆動体が取付けられ、該出
力軸が前記スクリユーネジ軸に連結されている点
にある。
第1の特徴の主要部に加えて、チユーブの下端
に、該チユーブの軸心上において型締めロードを
緩衝する流体衝撃吸収装置が連設され、該流体衝
撃吸収装置の下端に、チユーブの軸心上で正逆転
可能な出力軸を有する駆動体が取付けられ、該出
力軸が前記スクリユーネジ軸に連結されている点
にある。
以下、本発明の第1実施例を第1図乃至第8図
を参照して詳述するが、本発明において、上型要
素、下型要素、バーチカルローダ、上部リング
体、下部リング体および昇降装置、成形体等は前
述実用機と同じ構成であることから、共通部分は
共通符号で示し、以下、改良点に関して詳述す
る。
を参照して詳述するが、本発明において、上型要
素、下型要素、バーチカルローダ、上部リング
体、下部リング体および昇降装置、成形体等は前
述実用機と同じ構成であることから、共通部分は
共通符号で示し、以下、改良点に関して詳述す
る。
固定ガイド筒体13の上部フランジ13Aが取
付孔13Bを介して固定ベースに着脱自在に取付
けられ、該筒体13の上部内周に設けたシール乃
至ブシユ28と下部内周に設けたブシユ29等の
軸受体を介してシリンダチユーブ14が昇降自在
に嵌合されている。
付孔13Bを介して固定ベースに着脱自在に取付
けられ、該筒体13の上部内周に設けたシール乃
至ブシユ28と下部内周に設けたブシユ29等の
軸受体を介してシリンダチユーブ14が昇降自在
に嵌合されている。
チユーブ14の下端にはブレーキ付モータで示
す駆動体30がそのフランジ30Aを介して直列
的に連設してあり、駆動体30の出力軸30Bに
軸継手31を介してスクリユーネジ軸32が連動
自在に接合され、該スクリユーネジ軸32はチユ
ーブ14の軸心上に挿設されている。
す駆動体30がそのフランジ30Aを介して直列
的に連設してあり、駆動体30の出力軸30Bに
軸継手31を介してスクリユーネジ軸32が連動
自在に接合され、該スクリユーネジ軸32はチユ
ーブ14の軸心上に挿設されている。
スクリユーネジ軸32はスクリユーナツト筒体
33に螺合されて螺子回転運動体を構成するが、
実施例ではスクリユーナツト筒体33にボール3
4が内蔵され、このボール34がネジ軸32のネ
ジ溝32Aに自転と公転を可能として列設されて
いる。
33に螺合されて螺子回転運動体を構成するが、
実施例ではスクリユーナツト筒体33にボール3
4が内蔵され、このボール34がネジ軸32のネ
ジ溝32Aに自転と公転を可能として列設されて
いる。
スクリユーナツト筒体33はこれをチユーブ1
4にキー又はスプラインを介して嵌合せしめて連
杆17に取付けてもよいが、本実施例ではチユー
ブ14に摺動自在に嵌合したスライドブシユ35
にナツト筒体33を着脱自在に取付け、スライド
ブシユ35に連杆17を連結している。
4にキー又はスプラインを介して嵌合せしめて連
杆17に取付けてもよいが、本実施例ではチユー
ブ14に摺動自在に嵌合したスライドブシユ35
にナツト筒体33を着脱自在に取付け、スライド
ブシユ35に連杆17を連結している。
又、チユーブ14の中にはこれの長手方向に平
行として蒸気、ガス等の熱圧媒を供給するパイプ
36と排出するパイプ37がそれぞれ設けられ、
そのパイプ36,37がスライドブシユ35の外
周部に形成した切欠又は孔等の係合部35Aに係
合することにより回り止め構造とされ、ここにス
ライドブシユ35をチユーブ14内で相対的に上
下直線的な運動に変換する手段を構成している。
ここにおいて、螺子回転運動体の上下直線運動変
換手段は、チユーブ14内に軸方向に配設された
ガイド体(チユーブ14に形成したキー、キー溝
又はスプライン、または図示のパイプ36,37
等)に、スクリユーナツト筒体33が回転不能で
かつ軸方向摺動自在に係合されることによつて構
成されている。なお、パイプ36,37は下部リ
ング体22にそれぞれネジ構造等で接続され、弾
性成形体11中に連通している。
行として蒸気、ガス等の熱圧媒を供給するパイプ
36と排出するパイプ37がそれぞれ設けられ、
そのパイプ36,37がスライドブシユ35の外
周部に形成した切欠又は孔等の係合部35Aに係
合することにより回り止め構造とされ、ここにス
ライドブシユ35をチユーブ14内で相対的に上
下直線的な運動に変換する手段を構成している。
ここにおいて、螺子回転運動体の上下直線運動変
換手段は、チユーブ14内に軸方向に配設された
ガイド体(チユーブ14に形成したキー、キー溝
又はスプライン、または図示のパイプ36,37
等)に、スクリユーナツト筒体33が回転不能で
かつ軸方向摺動自在に係合されることによつて構
成されている。なお、パイプ36,37は下部リ
ング体22にそれぞれネジ構造等で接続され、弾
性成形体11中に連通している。
又、本実施例では第1・2図で示した昇降装置
23は当然設けられるが、図示ではそれの係合部
23Aをチユーブ14の下部外周に設けている。
23は当然設けられるが、図示ではそれの係合部
23Aをチユーブ14の下部外周に設けている。
以上、第1図乃至第8図に示したものは本発明
の第1実施例であり、第9図および第10図は更
に前記構成に加えて流体衝撃吸収装置38をチユ
ーブ14の下部に連設し、該装置38に駆動体3
0を連設し、いずれも直列的に連設したものであ
る。
の第1実施例であり、第9図および第10図は更
に前記構成に加えて流体衝撃吸収装置38をチユ
ーブ14の下部に連設し、該装置38に駆動体3
0を連設し、いずれも直列的に連設したものであ
る。
即ち、第9図はチユーブ14の下端に衝撃吸収
用シリンダ39を接続するとともに該シリンダ3
9にピストン40を嵌合せしめ、該ピストン40
の下部より流体圧(油圧、水圧等)を作用させて
いる。又、前記シリンダ39に接続コネクタ41
を介して駆動体30を直列に連設し、駆動体30
の出力軸30Bに軸継手31を介して設けられる
スクリユーネジ軸32がピストン40を貫通して
軸継手31にスプライン31Aを介して接続され
ている。なお、第9図において、41Aは緩衝バ
ネを示す。
用シリンダ39を接続するとともに該シリンダ3
9にピストン40を嵌合せしめ、該ピストン40
の下部より流体圧(油圧、水圧等)を作用させて
いる。又、前記シリンダ39に接続コネクタ41
を介して駆動体30を直列に連設し、駆動体30
の出力軸30Bに軸継手31を介して設けられる
スクリユーネジ軸32がピストン40を貫通して
軸継手31にスプライン31Aを介して接続され
ている。なお、第9図において、41Aは緩衝バ
ネを示す。
この第9図に示す例では型締めロードによる異
常ロードはピストン40に作用する流体圧の圧縮
にて吸収され、又、スクリユーネジ軸32はその
スプライン31Aにより降下し、駆動体30は異
常ロードにより降下することはない。
常ロードはピストン40に作用する流体圧の圧縮
にて吸収され、又、スクリユーネジ軸32はその
スプライン31Aにより降下し、駆動体30は異
常ロードにより降下することはない。
第10図に示す構造は第9図の流体衝撃吸収装
置38と略同じ構成を採用したものであり、駆動
体30がシリンダ39に直接設けられ、スクリユ
ーネジ軸32は軸継手31にスプラインで結合さ
れていない。従つて、第10図に示す例では、型
締め時のロードにより駆動体30はチユーブ14
等とともに降下する。
置38と略同じ構成を採用したものであり、駆動
体30がシリンダ39に直接設けられ、スクリユ
ーネジ軸32は軸継手31にスプラインで結合さ
れていない。従つて、第10図に示す例では、型
締め時のロードにより駆動体30はチユーブ14
等とともに降下する。
この第9図、第10図に示すいずれの場合も、
例えば第10図に示す如くピストン40の上限確
認用スイツチ42およびオーバーロード検出用ス
イツチ43を設けることにより、型締め時のオー
バーロードにより駆動体30に異常ロードが作用
するのを回避できるものである。
例えば第10図に示す如くピストン40の上限確
認用スイツチ42およびオーバーロード検出用ス
イツチ43を設けることにより、型締め時のオー
バーロードにより駆動体30に異常ロードが作用
するのを回避できるものである。
次に、第1図乃至第8図を主として参照してグ
リーンタイヤTの加硫成形の1サイクルを詳述す
る。
リーンタイヤTの加硫成形の1サイクルを詳述す
る。
第1図はブラダで示す成形体11が伸張状態に
あり、この状態においてバーチカルローダ(図で
はその一部として拡縮自在の羽根1を示してい
る)によりグリーンタイヤTのビード部を把持し
てローデイングした状態を示している。
あり、この状態においてバーチカルローダ(図で
はその一部として拡縮自在の羽根1を示してい
る)によりグリーンタイヤTのビード部を把持し
てローデイングした状態を示している。
このローデイングした状態において後、所謂シ
エーピング工程に移行するのであるが、これは成
形体11の中に例えば2〜3Kg/cm2の熱媒体、つ
まり、蒸気圧、ガス圧を供給するとともに、正逆
転モータで示す駆動体30を正転起動することに
よりなされる。
エーピング工程に移行するのであるが、これは成
形体11の中に例えば2〜3Kg/cm2の熱媒体、つ
まり、蒸気圧、ガス圧を供給するとともに、正逆
転モータで示す駆動体30を正転起動することに
よりなされる。
前記モータ30の起動力は継手31を介してス
クリユーネジ軸32に伝達されるが、該ネジ軸3
2とチユーブ14との間にはボールスクリユーナ
ツト組立体が設けてあり、該組立体がチユーブ1
4のキー又はスプライン本例ではスライドブシユ
35がパイプ36,37に係合していることか
ら、ネジ軸32の回転が組立体の直線運動として
変換され、該組立体に連杆17を介して上部リン
グ体18が取付けてあることから、第2図、第3
図に示す如く上部リング体18が降下し、成形体
11内に圧媒を供給していることと相まつて該成
形体11が順次下部域より上部域にわたつて膨脹
することでグリーンタイヤTの内面に密着され、
ここにシエーピングがなされるのである。
クリユーネジ軸32に伝達されるが、該ネジ軸3
2とチユーブ14との間にはボールスクリユーナ
ツト組立体が設けてあり、該組立体がチユーブ1
4のキー又はスプライン本例ではスライドブシユ
35がパイプ36,37に係合していることか
ら、ネジ軸32の回転が組立体の直線運動として
変換され、該組立体に連杆17を介して上部リン
グ体18が取付けてあることから、第2図、第3
図に示す如く上部リング体18が降下し、成形体
11内に圧媒を供給していることと相まつて該成
形体11が順次下部域より上部域にわたつて膨脹
することでグリーンタイヤTの内面に密着され、
ここにシエーピングがなされるのである。
このシエーピングストロークは相対運動を伴う
箇所にリミツトスイツチ、近接スイツチ、フオー
トスイツチ等の位置検出器を設けておくとともに
制御コンピユータ等に連動することでタイヤサイ
ズの大小に対してきわめて容易に対処できるとと
もに集中制御を可能とする。
箇所にリミツトスイツチ、近接スイツチ、フオー
トスイツチ等の位置検出器を設けておくとともに
制御コンピユータ等に連動することでタイヤサイ
ズの大小に対してきわめて容易に対処できるとと
もに集中制御を可能とする。
また、スクリユーネジ軸32、ボール34、ス
クリユーナツト筒体33等からなる螺子回転運動
体は、特に、ボール34が自転と公転運動をする
ことにより、きわめて効率よく伝動されるのであ
る。
クリユーナツト筒体33等からなる螺子回転運動
体は、特に、ボール34が自転と公転運動をする
ことにより、きわめて効率よく伝動されるのであ
る。
第2図に示す如くシエーピング開始から第3図
に示すシエーピング終了までの間において、グラ
ンドパツキン44を含む軸受体45と組立体、実
質的にはスライドブシユ35の間隔が順次増大す
ることから、これは連杆17の降下精度を向上
し、延いては上部リング体18の振止め精度が向
上することから完ぺきなシエーピングを保証する
ことになるし、可動パツキン44として所謂グラ
ンドパツキンが採用可能となつて成形体11内の
圧媒洩れは完ぺきに防止できると共に、該パツキ
ン44の寿命増大を図ることができる。
に示すシエーピング終了までの間において、グラ
ンドパツキン44を含む軸受体45と組立体、実
質的にはスライドブシユ35の間隔が順次増大す
ることから、これは連杆17の降下精度を向上
し、延いては上部リング体18の振止め精度が向
上することから完ぺきなシエーピングを保証する
ことになるし、可動パツキン44として所謂グラ
ンドパツキンが採用可能となつて成形体11内の
圧媒洩れは完ぺきに防止できると共に、該パツキ
ン44の寿命増大を図ることができる。
前述の位置検出手段にてシエーピングストロー
クを検知し、第3図の如くシエーピングが終了す
ると、それと連動する等してモータ30及びブレ
ーキをOFFにするとともにローダ1を後退せし
めて後、上型要素6を第4図の如く型締めする
が、この型締めストロークだけ上部リング体18
は降下運動することになり、これに伴いスクリユ
ーネジ軸35が逆回転し延いてはモータ30への
異常ロードが生じるも、このとき、ボール34が
円滑に転動することでそのモータ30に対する異
常ロードは極力抑えることができる。
クを検知し、第3図の如くシエーピングが終了す
ると、それと連動する等してモータ30及びブレ
ーキをOFFにするとともにローダ1を後退せし
めて後、上型要素6を第4図の如く型締めする
が、この型締めストロークだけ上部リング体18
は降下運動することになり、これに伴いスクリユ
ーネジ軸35が逆回転し延いてはモータ30への
異常ロードが生じるも、このとき、ボール34が
円滑に転動することでそのモータ30に対する異
常ロードは極力抑えることができる。
而して、上記型締めストロークによりスクリユ
ー軸32はスプライン等を介して専らスラスト方
向下方へ移動することになるが、本発明の第2の
特徴による実施例にあつてはこれに同行してピス
トン40が降下しシリンダ39の中の流体(油圧
と水圧)による所謂シヨクアブソーバ機能によ
り、型締めに基因する衝撃を吸収緩和するのであ
る。
ー軸32はスプライン等を介して専らスラスト方
向下方へ移動することになるが、本発明の第2の
特徴による実施例にあつてはこれに同行してピス
トン40が降下しシリンダ39の中の流体(油圧
と水圧)による所謂シヨクアブソーバ機能によ
り、型締めに基因する衝撃を吸収緩和するのであ
る。
この型締め終了後にあつては、第4図に示す如
く成形体11の中に熱圧媒を従来同様昇圧して供
給すると共に、上下型要素2,6に熱源を供給し
てグリーンタイヤTを内外より加硫成形する。
く成形体11の中に熱圧媒を従来同様昇圧して供
給すると共に、上下型要素2,6に熱源を供給し
てグリーンタイヤTを内外より加硫成形する。
加硫終了後にあつては第5図に示す如く上型要
素6を型開きした後、第6図に示す如く昇降装置
を作動させて中心機構10全体を昇揚するととも
に成形体11の熱圧媒はドレンしておくのであ
る。
素6を型開きした後、第6図に示す如く昇降装置
を作動させて中心機構10全体を昇揚するととも
に成形体11の熱圧媒はドレンしておくのであ
る。
このノツクアウト工程を終了した後には、モー
タ30を逆転起動することで上部リング体18が
第7図で示す如く上昇し、成形体11が伸びてポ
ストインフレター等の取出部材46に受けられた
成形タイヤT1から取出されるのであり、該上部
リング体18の上昇ストロークは前述の位置検出
器にて制御することができる。
タ30を逆転起動することで上部リング体18が
第7図で示す如く上昇し、成形体11が伸びてポ
ストインフレター等の取出部材46に受けられた
成形タイヤT1から取出されるのであり、該上部
リング体18の上昇ストロークは前述の位置検出
器にて制御することができる。
而して、成形体11を成形タイヤより完全に取
出した後にあつては当該成形タイヤをポストイン
フレータ等の取出部材46を介してアンローデイ
ングするとともに昇降装置の復帰運動を介して第
8図の如く下部リング体22を降下せしめればこ
こに1サイクルが終了する。
出した後にあつては当該成形タイヤをポストイン
フレータ等の取出部材46を介してアンローデイ
ングするとともに昇降装置の復帰運動を介して第
8図の如く下部リング体22を降下せしめればこ
こに1サイクルが終了する。
また、装置全体の点検等にあつては昇降装置等
を介して中心機構10の全体を取付孔13Bを介
して引上げることで実施できる。
を介して中心機構10の全体を取付孔13Bを介
して引上げることで実施できる。
以上、要するに本発明の第1の特徴によれば、
タイヤ加硫機における中心機構の駆動装置がスク
リユーネジ軸とスクリユーナツト筒体等から成る
所謂螺子回転体であることから、効率よく伝動で
きると共に、その駆動源として流体を用いないこ
とから、実施例における下部リング体での過度の
熱損失はなく、上下リング体の熱損失は均等化さ
れ、シエーピング、加硫が全体に均斉となり、し
かも、短時間で加硫できてエネルギーの節約が期
待できる。
タイヤ加硫機における中心機構の駆動装置がスク
リユーネジ軸とスクリユーナツト筒体等から成る
所謂螺子回転体であることから、効率よく伝動で
きると共に、その駆動源として流体を用いないこ
とから、実施例における下部リング体での過度の
熱損失はなく、上下リング体の熱損失は均等化さ
れ、シエーピング、加硫が全体に均斉となり、し
かも、短時間で加硫できてエネルギーの節約が期
待できる。
また、シエーピング及び加硫中の成形体に供給
した圧媒の洩れ防止は例えばグランドパツキンが
使用できてその洩れ防止の完ぺき化が図れるし、
可動部のパツキンとしてこれが1箇所でよいこと
からもシール性能は抜群となる。
した圧媒の洩れ防止は例えばグランドパツキンが
使用できてその洩れ防止の完ぺき化が図れるし、
可動部のパツキンとしてこれが1箇所でよいこと
からもシール性能は抜群となる。
更に、成形体を拡縮する連杆が所謂チユーブに
対して直接的に摺動案内される構成にできること
から、振止め精度は向上するし、またその摺動案
内部の容量が大となり増々精度が向上する。
対して直接的に摺動案内される構成にできること
から、振止め精度は向上するし、またその摺動案
内部の容量が大となり増々精度が向上する。
また、チユーブ下端に、該チユーブの軸心上で
正逆転可能な出力軸を有する駆動体が取付けら
れ、該出力軸がスクリユーネジ軸に連結されてい
るので、チユーブ等の昇降時に偏荷重を受けるこ
となく、精度は向上できるし、又、装置全体を分
解点検の際、中心機構全体を真上に突上げること
ができ、これは特に、ベース内に位置している中
心機構をその狭いスペース内で分解点検等する煩
わしさを解消できる点で著効となるのである。
正逆転可能な出力軸を有する駆動体が取付けら
れ、該出力軸がスクリユーネジ軸に連結されてい
るので、チユーブ等の昇降時に偏荷重を受けるこ
となく、精度は向上できるし、又、装置全体を分
解点検の際、中心機構全体を真上に突上げること
ができ、これは特に、ベース内に位置している中
心機構をその狭いスペース内で分解点検等する煩
わしさを解消できる点で著効となるのである。
また、弾性成形体に対する熱圧媒の供給及び排
出用パイプが、チユーブ内にあり、外気との直接
触れをなくしているので、チユーブ内での熱放散
は少なく、この点でも省エネルギーに寄与できる
のに加えて、供給及び排出パイプの曲がり、折損
を効果的に防止し、しかも、コンパクトに設計可
能となる利点がある。
出用パイプが、チユーブ内にあり、外気との直接
触れをなくしているので、チユーブ内での熱放散
は少なく、この点でも省エネルギーに寄与できる
のに加えて、供給及び排出パイプの曲がり、折損
を効果的に防止し、しかも、コンパクトに設計可
能となる利点がある。
また、第2の特徴によれば型締めロードを緩和
吸収する流体衝撃吸収装置に設けているので、ス
クリユーネジ軸、駆動体に対する好ましくない衝
撃はなく、それらの耐用度を向上することができ
る。
吸収する流体衝撃吸収装置に設けているので、ス
クリユーネジ軸、駆動体に対する好ましくない衝
撃はなく、それらの耐用度を向上することができ
る。
最後に、タイヤサイズに応じたシエーピングス
トローク等はこれを簡単に調整できるし、配管部
材が不要なことから、特にメンテナンスが容易と
なるし、スタツキング高さ等のコントロールを集
中制御することも可能となる等の利点がある。
トローク等はこれを簡単に調整できるし、配管部
材が不要なことから、特にメンテナンスが容易と
なるし、スタツキング高さ等のコントロールを集
中制御することも可能となる等の利点がある。
なお、以上図示した実施例において、ボール3
4はスクリユーネジ軸32のリード角を大にすれ
ば省略できるし、又、成形体11としては所謂ド
ーナツ形状その他、全体がゴム製タイプのもので
あつてもよい。
4はスクリユーネジ軸32のリード角を大にすれ
ば省略できるし、又、成形体11としては所謂ド
ーナツ形状その他、全体がゴム製タイプのもので
あつてもよい。
図面は本発明の実施例を示し、第1図乃至第8
図1はその第1実施例による加硫1サイクルを併
せて示す概略立面断面図、第8図2は第1図A―
A線断面図、第9図と第10図は本発明第2実施
例の概略立面断面図、第11図乃至第12図は従
来例の動作一部を示す立面断面図である。 2……下型要素、6……上型要素、11……成
形体、13……固定ガイド筒体、14……チユー
ブ、30……駆動体、36,37……パイプ(直
線運動変換手段)、32……スクリユーネジ軸、
34……ボール、33……スクリユーナツト筒
体、38……流体衝撃吸収装置。
図1はその第1実施例による加硫1サイクルを併
せて示す概略立面断面図、第8図2は第1図A―
A線断面図、第9図と第10図は本発明第2実施
例の概略立面断面図、第11図乃至第12図は従
来例の動作一部を示す立面断面図である。 2……下型要素、6……上型要素、11……成
形体、13……固定ガイド筒体、14……チユー
ブ、30……駆動体、36,37……パイプ(直
線運動変換手段)、32……スクリユーネジ軸、
34……ボール、33……スクリユーナツト筒
体、38……流体衝撃吸収装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 相互に開閉自在な上型要素と下型要素を備
え、該上下型要素内に装入されたグリーンタイヤ
の内面形状を拡縮自在な弾性成形体とこの中に封
入される熱圧媒を介してシエーピングするととも
に加硫するタイヤ加硫機において、 固定側に縦向として設けたガイド筒体に、上端
側が弾性成形体の下部リング体に取付けられたチ
ユーブが昇降自在に嵌挿され、該チユーブ内に、
スクリユーネジ軸とこのネジ軸が螺合されたスク
リユーナツト筒体とからなる螺子回転運動体が内
蔵されており、該螺子回転運動体におけるスクリ
ユーナツト筒体が連杆を介して弾性成形体の上部
リング体に連結され、更に、前記チユーブの下端
に、該チユーブの軸心上で正逆転可能な出力軸を
有する駆動体が取付けられ、該出力軸が前記スク
リユーネジ軸に連結されており、 更に、前記チユーブ内には、軸方向のガイド体
が配設されて該ガイド体に前記スクリユーナツト
筒体が回転不能でかつ軸方向摺動自在に係合され
ており、 更に、前記弾性成形体に対する熱圧媒の供給及
び排出用パイプが前記チユーブ内に挿設されてい
ることを特徴とするタイヤ加硫機の中心機構。 2 相互に開閉自在な上型要素と下型要素を備
え、該上下型要素内に装入されたグリーンタイヤ
の内面形状を拡縮自在な弾性成形体とこの中に封
入される熱圧媒を介してシエーピングするととも
に加硫するタイヤ加硫機において、 固定側に縦向として設けたガイド筒体に、上端
側が弾性成形体の下部リング体に取付けられたチ
ユーブが昇降自在に嵌挿され、該チユーブ内に、
スクリユーネジ軸とこのネジ軸が螺合されたスク
リユーナツト筒体とからなる螺子回転運動体が内
蔵されており、該螺子回転運動体におけるスクリ
ユーナツト筒体が連杆を介して弾性成形体の上部
リング体に連結され、更に、前記チユーブの下端
に、該チユーブの軸心上において型締めロードを
緩衝する流体衝撃吸収装置が連設され、該流体衝
撃吸収装置の下端に、チユーブの軸心上で正逆転
可能な出力軸を有する駆動体が取付けられ、該出
力軸が前記スクリユーネジ軸に連結されており、 更に、前記チユーブ内には、軸方向のガイド体
が配設されて該ガイド体に前記スクリユーナツト
筒体が回転不能でかつ軸方向摺動自在に係合され
ており、 更に、前記弾性成形体に対する熱圧媒の供給及
び排出用パイプが前記チユーブ内に挿設されてい
ることを特徴とするタイヤ加硫機の中心機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55162124A JPS5784833A (en) | 1980-11-17 | 1980-11-17 | Central mechanism of tire vulcanizer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55162124A JPS5784833A (en) | 1980-11-17 | 1980-11-17 | Central mechanism of tire vulcanizer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5784833A JPS5784833A (en) | 1982-05-27 |
JPS626967B2 true JPS626967B2 (ja) | 1987-02-14 |
Family
ID=15748491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55162124A Granted JPS5784833A (en) | 1980-11-17 | 1980-11-17 | Central mechanism of tire vulcanizer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5784833A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4473906B2 (ja) * | 2007-11-30 | 2010-06-02 | 株式会社神戸製鋼所 | タイヤ加硫機の中心機構、およびその制御方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55116807A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-08 | Fumiko Kobayashi | Artificial hair |
JPS55116809A (en) * | 1979-03-01 | 1980-09-08 | Haggar Co | Pocket attaching apparatus |
-
1980
- 1980-11-17 JP JP55162124A patent/JPS5784833A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55116809A (en) * | 1979-03-01 | 1980-09-08 | Haggar Co | Pocket attaching apparatus |
JPS55116807A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-08 | Fumiko Kobayashi | Artificial hair |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5784833A (en) | 1982-05-27 |
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